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沖縄の本土復帰の日だけれども、今年はそれにも増して歴史的な日だ。先日訪れたシンガポールの首相が交代。建国の父リー・クアンユーの息子の3代目首相リー・シェンロンから、4代目のローレンス・ウォンにバトンタッチということになった。4代目ではある。つまり、世襲と思われたクアンユーからシェンロンの間にゴー・チョクトンという首相がいた。でも、正直、あのクアンユーの存命の時だから、結局、息子のシェンロンまでの中継ぎに過ぎないと思われた。ただ、ゴーの在任期間は14年に及び、退任後も上級相として留まったのは意外だった。満を持して2004年にシェンロンが首相に就任した際は、やっぱりだったけれども。この辺、一応、シンガポールは、民主主義の体裁は整えてはいるのだ。でも、今回のウォンの就任はいよいよもってという感はある。近年はリー家の家族の内紛などもあり、最早、世襲の首相が就任する可能性は無くなっていた。ここいら、明るい北朝鮮などと揶揄する人もいる国なれど、それは必ずしも当たらないということがわかる。勿論、リー家の息がかかった人選ではあり、シェンロンも上級相になり影響力は残すわけだけど、リー家の世襲が事実上終わったという事実は大きい。まさに、シンガポールという国の建国以来のターニングポイントとなる出来事なのだ。ウォンもリーらと同様の華人で、多民族国家であるはずのシンガポールが、依然、華人支配の国であることは変わらない。本来ならマレー系やインド系の首相が誕生して然るべきなのだろう。圧倒的支持の与党政権ながら、野党の支持率も伸びつつあって、その中心は若年層であるという。まさに、ウォン新首相による政権運営が今後は問われることになる。言論統制が問題視されるシンガポール、ウォン政権下で改革がなされるのかどうか。仮に、なされたとして、では、与党の優位が揺らぐのかというと、まだまだではないかと思う。何より、シンガポールの政権運営は、リー・シェンロン政権下でも、そこそこうまくいっていたわけだから。今回12年ぶりにシンガポールを訪れて、やはり、ほぼ快適に旅することが出来たけれども、インフラ整備も含めて、やはり、この国は優れていることが多いと感じた。何よりも、政権が国民のことを考えて運営されていることだ。小国が如何に生き残っていくかというのは、永遠の課題であるから、外交上は八方美人であることはやむを得ない。故に、為政者も汚職に現を抜かしている暇がない。国民が如何に快適に働き暮らしていけるか、結果的に国そのものが富んでいく。政権が目指すのはその一点に限られる。そこが日本との大きな違いだ。勿論、リー家というカリスマを失った後のウォン首相の政権運営に課題は多いことだろう。しかし、リー家のDNAを受け継いだ政権が、これまでのように賢く、機転の効いた運営を心がけていくことを期待したい。シンガポールの更なる発展はあるのか?これからも注視していきたい。シンガポールドルが結構余ったので、また訪れる機会は近々あるかも知れないな。
2024年05月15日
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今年も旧正月、春節は中国の特番「2024年春節聯歓晩会」が吹替、字幕付でニコニコ動画で生配信あり。与那国島の長命草酒を開けてチビチビ飲りながら視聴。21時スタート。お料理ミュージカルのようなオープニング、あのチャン・イーモウが担当?って、まるで五輪開会式だね。司会は今回も5人、前回に続いての人もいるし、今回から加わったらしい人も。若手男性歌手3人の共演(誰だかはよくわからない)に続いて、早速、漫才。お笑い関係は、時々画面上部にあらすじが出るけど、タイミングが遅いので、結局、大意は理解できないままスルー。続けて、中国の伝統模様の美しさを讃える歌唱。4人の天女のような女性歌手の共演、これはウットリくるね。そして、またコントが続く。今回は、いくつかのサブ会場を繋いでの中継。西安の会場が出てきて、李白をラップで?中国のこういったショーは、常に漢詩等の伝統文化をきっちり取り上げているのが印象に残る。伝統と教養が若い世代にも継承されて行くのかな。この点はいつも感心させられる。日本も学ぶところはあると思うぞ。本会場に戻って、とりわけ印象に残ったのは、この錦鯉の舞。北京舞踏学院の踊り手たちががワイヤーワークを駆使して宙に舞う。実に優雅で美しい。6人の男たちの歌唱に続いては奇術。古舘伊知郎みたいなマジシャンが会場を巻き込んでのトランプマジックを披露。ピンポンパンみたいなダンスに漫才を経て、“僕らはアニメで育った”といったノスタルジックな演目。中国アニメ(テレビ?)が色々登場するアニメ賛歌。ほっこりはさせられる。サブ会場の二つ目、瀋陽からの中継。”暖かい冬の日”というナンバー、ピアノは何気に郎朗だな。愛国ラップが披露されて、ちょっと興醒めたけど。またコントを経て、ピンインを讃えるナンバーなんてのも。大きな月をバックに独唱するのは単衣純という大陸の若手歌手。中国のアメアイみたいな番組で有名になったらしい。そして、番組も華僑ならぬ佳境に、京劇の登場だ。これがいつも楽しいね。やっぱり、中国の伝統重視の姿勢は半端ない。何億人が見るような番組で絶対登場させる気合の入れ方。歌舞伎とかだってこうはいかないでしょう。ここで魅力に目覚める若い世代や子供たちだって存在することだろう。コントに続いて、フォークっぽい歌唱を聞かせるのは任素汐という大陸の歌手、女優。見たことあるようなないような。「白鳥の湖」にのって舞われるのは、ガチョウというバレエ。上海の子供たちが主役で、もう本当に、この番組、何でもありなんだよね。再びサブ会場は、新疆カシュガルに飛ぶ。エキゾなショーが展開される。一帯一路、まだこだわっているねえ。中国がこれまた伝承するといえばカンフー。「イップマン」では脇役だったルイス・ファン他3人による演舞。振付は、ユエン・フーピン!本人も会場で鑑賞。これはいいね。更に、女性たちによる詠春の舞、凛々しい、かっちょいい!これは、あがるね〜 いよいよ新年(日本時間では0時過ぎ)が近くなってきたところで、これも定番の、中国少数民族による演目、モンゴル、キルギス等々。まあ、ちゃんと民族の文化を尊重してくださいよとしか申し上げられません。この番組常連の孫楠は、張傑という人と二人で歌う。これまで、ほとんど名前のわからない人ばかりだったけど、ようやく、香港のレオ・クーも登場。ただ、歌は普通話で。いよいよ佳境ですかねー今回は割と愛国調控え目ではないかと思っていたら、どーんときた。軍人ミュージカル?“生まれつきクール”だそうな。銃向けてるぞと、ネットでも騒然となったやつ。それでも、いつもよりは抑えめだった印象だな。韓紅という人も常連で、まあ、歌で愛国を盛り上げるわけだけど。湖南会場からの中継を挟んで、いよいよ新年のカウントダウン。それで終わるような気がしていたけど、番組はまだ続くのでありました。これも欠かせない雑技。「紅白」どころじゃないんだよね、本当にこれでもか、何でもあり。更に、ティクトクのダンスバトルみたいな趣向も。その次はオペラだ。「ノートルダムのせむし男」のナンバー、フランス人と中国人歌手が揃って歌唱。民謡メドレーは、こちらも常連の台湾の少数民族系歌手の大御所も登場。しかし、フィナーレにはまだまだ、今度は青磁をテーマにした舞が優雅に展開、これもまたうっとり。でもキンキン声歌唱が出てくると、今度こそ佳境の雰囲気。いつもは、ベテラン歌手揃い踏みで披露の“忘れがたき今宵”、今回は若い歌い手たちによる披露、これは、結構、冒険だったんじゃないか?いやいや、今回もまさに中華満漢全席状態だったけれども、割と愛国臭抑えめだったために、芸能の方を素直に堪能できた印象だ。情報量があまりに多すぎて、ここで書き漏らしている場面は相当あると思うけれど、何より、こういう舞台の見せ方、演出、華やかさに関しては、中国という国は、アメリカをも凌いで世界一かもなと思った次第。経済面のこともあるけれど、本当に、日本は相当に後手後手に追いやられている感じ。もう、追いつけないんじゃない、この国に?この国が、真に世界平和を志して真摯に発展するのであれば、世界に幸福をもたらせるのだろうけど、まあ、そうはいかんだろうな。とにかく、新年快楽って、喪中だから言い切れないのだけど、めでたさ全開、圧巻の4時間半でありました。
2024年02月09日
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つまらんかも知れないけれども、またまたシティバンク香港との攻防のネタだ。どうにか、スマホの番号を登録できて取引が出来るようになったと思ったら、今度は口座がロックされている。しばらく取引がないとロックされてしまうという話は聞いていたけど、これでは現地でお金下ろせないじゃない。あんまり現金を持っていきたくないので、現地のATMで出金出来るのは必須なのだが。加えて、先週は取引が出来て、早速、塩漬けの株を一発売っ払ったのだけど、今週になって、取引が出来なくなっている。もう、一歩前進、二歩後退って状況だ(泣)。で、またオンラインからメッセージ送付。そも、口座を有効にするためのフォームは、もう2回送っているのだけど、添付のパスポートのサインがどうこうとか、また訳のわからないことで止まっているのだ。意味がわからない。で、また今日、仕事中に電話がかかってきた。このメールやオンラインの取引で進む時代に、何でシティは、やたら電話かけてくるのかね。何をやりたいのか何を確認したいのか。電話の話し声は、正直、これまで以上にさっぱり聞き取れない。もう、メッセージで送ってよと言っても通じているのかどうか。とうとう、もう明日香港に行くからさあと。メッセージの方でも、先方が匙を投げたか?シティバンクの支店に寄ってよとか気軽に書かれている。でも、どこの支店に行けばいいわけ?どこでもいいのか。結局、国内では解決せず、この問題は現地でのやり取りに継続することになった。前にも書いたけど、銀行で時間を費やすよりは街歩きをしたいのだけど。まあ、今回の訪問のメイン目的は、これではあるのだけど・・・支店に赴いたからって、問題は解決するのやら。とにかく、ATMから現金を下ろせるようになること、残った株をさっさと売っ払って、現金は日本の口座に送金して口座を空にしてクローズするのが最終目的だ。いっそ、それを一気に現地で試みるかい?香港の銀行は、土曜日も午前中はやってるみたいだしね。いや〜、もっと他の事をしたいよ!とにかく、14年ぶりの香港行き、いよいよ明日だ!
2023年11月22日
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この2週間!攻防が続いているシティバンク香港とのやり取り。今週になって、少し進展があったというか、手書きの変更フォームを送付した後、一応、確認はしていて、数日のうちにコンタクトを取るよとか返信がきた。メッセージで来るのかと思いきや、昨日、突如、仕事中にスマホが鳴った。表示を見ると、国番号+852、うわ、香港からじゃないか!仕事中だから取れんわい。で、終業後にかかってきた番号に折り返したが、”現在使われておりません”のアナウンス。香港は時差で1時間進んでいるわけだけど、もう帰っちゃったのかい?どうやら、折り返しは出来ない番号らしい、一方通行ってことだ。夜にまたメッセージ送付、“仕事中は電話取れんのよ、取れるなら取れるようにしたいけど”、みたいな。まあ、コンタクトを取ろうと努力してるらしいのは一歩前進ではあるから。しかし、いつかかってくるかわからないから、備えようがない。すると、今日もかかってきた!午前中に。よりによって、仕事の電話中だ。一応、取ったけど、話し中だから、ハロー、ソーリーとか言って、ちょっと話中の電話を保留にしようとしたら、切られた(爆)。一旦、取ろうとしたのだから、少し待たんかい!休憩時にスマホの方のサイトにサインインして、少し待たんかい!とメッセージ。こっちは、また見ている担当者が違うのだろうけど。例によって、かかってきた番号に折り返しても繋がらない。は〜、もうこんなやり取りをしていては一向に埒があかんわと萎えていた。しかし、思わぬところで、またかかってくる神出鬼没のシティバンク香港である。仕事が終わって、給料日だったからお金おろして帰って部屋に入ろうとしたら、アイヤ〜、かかってきたわ、今度は出られた。けれど、当然、英語だし、国際電話で聞き取りづらいの何の。一旦、部屋に入って落ち着いたところで改めてヒアリング。どうも、口座開設時の情報を色々確認取るつもりらしい。変更フォームで、口座開設はいつか?って欄は空欄にした。だって、覚えてないよ、もう十数年前だ。逆に、そんなのそっちの方がわかるだろって。聞かれたのは、誕生日とか昔の勤務先に前のメアド等々。一応、答えられたから、とりあえず収まった。締めに先方が何を言っていたのかはよくわからんかったけど、手続きを進めると言っていたんだろうと解釈。これで、明日明後日には登録のスマホの番号が変更されて取引が出来るようになる?そうなりゃいいけどね。とにかく、現地で出金の余地を残したいから、すぐさま口座は閉めないけど、香港から戻り次第、急ぎ、閉める手続きをしないと。来月の口座管理料が引き落とされる前に!
2023年11月15日
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シティバンク香港との攻防?が続いている。先月末に書いた通り、まずは取引が出来る様に、現在のスマホの番号を登録せにゃならんのだけど、サイトからその旨のメッセージを送ったら、フォーム・センターの取引情報の変更フォームに記載して送れという返答。一応、入口はわかった形で、そのフォームに記入するが・・・住所だの何だのを記載して、添付ファイルを送付するようなのだけど、これ何を添付するわけ?よくわからんからパスポートの画像を添付して送ったけど、ちゃう?どうやら、別のフォームをダウンロードして、それに必要事項を記載して、それを添付して送るということらしい。ではと、ファイルをD Lしたが、PDFファイルを編集できるようになるまで四苦八苦。で、送付もまた苦労する。ブラウザの履歴を消去したりして、やっとこ送付完了〜で、それに対するメッセージの返信が来た。変更フォームにウエット・サインが必要だと。ウエット・サインって何だ?要は、印字ではなく、手書きのサインが必要だってニュアンスらしい。おいおい、じゃあ、フォームを印刷してペンで書けってことか、このデジタル時代に。FAX送付するんかい?って皮肉っぽく返したけど、とにかく、やらないわけにはいくまい。ということで、PDFファイルをスマホにDLしてコンビニで印刷して手書きでフォームを埋める。それをまた画像に取って、それを添付して、再送付〜こんなのを何回やるようなのかね?そんなわけで、このところ、毎晩、シティのサイトにサインインしてメッセージを送ってる。何か、結局、このやり取りって、香港現地までずれ込むんじゃないかな?気づけば、もう香港行きは2週間後に迫っているのだった。ガウチョア〜!
2023年11月08日
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14年ぶりの香港行きが、あと1ヶ月というところに迫って来て、準備をとは思うのだけども、何よりもメイン目的である銀行口座の件である。口座の履歴を確認すると、口座管理手数料は昨年の春から既に引かれ始めていて、損失金額を合計すると・・・もう、卒倒しそうな額なので金額はやめておく。とにかく、現地の銀行に行って、まずは取引を出来るようにしないと行けないのだが・・・どの店舗に行けばいいのか。以前は香港島に外国人口座を開ける店舗があって、そこへ赴いたことがあった。でも、今はそこには店舗はなく、香港島にはいくつか支店がある。見当外れの店舗に行って門前払いを喰らったらたまらんので、取引出来る店舗に行かねば。どうやら、今は九龍島の端の方にシティタワーというのがあって、そこが香港における本店?みたい。でも、そこでいいのかどうかもよくわからない。どうも、現地の店舗に赴くことのリスクを考えると、ある程度、サイトやらネットやらで可能なら事を進めておくべきかなと、今更ながら思えてきた。来月は祝日もあって、それは彼の地では平日だから、そこで電話問い合わせだって可能だ。通じるかどうかはともかく。ということで、ネットで出来ることはないかと、この数日は、必ずシティバンク香港のサイトを見て探っている。とにかく、スマホの番号を登録していないと取引が出来ないのだ。まず、やるべきは登録されている電話番号を変更することだ。サイト上で問い合わせを送れるところを見つけ、その旨を送付。すると、返答があって、変更フォームがサイト内にあるので、そこで記載して送れとのこと。そういう場所を見つけるだけでも一苦労だからね。で、フォームセンターってとこからフォームを見つけ、それに現在の電話番号を記載したが・・・何やらファイルを添付しないと送信ができない。一体、何のファイルを添付するんだ?それがわからんので、とりあえずパスポートとシティカードの画像を添付して送付する。ひょっとしてPDFであった、すごーく記載箇所の多いファイルを全部埋めて添付して送る?だって、PDFだから編集できないし。とにかく、これで少し様子を見てみる。スマホにシティのアプリもダウンロードした。その使い方の案内を見ると、アカウントネームの側にボタンがあって、そこから情報を編集できるということになってるのだけど、そんなボタンが見当たらない。何をやるにしても、いちいち6桁のコードを求められるのだけど、それはおそらく登録の電話番号にSMSで送られるのだろう。ということは、やっぱり、現在の電話番号が登録されない限り、コードは受け取れず、取引が出来ないというところに行き着く。やっぱり、フォームを送った結果の反応を待つしかないってことになる。7営業日とか買いてあったけど、早いとこ電話番号が更新されないことか・・・しかし、電話番号が更新されて取引が出来るようになれば、現地で店舗に行かなくても済むことになる。それが理想だ。それなら、もっとあちこち見て歩けるからね。せっかく14年ぶりの香港なんだから。とにかく、行うべきは、まずは所有している香港株を全て売っ払う。そして、普通預金の口座の金額を全て日本の銀行に送付する。そして、口座の閉鎖は、これもフォームの送付で事足りるらしい。さっさと口座を閉鎖しないと、更に更に預金が減っていく。急がねばならないけれど、最悪、香港で果たせなくても、後でネットでの手続きも可能そうではある。或いは、現地での店舗訪問にこだわる必要はないのかも知れない・・・いや、スマホアプリの操作を支店の窓口で聞くことになるかも・・・ガウチョアー
2023年10月30日
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気がつけば香港行きまで、あと1ヶ月ちょいだ。いい加減宿を取らねばと日々思っていたけど、そろそろやばい。まあ、旅行サイトとかを見ると、1泊2〜3000円の安宿はあるみたいだからとタカを括っていたのだけど・・・香港には、かつて定宿的なところがあって、尖沙咀の美麗都大厦(ミラードマンション)にある、萬興隆旅館(マンヒンロンホテル)というとこ。沖縄のコザ宿みたいに、香港に行く度にそこに泊まっていた気がする。美麗都大厦といえば、あの有名な重慶大厦の隣。重慶でもいいのだけど、部屋に窓が無いそうだし、あそこ火事になった時にやばいことになったって話も聞いていたし、昔は治安の問題もあったから、隣の美麗都の宿を選んだのだ。他にもマシな宿はいくらでもあったと思うけど、何度も泊まっているうちに顔馴染みにもなり、気安く泊まれる感じだったもので。尤も、向こうは商売人だから、こっちのことなど気にも留めてなかったろう。三畳よりは少し広いくらいのところで、ベッドとテレビとエアコンがあって、窓はあったと思うけど、ない部屋もあるようだ。価格は2、3000円じゃなかったかな?何せ、最後に泊まったのは14年前のことだからね、今は果たして・・・グーグルマップを見ると、宿は今も健在なようだった。佐敦とか香港島の宿にも泊まったことはあるけれど、居心地と利便性は萬興隆の方がよかった気がして、結局あそこに戻っていた。グーグル評価はちっともよかあ無いけれど。しかし、そこ、あんな調子で、今や1泊4,000円超の宿代?そりゃあ冗談じゃないね、なら、もっといい宿がいくらでもあるだろうと、捜すのだが・・・そりゃあ、香港の物価だって上がってることだろう、元々高かったわけだしね。2、3000円で泊まれる安宿となれば、ドミトリーばっかりだ。今更、シャワー、トイレ共用で、むさい白人ども(かどうかわからんが)とベッドを並べるのはゴメンなので、個室はマストだ。そうなると、今の香港、1泊4,000円超はやむ無しなのか、マジか〜!?で、諦念の心境で、旅行サイトで萬興隆旅館を予約した(爆)。トリップ・ドットコムとやら。アゴダだの、ブッキングだのエクスペディアだの、ちっとも安くないじゃないか。しかも、ちょっと目を離すと価格が上がったりするし、訳わかんないね。2泊予約して、結局、1泊は4,330円くらい、シャワー、トイレ付だけど、窓はない。そんなもんなんかねえ。宿代なんか極力かけたかあないのだけど、これがミニマムなとこか。人は良さそうな主人のおっさん、そのサバサバした感じの女房も健在だろうか?まあ、これでとにかく、宿は決まった。後は、肝心のシティバンク香港のロケーション確認とか、ATMでの出金手続きの確認、最近作った、海外で出金できるカードの使い方及び口座の入金等々を、出発までにやっておかねば。でも、香港ドルの現金も結構あるので、着いて早々はおろさなくても両替しなくてもしばらくはいけそうだけど、宿代もカード払いしちゃったし。香港で色々買い物はしたいなと思っているけど、現実問題、物価が想像以上に高くて厳しかったりするのかも。現在のレートでは、香港ドルは19円くらい。しかし、外貨はどんどん上がるというか、円はどんどん下がって価値が減っていくし、日本人は世界でどんどん肩身が狭くなっていきそうだね。こんな国に誰がした?日本人そのものなんだから、どうしようもない・・・そうそう、11月の23日に行って、26日に帰るわけだから、宿は3泊必要じゃないかって?そのつもりだったけど、LCC香港エクスプレスの、那覇に戻る便は早朝7時半発!だから、前の晩は宿でゆっくり寝ている時間などないのだった。久々の空港泊まり!何か昔を思い出すけど、もう、ヤケだわい。やってくれるよな、LCCは。
2023年10月18日
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はい、近い将来のフィリピン移住を想定して、フィリピンに関する情報は清濁問わず収集する今日この頃であります。で、図書館から借りてきたのが、「フィリピンパブ嬢の社会学」'17(中島弘象著 新潮社刊)。折しも、これ、映画化されたそうで、間も無く公開とか。大学の授業の研究で、在日フィリピン女性の生活を調査していた著者、フィリピンパブに通ううちに、嬢と恋愛関係になってしまうという、ありそうな話である。フィリピンパブといえば、専らおじさんたちの世界で、学生の客というのは珍しかっただろう。いくら恋愛に年の差は関係ないというフィリピーナでも、やっぱり、年齢が近い相手には親近感を感じるのは当然。あってもおかしくはない話である。著者がフィリピンパブのホステスたちの実態を知るにつけ、その扱いに同情と共感を寄せるのだけど、当のフィリピーナたちは、想像以上にたくましく、前向き、かつ楽観的だ。ラテン系特有の明るさに加え、生きる力に漲る。彼女たちの支えは、とにかく、家族を幸福にすることにあり、そのために逆境をも厭わない。そして、愛した男が金がないなら、彼のことも支えようとする。親たちも説得し、結婚を前提にフィリピンに赴いた筆者とパブ嬢。そこでの家族とのやり取りを読むと、やはり、フィリピーナに恋し、関係を持とうなどとは、ゆめゆめ考えるまいと思う。とにかく、家族たちの金の要求が半端ない。本に登場するフィリピーナの家族は、相当いい生活をしているのだけど、それでも、まだまだ娘を頼りに金を要求してくる。そんな娘を誇りに思っているという父、いやあ、そこはもっとよく考えるべきなのではないの?と思えるのだけど・・・ここでは、フィリピーナたちを日本に斡旋し、パブを経営するヤクザ支配下の男たちのやり口やシステムも描かれているけれど、それはまあ、こちらとしては、まあ読み物半分。とにかく、フィリピン人たちの生活意識への関心だ。終盤、ついに、著者とフィリピンパブ嬢は結婚を果たす。しかし、果たして、著者はこの先、どういう風に家族たちと接していくのか。この本の続編が出ているそうだけど、そちらは図書館には収蔵されていないので、読む機会が得られるかどうか。映画版が観られるなら観てみたいものだが。実際、フィリピンに移り住んだとして、どのくらい現地の人と付き合うか、どこまで踏み込むかは、なかなか難しいところがありそうだ。とにかく、肝に銘じるべきは、フィリピーナにゃ惚れるなよ、である。ケチと言われようが、身の丈を忘れずに、程々の付き合いで臨むというのが正道かと。どうなることかって、まだ、本当に移住するかどうかもわからないのだけれど・・・
2023年10月16日
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先週の話なんだけど、ジェイ・チョウの来日公演が発表された。16年ぶりとな。ジェイ・チョウねえ、結構、好きなんだわ。一回ライヴ見て見たいと思っているのだけど・・・ハコはKアリーナなる場所。横浜に今年出来たらしい、キャパは何と2万人。観客の7〜8割はチャイニーズだと思うから、まあ埋まると思う。で、チケット代を見ると、何と高値は33,000円。一番安くて14,000円。そんなもんだよなあ、5年前のカレン・モクもこれに近かったかな。数年前のジャッキー・チョンはもっと高かったと思う。こういう中華系は、洋楽外タレ以上にファン層が固定だから、こういう金額でも商売が成り立つのだろう。上海に行ったのは、今から15年前くらいかな?その時に郊外のハコでジェイのコンサートがあった。フェンス越しにダフ屋がいてチケが入手できるというので、当日会場に行ってみた。なるほど、現金と引換にチケットが受け取れるようだけど、果たして信用していいものか?確信出来ずに、結局、断念したのだった。今、思えば、あの時行っておけばよかったなあと。ジェイ・チョウは、やっぱり、バラード曲なんである。どのアルバムでも必ずキラーチューン的バラードがあって、20年近くその調子だから、まあ、ワンパターンではある。でも、中国語カラオケで歌おうなんて言ったら、これはもう張学友かジェイしかない。まあ、そういう機会はなかなか無いけれど。改めて来日公演の日程をチェックすると、来年の4月6日、7日。まだわからないけど、その日程は、久々の全日本チンドンコンクール復帰の予定なので、無理だな。チンドンがその日にちかどうかもハッキリはしていないのだけど。猫の一周忌だしね。金額的に言っても現実的では無いだろう。ああ、来月行く香港で、偶然誰かのコンサートでも見られないかな。ここに来て、何となくかつてのアジアンポップ狂いが復活してきてるのは、なぜなんだろうか?
2023年10月03日
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はい、中秋であります。埼玉の家でPCを立ち上げ、今年もニコニコ動画で同時通訳放送されるCCTV「中秋晩会」を視聴。崎陽軒シウマイ、月餅、日本酒を傾けながら。今日は満月なのかな?今回は四川省宜賓での開催。5人の司会者の口上に続いて、まずはピアニスト郎朗と四川省交響楽団の演奏で開幕。ランランは、この後も度々登場。基本は男女ペアでの歌唱が続く。沖縄でいうところのコンビ唄なのだけど、この時期は、この晩会での披露を当て込んで、こういうデュエット曲がリリースされるのではないかな。メイン会場の他、いくつかの歴史的景勝での中継?も含む。川沿いということもあって、随時、花火がバンバン上がる。勿論、CGとの合わせ技で、2時間枠のために五輪開会式並の趣向を凝らせた見せ方だ。CCTVのサイトに出演者の顔ぶれも上がってはいるけれど、やはり、馴染みのない大陸の歌手中心だ。そして、伝統、古典歌唱よりも、ポップな曲が中心な傾向。歌の合間合間に仕込みっぽい?観客の歓声がわーっと入る。スマホのカメラが不調で、あまり画像が撮れなかったので、たまたまという感じだけど、この画像の歌い手は張小斐という人で、日本でも公開された大陸の大ヒット作「こんにちは、私のお母さん」にも出ていた人のよう。もうすぐ放送があるのでチェックするかな。やはり、女優兼歌手の任素汐も子供と一緒にしみじみ歌唱ピアノで弾き語る胡徳夫という人は少数民族系(何族?)の歌手で、台湾のボブ・ディランなどとも呼ばれている人らしい。ソウルフルな歌を聞かせるのは、吉克隽逸という四川省出身の人だけど、ルックスは少数民族っぽい(Jike Junyi、何て読むのかな)。この共演はなかなか良かった。そして、おー、常連とも言えるカレン・モク登場。さすがにカレンともなると、1曲では済まず、リー・ロンハオが1曲歌った後にデュエット。カレンのアルバムに収録の曲だったかな。そして、ここで花火。やはり、前半一つのハイライトだねマカオのソフィア・パイヴァも常連の印象。彼女の他、4人で歌唱、後は誰だったか(苦笑)。毛晓彤という天女系歌手と、好妹妹なる兄弟デュオ?の美女&野獣的コラボ。その後の男性舞踊をバックにした鳳凰伝奇なる男女ユニットは面白かったけど、20年選手だそうな、知らなんだ。台湾のバレン・スーと大陸の馬条のベテラン・デュエットは味わいがあった。ちょっと端折っていくと、女性的ソプラノを聞かせる周深は京劇との共演。終盤は、落ち着いたクラシックなところに修練されていく。個人的に驚いたのは、あの「インファナル・アフェア」で曲が流れて知った、台湾の蔡琴の登場。65歳か、如何にも堂々たる中華姉御の風格。バックでチェロを弾いていたのが欧陽娜娜。この人、去年も国慶節の番組に出て台湾では顰蹙買ってたんじゃなかったかな?こういうイベントの終盤になると必ず登場するのが、中華版おばさんみたいなおじさん、孫楠。そして、最後はオペラチックな歌唱で締める。はい、今回もお腹一杯でありました。たまたま日にちが近いけど、明後日は、また国慶節の特番が放送されるのかな?そっちはもういいや、もう胸焼けしそうだからね。
2023年09月29日
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またマレーシアに未練じゃないけど、録画ストックの中から、BSで1月に放送された「行くぞ!最果て!秘境X鉄道 マレーシア・助け合い鉄道」を見た。これ、ボルネオの方まで行くからね。そういえば、コタキナバルからも鉄道が走っていて、しかも日本の車両利用で、少し乗ったような記憶がある。僕は、鉄ちゃんじゃないから、あまり覚えてないのだけど、非常にレアではあったな。ただ、帰って来られないと怖いから、早めに途中で折り返したと思う。で、番組は、まずはマレー半島の鉄道から。古原靖久という役者、知らないけれど、結構いい年だな。ヒーロー戦隊ものとかに出ていたらしいが、なかなか剽軽者だ。KLから出発の東海岸線は、さすがに快適そうな最新鋭の鉄道だ。しかし、少し走ればヤシの木ばかりが生い茂るジャングルのようなエリアに入っていく。絶景も楽しめるが、かつての鉄道建設に従事して命を落とした人たちを祀る意味合いの、ヒンドゥ寺院も建てられている。一方、ヒジャブを被った女性客たちは、意外なくらい気さくで明るい。取材の日は、ちょうど総選挙(22年11月)の前で、かなり熱気がある様子。ここらは日本と大違いだな。郊外に住むおじさんの家で夕食をご馳走になって泊めてもらうという民放番組見たいな無茶な趣向も。しかし、ちょっと雨が降れば停電したり。こちらも昨日、停電したばかりなので身につまされた。おじさんはヤシの木の整備で生計を立てている。マレーシアも都会と田舎では、生活環境の面でも収入の面でも、かなり差がありそうだ。ワカバルという駅では、ワウという凧を上げたりしつつ、終点のトゥンパに到着。後半がボルネオで、スタートはタンジュンアルでサバ州立鉄道に乗る。これがまあ、驚愕の秘境鉄道なんである。走り出して早々に脱線でストップ。何と線路を修理で、列車は運行中止。これ、番組だからいいものの、旅だったらお話にならないな。でも、この鉄道ではこういうことはしょっちゅうらしい。車庫には日本製の40年前の鉄道があって、これが立派に現役で稼働している。ラブアンにも近いボーフォートを過ぎたあたりからが、まさに秘境。列車が一両になって、鉄道だけが交通手段となる。道路がなくてバス等は走ってないということだ。先住民たちのエリア故に開発が進んでいないのだろうか。ここで、雨季でもないのに土砂崩れがあって鉄道はストップ。しかし、どっこい、移動手段はあるのだ・・・バイクに括り付けた筏みたいな車両でもって、次の駅へ。土砂崩れの現場では筏をバラして人力で運び、越えたところには別のバイクが用意されていて、それにまた括り付けて、なんてのを何度も繰り返す。いやはや、マレーシア、ちょっと郊外に行くと、かくも未開なのか・・・しかし、住民たちも慣れたもの?こんな苦難を乗り越えて、人や荷物を運んでいく。終いには船のように櫂で漕ぎながら進んでいく。辿り着いたラヨーなる駅で、またしても知り合った現地の人に夕食&宿泊の世話に、いいのかね。土砂崩れで、子供たちは1ヶ月も学校に行けてないという。学校に行けない日は、お母さんの手伝いでゴムの木の収穫とか魚獲りを。ジャングルしかない環境なので、民族や宗教の違うお隣さんが仲良く集ってご飯を食べたりしている。助けあわなきゃ生きていけない過酷な環境故か。子供たちが、ようやく、学校に行けるという日、明け方に起きて、14ヶ所の土砂崩れの現場を越えて8km先の学校を目指す、いやはや登校もひと苦労だ。日々、重労働のお母さんも付き添うが、“ここではみんなこんなもの”と。途中でトロリーが壊れて応急処置、3時間余かけて、やっと学校に辿り着いて、これだけでも疲れちゃうが、子供は元気にサッカーに興じる。いや〜、ここらの人、生きる力に溢れているなあ。終点テノムに到着は、3泊くらいを要した?過酷な環境でもいつも笑顔というマレーシア人への古原の敬意は、まさに同感。ハプニング続きだったわけだけど、結構ヘラヘラ旅しているのは、過去にもこういう番組で体験済みということもあるようだ。いや、しかし、旅したら大変だよな、これ。鉄ちゃんの多い日本で、この鉄道旅に挑戦した猛者もいるんだろうな。自分は遠慮しそうだが・・・この番組の30分ミニ版が、折しも、今日放送されていたっけ。
2023年08月03日
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これ何で知ったっけな?久々にCSディスカバリーチャンネルで、「女子旅満喫:マレーシア」なる30分の番組が、先週金曜日に放送されたので録画した。番組提供はマレーシア観光局だからキャンペーン的な番組か、30分枠。ダイアナ・ダニエルという人、アメリカ生まれながらマレーシア人で、マレーシアで女優・歌手として活躍する。女子旅のお仲間二人とは英語で話し、二人は外国人らしい。一人、アジアっぽいルックスで、しかもJK風ファッションの女子がいて気になったが。この3人は、コロナ前の5年前にも女子旅をしていて、それ以来だという。ダイアナが、自分のルーツの土地であるマレーシアを二人に案内するという内容。まずはクアラルンプールからスタート。カフェで仙草や鴛鴦茶?をご馳走、ダイアナ自身はミロかい。あれは国民的飲料なんだな。マラッカ郊外でバティック作りに挑戦した後は、ローカルのスイーツを味わい、海亀の保護の現場を見学。最後はチェンドル入りのかき氷を堪能と、確かに、女子旅っぽい内容だね。しかし、マラッカの街中、今はあんなに綺麗になってるんかね。ランカウィ島ではジェットスキーを楽しむ。あれ、レンタルしていくらなのかな?免許とかなくてもOK?200年前に建築の古民家を見学した後、蓮の池の中にあるプールで泳ぐ。アメリカ生まれとはいえ、マレーシア人のダイアナは露出を抑えた水着で。何かこれ、パート1っぽい触れ込みだったので続きが放送されるのかな?かつての移住先候補はマレーシアだった。しかし、前にも書いたかと思うけどヴィザのハードルが上がってしまったので、もうマレーシアは厳しい。今は急速にフィリピン・モードに切り替わってはいるのだけど、イスラム国で程々にお堅くて、インドや中国等の多民族国家のマレーシアには今も惹かれるものはある。元々は、シンガポールに近いからって理由ではあったのだけど。なわけで、今もマレーシアと聞くと気にはなるのであります。マレーシアは沖縄移住前の2012年にまわったわけだけど、また一度訪れてはみたい。シンガポールは那覇からの直行便が復活するようなので、いつかSGに行くついでに足を延ばせたならあなんてな。ついでは失礼かも知れないけど・・・
2023年07月25日
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いつぞや書いたかどうか、香港に行かねばと思い続けている。今週、那覇からも飛んでいるLCCの香港エクスプレスが無料招待キャンペーンを開始して、すわとアクセスしたけど、既に売切れ?まあ、有料でもいいんだけど、香港に行きたい。理由がある。まずは、終わりつつある香港の最後の姿を見届けたい。あの、名物の電飾看板まで撤去されてしまったそうだ。あれのない香港なんて、一体なぜ?民衆の抵抗虚しく大陸支配はどんどん強まりつつある。ジョルダーノのI Love香港のTシャツを着て行きたい。それで逮捕されたりして?もう一つ、現実的な理由がある。香港のシティバンクに口座があるのだけど、取引が出来なくなって久しい。スマホの番号を登録しないと取引ができないのだ。普通預金の他、株式をいくつか持ってるのだけど、損こいてる銘柄は損切りしちゃいたいのだけど、それが出来ない。口座管理料も引かれて残高は減っているし、早く取引出来るようにならないと。ネット上からの手続きはわからない。電話で英語でやり取りするのも自信がない。ってことで放置してきたら・・・何と、今年になって非外国人口座から400HKドルの管理料が引かれるようになっていた!確かに、サイトで確認したら、毎月引かれている、日本円にして7,000円超だよ!考えると、頭狂いそうだ。これ、はよ何とかせんと。スマホのアプリをDLすればやり取り出来るのではと思ったが、残高確認等が出来るだけだ。やっぱり、現地に行かねばどうにもならんか。口座そのものは残してもいいかなとか思っていたのだけど、こういうことになっては、早いとこ口座を閉じねば。もう、損失は一体どのくらいになってることか。元々、大した金額ではなかったとはいえ。株を売っ払い、普通預金はどれかの口座に送金して残高をゼロにして口座を閉じる手続きをしないことには。海外の口座は持っていたかったのだけどな。そういうのに凝った時期があって、上海の銀行にも口座があるのだけど、あっちもどうなってるかわからない。コロナ禍が落ち着いたところで、これらをどうにかすべく動き出さねば。なわけで、11月の香港行きを目指して、チケの確保を!
2023年06月30日
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BSで放送の「上陽賦」、全43回の最終回が日曜に放送。チャン・ツィイー初主演のTVドラマということで、連ドラが苦手な僕も食らいついてはきたが、いやあ、どうにか最後まで見ることが出来た。見逃したエピソードは、1、2回くらいだったと思う(ネタバレあり)。結論から言うと、さすがに面白かった。とりわけ、後半は、かなり大きく物語が展開する連続で、これは、本来は全68話のドラマを、NHKが端折っていたためかも知れない。よくわかってなかったけど、三国志の後くらいの時代背景の物語だったそう。一応、実在の人物をモデルにはしているけれど、フィクションが多い原作らしい。ヒロイン王儇の父、国を追われ、死んだかと思われた王藺が、最後に大復活。もう、皇帝の座を狙っていたとは驚き。前皇帝の遺児を始末しようとしてまで権力を目指す。その企みは、皮肉にも、実の娘と息子によって阻まれるのだけど。長い時間かけて策を練ってきた割に三日天下みたいに終わってお気の毒だが。すっかり力を失った王藺の妹の皇后も、この最終回でようやく死ぬ。一番の悪者は、このおばさんだったような気がするけどな。蕭綦と軍を貶めたのも、この人だったわけだし。とにかく、馬子隆が皇帝になるあたりから、その権力争いがどんどん熾烈になっていく。蕭綦の部下だった宗懐恩が、いきなり権力に目覚めるのは唐突な感じしたが、自ら命を絶つ、Perfumeのあーちゃん似の妻・玉秀が気の毒だった。その玉秀や、王儇を裏切る蘇錦児、あばずれ王倩、皇帝の妻になるも、皇帝崩御と共に葬られてしまう謝苑如ら、ツィイー以外の女性陣も、なかなか魅力的だった。一方、蕭綦のジョウ・イーウェイは、ひたすら高潔にしてカッコよかった。最後は、夫婦は朝廷からも戦からも距離を置いて、多くの子供たちと共に平穏に暮らすとな。しかも、王儇は妊娠?子供できない体なんじゃなかったっけ?色々あったけれど、最後はハッピー過ぎる締めであった。NHKで端折られた部分が気にはなるけど、こういう長いシリーズをもう1回見ろと言われても、まず無理だ。「三国志」も見てみたいけど、中国の歴史ドラマは長いものが多いよね。次週からは、またぞろ韓国歴史ドラマの放送だそうで、はい、日曜21時台、ラジオ聴取に戻ります。では、再見。
2023年06月27日
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FMココロで毎週火曜日の「アースカラー・チャイニーズ」、チャイニーズ・ポップが聴けるのは、多分この番組だけなので、毎週欠かさず(大抵ラディコの後聞きだけど)聞いている。今回は特集形式、没後20年というのは、長いような短いような、レスリー・チャンの曲だけで1時間。これはこの番組としても珍しい。レスリーが亡くなったのは4月1日だったということで。DJは李佳の方かと思いきや、若いゴ・センキン(ヴェトナム出身?)の方だった。最初は1990年の“ドリーミング”から。そして、“モニカ”、僕はこの曲はレスリーで知って、吉川晃司のオリジナルはろくに聞いたことがなかった。香港の民主化要求デモの時も、ある種シンボル的に歌われていたそうだ。“夢死酔生”はコンサートのオープニングでも歌われていたそうだ。転調してアップテンポになって盛り上げる。個人的に「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー」の主題歌“倩女幽魂”が懐かしい、あの映画、上映してくれないかな。“有誰共鳴”も谷村新司のオリジナルは聞いたことがなくてレスリーでしか知らなかった。“當愛巳成往事”は、正式に「覇王別姫」のテーマソングだったかどうか。映画の方を再上映してくれないもんかな。“小明星”も映画「流星」のテーマ。あれは、小品だけど、いい映画だったなあ。レスリー追悼企画で一日だけ特別上映があるとか。一日なんて言わずにねえ。そして、「金枝玉葉」の“追”、これは名曲だね。アニタ・ユンが思い出されて胸キュン。「2」からの“有心人”が続く。サミュエル・ホイとのデュエット曲“沉黙是金”は貴重だね。何か広東語歌詞の歌を聞くと安心出来る今日この頃。締めは“我”。我が道を行くはずのレスリーに何があったのかは、未だにピンとこない。しかし、彼が身を投げたサーズ下のあの日、香港の歴史上で最も悲しい日だったのではないか。全13曲のオンエア、「男たちの挽歌」の“當年情”や、“風継続吹”はかからなかったけど、それらはまた通常のプログラムでもよくかかっているからね。レスリーのコンピレーションの3枚組くらいのを持っていたはずなのだけど、家を探しても未だに見つからない。映画の再上映も勿論だけど、没後20年を機に歌手としてのCD再発も何とかならんものかなあ・・・
2023年03月28日
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NHKの「バタフライ・エフェクト」なる番組、ほとんど見たことがないけれど、「映像の世紀」の新シリーズとのこと。題材によって興味を惹かれるものもあったけど、さすがにこれは見てみようと思った。2月6日放送の“ブルース・リー 友よ 水になれ”を録画視聴。ブルース・リーの名言といえば、「燃えよドラゴン」のセリフ、“考えるな、感じろ”が有名だけど、“水になれ”は、テレビのインタビューで語った言葉。これが、香港の民主化運動時に合言葉のように広まっていたことは聞いていた。それは、民主化運動のスタンスを示すキーワードであり、彼らの支えとなる教えでもあった。今更だけど、リーは生まれはサンフランシスコで、イギリスの血も入っていたのだね。かつ、父も俳優だったんだ。でも、イギリス統治下での中国人の扱いや、イップ・マンの道場での先輩たちの妬みに嫌気が差してアメリカに渡る。だが、希望の新天地では人種差別の壁があった。それでもチャンスを掴み、ハリウッドのスクリーンテストを受ける。そこで、“カンフーは水のようだ”と語っている。水は掴めないが、岩をも砕くことができると。そして、死の2年前、1971年の”ロスト・インタビュー”で、「燃えよカンフー」の企画の無念と共に語っていたのが、“友よ、水になれ”だ。リーの信奉者は、ハリウッド・スターのスティーヴ・マックインやジェームズ・コバーンらにとどまらず、とりわけ黒人層に浸透。あのコービー・ブライアントにとってもリーはヒーローだったそうだ。意外なことにボスニア・ヘルツェゴビナにリーの銅像が建てられたとか。“水になれ”が、民主化運動時にとどまらず、極めて香港的な精神だというのは、言われてみれば納得がいく。状況に応じて、形を変えながら柔軟に対処していくのが香港の在り方だからだ。巨大な圧力を前にしても、そんな香港の精神が生き続けていけるか。まさに岐路に立つ香港にあって、リーの言葉はますます重要さを増しているように思える。
2023年02月26日
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昨晩のとぅしぬゆるー、旧暦の大晦日、中国では恒例の春節番組が放送。昨年に続き、ニコニコ動画での日本語字幕付配信で視聴、「2023年中央広播電視総台春節聯歓晩会」、21時本編スタート。年明けての、日本時間1時半まで、例によって豪華絢爛ながら、今回はほとんど、知ってる出演者がいなかった。中国の「紅白」などと呼ばれるこの番組も、若年層の視聴者を意識して、その層に人気がある人を主に起用したよう。まあ、それでも楽しめはしたけど。蓮の花のような天井照明の大会場、司会者6人を囲むうさぎコスプレの子供たち。ジャッキー・チェンもどこかにいたらしいけど、わからなかった。前にも書いたかも知れないけれど、この番組、「紅白」どころではなく、歌だけではなく何でもありなので、どちらかというと五輪の開閉会式とかに近い大イベント(むしろ、中秋晩会は歌のみで「紅白」に近い)。しかも、東京五輪の開閉会式の数十倍スケールで力入っている。当然、番組のゴージャスさは、現在の中国の国力を大いにアピールするレベル。若手の歌唱で賑やかに始まった後は、古典音楽演奏、そして、雑技、早速コントと続く。“緑水青山”は、大陸の若手(こればっか)女性歌手4人の共演。そう、大陸の出演者が主なので、知った顔が少ないんだよね。演武コーナー、中央でフィーチャーは、チウ・マンチェクだ。「ワンチャイ」シリーズの黄飛鴻をジェット・リーから引き継いだチウ、今も健在だったか。数年前のドニー・イェンとウー・ジン対決からすると地味だけど。 少数民族系の歌唱も恒例、今回はお子ちゃまたちが中心だ。割と中堅どころの男性歌手が歌い継ぐナンバー、何か聞き覚えあると思ったら長渕の“乾杯”かい、歌詞はだいぶ意訳だったけど。浙江音楽学院のダンス、パステルブルーで統一された舞台がきれい。ここでミニ映画?各地の春節風景を描いたような内容で、ここにウー・ジンが登場。今や中華圏国民的存在だからね。コミカルなミュージカル舞台やコントを挟んで、一つのハイライトは京劇舞台。様々な演目が披露され、これも最後はお子ちゃまたちの演舞で締める。中国伝統芸能の粋ここにありという舞台。年納めの終盤、一帯一路ミュージカルといった趣向。インドネシアの“ブンガワンソロ”から、ヨーロッパ、中東、オセアニア、アフリカ、南米まで、それぞれの歌手が自国の歌を披露だが・・・おいおい、マジでローマ帝国目指してるんか、中国?“太陽に向かって”みたいな歌唱ではジャッキーがのっけに歌い出す。そして、ようやく香港の人ハッケン・リーに、この番組常連の楠南のデュオ歌唱で、いよいよフィナーレへ。これまた少数民族系だ。ここらが中国共産党の偽善見え見えだけど、この番組はフィナーレに近づくほどに愛国調になっていくのは、いつものことだけど・・・そして、いよいよ新年快楽!中国の勝利(何に?)を高らかに歌い上げ、若手歌手たち(いやホント、わからない)による“幸運がやってくるボンボンボン”なってナンバーを挟み、自転車を駆使したSF調の雑技。最後の“忘れ難き今宵”は、いつもはオペラ歌手っぽい人たちの朗々たる歌だけど、今回は少しアップテンポのアレンジで、これまたお子ちゃまたちによる歌唱。一人っ子政策を緩和した中国、これからは再び産めよ増やせよなのかな?まあ、目も眩むばかりの豪華さに圧倒されつつ、そのストレートな愛国ぶりに空恐ろしさも覚えるというのは、いつものことと言えばいつものことではあった。紹興酒で酔っ払ってヘロヘロしながらも、どうにか最後まで視聴。さて、こちらもまた数日は再度のお正月気分に浸るとしますか。
2023年01月22日
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BSで放送の、チャン・ツィイー主演ドラマ「上陽賦」、読み方もよくわからんまま(「じょうようふ」らしい)、ここまで見続けてきたけど、全42回のうちの半分にもなってない。いやあ、連続ドラマを見続けるってのは、やっぱり、しんどいね・・・まあ、展開は面白くはある。陰謀や裏切りの連続で、中国の王朝の権力争いは、こんなものであったろうというドロドロの展開。戦の場面は、CGバリバリで迫力はある。大物俳優揃いらしい演技陣の丁々発止も見どころではある。それでも、この数周は、なかなかリアルタイムに見られず、録画分が数話たまることもしばしば。結局、年内は、録画はした1話分を見逃したまま終わりそう。まあ、年始は放送がないだろうから、後で取り戻せるだろうが。終了するのは、来年6月?そこまで挫折しないで見続けられるかどうかは、ちょっと自信ないな。まあ、お話が面白ければと、それ次第であろうけど。加油、加油。
2022年12月27日
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先月末から徐に「上陽賦 運命の王妃」という中国ドラマがBSで毎週日曜夜に放送開始。チャン・ツィイーがテレビ初主演ということで、なかなか力入っているようだから、1話目は見逃したけど、2話目からは録画予約も入れて見始めた。既にワウワウで放送されてDVDでも出ているそうだ。オリジナルは全68話ってことだけど、BSでは全42話とのこと。オープニングからしてNHK特有の妙な加工が施されている感じで、何でここいらを妙に凝るのかなと毎回思う。おそらく1話毎のエピソードも枠に合わせて短縮されているのだろう。ともあれ、見る方は、そこまで力入れているわけではないので、このNHK版で見れば、まあいいかなと。のっけから王室ならではの陰謀、権謀術数ありまくり。ツィイーは若い時分から演じているので、些かトウの立ったお転婆娘の風情だ。林家正蔵みたいな皇太子がトラブルの元で、その失策を隠すために色々な良からぬ企みが蔓延る。何だか、どっかの元首相の発言を罪に問わないために官僚が暗躍してと似ているなあ。どの世でも、どの国でもこんなことばかりが行われ罷り通ってきたわけだねえ。この時点でのツィイーは、まだ純粋な若き乙女の様相。これが次第に強かな王妃と化していくのだろうな。故・エリザベス女王よろしく、公務に全てを捧げるように・・・まあ、ありがちな展開ではあるけれど、42話てーと、約10ヶ月、来年夏まで続くのか!それ、見ていられるかなあ。あまりにもえげつない展開がないことを祈りつつ、ツィイー以外にも綺麗どころが登場することを期待して、何とか継続を・・・
2022年09月16日
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桜坂劇場で「ブルー・アイランド」を観たのは、実は昨日。憂鬱の島とは、まさに香港のことだ。勿論、香港の自治権を守る市民の戦いを描いているのだけど、世代の違う何人かの香港人にフォーカスし、彼らの過去を現代の活動家が演じるドラマも挿入されるといった、変わった作りをしている。香港人も、そもそも外からやって来た人たちだ。文化革命を逃れて大陸から、何と泳いで香港へやって来た74歳のチャン・ハックジーは、今でも香港の海を毎日泳いでいるようだ。あまりきれいではないだろう海だが、台風の日でさえ飛び込んで泳ぎまくる。その強靭な肉体が強靭な意志を貫くための盾となるかの如し。そのハックジーの若き日の再現ドラマを、現代の20代の活動家が演じる。正直、そのドラマ部分はさほどのウエイトではないので必要なのかなと思えなくもないが、現在の市民運動の原点を活動家に認識してもらう意味合いもあるのだろう。天安門事件を体験した50代のケネス・ラムは弁護士として活動している。雨傘運動以降の市民運動にもコミットしているが、ずっと行われてきた天安門事件の追悼集会は、とうとう香港政府に禁止されて開催できなくなってしまった。そのラムの若き日を、若い活動家キース・フォンが演じたが、彼は既に逮捕されてしまったらしい。六七暴動というのは、この映画で初めて知った。イギリス統治下で共産主義寄りの冊子を配布したことで逮捕されたレイモンド・ヤンの心境は複雑だ。文化革命下の影響による行動で、現代になってみれば、中国共産党を支持する形になるからだ。それでも、当時はイギリスという為政者に対する愛国的抵抗であったのだ。ヤンは、今は政治からは一歩引いたスタンスだ。元々は、“中国人”だった人々が、激動の時代を経て“香港人”としてのアイデンティティを獲得していった。しかし、そのアイデンティティを守るための抵抗は、最早、風前の灯だ。この映画の出演者の多くが逮捕されてしまっている。正直、ドラマ部分が些か中途半端なのだけど、とにかく、香港を巡る歴史、現状は、よくわかる作りにはなっている。折しも、那覇と香港を結ぶLCC香港エクスプレスの運行が再開というニュースが伝わってきた。当然、沖縄から香港へ行く方が早いし安い。前々から言ってはいたけど、この機会に、今度こそ、本当に猛然と香港へ行きたくなってきた。年内は無理かも知れないけれど、既に予約が開始されている来春の便で、本気で香港を目指すべく考え始めた。その最後の姿を見届けるために、ということになるかも知れないが・・・
2022年09月12日
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見たのは昨日なんだけど、中秋節恒例、CCTV「中秋晩会」を書いておかないと。かつてはTVで見ていたけど、今はもうユーチューブで生で見られるんだね。ニコニコで日本語同時通訳入りで配信されていたのを後で知ったけど、ユーチューブでも現地のテロップ+英訳が表示される。中村屋の月餅齧りながら視聴。春節晩会と違って中秋節の番組は歌オンリーだ。2時間枠ながら、まあ出るわ出るわ、三部構成で、一部毎に10組くらいの歌い手が登場する。まあ、「紅白」もこんなもんか。春節の時も書いたけど、最早、チャイニーズポップや華人ミュージシャンの情報を仕入れていないので、正直、誰が誰やらわからない。でも、ここに出る人は、とにかく中華圏で旬の人揃いなのだろうということ。蘇州・張家港での収録、あらかじめテロップが入るということは、どうやら事前収録で生ではないようだ。近年の傾向として、CGとプロジェクションマッピング使いまくりで、主に屋外ではあるようだけど、夢のような背景を演出している。4人の司会に加え、五輪のボランティアみたいに、終始、拍手やら歓声を上げる一般観客?が盛り立てる。古典音楽の演奏ひとくさりから始まり、イケメン男性歌手(阿云嘎)とベテランっぽい女性歌手(薩頂頂)による幻想的なステージ。まあ、こういうパターンが続く。この第一部はほとんど大陸系の人みたいで知った顔はいない。でも、尚雯婕(ラウル・シャン)はどっかで見たような。白い衣装の美男美女コンビの歌唱、童瑶はリン・チーリンに似ている。次に登場の李荣浩は、あのレイニー・ヤンの夫だそうな。30分で一部終了で、スポンサーの石鹸メーカー?のCMがたっぷりと。第二部は北京歌劇舞劇院の迫力たっぷりの舞いから。水と傘を駆使してチャン・イーモウの映画のような華麗なる演出。次は、お、広東語!黄齢と曽比徳(鳥の巣頭)によるポップソング、そして、やっと知ってる顔が、ハッケン・リー。胡夏と二人で、あれ、大事マンブラザース?香港っぽくて、ちょっとホッとするなあ。ウォン・チョーラムを挟んで、時代少年団ってのは中国のジャニーズ系か。この後、香港の中国復帰25周年が謳われるのだけど、今の状況を考えると、これは複雑だよなあ。マカオ出身のソフィア・パイヴァは如何にも混血ぽいヨーロピアンな顔立ち。ジン・チェンって人も混血っぽい顔だけど、回族の人だそうな。二部の最後の周冬雨と王一博のところが最高視聴率だったらしい。チョウ・ドンユイは、チャン・イーモウの「サンザシの樹の下で」でデビューした人だそう。子供っぽいガリガリの体型だけど、ラメラメのドレスに惹かれるものがあった。第三部、毛暁彤はこの構成の中では珍しいコンテンポラリーなダンスをこなしてカッコよかった。晩会常連のクリス・リーのところでは宇宙飛行士との邂逅。国家感出てきましたなあ〜。フィナーレに近づいてきて、“長江之歌”のオーケストラ演奏では、チェロを弾いていた欧陽娜娜って、菲菲の姪だかだよね。那英登場で、これが最後かと思いきや、もう少し続く。この人も晩会系の常連、男おばさんみたいな孫楠が朗々と歌い上げる。バックのバンバンの花火、本物?まだあった、王莉と湯非のバラードナンバーで締め。まあ、配信で無料で見られるのはありがたいけど、やっぱり、心なし香港、台湾や少数民族系とかが少なくなっていて、大陸系の出演者が多かったような気がする。それだけ大陸系で人気者が増えてもいるってことではあるだろうけど。ただ、今回の晩会の最大の話題は、出演するはずだった李易峰が、直前に売春容疑で逮捕されて出演しなかったことだったとか・・・お口直しに、中秋と言えば、この曲、テレサ・テンとフェイ・ウオンの“但願人長久”を聴いて、寝た。
2022年09月11日
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昨日見た「混迷ミャンマー 軍弾圧の闇に迫る」の、更に続きが録画ストックの中にあった。4月に放送されたNHKスペシャル「忘れられゆく戦場〜ミャンマー 泥沼の内戦〜」。Nスペでミャンマーを取り上げる番組としては、第3弾。まさに、今、キャンマー最大の課題は、今尚、軍による弾圧が続いていることが、世界に忘れ去られないことにある。ナレーションでも語られる通り、ウクライナの戦況がニュースで伝えられる程に、人々の関心はミャンマーから離れてしまう。しかし、決して終わってはいないどころか、ますます泥沼の様相を呈している。ウクライナからの難民受け入れの件は地元のニュースでも取り上げられるくらいなのに、ミャンマー難民受け入れの報は伝わってこない。深刻さ、切迫さにおいては優劣がつけられるものではないにも拘らず。昨日の番組でも伝えられていたように、ミャンマー軍による弾圧は、実に無差別、民間人を巻き込んだものになっている。一方で、若者を中心に、実に2万5千人が、国軍に対抗する反乱軍として戦闘に参加している。軍事教練を行なっているのは、かねてから国軍と対立してきた少数民族の兵士だ。あの、アウンサン・スーチーでさえ弾圧していた少数民族が、今まさにミャンマー民間人の勢力と結びついているという皮肉。PDFと称される反乱軍には、17歳の少女まで参加している。手製の武器を作っての、まさに絶望的な戦いだ。対する国軍は、反乱軍と民間人の区別もつかなくなり、ますます無差別攻撃の度合いを深めている。山沿の平和なカトリックの山村に火が放たれ、民間人の住居が手当たり次第破壊されている。軍隊の、その無慈悲さの理由は、昨日書いた通りだ。そして、国軍に武器を提供しているのは、ここでもロシアなのだった。ロシアがウクライナに侵攻するにつて、ミャンマーの方は人々の関心の範囲から外れていく。シリアもそうだったが、今や世界情勢の諸悪の根源はロシアの指導者の存在であることに疑いはない。冷静に構えている場合ではない。現代において、ロシアこそが悪の帝国であり、プーチンこそが地獄の番人なのだ。そして、ミャンマー国軍に、武器を買う金を提供している中国や日本の企業の動きも止めなければならない。世界の不幸の連鎖はこんな感じで繋がっている。だから、ウクライナの情勢に関心を持つと同時にミャンマーのことも忘れてはならないのだ。この状況に対して、改めて、自分も含めて何が出来るのかを考えていかねばならない。
2022年08月16日
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終戦記念日、NHKスペシャル「ビルマ 絶望の戦場」という番組が放送されるので見ようと思うが、一方で、録画ストックで、まだ見ていなかったミャンマー関連の番組を見ないと。ということで、まずは、NHKスペシャル「混迷ミャンマー 軍弾圧の闇に迫る」を。これ、昨年の8月に放送されたものではないか、何をやってるんだか・・シリアにしろ、香港にしろ、なぜ、軍や警察がここまで“自国民”を弾圧したり殺せるのかが不思議にする思えていた。特に、シリア、ミャンマーといった国は、そもそも、そう大きな国ではなく、自国民を減らしてしまっては国家そのものが成り立たなくなりかねない。政府への服従を迫るとはいえ、殺してしまっては元も子もないではないかと。その疑問は、ことミャンマーに関しては、この番組を通じて、ある程度晴れたというか、決して晴れ晴れとはしないのだけど。軍の利権構造が半端ではない。ミャンマー国内の多くの事業を運営する企業には軍の資本が入っていて、軍人、それも上層部だろうけど、相当な優遇を受けている。企業には中国は勿論、日本企業からも資本が入っている。その利権構造が崩れることは軍部にとって死活問題。そこで、クーデターを起こしてまでアウンサン・スーチーの体制を追いやろうとしたのだ。それにしても、民間の反乱に対する軍の弾圧ぶりが、実に徹底している。本来、軍部等はネット戦略等は不得手のように思えるけれど、民間人のデモや反乱の情報を事前に入手し、国際社会に知られぬよう念を入れて弾圧を行う。ドローン等も駆使されているようだ。まさに、反乱側は絶望的な戦いを強いられている。それでも、今は民間人も武器を取ってゲリラ的な戦闘を展開する。まさに泥沼の様相だ。何よりも、軍を支える資金を絶たないことには道筋が見えない。エネオス、住友商事、丸紅、三菱商事等が、今もミャンマーとのビジネスを継続し、国軍への資金提供に関わっているという。探せば、更に多くの企業の名が挙げられそうだ。そして、夜の番組、勘違いしていたけど、こちらは、”ミャンマー”ではなく、“ビルマ”の方だった。つまり、終戦の日らしく、ビルマでのインパール作戦を取り上げた番組。でも、こちらも勿論、視聴。スーチー女史の父であるアウンサンは、当初は独立のために日本軍を手を組むのだが、最終的には、日本を裏切る形になる。実は、アウンサン親子は、日本とは因縁ある関係なのだ。して、歴史上、最も無謀な作戦と呼ばれるインパール作戦、イギリス軍との雌雄は既に決していたのに、尚も戦闘が継続され、終戦までの1年間に、戦闘中を上回る命が失われた。この状況、何かに似てないか?そうだ、沖縄戦だ。イギリス軍将校曰く、日本人の将校は、“道徳的勇気が欠如している”と評した。日本の戦闘というのはいつもこんな調子だ。負けを認めて切り上げて入れば被害を大きくしなくて済んだのに、目算もないまま戦闘を継続、死ななくてもよかった兵士や民間人の更なる犠牲を生む。こうして見ると、日本人というのは性質的に、戦争には向かない民族なのではないかと思える。冷静な判断を求められる場において、正しい選択がいつも出来ない。戦争を行ってはいけない民族ではないかと。そんなメンタリティは、まさに現代にも受け継がれている。昨年の東京五輪が最たるものだろう。時の為政者は、ここぞというところの判断で決定的な過ちを犯す。戦時に止まらないという点が絶望的だ。日本人、特に為政者が、なぜ、肝心な場で判断を誤るのか、これは日本人という民族そのものの特質を、研究していかねばならないだろう。だが、生憎、世は、そんな冷静な判断が下せるほどに成熟していないままなのだ・・・失敗から学べぬ日本人、せめてこちらは、そんな過去や国家の体制を反面教師として、世の事物に対処していくほかは、とりあえず、ないだろうか。
2022年08月15日
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4、5年前にBSで放送されていた「2度目の旅」シリーズ、結構好きだったけど、徐に「2度目のアンコールワット」がアンコール?放送。これって見たかどうだったか。西村元貴って人が旅人で、室井滋が鼻声のナレーションでフォロー。アンコールワットは、次々と未公開だった遺跡が公開されるようになって、自分が訪れた20年前以降も、新たに行けるようになったところが次々報じられて悔しい思いをしている。でも、この番組で登場の遺跡は、自分も見たやつが主じゃないかな。人気がなくて、静けさを湛えた調えられてない遺跡には、結構遭遇したと記憶する。シェムリアップ周辺の宿に泊まっていたけど、欧米人で賑わうバーストリートみたいなところには全然行かなかったと思う。地元っぽい料理屋で素朴な飯を食べてた気がするが、穴場はまだまだあるのだった。豚肉の炭火焼の店とかうまそうだったな。代々木公園のカンボジアフェスティバルでもよく食べたカボチャプリンやアモックの料理実習とかも良さげだった。20年前でも結構シェムリで商売やってる日本人なんてのがいたけど、番組のアドバイザーには旅行代理店やってる夫婦とか何だかのインストラクターとか、猫ひろしまで登場する。軒並み物価が上がっている東南アジアにあって、最後の聖域?はカンボジアか、政情不安定なミャンマーくらいかも知れない。観光客激減で、今のアンコールワットやシェムリはどうなっているだろう。3度目のアンコールで現状を伝えてほしいな。コロナ明けも視野に入りつつ、アジアへの渇望が蘇りつつある今日この頃だ。
2022年06月22日
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録画ストックは相当溜まっていて、スポーツシーズンがほぼ終わった今になって追っかけて見ているけれど、ここんとこは、やはり、沖縄本土復帰50年関連が優先だった。まだあるけど、一方で録画の古い順からも消化していかねば。てことで、去年の4月にEテレで放送された「マイ・コイ反逆の歌姫」'19というアメリカ制作のドキュメンタリーを。恥ずかしながら、ヴェトナムがそんな国であったということは認識してなかった。社会主義共和国っつっても、要は共産党一党独裁、中国どころかミャンマー並の情報統制国家で、秘密警察が不穏分子を監視し排除する。ミャンマーもそうだったけど、昔訪れた際に割と呑気な雰囲気だったので、そんなに締め付けが厳しいとは思ってなかった。この番組の主役であるマイ・コイは、元々は共産党公認歌手だった。しかし、そんな恵まれた立場から、政府による歌詞の検閲やライヴ活動への干渉に疑問を覚え、次第に覚醒していく。ルックス的には、ヴェトナムのおばちゃんっぽいけど(失礼)、なかなか過激なパフォーマンス・スタイルで、“ヴェトナムのレディー・ガガ”なんて言われている人だった。“セルフィー・オーガズム”なんてナンバーはすごいな。でも、ガガというよりは、むしろ、そのスタンスは、香港のデニス・ホーに近い。状況を変えたいと考えたマイ・コイは国会議員選挙に立候補しようとするが、共産党に却下される。そして、ライヴ活動が行えなくなり、彼女の活動も先鋭化していく。オバマ大統領の来越時に直訴したり、トランプの来越時には、送迎車に向かって“トランプに小便を”の幕を掲げる。更に、インターネットが規制され始めると、ハノイのロンビエン橋に“ネットの自由を”の横断幕を掲げる。いやあ、やるやる。そして、直接的なメッセージを投げかけるアルバム制作に入る。バックのミュージシャンたちが、周囲の反対を強く受けて難渋するも、アルバム「ディセント」は完成。しかし、発表後の反響を見越して、彼女はとうとうヴェトナムを離れることに。引き止められるかと思いきや、空港職員は、彼女に共感している様子だった。彼女はアメリカに渡ったらしい。フランス人っぽい夫がいたけど、彼は置いていったのだろうか。それにしても、どこでも、自らの身を顧みずに戦う、戦わざるを得ない人たちが存在する。香港もミャンマーも、そして、ヴェトナムもであったか。一見、平和そうに見えたアジアだけど、他の国々はどうだろう。それぞれの国の状況をもっと注視していかないといけないなと思った。勿論、日本だって決して他人事ではない。
2022年06月17日
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HDの録画ストックが相当溜まっている。古いものから見ていかないとと思ってはいるが、既に2年前の番組で、しかも、その時期に見なければ意味がないものが未見だと、我ながら何をやっているのかと思う。2020年10月25日に放送されたBS1スペシャル「ただ自由がほしい~香港デモ・若者たちの500日~」なんて最たるもの。もうこの番組で描かれた状況から、香港は更に悪化しているというのに。撮影と語り手は香港の現地キャメラマン、当然、身に危険が及ぶので名前や顔は明かせない。アニメ等が好きで日本語を覚えたそうで、拙くはあるけれど、番組進行には過不足はないレベルだ。教会がビルの中にあるというのも香港らしいが、そこでクリスチャンの神父を務めるアラン・キョン氏が主役だ。そのビルがある屯門は、九龍半島でもかなり端っこの方だ。彼の活動は、民主化運動で傷ついた若者を助ける医療班的な役どころだった。これまでに見知って来た民主化運動の闘い方や状況、香港警察の信じがたい蛮行等も描かれる。しかし、春節の晩に不当に拘束され刑務所で年を越すことになったキョン氏、運動にコミットしていく方に進んでいく。教会の収入だけでは厳しく、同時に子供たちの塾も経営していたが、やはり、政治が絡んでくると、そちらにも影響が出るのは免れない。それでも宗教集会として平和的なデモを計画するキョン氏だが。コロナ禍、そして国家安全維持法の導入で、現在の香港では5人以上の人が集まってお茶することすら出来なくなってるそうだ。キョン氏が政治にコミットしたことで収入が絶たれ苦しい立場に立たされる。香港人は、かつて、食べることばかりで政治には関心がない“港猪”と揶揄されてきたが、キョン氏も“港猪”にならざるを得ないのかと思われたが・・・彼はネットジャーナリストとして活動し始めていた。香港の人々、若者は、もう戻ることは出来ないのだ。ただし、現在は香港政府の締め付けが厳しく、民主化運動も頭打ちの状態という。香港は終わったという人もいる。キョン氏ともども、自由を愛する香港人を信じたいのだが。とにかく、香港を再訪したいな。コロナが落ち着いて来たとしても、現状、待機期間等も設けられているだろうから数日の休みでは行き辛いというのが現実だ。こんなことを言うのは悲しいけれど、完全に変わってしまう前に、今の香港の姿を見ておきたいのだけれど・・・
2022年04月13日
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「紅白」のように、中秋節を祝うテレビ特番というのは一つだけだと思っていたのだけど、実はさにあらず。昨日見た「中秋晩会」とは、また別に特番があって、そちらは更に豪華な出演者が揃っていたようなのだ。道理で、何かニコラス・ツェーが司会の一人で、フェイ・ウォンも出るとか話題になっていたのだけど、あれ?出てないじゃんと思ったら、それは別の番組だったのだ。そこで、慌てて、チェック、そちらの番組も配信で見られるようなので、今日も続けて鑑賞といく。「2021大湾区中秋電影音楽晩会」、こちらは深圳からの中継ということで、より香港寄りの出演者が多く出ているようだ。何たって、のっけにジャッキー・チェン、但し、スピーチで。コロナ禍の世からの回復みたいなことを語っていたのだろう。オープニングこそ、大陸系の若手がメインだったけど、こちらは、より、かつてのアジアポップファンに馴染みの顔ぶれが色々登場する。アラン・タムとか、今相当な年だろう(71歳だった)。更にジョージ・ラム。ちょっとしたレジェンドとして会場も盛り上がる。しかし、曲がスターシップの“愛はとまらない”の広東語ヴァージョンか。こういうの色々あったよなあ。更に、先日、「古惑仔」復活大集合の映画を見たばかりだけど、それにも出ていたジョーダン・チャン、マイケル・ツェー、ジェリー・ラム、ジェイソン・チュウら勢揃いのステージ。これはちょっと感無量。そもそもアイドルグループだったわけだからね。今はもう50代か。しかし、ここらで映像がどうも怪しくなってきた。回線の問題か、上がっている映像そのものの問題か、ちょっと続きを視聴するのが困難になってきた。肝心のニコラスとフェイの顔合わせとかはなかったらしいけど、この祭典は、結局、1時間ちょいくらいで見るのを断念。後日まだ上がっていたら続きを見てみるとしようかな。こんな具合に、中秋節のイベントというのは、中国各地で行われるようで、この晩会が、最も顔ぶれ的に賑やかなものだったようだ。そういう状況であるのは今回初めて知った。チャイニーズは、自分の地域、ないしは故郷で放送の番組を選んで見るのだろうか。ここいら、まだまだわからんことは多いけど、中国関連のテレビ番組は、探せば結構配信で見られるので、暇があれば、ちょっと追っかけていきたい。この番組も、この後、ミリアム・ヨン、アンジェラ・チャン、レイニー・ヤンら、まだまだ出ていたらしいからね。それにしても、香港、再び行けるのはいつの日か。
2021年09月22日
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迎えた中秋節本番、沖縄で言えば“ジューグヤー”だけど、やっぱり、中国の中秋となれば重みが違うというか、春節に次ぐ重要な日である。この日は、やはり、「紅白」的テレビ番組「中秋晩会」を見るのが定番だが、先日、春節の特番がネットで配信されていたように、こちらもユーチューブで見られるようだ。では、ようやく買えた中村屋の月餅を齧りながらPC画面で拝見するとしますか。春節のように解説付きの日本仕様ではなく、CCTVがそのまま配信する内容だ、「2021中秋晩会」。四川省西昌市で、特設ステージを設けての中継のよう。ステージは360度で周囲にはお城みたいなのが聳えていて、その周辺に旗を持った一般観客?が歓声を送る。ステージはCGなのかマッピングなのか、様々なヴィジュアルの趣向が施され、肝心なところでは花火。これ、まるで五輪の開閉会式を彷彿とさせるスケールだね。フェイ・ウォンというか、テレサ・テンでお馴染みの中秋定番曲“但願人長久”は、フェイではなく男女デュエットで歌われる。出演者は大陸系の人が多いし、昔みたいに中華ポップスの歌手には詳しく無くなってしまったので、正直、知らない人が大半だ。でも、間違いなく、今が旬の顔ぶれが勢揃いであろう。春節と違って、この中秋の晩会は、漫才や曲芸などはなく、ひたすら歌会であります。桜なのかな?大樹の元で仙女のような女性たちの舞いに続いて、そこに降ってきた雨は本物か映像か。そして、春節晩会にも出ていた尚雯婕が歌う。この人も含めボーイッシュというか、LGBT系なのかなという歌手は大陸系で多い。実は中国は、その方面では意外とススんでいるのかも知れない。何せ、人口がやたら多いから当然色々な人がいて、実力があれば評価されるのかも。勿論、相当な困難があることも想像に難くないが。ようやく知った顔、リッチー・レンが登場、この人もいい歳だと思うけど、まだ健在なんだね。“麦芽糖”なる歌を軽やかに。三部構成のようで、30分毎にCMも入ったりする。中編で登場の少数民族系の歌唱は他の場所からの中継だったろうか。歌唱バックにワイヤーワークがあったり剣の舞があったり賑やかだ。李宇春が子供たちと唱和の後は、中締め的に大花火が夜空を彩るが、あれも本物なのか映像なのか?そして、おお出た!カレン・モク。あの夢の来日公演から、ちょうど2年、あれから、こんなに世の中が変わってしまうなんて思いもよらなかったなあ・・・香港のウォン・チョーラムが賑やかに繰り広げるナンバーは“火鍋”とな、四川と言えばだなあ。そういえばコロナ禍では火鍋は感染を招くということで禁止されたりもしてなかったか。でも、チャイニーズは日本人以上に皆で鍋をつつくのが好きというか、やらずにゃいられないだろうな。ここでの晩会はコロナ的な警戒モードは皆無で、すっかり日常を取り戻したような華やかな宴がひたすら続く。第三篇となると、これはいよいよ愛国モードに突入。あの大陸っぽいキンキン声の女性歌手が、高らかに、でも、にこやかに国家への忠誠を歌い上げる。そして観客のような人たちが国旗を振ってフィナーレへと突入していく。さすがにこうなると引いてしまう。でも、終盤は韓雪も。この人、春節にも出てなかったかな。女性的なハイトーンで歌い上げる周深も春節に出ていたような。まさに現代の中華圏を代表する若手歌手なのだろう。最後はバレエ団をバックに、大陸、台湾、香港、マカオの歌手が揃って“海上明日”を歌い上げる。マカオ代表ミシェル・リー?ウソ、顔が変わってて何だかお姉ちゃんっぽくなってるのだけど、整形?ともあれ、この2時間の晩会、ヴィジュアルのゴージャスさではどこぞの五輪の開閉会式を遥かに凌駕していた。しかも、あちらは数年の準備期間であれだけど、こちらはわずか1年だからね。何だか、現在の国力の違いをまざまざと見せつけられたような気がする。これは、北京冬季五輪もさぞかし・・・また、開閉会式だけはしっかり見るとしよう。
2021年09月21日
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ようやく届いたぞ、韓流マスク。コロナ備えの仕上げとして先月末に注文したやつが、やっとだ。前にも書いたけど、これまでは使い捨ての不織布マスクを使い回したりしていたけど、一層、警戒すべくサージカル並のものを装着するように考えた。それで、通販注文したのが、話題のKF94ってやつ。たまたま選んだのが福井の業者だったようだけど、1週間やそこらでは届かないし、商品がサイトから消えていたり、ちょっと不安だったけど・・・まあ、60枚で1,599円とかだからねえ、詐欺とか言ってもたかが知れてる(失礼)。業者との連絡の取り方もちょっと面倒くさいので、ますます何だか。“ちゃんと送ってもらえるんですか?”とかタメ口調に問い合わせ送付したところ、マスクの輸入は結構大変なんだと。本当に韓国から取り寄せるんだね。それは逆に信頼できるかも。何度か業者とやり取りして、ようやく発送されたとの知らせ。ただし、60枚のうち50枚。カラーが色々あるのだけど、茶だけ遅れるとか。まあ、ナイチ帰宅までに、ある程度届くならいいよ、飛行機とか空港とかが要警戒なので。で、確かに今日50枚届きましたわ、白と黒とグレーで50枚。装着してみると、なるほど、結構密着して隙がない感じ。何やら検査済の紙も入っているし、パッケージもハングル。やはり、韓国直輸入みたい。ちょっと息苦しい感じとゴムのキツさは感じるけど、これは通常のマスクも同程度かな。頼んだ業者は、主に女性向けのファッショングッズ(ウィッグとか)を扱っている店で、このマスクもおしゃれ用品の一つということらしい。装着して内側は少し余裕があるので口紅がつかないとか、そういうことで女性受けらしい。一応、男女兼用のやつなんだけど。まあ、茶のもいずれ届くのだろう。これまで飛行機に乗る時は二重マスクとかしてたけど、これは1枚だけでよさそうだ。これも前にも書いたっけ、パルスオキシメーター注文したら、なぜか2個届いて、業者の間違いだったけど、返送不要とのことだったので、お言葉に甘えて、もう1個は家用にストックさせtもらう。では、家の方もゼリーとかポカリとかも買い込んで備えるとするか。解熱剤も向こうで買うか。万が一、帰った先で感染したりしたら大変だけどね、猫を置いていくから。何はともあれ、マスクもエンタメも韓国の方が日本の一歩先をいくのが現状のようだ。ここは素直にいいとこは取り入れるとしませう。
2021年09月17日
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土曜の晩、色々見たい番組はあったけど、出かけていて、BSプレミアムの「キネマの神様」のメイキング的番組は予約、一方で、BSスペシャルでの「香港ディアスポラ ロンドン移民たちの1年」という番組は、当日に気がついて急遽予約。一方で、CSの「スーパーガール」もあり・・・「香港ディアスポラ」は、帰ってきて追っかけ再生で見始めた。香港を出てイギリス・ロンドンに移り住む人が増えているというのは、当然の流れだろう。元々、イギリス領であったわけだから、イギリス政府の庇護もある程度期待できるのではと思うだろう。実際、ジョンソン首相も受け入れを表明はしているが、では、移民に対し支援があるかというと、これは別の話。政治亡命は認められても、生活はなかなか苦しいというのが実態のようだ。サイモン・チェンも政治亡命した一人。イギリス領事館勤務だったというくらいだからエリートだったのだろう。しかし、反中でもに一度参加したことで、中国にイギリスのスパイと疑われて拘束。この時の体験で、香港を去る決意を固めた。パートナーと共にだが、両親には何も言えぬままロンドンに移り住んだ。同様にロンドンに移住してくる香港市民の支援を始め、ひっきりなしに連絡がくる。華人はネットワークが強いから、どこへ行っても同胞が助けてくれて、何とかやっていけそうな印象があるが、そこに亡命者に対する中国政府の影がつきまとう。ロンドンの中華街の人々は、かつては香港から移り住んできたが、今は中国政府支援にまわっている。だから、移民たちを支援するわけではなく、むしろ、中国政府に協力する側になっている。香港市民は、移住してきた香港市民同士で助け合うしかない。事情が事情故に、準備も知り合いも充分ではない状況だから、さしもの華人たちも、これは生きづらい。そして、中国政府はイギリスにも監視の目を拡げている。まさに、彼らはフュージティヴだ。中国人相手の不動産業の仕事に就くと、そこから政府に存在が知られる可能性も出てくる。しかし、何とか生活はしていかねばならない。エリートのサイモンも、国勢調査員のアルバイトで食い繋ぐ。そんな彼が中国政府に指名手配されていることを知る。イギリス政府は身柄の引き渡しには応じない方針だが、中国の手は少しずつ近づきつつあるのだった。というところまで見てきて、あいや、HD容量が足りなくなって録画が終わっていた。最後まで見られず終いだったけど、香港市民の置かれた厳しい現状はよくわかった。近々の再放送があることを期待しよう。
2021年07月17日
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ミャンマーの国軍によるクーデター、当初は、そもそもスーチー政権自体がロヒンギャの問題等であまり共感出来ない存在だったので、それほどの蛮行とも考えず様子を見ている感じだった。しかし、ここに来て、軍の抵抗する市民に対する弾圧が狂気の沙汰のレベルになっていて、とんでもない事態と化して来ている。香港に続く混迷の状況はどういうことになっているのか。そこで、日曜に放送された「NHKスペシャル」“緊迫ミャンマー 市民たちのデジタル・レジスタンス”を録画視聴。正直、今回の件で、これ程市民が抵抗に立ち上がるとは予想していなかった。曲なりにも民主化を迎えて10年、この間に、民主化を進める市民の意識は大きく変化したのだろう。再び軍事政権に戻ることへの抵抗は、想像以上に大きいものがあった。そして、それに対する弾圧の大きさも想像を超えていた。軍事クーデターから1ヶ月が経過し、市民のデモが連日行われる中、とうとう軍がデモの弾圧を開始した。それはもう、容赦のない暴力的な弾圧。市民の犠牲者は見る見る増え、500人を超える死者が。こうなると香港どころかシリア並の国民抹殺のレベルだ。しかし、それでも市民の抵抗が止むことがない。ミャンマーの人々の民主化が脅かされる危機感、自由を求める意識は、この10年で軍人たちの想像も遥かに超える進歩を遂げていたのだ。圧倒的な軍事力と暴力で市民を制圧する国軍だが、市民には別の武器がある。それはSNS等を使ってのデジタルレジスタンス。軍が進行する危険な地域をネットで情報アップし、デモ隊に注意を呼びかける。さらに、軍の横暴を市民が映像に捉え即座にネット上にアップし、世論にも訴える。国営テレビ放送では軍に都合のいい、真実を捻じ曲げられた情報しか伝えられないからだ。日本を始め、海外にいるミャンマー人も果敢に抵抗する。皆で軍のサイトに集中的にアクセスし、ハッキングを試みたり、軍の非人道的な弾圧の映像の証拠を掴み、国連に提出する。勿論、まだまだ微力ながらも、まさに現代ならではの抵抗の在り方が興味深い。僕自身がミャンマーを訪れた20年前は、あの国はインターネット禁止という状態だった。外国人は郵便局でネット閲覧が可能だったけど、ノートPCを持ち込むと空港で没収されるという話だったので、バンコクに置いて行ったという記憶がある。しかし、さすがにこの10年でネットは解禁され、市民もそれを利用して抵抗する術を学んでいたのだった。軍も手を拱いてはいない。エンジェルと呼ばれた、抵抗運動の象徴となるべき存在の死を利用し、墓まで掘り起こして、その死の真実をねじ曲げようとする。対する市民も、その軍による犯罪の証拠を探し出そうとする。その熾烈な攻防に舌を巻かされた。しかし、ミャンマーの現状は、高みの見物では済まされぬ緊迫した状況が今尚続いている。何が出来るのか、日本政府はミャンマーのことなど鼻もひっかけていない有様だ。せめて、那覇に今は2軒あるらしいミャンマー料理店にでも行って、自国の市民を支援しているかも知れない店に、せめてもの力を与えられぬか。
2021年04月07日
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NHK「世界はほしいモノにあふれてる」なる番組、司会のジュジュという人があまり好きになれず見てなかった。もう一人は、以前は三浦春馬という人だったけど自殺してしまった。代わりは、大河ドラマに出た鈴木亮平が務めている。たまたま見た“情熱台湾!あったかレトロを探す旅”は面白かった。主役は青木由香さんだ。台湾在住18年目で、台北の迪化街で小物店を営んでいる。売っているのは、オールド台湾を感じさせるグッズの数々。そもそも迪化街はオールド台湾に溢れている世界なので、ここに買い物に来るのは日本人観光客なんだろうと思うけど、今の状況ではそれも望めない。地元の人も買い求めるのだろうか?青木さんという人は台湾カルチャーの紹介役として活動してきた感じだけど、この人を知っているのは、トーテムというバンドの紹介役としてだ。一時期は彼らのマネージャー状態だったと思う。台湾の少数民族によるメンバーで結成された4人組のトーテムは、少数民族の民謡的サウンドをロック、ポップに取り入れたサウンドで、とてもユニーク、かつ、味わい深かった。CDは2枚持っているけど、とりわけ、「我在那邊唱」というアルバムと同名タイトルソングはオールタイム・フェイヴァリットだ。台湾から近いということもあって、バンドとしてのトーテムは、沖縄でライヴを行ったことがある。それは無料ライヴだったけれど、非常に忘れがたい経験で、彼らにサインもせがんだりした。その際には、当然、青木さんも同行していた。トーテムの本格的な日本公演を期待したけれども、それは叶わなかったようだ。バンドは解散したかどうかはわからないけれど、リーダーのスミンはソロで結構活躍していて、コロナ禍の前は毎年の如く沖縄には来ていた。さて、そんな彼らをサポートしてきた青木さんは、当然、台湾の少数民族との繋がりも強い。民族ならではの手作業の民芸品を仕入れるのみならず、自らも制作に挑戦する。こう見てみると、台湾は、古い時代の漢民族の文化のみならず、実に多彩な文化に溢れている。当然おいしいものもいっぱいだし、人も暖かく、住みやすそうに見える。加えて、近年は、為政者が非常に有能で、世界にいち早くコロナを押さえ込んだ。台湾という“国”が非常に魅力的に思えてきた。沖縄に移り住んで今年で9年目になるけど、10年ひと区切りにしてもいいかなと思えている。尤も猫が元気なうちは沖縄だけど。いずれ時が来たら、再び旅へ、そして、その後の住処としては、シンガポールかマレーシアか、或いは香港、そして、台湾もいいかなと思えてきている。何より、電鍋欲しいな。台湾家庭には一家に1.7台という必需品、あれなら色々作れそうだ。真っ当な中華世界というのは悪くないぞ。
2021年02月25日
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旧暦では新年3日目であります。沖縄でも旧正月は祝われるが、それ以上に中国では春節ってことで1年で最大の祝日。中国の春節といえば、春節聯歓晩会だ。中国版「紅白」とも称されるけど、似ているけれども「紅白」以上の番組とも言える。昔、CSチャンネルが見放題だった時期があって、その頃には毎年見ていた。久々にどこかで見られないものかなと、何気なく検索したら、え!見られる?ニコニコ生放送で「中国版・紅白歌合戦 14億人と共に見よう“春節聯歓晩会”2021~日本語同時通訳付き~」とな。“2021年もニコニコが日本語同時通訳付きの生中継でお送りします!”って、去年もやってたのか、知らなんだ。大晦日にあたる11日の夜、特にログインだなんだせずに無料で見られるようで、気づいた時には既に始まって1時間が経過していた。「紅白」と言っても、実はこの番組、半分くらいはお笑いだ。コントや漫才が長いのだけど、そこらは自分の中国語能力ではほとんど分からないので、放送で見ていた際はスルーして、専ら歌や踊りを見ていた。同時通訳は、司会者のコメントで、さすがにお笑いは同時にはない。コントは、概要が字幕で少し説明される程度。でも、これ配信で見られるというのは画期的なことだな。中国とは時差が1時間あるので、カウントダウンは日本時間翌日の1時ということになるが、ちょっと眠くて途中で切り上げた。これって、見逃し配信でも見られるのかな?明けて翌々日の本日、果たして、番組は最初から見られるではないか。しかも生配信の時と違ってすっ飛ばしながら見られる。これは大変めでたい。勿論、うざったいコメント等は非表示にして。“万事如意”というオープニングダンスから豪華絢爛、これですよ、これ。“吉祥高照”という新年を称える歌、6人の歌手が歌う。かつて程、中華芸能に関する知識がなくなっているのだけど、歌手は大陸の人ばかりではないか。司会も5名、やはり初めて見る人ばかり(以下、お笑い系はすっ飛ばして演舞系のみ)。続く演舞は、ライオンキングみたいなアフリカの踊り、エジプトのベリーダンス、フラメンコにロシアのコサックダンスと、中国が金を注いで支配下に置こうと目論む?国々のなんちゃってカルチャー搾取?最後はリボンを駆使しての新体操風ダンス。あれは中国が元祖なのか。一応、観客も入れていて、結構、密。マスクをしている人が大半だから、やっぱり、中国でもまだまだコロナへの警戒感は強いよう。合間合間にティクトクとかタオバオのアプリでお年玉がもらえるみたいのが告知される。国営放送なのに、こういうスタンスなのが中国らしいね。丑年生まれの人っていう人選らしいけど、若手二人にアンディ・ラウ(と牛ロボCG)が加わってのショー、何だかツイスト(牛起来)を踊る。ラウだけ別の場所にいるみたいな感じだったけど、最後は舞台で3人が揃う。歌い手としてのラウは結構好きなんだよね。そして、お、「天地英雄」なるプログラムでドニー・イェン登場。木人椿で鍛錬する姿をひとくさりの後、あの「少林寺」のテーマが流れて武術+ミュージカルのようなショーが展開。「グリーン・ディスティニー」を彷彿させるような華麗なるワイヤーワークも駆使される。昔のこの番組との大きな違いは、プロジェクションマッピングやCGを使いまくりのところ。会場ではどのくらい見れているのだろう。ということろで、今度はウー・ジンが登場。今や、大陸の国民的スターだからね。最後はドニーとウー・ジンが一戦交えて、「SPL」の再現の如し。いやあ、こういうのが見たかったんだよ!「走れ青春」なる若手によるミュージカルショー、KPOP程には洗練されてない歌とダンス。ここで登場の歌手たちも大陸の人たちだったと思う。中国の宇宙プロジェクトや、脱貧困の功績があった人たちの表彰とかを経て、韓紅というドーンとでかい女性歌手による歌唱。チベット族ながらも愛国中国を称える側に取り込まれているようだ。東方演芸集団によるジャスミンの舞いでしっとりの後は、コロナによるロックダウンをテーマにしたらしいコント。ただ、最後はロックダウン解除の歓喜に包まれ、ここでジャッキー・チェン、ココ・リー、アンジェラ・チャンらが登場(7人いたけど後はわからず)して”明日はもっと素晴らしい”と歌われる。コロナ禍克服?と医療従事者への感謝というテーマもあったようだ。深圳市を称える“灯りの中の中国”で、張也、周深という大陸系であろう二人が歌うが、二人ともすごい高音を聞かせる。李宇春というボーイッシュな歌手の歌をバックに、小林幸子みたいなファッションショー。こう見ると、さっきの韓紅といい、中国はジェンダーぽい芸人には案外寛容ではないかと思えるのだけど。これも大陸系であろう男性歌手二人が家庭の温かさを歌う。京劇は結構好きで、かつて公演があればよく見ていた。なので、絢爛たる京劇ステージは嬉しかった。「白蛇伝」とか「紅楼夢」と言った代表演目のダイジェストステージ。おそらく演目を十八番とする役者が次々と登場というところだったのだろう。これぞお正月って感じだね。締めは現代京劇?こういうのもあるんだね。KPOPのエクソの中国人メンバー、レイこと張芸興は、特別待遇というか、ソロでのステージ。勿論、ゴージャスなダンサーたちをバックにだけど。王琪という歌手は新疆ウイグル系かな?やっぱり、中国各エリアの代表的存在が出演ということか。そろそろ新年を迎えるという大詰めの時間に、ちょっとお子ちゃま向けショー、中国版初音ミクみたいなヴァーチャルシンガーも登場。子供はこれ見たら寝ろってとこかな。上海の舞踊団による朱鷺のバレエが華麗に披露され、カウントダウンも間近。中国に返還された国宝の紹介なんてのもあったが、日本から返還の仏像?それ、日本でニュースになったのかな。兵士や医療従事者を称える映像の後、ユンディ・リのピアノと舞踊、曲はずばり、“愛してる中国”。いよいよ愛国心高めていって、今度は軍服女性歌手が“安心して、中国”とな。そして、”党に山歌を聞かせよう”なるナンバーは、各異民族の代表的歌手が歌い継ぐ。バックには様々な伝統衣装の人たちが。中国は異民族を迫害しつつも、こういう時は民族の結束みたいなのに利用するんだよなあ、なんてのは少し控えて、これが年の締めであります。そして、新年快楽!そのまま民族舞踊が展開。雪景色の光景をバックに4人の歌手が歌唱、セシリア・ハンのCDは1枚持ってたなあ、“雪の華”をカヴァーしてた人。冬の次は春、“春のことば”という曲を孫楠が朗々と歌唱。ここで突如イタリアへ。アンドレア・ボチェリって、結構歳いってるんだね。部屋?で“オーソレミオ”に続いて、息子マテオと共にポップな曲も。次の冬のオリンピックは、また北京なんだね。4人の大陸系歌手と選手たちによるオリンピック主題歌らしい“燃える雪花”とな。次に徐にジェイ・チョウ、ちょっと太ったんじゃない?CGバックに“モヒート”。本当にステージにいたのかな?ちょっと別撮りっぽかった。コントとマジックを合わせたような演目の後、“吉祥吉祥”と孔雀の舞で、いよいよフィナーレ。中国版“蛍の光”とも言うべき“難忘今宵”、5人の歌手が歌い継ぐ、またまた民族衣装の人々をバックに。まあ、大愛国調で中国の相変わらずの垢抜けなさもタップリ味わえたけど、これは、やっぱり見られてよかった。10年ぶりにくらいだったので、結構、感慨があった。是非、また来年も。いや、これ見られるなら中秋節晩会や国慶節晩会も見られないか。今日び、探せば何でもありそうだぞ!
2021年02月14日
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またBS「アナザーストーリーズ」だが、今回も香港だ。“香港返還 すべてはあの日から始まった”、今回は現在の混迷する香港の始まりである返還に焦点を合わせる。香港の中国返還交渉は1985年からスタート。鄧小平とサッチャーによる直接交渉で、元々はイギリスのサッチャー側が強気で交渉に臨んだそうだが、鄧小平側も引かず、新界のみならず香港島や九龍も含めた全面返還、行政権も中国にということで決着する。ここで決着するために、中国側も譲歩を引き出す提案があった。それが一国二制度だった。しかし、この返還交渉は、あくまで中国とイギリスとの間のもので、肝心の香港の代表は不参加だった。知識がなかった当時、マカオ及び香港の中国返還は、香港人にとっても喜ばしいものだったのだろうと思っていた。しかし、むしろ、懐疑的であった香港人は当時から多かったようだ。「イップマン」等の映画でも、イギリス統治下の香港の屈辱的な様子は描かれていたけど、一方で経済は自由に発展。少なくとも中国の共産主義体制化では望めなかったことだ。それが、中国の支配となった時はどうなるか。確かに、返還が迫るに従い、そのことを遅れて香港を離れる人が続出した。そんな香港人の不安を見据えて、中国側も懐柔役として代表者を一人送り込んだ。それが許家屯(シュイチアトン)。新華社通信香港支社長として、”影の香港総督”として、裏に表に香港の民間、財界に働きかけ中国返還への道筋を作ろうとした。“革命は宴会だ”という毛沢東の言葉とは相反する発言からして、やはりいずれは共産党との齟齬を招く運命であったか。天安門事件は彼のそれまでの努力を全て水泡に帰させた。それを機に中国共産党との意見の相違が目立ち始め、ついにはアメリカに亡命。故国に戻ることはなく2016年に100歳の生涯を終えた。彼の著作「香港回収工作」は読んでみないことには。フルーツ・チャンは、どちらかというと「ドリアン・ドリアン」等のかっ飛んだ作品が印象に残っているけど、それ以前に、いわゆる“返還三部作”を撮っている。番組後半に登場し、政治の話をすると街を歩けなくなるということで、言葉を選びながら思いを語る。彼の「メイド・イン・ホンコン」と「リトル・チュン」は見たはずだけど、「花火降る夏」は未見だったなあ。イギリスに雇われた香港兵士たちの失職後の屈折を描き、実際の香港返還の日の記録映像も挿入されている。曲がりなりにも一国二制度の元にスタートした返還後の香港だけど、映画への検閲は既に始まっていたという。一国二制度を受け入れ、中国人には“鉄の女の躓き”と言われたサッチャーだが、“中国が経済大国になれば香港には政治的変化が起きるだろう”と、現在を予言していたのは、さすがに慧眼であった。かつては中国の資本規模の20%を占めていた金の卵の香港も、今は0.2%。まさに経済で優勢となった大陸が香港を飲み込もうとするのは必然の流れであったろう。肝心の現地の人間を蚊帳の外にした大国同士による返還、そして、返還の日に降り注いだ冷たい雨等、香港と沖縄の返還の背景には共通点が多い。大国の主権の下、その時代に翻弄される様も同じだ。香港も沖縄も、これからどこへ向かってどういう風になっていくのか。抗えぬような運命にも抗う島々の行末や如何に。
2020年12月15日
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いよいよ香港がのっぴきならぬ状況になってきた。いや、既に前からそうではあったけど、中国共産党の横暴は、市民の抵抗を尻目に止むことがない。ついに、民主派活動家の3人が逮捕され、裁判で実刑判決を受けた。黄之鋒(ジョシュア・ウォン)氏(24)が禁錮13月半、周庭(アグネス・チョウ)氏(23)が禁錮10月、林朗彦(アイバン・ラム)氏(26)が禁錮7月とのこと。3氏は過去にも逮捕・勾留はあったけれど、これまでは短期間で釈放されてはきた。ところが、今回は実刑判決。さすがに、これにはさしものチョウさんも落胆、涙を流していたという。禁固生活を送ることに自信がないと。数日前から体調や精神状態の不調も訴えていた。更に、蘋果日報のジミー・ライ氏も逮捕勾留の報。香港は、いよいよ超えてはならぬ一線を超えてしまった。民主派の支持者たちも、逮捕された3氏を乗せた車を追いかけるくらいしか抵抗の術がなくなっている。そんな香港、危険に身を投じるジャーナリストを気取るつもりはないけれど、数年前から行きたくて仕方がない。台湾等と違って、香港ではコロナ禍も収まってはいないようだし、状況からすると現実的には難しい。もどかしいとしか言いようがないこの状況。自分に何が出来るのか、模索の日々だ。
2020年12月02日
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BS「世界ふれあい街歩き」、珍しく先々週に続き東南アジアを扱う。ジャワのジョグジャカルタに続いては、“神々と暮らす インドネシア バリ島クタ”だ。クタ、バリの入口みたいなもんだから、勿論、行ったけど、必ずしも印象が良かったかというと・・・何せ、白人観光客の多いところだ。俗っちゃ俗なところで、ビーチなんかもお世辞にもきれいとは言えなかった。観光客の女子を捕まえようというワルなビーチボーイも多くて、ちょっと野卑な雰囲気もあった。コンビニも多くて便利ではあったけれど、長居はする気になれなかった。ビーチにいく途中にいつも通っていたHISのある建物の2階のレストランで爆弾テロがあったのは、911近辺だったろうか。犠牲になったのは主にオーストラリアあたりからの観光客だったらしいけど、そんなエリアであった。とはいえ、クタだって僕ら観光客がウロウロするエリアばかりではない。素朴な人々の生活が息づく場所もある。どちらかというと、イスラムのジャワよりもヒンドゥー、それもバリ特有のヒンドゥーを信仰し、敬虔深いバリの人々には好感は持った。狭い路地や寺院が並ぶエリア、敬虔な人々は御供物を作り、プルメリアの花を供える。でも、番組の途中のちょっと寄り道コーナーではウブドへ行く。ウブドですよ、やっぱり、バリといえば。あそこはもう、1ヶ月位いてもいいと思えた理想的な場所だった。番組ではモンキーフォレストが出てきただけだけど、文化・芸能溢れるバリの中心地。クタよりも全然ウブドがいい。でも、番組に登場するクタの女性、きれいな人多いな。グルメコーナーに登場の女子大生も然り。紹介されるのは、まずかき氷のエス・ブア。あそこらでは、かき氷でチャンプルーってのもよくあった。沖縄のカルチャーって、ちょっとバリも混ざってるんじゃないかと。肉団子そばのバソはよく食べたな。牛肉団子なんだね。スイーツのブブール・インジンは食べてない。米を似たお汁粉ふうの一品。どうも、インドネシアは食の思い出があまり残ってないのは、何故なんだろう。きれいに思えなかったクタのビーチでは、ウミガメを海に還すエコなイベントが。インドネシアとかゴミ出しも適当ぽっかったし、あまりエコなイメージはなかったけど、近年改善されたのかな。そして、地区の子供たちによるガムラン演奏の練習。ここいら、エイサーに通じるものがあるな。番組は10年近く前のものだった。ウミガメの件も、今は観光客がいなくて厳しい状況。比較的感染を押さえ込んでいる東南アジアでも、やっぱりコロナの影響は免れないようだ。せめて、地元の人たちが無事でありますように。
2020年11月24日
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え〜、先週のBS「世界ふれあい街歩き」を今更取りあげます。これも再放送なのかな?インドネシアはジョグジャカルタ篇だ。ジャカルタには行ったことないけど、ジョグジャには行った。古都で文化溢れる街である一方、大都市故の喧騒や厄介さも体験した。番組にも登場する、人力車のベチャには警戒して乗らなかったと思う。バスの中ではスリに遭いかけたし、食堂でもぼったくりされそうで、怒って出た店があったり。そうは言っても、やはり、古都としての文化的魅力は否定しがたいものがあった。撮影時はラマダン中。屋台ではラマダン明けの専門の食事が売られている。特にお馴染みなのはバナナコラックで、ココナツミルクに砂糖、卵、バニラ等を入れた飲み物。まずは、この滋養たっぷりのものを飲んで少しずつ空腹を満たしていくのだ。こういう、断食明け特有の食べ物というのは初めて知った。何分、あの時期にイスラム圏を旅しようとは思わないからね。その断食だけど、子供は免除されたりするらしい。日暮れが、当日の断食明けだけど、一応サイレンが鳴ったりして知らされる。ただ、大体、日が暮れてきたところで、結構食べ始めていたりして、割と基準は緩めみたいだ。やっぱり、バナナコラックからだったな。糖分を摂って抵抗力を高めるのだそうな。ジョグジャといえばワヤン・クリ。その演舞はとても良くて、あの影絵人形を買いかけたけど、さすがに高価なのと、結構サイズが大きかったので断念した。“ちょっと寄り道”コーナーで登場のボロブドゥールにも当然足を運んだが、2007年に結構大きな地震があって、遺跡も損傷を受けたという話だった。番組を見る限りでは、その痕跡は窺えなかったが、実際どうだったのだろう・・・グルメで登場したジャワ麺、あれ食べた記憶ないなあ、何でかな?意外と食の思い出は残ってないのだ、ジョグジャ。しかし、市民がパフォーマンスで集金して、それで街にゴミ箱を設置するって、行政サービスが行き届いてないってことだよなあ。インドネシアは東南アジアの中では伸び盛りの国だと思うけど、なかなか現実は厳しいのかも知れない。ともあれ、印象深い東南アジアの街の一つには違いない。色々あれども、やっぱり、いつかの再訪を望んでしまうなあ。
2020年11月10日
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迎えた中秋節本番、沖縄で言えば“ジューグヤー”だけど、やっぱり、中国の中秋となれば重みが違うというか、春節に次ぐ重要な日である。この日は、やはり、「紅白」的テレビ番組「中秋晩会」を見るのが定番だが、先日、春節の特番がネットで配信されていたように、こちらもユーチューブで見られるようだ。では、ようやく買えた中村屋の月餅を齧りながらPC画面で拝見するとしますか。春節のように解説付きの日本仕様ではなく、CCTVがそのまま配信する内容だ、「2021中秋晩会」。四川省の西昌市で、特設ステージを設けての中継のよう。ステージは360度で周囲にはお城みたいなのが聳えていて、その周辺に旗を持った一般観客?が歓声を送る。ステージはCGなのかマッピングなのか、様々なヴィジュアルの趣向が施され、肝心なところでは花火。これ、まるで五輪の開閉会式を彷彿とさせるスケールだね。フェイ・ウォンというか、テレサ・テンでお馴染みの中秋定番曲“但願人長久”は、フェイではなく男女デュエットで歌われる。出演者は大陸系の人が多いし、昔みたいに中華ポップスの歌手には詳しく無くなってしまったので、正直、知らない人が大半だ。でも、間違いなく、今が旬の顔ぶれが勢揃いであろう。春節と違って、この中秋の晩会は、漫才や曲芸などはなく、ひたすら歌会であります。桜なのかな?大樹の元で仙女のような女性たちの舞いに続いて、そこに降ってきた雨は本物か映像か。そして、春節晩会にも出ていた尚雯婕が歌う。この人も含めボーイッシュというか、LGBT系なのかなという歌手は大陸系で多い。実は中国は、その方面では意外とススんでいるのかも知れない。何せ、人口がやたら多いから当然色々な人がいて、実力があれば評価されるのかも。勿論、相当な困難があることも想像に難くないが。ようやく知った顔、リッチー・レンが登場、この人もいい歳だと思うけど、まだ健在なんだね。“麦芽糖”なる歌を軽やかに。三部構成のようで、30分毎にCMも入ったりする。中編で登場の少数民族系の歌唱は他の場所からの中継だったろうか。歌唱バックにワイヤーワークがあったり剣の舞があったり賑やかだ。李宇春が子供たちと唱和の後は、中締め的に大花火が夜空を彩るが、あれも本物なのか映像なのか?そして、おお出た!カレン・モク。あの夢の来日公演から、ちょうど2年、あれから、こんなに世の中が変わってしまうなんて思いもよらなかったなあ・・・香港のウォン・チョーラムが賑やかに繰り広げるナンバーは“火鍋”とな。そういえばコロナ禍では火鍋は感染を招くということで禁止されたりもしてなかったか。でも、チャイニーズは日本人以上に皆で鍋をつつくのが好きというか、やらずにゃいられないだろうな。ここでの晩会はコロナ的な警戒モードは皆無で、すっかり日常を取り戻したような華やかな宴がひたすら続く。
2020年09月21日
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迎えた中秋節本番、沖縄で言えば“ジューグヤー”だけど、やっぱり、中国の中秋となれば重みが違うというか、春節に次ぐ重要な日である。この日は、やはり、「紅白」的テレビ番組「中秋晩会」を見るのが定番だが、先日、春節の特番がネットで配信されていたように、こちらもユーチューブで見られるようだ。では、ようやく買えた中村屋の月餅を齧りながらPC画面で拝見するとしますか。春節のように解説付きの日本仕様ではなく、CCTVがそのまま配信する内容だ、「2021中秋晩会」。四川省西昌市で、特設ステージを設けての中継のよう。ステージは360度で周囲にはお城みたいなのが聳えていて、その周辺に旗を持った一般観客?が歓声を送る。ステージはCGなのかマッピングなのか、様々なヴィジュアルの趣向が施され、肝心なところでは花火。これ、まるで五輪の開閉会式を彷彿とさせるスケールだね。フェイ・ウォンというか、テレサ・テンでお馴染みの中秋定番曲“但願人長久”は、フェイではなく男女デュエットで歌われる。出演者は大陸系の人が多いし、昔みたいに中華ポップスの歌手には詳しく無くなってしまったので、正直、知らない人が大半だ。でも、間違いなく、今が旬の顔ぶれが勢揃いであろう。春節と違って、この中秋の晩会は、漫才や曲芸などはなく、ひたすら歌会であります。桜なのかな?大樹の元で仙女のような女性たちの舞いに続いて、そこに降ってきた雨は本物か映像か。そして、春節晩会にも出ていた尚雯婕が歌う。この人も含めボーイッシュというか、LGBT系なのかなという歌手は大陸系で多い。実は中国は、その方面では意外とススんでいるのかも知れない。何せ、人口がやたら多いから当然色々な人がいて、実力があれば評価されるのかも。勿論、相当な困難があることも想像に難くないが。ようやく知った顔、リッチー・レンが登場、この人もいい歳だと思うけど、まだ健在なんだね。“麦芽糖”なる歌を軽やかに。三部構成のようで、30分毎にCMも入ったりする。中編で登場の少数民族系の歌唱は他の場所からの中継だったろうか。歌唱バックにワイヤーワークがあったり剣の舞があったり賑やかだ。李宇春が子供たちと唱和の後は、中締め的に大花火が夜空を彩るが、あれも本物なのか映像なのか?そして、おお出た!カレン・モク。あの夢の来日公演から、ちょうど2年、あれから、こんなに世の中が変わってしまうなんて思いもよらなかったなあ・・・香港のウォン・チョーラムが賑やかに繰り広げるナンバーは“火鍋”とな、四川と言えばだなあ。そういえばコロナ禍では火鍋は感染を招くということで禁止されたりもしてなかったか。でも、チャイニーズは日本人以上に皆で鍋をつつくのが好きというか、やらずにゃいられないだろうな。ここでの晩会はコロナ的な警戒モードは皆無で、すっかり日常を取り戻したような華やかな宴がひたすら続く。第三篇となると、これはいよいよ愛国モードに突入。あの大陸っぽいキンキン声の女性歌手が、高らかに、でも、にこやかに国家への忠誠を歌い上げる。そして観客のような人たちが国旗を振ってフィナーレへと突入していく。さすがにこうなると引いてしまう。でも、終盤は韓雪も。この人、春節にも出てなかったかな。女性的なハイトーンで歌い上げる周深も春節に出ていたような。まさに現代の中華圏を代表する若手歌手なのだろう。最後はバレエ団をバックに、大陸、台湾、香港、マカオの歌手が揃って“海上明日”を歌い上げる。マカオ代表ミシェル・リー?ウソ、顔が変わってて何だかお姉ちゃんっぽくなってるのだけど、整形?ともあれ、この2時間の晩会、ヴィジュアルのゴージャスさではどこぞの五輪の開閉会式を遥かに凌駕していた。しかも、あちらは数年の準備期間であれだけど、こちらはわずか1年だからね。何だか、現在の国力の違いをまざまざと見せつけられたような気がする。これは、北京冬季五輪もさぞかし・・・また、開閉会式だけはしっかり見るとしよう。
2020年09月21日
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迎えた中秋節本番、沖縄で言えば“ジューグヤー”だけど、やっぱり、中国の中秋となれば重みが違うというか、春節に次ぐ重要な日である。この日は、やはり、「紅白」的テレビ番組「中秋晩会」を見るのが定番だが、先日、春節の特番がネットで配信されていたように、こちらもユーチューブで見られるようだ。では、ようやく買えた中村屋の月餅を齧りながらPC画面で拝見するとしますか。春節のように解説付きの日本仕様ではなく、CCTVがそのまま配信する内容だ、「2021中秋晩会」。四川省西昌市で、特設ステージを設けての中継のよう。ステージは360度で周囲にはお城みたいなのが聳えていて、その周辺に旗を持った一般観客?が歓声を送る。ステージはCGなのかマッピングなのか、様々なヴィジュアルの趣向が施され、肝心なところでは花火。これ、まるで五輪の開閉会式を彷彿とさせるスケールだね。フェイ・ウォンというか、テレサ・テンでお馴染みの中秋定番曲“但願人長久”は、フェイではなく男女デュエットで歌われる。出演者は大陸系の人が多いし、昔みたいに中華ポップスの歌手には詳しく無くなってしまったので、正直、知らない人が大半だ。でも、間違いなく、今が旬の顔ぶれが勢揃いであろう。春節と違って、この中秋の晩会は、漫才や曲芸などはなく、ひたすら歌会であります。桜なのかな?大樹の元で仙女のような女性たちの舞いに続いて、そこに降ってきた雨は本物か映像か。そして、春節晩会にも出ていた尚雯婕が歌う。この人も含めボーイッシュというか、LGBT系なのかなという歌手は大陸系で多い。実は中国は、その方面では意外とススんでいるのかも知れない。何せ、人口がやたら多いから当然色々な人がいて、実力があれば評価されるのかも。勿論、相当な困難があることも想像に難くないが。ようやく知った顔、リッチー・レンが登場、この人もいい歳だと思うけど、まだ健在なんだね。“麦芽糖”なる歌を軽やかに。三部構成のようで、30分毎にCMも入ったりする。中編で登場の少数民族系の歌唱は他の場所からの中継だったろうか。歌唱バックにワイヤーワークがあったり剣の舞があったり賑やかだ。李宇春が子供たちと唱和の後は、中締め的に大花火が夜空を彩るが、あれも本物なのか映像なのか?そして、おお出た!カレン・モク。あの夢の来日公演から、ちょうど2年、あれから、こんなに世の中が変わってしまうなんて思いもよらなかったなあ・・・香港のウォン・チョーラムが賑やかに繰り広げるナンバーは“火鍋”とな、四川と言えばだなあ。そういえばコロナ禍では火鍋は感染を招くということで禁止されたりもしてなかったか。でも、チャイニーズは日本人以上に皆で鍋をつつくのが好きというか、やらずにゃいられないだろうな。ここでの晩会はコロナ的な警戒モードは皆無で、すっかり日常を取り戻したような華やかな宴がひたすら続く。第三篇となると、これはいよいよ愛国モードに突入。あの大陸っぽいキンキン声の女性歌手が、高らかに、でも、にこやかに国家への忠誠を歌い上げる。そして観客のような人たちが国旗を振ってフィナーレへと突入していく。さすがにこうなると引いてしまう。でも、終盤は韓雪も。この人、春節にも出てなかったかな。女性的なハイトーンで歌い上げる周深も春節に出ていたような。まさに現代の中華圏を代表する若手歌手なのだろう。最後はバレエ団をバックに、大陸、台湾、香港、マカオの歌手が揃って“海上明日”を歌い上げる。マカオ代表ミシェル・リー?ウソ、顔が変わってて何だかお姉ちゃんっぽくなってるのだけど、整形?ともあれ、この2時間の晩会、ヴィジュアルのゴージャスさではどこぞの五輪の開閉会式を遥かに凌駕していた。しかも、あちらは数年の準備期間であれだけど、こちらはわずか1年だからね。何だか、現在の国力の違いをまざまざと見せつけられたような気がする。これは、北京冬季五輪もさぞかし・・・また、開閉会式だけはしっかり見るとしよう。
2020年09月21日
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香港で国家安全維持法が施行されてしまった。これによって香港の一国二制度は事実上消滅する。“習近平は香港を殺した”とすら言われている。既に10人が、この法の下で逮捕されたという。これまでも反体制的な動きには容赦無く香港警察の弾圧が行われてきた。しかし、法の施行によりデモの自由すら奪われてしまう。それのみならず、外国人及び外国での反体制活動でも逮捕されるという。香港においては、香港のみならず、台湾、ウイグル、チベットの独立を掲げても即逮捕となるという。香港は完全に中国共産党支配下と同一か、ことによると、それ以上の不自由な状況となる。まだ日本人が香港に入境することは出来ない。でも、昨年来、香港にはずっと行きたかったのだ。別にデモを取材に行きたいわけではない。そういう気持ちもないではないけど、正直、自ら危険に巻き込まれたいとは思ってない。勿論、かつての慣れ親しんだ香港にいま一度足を運びたいという純粋な気持ちもある一方、銀行口座の問題もあるのだ、前にも書いたかも知れないけれど。シティバンク香港支店の口座、しばらくほったらかしだ。多少の預金に加えて中国株いくばくか。塩漬けになってしまってる株もあるので整理したいのだけど、今は銀行での取引はスマホのショートメッセージが主になる。ケータイの登録番号が以前のままなのでメッセージの授受が出来ず、株取引も行いようがない。これをどうにかしたいと前々から思っていたけど、やっぱり現地に行かねば拉致が開かなそうなので。しかし、こうなってしまうと、口座そのものをどうするかと考えざるを得ない。個人的には香港を見捨てる気は毛頭ないが、当然、金融とて遅かれ早かれ中国共産党の体制下のものになっていくわけで、それで口座を維持することに意味があるのか。そもそも、以前は、しょっちゅう香港を訪れていたから口座を作ったのであって、これからはおいそれと行けそうもないし。そもそも、最後に香港を訪れたのは、もう10年近く前の話なのだ。今も香港の人たちの抵抗は続いている。勿論、それを支持はするが、中国共産党は、これまでの香港の役割を失わせてでも抵抗を抑えるつもりだ。我々がよく知る香港は、最早、終わりつつあることを悔しいけれども認めざるを得なくなってきている。抵抗をしている香港人も海外への移住を視野に入れている人は多いだろう。イギリスやカナダが、その受け入れを表明しているのは救いだ。香港への愛郷心を抱えた人々を追い出して、代わりに中国共産党は大陸から人を送り込み、香港の体制を全く変えてしまおうとしているようだ。人体の血液を全て入れ替えるかの如く。香港が、今の、かつての香港でなくなってしまったら、それは、もう用がない。単に、広東省のいち都市になってしまうのであれば。“香港”のアイデンティティは、どこか外国の都市のコミュニティでのみ細々と残っていくのだろうか。これから、かつてのユダヤ人が体験したような香港人たちの大移動が展開するのかも知れない。例えは良くないかも知れないけれど、彼らにとってのイスラエルをどこかに見つけ、台湾のように、ある意味独立した存在として存続を図ることも。その、台湾が次のターゲットとして懸念されるのだけど・・・
2020年07月02日
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何度かの改変期を乗り越えて、無事続くらしいFMココロの「アース・カラーズ」、専ら聴いているのはチャイニーズ・エディションだけど、今週も例によって2日遅れでラディコで聴取。かつての香港迷だった自分としたことが、昨日はレスリー・チェンの命日であったことを失念していた。番組では小特集として4曲をオンエア。あれから17年、毎年行われてきた慰霊祭が、今回はコロナの影響で初めて行われないという。あの、”哥哥”が自ら命を絶った時の、香港の世相が蘇ってきた。SARS禍の最中、皆がマスクをして先の見えない不安に怯える中、それに輪をかけるような哥哥の自死。まさに、絶望的な悲しさが香港を覆い尽くした。勿論、世界中のファンの心にも。あの時を思い起こさせるような、今の香港の状況。自由を巡る戦いは人々にやすらぎを与える間も無く続けていかねばならない。一方で、コロナの得体の知れない恐怖と戦慄。17年前を上回る厳しさと寂しさ。しかも、今回は香港にとどまらぬ世界的規模での絶望感が渦巻く。言われて思い出したけど、同じ年にはアニタ・ムイも癌で亡くなっている。香港を代表する明星の相次ぐ死に、例えようのない更なる悲しみに包まれた。思えば、香港の今に連なる”無間道”は、あの頃から始まっていたのかも知れない。そして、それは今も続く。この無間地獄を香港は乗り切れるのか。勿論、罪を犯したのは香港ではないが、絶え間のない苦しみはいつまで続くのか。それは今や世界中の誰もわからない。
2020年04月02日
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昨日放送された「BS1スペシャル」の「市民が見た 香港"時代革命"」を録画視聴。コロナ騒ぎで何だけど、香港での闘いは今尚続いていることは忘れてはならない。昨年から半年間の取材の映像。主に追うのは市民記者の姿だ。トラック運転手や学生らがボランティアでカメラを担いで、警察による民主派デモ鎮圧現場の速報をネットで配信する。ツイッター等で見てはいたけど、地下鉄で釣り銭を券売機の上に置いたり、催涙弾を消すための水を配り合う等、民主派側の連帯の様子が実に賢明だ。撮影する側が警察に絡まれたりは当然あるだろうが、それでも、まだ取材する自由はここでは残されているようだ。取材映像を見ていると、まさに香港の民主派デモが、市民の手弁当での活動であることが改めてよくわかる。政治的イデオロギー云々以前に、自由を求める純粋な心情。一方で、香港警察の対応はどんどん過激化している。実弾発砲や無関係な人間への暴力、スプレー噴射、威嚇射撃等が引きもきらない。鎮圧側も、もうすっかり人間の心を失い、壊れてしまっているかのようだ。香港中文大学、香港理工大学での相次ぐ篭城事件。正確にいえば、学生たちは籠城しようとしてしたわけではなく、警察に追い詰められる形で大学に篭らざるを得なかったというところだ。今の若い世代の香港人は、景気が良かった頃の香港を知らず、悪化する状況ばかりを見て育った。それは、ある意味、日本も同じかも知れないが。親中派のおばさんが若者たちを前にアジ演説をぶる。娘は反中の立場らしく、既に袂をわかっているという。飲食店も反中派のイエローの店、親中派のブルーの店と区分けされ、それぞれの立場の人たちが利用する。香港社会も広く分断が進んでいるのだ。集会で高らかに歌われていた”香港に栄光あれ”という曲は、以前からあるのかと思いきや、昨年発表されて歌われるようになったそうだ。”時代革命”は、この歌の歌詞から取られている。番組は、つい先月末までの映像を見せて終わる。全く先が見えない香港の状況、しかし、自由を求める声が止むことはない。
2020年03月18日
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またBS「世界ふれあい街歩き」のネタだけど、何せ、今回はマレーシアはペナン島、”多民族が奏でるハーモニー~マレーシア ペナン~”。ナレーションが竹内結子、意外と力入ってる?ペナンはジョージタウン周辺しか行ってなかったかな。そう面白いところとは思えなかったのだけど、この番組で見ると、実は非常に魅力的な場所に思える。マレーシアらしい多民族のチャンプルー世界だけど、まずは、鉄道は走ってなかったのに大きな駅の遺構がある。スケールは違うけど、与論島と同じかな。ハーモニー通りは、その名の通り、中国寺院やヒンディーのお祈りの場等様々な宗教、人種の拠点が並ぶエリア。花屋さんも様々な宗教向けの花を売っている。中国人用に菊、仏教徒用にダリア、インド人用に華やかな花輪等々。多民族の共存の様子が見て取れる。イギリス統治下で整然と整えられた街並みは、「ブラタモリ」とかで取り上げられたら、更に興味深いだろうな。あれは知らなかったけど、福建省からの移民による水上商店街なんてのもある。周家ばかりだから周桟橋というそうな。ペナンは中国勢力が強いかな。極上のドリアンを求めて香港からやって来る観光客も。しびれる味のドリアンって何とも刺激的だな。クエというお菓子は、クチンのケーキ・ラピスを思わせる。中華文化とマレー文化の程良い融合は、マラッカ同様にプラナカンのカルチャーも。こう見ると、ますます魅力的に思えてきた。グルメ紹介コーナーでも、まずはラクサ!ペナンのラクサは一味違うみたい。かき氷チェンドルはマレー全般であるけど、ナシカンダールはインド料理。しっかりインド系も健在なのでありました。ペナンも隅々まで歩いてみれば、もっとその魅力が堪能出来たのかな。新興の移民にとっても住みやすい街なのは間違いない。大いに見直したね、ペナン。毎度の事ながら、再訪をいつの日か・・・
2019年09月10日
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マレーシアで毎年7月に行われているレインフォレスト・ワールドミュージック・フェスティバル。僕が行ったのは2012年で、もう9年前のことか。割と地味なフェスではあるけれど、とにかく、そのロケーションの素晴らしさが印象に残っている。マレーシアと言ってもボルネオ島、サラワク州クチン郊外のサラワク・カルチュラルヴィレッジが会場だ。以前は、このクチンに住むつもりだったのだけど・・・そのレインフォレスト・ワールドミュージック・フェスティバルをリポートしたラジオ番組が放送、Jウェイヴにて日曜の晩に。女性MCに加えて、この手のフェスはお任せのサラーム海上氏も解説。今年のフェスに初出演したオキもインタビューで登場。このフェスがラジオとかでキッチリ紹介されたのは(海上氏の番組以外では)初めて?このフェス、出演者は、かつて(アジア、シンガポール等では)のウォーマッドに比すれば割と地味。地元の出演者も多くて名を知らぬ人が多い。僕が行った際も、特にビッグネームはおらず、行き当たりばったりで見物に臨んだ。ところが、ストリング・シスターズには、あのアルタンのマレードがいてビックリ。遠くから、その歌声を聴いてステージに走った。終演後のサイン会にも並んで、”日本から来たぞ〜”とはしゃいでいたのを思い出す。今回もアイルランドからキーラが出演。かつては、頻繁に来日していたバンドだ。しかも、オキとの共演。オキはダブ・アイヌ・バンドではなく、トンコリ一丁ソロでの参加だったようだ。10年位前のシンガポール・ウォーマッドでは、まさに、オキ・ダブ・アイヌ・バンド、海上氏も(久保田麻琴も観客として)いたけれど、この手のフェス常連のオキにとっても、レインフォレストは新鮮だったようだ。曰く、未知の音楽や文化を知り、自分の小ささを知る修行の場と。そうなのだ、自分の小ささを知らぬ世間の狭い人間は、つまらぬ愛国心に陥りがちだ。かかった曲は少なめだったけど、地元勢のミュージシャンを中心に紹介。正直、1時間では少し物足りなかったけど、個人的には懐かしく、再訪を期したくなるには充分な内容だった。ただ、最近のニュースで、会場にすぐ向かいにあったビーチが埋め立てだったか開発だったかで無くなっていまったみたいな話があったような。そこいらは番組では触れられてなかったけど、どうだったのかな?会場出入り自由で、ビーチで夕陽を眺めたりできたのは貴重だったのだけど。また、いつか数年後にはクチン、ボルネオへ・・・
2019年08月14日
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本当はライヴマジックで10月に来日するタミクレストの単独公演がないかと探して、呼び屋クリエイティヴマンのサイトに何気なくアクセスした。すると、そこで見つけたのは、ななな、何と、カレン・モクの”初”来日公演の知らせ!折しも、2日前に発表されたばかりであった。自分が見ている範囲でのツイッター等では情報は全然上がってなかった。アジア系のものもいくつかフォローしているにも拘らず。そも、クリエイティヴマン主催というのが意外、どこかから持ち込まれて協力する形なのかも知れないけれど。カレンの来日公演が初めてというのも意外だ。80〜90年代にはフェイ・ウォンなんかもよく来ていたから、その頃にでも一度くらい来日があってもおかしくなかった。最も、フェイほど日本ではポピュラーでない彼女ながら、在日中国人には圧倒的な知名度があるだろうから、そのターゲット向けでも充分に公演は成り立っていただろう。歌手生活なのか芸能生活なのかが25周年ということらしい。そうか、そんなものかな、彼女もアラフィフなのであった。彼女の場合、映画では割と脇が多いと思う。飛び抜けて美女というわけでもないので、ヴィジュアル面がそう目立つわけではない。僕も専ら惹かれたのは、そのシンガーとしての方だった。こちらも飛び抜けて上手いというわけではないのだけど、何せセンスがいい。特に2002年の「i」というアルバムが愛聴盤だ。ちょうど「クローサー」という映画に出た頃のものだけど、カーペンターズの”クロース・トゥ・ユー”をかっこよくカヴァーしていて、映画にも使用されていた。その後、ジャズ・アレンジのカヴァー・アルバムもリリース。この彼女のセンスは、香港よりは、むしろ、違いのわかる?台湾での人気が高いように思える。台湾でライヴが見られそうだったけれど果たせず、現在に至ってる。だから、彼女のライヴというのは非常に見てみたい。先日のパンチ・ブラザーズに匹敵というか、それ以上の思い入れと期待のあるライヴだ。悪いけど、これはタミクレストどころではないわ。というわけで、10月3日、東京ドームシティホールでの公演は、もうほぼ行く気になっている。問題は、その2週前に長期帰還があって、またまた数日帰るということになる点。しかも、ちょうど今の仕事を辞めて何かせにゃというところでブランクが空いてしまいかねない。でも、行く、これは行かねば。なわけで、ローソンチケットの先行予約はエントリーしてしまった。ただし、情けないけど、一番安い!10,000円のA席で。さすがにSS 18,000円、S 15,000円は手が出ないわ。A席でもあそこなら見られると思うのだけどな。して、飛行機は?LCCとなれば、ピーチはかろうじて残席があって往復13,000円くらい。でも何やら明日からセールがあるらしいから、ちょいとそれを待ってみるとするか。仕事も収入も垣間見ずに、何だかもうヤケクソ気味だけど、こういう享楽的人生を全うするのが自分の生き方かなと思えている昨今なので・・・大体、たまたま見たサイトで見つけたってことは、きっと呼ばれていたんだろう。これは、行くしかないね!
2019年07月18日
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香港、大変なことになっている。いわゆる”反送中”デモは、何と103万人が参加。映像で見ると、街が人で埋め尽くされている。これは、あの雨傘運動を凌ぐ規模だ。それもそうだろう、”反送中”とは、政府が犯罪者、危険人物と見なした人物を中国大陸の方に送ることが出来るようになるという、逃亡犯条例の法改正に反対するもの。香港の民主主義、一国二制度の根底を覆す暴挙であるからだ。デモの場所は香港島の金鐘周辺。オフィス街だったかなと思うが、セントラルも近いから観光客も多いエリアだ。当然、一帯は封鎖状態だろうが、香港観光局は”観光には影響がない”とコメント。でも、そんなはずはない、香港島側で行われる予定だったドラゴンボートレースは中止になった。そういう結構大きなイベントが中止になるくらいだから影響は、むしろ甚大だろう。九龍島側には影響がないのかも知れないが。影響といえば、地下鉄の切符売り場に長蛇の列が出来ているという。香港の交通といえば、日本のスイカ等に先駆けて、ショッピング利用も充実していたオクトパスカードが普及しているが、ソニーのフェリカの技術を使っているカードで、位置情報が特定出来るので、それを避けてデモ参加者が切符を買って地下鉄に乗車するためという。なるほど、日本のスイカやパスモも、もし同様の状況となったら使うのは憚られるかも、これは他人事ではないな。デモ参加者は同様の理由でSNSの使用も避け、”デジタル断ち”しているという。となると、デモの告知はどのように行われているのだろう?足を掴まれずにネットにアクセスする手立てが必要だろう。いずれにしろ、デモ参加者も相当な覚悟で臨んでいるのだ。何せ、これが香港警察の所業かと目を疑わざるを得ない蛮行が行われている。至近距離から催涙スプレーを吹きかけたり催涙弾を炸裂させたりゴム弾も使用されているという。中国大陸側の警察が入っているという説もある。弾圧は、雨傘運動の時を凌ぐものがある。政府側の焦り、危機感の表れでもあろう。平日になっても、今尚、公安側とデモ参加者の間は膠着状態らしい。今週末には更なるデモも予定されているそうだが、天安門事件の再来のような事にならないかが心配だ。まさに、参加者も命がけだ。勿論、それだけの価値がある必要があると認識しての行動だろう。翻って、普段、日本国内でのデモを冷ややかにというか、非難し揶揄しているウヨさんたちは、一方で中国が大嫌いだ。なら、中国共産党に反旗を翻す香港に肩入れしても良さそうなものだけど、方便としてウイグル等を引き合いに出すくせに、特に香港のデモを支持するつもりは無いようだ。辺野古で行われている座り込みだって根は同じ。でも、彼らは何を持ってかそれぞれの行動は別のものと言い放つ。どこにも権力に抗う者がいれば、阿る者も存在する。自分は当然、辺野古と同様に、香港市民の立場を支持する。それにしても、香港市民の危機感は強い。今年あたり香港に行けないものかと考えていたけど、しばらく状況は混迷しそうだ。かつては年に2度も3度も訪れていた大好きな香港、次に行った時も、あの地が変わっていない事を祈りたい。
2019年06月13日
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キングスのCSを見終えて上京、代々木公園へと向かった。この数年GWのいい時期に恒例になっているカンボジア・フェスティバル。来週のタイフェス等に較べると、比較的落ち着いているけど、やっぱりGWは他に行く場所が多いから空いている、この時期は公園の使用料も安いのかな?他の国フェスが、フードの列が長蛇の列でつきあいきれない感じなのとは対照的に、このフェスは余裕だ。だから、安心してステージも楽しめる。まずはアンコールビールを買ってステージチェック。細長いアルミ缶のアンコールビールは、ビールというよりはレッドブルみたいでビール飲んでんのかなって感じ。この時間は、ちょうど演目が”カンボジア芸能人音楽ライブ”なのだった。実は結構彼の地では有名な人が来ているという情報。まずは白いドレスの女性歌手が打ち込みのキーボードをバックに穏やかに歌う。アップテンポの曲になると、わらわらと踊る人がステージ前に。で、女性歌手が数曲歌った後は、出演者総出的な感じでステージに6人が並び、早くもハイライトの様相。パンフレットのクレジット上は4人の出演者だったけれど、女性3人男性3人の計6人が並び立つ。留学生も混じっていた?皆、ドレスにスーツという正装で決めている面々。主に女性歌手たちが歌い、男性歌手たちは、踊る。6人が並んで調子を合わせて踊るのだけど、それが伝統舞踊的なゆらゆらと優雅な動き。ステージ前で輪になって踊っている人々も独特なグルーヴ感で、見ているこちらも体がゆらゆら揺れてくる。これぞアジアのビートだなあ。空耳だけど、”おいでーおいでー、アイ・ラヴ・ユー”というゆったりした曲の後は、”パッパッパッパ”と繰り返されるアップテンポのナンバー。ステージ前の踊る人たちは見る見る増えて、来た早々に最高の盛り上がりを体感。これはラッキーだな。ステージが終わって、ようやくフードの物色に。もう2日目の終わり間際なのだから値引きが始まっていいはずなのだけど、カンボジア系露店はあまり商売っ気がないのか、なかなかディスカウントにならない。カンボジア系以外のタイだ何だは既に半額セール始まっているのに。タイめしでも悪くはないけど、やはりここはカンボジア料理食べたいよね。とりあえず、前にも食べたかぼちゃプリン300円也を。昨日ではなく、敢えて二日目の今日に来たのはフードの値引きをあてにしていたのだけど、どうもその動きは鈍い。そうこうするうちにまたステージが始まったが、DJっぽいので日本人かなと思っていたら、クラップヤーハンズというカンボジアのヒップホップユニットなのだった。やっぱり、どこもヒップホップなんだねえ。先ほどの踊りの輪は残っているけど、内容が若者向けということで、先ほどの方が盛り上がっていたような気はする。それでも、このヒップホップユニットは、60年代のクメール音楽を取り入れているとのことで、後半に行くに従い、少しいなたい音になってきた。やはり、フツーのラップよりはこっちの方がノレるな。在日カンボジア人でも若い世代はノリノリだ。彼らが普段どんな仕事に従事しているかは知らないが、近年ますます寛容さを失っている日本社会で生きていくのは困難とストレスがつきものだろう。せめても、こういう場で大いに発散して欲しいと願う。最後は先ほどの芸能人たちも再登場してのフィナーレ。おっと、終了前に何か食べないと。二杯目のビール(アンコール以外なかったのでクラフト系)を片手に物色するも、やはりカンボジア系は安売りがないまま、何だか既に打ち上げムード。アモックとか食べたかったけど売り切れだったかも。結局、ココナツミルクベースのチキンのハーブ炒めご飯という、タイ料理っぽいよくあるメニューを少し値引きの400円で。まあまあ。結局、往復4時間で都内滞在2時間という、沖縄での米軍基地イベント見物みたいなスタンスに。途中、黒雲が漂って、日中の暑さから少し涼しくなったけれど、どうにか天気が保ってよかった。代々木公園は、来週のタイフェスに、その翌週はヴェトナム、そして、翌々週がラオスと、5月はアジア月間なのだった。本当は1ケ月間こちらに残って堪能したいところだけれど・・・次回帰宅の7月は、国フェスではないけれど、オーシャンフェスみたいのがある模様。ステージもあるようなので、気が向いたら、また来るかな、代々木公園。
2019年05月04日
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一昨日の日記で触れた元パイオニアLDC社員の方、実は新年早々奥様を亡くしてしまったのだ。思えば、そのSさんと、三重県在住の映画評論家Yさんとは、かつて三人でよく日本映画縁の地を訪ね歩いたりしたものだった。三人は世代もひと世代ずつ違うのだけど、時には(二人の)奥様方も交えて芝居見物や飲み食いも何度か共にした。僕の沖縄移住やYさんの高齢化もあって、このところこの三人が揃うことはなかったが、ここはSさんを励まさねばということでリユニオンが実現することになった。Yさんは奥様と共に三重から、僕はGWの帰宅でSさんの家がある横須賀に向かった。過去の日記を辿ればあるかと思うけど、この三人が揃うのは、2012年に山田洋次監督が演出した新派版「東京物語」を東京で観劇して以来だ。その際は、亡くなってしまったSさんの奥様も一緒だった。生憎の雨模様の日だが、横須賀は初めてというYさんは、Sさんの案内でしばしの観光。僕はこれまた久々のドブ板通りを散策したりした後、夕方に合流した。お二人に沖縄土産の菓子は渡したのだけど、今回はもう一つお土産があった。僕が一度勤め人を辞めて放浪していた際、お二人用にミャンマーで買ったシャンバッグが、何と10数年間、家に放置されたままだったのだ。シャンバッグとはミャンマーで男性が持ち歩く肩がけのバッグ。当時、鎖国状態で海外の文化があまり流入せず独自の文化を残していたミャンマーで、街をゆく男たちは皆、ロンジーという腰布を巻き、このシャンバッグを提げて歩いていたものだった。あれからミャンマーも相当変化を遂げただろうから、今もそうかはわからない。でも、僕が訪れた際は非常にポピュラーな一品であった。昨年のGWにSさんが僕の家に泊まりに来た際も、このバッグのことはすっかり忘れていた。やはり、あくまで二人用に買ったものなので、今回二人揃って会うということで思い出したのだった。ある意味マニアックな品故に、渡された二人もキョトンという感じで、むしろYさんの奥様が喜ばれていた。でも、僕としては10数年ぶりにして、二人への土産を渡せたことが、非常に感無量だった。この先、二人とは何度会えることか。特に、高齢のYさんは上京することも稀になっているそうだし。しかし、後悔したのは、いつも送ってもらっているYさんの著書を、事前にもう少し読み込んでおくべきだったこと。特に近年の著作は内容がますます充実していて、突っ込んだ話をする機会であったのに迂闊だった。歯止め役であった奥様を失ってSさんが朝酒食らうようにならぬかとか、三重から上京した老夫婦が「東京物語」の老夫婦のような道行にならぬかと、少しあらぬ心配をしたりもしたけれど(後者は問題なかったよう)。世間的には平成最後の日ってことで、妙な騒ぎに巻き込まれぬように警戒しつつも、再会の余韻を噛み締めながら帰途に着いた。
2019年04月30日
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BSの「2度目の○○」は見たり見なかったりだったけど、朝の再放送を見ていると結構面白くて、途中からは気づいたら見るようになった。でも、今回が最終回らしい、「2度目のソウル〜超おいしいカンナム篇」は、いつもナレーションで茶々を入れるだけの室井滋も参加。余談ながら、室井って近所でお菓子売ってるおばさんに似てるんだ(笑)。室井の方が全然細いけど声は、あの鼻声気味なのがそっくり。東京でいえば青山か代官山買って感じの江南だけど、一歩裏通りに入ればソウルらしい庶民的な街並みが見られ、様々なフードトラックも軒を連ねる。何とル・コルドンブルーで修行経験もあるというKBSの料理番組のプロデューサーの紹介で向かったのは、チメクの店。チメクとはチキン&メクチュ(ビール)とのことだけど、勿論ケンタなどではない。鶏一羽を素揚げしたパリパリでジューシーなチキン。衣をつけないから案外ヘルシーなのではないか。トゥワイスの振付を担当した韓国のミキコ先生?の紹介による若者トレンドは大人のプリクラ?モノクロ、レトロな画調がインスタ向きなのだそうな。それはともあれ、やっぱり食べ物でしょう。韓国はやっぱり肉。数年前はサムギョプサルとか肉にもトレンドあるけど、今はホルモンなのだそうな。コプチャン、ハツ、テッチャンといった盛り合わせも単なるもつ焼きではない。ソジュとパイナップル!に浸けて肉の臭みを取って柔らかさを増している。更にステーキ並みの上ミノの旨そうだったこと。韓国は肉料理に関しては最先端国なのではないか。室井の食レポは今さんだったけど。翌朝食べるのは納豆チゲ。僕は納豆は大の苦手だけど、健康にいいということは意識はしている。この納豆をキムチや味噌で煮込んだスープなら納豆が食べられるかも知れない。これも韓国めし特有の様々なキムチ、ナムル類と混ぜて食べる。エゴマ油まで加わってヘルシーこの上ない。ホント、韓国めしは何でも旨そうだな。嫌いな納豆だって韓国料理でなら食べられそうだ。今度、納豆チゲ作ってみようか?直接煙を体に取り込むよもぎサウナも含め、韓国、ソウル、江南サイコーじゃないか。行って色々肉やら何やら食べたいねえ。嫌韓でギャーギャー言ってるネトウヨどもは本当にバカだな、一生、焼肉もキムチも食うなっての。そういえば、朝の「朝いち」では中高生の韓流ブームを伝えていた。嫌韓騒いでるのはオヤジだけだ。若い世代は今の韓国イケてることがよくわかってる。最近は那覇にも韓国料理屋が増えてはいるのだけど、やっぱりGWに帰ったら大久保で飲み食いしたいぞ。
2019年04月04日
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