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北京五輪、昨日のパラリンピック閉会式を持って、ようやく終了。五輪の開会式については書いたと思うけど、一貫してチャン・イーモウが担当した演出、どうも地味というか、淡々とした内容で、あまりネタ的に取り上げようがなかった。最後のパラ閉会式も、まあ、その範疇ではあったが・・・会場中央にレコード盤が現れる。そして、障害者たちなのだろうが、ゆっくりと針を運ぶ。このレコードに、パラのハイライトが映され記録されていくという趣向。こんな具合にイーモウの演出、品の良さ、センスの良さは感じられるものだった。針がピクトグラムを刻み競技を描いていく。あの、東京の人力ピクトグラムよりは、ずっと今風というか現代の技術が駆使されている。アナログ盤の上だけどアナログではないのだ。選手入場は、またしてもベートーベン第九。ここいらの音楽面で特徴的なものが、あまりなかったような。但し、今回はテーマソングらしい“コール・オブ・ラヴ”という曲と、ケルティックウーマンとかでお馴染みの“ユー・レイズ・ミー・アップ”が流れていた。次の会場イタリア・コーナー、イタリア国家を歌ったのは、アリノ?NHKアナウンサーなんて言ってるかよくわからない。ここいらはちゃんとしてほしいね。趣向的には撮影された映像だけだった。レコード盤が中国の日時計に変わり、そこでこれも障害者なのかパーカッション演奏の披露。或いは、名のある団体なのかも知れない。時計が時を刻んで、干支や節が表現される。この映像はなかなかかっこよく、また浅はかさとは比較にならない。で、そのまま氷上?の舞踏会となって閉会式中継は終わってしまった。これは、北京五輪絡みの開閉会式の中では一番よかったけど、やっぱり、比較的淡々としていた印象は変わらず。時勢が時勢故に、色々と抑え気味で反感を買わない無難なところに始終したという印象も無きにしもあらず。イーモウは、前回の北京五輪の演出担当以来、すっかり中国のレニ・リーフェンシュタール的なポジションになってしまったと言われてはいるけど、彼も文革時代を舞台にした映画を何作か撮っていて、元々、単純に権力者に阿るスタンスではなかったと思う。前作「シャドウ影武者」での美学は健在で、映画作家としては、やはり一流の人ではあると思う。最新作の「ワン・セカンド」も、観てみたいと思う。ま、とにかく、五輪関連は一通り終わった。もう、当分いいし、個人的には二度といいけど、札幌五輪に名乗り?マジ、バカも休み休み言えてんだ、もう。
2022年03月14日
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ハア、やっと終わりますか。ということで一応チェックします、北京五輪閉会式。これも開会式同様にチャン・イーモウの担当なのかな。例の聖火が灯された雪の結晶が出てきて、ランタンを掲げた子供たちが。この子供、ランタン、結晶がひたすらモチーフだ。で、すぐさま習近平とバッハが出てきて、早くも興醒め。開会式と同様にアッサリいきそうな雰囲気だ。中国国歌は合唱のみ。誰かが独唱で歌う感じの曲調でもないし。再び子供、光る十二支のソリが現れた後は、ARコーナーで、TV中継のみで見える趣向となる。中国伝統の組紐で世界は一つという映像、習近平の独裁で一つではないだろうね。で、もう選手入場。鳥の巣はドームではないから気温がかなり低いようだけど、サモアの選手は上半身裸で出てくる。バックに流れるのはベートベンの第九だ。どの国がメダルいくつとかいうのは全然知らない。同僚女性はやたら盛り上がっていたけど、日本のカーリングは、何やら若いかわいい選手が多くて人気が出てるだろうことは知れた。韓国のメガネ先輩以上に、あの、おでこの人が目立っていた印象、いや、競技は全然見てないのだけど、例によって。大会のハイライト映像やら表彰式、ボランティアを讃えるコーナー等で大半が過ぎる。映像で柳の枝が出てきたところでバックの音楽は“更け行く秋の夜〜”、この“旅愁”ってアメリカの曲だったんだね。案外、中国でもそのことが知られてないのかも知れない。次の冬季五輪はイタリアで、都会のミラノと山のコルティナダンペッツォというところで行われるそう。その引き継ぎ式、まずはオリンピック賛歌は、また子供たちの合唱。中国側の式次第は、とことん匿名性に徹している感じがする。一方のイタリア国歌はポップスターのマリカ・アヤネがバイオリンをバックに。イタリア国家を聞くことって、あまりないのだけど、転調もあったりして結構長い曲なんだね。映像で登場したランナーが、そのまま会場に登場、二人でダンスを披露するが、バックの音楽はポップシンガーのダルダストが担当。ファッションのミラノにしては、大会エンブレムのデザインは平凡だったが。最後はこれまた飛行機で五輪マークを描いて終了。そして、またバッハのスピーチが10分くらい続く・・・しかし、例のテニス選手はどうなったんだよ?最後は再び子供たちの合唱。全体的に厳かアッサリなのは開会式と同様。聖火が消えて花火では、ワンワールド、ワンファミリーとな。漢民族だけの家族ではないように。ここでは、さすがに“忘れ難き今宵”ではなく、“蛍の光”でさようならでありました。ああまたレギュラー番組が戻ってまいります。が、すぐまたパラリンが始まるのね〜。一応、見ますよ、また開会式、閉会式だけはね。再見、いや、不再見。
2022年02月20日
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春の二つのイベント開催がどうなるか、気になるところだ。一つは、まず4月の富山の全日本チンドンコンクール。2020年は強気の開催発表だったが、直前に関東に緊急事態宣言が出て、東京のちんどん屋さんが参加できなくなり、敢えなく中止、攻めの姿勢が裏目に出た形。昨年は、コンクールそのものは中止だが、代わりにオンライン上で参加予定チームのお披露目演技が見られて、これはコンクールを見られたくらいの満足感を得られた。今年は開催の意向で、今月1日には開催の発表もなされていた。富山、イケイケであります。もう一つ、大阪の春一番。祝春一番転じて、終春一番と銘打って長い歴史にピリオドを打つ、はずが、2年連続で中止。あのフェスのコンセプト、雰囲気からすれば、様々な制限を抱えての開催はあり得ない。フジロックみたいなわけにはいかないのだ。観客はワガママなおっさんばっかりだし(笑)。そう考えれば、今年の開催も厳しそうな気はする。でも、そもそも終焉の理由が、主催である福岡風太氏の体力的な問題ということなので、早く開催しないと、風太氏の方が先に終わってしまいかねない(失礼)。ぼちぼち開催を考えないと・・・芸人ナオユキのツイッターで、風太氏と話したとの内容が。時期的にも春一の件かと思えるけれど、その内容には具体的には触れられてなかった。果たして・・・立ち上げの一人である大塚まさじは、1月に7年ぶりの沖縄公演が予定されていたけど、感染拡大で延期。5月の下旬ということになっている。購入したチケットは、そのままキープしている。チンドンの方は開催予定が発表されているから、既に、参加予定のチンドンチームはネタ作り、パフォーマンス練習に励まねばならない。実際、締め切り?に追われて焦る様子のちんどん屋さんのコメントもツイートにチラホラ・・・ただ、わからないなあ、オミクロンは収束傾向ではあるけど、次なるステルスなんてのも出始めている。更なる変異株も出かねないし、4月の開催だって、まだまだ見えない。またしても富山の強気が裏目に出なければいいのだけど。ということで、チンドンコンクールにしろ、春一番にしろ、実際のところ開催がどうなるかは現時点では未知数だ。ただ、ハッキリしていることが一つ。どちらも、開催されたとして、今回は行けないことは間違いない。そういう意味では、開催されてもそうで無くとも複雑なところではある・・・
2022年02月07日
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あの悪夢の東京五輪から半年、もうすっかり世界の厄介者と化した五輪がまた開催される。今度は中国は北京での冬のオリンピック。ただでさえの五輪に、更に人権蹂躙国家の中国での開催である。例のテニス選手の疑惑で、各国が外交的ボイコットとかやっても、結局は開催される。折りしも春節休暇真っ只中なので、彼の地ではそこそこ盛り上がっているようだけど、感染状況はどうなの?例によって競技は全く興味なしだけど、開会式はしっかりチェックいたします。演出は夏の北京五輪に続いて、あのチャン・イーモウが担当だ。ということで、北京2022冬季オリンピック競技大会、開会式の始まり始まり。会場は前回でお馴染みの鳥の巣。やはり、観客は関係者に留まってフルキャパの半分くらいの収容のよう。それでも5万人とかだけど。CGやスローを駆使したカウントダウン映像から会場での人力パフォーマンスでの春の表現。そして、花火。格調は高いオープニングだ。紹介される“ぼったくり男爵”バッハと習近平。バッハはスーツ姿だが、習近平はかなり厚着で、まんまプーさんだ。鳥の巣って屋根が開いているから、実は寒いみたい。国旗は一般の人から軍人が運ぶ。国旗が掲揚された後に、滴り落ちる墨の映像は、李白の詩をモチーフにしたものと。伝統文化の表現つっても表層だけなぞる感じの日本との差を感じさせる。冬の五輪の歴史も氷に映されたレーザー光線で表現。あの、東京五輪でちょっと受けていたアナグラムの貧相さとは異なる。国力と想像力の違いを早くも見せつけられる。オリンピッグとかいうレベルではない。すぐに選手入場開始。これも意図的なのかな。漢字で表記した場合の順なので、よくわからない並びだ。選手もマスク着用が目立つ。バックの音楽はクラシックの主要曲のメドレーと厳かなもの。台湾と香港は、それぞれ、チャイニーズ・・・とアナウンスされた。渦中のウクライナとかもしっかり。客席に空きがあるので選手たちは客席に座る。雪の結晶で各国を表現するパフォーマンスの後、ご挨拶。またぞろ、バッハの挨拶は長い(約10分)。そのスピーチの中で、“ギヴ・ピース・ア・チャンス”と言っていたのは伏線か。再びの花火の後、様々な色のコスチューム、様々な民族の人々が登場して民族の多様性をアピール。“一起向未来”という今回のスローガンの歌は誰の歌唱?ひょっとしてと思っていたら、またしても“イマジン”が流れる。歌はラテン系の人?生歌唱ではなく流されるのだけなので。東京五輪の時も違和感はあったけど、この北京五輪では、更に大きい。とにかく、国家、国境を否定するこの曲ほど、五輪にふさわしくない曲はない。開会直前にもウイグル人住民らが人種差別、人権軽視の国として抗議活動を行なっていたけど、曲のコンセプトからはかけ離れた実態の国家体制や五輪の在り方故に、曲は単なる見せかけの“民族融和”を演出するために利用されているだけに思える。チャン・イーモウのチョイスかどうかは知らないけど、ここまでまずまずと見てきたけども、これで一気にガックリだ。子供たちによるオリンピック讃歌歌唱、そして、スキーやスケートで会場を巡ってハートマークを形作る。で、選手宣誓、聖火リレーなのだけど、ここらは至って地味に、走者はアスリートたちオンリー。何と最終聖火ランナーは、ウイグル族の選手。これは、もうますます火に油を注ぎそうだな。尤も、漢民族でやっても批判はあるだろうけど。聖火は点火されるわけではなく、トーチが、そのまま雪の結晶模型に置かれて空中に上がる。で、五輪型花火。この趣向にNHKの実況アナたちが大層驚いていた。ジャッキー・チェンとか有名芸能人が登場するわけでもない。夏の北京五輪の際は、自らの映画にも匹敵するコンセプトや凝り具合で唸らせたチャン・イーモウだったけど、この冬季五輪は、敢えてシンプルに厳かな演出で見せたのかも知れない。時間も短めで、冬の静けさを感じさせるものだった。ともあれ、またこれから2週間は、テレビが日々五輪中継で埋め尽くされ、金だ銀だとマスコミがはしゃぐ日々が続くのだろう。それを思うとゲンナリだ。事もあろうに、札幌は数年後の五輪招致に名乗りを上げるとか。バカ言ってんじゃない、雪に埋もれて頭を冷やしてほしいね。
2022年02月04日
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さて、再び大晦日はとぅしぬゆるー。沖縄もなんだけど、中国も春節で、かつ、金曜からは北京五輪も開催されるのでお祭りウイークの始まりというところだ。今年もありがたいことにニコニコで春節晩会のネット生配信が行われるので、餃子食べながら視聴、「中国版・紅白歌合戦 14億人と共に見よう“春節聯歓晩会”2022~日本語同時通訳付き~」であります。オープニングは、"歓楽吉祥年"と題しての新年おめでとうミュージカル映像。グォ・ヨウのタクシー運転手から始まって中国での有名どころが登場。北京五輪の開会式演出担当のチャン・イーモウも顔を見せる。そして、ステージへ。中央にでかでかと掲げられる2022の文字と花火はCGだろうか。若手ダンサーたちの華やかな踊りに、映像で登場した面々もステージに登場。満場の観客だがマスクは着用だ。司会は5人で、昨年と同じ4人に一人プラスかな。李思思という人は、昔、映画解説していた木村奈保子に似ている(右の人)。早速、お歌のステージで、“時代感”なる若者讃歌は、昨年に続いてクリス・リーが登場して中央。ボーイッシュな人だけど今回はミニスカで。で、コントというか小芝居。ここは中国語わからんのでスルー。中秋節と違って春節の方は半分以上が、このコントや寸劇なんだよね。“万象回春”なるミュージカルは、エスニックな「ライオンキング」風。象の着ぐるみがいっぱい登場して、少数民族系っぽいダンサーが踊る。“春風十万里”は、大陸っぽいキンキン声&朗々のベテラン男女歌唱。で、コント、大体15〜20分くらい。千里江山図という名画をモチーフにした中国東方舞踊団による“只此青緑”は、髪型がすごい女性ダンサーたちがたおやかに。この幽玄と気品は中国ならではのもの。90度のけぞりもすごい。上海とかいくつかの都市の高層ビル上での太極拳演技、スローも駆使したプロモヴィデオ的映像。高所恐怖症なもんで、ちょっと見ていても怖い。次のコント“喜上加喜”は、観てないけど、中国の大ヒット作でシネコンでも上映された「こんにちは、私のお母さん」のジア・リウとチャン・シャオフェイが出演。映画の方は何かタイムスリップものだそうで。さすがにコントは同時通訳はなくて、話の大筋が時々字幕で出る。どっしりとしたハン・ホンが優しく歌う“世界にはたくさんの人がいて”は、バックの若者たちの人文字というか、あの東京五輪閉会式での次回パリ五輪予告でのパフォーマンスを思い出させた。結構好きなのは京劇パフォーマンス。そう詳しくはないのだけど、代表演目の名優たちによる一大共演で、こういうのが、この晩会の最たる見どころだ。最後は子供たちの演技で締めるコントの後は若い二人組の漫才風音楽ショー、虎に因んだ掛け合いのよう。テツ&トモかって感じで客席を回って盛り上げる。マジックショーはルービックキューブを駆使して。司会者も悪ノリで偽マジックを披露。次は河南の武術学校生徒たちによるパフォーマンス。日本では禁止?の組体操みたいなやつ、中国ではバリバリオッケーであります。役者も入って芝居仕立てだが、しょっちゅうスローが入るのは生中継でも出来るんだね。しかしまあ、改めて盛りだくさんだね。おじさんの漫才はかつての晩会の司会者の二人らしい。子供たちが宇宙に夢を馳せるダンス“星の夢”に続いて、必ずある少数民族系の舞踊、雲南省のラフ族の伝統舞踊とか。子供が健気に踊るけど、迫害されてるんじゃないの〜と穿って見てしまう。次もコントだけど、医療従事者の現場を舞台にした少しシリアスな内容のよう次は考古学的発見の披露ということなのかな、四川省の青銅仮面が舞台に展示、続いて“金面”という舞踊、ステージではなくCG映像で。四川省は黄河文明に匹敵する古代文明が存在したのだそうだ。幻想的な映像で表現。香港のビートルズと言われた70年代のバンド、ウィナーズの再編?往年の香港ポップ好きにはたまらないであろう、アラン・タムとケニー・ビーのツイン・ヴォーカル、もうあの人たち70代くらいだよね。少し若い男女4人による歌唱は、雑技団をバックに。そのうちの一人、四川省のそれこそ少数民族出身っぽい吉克隽逸(英名サマー・モモコとな)という人、エスニックなレディ・ガガって感じ。終盤の歌ものは、いよいよ愛国調になってきた。そこにアンジェラ・チャン登場でホッとする。一緒に歌ったリー・ロンハオってチャゲアスのアスカに似てる。アンジェラは去年に続いての出演で、人気は根強いようだ。俳優のチェン・クンやマカオのショーン・パンら4人の男ばかりで勇壮に歌われる“黄河・長江”で、いよいよ新年カウントダウンが近づく。孫楠という人もよく出てくるなあ。タン・ウェイウェイという女性歌手と“春の鐘”をデュエット。“来たれ、新しい一年”ということで、これが新年前のトリでありました。歌には字幕が入るのはありがたい。そして、日本時間では1時に旧暦の新年を迎えた。年を越えた後も番組は1時間弱続く。宇宙飛行士の宇宙船内からの新年の挨拶に続き、スケーターズ・ワルツ演奏の映像で、一気に五輪モードの入っていく。そして、何と、鳥の巣をバックにぼったくり男爵が映像で登場、コイツはホンマになあ・・・北京五輪公式ソング“夢を輝かす”を歌う廖昌永という人はオペラ歌手らしい。そして、相方はココ・リー、健在でしたか。一転して、“大地の歌”という少数民族系演目。高音のおじさんによる山や海で働く人たちの労働歌、これは何族なのかな。そして、また子供たちの演舞。で、様々な民族入り乱れてのフィナーレ。こういうパフォーマンスを見せるためにも、中国は少数民族の文化を尊重しないといけないだろうにねえ。「絶対試験」なるミュージカルがあるそうで、その中の“火鍋のソナタ”というナンバー、真っ赤な衣装のダンサーたちが躍動する楽しいパフォーマンス。京劇の変面なんかも取り入れられている。中国はミュージカルでも、とにかく群舞だね、世界最大の人口を誇る国だけのことはある。漢詩「憶江南」は、絵画の中に入り込んだ役者や歌手たちが聞かせる味のある演目。中国文化に関する教養を求められる内容だね。番組もいよいよ大詰め、チュー・イーロン、チャオ・リーイン、ワン・ジュンカイ、イーサ・ユーが歌う“歓楽時光”はお祝いソング。しかし、この4人全然知りません。そして、トリは必ずこれ、”忘れ難き今宵”、大御所らしい4人の男女歌手が朗々と歌う。ステージ上、一体何人の人がいるんだろう?何か、去年とかに比べると歌手とか俳優の有名どころの出演が少なかったような。単に自分が知らないだけかも知れないけど。どちらかというとネームバリューのある出演者の歌等を聞かせるよりも群舞やミュージカル、子供たちの演技とかが多かった気がする。それでもさすがの豪華さ、絢爛さには違いなかったけど。ということで、新年快楽!いーそーがちでーびる。中華モードから、明日の朝食はなんとぅー、昼食は中味汁と沖縄モードに戻るのでありました。
2022年01月31日
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沖縄で見られないものといえば、ソメイヨシノの桜と紅葉だ。コロナ小康状態の折にナイチ帰宅して、季節的にもチャンスということもあり、何年かぶりかで紅葉を見に行ってみようと思い立った。飛行機も早く羽田空港に着いたので、寄り道せずに真っ直ぐ埼玉の家へ。まずはスクーターにガスとオイルを入れ、ついでに灯油を買う。正月に備えて冬支度をせねば、というか、もう既にストーブつけないと、こっちは寒いよ。諸々準備を終えたところで、とりあえず、腹ごしらえ&一杯。ようやく外飲みも出来るような状況になって、これまた久々に焼鳥屋に行って、ビールに煮込み、串は3本程度にキムチ。店に滞在30分弱で、急ぎ駅へ向かう。ひと駅先にある国営公園で、紅葉の季節に夜間開放され、ライトアップもされる。過去には家から自転車で訪れたことが何度かあるが、今日は時間がないので、駅から出ている無料シャトルバスを利用する。今回は密を避けるためか平日のみの開催で、バスは1時間に1本程度。帰りのバスも同様だから、紅葉見物出来るのは、実質1時間弱ではあるのだけど。公園近辺に来ると車が渋滞。入口は結構な人出だ。みな、こういったイベントに飢えまくっていて、やっぱり、今がチャンスとばかりに、平日にも拘わらず繰り出している感じ。入場料450円払って入園すると、早速、イルミネーションがお出迎え。なかなか派手だね、加えて、人が多いこと。ちょっと前だったら、これはやばい状況だなと警戒したところ。既に持ち時間は40分ってとこ。急ぎ、紅葉が見られるエリアに足を運ぶ。途中には、草月流だったり、色々なインスタレーション、装飾、アート等もあるのだけど、それらをのんびり眺めている暇はない。とにかく、本命である紅葉を見ないことには。コースに辿り着くも、まだ結構、葉っぱは緑だったりするなあ。少し奥へ進むと、ようやく赤や黄色が見えてくる。しかし、人が多くて落ち着かないし、ちょっとライトアップが過剰な感じがして、あまり風情が味わえない。どうもイルミネーションばかりが目立って肝心の紅葉が、という気がする。折り返し点まで辿り着いたところで、その衣類ネーションやインスタレーションも見ながら、もう帰路だ。帰りのバスも、かなりの混雑が予想されたので早めに戻らざるを得ない。やっぱ、まだ日が暮れる前の時間に入園して、表情を変えていく紅葉をゆっくり眺めるべきだったな。てか、今回色づきも今ひとつだったのではないかな。来週でこれ終わりなんだけどね。これも地球温暖化の影響かい?どうにかバスに乗り込んで駅へ。こちらも1時間弱、焼鳥屋も30分弱と、何ともせわしない夜であった。でも、まだ21時台と宵の口?の時間。とりあえず、うち帰って風呂に使ったら、また飲み直しかな。ストーブつけてCD聴きながら。
2021年11月19日
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東京2020パラリンピック、ようやく閉会式だ。何、もう興味がない?こちらは当初から言っている通り競技は一切見ないけど、開会式閉会式だけは一通り見ます。当然、最後の最後のこれだって何はどうあれ見届けないと。昨晩の模様を。開会式は杉浦由紀アナだったけど、閉会式は和久田麻由子アナの担当、NHKの人気女子アナが持ち回りなんだね。加えて、嵐の何じゃらさんが加わる。嵐って解散したんじゃないの?ともあれ、閉会式のショー、渋谷交差点をイメージしたものとな。色とりどりの衣装のキャストはオール障害者?サスケという人の音楽で、ブレイクダンスが展開される。ブレイクダンスとハンディキャップは親和性があるようだ。大野愛地という人がヘッドスピンの荒技を披露する。これはまあ導入部。天皇陛下ではなくジュニアが一人でご挨拶。辞任を発表したガースーはいるんかな?国旗掲揚、音楽は高嶋ちさ子とな、生演奏ではなく録音ね。国歌斉唱は子供たちの合唱だった。おっと、いたぞ、ガースー。小池らと並んで手拍子しているが、これが周りと全然合ってない。表情は虚だし、見事にオワコン感が出ている。今回のオリパラ、この男が政権支持率アップのために強行したようなもんだけど、全くその思惑通りにはならず、賭けに負けたギャンブラーの哀愁が漂う風情であった。しかし、こいつの賭けのお陰で失ったものは大きかったな、その意味では笑えないし同情なんてもってのほかだ。あらかじめ会場内にはいたけど、一応選手入場が終わってショーの続き、ここであのマスコットが出てきたが、これまでの開会式、閉会式で、このマスコットが出てきたのは初めてではないか?出番がないと揶揄されていたけど、ついに。記念にグッズでも買ってあげようか(ウソ)。ダイバーシティなる街を築くストーリーで、障害者キャストらしい人たちが、オリンピックのお下がりで作った建造物を立てかける。そこに流れるのが、ゴダイゴの“ビューティフル・ネーム”。ふさわしいといえばふさわしい曲だけど、ゴダイゴが演奏しているわけではない。スカイツリーらしきタワーが建てられてダイバーシティが完成。ステージでは、サンバのようなパカッシヴな演奏が。指揮を執るのは別に障害者ではないだろうけど、ハーフのシシドカフカ。ここからがちょっと見どころだったのだけど、会場のダンサーたちは決まった振り付けではなく、個々人が勝手に踊っていたらしい。それをカメラが移動しながら切れ目なくワンカメ状態で捉えていく。コスチュームも踊りもてんでバラバラながら、それなりに調和は取れている。これ、今までの開会式閉会式の中で、一番創意工夫があったのではないか。少なくともスカパラのダラダラした演奏や大竹しのぶの意味不明の歌よりも全然見応えがあったぞ。日本も、前回のリオ五輪閉会式での次回開催パフォーマンスでは大いに気を吐いたのだけど、パリも負けてない。映像ながら、車椅子キャストによる手だけのパフォーマンスで、北朝鮮も真っ青の見事な表現を見せた。パリからの中継の方は、密でいいの?ノーマスクでいいの?みたいなところばかり気になったけど、まあ日本よりはうまくやってくださいな。締めを飾ったのは“この素晴らしき世界”の演奏。サッチモ風のダミ声歌唱を聞かせたのは、ローグというバンドをやってた奥野敦士という人。2008年に事故で半身不随になってしまったのだそうな。そして、バックの演奏もそれぞれ障害プレイヤーたちによるもの。この歌はまあまあだったけど、正直、このショーはこれまでで一番良かったかも知れない。或いは、とうとう一通り終わって常態に戻るという安心感、そして、ガースーの敗残ぶりが確認できた、そのカタルシス故の割引もあるかも知れないけれど。演出にあたったのは、小橋賢児、あの「ちゅらさん」でふみやくんを演じていた人だ。役者は辞めて、こういう演出を行なっているという話は聞いていたけど、大舞台で実力を発揮して見せたか。これ、ひょっとしたらミキコ先生が?とか一瞬思ったからね。とにかくこれで終わった、やっと日常が戻る。ニュースも「沖縄ホットアイ」も「サラメシ」も「ドキュメント72時間」も、また放送される。1ヶ月半、長かったあ〜尤も、この後がまた大変だろう。選手や関係者が大挙空港に向かう。ボランティアや警官たちがそれぞれの場所へ戻っていく。そして・・・規模は違うだろうが、障害者たちが主役という都合上、ボランティアや医療従事者はオリンピック以上に必要だったかも知れない。その意味では、負担は五輪と同等かそれ以上のものがあったのではないか。その点は常態に戻るとはいえ、後遺症で、更に医療を圧迫するような状況にはならないか。フジロックで騒いでいた人たちがいたけど、オリパラこそ、その後の影響をより綿密に検証する必要があろう。開催した国家がしっかりやるべきだろうけど、まあ、やらないだろうな。閉会の挨拶では言及してなかったけど、組織委員会会長の橋本聖子は、いつかまた五輪を、冬の五輪もとかアホ抜かしていたらしいけど、個人的には、自分が生きている間に、二度と日本で五輪などが開催されて欲しくないし、五輪そのものが、いずれ消滅することを願っている。災厄をもたらす金まみれのパンとサーカスは、もうウンザリだ。これが永遠の見納めでも構わない。ところで、ぼったくりバッハは何しにきたの、まだいるの?ずっと、銀座でお買い物してたのかい。
2021年09月06日
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東京2020パラリンピック開会式、当然、見ましたよ。オリ同様に競技の方は全く見る気はないけれど。世間もオリ程には関心がない、あのヒステリックな五輪擁護派の皆さんですら、だ(苦笑)。などと書いては障害者の皆さんに失礼ではあろうけど、ひょっとしたら開会式の趣向はこっちの方がなんて期待も多少しつつ?さすがに今回はEテレの方で手話つきの放送をやっていた。冒頭、始まったミュージカル的なショーに、はるな愛の顔がちらっと。LGBTは障害者扱い?というわけでもなかろうが。その他、要所の出演者は、当然、障害を抱える人の参加が意図されていた。国旗掲揚のバックに流れた音楽も、今回は「東京物語」ではなく辻井伸之の曲。ピアニストとしては才能のある人かも知れないが、曲そのものは歌謡曲風の凡庸なメロディという印象だった。先のミュージカルのような寸劇が続行、小人ではないけれど、人間からくりのようなセットが組まれる。ここでは人間はネジの扱いか?などと意地悪な見方をするのはやめておこう。障害者ダンサーたちが奮闘するサーカス風の混沌としたステージは、あの五輪開会式の、休日の代々木公園の様子よりはマシかも知れない。銀座でのお買い物の追加が必要だったかIOCのぼったくり男爵が再来日して顰蹙を買っているが、この式典には姿が見えず。会長挨拶は、しっかりIPC会長の方が行う。となると、ますますバッハはお買い物目的だったのかってことになる。ともあれ、選手入場を経ての後半、何やら車椅子の少女が空を飛びたいというストーリーが展開するようだ。と、突如、デコトラが登場する。そして現れるダンサーたちのスタイルが何となくタケノコ族風?ちょっと趣味が悪く思えるのだけど、そのデコトラは宇宙船みたいなものなのか?車椅子の少女とコミュニケーションを取る様は「未知との遭遇」風。そこに徐に「キル・ビル」のテーマというか、正しくは「新・仁義なき戦い」のテーマが流れ、デコトラから現れたのが布袋寅泰。この人はアトランタで五輪式典には出演済なので抵抗がなかったか。このためにロンドンから帰国したようだ。バックを固めるバンドは障害者プレイヤーで、滝クリの親戚で障害を負った人がギターを担当していたとか。あのファッションは、布袋のセンスに合わせて統一されたものだったのかどうか。で、ミュージカルが展開するうちに、いよいよ車椅子の少女が空に・・・というところだけど、飛びます、飛びます、あれ?プロジェクションマッピング上は“飛んだ”らしい。でも、てっきり「ET」みたいに本当にフライングするのかと期待してしまったもんだから・・・五輪の開会式や閉会式よりは、まだ見られた方かも知れない。そりゃスカパラよりは布袋の方がねえ、国際的知名度と実力もある程度あるし。でも、説明なくしては何が展開されているのかはよくわからなかった、開会式では、桑子真帆アナがしっかりやらかしてくれたけど、こちらは先輩格の杉浦由紀アナの担当で、卒なくこなしてはいた。まあ、閉会式も勿論、つきあいますよ。一方、次のパリでのパラリンピックだけど、開会式、閉会式のイベントにはデヴィッド・リンチとかジョン・ウォーターズといった人を起用してみてはどうだろう。障害者の見せ方を心得ている人たち故に、なんて書くと、ますます顰蹙を買ってしまうかな?
2021年08月24日
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他のフェスが中止になったりする中、とうとうフジロックフェスティバルは開催された。正直、半信半疑だし、自分も開催を完全に肯定するわけではない。でも、開催され、配信もあるなら見てみるとする。ところが、直前になって参加をキャンセルするミュージシャンが続出。民謡クルセイダーズやカルメン・マキのようにメンバーに感染者が出たケースもあれば、大友良英のように熟慮の末の決断という人もいる。結果、配信で見ようと考えていた人があらかた中止になってしまって、その意味での興味は半減となった。結局、見たのは土曜のフィールド・オブ・ヘヴンでのスカ・フレイムスと、日曜のグリーン・ステージの電気グルーヴだけだ。前者は元ちとせのゲスト参加ありで2曲歌唱。一緒にレコーディングしている“ワダツミの木”も歌ったのだけど、この人は調子が悪かったのか何なのか、声が出てないし、かなり歌い方に無理があった。どうも、この人は実力はあれどムラとクセがあって評価が安定しない感じの人だ。それはともかく、少し雨が降っていたせいもあり、観客はそこそこ。だから、人と人との間の距離は取られていた感じだけど、雨は感染等にどういう影響を及ぼすだろうか。電グルは、これがピエール瀧の本格社会復帰なのか、或いは、この前にもライヴを行っていたかは定かではないが、彼がセンターステージに立って主役としてライヴを引っ張る。で、どうしても気になるのは、ステージ上以上に観客側の方。グリーンステージだから、当然、結構な人出だ。でも、ここでも距離は保たれている感じはするし、皆がマスク着用だ。当然、ライヴだから唱和チャンスみたいなところもあるけれど、声が上がったりすると、石野卓球がシーのポーズを取ったりする。ミュージシャン側も観客側も想像以上に配慮して臨んでいる印象があった。さて、明日からはパラリンピックも開催されるようだけど、五輪開催は見事に日本を分断した感がある。アスリートの活躍はみな喜んで見た(自分は見てないけど)ものの、開催を強行した政府への不信感は一層高まって支持率も為政者の期待とは逆に却って下がる結果となった。それでも、今の日本は、そんな政府を根強く支持するよくわからない人も多く存在する。五輪擁護派である彼らは、五輪に反対した人々が、なぜフジロックには反対しないのかと、その整合性を問うような声を挙げている。といえば尤もらしいが、要は仕返しなんだな。彼ら“イベント自粛警察”と化して、フジロックに限らず、今後はちょっとしたイベントが開催される度に、“五輪反対派はなぜこっちは反対しないのか”とイチャモンをつけていきそうな勢いだ。勿論、冒頭書いた通り、自分とてフジロック開催は完全肯定ではない。それにしても、だ。五輪とフジロック、全然違うだろう。単にイベントだというのが共通項に過ぎず、これを一緒くたに考えるのは全くのお門違い、とにかく、その時点で頭が悪過ぎる。イチャモンにいちいち答える必然性も感じないけれど、一応、言っておこう、その両者の違いとは。勿論、国家の開催、民間の開催の違い、規模の違い、何せ、フジロックは五輪のように無理やり医療従事者やボランティアを大量動員しているわけではない。もしも、現地で感染者が続出したら、苗場エリアの医療に負担をかける状況にはなろうが、開催中にはそういう事態は生じていない。擁護派の言い分としては、五輪で関係者による感染者が大量に出たわけではなく、感染対策はきっちり行われていたのに対しフジロックの方はどうなんだと。でも、五輪開催で感染者が抑えられた方、というのは、ハッキリ言って個人の感想レベルでしかないと思う。動員された警官やらがお持ち帰りしたものは経路を追えるようにはなってないようだし、開催時の感染者に加えて、更なる影響を追跡出来る態勢になっていないのは五輪の方ではないかと思う。加えて、開催時の感染者云々以上に、医療体制を更に逼迫させ、税金の拠出も含めて市民に与える影響の方が大きい。フジロックにも経済産業省からの補助金が出ていたということを、また五輪擁護派は批判するが、それは音楽イベント支援策の一環のもの。当然、開催のスマッシュだって、これまでさんざん税金を納めてきたのだから支援を受ける権利はある。反権力が何で財政支援を受けるんだというような毎度の勘違いの批判は、これまた発言者の頭の悪さを浮かび上がらせるだけだ。開催すれば補助金が出るからやったのだろうという批判もあるが、それは判断基準の一つではあったろうが、だから開催したということではないだろう。スマッシュ日高正博社長は、なぜ、この状況下でもフジロックを開催しようとしたのか。単純に、昨年は中止ではなく、あくまで“延期”であったから、それを実行したということでもあろう。批判も危険も覚悟の上、百も承知である中、敢えて開催に踏み切ったのは、いつぞや、あのガースーが五輪開催にあたってシャアシャアと宣った発言が思い起こされた。曰く、“やめるのは簡単だ。挑戦するのが役割”、それは、まさに日高社長のセリフだろう。コロナ世は来年も、或いはもっと続くかも知れない。このままひたすら自粛、中止では、各地の地元の祭りや行事もそうだけど伝統が唱えかねない、夏フェスも然りだ。なら、“ウィズ・コロナ”ではないけれど、コロナ禍でも最大限の対策を取りながら開催してみるというのも選択肢ではないかと。ある意味、実験ではあったと思う。日高社長も来年の開催に向けて、今回の施策でもって、どれだけの感染者が出るのか出ないのか、そのことを確かめたかったという側面はあろう。感染者はおそらくゼロではない。でも、極力、出ないように、出さないような可能な限りの施策は行った上で、どうなるか。フジロックの歴史を振り返ってみたい。第1回の開催で、とんでもない台風が襲来し、会場は大混乱となった。死者も出かねない悲惨な状況になって、やはり日本でこういうフェスを開催するのは無理と批判を浴び、僕自身も、その時はそう考えた(2日目に行くつもりで中止になった)。しかし、性懲りも無くフジロックは翌年も開催された、前年の失敗を踏まえ、あらゆる対策を講じた上で。以後、とにかく、参加者は自分の身は自分で守るという、ある種の“哲学”を植え付けられてきた。回を重ねる毎に、フジロックは、世界でも有数の、トラブルが少なく、クリーンなフェスとして評価を確立してきた。まさに、フジロックは、主催者も観客も思いを共有することで、共に成長を遂げてきたフェスなのだった。自分の身は自分で守る、それはコロナ禍においても同じだ。勿論、アルコール禁止、入場者登録制、マスク着用等々のルールは作るが、それを守るかどうかは参加者次第。一人一人の心掛けが、このフェスの今後の存続をも左右する。これは、コロナ禍における社会の有り様も同じ。それが出来なければフェスも社会も崩壊しかねない。その意味でも、フジロック3日間の苗場の会場は、コロナ禍における実験場であったことは間違いない。では、先に述べた五輪とフジロックの違いについてだけど、最も大きな違いが一つある。それは、開催者であるスマッシュ日高社長が、参加者、観客を信じていることだ。ルールを守らない人間は少数であれ、必ず存在はするだろうが、皆が自分の身は自分で守る覚悟を持ってフジロックに参加することを、主催者が信じ切った上で開催に踏み切ったのだ。五輪のような強行とは決定的に違う。為政者は国民を信じて政治を行い、五輪を開催しただろうか、そうはとても思えない。事前に登録した参加者が、後で感染者になったとして、その経路の追跡が確実に行われるのか、また、感染者がフジロックの事務局なりに事後で申告をするのかどうか。そこで、結局、このイベントを通じて感染者がどのくらい出たのか出なかったのかが、ハッキリするかは正直わからない。でも、日高社長は、それこそを知りたいと考えているだろうし、仮に多くの感染者が報告されたとして、その結果を世間に敢えて公表することだろう。政府のように隠すことは、却って来年以降のイベント開催にあたって不都合だから、むしろ、白黒をつけようとするだろう。たとえ、来年もコロナ世が続いていたとしても、その中での開催の可能性を探るべく最大限の努力を行うだろう。そして、コロナ世をも、フジロックと観客は克服していけるかも知れない。あの、初回の台風の最大の危機を克服したように。参加をキャンセルしたミュージシャンの心情も理解できるし、やはり、まだ時期尚早だったのではないかという印象もないではない。それでも、この前に進んでいこうという姿勢は、煮え切らない政府のコロナ世の施策に比して、よほど潔いものを感じる。今は参加者や関係者の無事を祈るばかり。そして、既に開催決定が発表されている来年のフジロックを(僕自身は、酒も飲めない、声も挙げられないフェスに行こうとは到底思わないけれど)期待を持って見ていきたい。
2021年08月23日
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東京2020(!)オリンピック、さあ、ようやく閉会式であります。結局、競技は日本vsアルゼンチンだったかのバスケの試合を半分くらい見ただけ、後は、空手の喜友名の決勝は後追いでユーチューブで見た。とにかく、テレビをつければコロナリンピックって状況が、やっと終わった。せいせいするよな〜、で、閉会式だけど・・・まず驚いたというか、今回、最も印象に残ってしまったのは、最初の国旗掲揚。メダリストやら医者やら6人で運ばれる国旗、のバックに流れる曲は・・・何と、小津安二郎の「東京物語」のテーマ。耳を疑ったけど、どう聞いても、あの曲だ。作曲の斎藤高順は軍楽隊とかとの関わりもあったから、そういうチョイスなのか、或いは、東京だからなのか?誰がどういう意図で選んだか知らないけれど、喜んでいいのか戸惑っていいのか、よくわからないうちに閉会式が進んでいく。選手入場は古関裕而の“オリンピック・マーチ”、これも敢えてのチョイスなのかなあ?下手に新しい曲を流すよりはマシなのかも知れない。日本の旗手に喜友名諒、いやあ、日本で金メダル獲れるのって、あの人くらいだと思ってたのだけど、いっぱい獲ったらしいね、いくつか知らんけど、その点は予想大外れ。五輪もホームコートアドヴァンテージってあるの?それとも、他国の調整不足、環境不備による漁夫の利だったのか、それはわかりませぬ。行進が終わっての賑やかしタイム、ここで他国の五輪だと結構、世界的なポップスターとかが出てきて完全にお祭りムードなのだけど、東京スカパラダイスオーケストラですか。この人たち嫌いじゃなかったのだけど、DHCとズブズブの関係で、一気に評判を落としたけど、やっぱり、こちらのセンで突き進むことに舵を切ったようだ。“スキヤキ”とか“鬼滅の刃”とかベタな選曲をこなしつつ、徐に出てきて“愛の讃歌”を歌ったミレイって歌手もスカパラ人脈の人だったの?これはもう、開会式の見栄?を捨て、閉会式は、どこまでも国内イベントレベルのミニマムなセンで進むことが見えてきた。すみませんが、“世界の”DJ松永も知らないし、アオイヤマダさんも知りません。でも、スカパラの演奏で、代々木公園の週末?を表現したらしい、周囲のパフォーマンスは、どう見ても素人芸にしか見えなかった。一応、日本の伝統芸能的な紹介だが、各地の祭りの様子は、映像アーカイヴで。本来は、会場で行われるはずが、まあ、昨今の状況だからと申し訳は立つのかも知れないけど、獲ってつけ感が増幅される。アイヌの踊りから、おや、エイサーはコザではなく平敷屋青年会のものを取り上げていたのは、多少ここらの知識はある人間が選んではいたようだ。秋田の西馬音内盆踊りは、富山のおわら風の盆にも似た風情であった。ここいらの繋がりはあるのだろうか。そして、岐阜の郡上踊り、当然、阿波も登場して日本三大盆踊りね、映像だけだけど。その締めを飾った感じなのが“東京音頭”、これもまあ小池知事案件だったのだろう。東京にこだわった演出意図というのも感じられなくはないけど、どうも中途半端。てか、日本人の間でも“東京音頭”の知名度とか馴染み度はどんなもんなの?これはこれですっごくローカルなレベルに陥ってないか。世界の皆様も盆踊りでお楽しみ下さいってか?正直、どこまでもミニマムな趣向にしか思えなかった。で、既成映像ということであれば、次回2024年のパリ五輪の引き継ぎ映像、これに全て持っていかれた感じ。BMXがオルセー博物館の屋根を疾走し、軍機がトリコロールを描く。これもあくまで撮り溜め映像に過ぎないながら、ミキコ先生がやっていれば、このくらいのものを日本でも披露できたはずだ。フィナーレなのかな、大竹しのぶが子供たちと宮沢賢治の“星めぐりの歌”を。う〜ん、国内イベントならこれでいいのだろう、でも、一応世界中で放送されているイベントだよ。有名歌手ではなく、敢えて大竹を起用したのは、その表現力ということなのか。日本人に意図が伝わらないものが外国人にわかるわけがない。もう、この閉会式は、どこまでもクリエイターたちの乏しい発想内でいいかも位のレベルのものを集めた感じ。制限があったことはわかるけど、それでも、まだ開会式は、多少見るべきところもあった。でも、こちらは何ともはや。結局、個人的には国旗のとこの「東京物語」が一番の勘所。ザッツ・トーキョー?いや〜、それならもっとアピール出来る表現は色々あったと思うけどな。開会式と同じ担当者かどうか知らないけれど、これが彼らの限界、精一杯なのだろうか。はい、祭りが終わって、その後に待ち受けるのは・・・感染者は更に増える、世界各地に日本からまた拡散される、最近まで隠されていたけどラムダ株も上陸を果たしたようだ。一方で、期待したように政権の支持率は上がらず、そりゃそうだろう、五輪で多少盛り上がったとして頑張ったのは選手たちであって、政権は何もしてないのだから。さすがにそこまで日本人はバカではなかったようだ。これで2週間後に、またパラリンピックをやる?政権的にプラスにならないのなら今度こそ中止も有り得る。でも、そうすると差別とか言われかねないし。もう、どこまで行っても今回の五輪は救いようがないものだった、喜友名の空手以外は。さあ、銀ブラのナチス・バッハは別のお土産もお持ち帰りしてね。
2021年08月09日
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昨日の東京2020(!)オリンピック開会式の話。これまでさんざ否定して来たのに見るのかって?勿論、そもそも、これまでもオリンピックは専ら開会式と閉会式しか見てこなかったのだ。それぞれの国の代表的文化やアーティストが登場する式典は見るのが楽しみである一方、競技の方にはほとんど興味がない(バスケは多少見るかも、笑)。それは、スポーツ云々への興味という以上に、メダルを求めて国同士が競い合うということに意味を感じないからだ。アスリート個人の競い合いであれば別だが、オリンピックとなれば、どうしても国別のメダルがどうこうって話になる。これまでのオリンピックでも、日本のマスコミはメダルが取れれば大騒ぎ、取れなければ“日本なさけない”といった身も蓋もない書き方を散々してきたのを、よく覚えていて、これはさすがにアスリートに対して失礼であると憤ったことがある。以来、オリンピックの競技を見ることには一切興味を失った。いわば、僕にナショナリズムのアホらしさ虚しさを教えてくれたのはオリンピックなのだった。そもそも、オリンピックに対して、そんなスタンスだったわけだから、今回のような正気の沙汰とは言い難い五輪は全く無用の長物、ここまで利権と金まみれの醜悪なイベントであるならば未来永劫無くて構わないという考えに至ったのも当然の帰結と言える。まあ、ここらは長くなるのでこの辺にしておく。とにかく、開会式だ。直前まで音楽やら演出担当者ですったもんだ、そりゃあロクなものにならないのは目に見えてはいるが、では、更なる醜悪さを積み重ねるようなものなのか、或いは、多少は救いをもたらすものなのか、見ることは見て置かないと。オープニングの何やらダンス、赤い紐はさしずめ“絆”でも意味しているのだろうか。NHKのアナウンサーがいちいち説明をするけど、資料を見ながら説明をしなければいけない表現って何なんだ?国歌斉唱ミーシャ、“君が代”はやはり、ポップ歌手が歌ってもしっくり来ない、曲が短いし曲調故に盛り上がりに欠けるし。ここは無難にクラシック系でいけばよかったかと。しかし、無観客の寂しさはヒシヒシ。手を振っても誰に手を振ってるのやら。ミュンヘン大会のイスラエル選手団への追悼って、これは、前の演出担当者がホロコーストを茶化したとかで顰蹙を買い、ユダヤ団体から糾弾されたのを受けて、急遽付け加えたのではないか。ここいら、ユダヤ勢力の強いアメリカ支配下の配慮であろうか。今やコロナ禍の命綱であるワクチンの提供者ファイザーのCEOがユダヤ系なのも影響しているとかいう話。森山未來の登場は、阪神大震災の被災経験があるということで、震災被災者への追悼パフォーマンスという意味合いだったよう。でも、この後、震災の復興五輪らしき趣向というのは、ついぞ見られなかった。聖火ランナーの最後の方に、福島や宮城の子供たちが登場したという、多分あれだけだ。真矢みきとかが親方?での木遣のパフォーマンスは、これは小池都知事案件であったと聞いた。演出チームが色々変わっても個別の案件は残されたというわけだ。ムハメド・ユヌスのリモート登場は箔をつける意味合いだったの?橋本聖子もだが、ナチス・バッハの話の長いこと。女は話が長いとか宣って辞任した前会長を揶揄したツイートも見受けられた。天皇陛下が開会を宣言するところで、横のガースーが座ったままだなというのは僕も気づいたけど、この件は、かなり攻撃されていた。まあ、自分と同様に反五輪の人たちは、つっこもうと思って、これを見ているわけだからね、そりゃあ・・・以下、選手入場となる。あいうえお順で、国名を掲げる看板が漫画の吹き出し風というのはクール・ジャパンのつもりだろうか。例の小山田圭吾が手がけるはずだったというのは、ここで流れる曲だったのかよくわからないけど、行進のバックには、ひたすらゲームの音楽が流されていたと。僕はゲームは全然やらないから知らないけど、小山田辞任後の人選として、当然、政権寄りの人物が起用されるだろうと予想して、すぎやまこういちの名を挙げたのだけど、「ドラゴンクエスト」のテーマが使われることで、その予想は図らずも的中した。あの人物の登場はSNS上で結構文句つけられていたけど、すぎやまの曲も一部使われたってレベルでしょう。ここいら、やっぱり、五輪に否定的で、とにかく文句をつけたいという人も多いのだろう。ついでに言うと、僕は小山田、コーネリアスの音楽ってこれまで一度も聞いたことがありません。選手入場は退屈だからすっ飛ばしたけど、例の難民申請がスルーされて強制送還させられたウガンダの件は、NHKアナはスルーであった。あいうえお順なのに、アメリカが最後の方だったのは、次の次だかの五輪がロスだからってことで?何だかやっぱりアメリカ様は特別扱いなのでありました、バイデン大統領は来ていなくても。選手たちは、ひたすら自国の大使館、領事館員に手を振っていたのかな。選手入場が終わって、もうひとくさりある。“イマジン”はさあ、“国”がないこを想像してごらんと歌われている通り、こういうナショナリズムのイベントには全くふさわしくない歌でしょ、国や国境を否定する、ある意味アナーキーな歌詞なのだから。杉並の子供たちから、撮り溜め映像でアンジェリーク・キジョー、アレハンドロ・サンス、ジョン・レジェンド、キース・アーバンが歌い続く。アーバンはオーストラリア出身だからオセアニアってこと。でも、アジアは?日本人は誰も?だから、武田鉄矢とかつのだひろとか、すぎやまみたいなセンの人物に歌わせれば余計な金使わずに済んだろう。パントマイムによるピクトグラムとドローンによる球体は、この開会式での数少ない見どころだったと言えるだろう。劇団ひとりと、すっかり女優然の荒川静香による寸劇つき。で、最終聖火ランナーは誰かってとこになってくるけれど、そういえば、これも前会長案件で市川海老蔵が出るはずだけど・・ランナーではなかった。あれは、歌舞伎座映ったけど、結局、会場でのパフォーマンスだったのか、「暫」と、上原ひろみのピアノの共演。でも、確かにこの組み合わせは今一つで、木遣のところで登場した熊谷和徳との共演の方がしっくり来たろう。クイーンの“手をとりあって”が流れた?ひたすら“ボレロ”が流れていたと思うけどな。聖火ランナーでは、長嶋、王、松井秀喜が登場して、この時点で、最終ランナー、イチローがなくなった。では、一体?大坂なおみは、オファーがあっても受けないだろうと思っていた。しかし、だ・・・彼女がどういう意図で受けたのかはわからないが、“イマジン”と合わせて、あまり登場してほしくなかったピースであった。そもそも出場すると思ってなかったし。果たして、良い結果が出せるのかどうか。ただ、この人選は、五輪支持のウヨさんたちも当惑させたようで、その点では多少ほくそ笑んだところはあったけど。要は、日本のアスリート代表といえば、大坂なおみであり、日本選手団の旗手を務めた八村塁なのだった。“純日本人”などと抜かすウヨさんたちが、どう思おうと。全てを否定する気はない、直前までのゴタゴタや準備期間のあるような無さを考えれば、比較的、健闘したと言える部分もあったかも知れない。ただ、“見ればわかる”はずの復興五輪のニュアンスは1ミリも感じなかったし、何よりも、元々のミキコ先生やライゾマティックスが手がけていたら、どんなに素晴らしい開会式になったろうかと想像するばかりだ。まあ、正直、大坂の登場はウヨさん方とは別の意味で複雑で、ちょっと煮え切らぬ気持ちで寝床に就いたのだった。開会式を終えた五輪、この後どういう展開になるか。それについては、ちょいと予想しているので、それはまた後日、近いうちにネタにするとしませう。
2021年07月24日
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というわけで金曜日の続き、少し旧聞になってしまったけど、アメリカの新大統領誕生を祝う「セレブレーティング・アメリカ」をネットの配信で遅ればせで視聴。90分のプログラムをフルで見られた。オープニングはブルース・スプリングスティーン。無観客のワシントンDCのリンカーン・メモリアル前で“ランド・オブ・ホープ&ドリームス”をアクギ弾き語り。時代の変わり目を告げるにふさわしい開巻だ。司会はトム・ハンクス。この人も早い時期にコロナ感染して、呂律が今いちな感じはするけど、ジェームズ・スチュアートの跡目を継ぐと自認している?程だから、アメリカ芸能人の中でもリベラル派として代表的な存在になるのだろうか。本来は観客に公開してのショーが行われてきたのだろうけど、ご時世で、リモート&無観客の趣向だ。カリーム・アブドゥル・ジャバーはリンカーンを称えるスピーチ。「デスペレートな妻たち」のエヴァ・ロンゴリアはが度々登場して、サブ司会の趣き。様々な反レイシズムや環境問題への取組等の紹介を挟みつつ、ミュージシャンのパフォーマンスが入る。マイアミでの録画らしいジョン・ボンジョヴィは、ジョージ・ハリスンの“ヒア・カムズ・ザ・サン”を穏やかに。女性ヴァイオリン奏者は誰だったのかな。ヨー・ヨーマは“アメージング・グレイス”をソロ演奏。これはスタジオ収録のようだけど、アント・クレモンズという黒人シンガーにジャスティン・ティンバーレイクが加わって“ベター・デイズ”という曲を披露。ブラック・プーマズという白黒混合バンドはまだ新人らしい。スローなソウルミュージックを奏でる。ちょっと意外なフー・ファイターズは、コロナ禍のチャリティにもなった“タイムズ・ライク・ディーズ”を。ミュージカル「レント」の”シーズンズ・オブ・ラヴ”と「ジーザス」の“レット・ザ・サンシャイン・イン”のメドレーは、ブロードウェー・ミュージカル・スターたちによるものだったよう。名前はクレジットされなかったし普段着仕様だったので、チタ・リベラとか以外は誰かわからなかった。リモートセッションで、よく集めたなあという印象。アイルランドの詩人シェイマス・ヒーニーはバイデンがご贔屓?「ハミルトン」のリン・マニュエル・ミランダがスピーチ。バイデンってアイリッシュ・ルーツの人なのか?よく確認してないけど。ヒーニーの詩、読んでみないとな。副大統領カマラ・ハリスのスピーチをバックに、ヨランダ・アダムスは、“アメージング”、そして、レナード・コーエンの“ハレルヤ”を熱唱。ヴァンダービルト大の女性アメフト・プレイヤー、サラ・フラー紹介とハリスのスピーチの後、リンカーン・メモリアルに戻ってジョン・レジェンドのパフォーマンス。この人はマーヴィン・ゲイの跡目なのかな。ラテン系のDJキャシディ、オズナ、ルイス・フォンシによるコラボの後、フロリダ・ジョージアラインのタイラー・ハバードとティム・マッグロウのカントリー系共演。前大統領3人が登場、犯罪人のジョージ・ブッシュまで出てくるのは意外だね。ここは、やはり、バラク・オバマが締める。この人は、もう1期くらいやれば良かったのにね。ビル・クリントンはちょっと不調そうだったな。デミ・ロヴァートという人も色々混血なのかな・ビル・ウィザーズのカヴァー“ラヴリー・デイ”を披露。バイデン・ファミリーが執務室で鑑賞の映像も。そして、いよいよハイライトは・・・大花火をバックに、ケイティ・ペリーが“ファイヤーワークス”を。スーパーボウルでのハーフタイムショーもあったけど、やっぱり、この人はこの曲だ。最近はあまりパッとしない印象だけど、これは一世一代の大舞台だったのではないか。圧巻のフィナーレ、花火をバルコニーからバイデン夫妻が眺めて、アメリカのこれからの未来は明るい、のかな・・・よくまあ短期間でこれだけ準備したよな。大統領選の結果云々よりも、やっぱりアメリカのショービズ関係の底力を垣間見られた祭典だった。この勢いが次代のアメリカ隆盛につながるのかどうか。とにかく、更に4年後の大統領選挙の方にこそ期待したいとは思うのだけど。
2021年01月25日
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昨年に続き、地元恒例のサンバカーニバルが見られるのは嬉しい。律儀に地方都市を訪れてくれる仲見世バルバロスは、浅草サンバカーニバルで4年連続優勝を果たしたそうだ。今回も雨に見舞われる可能性が大きいかと思いきや。何とか天気は保ちそうで何より。例年17時くらいに始まって2回のパレード、演舞というパターンだったと思うけど、今回は16時からスタート。今年のバルバロスのテーマはマジックだそうで、トランプを模したコスチュームの男性ダンサー陣が目立つ。サンバといえば、あの羽をつけた女性のパシスタを想像しがちで、見物客も大半はそれがお目当てだが、今年のバルバロスは女性ダンサーが少なめで、男性陣が多い気がする。或いは近年の傾向なのかも?女性陣そのものも、如何にも本場のといった外国人はおらず、小柄な日本人女性主体。それでもいつも通りサービス精神はたっぷり。勿論、音楽面も充実していて、大編成のバテリアはバルバロスの代表曲メドレーを繰り出す。何より、この打楽器群のサウンドですよ。画像を撮る暇があるなら、もっと手拍子取って体を揺らさないと。まあ、かくいう自分も折に触れて画像も撮ってはいたけれど。広場に設けられたステージでは子供達との共演。駅前から、このステージ、そして、更に先の銀行のところまでがパレードのコースで1km程度かな。約1時間の演舞の後は、しばしの休憩が挟まる。その間、地元名物の焼鳥は一昨日も食べたので、デパ地下で夕食用のトンカツを買い、次のパレードに備える。結局、雨は降らず終い。かつては大雨の中でも果敢に演舞を楽しませてくれたバルバロス、この地での披露は何と30回目だそうだ。まあ、呼び続ける商店街もエライね。今回は開始が早かったので、終演後の焼鳥も楽しめたそうな。お互いに楽しめたのなら言うことなし。これで思い残すことなく沖縄に帰れる、かな?
2019年09月21日
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NHKFMでよくある企画で、「今日は一日○○」というのがある。今日は12時過ぎから夜9時まで「今日は一日“ケルト音楽”三昧」というのがある。セントパトリックデーからは遅ればせだけど、一応それを意識しての企画ではあろう。今日は沖縄への帰還の日で移動日だけど、可能な限り聴きながら行くとする。それに合わせて、やっぱりセントパトリックデーの模様も振り返っておきたい。代々木公園の国フェス・シリーズで、ここ3年くらいと割と新参だけれども、待ってましたという感じがあるアイルランド。16日17日の二日間行われた、その名も”アイラブアイルランド”に初見参。ライヴは期待したような海外招聘とかはなかったけれど、イベントはそれなりに楽しかった。温は低めだけど、まずまずの好天、昼前に代々木公園へ。緑色の露店が並ぶ中で、フィッシュ&チップスとかカキフライとか揚げ物系主体で売られている。さすがにギネスの生はなさそうだけど、グリーンビールを始め、ちょっと珍しいビールも色々売られている。僕は基本午前中とか昼には飲まない人間だけど、今日はお祝いということで、まずは、そのグリーンビールを。これは純粋にビールというかリキュール系なのだろうか。少し甘めの味。フードはカキフライとチップスの盛り合わせを。このところなのか、このイベントでなのか、露店でICマネーが使えるところが多くてありがたい。ステージでは日本のアイリッシュダンスアカデミーが演舞中。バックに流れているのは懐かしの「ロード・オブ・ザ・ダンス」のテーマ。あれの来日公演も行ったよな。久々の昼酒で気分良くなって、調子にのってもう一杯。瓶だけどベルファストラガーは、独特の苦味があってユニークな味。他にも珍しいクラフトビールとかに目移りしていて、それらは後でまた来た時に試すとする。13時からは表参道でパレードがあるのだけど、人通りが多いところなので遠巻きに眺めていたけど逆方向に行ってしまったようで、ほとんど見えないし聞こえないし。まあ、以前見た時は、コザ程ではないにしろ割とショボかったので、スルーでよいかなと。なわけで夕方に代々木公園に戻ったが、まだ気温が低いせいか、他の国フェスに較べて終了が早め。既にステージ前の客席が片付けられ、フード類も売り切れ多々。クラフトビールを1杯買って夕陽を見ながらウダウダ。再び気分良くなってきて、とうとうウイスキー、ジェイムソンのロックに行ってしまう。たまには飲みたいんだよウイスキー。少し冷えてきたところで温まるしね。やっぱり、国フェスは楽しいね。このイベントも定着してくる来年あたりは、トラッド系のミュージシャンでも招聘して欲しいところ。して、本日の「今日は一日“ケルト音楽”三昧」だが、テレビの「日本人のおなまえ」の司会やってる女子アナがMCで、遊佐未森とかチーフテンズのライヴにもゲスト参加したバグパイプのグループ等をゲストに招きつつ色々聞かせる。代々木公園のステージでもそうだったけど、ケルト系音楽を演奏する日本人は思いの外多い気がする。哀愁が日本人に合うのと、日本人特有のマニアック気質にも合致するのであろうか。バスの中とか空港ロビーとか機内とかところどころでの聴取だったけど、チーフタンズ、ヴァン・モリソンからポール・ブレイディ、「リヴァーダンス」等々、色々流れたけれども純粋なトラッド系は少なめ?の印象。この番組は割と再放送もあるようなので、その際にもう少しちゃんと聞きたいところだね。どうせなら冬場がいいかな。都会の享楽をそこそこ楽しんだ今回の滞在。まだ寒さは残っていたけど、もう少しで桜も開花したところで、ちと残念。来月は更なるいい季節が味わえるかな。ということで沖縄に帰還したけれど、GWの4月27日に再び帰還予定。またその時に新装の風呂も堪能するとしよう。
2019年03月21日
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7月9月の帰宅予定が正式に決まったところで、ふと、先日カンボジアフェスティバルで訪れた代々木公園のイベントを確認してみると、5月は見事に東南アジア月間であったのだ。カンボジアの後、先週はタイフェスティバルが大々的に開催されたはず。そして更に・・・例年6月であったヴェトナムフェスティバルが今年は今週末に。この数年は毎年行われている感じの水上人形劇に、来日歌手たちの公演もいっぱい。これは行きたかったねえ、アオザイ懐かし。更に、その翌週はラオスフェスティバルもある。見事に4週連続。いっそ今月一ヶ月は向こうに残っていればよかったねえ。して、例年7月はブラジルフェスティバルで帰っていたのだけど、今回は下旬の帰宅となった。ブラジルの方の正式な日取りが発表されてない一方、下旬は代々木公園で台湾フェスティバルが開催される。始まってまだ数年の新興国フェスながら、なかなか招聘ミュージシャン等も充実しているよう。当然、おいしい食べ物は色々味わえるだろうし、これは行ってみませう。更に9月はちょうどナマステインディアが。今回はいつもより1週遅れでの開催でちょうど時期が合う。前は毎回行っていたナマステも3年ぶりくらいではないか、これは嬉しい。もっとも国フェス訪問を優先させるとダチと飲んだりとかは出来なくなりかも。その辺は痛し痒し。やっぱり、年末年始帰宅かなあ。はてさて・・・
2018年05月16日
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再び平昌であります。パラリンピック開会式は、ニュースがずれ込んで中継が始まったのはギリギリとな。こちらは録画視聴なので、すぐに始まるのは、むしろありがたい。中継は男性アナ一人に風間某とかいう俳優、そして増田明美。前回顰蹙を買ったせいか、女性アナは加わらず。巨大な太鼓が叩かれてのオープニング。打楽器隊の演奏は、もう10年位前かな?シンガポールのウォーマッドで見たトゥルソリという伝統打楽器隊の衝撃を思い起こさせた。そこに伝統舞踊の女性たちが加わる。プロジェクションマッピングの色彩感覚も韓国っぽくていい。確かに韓国宮廷ドラマ風の雅な趣に溢れる。この冒頭10分は五輪の開会式よりもいい感じ。一方で、何か喋らねばという風間&増田、氷点下4℃という寒さを更に寒くするようなコメントを連発してくれる。どうせなら、韓国文化とかエンタメに詳しい識者を解説に迎えるべきでしょうというのは毎度書いてはいるけど。国歌斉唱に続いては、またKPOP風のBGで選手入場となる。行進の道程を示すSのような字はソッテという天と大地を繋ぐ象徴を表していたのだとか。ちょっと複雑なコースだったけど。それが終わったところで中継はEテレにバトンタッチ。視覚障害者のイ・ソジョンという人が登場するが、この人が何もしないうちにマスコットだの子供たちだのが登場して賑やかな状態となる。そのソジョンしぃは小さい観覧車みたなのに乗って吊り下げられる。そして、ようやくお歌。吐く息がめちゃめちゃ白いが幻想的な雰囲気になってくる。子供たちが手話を交えて歌唱に加わる。何かロッテワールドみたいだな、行ったことないけど(笑)。お歴々のご挨拶、パラリン旗の入場、選手宣誓の後、再びショータイム。オレンジの輪っかが登場するも、すぐに引っ込んでしまう。しかし、その後は輪っか(情熱を意味すると)をモチーフにデジタルな現代アート風の展開で興味深かった。ここら辺になるとコメンテーターたちも喋りようがないようでスッカリ大人しくなった。なかなか尖った表現が見もので五輪のセレモニーの時以上にメッセージ性を感じさせた。聖火の点灯は、選手たちのリレーで、結構高所まで階段を登ったりクライミングしたりして辿り着く。最後の点灯者のカーリングのメガネ先輩って誰なの?競技を見てないから、ここらは全然わかりません。わからないといえば、すべるコメントを連発した増田明美という人は、てっきりスケーターなのだと思ってたがマラソンの人か。何で、冬季の解説に出てきたの?とまれ、ポップなパラリンピック主題歌が披露される。チョ・スミというソプラノ歌手とソヒャンというポップ歌手が白黒で共演。続いて、お、クローンって健在だったんだ。片割れはバイク事故で車椅子生活になったそうだけど、こう言ってはなんだが、このイベントにはぴったりの人選ということになった。懐メロではある”クンダリシャバラ”が披露されるが、確かに一時期この人たちの曲はよく聞かれたな。どの曲だったか忘れたけど、この人たちのVCのダンスが、あのテツ&トモのくねくねした振りの元ネタになったと思う。フィナーレは二人の女性パンソリ歌手ユン・ジスク?とパク・エリがポップ調アレンジの民謡をメドレーで歌う。このDJパンソリ・セットはクールだね。白のチマ・チョゴリ・ダンサーズもチョアソ。うん、面白かったぞ、パラリンピック開会式。韓国のエンタメ、アートは、やっぱり侮れない。当然競技は一切見ないけど閉会式はこれまたしかりとチェックせねば。2週間後が楽しみだぞ。
2018年03月09日
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さあ、本当に待ってました、平昌オリンピック閉会式。これでようやく日常に戻りますな。何せ、この五輪開催期間中、沖縄のローカルニュースもろくに放送されず、テレビつければピョンチャンピョンチャン。メダル何個なんて全く興味ないっす、雪とか見てるだけで寒くなってくるし。まあまだパラリンは続くわけだけど、とにかく、閉会式は見ものとしても楽しみにしていた。21時からのNHK地上波にチャンネルを合わせたところ、あれ?もう始まってるじゃないの。何だか佳境っぽいよ。それもそのはず、Eテレで20時から放送されていたのだ。NHKでは「西郷どん」?ざけんなよなあ!なわけで、翌日のBSでの放送で改めて確認。こちらは一応最初から放送のよう。スケーターたちが彩る会場は、模様がいかにも韓国っぽい。韓国国歌を歌ったおじさんはチャン・ハイム?相変わらずNHKはパフォーマーたちのアナウンスが曖昧。開会式を“閉会式”と言って顰蹙を買った桑子さんは帰国済のようで、別のアナが担当。なぜかロックな展開になる。曲はヴィヴァルディ“冬”なのだけど、ヤン・テファンなる13歳の少年がギターを弾きまくる。この少年のアクションがヘッドバンギングとか、もうエアギターのパロディみたいなベタなもので笑えたけれど、ギターの腕は一流のようだ。更にカヤグム奏者の一群と中央でロックバンドが演奏。ジャンミライとか言ってた?知らんな、韓国でロックはいかほどの人気なのやら。この後は退屈な選手行進になるのだけど、前半はパンソリをバックに、後半は何やらまた演奏していたバンドがいたようだけど言及はなし。何だかなあ。行進が一通り終わって再びショーだが、少し厳かに“弔い”をテーマにしたもの。亀はあの世とこの世を繋ぐ動物ということで、たんぽぽの綿毛に続いて歩んでくる。まわりを囲む花びら。ここらの色彩演出はなかなかのものだ。続いて、ネクスト・ウェーヴをテーマに40人のダンサーたちのショー。アヴァンギャルドな雰囲気が目を惹く。昨晩NHKで放送されたのはここから。2ニー1のCL?多分にガガに影響を受けたと思しいパフォーマンス。但し、口パクっぽい。元々はサイが出るはずが辞退してこの人になったらしい。この調子でKPOP路線が続けば面白かったけど、これだけ?再び国歌斉唱はオーディション番組で選ばれた11歳の少年による。もっとポップ系をガンガン出せばいいのに。次期五輪の北京パートになってしまう。また北京か、そして、またチャン・イーモウか。北京五輪の際は、あのチャン・イーモウだったけれど、今や「グレートウォール」のチャン・イーモウだ(爆)。最後はパンダが、その万里の長城へと登っていくというもの。演出も何だか色あせてしまった感。次回の開会式。閉会式は誰か別の演出家を起用すべきでしょう。表彰式だ何だが終わって再びKPOPコーナー。EXOのカイというのが伝統衣装でダンス。これはなかなかかっこよく、続けて他のメンバーも登場。でも、アメリカも含め世界的にということではBTSの方が出るべきだったのだろうけど、ここらはどういう経緯があったのやら。結局、彼らが2曲歌っただけ。こういうのは、世界的な知名度には乏しいのだから、賑やかしに次々色々出せば楽しいだろうけど、なぜ小出しなんだろう?この辺の意図がどうもよくわからなかった。開会式に登場した子供たちが再登場してフィナーレになっていく。巨大スノードームを中心に競技ハイライト集。そして、聖火はどうやって消されるのか?と勿体をつけておいて、フツーに消える(爆)。おい、ここでジョンイルが登場してケツで消すくらいの趣向があって然るべきだろ。つまらんなあ。最後は韓国のDJライデンとやらがプレイするがすぐにバトンタッチ。オランダのマーティン・ギャリックスによるプレイ。締めが海外の著名DJというのは、アテネのDJティエスト登場と同じパターンかな。しかし、BSでの再放送では、この終盤が端折られてた。開会式でトラウマものだった人面鳥も再登場していたのだけどカット(爆)。とにかく、平昌五輪の式典は、著名ミュージシャン等を配するよりは演出やヴィジュアル中心で見せた。所詮はKPOPスターと言ってもワールドワイドレベルではまだまだということを自覚してのことか。ここいら日本は、そんなこと何も考えずに非常に内向きな趣向でいきそうな気がする。どうせ、椎名林檎にエクサイルだろう。東京五輪が本当に開催されれば、だが。開催されちゃうのかねえ?
2018年02月26日
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毎度書いておりますが、オリンピックの競技には全くと言っていい程興味が無い。興味があるのは、この日記らしく開会式、閉会式でのエンタメだけであります。ということで平昌オリンピック開会式もしっかり視聴。これまでの五輪と違って時差なく見られるのは結構ですな。チャミスルくいくい飲りながら見物。しかし、氷点下10℃で屋根なしのスタジアムだそうな。自分なら金もらっても行きたかない。アベシンゾーも当初は”ボク行かないもん”と拗ねていたが、ご主人様に行くように言われて素直に従ったようだ。肺炎にでもなっちゃってくれればよいのに。ともあれ、日本時間20時にスタートの開会式、NHKでの中継は桑子さんがしっかり暖房の聞いた室内からのお届け。スタジアム中央に巨大な鐘が。どこかの景勝地にあるものではなく、平和を象徴する鐘らしい。この手のイベントではすっかり定番のプロジェクションマッピングで過去と未来を行き来する朝鮮絵巻が展開される。まずは舞台のライオンキングみたいな人力操作の虎が登場。朝鮮半島には虎がいたんだね。そして、馬、更にちょっと不気味な人面鳥などが現れた後、アガシ陣によるチャンゴ隊の演奏が繰り広げられる。演出を担当のソン・スンファンという人は舞台畑の人らしい。これはユン・ソクホってわけにもいかないわな。4人の子供たちが映像で現れ過去から未来へという中で会場にも現れる。そして国歌斉唱もハーフの子供たちによる。30分程度の後、アッサリと選手入場が始まってしまう。もう少し色々やってくれないのかなと思うが、続きはまた後でなのだろう。僕には退屈でしかない入場行進だが、冬季は参加国が少ないから短めでよろしい。国のプラカードを持って先導するアガシ(この呼称はいけないのかも知れないけど)のコスチュームは、雪の結晶を模した、一応チマチョゴリらしいけど、そうは見えないなあ。バックに流れる音楽が韓国の流行りもののメドレーってことで少し興味を惹く。ポンチャックみたいだなと思えたけど、イ・パクサでも登場してくれたらよかったのに。”江南スタイル”なんて最早懐かしかった。トゥワイスの曲とかで結構はしゃいでいた桑子さは案外Kポップ好きか?しかし、ナイジェリアなんて国も冬季五輪に参加とは。アフリカの人、氷点下で凍死しなきゃいいけどなどと思いつつ眺める。自分なら間違いなく逝っちゃうね。僕はたまたま見てなかったけど、トンガの人、裸で行進したらしいな。しかし、62番めに登場した日本に続いて、下町ボブスレーのお粗末話で連なるジャマイカが次に登場したのは出来過ぎだわ。入場行進が終わって再びエンタメ・パートになっていく。朝鮮半島の光景の映像の後、”アリラン”歌唱。”歌うのは地元出身77歳の人です”って誰なんだよ?歌手名くらい資料に載ってないのか?更に、4人の歌手がステージに登場して”イマジン”が歌われるが、桑子さんは”韓国を代表する4人の歌手です”って、誰なんだよ!リオの時も何だったけど、NHK、こういう時のために田代親世さんでも呼んでおかないのか。後で調べたら、グラサンの初老歌手は野菊のボーカル、チョン・イングォン。高音パートでは些か音程があやしかった。メガネの星野源風は、 GUCKKASTENのハ・ヒョヌとな。次に金髪若手は赤頬思春期のアン・ジヨンとな。さほど大物ってわけでもないよう。赤いドレスの人、男かと思ったが、イ・ウンミというベテラン女性歌手。で、歌をバックに灯りを持った人たちが集まってきて鳩になると。一応、南北融和を表現する演出なのでした。でも、北朝鮮も参加なら彼の国が得意なマスゲームも導入すればよかったのに。順番が前後したけど、アリラン後に始まったショーでの、スマホを模ったらしいドアみたいな電飾枠は、確かにリオ五輪閉会式での日本パートを思い起こさせた。パクリ疑惑が出ていて、早速、嫌韓ネトウヨ連中がいきり立っているようだけど、日本への対抗心が非常に強い韓国故に、ここらには一段と神経質なはずだ。だから、パクったわけではないと思うけどね。オリンピック賛歌を歌ったのは、これはようやく名前が読み上げられたファン・スミというソプラノ歌手。きれいな人はみな整形かなって思えてしまう韓国女性や。で、聖火の最終ランナーってか、走ってはいないけど、点灯者がキム・ヨナであった。この人も以前より目がパッチリしてる気がするのだけど・・・火の輪がニューっと伸びて白磁を基にした聖火台が点灯。で、花火の後は韓国の鬼トッケビに扮したパフォーマーたちによるダンス。ダンスに関しては韓国、なかなか秀でているからね。でも、やっぱり日本にはパフュームとミキコ先生がいるからね、もっとすごいのが見せられそうだぞ、なんて、つい自分も俄か愛国者に?などと見ていたら、あれ終わり?まだ続いているっぽかったけどな。桑子アナたち強引に締めに持って行ったけど時間押したのかな?期待のKポップ・スターとかヨン様とかは登場しなかったけど、それは閉会式のお楽しみなのだろうか。まあ、韓国の伝統文化にも色々目配りした、それなりに見応えのある開会式ではありました。しかし、東京五輪、本当にやるのかよ。こちらは寒さのあまりだが、今度は暑さのあまり顰蹙を買うのか・・・
2018年02月09日
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色々とはずしている今回の帰還だけども、駅前で行われるサンバカーニバルが見られるのは、せめてもの幸運であったか。雨が降りそうな状況ではあるが、以前にも仲見世バルバロスはざーざーの大雨の中でも熱演を見せてくれた。少々の雨では中止されることはなく行われるだろうとことで今回はバイクで出動。控所の公民館よりスタートして駅前までのパレードが17時にスタートする。今年の浅草サンバカーニバルで見事優勝を果たしたバルバロスの、まさに凱旋公演。お馴染み羽根をつけたダンサリーナ(と呼ぶんだったんだ?)たち10人位を先頭にいつも以上に賑やかなパレードが展開。今回のテーマは”キャバレー”とのことで、白いコスチュームの数名がパレードの中核を担う。まあ羽根の方たちの画像は追っかけ連中もみなアップし、こちらも毎年上げているから控えめに。今回はポルタ・バンデイラ(旗持ち)のお姉様が素敵でした。こちらもキャバレー要員か、羽なしのダンサリーナも数名。画像いいのがなかったけど、青いコスチュームのお姉様がはじけまくっていて楽しかった。この第一部ではかろうじて天気は保っていて、商店街の端っこの広場に設けられたステージでお披露目。勿論、実質の主役であるバテリアは30名を下らぬ大所帯で迫力満点の演奏を聞かせる。少し雨が降ってきたので、今回はこの一部だけ見てとも思ったけれども、実際の休憩時間は30分程度なので、やっぱり見物続行。晴れていたら、この合間に7月以来の焼鳥屋で一杯といきたかったのだけど、今日は気温も低いので。そして、雨は次第に・・・ステージ前は一応屋根があるが、その下は人がいっぱい。少し後ろの木陰で見ていたけど、ここは雨が凌げて視界も良くていい具合。地元の子供たちを招いてのダンス・セッションで、見物のママたちが大コーフン。ケツ追っかけキャメラマンたちをはじき出すような勢いであった。雨は強くなってきたけど果敢に熱演するバルバロスの面々。プロではないこの方たちの、プロに迫る根性に毎回頭が下がる。ハッキリ言って冴えない田舎町に毎年来てくれて、決して上品とはいえない観客たち(失礼)を相手に、弾けるような笑顔と演奏とダンスで存分に楽しませてくれる。僕の後ろで見ていた酔っぱらいさんが”オブリガーダ!オブリガーダ!”(←これは女性語)と絶叫していたけど、ホント、心から”オブリガード!”と申し上げたい。人を楽しませ自分も楽しむということは素晴らしいことだね。来年もまた見られたら見たいな、サンバカーニバル。ざーざー雨の中、地元名物と言われている焼鳥をテイクアウトして、アルコールはひとまず抜きで帰還。バルバロスの皆さんは風邪を引かぬよう温かいものを飲んで、ゆっくり休んで明日からに備えて下さいな。
2017年09月16日
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今年も昨年に続いて代々木公園ブラジルフェスティバル目当てにこの時期に帰って来たのだった。沖縄とほぼ変わらぬというか、それ以上の炎天下の下、張り切って午前中に向かう。早めのせいか、あまりに暑いせいかタイフェスやナマステインディアほどの混みではない。まだ食べ物も余裕で買える感じだが、こちらの腹がまだあまり減ってない。とりあえず、ガラナ・アンタルチカを1本買って小ぶりなコシーニャの盛り合わせ500円也を。タバスコをタップリかけて。でも、これで結構腹が満たされてしまった。ひとまずステージ見物だ。カポエイラのショーというか演舞が始まる。数団体が結束しての合同演舞のよう。生憎、僕の知り合いの姿は見えなかったが、大人数で非常に賑やかなステージ。勿論、カポエイラそのものの演舞もスピーディで見事だったけど、盛り上げるパーカッション演奏も好調。まさにブラジルならではの独特の陽気さと豪快さが炸裂のステージだった。調子にのって正午を過ぎたところで早速カイピリーニャ一杯いってしまう。炎天下で飲む昼酒は効くぜ〜。ブラジルといえば肉だけども、以前も食べたバルバッコアのシュラスコなども結構肉硬かったので、今回はあまり食べる気にならず。昨年同様、あまりバラエティはないのと、ブラジルのビールは今回売られていないようなので、夜になって値下げが始まったところでフェイジョアーダを狙うとするか。羽のお姉さんたちはいないけど、ブロコ・バハヴェントが参加して本格的なバテリアで代々木公園を練り歩く。もう既にブラジル気分は満喫。約2時間程いたところで、一旦、代々木公園を後にする。続きはまた夕方に。ブラジル料理も何だけど、ナイチに帰ってくると、どうしてもそばが食べたくなる。コシーニャしか食べてなかったので容量も空いていたので、昼食としては立ち食いのかぎあげせいろを(笑)。夕方までにはまた容量を空けないと。16時過ぎに代々木公園に戻る。ブラジルビールがないならとコンビニで缶ビール買って。さすがに人出は相当増えていてフード露天もところどころに行列が。それでもタイとか程ではないな。昨年のオリンピックの反動でブラジル熱も少し下がったか?とまれ、ステージはカラオケ歌唱の日系人?さんだったので、しばし公園内をウロウロ。ここの国フェスは、ホント、どこから集まって来たのだろうという位、各国の人が大集合するけど、ただでさえ露出度の高いブラジリアンは暑さも相まって絶好調。ただ、全体的に女性は年齢層が高めの感じしたけど、なぜだろう?ビールではなく、ブラジル産スパークリングワイン片手にステージ前へ。毎回、割と大物ゲストを招聘するブラジルフェス、今回のメインはエルバ・ハマーリョという人だ。比較的落ち着いて見られるステージ、バンドはギター、ベース、ドラム、パーカッションにアコーディオンの5人編成。陽気に現れたハマーリョさん、おばあさんには見えないのだけど、芸歴30年の大ベテランだそう。北東部ノルデスチの生まれの人のようで、明るくもどこかのどかな雰囲気のサウンド。バンドの要はアコーディオンで、イケイケのダンス・ミュージックではなく、アクースティックな雰囲気を湛えたポップな演奏が心地よい。ハマーリョさんはパンチの利いた歌声を披露して聴衆を惹きつける。アップテンポの曲だけでなく、これは”レット・イット・ビー・ミー”のポルトガル語カヴァー?といった感じのバラードも。大御所的な貫禄以上に親しみやすさを感じさせるハマーリョさん、何度かステージを降りて前方の観客たちの中に入っていく。とりわけ、”マチ・コラソン”という曲はヒット曲なのか盛り上がる。昨年のパウラ・リマと違ってサンバ色はあまり感じさせず、途中で”バイヨン!バイヨン!”と叫んでいたように、ローカルな雰囲気に溢れた庶民的なサウンドだ。10分遅れで始まったけど、1時間位のところでゲストを呼んで共演。これでそろそろフィナーレかなと思いきや・・・一応、タイムテーブルでは19時終了。でも、既に19時半まわっていて、僕はそろそろフードの値下げが気になり始めた。露店が閉まってしまっては困るので、ステージ見物も程々に、食べ物物色に出てしまう。てか、ハマーリョさんは当初ののどかな調子からガンガンとテンションが上がってきた。聴衆も然り。一向に終わる雰囲気じゃないよ(笑)。どうもフェイジョアーダはめぼしい(値下げした)店が見当たらず、肉類も今ひとつそそられない。結局、ブラジル関係なく800円から500円に下がっていたパエーリャとサングリアでいく。ケバブだのチキンマサラだのも売られていたけど、やはり米が食べたくて。食的にはブラジル気分今いちかなあ。腹を満たしてステージに戻ると、まだハマーリョさん演ってるよ(笑)。それも一段と盛り上がってる。皆をステージに上げていよいよ大団円かと思いきや、再び自分とバンドだけに戻って締めの曲を披露。いやはや。優に1時間半は演っていた。火がつくと止まらない人なのかな。ようやくの去り際、”キーウイ、パパイヤ、マンゴダネ”などとチラッと歌っていた。実はバイヨンでそういうナンバーの曲があるとか、あの歌謡曲はその辺を下敷きにはしていたようでバカにしたもんじゃなかったのだ?それにしても毎年書いている気がするけど、うまいフェイジョアーダ食べたいもんだな。やっぱり大泉あたりに赴くかな?加えて9月にナイチ帰宅する際に地元のサンバカーニバルがまた見られればいいな。その時はまだ焼鳥シュラスケリアかな・・・
2017年07月16日
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僕が生まれて初めて一人暮らしをしたのは、東京豊島区は雑司ヶ谷だった。池袋に程近く何かと便利だったのに加え、あの手塚治虫が住んでいたのも鬼子母神周辺だったそう。加えて、路面電車で通勤してみたかった。都電荒川線で池袋に出て乗り換えなのでわずかな距離ではあったけど。その雑司ヶ谷在住時代に何度か体験した鬼子母神の御会式が、折しも行われる。毎年10月の16〜18日が恒例で、これは土日関係なく、頑としてこの日に開催なのだ。なら、見られるじゃないか!ということで喜び勇んで池袋へ向かう。本日は最終日。本当は鬼子母神周辺を小さく廻る16日のが見てみたかったが、今日は最終日とあって規模的には最も大きくなる。先祖供養の意味合いで、神輿とはまた違った趣のある万灯行列が行われる。池袋駅前から出発とのことだが、すでに駅東口から明治通りに万灯が配置され、長い列が並ぶ。通行止めとかにはせずに道路の端っこを練り歩く感じだが、結構賑やかな鳴り物が盛り上げる。当然、終点は鬼子母神になるわけだけど、明治通りを進むに従い見物客でごった返してくる。それならと、目白通りの練りを追うのはやめ、鬼子母神の方に行ってみる。境内は自分の記憶よりも存外に広い。多くの露店が並び、こちらも多くの人で賑わう。平日で、かつ然程知られているお祭りとも思えないけど、この賑やかさはどうだろう?名物のすすきみみずく(1800円也)が売られているほか、食べ物も色々だが、案外、沖縄の祭りよりも安いような?ケバブ屋も目立つ。腹ごしらえに、おつまみケバブを買って缶ビールをグビグビ。懐かしの射的とかに加え、お化け屋敷とかもあるはずだが見つけられなかった。何せ人が多くて。鬼子母神を抜け、雑司ヶ谷商店街に出るが、ここらはよく歩いたところ。となれば、やっぱりかつて自分が住んだアパートを覗きたくなって向かってみたが、さすがに古い建物だったから新しく建て直されたらしく、面影はなかった。通った銭湯ももうないけど、酔っ払ってゲロを吐いた公園(失礼)とか覚えのある場所も色々。ちょー懐かしい。ここらは本当にいいとこだったなあ。商店街を抜けて目白通りの方まで賑わっているので出てみると、おや、万灯行列が向かって来るではないか?どうやら明治通りを練り歩いてきた一行が、目白通りを進み、商店街を抜けて鬼子母神に向かうらしい。結構、長い距離、広範囲ではないか。加えて、意外に早く進んだものだな。雑司ヶ谷商店街に万灯行列が入ってくると、祭りは俄然盛り上がってくる。ここいらは昔から住んでいる人が多いようで、みな表に宴席を設けて缶ビール片手に万灯を待っている。荒川線の雑司ヶ谷駅の踏切も超え、いよいよ鬼子母神へと向かう。纏を威勢よく降り、団扇太鼓と鐘で賑やかに練り歩く。昔、コーフンした僕とダチはおもちゃの太鼓を叩きながら、この一群を追ったものだった。そのダチにメールしたところ、”懐かしさのあまり号泣した”という返事が帰ってきた(笑泣)。とまれ、露店が並んで狭くなった境内を一群が入り込んでくる。そして、鬼子母神のお堂でお参りして終了。あくまで祖先供養のための趣向なのだ。この華やかさ、賑やかさ、美しさ、そして盛り上がり。沖縄でも色々と祭りはあるわけだけど、やはり、こういう東京で長く続く祭りを見ると、何かスケールが違うし、文化の厚さのようなものを感じる。ここらは大都市、かつ都であった東京に些かの分がある印象だ。神田や深川ほどではないけれど、地元の人を中心に盛大に祝われる由緒ある祭り。改めて奥深さを感じるよなあ。鬼子母神での万灯のお参りもある程度見たので、明治通りから池袋方面に向かうと、あれあれ、万灯行列はまだまだ続いている。既に9時を過ぎているけど、以前鳴り物等で盛り上がっている。場合によっては深夜に及ぶこともあるとか。やっぱり、やるなあ東京の祭り。懐かしさに加えて祭の醍醐味を存分に味わえて大いに満足。見物がてらの缶ビールばかりだったけど、結構酔っ払って家路に着いた。
2016年10月18日
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これも一種の国フェス、フランス篇だ。恒例のアンスティチュ・フランセ東京の美食の祭典。毎回、なかなか面白いライヴも見せてくれる都会(少し郊外)のパーティ。雨予報ながらもこれは行かないでか。時折、小雨が降るかなというレベル。今回はヤケに人が多い気がする。16時からは二階堂和美という人のライヴがあるので、これがお目当てなのかも知れない。ちょっと前までサウンドチェックをやっていて、開演は10分遅れる。というか、紹介に立った菊池亜希子という人の都合だったのかも知れない。マッシュなる雑誌との連動企画だそうで、それでフランスとは何の関係もない二階堂の登場となったようだ(撮影は禁止)。”ジャズ歌手”なのだそうだが、ユニークな個性の人ではある。広島の寺の僧侶でもあるそうだ。歌声は本来爽やかで清楚。だが、時折、遠藤ミチロウの恐竜声みたいな奇声を発したり素っ頓狂な声でも歌う。生来の歌声はジャズ歌手にしてはきれい過ぎる感じだから、声のアドリブで勝負とでも言うか。そのルックスに似合わず(失礼)恋の唄が多い。そうそう、バックはピアノとコントラバスの二人で、本人も時折アクギを弾く。曲間のMCは時折躁状態になったように饒舌になったり、クネクネ変な動きを見せたりもする。なかなか一筋縄ではいかない人だ。確かにジャズ歌手風にスキャットをやってみたりもするが、妙なアドリブを唱和させるのはまいる。全体的にこの人は恋をした時の躁状態みたいのを、歌だけじゃなくて喋りも含めて表現する人という感じだ。”男はつらいよ”のトリビュート風の”女はつらいよ”という曲では、ちょっと歌謡風のアプローチも。ジブリの「かぐや姫の物語」のイメージソングを歌って知名度をあげたようだ。高畑勲の「おもひでぽろぽろ」に使われた”ローズ”の日本語版もカヴァーなども。ジブリ作品に起用される歌手は基本的に傾向が同じ気がするけど、この人も普通に歌えばまさにその系列だ。ジブリ作品に使われれば一定の知名度を経て、その後はそこそこやっていけるという印象だけど、この人の場合、劇中では全然使われなかったらしい。ちょっとボヤキっぽいMCも聞かれた。アンコールはフランスってことでピアフの”愛の賛歌”だが、フランス語部分はモノマネ?途中から日本語のオリジナル歌詞に変わる。1時間弱のライヴが終わると結構客が引いたから、やっぱりこの人目当ての人が多かったようだ。ステージ周辺にいるとチーズの香りがすごい。とりあえずクローネンブルグというフランスビール1本飲んだが、これはうまかった。例年、シャンピニオンのガレットを食べている気がするので今回はソーセージ入のものと辛口のシードル。更に赤ワイン1杯。シャンパンを飲みたかったが高いので。フードも些か高かったのでミニクロワッサンをムシャムシャ。ステージのメインは、フレンチらしいが、その名もチャイニーズマンというユニット。これがよくあるフツーのDJセットでガックリ。例年は、ちょっとローカルなフレンチ・ポップとか旧植民地国系のエスニックなライヴが聴けたのだけど。30分も経たずに退屈してきたので神楽坂散策へと赴く。神楽坂はおっしゃれーだし隠れ家的な店も色々あって魅惑的なのだけど、貧乏人には些か敷居が高くもある。裏通りの角っこに小さなアイリッシュパブ風の店があったのでそこへ。燻製盛り合わせをつまみながら、スコットランドやイングランドのエール系を飲み、またまたギネスで締め。先日のゴールデン街といい、誠に東京は店もよりどりみどりで楽しいけれど、この楽しさ、反映を支えているものは?てなことを、沖縄移住以降、或いは震災以降にはどうしても思わずにはいられないのだった。そーいやー、彼の国も原発大国だったな・・・
2016年10月01日
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そー言っちゃ何だけど、想像以上にというか不必要なくらいに?取り上げられることが多かったリオ・パラリンピック。何せ緊急ニュースと出て、すわ何事かと注視すると、パラリンで銅メダル!でカクってことがよくあったくらいで。これは、先日、障害者施設での大量殺戮というおぞましい事件が起こった日本の、罪の意識がさせたものか?とさえ思えたが。ともあれ、五輪以上に競技は全く見なかったパラリンの閉会式であります。これが五輪のセレモニーを凌ぐ興味深さであった。例によってマラカナン・スタジアムでの開催で、例によって雨も降った。のっけに登場は名パーカッショニストとして知られるアルマンド・マルサル。障害者版オロドゥンという感じのバトゥダ・イロス・ド・シレンシオが号砲を鳴らす感じで、ガビ・アマラントスがオープニングのカウントダウンを告げる。と、さすがにここまで批判がたまりたまったのか、今回はNHKが出演者や曲目をバッチリとテロップで出すからハッキリとわかるのだ。今度はいきなりギター共演だ。アルマンジーニョは電気バンドリンをハードに奏でる人で、それにセパルトゥラのアンドレアス・キッサーと脚でスライドギターを弾くジョナタ・バストスが加わってのメタル・パフォーマンス。バックは車椅子のダンサーたちだ。これはなかなか面白い趣向だな。ブラジル国歌斉唱はサウロ・ラウカス、クラシック畑の人か。でまた選手の入場行進だが、五輪ほど長くなくて助かる。バックの生演奏は今回はなし。終了後はナサウォン・ゾンビなるロックバンドがアマゾン調のグリーンのバックで演奏。今回は各出演者の持ち時間が長めで3曲くらいは披露するので、それぞれの個性が見極められていい。現在のブラジル・ポップ・ミュージックのショーケースとして貴重なのだ。続けて登場の、ヴァネッサ・ダ・マタという人は電飾衣装も派手に熟女っぽい魅力を振りまく。個人的にはこの人一番良かったな(笑)。お陰で次のセウという人が地味に見えてしまった。カエターノも大いに認めている人だそうだが。ショーの前半部はここで終了。後半は、サウロという人がボブマリの“ワン・ラヴ”を歌って登場。ギターx2にアコーディオンのパラリンピック讃歌が奏でられ旗が降ろされる。で、また日本パート。五輪同様の顔ぶれが障害者パフォーマーをフィーチャーしてのショー。義足まで使って、またしてもスカイツリーかよ。警官っぽいコスプレとか確かに椎名林檎風味は出ているなあ。“東京は夜の7時”ってピチカートファイブなんだ。思えば、今に連なる日本の“クール”というのは渋谷系あたりから始まっている印象ではある。同曲は東京事変の人が歌ってたらしいけど、ヴォコーダー入りで、アレンジは中田ヤスタカだったのだろう。締めのショーはサウロ再登場。韓国の選手たちがノリノリなのは、さすがアジアのラテン。日本選手たちの大人しさとは対象的だ。ドリーム・ティーム・ド・パッシーニョ~情熱のドリーム・チームなる一群はスペシャルユニットなのか否か?そこにファヴェーラ出身のネゴ・ド・ボレルが加わる。そして、再びガビ・アマラントス。だが、次のカラム・スコットという人はイギリス人?この流れはよくわからなかったけど、イヴェッチ・サンガロ登場でブラジル熟女路線に回帰。こうでなくっちゃ(笑)。脚線美ダンサーズとの共演で大いに盛り上げる・・・というところで録画が終わってしまった。これで終わったのか、それとも続きがあったのか?まあいいか、結構お腹いっぱいだから。サンバサンバだけでないブラジルのポップ・ミュージックをもっと色々聴いてみたいな。来月の日本でのモントルー・ジャズ・フェスティバルも事実上はブラジルフェス状態だけど、日本で知名度の高い大御所だけにとどまらず、旬のミュージシャンの来日公演とかも増えて欲しいところだね。
2016年09月19日
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どうにか晴れて風も強くない。台風はかなりスローペースで与那国、石垣あたりにというところらしい。ちょっと心配だけれども、那覇の部屋を朝9時に出て、7時間後に埼玉の家に着いた。ようやく猫を開放してやったのも束の間、僕はすぐさまお出かけ。地元のサンバカーニバルが本日行われるのだ。ラッキー!何とか仲見世バルバロスの出番に間に合った。今年はとうとう浅草サンバカーニバルで優勝したそう。雨が降ろうが風が吹こうが、毎年、大奮闘で楽しませてくれているバルバロスだけに、心からおめでとうと言いたい。“凱旋公演”は当然ながら気合い充分。まずは駅前ロータリーでの演舞。強力バテリア隊がガンガンとビートを炸裂させる。優勝のナンバーである“大航海時代”という曲が披露され、早速サンバダンサーズ・パシスタが盛り上げる。そして、俄かに集まるでかいカメラを掲げた面々(汗)。ケツを撮ってばかりでなく手拍子や声援も送ろうね~。一行は主に焼鳥屋が多い短い駅前商店街を進み、交差点前のミニ公園の特設ステージへ。手前のイカ焼きの匂いがプンプン漂う。優勝曲目のパターンを再演の後、お待ちかねのパシスタのお披露目。ここでもカメラ小僧&じじいがワッと群がってくるが、リズムに乗って体を動かしていると、あまり周りに近寄って来ない(笑)。カメラがブレるからね。そう、こういう時は大いに踊ればケツマニアたちを撃退できるのだ!と言いつつ、自分もやっぱり、そういう画像は撮ってしまうね(苦笑)。個人的にはお腹のあたりに脂肪がある人の方が、むしろ好ましい。バルバロスのパシスタは、あまり極端に若い人はおらず、また極端な熟女もいない印象。サンバで踊る人たちが全体的にそうかも知れない。あの思い切りは、あまり若い世代ではふん切れないのだろう。それだけに、その奮闘ぶりが一層共感と好感を呼ぶ。 パンデイラはもっとも小柄な女性が選ばれている感じだが、さすがに美形である。幸運にもバルバロスのパフォーマンスは昨年も見ているのだけど、歌い手ブシャドールの顔ぶれは変わっているようだ。少し年配の男性がメイン。一方、編成はシンプルというか最小限の気もする。旗持ちのコンビと歌い手2人、パシスタは10人位と、何と言うかわかりやすい編成という気がする。昨年は“浅草”というテーマで様々な趣向が見られたけど、今回はオーソドックスなパシスタ以外では、メイドさんっぽい人が一人いらしたのが目立った程度。本来は、パンデイロを駆使する男性ソロダンサーとか先頭を行くバイアーナとかがいるのだと思うが、結局、お祭り見に来る人たちはイメージ通りのものを求めるからね。打楽器隊とダンサーがいれば充分だと。とはいっても、バルバロスはとても真摯に期待に応えてくれていると思う。地元名物焼鳥は、混んでいる上に高くて買えず終い。着いたばかりでお金もおろせてないのです。自転車を停めたスーパーで揚げ物を買ってビールで流しこむ。焼鳥は売り切れてたなあ。1時間後に再びバルバロスの出番。休憩時間中も一行は待機場所で練習を重ねていた。今回で27回目を迎えるという、このカーニバル。バルバロスが最初から出ていたのかは定かではないけど、このイベントへの貢献は非常に大きいと思う。大体、この街って盛り上がるイベントって他は歩きまわるやつくらいしかないからね。昨年、出身者がノーベル賞を受賞して大いにイメージアップしたかと思いきや、今年は16歳の少年が殺される事件があって、また評判を貶めてしまった。そんな悪名をぶっ飛ばすようなバルバロスの快演。誠にありがたいことだ。最後は地元の子供たちを招いてパシスタたちとの共演。この趣向ならカメラ小僧ズが少し引くというか、ケツ追いのコーフンを少しクールダウンさせる効果が。これはいいアイディアだったと思う。和やかなムードのうちにカーニバルは終了。今回は天候も穏やかで何より。リオ効果もあって、例年にも増して賑わったカーニバルでありました。明日もまた池袋でサンバパレードがあるのだぞ。取るものもとりあえず早起きだ!
2016年09月17日
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リオ・パラリンピック2016も、勿論、興味があるのは開会式と閉会式だ。開会式を録画視聴だが、あれ、いきなり選手入場じゃないか。また、NHKは放送予定変更かい?後で聞いた話、車椅子ジャンプとかの見せ所があったらしい。おいおい、ちゃんとやれよ!例によって延々続く、選手の入場行進をすっ飛ばす。オリンピックの際のような生演奏があったのかも知れないが、紹介も何もないからわかりゃしない。ここでもリオはサンバサンバ。でも、面白かったのは、参加国がそれぞれパズルのピースを持っていて、一つ一つはめ込んでいき、完成するという趣向。この演出担当者は、またフェルナンド・メイレレスとは別の人なんだろうな。ブラジルのピースが登場してパズルが完成。心臓を模したプロジェクションマッピングが鼓動を始める。五輪でもそうだったけど、ブラジルの演出、なかなか想像力豊かだなあ。お歴々ご挨拶の後、ダンサーたちがライトセーバーみたいのを持ってのショーの後、紹介なしのバンド演奏をバックにパラパラマンガみたいなヴィジュアル趣向。光を意識した演出がなかなか巧みで唸らされる。アメリカの障害者で、ダンサーで銅メダリストというエイミー・パーディという義足の人がロボットアームと共演。パフォーマンスに応じて義足を替えるというのがすごい。勿論、そういう余裕がある人ということだけど、義足の人はそんな、健常者にはないオプションも持ち合わせているわけだ。報道等で専ら取り上げられたのは、かつての陸上金メダリスト、マルセラ・マルサラさんの聖火リレーでの転倒だった。今回もマラカナン・スタジアムはかなりの雨天だった故か。車椅子のランナーは聖火を灯し、フィナーレとも言うべきところで登場したのは、男っぷりを上げた感じのセウ・ジョルジ!ロンドン五輪の閉会式で、NHK女性アナ(今9時のニュースやってる鈴木奈穂子アナだったそう)に”おしゃれな男性が〜”(笑)とか表現されて以来の再登場。大雨の中、華麗なるパフォーマンスで2曲披露。閉会式での主役は、やはり彼であった。とりあえず、これが見れたから満足。再来週からのナイチ帰宅で、帰るなり、地元のサンバカーニバルとか池袋サンシャインのブラジルイベントとか、サンバなイベントが目白押し。18日の閉会式はマリーザ・モンチか?2020東京パラリンのアピールで、小野リサとか?期待してるぞ。
2016年09月08日
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リオ・オリンピック閉会式の続き、問題の日本パートであります。着物着た小池百合子が、その高価な振袖を雨でびしょびしょにさせつ、五輪の旗を振ってセレモニーが始まる。演出は映画監督とかではなく代理店系の人間らしい。まずはロボットみたいな着包みが数体。そうか、いわゆる”クール・ジャパン”系、オタクカルチャーの演出で臨むのかというのは、この時点で読めたぞ。渋谷交差点に立つセーラー服の少女(顔はウチナージラ?)がアクロバット。ますますアキバな展開だね。いきなりの「キャプテン翼」にインベーダーゲームと、ますます。出た、ドラえもん一行にハロー・キティ。やっぱり今の日本はこれなんだろうね。北島康介、高橋尚子と引き継いだ何やら赤いボールをアベシンゾーが受け取る。ゲゲゲ。アベシンゾーはスーパーマリオに変身して、ドラえもんが土管を取り出して、またもや渋谷交差点に置く。そこでマリオは地球の内核を通り抜けてリオへ。内核通り大臣だそうな(失笑)。で、マラカナン・スタジアムにマリオことアベシンゾーが現れるわけだが、あれ、マリオに見えなかったな。赤い帽子だけだもん。バカ面さらしたとか政治利用とか色々言われているけど、要はここに登場して映えるような日本人キャラが他にいないということでもあろう。イチロー起用説もあったらしいけど忙しくてそれどころじゃなかったろう。ジャッキー・チェンでよかったんじゃない?違うか(爆)。青森の高校の新体操部を含む50人という少人数のダンサーによる競技種目を表現する舞い。音楽は中田ヤスタカで振付はミキコ先生?こりゃあ、パフューム出せばよかったじゃないの!音楽監督は椎名林檎だそうだけど、そーいや、東京事変風。ワールドカップだかのキャンペーンソングで愛国調に目覚めて、あれが権力側にも気に入られての起用かな。しかし、富士山はともかく、土管からスカイツリーが出てきたのはムカついたね。しかしまあ、本当に東京五輪開催されるのかね?プレゼンで”福島原発の汚染水は完全に制御されてる”と大嘘をこいた張本人が会場にいるし、賄賂の問題はどーなったの?こっちは中止になっても一向に構わないし、中止になるなら早いほうが色々な影響少ないからね。再びブラジルに戻って閉会式のフィナーレ。ボサノヴァにのせてブラジルの植物を表現するダンスはがカラフルで楽しい。そして大トリのパフォーマーは、マリエネ・デ・カストロ?知らないわ、この人。でも、歌声が会場に神聖に響く。あの大雨は演出だったの?雨で聖火が消え、しっとり・・・と、思いきや、やっぱり最後の最後はまたまたサンバであった。あの歌ってたおじさんたちは誰?最早、紹介もなし。ま、いいか、もう。ブラジルの豊かなカルチャーは汲めども尽くせぬ感じだなあ。行ってみないことには何とも広大過ぎて・・・一方の日本、まあ本当に東京五輪が開催されるなら、これはもうサムライ、ニンジャ、アニメ、ロボット等々で攻めればいいさ。結局、文句を言いながらも宮崎駿が演出を引き受け、音楽は坂本龍一(反原発だからダメ?)と。一方で先の林檎やエクサイル、AKBとかが登場するような光景も目に浮かんで来てしまいそうな・・・やっぱり、開催されないのがベターだな(自爆)。
2016年08月23日
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待ってました。競技はほとんど見なかった(バスケ男子の決勝は録画したが)けど、リオ・オリンピック閉会式は心待ちにしておりました。何とかHDDの容量を確保して録画予約、したはずが、何だかいつの間にか教育での放送に変わっていて、1時間くらい録画コケてるじゃないか。バカヤロー!NHK、こっちにとっちゃ競技よりもこれなんだよ。慌てて、夜のBS放送も頭から録画。肝心のところが見られなかったらただじゃおかねーぞ。始まった閉会式、まず登場したのは、開会式にも登場の、”飛行機の父”アルベルト・サントス・デュモン(に扮した役者)。ブラジルにおいては飛行機といえば、ライト兄弟なぞではなく、断じてこの人なのだった。始まったショー、ブラジルらしいカラーに染められた会場のステージに登場したのはバレバズケン?という男女総勢14人のダンス・グループ。NHKさあ、テロップくらい出せよ。アナウンサーがゴニョゴニョ言ってもわかんないんだよ。でも、楽器を使わずに体を使ってパフォーマンスっつっても、大会場の大音量ではあまり意味が無いなあ。演奏をバックに、会場のダンサーたちが一文字でブラジルの代表的風景を表現する。とにかく、ブラジルらしい極彩色ぶりが目を引く。続いてステージに登場したのは、齢80近いマルチーニョ・ダ・ヴィラ。家族と共に歌う。ブラジルの第二の国歌のような曲というのは、何て曲?ハッキリ喋れよNHKアナめ。お、ホベルタ・サーが登場して待望のカルメン・ミランダ・トリビュート!フルーツてんこもりのミランダを彷彿させるコスチュームで”ティコ・ティコ”だ。こういうのを待ってました。この曲にのせて各国の旗手が登場する。で、パフォーマーが代わって会場のアナウンスがなされるが、そこでNHKアナは”わー、日本人選手が出てきました〜”って肝心のとこが聞こえんだろ、バカめ。結局、DJドロレス、オーケストラ・サンタマッタ、そしてDJミカ・ヌッティとのこと。カオスとも言うべき、選手たちのテキトーな入場行進の間、この人たちが延々と演奏を続ける。こりゃ大変そうだねえ。開会式同様のマラカナン・スタジアムなのだけど、屋根はないのだね。結構な雨が降ってる中で、選手もパフォーマーも濡れながらの行進、演奏。ステージ変わって、アフリカ文化を継承する、すこぶる賑やかな舞い、フレーヴォ。再び先のバンド陣の演奏に戻り、選手たちの行進がダラダラ続く。その選手たちがようやく引っ込んで、登場したのはDJカイゴ、それに緑のラメ衣装のジュリア・マイケルズ。ここはIOCのPRコーナーということで唯一ブラジル人以外のパフォーマーが登場ということらしい。ブラジルのオリジナル・ルーツ、インディオをフィーチャーした歌と踊りのパフォーマンスが繰り広げられた後、ブラジルならではのサウダーヂを表現する壮麗なステージ。インディオの次はアフリカ移民をフィーチャーだ。次のグルーポ・コルポは音楽もダンスもインディオとアフリカをチャンプルーしたような独特なもの。かつ、ボサノヴァのような洗練も感じさせる。このミクスチャー文化こそがブラジルなのだろう。ルイス・ゴンザガの”アーザ・ブランカ”をバックに赤い粘土細工が踊る。ブラジルでもここはノルデスチ賛歌のパートか。ブラジルの音楽、ダンスはかくも豊潤で多岐に渡る。マラソン男子の表彰式を経て、ボランティアへの感謝の歌ということでレニーニが歌う。リオっ子ということで登場するのはむべなるかな。オリンピック賛歌の合唱が披露され、閉会式も終盤と思いきや、そうだ、次の五輪開催の国のパートが。ジャパンっすよ。小池百合子登場。これはまあ、明日に続きをってことにしませう・・・
2016年08月22日
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オリンピック開催の度に書いておりますが、競技全然興味ありません、見ません。あ、アメリカチームが出るバスケだけは見るな。あくまでもNBAの延長。でも、今回は、まだファイナルの悪夢が冷めやらぬ状態だからなあ。とにかく、五輪で興味あるのは開会式と閉会式ばかりでございます。開催国のカルチャーの総決算みたいな最高の見もの。リオ・オリンピック開会式は、あの「シティ・オブ・ゴッド」の監督フェルナンド・メイレレスが演出を手掛けるそう。前回ロンドンのダニー・ボイルや北京のチャン・イーモウのように、気鋭の映画監督が手掛けるというのがパターンだね。遅ればせで録画視聴した開会式の模様〜〜サッカーでお馴染みのマラカナンスタジアムでの開催。今回の五輪のマスコットは、”イパネマの娘”の作者ヴィニシウス・モライスとアントニオ・カルロス・ジョビン二人に因んで、ヴィニシウスにトム(猫と猿?)だそうな。もう、のっけから音楽ですよ、さすがブラジル。会場内も”イパネマ”が流れる。そして、さあ国歌斉唱。歌うは”サンバの貴公子”パウリーニョ・ダ・ヴィオラ。と、実はこの人知らなかった。ブラジル音楽、まだまだ修行中の身でござる。プロジェクションマッピングを使用するのも近年の定番。やはりここは壮大にブラジルの歴史が展開される。元々は多くの種族の先住民による世界。そこにポルトガル人が訪れ、更にアフリカからの奴隷が加わる。現在のブラジル・カルチャーの主たるものといえば、このアフリカ直系のものの印象が強い。サンバ然りフェイジョアーダ然りカポエイラ然り。勿論、アメリカみたいに先住民が迫害され少数派になってしまっているという現実はあるだろうけど、移民国家のチャンプルー具合がブラジルを魅力的な国にしていることは間違いない。更にアラブ移民のカルチャーもフィーチャーされたのに加え、日本コーナーもある。それも原爆投下の時間に合わせてというきめ細かい配慮で。メイレレス、さすがに鋭い。こういう気遣いはアメリカンには望めないものだろう。リオのビル街でのアクロバット(さすがにファヴェーラではないんだな)、飛行機(発明されたのはブラジルなの?)の飛翔CGに続いて、今度はライヴで”イパネマの娘”が奏でられる。ピアノで歌うのはトムの孫のダニエル・ジョビン。さすがにジョアン・ジルベルトは出て来ないのかな?その演奏をバックに場内を艶然と歩いて行くスーパーモデルのジゼル・ブンチェン。何だか当初は少年による盗難みたいな寸劇?のはずだったらしいけど、結局、ただ歩いただけ。彼女はこれをもって引退なのだそうな。ここからブラジル・ポップ・ショーの開演。しかし、NHK、知識も資料もないようで誰が何を歌っているかは全く紹介されない。かくいう僕自身も誰が誰やらわからず、4曲くらい披露されたうち、あれはジョルジ・ベンじゃない?という程度。で、ネットで情報を探したところ、まず登場した女性シンガーは、ルヂミラという20歳の新進スター。続けて座った状態で歌っていたのはエルザ・ソアレス。この人もブラジル音楽に詳しい人なら周知の存在とな。ロンドン五輪閉会式の体たらくといい、何とかしろよNHK。白で決めた伊達男二人はサンバのゼカ・パゴジーニョとラッパーのマルセロ・デードイス。そういえば、バックでヒップホップに踊るダンサーたちの背景は、これはファヴェーラを意識していた感じだ。カポエイラ演舞に続いて登場したのは、やはり、ジョルジ・ベンだった。司会者だったらしいヘジーナ・カゼー(NHKでは単に”女性”と言っていた)と共に登場したベンは”パイス・トロピカル”を披露。ステージの中央でハデハデに展開されていたショーでは、ギャンギ・ド・エレトロというグループも登場していたそう。それも相まって、これはこの前半ショーのクライマックスにあたる感じだった。でも、せっかくのいいところで、中継はEテレから総合に移って、しばし中断が・・・まあ、選手入場前のショーはここまでということで、真摯な環境警告メッセージ映像に続いて、徐ろに入場が始まる。各国の選手の最後に数人のバテリア隊が随行する。個人資格のチームとか難民チームとかが”国家”と並んで行進したのが印象に残った。長〜い入場行進が終わり、お歴々挨拶、選手宣誓の後は、こちらもサンバの大御所らしいウィルソン・ダス・ネヴェスがサンバの偉人たちの名を呼び上げたそう。で、フィナーレはいよいよサンバですよ。中央ステージで、これは当初から発表されていた顔ぶれで、アニッタを中心に黒のカエターノ・ヴェローゾと白のジルベルト・ジルが両脇に。でも、この撮影はNHK独自のものみたいで、アニッタばっかり映してカエターノがなかなか映らないのが歯痒い。ブラジルの音楽、やはり、現代における頂点はカエターノとジルベルトということなのだろう。なのにロクに映さないNHKや。リオの12のサンバ・チームが揃い踏みで、いよいよもってカーニバル。でも、バテリア隊中心でダンサーは少なめだ。やっぱ、サンバだよねえ。チームが会場に勢揃いしてのブリッジ部分で、やっとカエターノが映ったよ、全く。何かねえ、アナウンスいいから音楽をもっとちゃんと聞かせて欲しかったぞ。聖火は歴代アスリートのリレー、最終ランナーはペレとかジーコとか噂されていたけど、マラソンの銅メダリストという意外に地味なところに落ち着いた。ブラジルでは国民的存在の人なのかも知れないけどね。しかし、最後の演出はさすがだった。聖火が灯されたボールが上っていって太陽の彫刻が回転する様はお見事。これが今回の開会式の最大の語り草となるだろう。不況のお陰で、当初予算が4分の1に減らされたものの、演出のメイレレスは、逆にそのことをポジティヴに捉えて取り組んだそう。いや〜、これも毎度書いているけど、マジで日本で五輪やる時、誰がこういうの手掛けるの?日本の気鋭の映画作家っつったらアニメしかいないじゃない。たけし?時代劇ミュージカルでもやる?園子温や庵野秀明ではマイナー過ぎ。「三丁目の夕日」の人とか?ダメだなこりゃ。考えるのやめよう。大体、東京五輪、本当にやるのか?あの賄賂の問題はどーなったの?誰かが大ウソこきやがったけど、福島の汚染水垂れ流し続けてるぞ。やらなくて全く構わないけどね。今のきな臭い日本でこういうことを言うと、すぐに非国民とかいうバカがいるけど、今回のリオ五輪、直前まで反対デモとか起こっていて、ブラジルはもう非国民だらけってことになる。きっとブラジル人は左翼ばっかりなんだろう。なわけあるか!ちゃんと人もマスコミも物がハッキリ言える自由が今の日本よりもよっぽどあるって証だね。さあ、閉会式はどうなるか?ジョアンが出るか、ロンドンに続いてセウ・ジョルジが出るか。今度こそペレかな?とにかく、競技はすっ飛ばして、22日が待ち遠しい!
2016年08月07日
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またまたテアトルの優待が行方不明で映画が1本も観られない(泣)。となると今回のナイチ帰宅の唯一のお楽しみは代々木公園でのブラジルフェスティバルだ。まあこれがあるだろうと、この時期の帰宅を企画したのだけど。これまでも書いてきた通り、なかなか開催が発表されずにヤキモキしてきたけど。朝方は雨が降ったけど、何とか晴れて、めでたく午後に原宿へ向かう。リオ五輪を控えながらも告知不足か、タイフェスとか程の人出ではないな。フードの露店の行列もさほどでもない。ラテン好きそうなお姉ちゃんや本物のラテンな人々も多々。まっこと、あの開放的な露出度は日本女性が遍く見習って欲しいものであります。昼食は済ませては来たのだけど、とりあえずはビールを。今回はあまり色々な銘柄が見当たらないな。アマゾンというビールがちょいと目立ち、スタウトやエール等数種がある。とりあえずエール系。ステージに向かうも、日系人っぽいバンドが恐ろしくダサい演奏を繰り広げている。興醒めて、空いているうちにフードをゲットすべく公園内をウロウロ。ブラジル料理と言えば、肉、だが、結構バルバロサの1000円するシュラスコとかも結構肉が固かったりする。ここは、やはり国民食フェイジョアーダだ。500円以下で缶詰を使ってない店を捜す。500円以上でも缶詰のとこはあるからね。小さめの露店だが、しっかりタピオカ粉もタップリついた500円のをゲット。肉は少なめで、これは缶詰ではないなと思うけど、味があまりなかった。ああ、んまいフェイジョアーダ食べたいなあ。ヤケクソで肉もいってしまう。沖縄では金がなくて(泣)あまり肉を食べてない印象なので、ここぞとばかり。800円で色々な部位を食べられる串を1本買うが小ぶりだったなあ。慌てて食らいついて口の中をヤケド気味。まあ、あまり固くなかったのが救いかな。ようやくステージ見物へ。トゥルマ・ダ・モニカという着包みの一群は、ブラジルでは人気のマンガキャラたちらしい。チャーリー・ブラウンみたいな短パンの男の子女の子のショー?が展開。あまりブラジル人っぽくないし可愛い系キャラなのだけど、このホンワカした雰囲気がブラジルでは一種の清涼剤なのか。これは本来トリ前だったはずだけど、時間が押していて先に登場だったみたい。この後に何やらという、多分在日ブラジル人によるロックバンドの演奏あり。トリを前に早々と演奏を終える。その間に僕はカイピリーニャを買いに行く。目玉のゲストは土曜日に出せばいいものを。昨日はファビ&ミストゥーラ・フィーナというMPB系の人が出たそうな。今回の最大の呼び物はパウラ・リマ。過去2回来日している人だけど、ブラジルではそれなりに人気のある人のようだ。それでも、この日はそれ程の混みではなく、まずまずステージに近いところで見られる。パーカッション3人にギター、ベースの5人バンドをバックに、青いラメ衣装のリマが登場する。パワフルでソウルフルだが、あまり暑苦しくはない歌声を聞かせる。サンバ要素もボサノヴァ要素もあるが、それらも併せ持ったブラジルのコンテンポラリー・ポップの歌姫という印象。2曲目に”マシュ・ケ・ナダ”。めっちゃくちゃ煽る人ではないが、3度めの来日とあって”アリガトウゴザイマス!”といった日本語MCも果敢にこなす。声量も充分だ。ダンサブルなアゲアゲ・ナンバーというよりは、ミドルテンポな大人のノリだ。”世界で一番強いのは女性!”とウーマン・パワーを歌い上げる。因みにバックは全員男ながら。30分くらい遅れてスタートしたけど、終了予定の19時を過ぎてもまだまだ続く。やはり、女性を中心に会場は大いに盛り上がる。1時間は優に超えるステージ。最後は”タジ・マハル”で盛り上げる。やっぱり、ブラジルの2大ポップソングといえば、これとあれなんだなあ。モニカを始めとしたゲストや関係者もステージに勢揃いしてのフィナーレ。ブラジルフェスは、ステージの充実度という点では国フェス随一。今回は強力なサンバ・バテリア等は体験出来なかったけど、それは地元のサンバカーニバルでのお楽しみとする。リオ五輪の開会式&閉会式には、セルメンもジョルジベンもセウ・ジョルジもカエターノもジルも、みんな出るのではないか。ひょっとしたらこのリマやモニカも。没後(約)60年のカルメン・ミランダ・トリビュートでもやればいいね。ライヴの高揚感の中、安売り始めた露店で牛串を300円でゲット。そして、アマゾンのスタウトを1杯。生憎、バラエティは少なめというか、沖縄の祭りでは絶対売ってるパステルとかコシーニャの他は肉と米くらいなのだけど、とりあえず肉はいっぱい食ったぞ。9月もサンバで肉(多分、焼鳥)食うぞ!
2016年07月17日
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やっと出ましたよ〜。何がってブラジルフェスティバル2016の開催。代々木公園での国フェス・イベントは、既に9月のナマステ・インディアも発表されていたのに、肝心のブラフェスが一向に発表されず。今年はリオ五輪の関係で、却って行われないのかと思った。いや、その関係で発表が遅れたのかも知れない。既に、そのつもりで来月のナイチ帰宅予定を組んでいた。7月15〜18日で。ブラフェスは16、17日の開催。例年、結構豪華な出演者をこのイベントのために招聘するブラフェス、その調整で発表が遅れたか。今回のステージのメインはパウラ・リマ。過去に2回は来日していると思うけど、セウ・ジョルジらと並ぶ現代のサンバ・シンガーの筆頭格。ハスキーヴォイスのソウルフルな歌いっぷりが魅力的。これは期待出来そうだぞ。そういえばリオ五輪って8月から始まるんだっけ?これも例によって競技よりも開会式とか閉会式といったショーイベントにこそ期待。前回のロンドン五輪の閉会式でのリオ五輪紹介コーナーで、まさにセウ・ジョルジらが登場したけど、リマも五輪イベントの方にも参加するのだろうか?元文科相ジルベルト・ジル及び盟友カエターノ・ヴェローゾは確実に登場するのではないか?過去にブラフェスでも来日しているオロドゥンあたりもきっと。色々問題ありそうな現在のブラジルながら、五輪の勢いで今更ながら、今年はブラジル・イヤーとして盛り上がっていったらよいぞ。開催される限りは応援しよう。ブラジルを、だけど。東京五輪はとっとと中止になっていいよ(爆)。
2016年06月02日
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埼玉の地元(故郷ではない、親の家がある)でのサンバカーニバルは、例年9月の第1週目。あの浅草サンバカーニバルの1週間後、同イベントでの優勝経験も豊富な仲見世バルバロスが、わざわざ、こんな田舎までやって来て貴重なパフォーマンスを毎年披露してくれている。ところが、今年はどうやら台風だかで延期になったようだ。折よく、一ヶ月後、今週末である。本当は代々木公園のナマステ・インディアに行くはずが、雨予報でもあったので、敢えてこちらを選択。それは、先日沖縄の近所で展開されたサンバパレードがあまりにショボかった反動でもある。つまらないよさこいはスルーして、サンバカーニバルが始まる時間に駅前に駆けつける。多分一ヶ月遅れのサンバカーニバル。まずは駅前の商店街入口での開幕。サンバパレードといえば、あの羽をつけた露出度満点の”パシスタ”だが、まずはカバキーニョを爪弾く歌手プシャドールたちが登場して盛り上げる。そして、このエスコーラのバテリアが登場。これがさすがに本格的なのだ。賑やかな演奏に心が弾む。サンバはこれでなくっちゃ。そして、おたくキャメラマンお待ちかねのパシスタたち。以前に較べると年齢層が若くなったような気がする。結構、パシスタは30代くらいの人が中心の印象で。やはり、あのスタイルで弾けるには、ある種の開き直りというか、齢を重ねることが必要なのかもと思う。駅前でひと踊りの後にパレード開始なのだが、以前は結構広い範囲を練り歩いたのだけど、年々範囲が狭くなっている印象で、今回は距離にして2〜300mってとこ。商店街が途切れて交差点になる手前の広場までの行進だ。そこにステージが設けられ舞台上のパフォーマンスが披露される。ただし、ここで踊るパシスタは5〜6名。ベテランの踊り手に限られるようで、若手?は舞台袖で賑やかす。毎回テーマが決められているバルバロスのパフォーマンス。今回は”浅草”がテーマだそうで、ほおずき形の衣装とか竜宮城のようなパシスタたち等が色とりどりに舞う。そして勿論、エスコーラでも重要な役割を担う旗持ちのポルタ・バンデイラ&メストリ・サラ。いや〜、本当に玉手箱を開けたような楽しさだね。休憩を挟んで2度のパフォーマンスを堪能。合間には、一応、この地の名物らしい焼鳥を頬張りながら。近くでは焼鳥関連のイベントも行われていたようで、この日は、この周辺にしては珍しい大賑わいであった。う〜ん、明日時間があるならナマステ・インディアにも行きたかったけど、そうも行かない。でも、とりあえず、これを堪能出来て、今回の短い?ナイチ帰宅、まずまず思い残すことないというか。延期になっても、しっかりやって来てくれた仲見世バルバロスの皆様に心より感謝。是非、おいしい焼鳥とビールを味わって帰っていただきたい。さあ、こっちもナイチ帰宅最後の晩、猫を相手に(笑)一杯飲るか(何やかや画像はパシスタばかりだ、笑)。
2015年09月26日
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もうデング熱のお陰で楽しみにしていた国フェス・シリーズがボロボロだ。いや、スリランカ・フェスティバルは開催はされるのだけど、場所が代々木公園ではなく、いきなりお台場になってしまった。よく場所が取れたよねえ。旅博と合わせていくことも考えたけど、交通費も含め金がかかりすぎる。仕方なく?これも一つの国フェスである、日韓交流おまつりに行ってみることにした。日比谷公園ではまだデング熱報告ないよね?でも、あれは最早どこでだってあり得そうだが。まあ韓国、メシうまいし。昼飯がてら。在日韓国人へのヘイト・スピーチなぞはもってのほかだけど、韓国への思いは複雑ではある。それは、韓国そのものというよりは日本人の韓国に対する接し方だ。端的に言えば、韓流ブーム以降の、おばちゃんたちの気持ち悪いくらいの熱狂ぶりにドン引きで、この数年、韓国絡みのものとは縁遠くなっていた。でも、根本的には韓国は料理も文化も含めて嫌いじゃなく、最近のブーム沈静傾向は歓迎すべき部分もある。それは、世の嫌韓傾向と背中合わせである点が複雑だけど。ともあれ、かなりでかいステージが組まれた日比谷公園。人出は、これも例年に較べれば少なめなのではないのだろうか?こちらはステージのパフォーマンスにはさして興味がない。とにかく、食べ物だ。まずは豚足が目いついた。これも久々に食べたいね。食べ物はチケット制で、まずは1000円単位のクーポンを買わねばならないという。面倒くさいねえ。これって、オクトーバーフェスといい、日比谷公園の使用料が高い故なのでは?ともあれ、キンパブやチジミにも惹かれるが、とりあえずプルコギサンド、そして豚足で行こうと思うが、これはビール飲みたいね。2日ぶりのビールだが、クーポンで買うと食べ物が買えなくなってしまうので、公園の売店で買おうかと思うが、スーパードライしかない上に350円もする。これで、ビールを求めてしばし彷徨うことになる・・・有楽町駅のコンビニまで行ってエビスビールを買い求め、ようやく豚足を買う。やぶ蚊が気になるけど、少し離れたベンチで、さあかぶりつこうとするが、これが結構硬い。食べにくいこと夥しいので、これを外でぱくつくのはちょっと難儀だ。これはもうお持ち帰りにすべしと、会場に戻ってプルコギサンドを買って、やっと腹を満たす。風邪が治らず鼻をかみまくっていたら、残り100円のチケを落としたらしい(爆)。トッポギスナックを買おうと思ってたのに!追加のクーポンを買う気にはならず、ビール飲みながら少しステージを眺める。会場には金髪のKPOPみたいなおねーちゃんいたけど、ルックスは・・・韓国で整形なしの天然な美女はどんな感じなんだろね?最早、コリアンだってわからんのではないか?腹の満足度が今イチのまま日比谷公園を後にして、少し早いけど神楽坂方面へ向かうとする。これも、一つの国フェスの位置づけだけど、今度はおフランスだ。旧日仏学院、現アンスティテュフランセの美食の祭典へ。このフランセ周辺も結構森林が多くて蚊は飛んでそうで要警戒だ。そのせいかどうか、こちらもライヴスペースなんかは案外人が少なめな気がする。ともあれ、まずはベルギー風のホワイトビールを1杯。フードは昨年と大体同じ感じがするけど、ムール貝って去年もあったかな?ポテトとセットで1500円と高め。その、ポテトは、まさにフレンチフライと謳われているけど、フランス人自身が、あれをフレンチフライって呼ぶのか?あれはアメリカンが勝手に名づけたんじゃないの?その、フレンチフライ、冷凍のものを揚げてるだけだったな。何か、この美食の祭典のフードも、ちょいと質に疑問が・・・無難なところでガレットを注文。昨年同様に秋の味覚シャンピニオンで。辛口のシードルを飲みながら。そうこうするうちにライヴが始まる。エジプトと名乗る日本人トリオ。真ん中のDJさんがピラミッド?の被り物をしているが故にエジプトなのか?音は歌謡シンセ・ポップで、ちょっと昔のKサマロマンフィルムを思い起こさせないこともないが、こういうのは案外フレンチがお好き?ガリガリ乙女とチャラ男系の二人が、自分たちだけ勝手にノリノリって感じで。お疲れ様ですとしか言いようがないっす。お試しのアブサンのカクテルを飲んでいたら、ようやく今回の招聘ライヴがスタート。アリーという人、名前からしてアラブ系であろうか。彼のアクースティックギターにサズ風のギター、アコーディオンのトリオで、割とオーソドックスにフレンチで歌われる。前半はアクギを弾きながらのパリ下町シャンソン・フォークという調子だ。人懐こそうな笑みを浮かべて親しみやすいメロディを奏でる。悪くはないけど、ヒップホップと聞いていたのでちょっと意外な感じがした。“ゲンキデスカ?”“ドウゾ!”などと多少の日本語も挟みつ、“サラーム・アリーク!”と挨拶したので、やはりムスリムのようだ。しかし、その調子で何曲か演った後、やおらシャツを脱いでTシャツ姿に。そしてギターをおろしてマイク1本。アラブ風の旋律で、そう激しい曲調ではないけど、ライム調のナンバーとなる。歌詞は社会派らしいのだけど、この人の場合、どこまでも愛嬌があって攻撃的な調子ではないのが、むしろ好感が持てる。パリでアラブ系でムスリムなら、色々な思いも味わってはいるだろうけど、サウンドそのものはシャンソン風味も強く、彼自身がそういう音楽も嫌いではないのだろうと思わせる。まあ、そういうサウンドをバックに、フレンチかどうかよくわからないけど純粋な白人のヘタレじじいが酔っ払って踊り狂ってるサマは複雑なものがあったが・・・サリームという名のアコーディオン奏者も1曲ヴォーカルを取る。アップテンポのポルカ調の曲でなかなかいい味。昨年に比すればステージ前の観客が少なめなのだけど、その分、子供たちが蚊なんぞお構いなしに?元気よく駆け回る。“モットキキタイデスカ?”と早くもアンコールっぽく始まった曲、もろに“サラーム・アリーク・・・”とアラブ調のラップナンバー。それでも、どこか下町兄ちゃん風な親しみやすさを残すのが、この人の持ち味だ。去年のムッスー・テとかに較べても悪くなかったのだけど、客が少なかったせいかどうか、1時間程度で終わってしまった。後で聞いたら、この人はアルジェリア系の人だったのだそうな。8時からはDJタイムということだが、今回は外ではなくブラッスリーの中で。既に椅子を取っ払われたブラッスリーが出入り自由でダンスフロア状になってはいたが、割ともったりとした調子のDJ&VJだったので、しばらくすると飽きてきた。さすがにいつも夜中まで外に音を鳴らしていたのは近所の顰蹙を買ったのかな?ワインを飲み干したところで出る。外ではまだ飲んでる人がそこそこ。でも、やっぱり去年に較べると寂しめかねえ。デング熱の余波はいつまで・・・ちょっと時間は早いけど、昨年同様市ヶ谷の駅近くまで歩いてアジア系ごった煮レストラン(一昨年まではフォーの専門店だったが)で鶏のフォーすすってお開きとする。かえすがえすもヴェトナム・フェスティバルが残念であります。ごった煮レストランは韓国風かき氷はあってもヴェトナムコーヒーは置いてなかったのだった。トホホ・・・
2014年09月27日
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今年のブラジル・フェスティバルには行けなかったし地元のサンバカーニバルにも行けなかった。更に、代々木公園でのヴェトナム・フェスティバルがまさかの中止(泣)。しかし、希望は残った。昨年に続き、池袋サンシャインシティがフェスタ・ド・ブラジルを開催し、再びサンバカーニバルも行われる。これは早起きして池袋へ赴かねば!と思ったら寝坊(爆)。早過ぎるんですよ、10時スタートって。でも、朝飯抜きで急いだ甲斐があって、ついた時にはまだ開会式の最中。でも、これが結構長くてなかなか始まらない。中原仁氏に免じて許すが早いとこ本番始ってくれ~。僕は最前列かぶりつきの場所をゲット。ようやくパレードはスタートしたが、先頭はピカチュー(笑)。続いて、お歴々にスポンサーのユニクロやサンシャインのスタッフ、最後尾がこのために結成されたらしいブロコ・サンシャインというバテリア。彼らの活き活きした演奏が開巻を盛り上げた。久々に聴くサンバヘギ、やはり血がたぎるなあ。続いて、カポエイラ・テンポの面々。よく見れば、旅友(一緒に旅したわけでなく旅の話をする相手)でよく一緒にエスニック料理店巡りをしていたO君も元気に参加してるではないか(画像中央)。彼も結構ベテランだよなあ。早速、見たよ!とメールする。キッズサンバ隊がそれに続く。小さいながら、コスチュームもダンスもなかなか本格派ではないか。でも、ここまではパレードの前座というか。審査対象のエントリー・チームはこの後にようやく登場なのだ。既に30分以上経過。沖縄で慣れているから(笑)僕はこの程度の日差しの下なら、さして苦にはならない。でも、昨年のこと思い出したけど、このパレードって結構間が空いて長いんだよね。もう少し後続を早くスタートさせればいいのに。大音量だから一定の間隔を空けているのだろうけど、多少音が混じる位で競わせた方がいいのにね。本場リオはともかく、浅草あたりもどうだっけね?最初に自由の森学園サンバ音楽隊。授業でサンバを習うらしい高校生の一群。テーマは竜宮城?ユニークだけど、まだまだ色気はありません(苦笑)。でも、フロントで一人アイドルみたいな子がいたな。次のICUラムズは、大学生だから少し成熟。どちらも人数という点では相当で、バテリアも数と音量で勝負だ。3番手のGRESウニアン・ドス・アマドーリスも学生チーム。学生陣はバテリアの元気さという点では過不足ないのだけど、やっぱりダンサーの迫力が今ひとつかな。この辺は、やはり、多少贅肉はあってもおばさ、失礼、ベテランの方がはじけっぷりが違うのだ。しかし、やっぱり長いね。ここまでで既に1時間半近く経過。些か間延びしてきてしまった。朝飯抜きなので腹ペコでもあり、せっかくの好位置を放棄してサンシャインシティの方に向かう。まず腹ごしらえだ。そう、このパレードは後半の肝心のチームこそ力入れて見るべきで、中抜きしても良いなと去年も思ったのだった。この辺、進行に工夫の余地があるね。昼時になってしまったので、サンシャインのブラジル・マーケットも結構な混みになってしまってる。バルバロッサも出店して長い列が出来ているけど、あそこの肉は固いからパス。比較的求めやすいところでシュラスコ・サンドを買ったが700円もした。フェイジョアーダが食べたかったが800円もする。この時点ではドリンクはガラナだ。サンシャインのフード関係はしょぼめの印象だけど、今回はまあまあかな。サンシャイン内でも、マーケット、ビアガーデン、噴水広場等で散発的にライヴがある。屋上広場では、既にパレードを終えたチームがもう来ていてパフォーマンスしている。そうか、見逃した一群はここで見ればいいのか。再びサンシャイン60通りに戻りパレード見物再開。バンダ・ジラソウと思しき10人位の女性のバテリア隊。すぐにGRCESヴェルメーリョ・イ・ブランコのパレードがスタート。こちらは大人数の本格派。でも、バテリアのコスチュームは、ちょっとよさこい入ってる?ケール・スウィンガール・ヴェン・プラカーというチームが続く。パレードもいよいよハイライト。トリは昨年優勝のGRESアレグリア。バンデイラが掲げる旗、よく見れば虎?この団体は大阪出身なんだっけ?実はテーマが“ナニワ”だったのだそうな。歌詞も大阪の単語を盛り込み、バテリアはくいだおれ太郎風衣装で統一。これは楽しいね。今回も優勝はこの人たちで決まりだろうか? パレードを見終えて、再びサンシャインに戻り屋上広場でパフォーマンスの続きを見物。彼らがここで演じている間に審査結果がまとめられるというわけだ。見物しながら片手にはブラジル缶ビール(薄い)。本当はこの後運動しに行くはずだったのだけど、アルコール入れてしまったので、もう今日は最後までここでということに腰を据える。パステウも買ったけど、店によって違いがあり、400円でもセコイのを買ってしまった。フェイジョアーダは売り切れになりつつあるなあ。今度は噴水広場で表彰式となる。三連休ということもあって、サンシャインシティそのものが結構な人出なのだけど、この広場もギャラリーでいっぱい。あまけにサンバ・チームが控えているから人で溢れかえってる感じ。結果、奨励賞みたいなのが自由の森、準優勝?がパーカッションの迫力が評価されたらし世田谷のバッキバ、そして、優勝はGRESウニアン・ドス・・・という意外な結果に。まあ、アレグリアばかりに勝たせてもっていうことかなあ。入賞者がステージでパフォーマンス。来年は仲見世バルバロスにも出て欲しいな。引き続き、ステージではケイシー・コスタという人のライヴあり。別にガル・コスタの娘というわけでもないようだけど、ブラジル生まれ、現日本在住の若い女性歌手。3人の男性パーカッションをバックにアクギで歌う。カイピリーニャ片手に聴くが、オリジナル曲も多少交えつつも“マシュケナーダ”とかお馴染みの曲が多い。声、ルックス、まずまずかな。ブラジル・マーケットではバルバロッサのシュラスコ、そして、フェイジョアーダは売り切れ。でも、もう少し食べたくて、未チェックだった比較的お値段リーズナブルな店のホットドッグを。ぶっといブラジル・ソーセージが挟まってるのだけど、これがうまかった!最初からこの店にしておけば良かったねえ。何やかや飲み食いに3,000円以上も使ってしまった。まあ、代々木公園のブラジル・フェスティバルに行ってたとしても同様だったろうな。もっと飲んで使ってたかも知れない。今回は生憎サンバ展とかないし、ライヴも小野リサみたいな有名どころは出ない。明後日以降はビアガーデンのみ残るようだけど、周囲の屋台も残るのかな?あるなら、夜の帰りにでももう一度寄ってみたいような・・・
2014年09月14日
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9日から、また3週間程ナイチ帰宅致します。今年は結構台風の当たり年みたいだから、初秋の時期はちょいと“避難”の意味合いがあるのと、今月は色々とお楽しみがあるのだ。アメリカンフットボールのシーズンも始まるので、新・川崎球場での試合観戦も勿論だけど、代々木公園での国フェス・シリーズが楽しみなのだけど・・・例年第1週に行われていたスリランカ・フェスティバルは、なぜか最終週の週末27、28日の開催だけど、ヴェトナムフェスティバルが13、14日、そして、ナマステ・インディアが1週早くて20、21日の開催だ。しかし、ここに来て懸念が。連日報道されている通り、日本での突然のデング熱発生。その感染源が代々木公園にありとのニュースだ。シンガポールあたりでもデング熱が発生したら驚きなのに、まさかここ日本で。これも温暖化で暑くなり過ぎたせいなのだろうか?フェスの主催国であるヴェトナム、インド、スリランカはいずれもデング熱感染があるエリアだろうけど、国フェス見に行ってデング熱に感染してはシャレにならない。何より心配なのは、当初の2,3人から、日に日に感染者が増えていてエボラ熱並の勢いを見せている点だ。よもや、国フェスや代々木公園のイベントそのものが中止になったりしないか?それが最大の心配だ。とっても楽しみなんだから、それだけはないように祈りたい。でもって、長袖長ズボンはイヤだけど、蚊の対策は念入りに怠らぬようにして赴きたい・・・
2014年09月02日
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ようやっと終わったソチ五輪。BSも通常番組になってNBAもやっと見られるようになって何より。で、閉会式の録画もようやくチェック。開会式同様に、ロシアならではの幻想的、幽美なステージ。カウンターカルチャーではないけれど、英米に対するロシアの独自色をアピールするという点に惹かれる。人文字での五輪マークで、開会式で失敗した四輪が出て来て、めでたくもう一輪が開くという演出。バンクーバーだかの五輪でも、こういう失敗を逆手に取った趣向があったっけ。バックに流れる音楽に聞き覚えが。あの、往年のハリウッド大作「ジャイアンツ」のテーマではないか。何故?音楽がロシア出身のディミトリ・ティオムキン故だろうか。でも、思ったよりも早めに選手入場が始まってショーは短め。エンタメ絡みでは、ロシアを代表する指揮者&ソプラノ歌手が登場した位。閉会式ながらメダル授与式等が中心だったりする。再びショーになるが、ロシアを代表する画家、シャガール、カンディンスキー、マレーヴィチの世界を再現するステージ。どこまでもアートで格調高い今回の演出であります。勿論、バックはクラシカルな演奏で。ボリショイ、マリインスキーの2大バレエ劇場夢の共演なんてのも、好きな人にはたまらぬ趣向だろう。10数台のピアノが並べられてのラフマニノフ演奏、更に、トルストイ、ドストエフスキー、プーシキン、チェーホフ、ソルジェニーツィン!等、ロシアの12大文豪の世界を再現する一大ショーも。開会式同様に、ロシアが得意とするバレエやサーカスのパフォーマーがフィーチャーされ、音楽はラフマニノフにハチャトゥリアン、プロコイエフ、ショスタコヴィッチ等と。そう、何も英米みたいにポップに走らなくてもいいんだよね。というところで、次の冬季五輪開催地の出番となる。何と韓国なのでありました。ピョンチャンというのは江原郡にあるそうな。まずは“アリラン”の子供唱和、カヤグム演奏、そしてオペラ歌唱。ソチ五輪の格調高さから外れない荘厳さ。しかし、その“アリラン”もジャズ調、ピアノ演奏、ポップ調と様々なアレンジで聞かせる。韓国もそれらの分野では世界的にメジャーなパフォーマーが存在する。登場したのはスミ・ジョー、ナ・ユンソン、ヤン・バンオン、イ・ソンチョル。翻って日本では、内田光子、中丸三千繪、上原ひろみらってことになるのかな?再びロシアのショーに戻り、ディズニー調アニマトロニクスのマスコットキャラ3体が登場。熊のミーシャが聖歌を吹き消しておいて涙する。そして花火ショーのバックはチャイコフスキーの「ピアノ協奏曲第一番」だ。めっきり聴かなくなったクラシックだけど、一番好きだったのはチャイコフスキーだったりする。これで終わりかと思いきや、会場中央にDJ(誰かは不明)が登場してのドンチキドンチキでパーティモードに。あ、一応こういうのもやるんだ。ウクライナへの対応なんかを見ると、相変わらずラシアンは野蛮人だけども、開会式の時も書いたけど、英米調のポップに流れない、ロシアの伝統芸術、文化への頑固なこだわりには感心させられるものがあった。やっぱり、自国は何を誇るべきか、世界に誇るべき文化は何かということを、日本もよーく考えないといけないと思う。2020年の東京オリンピック、競技よりも何よりも、日本の文化的底の浅さを露呈してしまいそうで、やっぱり何だかコワイ気がするなあ・・・
2014年03月02日
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そういうわけで始まったソチ・オリンピック。毎度書いてるけど、競技にはほとんど興味ないけど、式典だけはしかりチェックする。開会式のNHKの録画を今頃視聴。まずはロシア語アルファベット順に、ロシアの誇る、主に芸術と技術分野の人物や事象が次々に登場。実はロシア語もちょいと習ったことがあるのだけど、スッカリ忘れちまったねえ(苦笑)。とまれ、Dはドストエフスキー、Kはカンディンスキー、Eはエイゼンシュテインてな具合に。嬉しかったのはE(の頭に‥)で「霧につつまれたハリネズミ」が登場したことだ。=ユーリ・ノルシュテインだね。このアニメは切手や銅像になってる位ポピュラーだそうな。チェブラシカも出てくればよかったけど、同じ頭文字にチャイコフスキーがいたからね。この冒頭からソチ五輪開会式は、英米のとは趣きを異にする格調高さが漂っていた。会場の床に投影される映像やワイヤーでつられた少女、ロシアの典型的な風景を模した7つの島等、幻想的な趣向が続く。ロシアといえば、現プーチン大統領にも象徴されるように“野蛮人”の国という印象も無いでもないけど、芸術においての質の高さは今尚健在なのだった。従って、音楽や舞踊も英米のようなポップ・ミュージックによるものではない。クラシック、バレエ、声楽等。アレクサンドル・ホロディンの”イゴーリ公”は印象的に何度か流れた。そしてロシアは“馬”なんだねえ。馬も要所に度々象徴的に登場した。話は前後するけど、それらのショーよりも選手の入場の方が先というのも新鮮な演出だった。会場の地下から上ってくる選手団も、ロシア語アルファベット表記による順だった。東京五輪でも五十音順とかいろは順(笑)とかでやった方が独自性が出るのでは。入場更新は日本の次に大トリロシアで、冬の五輪のせいか参加国は少なめだったので退屈しない程度の長さだった。「クール・ランニング」でお馴染みのジャマイカのボブスレーにはがんばって欲しいね。ただ、ニュースにもなってたけど、大統領の登場直後かどこかで雪の結晶が五輪マークになるはずが、四輪にしかならなかったのは、なかなかトホホ。ドヤ顔のプーチンも怒ったろうな。選手団入場後のマスコットキャラ登場は、一転してディズニーランド調に。続くロシア建国物語でも、ロシアらしいタマネギ塔が魚を模して登場したりメルヘンチックに。さすがボリショイ・サーカスを擁する国だからアトラクションは多彩。「戦争と平和」の舞踏会再現も壮麗であった。バレエ・ファンにはたまらん布陣だったのでありましょう。勿論、国威高揚的な内容ではあるのだけど、意外とロシア史を客観的な視点で描いたショーという印象も。50年代あたりを想起させるソヴィエトのグラフィックや工業デザインをフィーチャーしたパフォーマンスも楽しかった。バックにはハチャトゥリアンに、あのタトゥーとは。そして、物語の語り部の少女は赤い風船と共に空に去って入った。“あの娘は〜どこ〜の娘?”って古い(苦笑)。聖火はマリア・シャラポワを皮切りに歴代メダリストがリレーして会場外の聖火台に点灯して、以下は大花火ショーに。ストラビンスキーの「火の鳥」が流れて、まさに火の鳥を模したような華麗な花火。そして、チャイコフスキーの「くるみ割り人形」。さすが、ロシアは自国の誇るべきものをよく知っている。転じて、日本に一番欠けているのはその点ではないかと思う。勿論、プーチン大統領の強権的手法は問題だし、テロリスト呼ばわりしているチェチェンを始めとしたロシアの“弾圧”は、この五輪に影を落としている。手放しで礼賛するわけにはいかないのは事実だけど、やっぱりこういう開会式を見てみると、その国の底力を知らされる思いだ。自国が自信と誇りをもって世界に知って欲しいもの、見てもらいたいものは何か?東京五輪は“おもてなし”なんて言っちゃってるけど、では具体的にそれをどんな形で示せるか。果たして、東京五輪の開会式は如何なるものに?サザンなんてバカ言ってる場合じゃない。日本人以外、誰があれを興味深く見るのか(僕は日本人だけど興味ない)?多少エキゾだっていいから日本にしか示せない趣向を見せて欲しい。太鼓にサムライ、ゲイシャ、キモノ、フジヤマだっていいだろう。音楽監督は坂本龍一でいいとしても、たけしの「ザトーイチ」みたいなちょんまげミュージカルだってありだと思うぞ。パフュームやきゃりぱみゅはありでしょう。7年後も現役ならだけど。宮藤官九郎かどうかはともかく、日本のよいところをしっかり踏まえた演出をしてくれる人物に開会式、閉会式を仕切って欲しいと思うぞ。
2014年02月08日
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今日の国フェスは代々木公園ではないけど2本立だ。まずは横浜・山下公園まで遠征。昨年も行われたらしいフィリピン・フェスティバル~バリオ・フェスタへ。こちらもステージの予定等が一切出てなかったのだけど、昼飯時に行ったら、ちょうど“セレブリティーゲスト”によるパフォーマンス。ま、それを横目にランチだ。ビールは簡単に買えた。初上陸らしいサンミゲルの生。しかし、問題はフードだ。5~6ヶ所あるどれもが長蛇の列。とりわけ、六本木でランチもやってるニュー・ナナイズが一番長い。一応、そこに並んでみるが、30分近く経っても列が進んでいる様子がない。空腹の余り段々腹が立ってきた。戦前に生まれた人みたい・・・一番空いてたけど、さすがにケバブに並ぶのはシャク。妥協してサンミゲルのブースに並んだが、目の前でチキンアドボは売り切れた。結局、なんつったかな?肉の煮込み3種にライスをつけたもの700円也で購入。やっと昼飯にありつけた。しかし、豚のレバーとかバラ肉を煮込んだものかな?何てこたなかった。フィリピン料理はあまりお目にかからないから珍しいものを食べたかったのだけど・・・ステージの方ではヒップホップっぽいお兄ちゃんが、在日フィリピーナの黄色い歓声を浴びていた。さすが、アジアのラテンの皆さん、女性陣は露出度高し。メイクもすごい人いるな。フィリピーナと共に目立つのがフィリピーナ大好きのおじさんたち。さり気なくタガログ語を操る人なんかもいて、フィリピンはオレのフィールドと言わんばかり。他の国フェスに比してもヤケにおじさん率が高かった。まあ、あのフィリピーナのノリの良さを見るにつけ、何となくその理由も理解出来るようになってきたが。しかし、この日は暑い上にあまりまいメシにありつけなかったもんで、ステージの方にもどうも興味が沸かず。出店ブースの方も雑貨とかCDとかは見当たらず、送金サービスや銀行とかばっか(苦笑)。どこまでも在住フィリピン人のためのイベントという感じでありました。フィリピンは個人的に今、注目の地ではあることには違いないのだけど。横浜くんだりまで来たものの、早々に公園を後にすることに。ケバブ・ブースでついドンドゥルマを買ってしまったが。しばし中華街散策(こちらも大混雑)なぞした後、飯田橋へ向かう。久々の旧日仏学園、現アンスティチュ・フランセの美食の祭典。まずはシャンピニオンのガレットで腹ごしらえ。今回のライヴは、ムッスー・テ&レイ・ジューヴェンなるフランスはマルセイユのバンド。ヴォーカルのおじさんがテさんで、以下、ギター(時にバンジョー)、ベース、パーカッション、ドラムの5人で、全員がブルーのシャツや上着着用。まさにブルーカラーのオヤジ・バンドといった風情。MCは英語で。割とブルージーなギターに程良くしゃがれたテのヴォーカルがのる。と言っても、パーカッションがお茶目さを発揮してサウンドは陽性だ。一方でバンジョーかき鳴らしにのせての小粋なナンバーも。なるほど、“地中海ブルース・ロック”とは言い得て妙。おっさんたちだけど、渋すぎずはしゃぎ過ぎず、適度なノリで悪くない。尖がってはいないけど庶民的な風情で楽しく聞かせる。もっともテさんは腰でも悪いのか大半椅子に座ったままだったけど。歌詞はフランス語(+オック語とか)だったけど、案外、社会派な人たちだったらしい。実はマッシリア・サウンド・システムというベテラン・レゲエ・バンドのメンバーによる別ユニットとのこと。このバンドそのものの演奏ではレゲエ色はあまり感じさせなかったけど。キッチリ90分近く演奏して、最後は案外しんみりと終えた。いいね、オヤジ・バンド。マッシリアの方もチェックしたくなった。バンドがマルセイユということもあってか、会場ではパエーリャが売られていた。ライヴ終了後の値引きを狙うも、300円ながら冷え切ったメシであった。リカールとかペルノーとかの無料提供もあって、ペルノー水割を1杯。アブサンではなく度数40度程のもの。ちょっとツンとくるアニス酒、久々に飲んだな。このまま会場で飲んでのつもりが、この晩は撤収が早めのよう。さすがに夜遅くまでのパーチーは近隣のヒンシュクを買ったか?ひっそりした市ヶ谷駅近くでフォーをすすって締め。一ヶ月に及んだ国フェス見物もこれにて終了だ。来年もまた来られるかな?
2013年09月29日
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結局、スリランカフェスティバルには2日間行ったのだけど、祝日の今日はもう諸々のイベントが終わってる。川崎球場でアメリカンフットボール観戦の後、帰りに軽く一杯兼食といきたいが、どーしたものか?というところで、サンシャインシティのフェスタ・ド・ブラジルは今日もまだやってることを思い出した。途中階は閑散だったが、イベント会場には案外人がいる。ブラジル・フェスティバルでは大行列のバルバロサのシュラスコもここならすぐ食べられる。ただ、前に食べた時に結構肉が硬かったので別の店のシュラスコを。即席ビアガーデンでは、一応、ライヴもやっていた。寒い(爆)から屋内に入ったけど。ビールは初めて聞く銘柄だったが、アルコール度数4%で水みたいだったな。かなり秋の様相を見せ始めた昨今では、もう少し濃厚なのを飲みたいところだった。ふと横を見れば、キャッサバドッグというのが売られていて、ちと高い(600円)けど、ちょっと惹かれた。あれにしておけばよかったかなと。そんなこんなで9月のインターナショナルなイベントも、後は来週のナマステ・インディア他を残すのみ。ナイチはもうどんどん寒くなって屋外イベントはもうおしまいの季節だね。陽が沈むのも、やたら早くなってきて、そろそろ沖縄に帰る時期だなあと痛感している今日この頃であります・・・
2013年09月23日
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台風どないなんかな〜と思ってたけど、何とか午後には治まった模様。では出発だ、池袋へ!ケータイの機種変更とかもあるのだけど、まずは何よりサンシャインシティのフェスタ・ド・ブラジルへ。催し盛りだくさんのこのイベント、地下1では小野リサの無料ライヴがある。あの人はなかなかこの手のステージに登場することはない人で、僕自身もまだ一度もライヴは見たことがない。果たして間に合うか?と焦るが、そもそも時間を間違えていたのだ(爆)。3時半からかと思ってたら3時からだったよう。3時45分くらいに到着するが、さすがにステージ周辺は相当な人出。小野はピアノ、ベース、ドラム、パーカッションをバックに歌う。終盤らしく“マシュケナーダ”とか“イパネマの娘”とか定番曲の披露。結局、3曲程は聴けた。まあ、よしとするか。ライヴステージの方は、この後は比較的名の知れた人というと、宮沢はともかく(爆)オレンジペコ(23日)くらい。聴いたことないのだけど、どーなんだろね?この後も大所帯の日本人バンドのライヴがあったよう。僕はとりあえず、ケータイ機種変更の待ちの間に展示ホールのブラジルマーケットへ。サンシャインらしく、だだっ広いところにブラジル関連の商品が脈略なく並ぶ。フードブースもままあるのだけど、フェイジョアーダ800円といったお値段。ビールやガラナの販売もあり。屋外でもビアガーデンがあるのだけど、さすがにまだ風が強くて閑散としてる。天気が良ければこちらでもライヴ演奏があるらしい。小腹が空いたのでコシーニャ等をつまむが、ビールは飲まず。リオ・サンバカーニバルミュージアムは見ておきたい。どうやら、60階の展望台のところでやっているらしく、そこへの入場料が620円程かかる。エレベーターを待っていると、後から来るのはカップルばかり。夜景目当ての人たちなんだよね、何か場違い〜 ままよ、こちらは夜景よりもカーニバルである。カーニバルの歴史や起源、その制作の裏側等、それなりにキッチリと展示されている。サンバのチームは正しくはエスコーラと呼び(小規模なのがブロコ)、それぞれに役割と名称がある。いつもパレードのリポでテキトーな記述でお茶を濁しているけど、ここらの用語をキチンと踏まえた上で書かないといかんですね。それぞれのコスチューム展示に加え、バテリアの楽器群も展示され手に取れる。うん、まずまずの見応えであります。ラウンジではブラジルビールも提供。でも、ああカップルばっか。展示見終わったら早いとこ立ち去りませう(苦笑)。 機種変が終わったら、また戻って何か食べようかと思ったけど、正直期待した程のものではなかったのでパス。シアターでの映画(DVD)上映もあうのだけど、500円位なら見てもいいのだけど。作品そのものは興味深いのが多いのだけど。他に、サンシャイン内のレストランやショップも某かブラジル要素を織り込んではいる。でも、やっぱりサンシャインレベルだなあ。マーケットやステージは平日はお休みで来週末再開ということらしい。まあ、代々木公園の国フェスの合間に余裕があったら、また寄るかどうか。結局、素面のままご帰還・・・
2013年09月16日
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何かやたらに力が入ってる感じの池袋サンシャインシティでのブラジル・イベント。サンシャイン通りでは初のサンバカーニバルが開催されるということで、2週連続でサンバパレードが見られる幸運とばかりに、朝7時起き!で向かいやした。何せ、10時スタートってことで。早いよなあ・・・でも、何ものっけからでなくても良かったかも。ご来賓挨拶とかそんなのが長くて肝心のパレードがなかなか始まらない。このカーニバルは9組が出場で、一応、コンテスト形式だそう。浅草にも参加の有名どころは数組。生憎、仲見世バルバロスは不参加。通りの、ABCマートとケンタのところから東急ハンズまでをパレードする。まずは東京五輪決定おめでとうパレードだそうな。大泉市と提携しているようで、彼の地在住のブラジリアンらしい、本格サンバダンサーが先頭を務める。さすがに迫力あるなあ。ようやっと参加チームのパレードとなる。まずはフロール・ヂ・マツド・セレージャという、その名の通り松戸のチームから。一応サンバガール(?)もいるファミリー参加の微笑ましい団体ではあるけど、やはり迫力では劣る。サンバチームは、どこも素人といえば素人だけど、浅草に参加しているようなセミプロ的団体に比すれば、今回の参加チームはいかにも素人くさい。それでも、次のアラウォドゥドゥのパーカッションはまずまずの迫力。リオの参加経験者も在籍というケール・スウィンガール・ヴェン・プラ・カーなる団体、赤ん坊背負って参加のママまでいる。しかし、パレードが連続して行われるわけでなく、チーム毎のパレードの間に間が空いて結構退屈する。バカでかいカメラを抱えて割り込んで来て、ダンサーのケツだけ撮ってそそくさと移動していくバキャメラマンおやじどもにもむかつく。もっとも、このパレードは、いわゆるあのサンバガールズのいる団体はそう多くなかったけど。だからってわけじゃないけど、これ、ずーっと見てなくてもいいかなあと。後半に登場する主要な団体だけチェックすれば充分じゃないかと思えて来る。なので、合間に少し空腹を満たしたり用足しをしたりも。国際基督教大学の学生たちによるICUラムズとかケチャとか何でもありらしい世田谷の団体バッキバはざっと眺め、これは肝心かな、ブロコ・バハヴェントをチェック。バテリア群に続きカポエイラ陣がパフォーマンスしながら続く。生憎、ケツ狙いバキャメラマンお目当てのサンバ・ガールズは今回少なめである。ケツばかり追っておらんと、サンバのビートに身を委ねるのが、カーニバルの正しき楽しみ方だろが。とまれ、自由の森学園サンバ音楽隊は浅草で高評価を得ている団体だそう。次のGRES・ウニアン・ドス・アマドーリスも学生団体で、今年の浅草で優勝したチーム。多少、サンバガールズもいるけど迫力不足は否めない。バテリアは昆虫というか、仮面ライダーみたいな被り物で。 期待の大トリ、GRESアレグリアは、なかなか不思議なコスチュームが目立つ。旗手の衣装にはでかい猫の顔が。どうやら「不思議な国のアリス」がテーマなようで、チェシャ猫やら白うさぎやらドードー鳥を模した扮装でパレード。締めらしい賑やかさだった。 で、コンテストの結果は、やはりというかアレグリアが優勝で、アマドーリスが準優勝という結果だったらしい。浅草の規模・レベルに較べたらまだまだだけど、果たして、これは来年以降も継続するのか否か?サンシャインシティのブラジル・イベントそのものは、また後日に訪れるとしよう。何せ、一ヶ月以上やってるらしいから。今日はまた別のイベントがあるもんで。その模様は、また明日の日記にて・・・
2013年09月14日
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埼玉の地元で毎年サンバカーニバルが行われている。ナイチに帰って来て3日目、折よくカーニバルの日に遭遇。今回も仲見世バルバロスが商店街をパレードする。用事を終えて6時過ぎに見物開始。日の短いナイチは既に日が暮れている。今日2度めのパレードに間に合い、バルバロスのバテリアたちの賑やかな演奏が聴こえてくる。今回も雨予報が出ていたけど、天気はどうにか持ちそうだ。昨年同様にフィナーレは、駅前に停められたトラックの荷台の上の俄かステージとなる模様。まずは一群を追っかけ追っかけ。いつものサンバガールズのみならず、今回は実にバラエティ豊か。先頭にチャイナドレスの人がいればベリーダンサーみたいな人も。定番のサンバガールズに続いてはアメリカン・インディアン風、ライオンキング風、更に男性は船員さん風と実に様々。バテリアも含め50人余の大所帯だ。因みに、今年の浅草サンバカーニバルでは、バルバロスは3位だったよう。テーマは“世界の旅”だったのだそう。それで、色とりどり、各国の様々なコスチュームに趣向を凝らしていたというわけか。サンバガールズの写真を撮りまくるおじさん多々だけど、しっかりバテリアの演奏に拍手、手拍子で応えないと。今回も華麗なる大熱演を繰り広げてくれたバルバロス、心からの喝采を。バルバロスではないけど、来週末は池袋サンシャインでもサンバカーニバルがあるそう。当然、行きまっせ!では、後は画像の方で・・・
2013年09月07日
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気がつけば今日からフジロックフェスティバルであります。最後に行ったのは、もう3年前?最早よほどのことが無い限り行くことはなさそうだけど、やっぱり開催は気になるものだ。スカパーでは夕方の時間帯に生中継番組あり。少し見ながらも録画を後で視聴。生と言っても、会場のブースから、日本語が達者な白人と、“ワーオ”しか言わないハーフっぽい娘がミュージシャンをゲストにリポートてな内容だった。ライヴもあるけど、録画映像。何だよ。とまれ、今日既に各ステージで行われたパフォーマンス、エディ・ロバーツ・ウエストコースト・サウンドなるバンドは、白人中心ながらファンキーなインスト演奏。西海岸のMGズってとこ。ドラマーはダーティダズン・ブラスバンドのメンバーだった。ソイル&ピンプ・セッションとケムリもちょいと。ルート17ロックンロール・オーケストラなるバンドは、腕っこきミュージシャンに加えて、甲本ヒロトらがヴォーカルを取る。大江慎也はちょっと場違いなくらい見事なオッサンルックスだった。ようやく生中継になって、スパークスなるオタクっぽいユニット。キーボードのおじさんがジョン・ウォータースみたいだった。ここで雨が降り出し、ホワイト・ステージの中継へ。アイスランドのオブ・モンスターズ・アンド・メンというバンドはポップなナンバーがまずまず。3曲位続けて中継したが、お時間途中中断と相成った。おいおい。しかし、すごい雨降ってるよ。3年前もめちゃめちゃやられたよなあ・・・フジロックも、かつてのワウワウみたいに独占中継ではなく、細切れで色々なCSチャンネルで放映されるよう。MTVとスペースシャワーである程度見られるみたいだけど、一番長く放送されるフジテレビネクストに再加入すべきか?そも、インターFMでも生中継してたようだし、ユーチューブでも見られう。もっとも、無線ランで不安定なもんで、あんまりこまめにネット動画は見ないのだけど。ナイチでは伊勢丹でのオリオンビアフェスタが既に3日目、明日は新宿エイサーだ。一方で、部屋のすぐ側の桜坂劇場では明日からアサイラムだそうで、ウエルカム・パーティみたいのをやってて賑やか。浦添ではてだこまつりだし、栄町のイベントも明日あるはず。こんな時期にお仕事すべきじゃないよねえ。早いとこ切り上げて某かのお祭り見物に繰り出したいもんだね。
2013年07月26日
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このためにナイチに帰ったとも言えないこともない代々木公園でのブラジル・フェスティバル。本来は日曜に登場するルアン・サンタナがメインなわけだけど、日程の都合で本日。一応、今日もブラジルから来日のミュージシャンがステージに出るらしいので。4時近くに公園に着くと、シルヴィオ・アナスタシオという日本在住の人らしいブラジリアン・ポップなステージ。バックは日本人たちだけど、まずまずの演奏。なかなか酒や食べ物を買いに行けない。続いてのステージはサンバらしい。それが見たかったんだよね。但し、ミスト・ケンジはオール日本人?今イチ似合ってない派手衣装のバテリア。こりゃいいかなと思ってフード屋台に行きかけたらダンサーが登場して慌てて戻る。今回は浅草のも地元のも見られそうにないからねえ。羽つけたダンサーズの舞を眺められるのはここだけか?来た甲斐があったというものだ。次がブラジルから招聘というイヴォ・ペソアという人。しかし、おじさんがカラオケ歌唱でアダルトめなポップを歌い始めた。あれあれ、こりゃいいや。と、やっとビール買いに。本来はブラジル・ビールをというとこなのだけど、ペルーのビール、クスケーニャのダークがあったので試してみる。今日はさほど暑くないので甘めのスタウト系も悪くない。で、フードはといえば、やはりフェイジョアーダが食べたい。いつぞや、思いっきり缶詰開けて供されたことがあるので、少し値段高めのものを求める。いくら何でも作ってるのではと。牛のバーベキュー串と合わせて1000円と奮発。本物のフェイジョアーダは、豚の色々な部位が煮込まれていて山羊汁のような濃い代物だ。今回食べたのも肉量は充分。味の方は、まあまあかな。他にも食べたいものはあるのだけど、今日はもうこれで無理かなあ。まだ、6時前なのだけど・・・ステージの方に少し戻ると、ペソアさんは依然カラオケ歌唱だけど、割と色々なタイプの曲を柔軟に歌いこなしている感じ。実力はある人なのだろう。今回はカシャッサの51も店を出していて、カイピリーニャが大中小3サイズ。小をもらって会場内をウロウロ。友人がカポエイラ絡みでいるらしいけど、どこでカポエイラが行われているかよくわからず。本当は明日も来たいのだけどねえ。コシーニャとかも食べたいな。逆にパステルは、沖縄の祭で必ず出店しているからナウン・オブリガードだけど画像は何かスパークリングワインのブースで)。まあ、とりあえず雰囲気は味わえたからオッケーかな。露出度高めの人多かったし。ナイチはこの数日はたまたま涼しかったみたい。沖縄でもどっかでサンバが見られないかな。宮城姉妹ってか?いや、もっとおっきくて迫力のある人たちで・・・
2013年07月20日
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誠に今更ながらロンドン・パラリンピック閉会式の録画を見た。五輪そのものの開会、閉会式はともあれ、パラリンの方は結構穴と言うか見逃しがち。そういう自分も開会式は見逃してしまった。誰が出たんでしょ?で、閉会式はといえば、これはもうコールドプレイ・ショウでありました。ところどころに障害者を配するのは、このイベント故だろうけど、やはり、詩の朗読みたいのがフィーチャーされるのは、さすがイギリスではある。で、とにかくコールドプレイだ。リアーナも数曲で加わる。これはファン的にはたまらんものだったみたいで、ネット上ではご丁寧にセットリストまでアップされていたりする。一方で、こちらがより注目はブラジル・パート。カルリーニョス・ブラウンに続いて、オス・パララマス・ド・スセッソ(ヴォーカルは車椅子だった)、そしてカルメン・ミランダみたいなコスチュームのカルマジ・グレイタスという人が。サンバは勿論、カポエイラもありの派手なダンス・パフォーマンス・ショウ。勿論、こっちの方が良かったよん!ちょいと短かったけどね。最後は再びコールドプレイに戻り、ジェイZとリアーナが加わって締め。五輪閉会式でヒンシュクを買ったことで学んだようで、NHKのアナもちゃんと出演者名と曲を告げていた。まあ、五輪が子供からお爺ちゃんまで的な総花的な顔触れの一方、こちらはコンテンポラリーに固めていたので、むしろスッキリしていたかも。何はともあれ、4年後のリオデジャネイロ・オリンピックが楽しみだ。無論、開会式と閉会式がね!
2012年09月24日
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わざわざ上京したのに、映画1本だけ観てすぐさま地元に戻ったのは訳がある。毎年恒例、地元商店街によるサンバカーニバルが開催されるのだ。3時からというふれこみだったが、下りの電車内に大きな荷物を抱えた女性がチラホラ。どうも演者と思しい。仲見世バルバロスのサイトには5時からと書かれていたので、そちらの方が間違いなさそうだ。なので、一旦帰宅して出直し。4時過ぎに駅前に着くと、案の定、僕の嫌いなよさこいが繰り広げられている。今回はポスターも作られておらず、カラーコピーみたいなのが張り出されているだけど。スケジュールやパレード行程のインフォメもロクに出てない。露店も少なめだし、何だか手抜き臭さを感じる。このイベント、なぜか毎年ステージの設置会場やパレードの行程が微妙に変わるのだけど、今回も、ステージは駅前に停められたトラックの上でとなるよう。缶ビール飲んで待つうち、5時過ぎに本当のサンバカーニバルがスタート。昨年来の短めのパレードコースだな。それでも、昨年、一昨年と雨の中の大奮闘が感動的だったバルバロス、今回もありったけの笑顔とパワーで熱演を繰り広げる。バテリア陣には例年以上に高齢な方も目立つけど、元気いっぱいなのは変わらない。1年振りの開催となった今年の浅草カーニバルでは惜しくも準優勝だったそうだけど、しょぼくれた地元商店街にカツを入れる気合は充分だ。ホント、よくぞこんなとこまで来て下さいました!どうにか天気ももって、今回は2回のステージとパレードを披露してくれた。誠にお疲れ様です。まあ、後はお約束の画像をご覧いただきませう・・・
2012年09月01日
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本場ではないけれど、異業種輸入祭?として浅草サンバカーニバル等と並んでスッカリ定着したものとして、すみだ錦糸町河内音頭大盆踊りがある。31回目を迎える今回も見物に臨むが、折角、上京するので、その前に久々に大井競馬場に寄ってトゥインクルレースをちょいと堪能することに。まだ府中とかの中央競馬場に行ったことはないのだけど、競馬場はちょいとしたワンダーランドだ。大井の場合、昔ながらの屋台っぽい売店と最近出来たお洒落なレストラン等が併設。ガチ派も冷やかし派も両方楽しめるようになってる。お洒落系の方ではギネスやベルギー・ビールも飲めたりする。一方で、つまみは昔ながらの煮込みや串かつてな具合に。キャラクターのうまたせくんも好きで、Tシャツ2枚持ってる。何より夕暮れ時の競馬場は広々としたターフに涼しい風が吹き込んで実に気持ちがいい。勿論、間近で見る馬とその走りも迫力満点。ギャンブルしなくたって充分楽しめるのだ。そうは言っても少しは賭けないと面白くない。なので、第8レースで100円投じた(苦笑)。予想なぞ参考にせず適当に決めるもんで当たるわきゃないのだけど、ちょいとスリルは味わえる。間近で出走とゴールを眺めた後、ビール片手に中央の広場もウロウロ。競馬場の雰囲気を楽しむのだ。7時を過ぎたあたりから勤め帰りの人たちがワラワラと入場してきて、競馬場は賑わいを増してくる。生憎、こちらはメインイベントがあるから、そろそろ辞すお時間。やっぱり、もう数レース分、のんびり眺めるなり賭けるなりしたかった。8時半過ぎなら錦糸町行きの無料バスもあったのだけどね・・・なので、電車を使ったら錦糸町までは思いのほか時間がかかってしまった。錦糸町河内音頭大盆踊り、こちらは早めの時間の方が人が多い。やっぱり、近所の家族連れ中心なので、河内音頭が佳境になる9時近くには皆帰り仕度の態勢になるのだ。だから音頭そのものを楽しみたければ遅めの時間の方がいい。勿論、中入りは8時近くからだし。しかし、今回は出演者が若手中心ってことだったらしい。いわゆるビッグネーム的な人が見当たらず、演者の平均年齢も相当下がったのではないか。いかにもゴリゴリのおっさんが浪花節的に唸る方が雰囲気が出るのだけどね。トリ前に出てきた幸いってんなる人も40代前半くらいか。演目もお馴染みの歴史ネタではなく、男女関係を歌ったものとか新しめ?のもの。大トリのファミリー光博という人も50代くらい?三味線は河内オンドリャーズの虹友美だ。それで思い出したけど、ステージバックの提灯に目を凝らしたら、何と、あの“とび喜代”さんのがあってびっくりした。一つ1万円だったかな?とまれ、トリは30分の熱演でもって大きな拍手で迎えられた。ただ生憎明日は朝が早いもんで、僕は早々に退散せざるを得ず。“本場”の方の盛り上がりに思いを馳せつつ愛早に錦糸町駅へと向かった。
2012年08月30日
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高円寺阿波おどりは、情報としては知っていたけど、行ったことがなかった。阿波おどりといえば、沖縄のカチャーシーの、あの手の振りがうまく出来ない時に“単なる阿波おどりだな”などと揶揄する時によく使うように、踊るのに左程テクニックや熟練を要しない、良く言えば誰にでも容易に参加出来るタイプの踊りという印象だ。それ故にエイサーのような技を堪能する要素が希薄な気がして、あまり興味が湧かなかった。一方で、祭囃子に関しても、よくある日本のお囃子のパターンという風に思い込んでいて、ヴィジュアル面サウンド面双方で魅力薄に思えていたのだ。更に、徳島の阿波おどりではなく、東京は、江戸下町でもない“高円寺の”阿波おどりである。苦肉の町おこしとして無理矢理始まった亜流の祭りの印象も拭えない。地元近いところでも“・・・よさこい”てのが毎年行われていて、見た感じお粗末なシロモノで、そんなレベルではと思っていた(そも、よさこいが個人的に嫌い)。しかし、考えてみれば先月の新宿エイサーまつりにしたって亜流も亜流。正直、あの祭りのクオリティはあまり高くはないとは思うけど、沖縄だからまあいいかという部分もあるけど、結構楽しんでいることには違いない。更に言えば、地元や浅草のサンバは大いに楽しんでいたりする。勿論、ヴィジュアルの要素は大きいのだけど。それに、聞けば、高円寺の阿波おどりは実に56年もの歴史があるという。それは伊達じゃないだろな。“本場”のものではなくても、回を重ねることで独自の発展を遂げる祭りもあるだろう。富山のチンドンコンクールはちょっと別としても、今週開催される錦糸町の河内音頭なんかはその例と言えるだろう。更に、行ってみようという気になったのは、やはり久保田麻琴が監修・レコーディングしたCDの存在が大きい。「そめき」という、そのCDをまだ聴いてはいないけど、世界の音楽に通じた達人が認めたサウンドとなれば、それは大いなる魅力を秘めたものに違いない。前置きばかりが非常に長くなったけど、そう思って2日目の本日に高円寺に繰り出すことと相成った。JRの高円寺駅を降り立つと、想像以上の人出に驚かされる。そりゃあ56回も続いているお祭り故に当然ではあろう。思いのほか、若い人の姿も目立つ。踊り手の方もまた然り。一方通行で進まされ、僕は地下鉄の新高円寺駅方面へとタラタラ歩いて行く。かなり細い道の商店街に踊り手たちが待機していて、こんな狭さで練り歩けるのかな?と思う。ただ、メインの演舞場はJR駅に連なる大通りとアーケード商店街の下らしい。生憎、そこらは既に人でいっぱいだ。むしろ、新高円寺に向かう細い道のあたりは裏道もあるので穴場と言えたかも知れない。高円寺は小さな店が半端でなく多くて、実に多くの店が飲食物を提供する。演舞が始まる前に、まずはそのバラエティの豊かさに目移りしてしまう。5時になって踊り手たちが進み始めた。最初の一郡は編み笠を被った若い女性たちで優雅に舞う。次に手ぬぐいを被った老若男女が威勢良く舞う。子供たちだけの団体もある。最後尾に70cmくらいの太鼓が5、6人、更に鉦、三味線、笛らのお囃子陣。そう、お囃子は全て生演奏なのだ。この隊列の構成はサンバに似ている。そうか、阿波おどりは日本のサンバのようなものなんだ、とこの時点ながら勝手に納得。鳴りもの中心でファンキーなのもサンバ的だ。踊りに関しても、確かに左程の技術はいらないかも知れないけれど、思っていた程簡単ではなさそうだ。カチャーシーよりも手の振りが早い分、手先は疲れそうだ。中腰気味の踊る態勢も結構しんどいのではないか。ただ、今回はあまりそのヴィジュアル面には重点を置いてない。問題は音の方だ。でかい太鼓が数台連なっているので結構音はでかい。何より鉦の音の響きが賑やかだ。正直、よくある日本の祭囃子だなあとは思えたけど、練り歩きが一区切りつくと、突如転調してテンポアップしたりする。その辺りにはスリリングさを感じる部分もあった。しかし、これが“発見”という程斬新に聞こえるものかと言えば・・・“灯台下暗し”というか、割とよく耳にしているようなものは、あまり気に留めなかったりするもの。雑踏の中、思う様に進めぬ状態で耳にする祭囃子はプリミティヴな響きに惹かれつつも、一発で好奇心を鷲掴みにする程のものかと言えば・・・JR駅前が練り歩きの終点で、ここで祭はクライマックスを迎える。確かに、思った以上に幅のある囃子が聴けて一本調子ではないのだけど。今回は初めてということもあって、コース等の下見もせず予備知識も無かったので、次回はもう少し攻略を考えた後に祭見物すべしと思う。混雑を避けて終了30分前に、JRではなく地下鉄・新高円寺駅から乗車する。帰りに新宿のタワーレコードに寄ったところ、折良く、久保田麻琴の「ぞめき壱」(高円寺篇)の試聴が出来た。これはフィールド録音ではなく、しっかりスタジオだかでレコーディングされたもののよう。この音だけを集中して聴けば、確かにいい。太鼓の重低音が見事で、魅力的な“ワールドミュージック”に聴こえた。最初にこの録音を聴いた上で祭に臨むべきであったかな。一方で、本場徳島の方の録音が後で、「ぞめき弐」として出ているけども、そちらは?まずは図書館で借りて(笑)サウンドを堪能した上で、来年の祭に備えるとしようか。あ、来年のこの時期に日本にいればだけど。
2012年08月26日
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以前、門前仲町に住んでいた時は、祭の日は祭囃子で目が覚めたものだった。今思えば何と幸運な時だったろう。深川八幡まつりの三年に一度の例大祭は、本来昨年だったのだけど、震災の影響で1年延期され今年の開催となった。最早住民ではないからとはいえ、午後にようやく出動という気合の入らなさだけど、とにもかくにも祭見物決行だ。時々雨予報がウソのように好天。水をかけまくる祭にはふさわしいジリジリの暑さだ。門前仲町駅に降り立つと、さすがの人出で歩行もままならない。これは富岡八幡宮から少々離れ、新川の方まで進む。ここだと若干の下り坂なので、永代通りを降りて来る神輿を見やすいのだ。因みに、僕が住んでいた頃に、ここらに、あの松井もいたことがあるらしいし、故・安岡力也は嫁の実家が八幡宮近くで祭に参加していたとか。通りに数ヶ所の水かけポイントがあり、神輿が到来すると親の敵みたいに?水をかけまくる。ギャラリーもとばっちりを食らって水浸しになることもしばしば。でもまあ暑いからいいじゃない。神輿の終点は八幡宮を過ぎて木場に近いところだったっけ。前は裏道を自転車で走って追っかけたっけ。祭が終わった後、裏通りの路上で担ぎ手の労をねぎらう宴の様子も楽しい。以前あった立ち飲み屋ももうないし、周囲にはビルばっかり増えてしまったけど、裏通りにはまだいい光景が残ってる。都心といえども地域コミュニティがまだまだ健在な様子なのが何だか嬉しい。
2012年08月12日
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代々木公園の国フェスは、昨日のナマステ・インディアをもってひとまずながら、もう一つの国フェスとも言うべきイベントが今週末に。それは、こちら。今年は無料なようで結構結構。毎回、あの場所であんな遅くまで騒いでいて大丈夫なんかな?と心配になるけど、秋の夜長はおフランスのエスノで楽しませてもらうとしよう。
2011年09月26日
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今日は東京ジャズとかフィルムセンターの展示とか他にも行きたいところはあったのだけど、やっぱり行きたいブラジルフェスティバル。天気は不穏ながらも、午後になってえいやと自転車で家を出る。しかし、途中で示し合わせたように雨が降り出す。しかも豪雨だ。ウインドブレーカー着用とはいえ、これはたまらん。しばし、雨宿り。そんな具合に雨に二度も行く手を阻まれ代々木公園に着いたのは3時過ぎ。富山のスキヤキでショーを見るべくチケットも買ってあったブロコ・ヴァハベントのステージは3時から。まさにフィナーレを迎えているところだった!サンバガールズではなく、水着のイケイケお姉さま方が多数。バックにバテリア隊。う~ん、盛大な盛り上がりの中、早々に終わってしまった~。とりあえず飲み物をということで、扁桃腺はまだ腫れ気味ながら、ままよとノヴァスキン・ビールを買う。まずは肉を食らわねばと、シュラスコ串を1本買うが、ブラジルの肉って老人なら絶対喉につまらせる大きさ固さであります。噛み砕くのに一苦労。ステージの方は、これまたオレンジの水着衣装のお姉さま方(先程同様“ギャル”ではない)が登場してダンス。この頃になると空はすっかり晴れ上がりフェス日和の様相。暑さの中、あちこちで打楽器の音色がこだまし、ブラジルのフェスにふさわしい雰囲気。CDやDVDを物色し、カフェ・ド・ブラジルのシャツを2枚買う。更にコーヒー豆も買ってカイピリーニャも一杯。目ぼしいフェイジョアーダを出していた店は軒並み売切れという悲しさ。そんなこんなと物色するうちサンバ隊が練り歩いてきた。バテリアのみだが大賑わいで公園を廻る。勿論、カイピリーニャ片手に後をついていく。以前は我が地元にも薄着のブラジリアン・ギャルがそこそこいたのだけど、不景気な最近めっきり見かけなくなってしまった。景気が良ければ色々な人が集まってきて、街は活気づいて楽しくなるものなのだ。また戻ってきて欲しいなあ。とまれ、早めの夕食はスズキとキャッサバ等を煮込んだシチュー&ライス1000円也。でも、思いきりビニールパックから取りだしてたなあ。味はといえば、やっぱ缶づめ系のテイスト・・・ああ、うまいフェイジョアーダが食べたいよ!割引始めた飲み物類を購入してちょいと早めに帰途に着く。帰り際にまたしても雨がぱらついたけども。何やかや数千円使って財布は小銭しか無くなってしまったぞ!国フェスの中でも、このブラジルフェスがいつもとりわけ出費が多いのでありました。帰ったらもうちょいカシャッサ飲むかな。
2011年09月04日
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