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2016.12.25
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カテゴリ: 宝石関連色々
さてさて前回の続きですw
前回記事は コチラ

前置きはおいといて即効でいきまっしょい♪


シンナバー
0.50ct
中国・湖南省・鳳凰県・茶田鉱山産
Cinnabar(和名:辰砂)
硫化鉱物・三方晶系
HgS
硬度:2-2.5
晶癖:菱面体
比重:8.1
条痕:紅色
劈開:三方向に明瞭
断口:亜貝殻状-不平坦
光沢:金剛光沢
屈折率:2.90
発見年:紀元前2000年以前?

水銀を含む鉱物で今現在も水銀の主要な鉱石の一つ。
その起源は古く紀元前に遡り古代より利用されてきた。
中国の辰省(現在の湖南省)から取れることで
辰砂と呼ばれていた。
鮮やかな紅色を示すことから、
この辰砂を原料とした顔料や絵の具も存在し


始皇帝が不老長寿の薬として水銀を含む薬を服用していたことは有名だが、
当然水銀なので猛毒、絶対に真似しないでください(ぁ
ちなみになぜそうまで水銀が重宝されたかですが、
皆知ってのとおり常温で液体の金属だから
その特性に神秘性があると信じられていたそうです。
辰砂そのものはありふれた鉱物であり、
鉱物としてはレアではないですが、
これをカットしたルースとなると滅多に見つからないレアなルースになります。
カットする際に水銀分が出るため扱いにも注意が必要になり、
怖いからという理由もあるでしょうか



クロコアイト・キャッツアイ

1.80ct
タスマニア産

クロコアイト
1.05ct
タスマニア産
Crocoite(和名:紅鉛鉱)
クロム酸塩鉱物・単斜晶系
PbCrO4
硬度:2.5-3
晶癖:柱状
比重:6.0
条痕:橙黄色
劈開:明瞭
断口:貝殻状-不平坦
光沢:ガラス・金剛光沢
屈折率:2.29-2.66
発見年:1766年
命名年:1832年(名称変更年)

ツヤツヤな非常に目を引く赤色が特徴のクロコアイト

ギリシャ語の「crocon(サフラン)」から名前が付けられています。
名称が今のCrocoiteになる前は crocoisiteだったそうです。
変わんねwww

話を元に戻すと、
クロムはこの鉱物から最初に発見されました。

このイオンは発がん性が認められているため、
取り扱いは要注意です。
粉を吸い込むと・・・・・
ちなみに
紫外線に長く当てていると光沢がなくなることがあるそうですので、
保管にも気をつけてくださいね
(滅多にないルースだからここに載せてるんだったw)
まぁ鉱物標本はあるしいいか・・・

ウバロバイト・ガーネット
1.59ct
ロシア・ウラル産
uvarovite(灰クロム石榴石)
Ca3Cr2(SiO4)3
珪酸塩鉱物(ネソ珪酸塩)・
等軸晶系
硬度:6.5-7.5
比重:4.05
条痕:白
屈折率:1.790
発見年:不明
命名年:1832年
レアガーネットのルースの難関、ウバロバイト
写真のような微小結晶しか見つからず、
宝石にはなりえないレア種
唯一フィンランド産のみ大きめの結晶を作るため可能性はなくはない。
・・・・
というか実は持ってますが諸事情により写真掲載出来ませんので、
可能性はある とだけ思っていただければw


バナディナイト 
ルース0.25ct
原石2.83ct
モロッコ産
Vanadinite(褐鉛鉱)
Pb5(VO4)3Cl
バナジン酸塩鉱物
硬度:3.0-4.0
晶癖:三方晶系(六方晶系)
比重:6.8-7.1
条痕:茶黄色
劈開:なし
断口:不規則
光沢:樹脂光沢
屈折率:2.416-2.350
発見年:1801年
命名年:1838年

クロムの不純物だと信じてしまい研究を断念。
その後スウェーデンの化学者ニルスが
1830年に鉄の脆さを研究している際に新元素を発見し、
これがバナジウムであり、
1801年にアンドレスが見つけたものと同一の金属であることが判明。
そして1838年にメキシコで同一鉱物が発見され、
高いバナジウム含有量だったため「バナディナイト」と命名された。

写真のとおりクロコアイトにも似たサフランレッド色をしており、
非常に綺麗だが結晶が大きくないうえに脆いため滅多にルースになることはない

今回はここまでー
また次回w



・・・・・・・・・結構大変なのよ?w





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最終更新日  2016.12.25 00:10:43
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