全110件 (110件中 1-50件目)
同僚からライヴのお誘いがあったのだけど、この日は、昨年に続き、またぞろ来沖のナオユキ公演を優先することに。今回も2週間くらい沖縄に滞在し各所でライヴをやるのだけど、今日のハコはプンガポンガというブラジル帰りのウチナーンチュの人がやってる店。ここ前々から行ってみたくて、何かイベントがないかとチェックしていたのだった。以前は市場近くの小さなコーナーでやってたと思うけど、今は公園側に店舗を構えている。19時オープンって話だったけど、まだ店が開いてない。てか、店主さんらしき人が大きな荷物を持ってまさに到着したところだった。こりゃあ、開店はまだ先かなと側の公園を巡る。店の前にも猫が数匹いたようだけど、公園にも猫がいっぱい。捨てられたのかも知れないけれど、餌は貰えてるみたいでのんびりしている。で、店に戻ると、他にも待っているらしい客が2人に芸人当人も。ようやく、店が開いたのは開演時間のはずの19時半過ぎ。10人も入ればいっぱいの小ぢんまりした店内、店主さんが台湾だかから帰ってきたばかりだからフードはあるのかなと慮りながら、とりあえずビールをもらって開演を待つ。客は一人加わって自分を加え4人、他の3人はいずれも知り合いで店ともお馴染みのようだ。フライヤーを作ってる人やらお店をやってる方、あの浮島通りの柏屋の経営者?色々興味深いけれど、今回は特に深入りはせずにナオユキの方に注力する。フード可ということでフェイジョアーダをお願いする。わーい、久々にありつけるぞ、これを期待していたんだ、時々、無性に食べたくなるからね。店内には人懐こい猫が2匹うろうろ。頼んだ品に留まらず、店主さんは揚げ物類を色々とサービスしてくれる。自分も含む数人の客が中央のテーブルに集まりナオユキのパフォーマンスを鑑賞する。ナオユキの酔っぱらい芸は、特に顔芸が進化している。前回も書いたかも知れないけれど、酔っぱらいパフォーマンスは桂枝雀を彷彿とさせる。途中途中でグラスを重ね、本人も結構酔っている感じだけど、昨年のようなグダグダ感はなく、そこそこ緊張感があるのは、むしろ観客の少なさ故?45分くらいの前半が終了して、ここでカイピリーニャを注文。ブラジル定番ものを久々に味わえて幸せ、人懐こい猫ちゃんも自分の側にいてくれて、これまた幸せ。飼い主は3日くらい不在だったらしいけど、こういう猫の飼い方を見ると、自分の飼い方はどうだったのだろうかと、改めて振り返る機会になる。さて、後半。面白かったのは、ここで新規のお客さん二方。と言っても、ナオユキを目当てではなく、たまたま。このお店では色々な企画を模様しているようで、その勉強会?の準備で訪れたと言う地元出身らしい、おじいおばあ。歴史研究の方々?僕がたまたま着ていた“不屈”Tシャツ(瀬長亀次郎の不屈館の)に、すぐ反応するような、そういう方々だ。自分の出自は特に語らなかったけれど。この人たちの、ナオユキの芸を見つめる視線が面白い。つまり、芸とは思っていなくて、本当に酔っ払って喋ってると思っていたようで、おじいの方は、“アルコールには気をつけて”みたいな戒めの言葉を発していたような(苦笑)。それでも、おばあの方は、途中からペースを掴めたようで、ここぞというところでは笑っていた。まさに、“お笑い界のトム・ウェイツ”と言うべき、ナオユキの迫真の芸?が、ちょっとした緊張感をもたらした瞬間。今回もなかなか笑えたで〜。終演は22時過ぎになった。奮発して新作のCDも購入してサインももらった。沖縄ツアーはまだ始まったばかり、もう1週間はあちこちでパフォーマンスする。こんなにマメに沖縄をまわっていく人、なかなかいない。しかも、年に2回だからね。春一番は、結局、来年もやるっぽいぞ。ということでプンガポンガを辞して、向かったは、徒歩5、6分の距離のペーニャあまんかい。ラテン系のお店の老舗として40年の歴史を誇るが、僕は初めての訪問。冒頭に書いた通り、今夜はこちらでフォルクローレのライヴがあったのだけどライヴは辞した。でも、在宅勤務でリアルには久しく会っていない同僚と会うべくお店へ。加えて、このお店も色々あって・・・店主のシルヴィオ・モレノさんは、40年前に軍事政権のアルゼンチンからギター1本だけ持って脱出。沖縄に住み着いて結婚して、この店を構えたそうだ。途中で移転はしているようだけど、安里のお店、ここにあったのかと今更ながら知った。アルゼンチンのフォルクローレのミュージシャンであったモレノさんは、アルベルト城間らにも影響を与えたそう。同僚はこの店の常連だったそうで、モレノ・ストーリーは奥さんのリンダさん以上に詳しい?ようだった。ライヴを行ったフローレス・デュオは、大阪は豊中在住で、現地では知る人ぞ知る存在。彼らは、明日は宜野座で演奏だそうで、食事を済ませたら機材を車に積み込み、自らの運転で移動、大変だねえ。残ったのは、僕と同僚のOさんで、リンダさんの好意で、残った食事(笑)をいただきつつ積もる話を。まあ、概ね、自分の猫の泣き言だったのだけど(苦笑)。濃い夜であった。久々に日にちを超えて部屋に帰還。もう、猫はいないからね、ここらは気兼ねはない、いや、却って虚しくはあるけど。3時就寝で、さて、明日もまた飲むぞってか。
2023年07月07日
コメント(0)
久々にNHK「ブラタモリ」を、何せ、お題が“大阪・梅田〜カオスな梅田はどう生まれた?〜”だったから。自分はどちらかというと、ミナミの人なのだけど、梅田の、あの地下街は好きというか、確かに色々謎なので、これは興味津々。JRは大阪駅、阪急と阪神は大阪梅田駅、でもって地下鉄は梅田の名がつく駅が3つある。それぞれが地下道で繋がっていて、まさに梅田ダンジョン。目指す店を探そうとしても、なかなかたどり着けやしない。しかも、やたらに細かい段差がそこかしこにある。あの地下道は何であんなことになったのか。梅田の始まりは、「曽根崎心中」で知られるお初天神(露天神社)だそう。元々は繁華街の橋の田圃だったところで、実は、梅田は、埋め田の当て字何だそうな。街中には今度は歯神社というのがある。これは、川の水を堰き止めた御神体を祀った神社で、歯止めで歯痛に効く神社って、昔から大阪ってボケが浸透してたんかい?地下道の高低差は地盤沈下によるものだった。梅田の地下は粘土層で柔らかい上に、地下水を多く吸い上げて、あちこちが地盤沈下にさらされたそう。で、迷路のような地下道は、実は地上の道に沿って造られたそうな、それは知らなんだ。つまり、地上の道を把握していれば、地下道を攻略できる?いや、無理だな。ただでさえ、方向音痴だし。番組には登場しなかったけど、これに駅前ビルの地下道も合わせると、ますますわけがわからなくなる。大阪の交通渋滞があまりに酷くて、元々は路面電車が走っていたのを地下鉄にして、人々を地下に流すようにした結果だそうな。更に、梅田は再開発が進んでいて、新たな商業ビルが建設中、地下道もそこまで延長されるとか。迷宮はますます増殖するわけだ。大阪も一度住んでみたいくらいに好きなのだけど、何せ、今の維新の悪の帝国みたいなザマでは、訪れることもままならない。どっかで世の中変われば、また大阪の食や文化を味わいたいけどねえ、無理かなあ・・・
2023年06月10日
コメント(0)
10日ほど前の日記に書いたけど、とうとう、春一番の開催が発表された。すわ、GWは大阪に行くかと意気込んだけれど、第一弾の出演者が発表になって確認すると、まあ、代わり映えのしな顔ぶれだ。そりゃそうなのだけど、う〜ん。前にも書いたけど、実際、大阪に行くには色々と困難な状況がある。それでも、これで最後となるなら行かないでかと思っていたけど、最後かどうかはハッキリしない。いやでも、もし最後だったとしても、この顔ぶれでどうしても見に行くかい?と改めて考える。開催は5月3日〜5日。まず3日の出演者で見たいのは大塚まさじとヤスムロコウイチ。しかし、行けるのは4日、5日だろう、そこ、まず残念。じゃあ4日の出演者で見たいのはとなると、いないな(爆)今のとこ。あ、有山じゅんじがちょっとくらい。で、5日はというと、ナオユキにハンバート、それに木村充揮か。でも、ナオユキは沖縄によく来るし、ハンバートや木村はそれほど・・・第二弾もいずれ発表されるだろうけど、興味あるとすると、ふちがみとふなと、はじめにきよし、あと河内音頭系、それに山下洋輔あたりあるかも。でも、決定的じゃないな。押尾コータローや坂田明も出るだろうけど、そちらも特に。おそらく関東勢は出ないだろう、ロスト・イン・タイムとかT字路スとかは。じゃあ、これやっぱり、いいかな。実はスカイマークの3月以降の運行ダイヤの予告が先週出ていた。26日に発売開始、そこまでにGWの予定を詰めなければいけない。大阪に行くなら9連休の態勢でだけど、何度か書いていいるように猫と仕事の状況次第でもある。大阪に行かないなら、例えば5月2日からでもいいし、或いは、自分だけ数日の可能性もあり得る。結局・・・春一、悪いけど。第二弾出演者がどうあれ行かないな。今回が最後あれ、そうでなかれ、いいや(爆)。大阪にはとっても行きたいのだけど、それはまたいつか別の機会に。って、もう決めちゃってる感じだけど、まあ、もう少し待って最終的に結論出すかね。知らんけど。
2023年01月23日
コメント(0)
年末特番もまだ見ていない状況だけど、今週のNHK「ドキュメント72時間」は大阪がロケ地。大阪の回は毎回いいけれど、これはまた、“大阪 昭和から続くアパートで”。その名も、乗鞍、穂高、白馬と名のつく昭和のアパートメント3棟。住んでいるのは年寄りばかり。家賃は35,000円とかそのくらいらしい(自分の部屋よりは高い、笑)。港に近くて造船業が盛んな頃には賑わっていたらしい。乗鞍荘なのかな、1階に溜まり場があって、住人たちが集まる。朝から酒食らうおっちゃんもいれば野良猫の世話をするおっちゃんも。管理人さんも70代後半だ。大阪ならではの濃いぃキャラの住人たちの人間模様。中でも足が不自由なおっちゃんの諦観ぶりが印象に残る。溜まり場で焼きそばパーティが行われるが、おっちゃんは不在。焼きそばを届けてやる管理人さん、過去に、孤独死も多く出ているらしいので、そうか。西成もそうだけど、自分も最後はこういう場所で暮らしたいと思ったりするのだけど、かなり事故物件のようだね。部屋で亡くなっていた人が数日後に見つかったということもあったよう。とはいえ、風呂もトイレも共同の、昭和そのもののアパート、大阪の義理人情が実に沁みるコミュニティ。ホント、大阪って日本でも独特な、独自の世界。貧しいけれども楽しそう。そこに維新みたいなクズがつけ込んでくるのだろうけど。愛すべき人たちに愛すべき世界、昨日も書いたけど、果たしてGWに大阪に行けるかねえ。愛しの大阪よいつまでも。
2023年01月13日
コメント(0)
ミュージシャン等をひっくるめても、ナオユキほど、律儀にマメに沖縄に来ている芸人はいないと思う。勿論、大阪を拠点に日本中回っているわけだけど、沖縄には大体、年2回、夏と冬に来る感じのようだ。身一つ、マネージャー等もなしで、自らブッキングのスタイルは、アズミあたりだったかミュージシャンが始めた全国ソロ・ライヴツアーのそれだ。しかも、ミュージシャンのライヴのように、那覇とコザで1回ずつやって終わりどころではない。今回も計11日、那覇、与那原、南城市、コザ、名護、そして石垣と隈なく回る勢い。これだけで、アンタはエライという感じだ。そんなナオユキをもっと知ってもらうべく、同僚でスタンダップコメディにも興味があるという芸人もどきのOさんを誘ってライヴ見物。実は見たのは昨日で、吾妻光良のライヴの後、21時過ぎに店に駆けつけた。かつてはバー土だった店、マスターが亡くなった後、地元の人が受け継いで、もう4〜5年か。今はバー3+3という店名だが、場所の分かりにくさは変わらず。沖縄でナオユキを始めて見たのは、その土なのだった。まずまず広めの店内、20人近い客がいるけど、Oさんが席を取ってくれていて助かった。開演時間を過ぎていたけど、自分が着いた時点でトークスタート。枕としては、沖縄の暑さについて。ツイッターでも1時間歩いたとか上がっていたけど、ここんとこの沖縄はかなり暑い。この状況で、ウォーキングって大丈夫?と思ってたら、案の定、熱中症になりかけたそうで、少し元気がない。何遍も沖縄来とる人でしょうになあ。20人近い観客と言っても、全員がナオユキ目当てというわけでもなく、単に飲みに来た客というのもいるようで、とりわけカウンターで飲んでるねーねーは、お笑い関係なしに結構でかい声で喋り続ける。僕は気になったけど、店の方でもそれを制するわけでもなし、当のナオユキも、そんなシチュエーションには慣れっこのようで、構わずトークを進める。ここらは鍛えられたプロの様相。また客の中でも、最前列に座ってるねーねーは、これまた過剰に大笑い。まあ、こういう人はいた方がいいよね。この人、酒絡みでないネタもあるのだけれど、場所柄、ネタは酒、酒場絡みのものがほとんど。カウンターのねーねーは喋り続けているけど、ナオユキは、あくまでマイペースで。そして、次第に酔客演技に力入ってくる。前にも書いたけど、それが、ちょっと桂枝雀を彷彿とさせる。第1部約30分。大笑いのねーねーはここで帰っちゃったけど・・・投げ銭は一部ごと、ペラ1枚を。40分くらい経過して2部目。カウンターのねーねーは依然でかい声で話している。一方、大笑いのねーねーの空いた席に座った大柄のねーねーは、跡目を継いで、これまた大笑いである、仕込みじゃないだろね?この晩のナオユキさん、ドリンクはフリーだったようで、結構飲んでいた。終盤は本人が酔っていて、ちょっとキレは欠いていたような。でも、これがこの人のスタイルというか、ぐだぐたの客にぐだぐだの語りみたいな光景が、これも芸風のうちというべきか。ぐだぐだの終盤は、ちょっと、どう切り上げるかを本人も探っていたようだけど、最後にそこそこ笑いを取って何とか大団円。観客一人一人にご挨拶、考えてみれば、前に見たのは3年前だった。昨年も来ていたのは知ってたけど、何となくタイミングが合わず行けず終いだった。明日やる予定の生活の柄とかには行きたくないし、ビルの上のTAG(ガーニー田中さんの店かな)とか大阪縁の人がよく出る寿来とかは、どうも今一つ。コザの500マイルは平日なので行きようがないし。ブラジル系の店のプンガ・ポンガは店自体に一度行ってみたいので、次回ライヴあれば。何と言っても、前回はやっていた、おでん六助だなあ。前回の来沖時に作っていたらしいCD、気になっていたけど、ようやく買えた。「雑居ビルの4階デタラメな酒場」2500円也、直筆サイン入り。投げ銭は2部もペラ1枚、でも、さして飲んでないので、ドリンク代は1500円程度だった。あ、でも都合では、そこそこ使ったか。まあ、僕は楽しませてもらったから。連れのOさんはやや受けみたいだったけど・・・でも、ライヴにお笑い、バーでの外飲みに締めの麺等々、久々にいい週末、深夜をまわった国際通り、結構な人出で、まあ、結構なんかいなあ・・・
2022年07月10日
コメント(0)
BS「ニッポンぶらり鉄道旅」なる番組は毎週やってるの?“JR大阪環状線 ほんまもん”ってことで、あの、ちんどん通信社の林幸治郎社長が登場すると聞いて見てみた。その、東西屋さんのところだけでなく、面白いところはあった。環状線を反時計回りに乗って降りた駅で、ほんまもんを求める人たちと出会うという趣向。玉造でちんどん通信社の事務所が登場。風見花さんと仮屋崎さんを伴ってのパフォーマンスは、阪神大震災の際の思い出を語りながら。瓦礫の中、死者を送るようにちんどんしたというのは、まるでニューオーリンズの葬式のようだ。そういえば、林社長も、元々は大学のサークルでのデキシーランドジャズの演奏からスタートしたはずだ。ちんどんの演奏は大地を浄化する、か。名言だなあ。最後に新今宮で降り立って、おおと思う。訪ねた先は新世界国際劇場。勿論、あそこらは何度か歩いたけど、あの劇場はピンク映画館だろうと思っていて入ったことはない。てか、夜行くとでっかい女装の人が立ってたりするもんな。でも、1階では一般映画もやっていて、手書き看板は「レイジング・ファイア」が掲げられていた。未だに手書き看板を掲げる映画館は大阪で?ここだけらしく、それなりにこだわりはあるようだ。でも、あそこ、ピンクの方は、勿論、一般映画をやってる方も、やっぱりハッテンバらしい。とてもじゃないけど、オールナイトなんて入れないな。コロナで休館して、常連さんから“いつ再開するんだ”と問い合わせが多く寄せられたそうだけど、そういう筋の常連さんたちでもあったのではないかな。これをNHKが美談っぽく放送するのはどうなんだろう?LGBT系が市民権を得た世とはいえ、やっぱりハッテン系は苦手だよ、ってか勘弁して欲しい。そんなこんな、とにかく、大阪の光景が懐かしい。環状線沿いは、まだまだ昔の街並みと風情が残されていて和むのだ。ぼちぼち、また大阪行きたいねえ、やっぱり、来年の春一かなあ?
2022年06月01日
コメント(0)
37年続いたNHK「バラエティー生活笑百科」最終回、忘れたかなと思いきや、しっかり録画予約入れていた。夜になって視聴。ゲストは、番組の音楽も担当で最多出演というキダ・タロー。司会の桂南光、桜 稲垣早希に加え、相談員は、辻本茂雄、山田花子、三倉茉奈の3人。弁護士も3人。一方で、相談の漫才師が豪華というか、ほぼこれまでの出演者が総出演の状態。上沼恵美子のそっくりさんからアルミカン、酒井くにおと、なぜか美ユルのコンビに、更にオール阪神・巨人だ。当の上沼はエラソーにVTR出演。目玉というか、終盤、実はキダのテーマ曲には歌詞があったことが明かされる。そして、キダと並んで最多出演のゲスト神野美伽の歌で、その歌詞が披露される。フィナーレは、それをみんなで合唱だが、そこに若井みどり、桂吉弥、三倉佳奈、ザ・ぼんち、タージン、「おしん」の小林綾子まで加わる。更に、リモートでこれまでの漫才師が総登場。さすが吉本の総力戦状態で、ちょっと壮観だが、吉本だけでなく松竹芸能の芸人も多々で、大阪お笑い勢最後の抵抗?ただ、中田カウス・ボタンだけは不在だったな。キダが、大阪らしい番組だったので残念とコメントしていたが、若者の視聴者を増やすという方針のNHK、年寄り向けの番組を軒並み終わらせ、この番組の後は中川家の新番組をスタートさせるという。でも、それが受信料徴収増加に繋がるんですかね?よくわからない戦略の国営放送であります。きっと、これも維新の差し金なんだろう(知らんがな)。
2022年04月09日
コメント(0)
今年のゴールデンウイーク、1年3ヶ月ぶりに大阪に行くつもりだった。とりあえず、家に帰り、そこから大阪へ、なぜならば、今年最後になるであろう春一番を見納めに行こうと。本来は昨年で終わるはずだった春一、さすがに中止となって今年はどうなるか、その発表がなかなか無くて、さしもの福岡風太氏も悩んでいるのだろうと思えた。そして、昨日夜、徐にツイッターで発表が。“春一番は開催致しません”、ガビーン!オンラインなんて柄じゃあない。ソーシャルディスタンスをとってとかもありだったろうけど、何よりも春一らしい開催が実現できなければお話にならない。“のめない くえない うたえない おどれない そんな野外コンサートはあるはずがない”と。確かに、芝生に寝転んでダラダラ飲み食いしながら、演奏を聞いているのか飲んでいるのか喋っているのか、そんな自由な楽しみ方が出来るのが春一だった。それが出来なければやる意味がない、それは理解できる。会場側との協議を重ねた結果の決断だったのだろう、止む無しと思う。しかし、まいったね。春一行きを見越してGWは5月1日行き9日戻りのJAL便を昨年のうちに予約してしまっていた。つまり、5月の6日、7日はお休み。例によって休みが取れるかどうかは未確認のうちに。春一、大阪に行かないとすれば、猫連れで家で滞在のみで約1週間の滞在ということになる。まだ都内に出られるかどうかもわからないし、親の面会もままならないかも知れないので、またまた家周辺だけになるかも知れない。なら、そんなに長く行っている必要ないけど、早く取った安い便なので変更も払い戻しもきかないのだ。あ〜あ。大阪にもまた行きたっかのだけどね、去年の2月の歳は串かつも食べ損ねたし。その大阪に行ってから、しばらくは体調が悪くて、てっきりコロナ感染だと思っていたけど、今は問題がない。思い出すと、少し怖くはあるけど、やっぱり、大阪にはまた行きたかった。風太氏は、いつか春一を無事に終わらせることが出来るのか?それとも、それよりも先に?一刻とは言わぬものの、急がなければいけない状況ではあるらしい。せめて、その時まで健康に留意して生き延びてほしい。終・春一番、実現出来ますように。
2021年02月19日
コメント(0)
先週のBS「新日本風土記」は、“道頓堀界わい”、そりゃあ見るわな。コロナ以後の新撮エピソードだ。食い倒れの街、大阪の道頓堀も影響は大きい。観光客のみならず、あの関西人もあまり外では飲み食いしなくなっているのか。商店街の老舗店舗の中にも閉店する店が。お好み焼きの美津のは、ミシュランにも載っているとか。あまりお勧めはしないテイクアウトも始めて、生き残りをかける。道頓堀界隈の、あの人の少なさは現状も続いているのだろうか?居並ぶ巨大看板も寂しそうだ。番組では登場しなかったけど、フグのづぼらやが閉店することになり、あの巨大フグが撤去されたというニュースも伝えられた。いいのか、これで?大阪の大事なものが失われていくのを眺めているだけで、イソジンだの都構想だの、現在の大阪の為政者たちは、アホどころかホンマのバカじゃないか?ともあれ、大阪商人はお上をあてにせず、自らの力で生きていくことが染みついている。法善寺横丁の老舗割烹も、コロナ対策に最大限の努力を払い、3ヶ月ぶりに営業復帰。芸者遊びも従来のようにはいかず、アクリル板で隔てられてのご接待。風情ないわなあ。芸妓さん御用達のかやくご飯の店・大黒も。宗右衛門町の夜開く和菓子屋ひさごや、夜の飲食、風俗関係の店の御用達だが、売上減で後継の長男は転職活動を、嗚呼。コザあたりもそうだけど、普段は少々のことを気にしそうになさそうな人々も、さすがにコロナには恐れをなし、外出、外食自粛の傾向。関西人が家に篭っているなんて、俄かには信じ難い。勿論、外で無茶やってウィルスを撒き散らすよりは正しい行いかも知れないけれど、意外、そして、やはり寂しい。道頓堀を船で流していくジャズバンド。吉本新喜劇でお馴染みの“サムバディ・ストール・マイ・ギャル”を演奏しながら。余談ながら、バンジョー奏者は、かつて、スープ・チンドンズ倶楽部で活動していた宮村さんではなかったかな?ともあれ、「新日本風土記」も、当分は、こういうかつて賑わった場所の今を伝える内容が続くのかな。ああ、復活の日はいずこ・・・
2020年09月03日
コメント(0)
週末、行こうと思っていた場所がどれだけ開いているかなと半信半疑で街に出る。幸いというか、ジュンク堂書店は開いていた。4階のダイソーでコマものを買うのに加えて雑誌もチェック。レコードコレクターズ5月号、究極のギターソロという特集はまあまあだけど、今回の春一番に関する福岡風太氏のインタビュー記事あり。ほとんど、これのために購入。レジ前の行列はソーシャルディスタンスを空けて・・・徐に終了が発表された、今年の春一番。題して、終・春一番。ちょっと納得いかない感じだけど、幸か不幸かコロナ禍のために、その終焉は来年に延期と相成った。その延期が発表される前の段階の取材で、なぜ今年で?という問いに風太氏が答える。第一声は”見りゃあわかるやろ”という特有のぶっきらぼうさだ。要は氏の健康問題。肺気腫等の持病を抱えてしんどいらしい。”阿部ちゃんか自分が生きていれば続く”と宣っていた春一番だけど、さすがに気力の衰えがあるようだ。「民謡で今日拝なびら」の上原直彦然り、この加齢による気力の衰えというのは、自分の年齢ではまだピンと来ないものがある。実際、知り合いの方でも、”もう気力がない”といった声は、時々耳にはするけれど。あれだけ、精力的に活動して来た人が、そうなってしまう。自分もその年、状況になってみないと実感が湧かないだろう。まあ、常日頃から大したことはしてないにしても。この数年ご無沙汰の春一、曲がりながらも世代交代を図ろうとしていたフシはある。ロートルの出演者の卒業、新顔のレギュラー定着。勿論、観客は相変わらずのおっちゃんおばちゃん世代が主だけれども、運営側も風太氏の息子の福岡嵐らの次世代が担いつつあって、代を替えて続けて行こうと意図しているのではと思っていた。でも、やっぱり、春一は風太氏や阿部登氏あってこそではあったろうか。その嵐氏らが中心となって、リニューアルした春一番、名前は変わるかも知れないけれど、スピリットを受け継ぐようなイベントが開催されるのではと予想していた。でも、不測の事態により、さすがに延期と相成った。インタビューでは、風太氏は、来年まで体が保つかといったことを述べていたけど、否が応でも保たさねばならぬ状況となった。現在の状況では来年の開催だって見透せない。でも、開催されるなら、それは駆けつけたいと思ってる。とにかく、最後が開催されるまで風太氏は存命であって欲しいと願う。
2020年04月26日
コメント(0)
何気にFMココロ「ムーンライトマジック」をラディコで後聞きして驚いた。番組の冒頭、大塚まさじが、春一番の終了を告げたのだった。福岡風太から電話が来て伝えられたという。既に「終・春一番」の名で、サイトでも発表されているという、確かに。発表があったのは8日だったようだ。風太氏の息子・福岡嵐のツイッターにも上がっていた。これは些か意外だった。確かにいつ終わってもおかしくはないイベントだったが、近年は、あの祭なりに若返りを図っていて、運営側も嵐氏ら次世代に受け継がれている様子が窺えたのだ。正直、それはどうなのだろうと思っていた。何せ、常連出演者が次々と鬼籍に入る状況もあったから、顔ぶれが変わるのは避けられない。あの祭に似合わず?若手の出演者が増えつつはあったようだけど、そうなると、これは、春一番なのかなとも思えた。ある意味、ロートル、マンネリが春一番なのだった。風太氏はそうは思ってなかったかも知れないけれど、観客もほぼ高齢・熟年層。変わるよりも昔ながらを好む世代だ。顔ぶれが変わっても、それなりに支持は得られるかも知れないが、そうなると、どこか春一番っぽくない。いや、元々の春一番、新進気鋭の面々が出る祭だったわけだろうけど。僕自身でも、この祭をフェスと位置付けるなら、実は、最も足を運んだフェスだったかも知れない。元々は、ニューオーリンズには行けない代わりにミニマムなチョイスとしてだったのだけど、大阪の楽しさと相まって、それなりに欠かせない祭となった。ただ、さすがに何度も訪れると、あまりに代わり映えしない内容に飽きてきて、この数年はご無沙汰であった。ただ、風太氏に何かあれば終了だろうから、いつかの復帰も考えないでもなかった。まあ、あの人ももう数年は元気だろうから、まだ続くだろうとタカを括っていたのだけど。出演者の顔ぶれを見ると、まあ、代わり映えしない。最後だからということで、何か特別なラインナップが組まれるわけではなく、近年の傾向の顔ぶれだ。まあ、最後ということで何某かのサプライズはあるかも知れないが。風太氏としても、あべのぼる氏には仁義を切るというか、報告の上、終了を決断したのだろう。まあ、観客動員云々を気にする祭ではなかったけれど、若手の顔ぶれで続けていくことに限界を感じたのかも知れない。まあ、”青春”ってことはないけど、何分、一時期は毎年の如く訪れていた祭だから一抹の寂しさはある。GWは帰省の便と休みを(勝手に)取っているけれど、最後を見届けるべく大阪に行くことも考えた。何せ、今月3年半ぶりに大阪に復帰して、今年は大阪イヤーになり得るかと、天神祭や住吉大祭での再訪も考えていた程だから。でも、日程的に厳しいな、もう少しこれを早く知っていれば。大体、顔ぶれがあれだと、わざわざ金と時間をかけて1日だけとか2日だけとか行く程のものかなあとも思えてしまう。失礼ながらだけど。風太氏が、なぜこの決断に至ったか。その真意は確認したい。後は、最終日の大トリは誰か?5日の顔ぶれで言えば、金子マリかハンバートかだろうか。風太氏のことだから、大塚まさじではないのだろう。しかし、せめて、もう少し顔ぶれがなあ、例えば、中川敬、大西ユカリ、サキタハヂメ、ロスト・イン・タイムら、かつての出演者たちが・・・とにかく、大塚まさじの番組に風太氏を呼んでもらって真意の程を語ってもらいたいところだ。それは要望を送ってみるとするかな。
2020年02月20日
コメント(0)
パフューム公演がメイン目的ということで、3年半ぶりにやって来た大阪。かつてはGWの「春一番」を始め、年に数回訪れていた。食べたいものも色々あるし、行きたい場所も色々ある。でも、今回は1日ちょいの滞在なので、ごくミニマムな内容にならざるを得ない。そんな限られた時間での大阪滞在は・・・来山南館にて、まずまず眠れて、本当は朝食は喫茶店のホットモーニングに行きたかったけれど、昼を早めに取るつもりのため持参のサーターアンダギーを一つとコーヒーとヨーグルトだけ。で、少し寒いけれど、とりあえず天王寺まで歩く。あべのハルカスが出来てから様相がすっかり変わり、今も変わりつつある。とりわけ天王寺公園はガラッと変わった。かつては、おっさんたちの騒音カラオケが鳴り響いていたけど、清潔で家族が集う場所と変貌していた。これは、まあ、これでよいのかも。で、昼飯はあべちかのあべとんでお好み焼きを食べたい。開店時間11時まで時間があるので、久々に阪堺電車に乗る。帝塚山あたりの狭い道の圧迫感が以前よりいくらか薄れた気がする。とりあえず、住吉で降りて、住吉大社に立ち寄る。1日は初辰まいりということで、早い時間から賑わっている。僕は初詣もロクにしたことないし、神社のお参り系は滅多にしないけど、一応、お賽銭10円出してお参り。別に何を願ったわけでもないけど。前にも買っている招福猫を買おうかとも思ったけど、那覇の部屋に置いても仕方ないので買わず終い。こういう置き物は掃除する時に埃を払うのが面倒で(苦笑)。そろそろ時間ということで、阪堺電車で天王寺に戻り、あべとんへ。めでたく、牡蠣もだんにありついた。この後、運動もするので飲み物は水だけ。腹ごなしに再び西成まで歩く。宿で少し休んだ後、お約束のスパワールドへ。今は1,300円。まずはトレーニングルームで2週間ぶりの運動。そして、風呂だが、ちょっと尻も決まっているので、従来通りに延々浸かりまくっているわけにもいかず。また、顔そりで耳の毛を剃ろうとして失敗して流血してしまったり。係員の人に絆創膏をもらって、それでも風呂には入り続けたけど。約3時間の後、スパワールドを出て大正駅へ向かった。「ドキュメント72時間」にも登場した渡し船なんかにも乗ってみたいもんだな。でも、公演後はすぐに新今宮に戻り、新世界へ。お好み焼きに続いては、串かつをと思ったのだけど、お目当て行きつけの赤坂屋が混んでいて入れない。いつもは、カウンターの一席くらいは何とか滑り込めていたのに。3まわりくらいしたけど、飽きが出ない。行列が出来るような店には行かないし、空いている店は、まずハズれる。僕的には、あの店が一番安心なのだ。しかし、最早22時近くで望めそうにない。それならばいっそと串かつはキッパリ諦めて、別の店へ行くことに。通天閣の足元にある、のこされ島、ここも勿論、3年半ぶりだ。前に訪れた際には、ちょうど、オウナーである、のこ&ガンジーさんもいて、彼らに変わって店を切り盛りして来たショーさんが優待して別の方に変わるというタイミングであった。ところが、入店してみると、変わらずショーさんがいた。代わりの方は、結局、2ヶ月で退き、一時閉店の危機に陥った店を、結局、ショーさんが引き継ぐことになったという。のこ&ガンジーも毎月来ているそうだ。二人は京都・舞鶴住まいだけれど、西成交差点のたこ焼き屋も繁盛しているので、収入は充分?ショーさんがいて、これはこれでよかった。なぜ、今回大阪に来たか、そして、なぜ、しばらく来なかったのか、その理由を語る。夕食を食べてなかったので、出来るつまみを用意してもらう。オリオンビールにスパムステーキ、ここに来てこれか(笑)。それに、久々の、黒糖ラム酒ルリカケスと、ここの名物とも言える自分で割って食べるマカデミアナッツ。先客のお二人とも色々話して、今の沖縄の状況も諸々語る。明日は早朝のフライトなので、早めに切り上げるつもりが、楽しくて、つい0時まで。しかも、店を出た後も、また、スーパー玉出の惣菜を買って食らったり。明日、起きられるのかなあ?5時半にはのつもりだけど・・・串かつは最大の後悔ではあるけれど、変わらぬ行きつけの店で時間を過ごせたことは何よりの喜び。毎度楽しかった大阪滞在を、少し取り戻せた感じだ。いっそのこと、今年は何年かぶりかの大阪イヤーってことで、夏あたりにも、また来ようか。三大祭のどれかを見物とかね。とりあえず、来年のえべっさんには訪れようと勝手に考えている。沖縄も何だけど、大阪にもちょっと住んでみたいと思い続けている。この寒い時期にはゴメンだけども。
2020年02月02日
コメント(0)
2016年10月以来の大阪行きであります。勤めを終えた後、急ぎ支度を整えて空港へ。大阪には1時間ちょいで着くので20時台のフライトでも間に合う。ただ、ピーチ便はこの日も遅延。となると、関西空港から新今宮へは特急で35分程ながら、西成の宿にチェックイン出来るのは23時半過ぎか。それでは、もうどこへも行けないなあ。大阪、行きたくて仕方がなかった。前は用があろうとなかろうと年に数回は行っていたけれど、これだけブランクが空いてしまったのは訳がある。仕事の有給は”帰省”に費やしてしまうからというのが第一の理由、つまり暇がない。加えて、用がない、金がない。でも、実はそれだけではなかった。行きづらくなってしまったのだ。それは、前回約3年半前の来阪にも理由がある。その頃、大阪で俄かに”ヘイト”の気運が高まっていたのだ。韓国からの観光客が寿司屋で差別を受けたり、何よりも辺野古で反対の座り込みをしていた、作家・目取真俊に”土人”の言葉を投げつけたのは、大阪府警の人間だった。その後に、文化人を気取るバカな自称”国際政治学者”のスリーパーセル発言などもあったり。橋下徹の維新が大阪を牛耳るようになってから、どうも大阪はおかしい。そう考えるようになった。日本が今のようにおかしくなってきたのは東日本大震災以後に思える。大きな震災は、想像以上にジワジワと人々に影響を及ぼすようだ。阪神大震災を経験した関西の人々にも、当然、大きな影響を及ぼしたことだろう。それは、その人の考え方や生き方を、時には変えてしまうのかも知れない、本人が意識するしないに拘らず、心の深い部分で。馴染みの店の顔ぶれが変わってしまったということもある。今の大阪、訪れても、以前のように会いたい人や話したい人が少なくなってしまった、そういう理由もある。実は前回の来阪時に、些かショッキングな出来事もあった。その時に、当分、大阪には行けないかも知れないと思えたのだ。でも、大阪はやっぱり、好きなのだ。本当は来たかったのだ、ナニワどうあれ。で、とうとう、堪らず大阪へやって来てしまった。名目は、前回の来阪時同様のパフュームの大阪ドーム公演を見るため。東京ドーム公演も月末にあるけれど、大阪の公演は週末開催なので来やすかったということもある。加えて、明日の公演は4大ドームツアーの初日でもある。前回のツアーは日程も合わずスルー。でも、ベスト盤を提げての今回の公演は、やはり見たかった、それも大阪で。さて、関空には23時近くに到着。やっぱり、寒い。もう、急ぎ特急料金を払っても意味がなさそう。なら、通常列車でいいか。ということで、深夜0時近くに南海線・新今宮駅に到着。かつての定宿に向かう道すがら、建て替えのために閉鎖された、あいりん労働福祉センターの横を通った。この寒さの中で、シャッターの外で野宿する人々がチラホラ。僕にはとても耐えられないことだろう。すぐ側には、真新しいホテルが出来ていた。この落差、変わっている部分もあれば変わってない部分もある。かつて、さんざ泊まった来山南館、些か宿賃も高くなり、フロントロビーは、すっかり海外バックパッカー向けの仕様に変わっていた。どこか開いている店はないかと通天閣も表敬訪問。でも深夜0時過ぎでは望めない、西成から新世界周辺は、夜は早いのだ。かつて24時間営業だった、交差点のうどん屋は壊されて更地になっていた。その隣の、知り合いが営むセルフたこ焼き店は寒さにも拘らず大繁盛だったが。結局、これは今も変わらぬスーパー玉出で100円の明石焼きとビール、明日のヨーグルトを買って宿へ。風呂には明日じっくり浸かるとして、今宵は大人しく寝るとするか。ナニワともあれや。
2020年01月31日
コメント(0)
明日の大阪行き(着くのは深夜だけど)を控えて、たまたまNHK「日本人のおなまえっ」が、”ご当地SP大阪のおなまえ”だったので、これは見ないでか。まずは、道頓堀及び心斎橋の由来、共に人の名前。大阪のために尽くそうとした豪商の名に由来する、なるほど。大阪の商人は、自分だけ儲かったらええやんでは終わらんのだった。街の活気作りのために尽くしたからこそ、庶民たちの支持も集めたと。えら、なりはったなあ、などと陰口を叩かれぬように。大阪を支えるのは”始末の精神”とな。何でも”もったいない”ということで活かそうとする。その代表として、かすうどんが挙げられる。ホルモンもそうじゃないのかな。今回ホルモンまでは食べられないかなあ。井之頭五郎さん並の胃袋ではないから。お好み焼きと串かつだけで手いっぱい、いや、腹いっぱいかな。とまれ、なにわというのは色々な表記がある。難波、浪花、浪華、浪速と。それぞれに意味があり、時代によって変わっている。大阪人の宣伝上手と柔軟性が、読みは一つながら感じの当て字を多様にした。ちんどん業界の最大手がいるのが大阪なのも当然か。道頓堀にひしめくカニやら何やらの巨大看板も、この宣伝上手の伝統に則ったものであったのだ。今回も間違いなく訪れるであろうジャンジャン横丁及び新世界の由来も。新世界は、江戸も日本も超えて世界に誇れる地域を目指した結果のネーミング。通天閣は凱旋門の上にエッフェル塔をのっけたのを模したデザインとな。如何にも大阪らしいなあ。新世界そのものも、パリ+NYを目指したとか。でも、通天閣も戦時に一度焼失していたんだね、首里城のように。さて、明日の今頃には大阪にいるはずだ。通天閣の足許で飲んで、新世界を闊歩する。3年半ぶり、楽しみやなあ。ほぼ1日の滞在ではあるけど、西成は変わっとるかなあ・・・
2020年01月30日
コメント(0)
これ、約2年半前の初見時にも書いたのだけど、「孤独のグルメ」シーズン6第1話の大阪出張篇。再放送で改めて見て、またネタにしてしまう。五郎さんがまず入るのは、店構えも実に渋い阿倍野のお好み焼き店甘辛や。ここで、お好み焼きでご飯食べる定食に初挑戦。今回はいつになく食のテンションも上がっていて、定食を平らげた後、焼きそば、タコネギなる粉もんを追加。池乃めだかとのボケ・ツッコミも面白い。次なる仕事を終えた五郎さんは、平野で串かつの屋台を発見。実際、創業49年(当時)の店で、次から次へと串かつを平らげる。初回のせいか、些か過剰なくらいの食いっぷりだ。でも、お好み焼き、串かつ、共に食べたいなあ。番組冒頭で、北海道出身らしい六角精児がコテコテ関西弁で話す。大阪で生活しているうちに関西弁になってしまったのだと。先日の「贋作・男はつらいよ」で関西弁の良さを味わったところで、僕も日常で何となく関西弁が出てくる今日この頃。大阪に住んでいれば関西弁で話すようになるのかな。せめて、上方落語にでもトライしてみたいような。来月に近づいた約3年半ぶりの大阪行きの期待が高まる。実質1日の滞在だから行ける場所は限られるけど、お好み焼きと串かつは当然マスト。五郎さんも戸惑う、あの独特な雰囲気の世界は、行く度にカルチャーショックを覚える。維新はクソだけど大阪には、やはり愛着がある。寒いのは嫌だけど、どこかの機会で大阪にも住んでみたい気がしている。西成かなあ、やっぱり・・・
2020年01月16日
コメント(0)
今日は元々は塩屋のウンガミを見に行くつもりだった。いや、本当は来週だと思っていたので、全島エイサー祭りを久々に見物してコザ泊まりして、そのまま大宜味に向かえば効率良いかなと。ところが、伝統行事の日取りの定義はなかなか難しくて、来週かと思っていたウンガミは今日なのだった。単独でも行こうと思ったけれど、早起きせなならんし交通費はかかるし、う〜んと迷い出し、やっぱり、今日はもう少し近場でいこうかと。赤田みるくウンケーの日でもある。まあ、昨年も見てはいるのだけど、いいお祭りだからね。加えて、いくつか那覇で気になることがある。あの、池袋で老人が運転した車で殺されてしまった女性と子供。その奥さんは沖縄出身で、未だ罪に問われない元官僚か何かを、然るべき裁きに掛けさせるべく被害者の方が署名活動に那覇を訪れると。それは署名したいな。それと、桜坂劇場のさんご座キッチンのビアホール、随時ライヴが行われていて、今日はナオユキの出演だ。それも見たいな。な訳で、ウンガミは来年も土曜開催になるはずなので見れそうだから、今回はみるく様にしとこうかと傾く。でも、久々に奥武山で運動してシャワー浴びて昼寝したら、何だか段々かったるくなってきて、首里まで行く気も失せてきた。こりゃもう、このまま夕方までダラダラして桜坂劇場に飲みに行くかと、当初予定がどんどんミニマムになっていく。でも、さんご座混むかもなあ。席がなかったら、結局いつもの部屋飲みかななどと、いよいよもって引き籠りになっていくが・・・18時早々に行ったら、さんご座余裕であった。そも、ライヴは外であるけど、皆、冷房の効いた中で飲んでる。ちと暑いけど席が空いているうちにと、3杯飲める1,000円のチケットを購入。ヒューガルテンまで飲めるお得な内容だ。でも、まずは量の多いオリオン生、それにナッツとピータン豆腐。那覇で外で飲むのって久々かも知れない。ナオユキその人も中で飲んでいる。この人のお笑いライヴは5、6年前に土という名物バーで見て以来。あそこのマスター3年前に亡くなって、今は別の方が別の名で引き継いでいて、今回そ子にもナオユキは出演するはずだ。この人は毎年律儀に沖縄に来ている人だけど、このところタイミングが合わずにご無沙汰だったので、今日はいい機会であった。かつては祝春一番等でよく見せてもらていたのだけど。なわけで何年ぶりかのナオユキ、痩せたようだけど健康的な痩せ方とのこと。クルトワイルなお囃子にのって18時半からのライヴは、まあ訳知りっぽいナイチャー、地元のおっさん、子連れのママ等々多士済々。劇場前の道を車が通ったりバイクが通ったりして時々聞こえづらいことがあるけれど、そこは、少しオチをずらしたりしてナオユキならではのペースで進む。久々に聞くぼやき系のお笑い、思わず涙目になる(勿論、悲しいからではない)。吹き出したらやばいので、なかなかビールが進まなかったりする。本当は前半で帰るつもりだったけど、ビールチケもまだ残っているので、再びオリオン頼んで後半も聞いていく。レバーペーストとクラッカーをつまみに。投げ銭はペラ1枚で、すみませんが。飲みに2,000円使ったから。後半は本領発揮の酒場ネタだ。この人の酔っ払い描写は枝雀とか噺家の芸を彷彿とさせる。西成の難波屋ネタとかローカルなトピックが懐かしい。今、あの店改装中とか聞いたけど。いや、本当に久々に関西弁の響きを味わう。ナオユキもビール飲みながら、そのタイミングでこちらも飲む。持ち時間は30分くらいだったようだけど、たっぷり時間超えて聞かせてくれた。確かに、この人のこのさかば酔いどれネタは栄町の酒場とかで聞いたらぴったりかも。確か、生活の柄あたりでもやる予定だったかな。聞いてしばらくは、こちらも関西弁モードになってしもうた。いいね、関西。大阪に復帰するのはいつの日か。年に一度ナニワの風を運んできてくれるナオユキに感謝。なら、投げ銭もっと払えってか?
2019年08月18日
コメント(0)
先週の土曜日、NHK沖縄ローカルではFC琉球のサッカー中継でありました。で、「ブラタモリ」は、翌日曜の13時から放送。先週に引き続き大阪編だったから見たかったのに。という事で今頃録画視聴。”古墳の町・堺〜巨大古墳は日本の歴史を動かした?”だ。堺市、行きましたねえ。堺といえば古墳の街という印象で、教科書でも習った仁徳天皇陵を見物に行ったものだ。多分、”古墳にコーフン”とかサムイ副題で書いてると思う(失笑)。タモリも案内役の教授さんも古墳マニア。僕もマニアという程ではないけど、古墳は結構好き。堺は西成から路面電車に乗って、そのまま行けるという足の便利さもあったけれど、あっちこっちに古墳があるところ故に行ってみたかったのだ。仁徳天皇陵周辺しか歩かなかったからわからなかったけど、堺は港町でもある。今回の「ブラタモリ」のお題の結論をいえば、港町故に、巨大古墳の威容でもって、その勢いを誇示する事で堺市は発展したと。堺では鉄砲の生産が盛んで、それを売り捌いた”商人”が、あの千利休。織田信長から感謝状までもらっているのだ。勅使河原宏(映画「利休」の監督)みたいに芸術家としての利休しか見てない、描いていないと、あの人の生涯と果たした役割は見えてこないのだ。ともあれ、堺市の古墳群は世界遺産登録されるそうだけど、まだなってなかったんだというのが正直なところ。だって、ピラミッドや始皇帝陵はとっくにでしょ?仁徳天皇陵は周辺を歩いてみると、結構敷地内に民家があったりして、意外と整えられてないのが面白かった。ちょっと、中東の世界遺産にも通じる粗っぽさがあって。あと、あの周辺は戦災を免れたのか、非常に古い民家も多かった。番組に登場する鉄砲生産の館は比較的立派だったけど、本当にボロい長屋っぽい建物も結構見かけた。そういう意味でも色々と興味深いエリアだった。戦災は免れたけど、もっと昔、安土桃山の時代は、堺市は天下分け目の合戦の舞台で、街は一度消失し、かつての栄華は地中に埋もれている。今でも掘り起こせば昔の茶器などが出土されるそうだ。また、鉄砲作りの金属加工の技術は刃物作りや自転車生産に受け継がれたのだそうな。堺、今も魅力的な街だなあ。古墳に戻ると、僕が以前住んでいた埼玉の街にも郊外に小さな古墳があった。小山が盛り上がっているだけで何の説明もなくとも、ちょっとワクワクしたものだった。だから、その頂点に位置する仁徳天皇陵を初めて訪れた際は、感激もひとしおデリました。しかも、あの辺には他にも大小の古墳がウジャウジャあったからね。いつか、大阪の環状線外のエリアを、タモリよろしくブラブラしてみたいなとか思ったりもする。
2019年05月28日
コメント(0)
BS「新日本風土記」を見始めたのは割と最近で、取り上げられる場所によって見る感じだけど、舞台が大阪といえば、先日の”釜ヶ崎”に続き見逃せない。今回のテーマは”水都・大阪”。そりゃあ、まずは道頓堀だね。勤め人が、出勤前にスタンダップパドルボート(あれ、欲しい!)に乗って道頓堀川をクルーズ。東横堀川まで来ると、意外なくらい自然が垣間見られる。亀がいたり。都会の真ん中で、これはリフレッシュ出来るよなあ。なにわ八百八橋と言われるほどに大阪には橋が多い。そして、先日の「ドキュメント72時間」でも登場したように渡し船も多い。言われて気づいたけど、本当に大阪は水の都なのだった。鯉釣りに精を出す釣り人たち。餌は何とガーリックチャーハンで、1mオーヴァーの鯉が釣れたりする。これも都会の真ん中で。大阪、色々、知らざる驚きの部分があるもんだ。知らざるといえば、天満宮の天神祭、あんなに壮大なお祭りだったんだね。伝統の手漕ぎ船が道頓堀川に繰り出される。更に香港顔負けのドラゴンボートレース。沖縄のハーリーにも似た、男たちの意地と力がぶつかり合う。押し寿司の吉野寿司も知らなかったなあ。それもそのはず、大変な高級品なのだ。そこらでよく売ってるばってらとはレベルが違うのだった(苦笑)。淀川では鯉も釣れるけど鰻も取れる。昔ながらの漁法で鰻を取る漁師さん、しっかり自分たちで食す。しじみも取れるそうで、しじみの味噌汁と共に。まさに”淀川は神様”なのだった。道頓堀リバーフェスティバル?のセレモニーには、生きてたの(失礼)?笑福亭仁鶴に中村雁雀らが勢揃い。そういえば、近年は髪型歌舞伎の開幕に船乗り込みも行われているっけ。改めて改めて、大坂は水の都なのであった。水路の発達故に商人たちの町となり栄えた。そして、独特の人情も商人の町故なのだろうか。何だか東京以上に郷愁を感じてしまう大阪。次に行けるのはいつかな?明日の「ブラタモリ」も大阪らしいぞ。
2019年05月17日
コメント(0)
数年前まではゴールデンウイークの連休といえば、毎年大阪で過ごしていた。宿は西成の安宿だ。どうせ寝るだけだから三畳間でも問題なかったし、テレビも冷蔵庫も空調も風呂もあったし過不足はなかった。周囲の少しバッチイけど庶民的な雰囲気が嫌いじゃなかったし、ロケーション的にも便利だった。その宿のすぐ近くには、あいりん総合センターがあった。僕が特にそこに用があったわけではないので、立ち寄ることなく通り過ぎるだけだったけれど、今日はそこで事件が起きた。ある意味、西成のランドマークのような場所、本来は先月を持って閉鎖予定だったそうだ。理由は老朽化、耐震性の問題とのこと。そりゃあ、一目見りゃわかるけど、あそこは西成で働く労働者の寄せ場というだけでなく、建物内の施設は西成のおっちゃんたちの拠り所となっている場所も多かったようだ。だから当然、閉鎖に反対する人も多く、なかなか閉鎖には至らず、事実上の開放状態だったらしい。今日そこで強制排除が行われたという。閉鎖に反対する人たちと大阪府警によるもみ合いで、現場が騒然。映像を見る限り、かなりの人数の警官が派遣されたようだ。聞くところによれば、反対する人々は100人に対し、警官は倍の200人。この光景には非常に既視感があった。3年前の高江、そして、今も毎日続く辺野古のゲート前の状況と酷似している。まさに、これは西成の辺野古化に思えた。辺野古で、作家・目取真俊氏を”土人”呼ばわりしたのは大阪府警の警官であった。ひょっとすると、その人物や辺野古に派遣された警官も中にいたのかも知れない。更に考えれば、辺野古や高江の排除や過剰警備は、こういった事例に対するための予行演習だったのではないかとも思えた。辺野古や高江で”ノウハウ”を身につけた警官たちは、各人が本来の持ち場に戻った後に、そのノウハウを駆使して人々の弾圧に従事すると。あの、辺野古、高江の異常な人数の、異常な弾圧は、このために意図して行われたものだったのではないかと。折しも、つい先日、大阪の知事、市長選挙が行われ、また維新が議席を確保した。選挙の直後にこういった暴挙が実行されるというのも、沖縄の状況に非常に似ている。沖縄は、民衆弾圧の試験場として位置付けられ、こんな事がこれから日本各地で行われていくのではないか。弾圧の対象になるのは、いつも庶民や弱者、貧者だ。この時期、久々に大阪に行くべきであったか。個人的には、あの建物に思い入れがあったわけではないけれど、西成のような場所も、これからは大きく変わることを余儀なくされるのだろう。背景には大阪万博?万博も五輪も知ったことか、百害あって一利でもあるのか?とにかく、西成のOKれからが非常に気になるところだ。
2019年04月24日
コメント(0)
新シーズンを迎えたNHK「ドキュメント72時間」は、年末スペシャルでも取り上げられていた、視聴者募集の採用企画。”大阪・渡し船 片道1分の人生航路”。舞台は大正区の小さな無料渡し船。これは当前期待できる内容だ。大正区だけでも渡船場は7箇所あるそうだが、甚兵衛渡船場は、大阪で最も利用者が多いそうだ。大正区といえば、沖縄移民の多い場所としても知られるが、沖縄系だけではない、様々なタイプの人々が渡し船を利用する。大半は自転車ごと乗る。大阪は、そもそも自転車人口が多いのではないか。元不良だが今は親思いの青年、子育てに奮闘する若い母親、介護職で働く中年男性、事務所の掃除をする80代の老女等々。実に庶民的な人々が集う場所だ。一方でUSJで働く外国人たちの通勤の足でもある。皆が1分の船旅で、ある種、癒しの場を提供される。出た、50年前に沖縄から移り住んだと言う70代後半女性。家は独特の長屋のような持ち家。沖縄への想いはあるけれど、熱烈な阪神ファンで、すっかり大阪の人だ。一方、帰りの遅くなった野球少年たちを待ってくれる船の操縦士さんも優しさに溢れる。この番組で、いつも染み入るのは、人々が、決して幸運ばかりではないけれど、一所懸命生きていて、不満を漏らすわけでもなく笑顔で淡々と日常を送る姿だ。とりわけ、大阪は、そんな人間味溢れる人々が目立つ気がする。貧しさの裏返しでもあるとは思う、でも、皆、表情は明るい。そこがまた、見ているこちらは泣かされるのだ。庶民の足として、また癒しの場として機能する渡し船。無駄だ何だと、あの維新のアホどもが廃止しようなんて動きにならなければいいけど。そんなアホな維新を選んでしまうのも、また大阪の人々なのだけど。ともあれ、この回は、早くもこの番組の今年のベストワン級の内容であった。
2019年04月19日
コメント(0)
昨日BSで放送の「新日本風土記」は”西成”ではなく、敢えて”釜ヶ崎”。最近?この番組やるね、なかなか。まずはあいりん職安が出てくる。何も経験なくて、履歴書も不要で雇ってもらえて日給1万円か。なるほど、これなら今でも西成に来る人おるわな。手配師というとボッタクリな印象もなくはなかったのだけど、労働者の受け皿として志を持ってやっている人もおるんやった。あいりん総合センターの上階には将棋とかやってるレクリエーション部屋もあるのだった。寝泊まりすることは出来ないけれど、日中はこの中で過ごす人もおる。夜は小便臭そうなガード下でダンボールを敷いて寝る。西成も生活保護者の街と化して路上生活者も以前よりは減ったとはいえ、まだ存在する。大阪での路上生活は辛かろうなあ。僕も何度か利用したことのあるロッカーも登場する。40年使い続けている人、年に十数人は、未払いで荷物が処分される。戻ってこなかった人はどうなったのだろうか?西成で何度か起こっている暴動、襲われるのは警察に加えパチンコ屋というのが意外だった。いつも負けている怨み(笑、えない)。”釜ヶ崎人情”はカラオケでの皆の愛唱歌だ。生活保護費が払われる日は、米屋が繁盛する。ギャンブルや酒に使ってしまう前に米だけは買っておこうという人々。元々、農家で生まれ育ったなんて人が多いから米にはこだわりがある人が多くて、安い米は売れないという。”釜やん”は量だけ気にするものかと思ったら大間違いだ。おかずが漬物一品、ソース、醤油だけだとしても米が上手ければご飯は食べられるのだ。越冬闘争で、路上で酔っ払ってる人等を保護する人々の活動は大晦日から正月にかけても行われる。あれ、オレも参加すべきだよな。子供夜回りなんてのもある。路上生活者に子供達がおにぎりや味噌汁を差し入れ。人の痛みがわかる、いい大人に育つだろうな。先週のシンゴ西成のライヴ、見てみたかったな、今更ながら。こういう番組を見る度に、自分も人生最後に過ごすのは西成になるのではないかなとか思ってしまう。誰もを受け入れてくれる場所。まあ、あまりミニマムな心境?にはならぬよう、もう少し何とか。でも、西成、釜ヶ崎のことは常に気にし、頭のどこかには置いておきたい。
2019年02月23日
コメント(0)
またNHK「ドキュメント72時間」であります。題して”大阪・西成 24時間夫婦食堂”。わらじやなるこの店、創業44年、夫婦だけで営む24時間営業の大衆食堂とな。西成歴の長い(笑)僕だけど、ここは全然知らなんだ。すごい種類のメニューに西成特有の濃いぃ客たち。生活保護の人たちご用達の店で何とツケ払い可。案外、生活保護は確実に入るので取りっぱぐれは少ないのかも知れない。それでも信頼関係がないとやってられないだろう。大阪らしく、ただ物を食うだけではない語り合いの場。忙しくてご飯が作れない親が、子供をこの店によこしたりもする。持病の薬を預けたりしている年寄りも。西成のコンビニエンスな場所である。本当に夫婦二人きりで切り盛りしていて、交代制でカウンターに立つ。ここらにいがちなブッキラーボーなタイプではなく、夫婦ともに見るからに人情家である。しかも、困った時の拠り所になろうと志を持ってやっている。大阪というと、維新が蔓延ったこの数年はすっかりヘイトシティと化してしまった印象で、それも多少あってか僕も足が遠のいてしまってる。でも、大阪の義理と人情はここに健在であった。場所を調べたら、この店は西成でも岸里の方で、なるほど自分の行動エリアではないからわからないわけだ。しかし、この店はまさに西成ならではの場所。夫婦二人で大変だろうけど、これからも誰かが引き継いでいかねばならぬ店であろう。関西弁で喋っていたナレーターの枝元萌なる人、初登場か。西成というか大阪も16年10月以来行ってなくて、すごくご無沙汰な感じがしている。何か理由を見つけてまた行きたいなとは思っているのだけど・・・
2018年06月01日
コメント(0)
先週に引き続き、FMココロ、大塚まさじの「ムーンライトマジック」を。ゲストを招く”月夜の客人”は、先週同様、福岡風太氏。先週は初期の春一番の歴史についてだったが、今回は、風太氏のセンチメンタルシティ・ロマンスとの関わりから、これからの春一について?縮小傾向のように思える春一だが、当の風太氏はますます意気盛んというか。相変わらず(関西人ながら)べらんめえ調の語りだが、実は健康問題は抱えているそう。20年くらい前に胃を4分の3摘出していて、今は低血糖でしょっちゅう倒れているという。となると、やっぱり春一も先はそう長くない?少なくとも風太氏主導では、そうかも知れない。息子の福岡嵐氏も、父同様に音楽やイベンtのスタッフ人生を歩んでいるようだけど、春一も息子さんが引き継いでいくのだろうか?今回の選曲は、高田渡”生活の柄”、西岡恭蔵”プカプカ”、そして、大塚まさじ”男らしいってわかるかい”と、春一的にベタな3曲だった。大塚は今の歌い方の方がいいと思う。昔のはちょっと妙な感じがする。今年の連休は、ナイチ帰宅で映画観たりダチに会ったりで過ごす。でも、やっぱりこの時期は、自分は大阪にいるというのがしっくり来る気もしている。元々はニューオーリンズのはずだったのだけど・・・来年あたりはまた、なんて、ちょっと考え始めてもいる。あ、大阪の方ね。
2017年04月24日
コメント(0)
昨日に続いてラジオ番組、お馴染みのFMココロ、大塚まさじの「ムーンライトマジック」だが、”月夜の客人”には福岡風太氏が登場。前にも出たことはあるのかな?春一番の盟友同志だから、当初は敬語使ってよそよそしくというのが何となく違和感あったが、次第に風太節全開となる。長い長い春一の歴史について、そのなりたちから語られるが、風太氏、意外にも数年勤め人をやったことがあるという。その時に英語を覚え、そのことが色々後になって役に立ったという。だから勤め人時代について必ずしも否定的ではないのだ。風太氏の選曲により流れた曲が、まずボブ・シーガーの”アゲインスト・ザ・ウインド”。なるほど、”風”が自身のテーマソングなのだ。そして、ちょっとレアなシルヴァーの”ミュージシャン”。歌詞の意味を大塚に尋ねられるも、”大体わかるやろ”みたいな調子。まあ、”イッツ・ナット・アン・イージー・ライフ”の副題がある通り”ミュージシャンはつらいよ”といった内容だ。一方でPPMによる”風に吹かれて”も、敢えてライヴDVDからのヴァージョンを選曲。子供たちのコーラスがサビを歌っているものだ。近年、やや縮小傾向の春一の内情や、先日亡くなった加川良の話などを期待したが、今週はもっぱら初期春一の話に始終した。来週はそんな話も聴けるのかどうか。風太氏という人、関西人ながら何だかべらんめえな口調と語りの人。”あったりまえやないか”なんてね。加川については、番組の最後に触れられ、大塚が選曲したのは”祈り”。これはいい曲だね、さすがのチョイスだ。春一番直前の来週の放送はナイチで聞くとしよう。
2017年04月18日
コメント(0)
今年も行く気はないのだけど、いつの間にやら「祝春一番」の出演者が発表されていたのでチェック。まあ、毎度お馴染みでさしてサプライズはない顔ぶれには違いないのだけど、あまりチェックしてなかった昨年の顔ぶれで、少し変化があったのだ。僕が最後に訪れた2015年は4日間行われたが、昨年は3日に縮小、今年も5月4日〜6日の3日間の開催だ。1日減れば、それは出演者は減らざるを得ない。関東の、まあ、比較的若い(といっても40代以上)出演者たちは元々隔年くらいの出演だったけど、ベテランでも結構常連が昨年は名前が見られない。例えばシバ、佐藤博、村上律、松田幸一ら。更に、音頭系の桜川唯丸、山中一平も出てない。坂田明は、まあギャラの問題もあるのかも知れないが。はじめにきよしも多忙故か?ふちがみとふなとは、そうは思えないが(笑)。それとひょっとしたら奥村ひでまろがもう関わらなくなったのかも?で、上記の顔ぶれは今年も不在。それに加えて中川イサト、押尾コータローの名も見えない。加川良はガン闘病中と聞く。同じ病気療養でも、有山じゅんじは結局欠勤なしで出演し続けているが。今回の一番のサプライズといえるのは宮里ひろし。もう出ない宣言をしたはずだが、ここに来てちっちゃいおっちゃん復活か。後は三宅伸治と一緒に片山広明が出ることくらいか。今年だって5月3日から4日間やることは可能だったはずだ。それでも3日間開催なのは、敢えて福岡風太氏が意図したものか?出演者が絞られて、ますますもってミニマムな顔ぶれになり、以前のような、何でこういうのが出てるの?という意外性はかなり減ってきた感。それは、春一そのものの魅力を失わせることになるのではないか。今は息子たちの世代が運営を手伝っているようだけど、さすがに、あべのぼる氏を失って、やや息切れしつつあるのか。ひょっとして、このまま春一もゆっくりと縮小していくのかも?ラジオでの大塚まさじは元気なようだが、あまり春一そのものの裏事情については多くを語ってない。繰り返すけど、今年も行くつもりはないから関係ないっちゃ関係ないのだけど、やはり何年も通った祭故に、その行く末はちと気になるのだ。しかしまあ、春一ではないにしても、次に大阪に行けるのはいつの日のことだろう?詳しくは書かないけど、自分と大阪との関係にも、ちと変化を感じつつある今日この頃なのだ。
2017年03月07日
コメント(0)
2日遅れで聞いた今週のFMココロ、大塚まさじの「ムーンライトマジック」。ゲストを迎える”月夜の客人”コーナーは、先週に続きダンサーのニマが登場。ニマという人は、あの故あべのぼる氏の奥さんだった人だ。勿論、祝春一番の出演で知り、今も出演している。そもそも、このラジオ番組があべ氏の企画によるものらしいし、あべ氏は大塚らのディラン2のマネージャーでもあった人。当然、話題はあべ氏にまつわるものになる。6年目くらいを迎えるこの番組、実はあべ氏が亡くなった後にスタートしたのだった。そうか、あべ氏が亡くなったのは震災の前だったか。2010年11月28日が命日。昨年が早七回忌であったのだ。僕が春一番を初めて見物したのが2007年で、以後4年連続で行っていたのだけど、実はあべ氏を見かけたのは、その4回だけだったのだ。それでも、あべ氏の訃報を聞いた時には非常にインパクトが大きかった。それは周囲にいた人たちなら尚更であったろう。てっきりダンサーであるニマさんにあべ氏が惚れてという関係なのかと思っていた。しかし、実際はあべ氏がニマさんに踊ることを薦めたのだそう。それまでは喫茶ディラン等の周辺にいた人?先週の放送はややウル覚えだ。二人の夫婦関係はユニークなものだったようで、まさに”つれあい”と呼ぶにふさわしい関係だったそう。あべ氏という人は、誰にでも、心の中に鋭く切り込んでくる人だったようだ。あべ氏の死後も、春一番には何度か訪れているが、最早あの人が亡くなってからの方が訪問回数が多かったりしている。それでも、やはり春一には福岡風太氏と共にあべ氏の存在が大きかった。生前、”春一は同窓会にしちゃいけない”と発言していたそうだけど、正直、今は同窓会そのものだな。それ故、僕自身は当分は春一復帰の予定は考えていない。晩年のあべ氏が入れ込んでいたバンド、マジック・アニマルズはひどかったしなあ。そうは言っても、あの人が様々な人々を結びつけ、ジャンルを超えた音楽、アートのムーヴメントを引っ張り続けたことは間違いない。同時に、常に世の中を冷徹に見つめ不正や理不尽に怒りを向け続けた人でもあった。番組で最後に流されたのは、遠藤ミチロウによるキョーレツな追悼ソング”大阪の荒野”。まさに今の日本を見たら、あべ氏は堪え切れずに生き返ってきそうだ。今年も春一はめでたく開催、3日間だけらしいけど。僕は行かないけれども、一方でしばらくは続いておいて欲しいとも思う。またいつか気が変わったら行くこともあるかも知れないし・・・
2017年02月15日
コメント(0)
昨晩の話、サニー・ランドレスのライヴの後、久々に新世界のこされ島に飲みに行った。4月は大阪に一晩だけの滞在だったので寄ることができず、一昨年は春一番に訪れた際に一晩、1時間程度寄って以来。若いマスターのショーさんが迎えてくれると思ったら、ショーさんのみならず、元々のオウナーであるのこさんとガンジーさんもいるではないか。こちらも2年半ぶりの再会だ。この人たちとはひょんなところで出会う。辺野古であったこともあれば、数年前の那覇の楽市楽座の芝居見物時にも偶然出会った。今回も全く予期してなかった。現在は舞鶴在住だが、約3年マスターを務めてきたショーさんがお店を卒業するそうで、その引き継ぎに?帰って来ているらしいのだ。ショーさんにもよくしてもらったから残念だねえ。後任はひとまずディックさん?というナイスミドルなおじさまで、ショーさんからカクテル作りの指南を受けていた。ただ、ディックさんの引き継ぎは一時的で、正式な後任は未定?まあやたらに顔が広く人脈豊富なのこさんたちだから、また適任な後継者が現れるのだろう。店が存続してくれるなら言うこと無い。ここは西成泊まりの際の、僕の夜の拠点だからねえ。そして、何とのこさんたちは西成でたこ焼きバーも始めたという。一昨日もアメリカ村のそういう店(タコタコキング、画像。ニューオーリンズR&Bばかり流れてた!)で飲んだのだけど、たこ焼き食べながら飲める店が、今急速に増えているという。元祖は、昨日飲んだ店の近くの味穂というところ。なかなか味のある店であちらの方で飲みたかった気もした。余談ながら、タコタコキングのカウンター席にはコリアンがよく訪れ、店員さんたちは、コリアン客にも実に愛想よく親切に対応していて安心した。これでなくちゃね、商人の町・大阪。市場ずしとかの件があったから、最近の大阪どないなってんねん?と心配していたところだった。大阪のヘイトネタといえば、高江での大阪府機動隊員による”土人”発言が波紋を拡げている。その高江だけど、のこされ島でも今週末に石原岳さんを招いての高江イベントが行われる。のこさんたち、今も高江のことを忘れてなかったんだなと思う一方、彼ら自身は高江に行く気はもうないという。一時は住むことを考えていたはずの彼らが、結局、舞鶴に落ち着いたのはどういう理由があったのか。これを機に尋ねてみた。実は高江滞在時に彼らが住民から”何しに来てる?”といった言葉を浴びせられたらしいのだ。高江住民といっても、ネトウヨみたいな移住者がいることが最近明らかになったし、昔からの住人によるものだったのかどうか詳細は聞けなかった。でも、そんなことを言う人もいるだろう。住民の会の”住民”も、伊佐さんや安次嶺さんも含め、後から移住してきた人が多いのは事実。しかし、元々の高江住民は、かつて米軍によってヴェトナム兵役をやらされたり、完全に植民地的扱いを受けてきた。最早、”抵抗”することすら思いもよらぬ心境になってしまっている人たちもいるだろう。そういう人たちにしてみれば、反対運動は複雑なものがあるだろう。そこは沖縄の歴史的な問題があると思う。米軍統治下で抵抗する人もいれば、統治に馴れさせられてしまい、お上や周囲との摩擦を好まぬ傾向がウチナンチュには今でも見られる。でも、決して植民地扱いや不当な扱いをよしとしているわけではない。ただ、抵抗の姿勢を示さないだけだ。根底に無力感もあるだろう。しかし、抵抗が無駄ではないことがわかれば、彼らとて声を上げることもある。後からの住民だろうと、ナイチャーであろうと、おとなしきウチナンチュを鼓舞する存在というのが必要だと僕は思ってる。だから、反対運動をしているのは元々の住民ではなく、ナイチャーや移住者ばかりだという批判は的外れなのだ。意外にナイーブなのこさんたちだが、そのパワーは健在。舞鶴でも何やら宿とかをやっているらしいけど、何とたこ焼きバーは西成のど真ん中の交差点のところにあった。カウンターだけで5〜6人も収容すればいっぱいという狭い店舗だ。ここでのたこ焼きはセルフ、たこ焼き器で客が自分で焼くのである。たこ焼きは案外焼くのに時間がかかり、かつ難しい。外側にいた僕は非常に寒かったが、ワイン飲みながらたこ焼きが焼けるのを待ち続けた。昨晩に続いて、夜食はたこ焼きで、昨晩に続いて口の中をヤケドした(爆、人生初セルフたこ焼きは画像の通り見てくれ今いち)。しかし、このセルフたこ焼きは、結構、外国人旅行者に受けていた。周囲に夜遅く(既に深夜過ぎ)開いている飲食店がないので、ジャマイカ、韓国、オーストラリアといった国籍豊かな面々が店に集まってくる。結局、そこで3時近くまで飲んでた。明日は午前中の飛行機で帰るのだけどねえ。それにつけても彼らのバイタリティにあやかりたいものだね。またきっとどこかでひょいと会えるでしょう。次は大阪にいつ来られるかな?
2016年10月25日
コメント(0)
ひっさびさに沖縄で有料ライヴを見る。何やかや年に1回は沖縄に来ている感じの大西ユカリ。ハコは2年前にヤスムロコウイチを見た国際通りのサウンドエムズ。一応、店の5周年という位置づけだが、大西がここで演るのは初めてなはず。チャージ3000円だが、事前予約を入れて気合を入れて?赴く。大西のライヴを見るのは結構久しぶりだ。最後に見たのは4〜5年前の大阪は、今は亡き通天閣劇場だと思う。今は亡きといえば、その際のゲストは石田長生だった。バンド新世界を解散させて以降は、何となくバンドが固定してないような印象の大西だが、今回はバンドは現地調達のようで、琉球プリティボーイズなる名義のバンドがバック。どんなんやろ?予約は入れたものの席が確保されていたわけではないようだが、優しいマスターがカウンターの席を空けてくれた。ビールを頼んで待つが、30名も入ればいっぱいの店内、ほぼ満席となる。バンド関係者も多いようだ。後ろを通り過ぎたのは、あれ?ガーニー田中さんの奥様?そう、ガーニーさんがバックを務めるようだ。あの方、そもそも大阪出身。ここんとこは、なぜかヤスムロさんとは一緒ではないようだけど、関西系のミュージシャンの来沖には、この方がひと役買うというパターンのようだ。そういうわけで、琉球プリティボーイズは、ギターがガーニーさん、バックヴォーカルに奥さん、この公演を仕切ったらしい田島さんという人(大西が乗るジェットスター便!も手配したとか)もコーラス。それにベース、ドラム、キーボード、サックスの都合7人というメンバー。端で陣取っていた人はマネージャーか誰かかと思いきや、店の?PAの人のようで、大西はおつきもなしの単身来沖らしい。まあ、大塚まさじもそうだったもんな。15分遅れくらいで登場の大西は、公式サイトのまんまのコスチュームとヘアスタイルで。この店の5周年記念出演は、何かたまたま来店した流れでだったらしい。オープニング曲はカヴァー?変わらぬ大西の関西ソウル歌謡だ。変わらぬといえば、この人の軽快にして饒舌な喋りも。声の張りも変わらずだが、沖縄も幾分寒いせいか、時折、咳き込んでいる様子も。ニューシングルという曲は、如何にも横山剣作っぽい和風歌謡ソウルだ。これも横山作の新曲(と言っても2年前の)”路線バス”は哀愁のスローバラード。ガーニーさんのギターがなかなかブルージーでいい。この人は出で立ちもなかなかかっこいいじゃないか。ユニゾンのサックスはエムズのマスターの奥様だそうな。急ごしらえ?のバンドながら、しっかり大西のナンバーは練習したようで、過不足なく聞いていられる。しかし、大西はこの調子で、毎回現地バンドと共演でいつも来沖公演を行っているのか。やはり、横山作の”肉と肉”は、ならではのエロ風味をたたえ、サビでは”ケンチャナヨ”と韓流も交じる。大西は和田アキ子と違って在日ではないはずだが、ポンチャック系ナンバーもリリースしたり韓国との繋がりもある。韓流ドラマファンでもあるそうな(笑)。道理で客にコリアンも数名。しかし、バックコーラスの声はほとんど聞こえてないな。しっとりと始まったのは、その和田の”あの鐘を鳴らすのはあなた”。大西は、和田よりは線が細めながら、これはなかなかの名唱。だが、これで前半?終了。メンバー紹介をチャッチャと終えて早くも休憩に突入。後半、ブルージー歌謡でスタート。今回は現地バンドということで、近曲とカヴァーの構成らしいが、最近の大西のCDというのは聞いてないもんで、知った曲はあまりない。ドリンクはオール500円のエムズ、黒霧島のロックをなめながら鑑賞。エムズ奥様のサックスも悪く無い。ここら、沖縄は結構ミュージシャンには事欠かず来沖ミュージシャンには重宝するのかも知れない。大西が得意の喋りで笑わせる合間にガーニーさんがあたふたと?チューニングやら準備。”チューニングは長めでソロは短めで”とは金子マリの言葉だそうな(笑)。新曲2曲を演った後、ガーニーさんコーナーとなる。奥さんと二人でオリジナル曲?弾き語り2曲。スライドを弾きながらも、この人の歌はフォークっぽくて、ブルースというよりは関西フォークの伝統を感じさせる。春一番とかに出てもおかしくない人だ。飄々としていい味わいだなと思った。大西ステージに戻って終盤のよう。カヴァーは、ステイプル・シンガーズの”アイル・テイク・ユー・ゼア”。何だか僕の近くに座っていた派手なメガネのお姉さんはコリアン・アガシで、ゲストとしてコーラスに参加。この人、ノリはすこぶる良くて、それまでほとんど聞こえてなかったコーラスを大いに盛り上げた。やっぱり、コリアンはラテンだなあ。沖縄はどこか保守なラテンなんだよね。基本、はじかさー(シャイ)で。”オキハム”コールはおかしかったね。最後はサム&デイヴの”ホールド・オン・・・”を熱唱。大西はいつもながらのガンバリであったのだが・・・すぐさまアンコール。木村充揮の”天王寺”だ。それにしても大西は頑なに春一には出ないね。更に”ザット・ラッキー・オールド・サン”。ブライアン、ディラン、そして大西か。全体としては90分くらいの感じか。結局、現地バンド故に演れる曲が限られていて、このくらいということだろう。新世界時代は、もっとガンガン演っていたもんだけどなあ。今は大阪ではレギュラーバンドがいるのだろうか?やはり、演り慣れたバンドで、更に自在にはじける大西を今一度聴いてみたいもんだね。それでも、こういう態勢ながら沖縄公演を行ってくれる大西はエライっちゃエライ。でも、仕方ないとはいえ、沖縄でのライヴというのは色々制限があるもんなんだな・・・エムズの来週はガーニーさんのレギュラー公演。そして、ここは最近は月いちローリー・クックも出ている。マスターが大好きなのだそうな。このマスター、とてもいい人っぽいし音楽愛も伝わってくる。機会と金あれば、また訪れてもいいなと思う。
2016年02月20日
コメント(0)
先週放送されたBS「世界ふれあい街あるき」は”大阪スペシャル”だってえ?今更もう。でも折よく、今朝再放送あり。めでたく録画視聴と相成った。わざわざ桂文枝がナレーション。あの人、もう70歳超えてるんだ!中心はミナミだ。道頓堀の由来が、実は道頓という人物によるものだとは初めて知った。ちょっとした再現ドラマで道頓を演じていたのは、よく見れば、ちんどん通信社の林社長ではないか。なるほど。法善寺、黒門市場から、大阪落語発祥の地という生国魂神社へ。へえ〜、そーなんだ〜。更に先代からの文枝師匠の好物が半助豆腐とな。鰻の頭が入った豆腐の汁。これは知らなんだ。どこで食べられるのかな?そりゃ鰻屋か。道頓堀にあるモアイみたいのが並んだ変なラブホから登場したのは、これまた、ちんどん通信社。あれだけじゃなかったんだ。林社長にフミカさん、小林さんのトリオで知られざる大阪名所を紹介。難波八坂神社、なんばパークスの近くだそうだけど、全く知らなかった。巨大な獅子の神社は日本ばなれしたインパクト。これは是非次回行ってみないと。トリイホールもまだ行ったことがなかったし。意外にもキタには、戦災を逃れた古い建物がそこかしこに。大阪は味わいあるなあ。今年は当初、勝手に”イヤー・オブ・オーサカ”などと謳っていたけど、結局、5月以降は行けず終い。来年もえべっさん行きは厳しそうで、次なる狙いは、7月の天満宮・天神祭だ。大阪三大まつりの一つ、他の二つ(愛染祭り、住吉祭り)にも行ったことはないけど、まずは天満宮から攻略したい。さすがに来年は春一番はもうスルー。でもって、八尾河内音頭まつりはえべっさんともども再来年か?やれやれ・・・早いとこ、また大阪行きたいよ!
2015年12月01日
コメント(0)
1週間遅れで、NHK「探検バクモン」”ニッポン労働ブルース~人情編~”を見る。先週のパート1最後に突如登場したシンゴ西成が一向に加わって、更にディープな西成周辺を探索する。ホルモン中心の立ち飲み屋、あれは難波屋ではないよね?ああいう店、ディープ西成エリアには色々ありそうだけど、案外、あの辺では飲んだことがないのだ。その騒々しさたるや半端ではない。テレビ取材だろうが、余所者の一見さん来訪だろうが、あの辺のおっちゃんたちは同様に騒ぐのだろうな。次に向かったは飛田新地。撮影していいんだね。屋号にはモザイク入ってたけど。鯛よし一番は文化財指定?あそこで一度食事したいのだけど、一週間前位に予約入れないとダメなんだよね。建物も趣あるもの多いねえ。あそこらは、ちょっとじっくり眺めるにはヤバイから(苦笑)。こうして見てみると、10年以上通っている西成でも、まだまだ未体験のエリアはあるもんだな。 三味線になった猫を祀る松乃木大明神の猫塚なんて、この番組で初めて知った。周囲は野良猫もウロウロ。これは次回是非訪れてみないことには。西成を歩いているようで、まだまだ見落としているポイントがあるのだなあ。出演者たちの締めの言葉に、やっぱり、ますます、西成は終の住処にふさわしい地に思えてきた。やはり、天国は釜ヶ崎にあるのか。老若男女、誰でも別け隔てなく受け入れてくれる地。来年も何かしら理由をつけて、大阪へ、西成に通ってしまいそうだな。
2015年09月29日
コメント(0)
連休も祝春一番も早最終日。今日は天気もまずまずのようだけど、そこそこ見たい出演者がいるので開演時間には行きたい。しかし、連れのT氏の動きが鈍く、僕は昼メシを買うのをスルーして一足先に会場へ。トップはロボウなるバンドでホッとする。でも、このバンド、朝らしい音で悪くはなかった。4人編成でオールドタイミーな雰囲気の演奏。大年寄り、村上律と松田幸一のデュオ。村上がマイペースな人で松田がキチリタイプ、片や浴びるように飲み、片や下戸という対照的な二人らしい。村上の”南京豆の歌”とか松田のハーモニカによる”シェナンドー”とか、昔ながらのフォーク、トラッドを日本語訳で展開。こういう音楽が今でも聞かれるマーケットというか場があるのは貴重というか不思議というか。いずれにせよ、世の傾向と音楽潮流に対し全くKYな二人って感じ。嫌いではないんだけど。最後は”ミスター・ボージャングル”の日本語版。この日のベスト・パフォーマンスはナオユキではないか?昨年の沖縄公演と一部ネタはかぶっていたけど、やっぱり笑えるんだな。好きだよ、この人。しかし、”うまいもん”の後は”まずいもん”なのが春一だ。ぐぶつ、アチャコ孫、ハッピー・トリオとシロート系3連発には、さしものTさんも唖然としていた。カエルのカーミットみたいなアチャ孫の諧謔にも全然風刺が感じられない。この日は、この後も、しばし会場を離れることしばしば。ヤスムロコウイチ氏は20回連続出場なのだそう。以前は、酔っぱらいたちが歌も聞かずに騒いでいたりした”夜を見てた”も、皆しっかり聴いていて、スッカリ観客たちにも受け入れられたようだ。北海道からわざわざの佐藤しょう子という人に加え、カオリーニョ藤原がギターで客演。いつもヘソステージばかりなのが、同郷のアズミとの扱いの差を感じるけどね。リーテソンって人も在日なのだろう。しかし、先日のキム・ユリョン同様、またしても巻舌だ。在日だからいいのかな?いや、僕はやっぱり苦手だ。さりとて、英語で歌った歌で英語がうまいわけでもなかった。だったらいっそ朝鮮語で歌って下さい。今回の春一的にある種ハイライトだったのが、初出演、高田連のステージ。やはり、今回のテーマは”高田渡没後10年”ということで、観客も、何かありがたいものを迎えるかのようにステージに集中する。その高田はソロでギター弾き語り。披露されるのは、“仕事さがし”、“ヴァーボン・ストリート・ブルース”等、やはり、父の定番曲だ。でも、父のような独特な味わいがあるわけではなく、フツーの弾き語りという印象だ。やはり、この人はあくまでバッキングとして冴えるマルチインストゥルメンタリストなのだろうと思う。終盤に村上律が飛び入り。”うるさいおじさんたち”ばかりに囲まれた春一は、高田連にとって居心地のいいものであったかどうか?メインステージに出てきたアズミ、一応、聞いてはいたのだけど、まあ、関西弁でぐだぐだぐだぐだ、酔っ払いの戯言を聞かされているようなステージで、何でこれみんな平気なの?って不思議になった。MCではボケながらもキッチリと歌とギターを聞かせるヤスムロ氏とのこの違い。でもって、今回は木村充揮もソロ弾き語りなのだ。奥村ひでまろ氏不在?故に、実は沖縄から内田勘太郎が?とか類推したけど、さすがにそれはなかった。まあ、この人も曲は毎度同じなんだけど、何を演っても観客は大喜び。もう、大阪のソウルブラザーはいつ何時でも歓迎って雰囲気。こっちも、まあ、ええやないかって気分になる。ひでまろ氏同様、なかなか姿を見かけなかった金子マリ、葬儀で忙しかったか?でもバンドとしてはしっかり出演。声はなかなか聞かせるなあと思えたのだけど、サム・クックの”チェンジ・イズ・ゴナ・カム”日本語版とかはローリー・クックとかに比しても聴き劣りする。この辺の世代の人は、とにかくオリジナル英語版でなく日本語版にこだわるね。その訳が今ひとつでもあるんだよな。いつもは長い5ス・エレメント・ウィルだけど、今回はアッサリ。まあ、トリに大物が控えていたから・・・やはり、山下洋輔なのだった。あべのぼる氏死去の翌年以来で4年ぶり。案の定、あべ未亡人ニマのダンスとの共演であった。まずは山下が得意の肘打ち等でオリジナル曲の他、岡本喜八夫人初監督作のために書いたという曲も披露。そして、珍しや”ボレロ”を弾いてバックでニマさんが踊る。まあ、あの方のダンスはいつも同じ気がするけど、ここはむしろ山下の”ボレロ”に聴き応えがあった。アンコールに応えて、山下の即興演奏で再び共演して締め。この4日間で、最も”トリ”にふさわしいステージではあった。で、4日間ひと通り見終えてTさんは?結論から言えば”もうええわ”なのであった。積極的につまらなかったとかそういうわけではないけど、やはりフェスは疲れるし〜ってことらしい。う〜ん、残念だなと言いつつ、かくいう僕自身も、今度こそ春一見物は最後かなって思う。まあ、大阪には来たいから4日通しではなく、聴きたい人がいる1,2日だけ来るとか、或いは、僕もGWはだんじり見に来ようかなとか(苦笑)。この晩も夕食は直行、もう新世界で串かつだ。で、初日以来ののこされ島で締め、のつもりが、何と今日はお休みになってしまったという。春一の会場からの帰り際、のこされ島のオウナー、のこさん、ガンジーさんと久々に再会したが、結局、彼らは京都は舞鶴に腰を落ち着け、家まで買った!という。どうして舞鶴?そこらを飲んで聞きたかったが、後で味園ビルに近いバンブーなる店へ行くつもりというので、そこで再会した際にと思っていたが・・・串かつ食って宿へ向かう道すがら、パチンコ屋の向かいにあるおでん屋・成田屋さんで、おお!ありゃ、スープチンドンズ倶楽部のお二人ではないか!以前はここらをよく流していたのだけど、見かけるのは久しぶり。思い起こせば蜻蛉親方を初めて見かけたのも、この店でこまっちゃんと飲んでいるところを目撃したのだった。こりゃあもうたまらん、しばし、その演奏を聞くべく、飲み物だけ頼んで奥の席へ。蚊には食われたけど(笑)思わぬところでチンドン太鼓が聞けてラッキー!数年前にライヴでもお会いした蜻蛉親方、一応、ご挨拶したところ、ツイッターでの僕のつぶやきも覚えていて下さって(”サヨクかと思いきや優男やないかと”言われた、笑)特別に演奏を聞かせて下さった。書生・宮村さんはかなり酔ってらしたようだけど(苦笑)、このサービスには感謝感激。と言いつつも、ご祝儀は小銭入れの中の500円玉一つというせこいオレだけど。いやあもう連休最終日なもんで持ち合わせが・・・スープ社さん、富山コンクールには復活されたけど、今度は萩原町の方に不参加になってしまったとか。それも惜しいなあ。でも、来年の富山では何とか再び!この後、飲みに行く地下鉄でもまたお二人に会ってしまった(笑笑)。また休みたがるTさんをどうにかくどいて地下鉄で日本橋へ。何とかバンブーという店を突き止めたもの、店は閉まっていた・・・こんなことなら、のこさんたちとしっかり連絡を取り合っておけばよかった。結局、彼らとはあれっきり。再びTさんと味園ビルへ行くが、アイリッシュパブではなく別の店へと仰る。で、小じんまりしたカウンターのみのビール系の店へ行く。でも、さしもの自分もかなり酔っ払っていて、Tさんにちょっと失礼なことも言ったかも。結構ここいら辺から記憶が薄れているのだ。どうやら店を出た後、またしてもスーパー玉出に寄って惣菜買ってまた寝しなに喰らっていたらしい。これ、沖縄に戻ったらダイエットせんとヤバイな。まあ、ラッキーなようなアンラッキーなような一日でありました。とりあえず、今回の大阪奇行はこれにて概ね終了。
2015年05月06日
コメント(0)
祝春一番というのは、一昨日、白崎映美も語っていたように、世界で最もゆるいフェス?かも知れない。だから、フジロックとかと違ってオヤジになっても見ていられると。でも、改めて訪れてみると8時間に及ぶ長丁場は思いの他疲れるし、4日間というのも長い。このゆるフェスを一度体験してみてもらいたいとT氏を誘ったのだけど、既にT氏は疲れ気味で、かくいう自分もまた然り。春一、ゆるいようで案外エネルギーを要するのは、やはり関西ならではかも知れない。左様に関西のおっさんたちはパワフルなのだ。さて、今日は喫茶カラーの定休日なので、阪堺電車恵比寿町駅側にあるYCこと吉田コーヒーでホットモーニング。ここのは400円だが、バターだけでなくジャムトーストが1枚つく。僕はそこにお得感を感じた(笑)がT氏はそうでもなかったようだ。てな具合に、しょっちゅう飲んでいて気心が知れている二人なはずなのだけど、やっぱり旅とかフェス見物となると、二人のビミョーな指向の違いが顕になってくるのだ。ヒヤヒヤ。そうは言っても二人共通し券を買っている身故、春一見物は勿論続行。昨日と打って変わっての好天となったこの日は、むしろ日焼けと熱中症に用心。今日はその前にちょっと寄り道ってことで、吉田コーヒー側から阪堺電車に乗って住吉大社まで足を延ばす。僕はこの路線、庶民的な味わいで大好きなんだけど、T氏は”別に”って感じであった。住吉大社は眺めただけだったけど、既に自分ちにはあるミニ招き猫を人の土産用に買えばよかったなと。緑地公園駅近くのスーパーでパン等を買い込んで開演1時間程遅れて服部緑地野外音楽堂へ。またぞろ大御所・加川良がトップだったようだ。2番手に佐久間順平と佐藤博の武蔵野たんぽぽ系。今回は、高田渡没後10年という色が強いようだ。言われて見れば舞台上方に飾られていたのは、高田の愛車の三輪車だったよう。で、見始めたところで折しも山中一平トリオ。太鼓の赤江真理子さん、三味線の虹友美とで、”神埼与五郎東下り”をじっくりと。オーソドックスに河内音頭を聞かせるこの編成の方が、いつもの演歌っぽい曲を交えるよりもシンプルで良かった。しかもお囃子要員2人の大きい方は、真理子さん(と、ちんどん通信社・林社長)の娘フミカさんではないか!これ、何だか非常に得をしたような気分。その次、このフェスで最もメジャーな人かも知れない曽我部恵一は、ギター1本弾き語り。でも、僕には惹きつけられる程の魅力を感じるものではなかった。僕の苦手系列にあたる豊田勇造。中身がないとは言わないけれど、どう聞いてもフォーク体質の人なのに、なぜかこの人は大所帯のバンド編成でやりたがる。今回はジャグバンド編成の”ラグパパス・ジャグバンド”なので少し期待したが、やはり・・・。結局、この人の個性は陽性ではないのだと思う。いとうたかおみたいに暗〜く弾き語る方がむしろしっくり来るのでは?でも、どこかの時点で、この人はそれに飽いて今のようになったのでは。その、不似合い感は中川五郎にも通じ、長年やってるはずなのに、なぜ自分のスタイルにそぐわないパフォーマンスをやりたがるのかが解せない。そんなこんなで、やっぱり僕は苦手だなあとしか結論づけようがないのだった。この日の一番で数少ない期待の出演者はジ・エンド。遠藤ミチロウ率いるバンドだ。2年近いブランクを経ての復活には否が応でも注目せざるを得ない。まずはバンド名通りにドアーズの”ジ・エンド”の日本語版で。ナポレオン山岸のサイケデリックなギターが耳に響く。数年前にあべのぼる氏に捧げられた曲も新譜に収録されたよう。スターリンの”メシ食わせろ”もタイトな演奏が秀抜。やはり、他とは違う緊張感溢れるパフォーマンスだったが、終演後に袖に戻る遠藤が何だかヨタヨタしていたような。やっぱり、快復は完全とは言えないのかなという不安も少しよぎったのだが・・・これも、あべのぼる氏ご贔屓筋の一人、小谷美紗子。あの方程に魅力は感じていなかったけど、この日のピアノ弾き語りは、これまで以上に声が良く出ていた印象で悪くなかった。昨日も演奏に参加していた横浜方面から来た二人組モクモクは、野毛を舞台にした曲なども演奏。アコーディオンというかコンサルティーナを弾きながら歌うオカザキエミという人。ちょっと巻舌入ってるけど、まあ許せるレベルかな。野毛によく行くT氏は許したくないって言ってたけど。リクオの出番で、これはもう外に酒買いに行った(爆)。続けて加川良の息子バンド、リトルキヨシトミニマムゲンキもスルー。ところが、会場に戻って遭遇の、その次の小野一徳なる東京もん?四畳半フォーク以下のチマチマした草食系?歌詞をギターで弾き語る。これはもう僕は嘔吐しそうな耐え難さで再び会場外へ出る羽目に。どうして風太氏、こういうの出すんだ?何がよかったんだ?ホント、春一番というのは、福岡風太氏及び故あべのぼる氏によるおまかせコース料理なのだ。うまいもんもあればまずいもんもある。うまいもんはいいけど、まずいもんはトコトンまずかったりする。でも、まずいもんも一緒に喰らえ!と。その、平均的でないところは、ある種日本離れ?していて個性的には違いないのだけど、まずいもんばっかり続いたら、これはもう苦痛でしかない。ところが、会場の関西の酔っぱらいたちは、うまくてもまずくても喜んで喰らっている。これは関西人の暖かさであると同時におじさんならではの甘さと言おうか。春一、ゆるフェスのようでいて、実は何とも”きっつい”フェスでもあるのだった。奥村ひでまろのマロマロズは、まあ付きあおうと思っていた。ところが出ないようだ。なぜ出ないのかのアナウンスもなし。言われてみれば、今回会場でひでまろ氏を全く見かけなかった。あのQちゃんとやらはいたけどな。ひでまろ氏飲み過ぎでぶっ倒れた?或いは、風太氏と何らかでぶつかってドタキャン?ひょっとして内田勘太郎が参加とか?等々憶測したけど、とにもかくにもこの日のトリの出番に・・・これも、故あべ氏のご意向&ご威光でハンバートハンバート。まあこれは許すけど、何だか二人は異様にテンションが高い。”コットン・フィールズ”の日本語版から、やはり、高田トリビュートで”生活の柄”。続けて、”教訓1”を歌い始めたところで、朝からずっといたの?の作者・加川良が参加。更にハンバートのオリジナル曲にも続けて。加川67歳だそうで、さすがの春一でも最年長組なのであった。ハンバートの二人に戻って、高いテンションのまま、あべ氏作?(どう聞いても”365歩のマーチ”のぱくり)の”おーいおい”。そして異例のアンコールで”春一番”。いや〜、暑かったせいもあって疲れたなあ〜今夜は大阪ならではのコナモンを食したいので、つまり、服に匂いがつくから宿には戻らず、緑地公園から直行する。阿倍野というか天王寺の地下にあたるあべちかの”あべとん”。少し並んだけどカウンター席に座れて、ぼくはすじねぎモダン、Tさんはミックスモダンの玉子つきを頼む。僕はここのお好み焼き好きなんだけど、Tさん曰く”ソースが甘すぎ”。ってか、このソース味がお口に合わないということは関西のコナモンそのものがって事になるんだがなあ・・・僕はゲロ吐きそ〜みたいな出演者も、彼はしっかり見ていて、なぜそこまで嫌うのかがわからないと言う。そういう音楽指向のビミョーな違いも段々と鮮明になってきた。加えて、僕的にはもう一杯行きたかったのだけど、彼はもう充分という。今夜も早めのお開きだ。う〜ん、なかなか難しいね。まあ、確かに腹はいっぱいだけども。思えば、この晩、一人ででも”のこされ島”に行っておけばよかったなあと、後になって・・・
2015年05月05日
コメント(0)
雨模様と伝えられる日、とりあえずは通天閣に近い喫茶カラーの330円(今年になってついに値上げ!)ホットモーニングで朝食。一昨日同様、通天閣商店街の肉のさかもとで、Tさんはビーフカツサンド、僕はハンバーグサンドを買って緑地公園へ向かう。祝春一番2日目も開演時間の11時には少々遅れて。ラッキーというか、この日のオープニングは苦手な三宅伸治だった。でも、”バンド”ではないな、ソロ?この後にバンドで再登場という不穏な噂も耳に・・・とまれ、入場時に”へそ”ステージでパフォーマンスしていたのは、数年前から出演者に昇格した”チンポたつひこ”さんこと平田達彦。声は独特でブルースっぽくて悪くないのだけど、悪ノリして犬の遠吠えばかりやるのが難。個性には違いないんだけど、そりゃあ売れないよね。のっけから雨降りで、こちらも駅前で買い求めた合羽着用なのだけど、意外にも観客は昨日よりも多い。これはこの人出演故かという押尾コータロー。相変わらずのテクで引き倒すが、1曲ナニワエクスプレスのベーシスト清水興が参加。更にお約束の師弟共演、中川イサトの登場。押尾の派手さに対し、師匠はむしろ地味。そのまま中川ステージとなり、ザビエル大村なる人とのデュオとなる。味わいはあるのだけど、華がある分、やっぱり押尾のプレイの方に分がある印象。雨の日は結構スルーしてしまったりもする春一だけど、今日はかなり見たくない出演者もいる一方、見たい人もいる。はじめにきよしは雨が激しくなる前に出てきてくれてよかった。でも、この日はサキタハジメ氏ののこぎり弾きも1曲だけで何だか短めの演奏だった。続けて、やはり見たかった、ふちがみとふなとなのは良かったが、そこに中川五郎(爆)。ふちふなだから我慢して見ていたが、そのまま中川ステージになったところで僕は会場を出る。尚、ふちふなは、あの”大阪のうた”をちんどん通信社をバックに録音したとか。中川は何やら喚いて飛び跳ねていたようだ。やだやだ・・・夕凪は、ハンバートハンバートの佐藤良成も参加して、ツインドラムの厚めの音で聞かせる。出てない時は袖ですぱすぱタバコ吸っている、如何にも姉御肌のヴォーカル伊藤せい子の歌はパンチが効いてはいるのだけど、歌詞がどこか四畳半的なのが今ひとつ。ハンバートも取り上げる”春一番”のテーマも演っていた。整理すると、僕が苦手な傾向というのは、1.(下手なのに)自意識過剰なパフォーマンス〜中川、後、出てないけど宮沢和史とか。2.サウンドは大仰なのに歌詞がチマチマしている〜昨日の良本優作も然り。3.社会派なのだけど主張がストレート過ぎて”オチンチン丸出し”状態〜三宅伸治ら。そしてもう一つ、何よりも日本語巻舌歌唱が苦手なのだ!そんな、もろ巻舌だったのが金佑龍という人だ。その名の通り在日らしいが、バックは、明日モクモクという名義で出演の、横浜から来た2人とコントラバスの3人。ループも駆使した今時のサウンドそのものは、このロートル揃いの春一においては新鮮だ。特に今回はロスト・イン・タイムが不在なので、今回の出演者中でも現役感はある。パフォーマンスに力量も感じる。でも、やっぱり巻舌には引っかかる。在日だから仕方ない?いや、日本語は普通に話せる人のようだから敢えてなのだろう。それさえ無ければ、今回の春一での”発見”となり得たのに。ダメなんだよ、UAとかも、やっぱり。もう一人、この人も、もし来年以降も春一に出るのなら、ワースト殿堂入りのパフォーマンスだったのが今西太一。苦手パターンの2に通じるけど、”中身がないのに無駄にテンション高い”ってのもバツ。相当に単純な内容を、相当に力んで粗っぽく披露する。関西のというか、この春一の酔っぱらいにしかウケないだろう内容。春一への不満の大きい部分は、観客がとても暖かいという一方、うまくてもまずくてもお構いなしに喰らいまくる観客の甘さにもある。少なくとも関東の酔っぱらいよりは質が悪くないということを差し引いてもだ。因みに、僕は日比谷野音とか上野水上音楽堂では酔っぱらいに絡まれたことがあるけど、この春一では一度もないのだった。関西の酔っぱらいは、柄は悪そうだけど根は悪くなくて、やっぱり明るい。一方の関東の酔っぱらいはどこか陰湿だったりする。それは山谷と西成の違いにも通じるかも知れない。そんな関西の酔っぱらいを、僕は好きだけど、どこか許容しきれないところもあるのだ。毎回、一人や二人は会場からつまみ出される酔っぱらいがいる春一だけど、今回は、いつもステージ前でヘロヘロ踊る人たちを見かけない。いつも九州から来ているらしいポンポコの兄さんは健在だけど、あの、オカマのおっさんとか”春友”Tシャツの御仁とかは来てないようだ。来ていないといえば、出演日でなくても必ずいる金子マリもいないし、奥村ひでまろ氏の姿も見えない。まあ、いなくてもいいのだけど(笑)、ちょっと気にならないといえばウソになる。さて、ステージに戻って、ガン闘病のため石田長生が不在となれば、関西ブルース勢の雄として有山じゅんじの存在は貴重だ。だが、この人の良さが出るのは、バンドではバック、そして、むしろソロでの個性的な弾き語りにあると思う。大所帯のバンド”有山じゅんじを昆虫採集”は、その、やりたいこともやってることも、どこまでも意味不明。オーティスのリフに、有山得意の”目〜ぐるぐる”とかをのっけてのノヴェルティR&Bを指向?女性ハープ奏者のハーモニカの音もよく聞こえなかったり、どうもまだバンドとしてこなれていない印象。これは正直言ってガッカリした。何せ、この後、雨が強くなり、おまけに、やっぱり、三宅伸治バンドが登場した。トリの友部正人を見たいというT氏を残して僕は会場を去ることに。人を誘っておいてこれだから自分も全く何だね(爆)。ま、僕は洗濯がしたかったこともあって、一足先に宿に戻って風呂にも入っておくことに。で、2日目をトリまで見届けたT氏を引き連れ、堺筋線で日本橋へ。これも是非紹介しておきたかった味園ビル。とりあえずアイリッシュパブでギネス一杯飲むが、そもそもT氏はあまり飲めない人。アングラ感もあまりお好みではなかったらしい。何より空腹感がまさったようで、同じフロア内にあったカレー屋で腹ごしらえを促される。それは僕の方の気が進まなかったけど、彼に免じて付き合うことに。1,000円近い高価なカレーでホテル的な味だったけど、その値段とサーブの遅さに見合うものであったか?この後、開いてはおらぬかと期待して、そこから程近い”昭和歌謡スナック”はなのやへ行ったが、やはり閉まっていた。僕は飲みたい気分たらたらだったけど、いつも10時に寝るというT氏に合わせて早寝となる。せめても、スーパー玉出でまた変な(失礼)惣菜買い込んで。ああ、大阪でカレーなんぞ食べたかなかった、やっぱ、うどんが・・・
2015年05月04日
コメント(0)
朝いち横浜よりT氏来たる。緑内障のために仕事を辞め現在はフリーの身。時間が自由になったところで一つ、一度、祝春一番のようなゆるフェスを体験してみてもらいたく、今回誘った次第。生憎、宿はまだチェックインが出来ず、荷物を預けた状態で早速出発。僕自身も2年ぶりの春一見物復帰だ。動物園前から会場の服部緑地野外音楽堂は地下鉄御堂筋線で一本(緑地公園駅下車)なので便利だ。春一、毎回、開演時間キッチリに行こうとは思うのだけど、結局何やかや遅れる。それでも11時半位に着いたこの日、生憎というか、大塚まさじがトップ出演とな。何だかこれって福岡風太氏の意地悪なんとちゃう?雨男だからさっさと出しちまえと。で、着いた時には酒場のシロートバンド、エルキュール某であった。まさじ氏(と長田和承)聞きたかったなあ。天気は曇り気味でちょっと雨が心配。客入りはいつもの春一並の程々さ。長崎の稲葉某もすっとばして、早くも江州音頭の桜川唯丸一座の登場。カオリーニョ藤原らが次々と音頭取りを務め、南妙法蓮華経のお題目をクライマックスに、最後に師匠のお出まし。総勢10名程による圧巻のステージ。早めの時間のため踊り手は少なめだったが。髪を短くして別人のいとうたかお、社会派フォークを弾き語る。会場には、既にステージを終えた大塚や、最早出演はしない宮里ひろしらの姿が見える。ここで坂田明が登場。今回はソロだ。サックスとクラリネットをひとしきり聴かせた後は、あれは民謡?広島弁風の語りに、まるでホーミーのような独唱。”早う海に出てタコ捕りに行け!”とか。相変わらずの奇天烈さで聞かせる。でも、その熱演の最中、最前列の方で中川五郎が寝てたぞ、おいおい。ガラガラ声の光弦は、一層聞きどころに乏しい。同郷の盟友ヤスムロコウイチ氏が参加し、ガラガラ声を補う快テクギターをかますも惜しい熱演となる。大人数故にセッテングに手間取っていた渋谷毅オーケストラ。リハかと思いきや、そのままいつもの曲に突入する。メンバーもいつもの顔ぶれと思うけど、ギターの石渡明廣はメンバーの中では若手という印象。曲目は例年通りだけど、いつものゲスト歌唱がない。そういえば、出演日でなくても必ずいる金子マリの姿が見当たらないのだ。客席にいた小川美潮も呼ばれることなく、オーケストラでのオーソドックスな演奏が続く。これはむしろ◯。曲は同じでもキッチリ演奏に集中出来たし。そうそう、坂田明のちょいと飛び入りもあった。初登場?上々颱風の白崎映美は、アズミとの”義理と人情”名義で。まるで宮古島のパーントゥをカラフルにしたようなぶっ飛んだ出で立ちの白崎、ナマハゲのアレンジってことらしい。顔もロクに見えないよ(笑)。アズミを凌ぐ恐るべきテンションの高さで”もう一度逢いたい”(八代亜紀?)を熱唱。アズミが大人しめに1曲歌う合間には客席に乱入。東北訛りのオリジナル曲の後は”ローズ”のテキトー?日本語ヴァージョンで締め。”日本一の不良ロックバンド”と風太氏に紹介されたディープカウントだが、どこがロックやねん?どこが不良やねん?という印象。工夫のないストレートな詩のポエトリーリーディングをジャズ的な演奏にのせる。坂田や渋谷組の石渡、外山明らが客演するが、演奏に緊張感は感じられないし、何よりヴォーカルが下手なんである。個人的にこの日のベストは小川美潮4トゥ3バンドだ。メンバーを一新し比較的若手による6人のバック陣。この数年は女性ヴォーカリスト陣と共に声の実験みたいな音を演っていた小川だけど、今回は厚めの演奏をバックにバンドサウンドで聞かせる。”いろはにほへと”で唄われる曲はチャクラ時代のものらしいけど、ここらの実験性と遊び心のブレンドが面白い。チャクラといえば、後半はテクノポップにも通じるナンバーも聞かせる。言われてみれば小川という人、矢野顕子に近い持ち味だけど、二人のこの知名度の差は何故なのだろう?この人も毎回なかなか革新的な音作りには挑んでいると思えるのだけどね。少し雨がぱらついてきた。初日大トリが良本優作とは、風太氏、いくら何でもあべのぼる氏の意向に沿い過ぎである。僕はこの人のガスが抜けていくような歌声が至極苦手なのだ。初めてなので一応聞いていくというT氏を置いて(笑)僕は会場の外へ。ホント、春一って食えるものとそうでないものが何とも極端なのだ。都合12組で午後7時には終了というのが、今回のパターンらしい。一旦宿に戻ってようやくチェックイン。T氏はシャワー、僕は風呂に浸かった後、北堀江のタイ料理店マイタイへ。マルチインストゥルメンタリストのK氏が店長を務めるマイタイに着いたのは9時過ぎ。日曜の夜とはいえ祝日前だから、そこそこの賑わいで忙しそう。生春巻き、焼豚のサラダ、空芯菜炒め、シーフードのココナツミルク炒め、カオヤオ等を注文。沖縄にいるとエスニックフードとかは全く食べないので、僕は久々のタイ料理を満喫して舌鼓を打った。特にココナツミルクにつけて食べる餅米はうまかった。辛いのが苦手なT氏はビミョーだったみたいだけども・・・少し客足が落ち着いたところで、Kさんがチェンマイの地酒を出してくれた。何だか覚えのある味だなあと思ったら、これテキーラじゃん!本物のテキーラと飲み比べをさせてもらったけど、片や米産、片やトウモロコシ産なのに同じような味なのは何故?ともあれ、Kさんに色々サービスしてもらって僕的には大満足。ただし、擬似テキーラの影響力は翌日にかけてジワジワ来たのだけど・・・ついKさんとの会話がはずんでタクシー帰りの時間になってしまったが、まずは昼も夜も満足の1日。果たしてTさんは春一を気に入ってくれるのかな・・・?
2015年05月03日
コメント(0)
昨晩は、またまた寝しなにスーパー玉出で買った変な(失礼)惣菜を食らってしまい、朝もコンビニパンと宿の無料コーヒーで済ます。どうせスパワールドに行くのだからと、さすがに宿の朝風呂には浸からず。まず向かったのは梅田阪急なのだった。大阪に来る直前にも放映されたBS「世界ネコ歩き」。その岩合光昭氏の写真展が開催中。大阪からのスタートで東京はこれからなのだ。有料600円だけど、これは行かないでか。勿論ネコ好きの人たちで会場は盛況。テレビで見覚えのある猫のショットがいっぱい。ただ、規模的には中程度というか、それ程の物量ではない。今放映中の津軽篇のはなかったようで、海外の既放映分のもの主体。この番組の良さは、あくまで野良的なそこらの猫をひたすら撮っているところ。血統書付的な毛並みのいい猫ではなく雑種中心。猫はそこいらの猫で充分可愛いからね。でもねえ、見ていて、またまた部屋の猫思い出してウルウルきちゃったよ(泣笑)。梅田三番街の居酒屋で魚の定食でランチ。一旦、戻って新世界を散策。合羽を買わないとやばそうだねえ。夕食用!に通天閣近くの商店街の肉のさかもとでビーフカツサンドを買う。近くには、赤井英和ご用達らしい梵とかいう洋食屋で高価なカツサンドも売られているけど、僕はこちらで充分だ。さて、今回の大阪訪問のメイン目的は、まあ祝春一番見物なわけだけど、同じ位のウエイトを占めるのは毎度必ず行くスパワールドとも言える。長らく1000円のキャンペーン価格だったスパワだが、1月には1,200円に値上げ。そして、今回、何と連休中ということで1,500円にまで入館料が上がっている。しかも、ジムが有料(500円)になったとな!2,000円かい?それでも総合的に考えれば安いわけだけど、何せこれまでがこれまでだったからねえ。一瞬迷った位だけど、会員になれば無料ってことなので、早速会員カードを作る。まあ年会費も無料だからね。しかし、靴のレンタル料が550円!で、結局、2,000円超の出費ということに。例によって運動して汗をかき、サウナで汗をかき、色々な風呂に浸かって3時間余。でも、どうもしっくりしない気分。こうなるとスパワ以外の入浴施設をチョイスというのも今後はありだなあ。本当は湯上がりは新世界で串かつと行きたいところだけど今日は用事がある。急ぎ地下鉄で肥後橋へ。目指すは中之島。かつて、ブライアン・ウイルソンの記念すべき初来日公演を見た思い出のハコといえるフェスティバルホール。そこで今夜は「リヴァーダンス」を見る。建て直されたフェスティバルホールは、全く見違える威容とゴージャスさ。でも、堂島川の畔に立つこの中之島フェスティバルタワーは、まさに今宵のショーにふさわしい会場ではないか。2,700人を収容するフェスティバルホール。今夜は「リヴァーダンス」来日公演の最終公演だ。20周年記念公演と謳われた今回の来日は6回目位か。僕は初来日時に2回の他、都合4回位見ていると思う。それでも過去2回の来日公演には行ってないので結構久々の印象だ。一時食傷気味になったけれど、たまたま予定が合ったということもあって、ほぼ10年ぶり位に見てみようという気になった。席は前から15列目でまずまず。傾斜があって視界は良好。肉のさかもとで買ったビーフカツサンドとコンビニで買ったエール系のビールで腹ごしらえ。ビル・ウィーランによるアゲアゲのオープニングテーマですかさずアドレナリンが溢れ出てくる感じ。かつてはバンドが結構大所帯で、ギターやベースもいたと記憶する。でも、今回はイーリアン・パイプ、ヴァイオリン、サックスの3人+ドラム&パーカッションの4人。カラオケ的な演奏という印象だけど、一応、楽器陣は演奏はしているよう。しかし、プリンンシパル・ダンサーの登場で、一気に鳥肌が立ってくる。今回の公演ではジェームス・グリーナンとエマ・ウォーレンという2人がプリンシパルを務める。2人ともアイリッシュらしい。久しく見ていなかった「リヴァーダンス」だけど、基本構成はあまり変わっていない印象。前半はオーソドックスなアイリッシュ・チューンとケルティックダンスを存分に味わえる内容。エマ・ウォーレンは割と小柄だが、そのキレのあるダンスは侮れない。何度も見ているわけだけど、あの速射砲のように繰り出されるタップは、やはりすごい。イーリアンパイプ独奏から、マッチョなコワモテダンスの”サンダーストーム”、そしてフラメンコ(ダンサーはマリータ・マルティネス・レイ)・パートの”ファイアダンス”と、息もつかせぬ展開だ。そして、前半のクライマックスである”リヴァーダンス”。既に、この前半の時点でかなりお腹いっぱい。男性陣ばかりが目立つことなく、女性陣の可憐なダンスも素晴らしい。演奏陣では出ずっぱりのパーカッショニストが奮闘。演奏陣の少なさは否めないがダンスの見事さはそれを補って余りあるのだ。後半は世界に拡がるアイリッシュ、ケルト文化というテーマで種々のダンスとの融合、競演。ニューヨークのタップダンスとゴスペルあり、再びフラメンコ、スラブダンスありと、まさに”ダンス満漢全席”状態。そこでも際立つのは、上半身を固定したまま超速で打ち出される靴音の快感。とっ散らかった印象も無くはないけど、これだけ魅せられれば文句はない。見どころは、かつてのショー以上に充実している感じだ。正直、このショーのフィナーレだけは今ひとつの気がする。派手なライティングと打ち込み音で短めの大団円。むしろ、前半の”リヴァーダンス”のリプライズで構わないと思う。あの、ケルティックダンスのつるべ撃ちは何度見ても気持ちいいからだ。とにかく最後はスタンディング・オベーション。東京、愛知、富山と続いた全30回に及んだ公演は、ここに終演を迎えた。終演後、フェスティバルタワーの地下にはハブがあったが、どうせなら他のアイリッシュパブで飲みたいなと思い、しばし、曽根崎を散策。だが、結局、ハブに戻る羽目に。でも、これが正解であった。飲み始めて1時間ちょいのところで、おや、着替えて落ち着いたらしいメンバーたちが店にやって来たではないか。そうか、打ち上げはやっぱりこの店か。店を借り切ったというわけではない。メンバーたちが、本当にお疲れ様の一杯にフラリと訪れた感じ。周囲も騒ぐことなくメンバーたちを迎える。エマ・ウォーレンは舞台で見る以上に小柄だった。これから韓国や中国あたりに向かうのかも知れないけど、とりあえず日本最後の公演、本当にお疲れ様。彼らの素の様子を見られて良かったな。短パンのダンサーもいて、思わず、あんなダンスをする足はどんなもんかと凝視してしまった。こちらもつい杯を重ねてしまったよ。う〜ん、”本番”を前にいい夜だった。バビロンみたいな東京・丸の内に比して、大阪・中之島の光景は何となく和むものがあったな。やっぱ、大阪、好きやねん・・・
2015年05月02日
コメント(0)
有料で購入したアプリ、ラジ録の録音がようやくうまくいったようだ。何だかうまくいかずに聴けず終いだったFMココロの番組2つ、どうにか聴くことが出来た。まずは”祝春一番”開催を前に1ヶ月限定で放送の「プランクスターズ・ナイト」、4回放送の最終回。福岡風太氏の息子・福岡嵐氏の解説で、春一出演ミュージシャンが紹介される。日毎の出演者ってわけではなくランダムなチョイスのよう。まずは三宅伸治。僕が避ける春一ミュージシャンの一人だが、バカロックではないフツーの弾き語りは、まあ聞いていられる。こういう曲は春一では演らないのだけどね。次に、この人もミュージシャンとしての扱い?元・憂歌団マネージャーの奥村ひでまろ。今回はマロマロズなるバンド名義だが、この人も弾き語りはそれなりに味わいがある。有志スタッフがチョイスしたのは、昨年の放送でも流れたヤスムロコウイチ氏の”夜を見てた”だ。ラジオ(録音だけど)で夜に聞くと、これはまたしんみりする。しんみりと言えば、ハンバート・ハンバートの2曲も然り。この辺のアクースティックなチョイスは良いね。最終日に出演のリーテスンという人は在日?スタジオライヴで弾き語ったが、生憎、僕の苦手な巻き舌日本語歌唱で興醒め。最後は、復活した遠藤ミチロウの新譜「フクシマ」から。あの、あべのぼる氏が死去した翌年にライヴで聞かせていたナンバー。ライヴで聞く以上に粗っぽいヴァージョンだったけど、この人のパフォーマンス、完全復帰状態なのかな?続けて、大塚まさじの「ムーンライトマジック」も久々に。ゲストは何とヤスムロ氏で、再び”夜を見てた”がかかった。ヤスムロ氏、実は55歳なのだそうだが、さすがに一世代先輩の大塚を前に、幾分神妙に?トークしていた。職人だったらしい父の影響で子供の頃からギターを弾いていたという。中学の時に見た吉田拓郎ライヴに飛び入りし?それを見ていたアズミと高校の時に出会って一緒に音楽をやり始めたとか。ブギウギボーイズというトリオも組んでいた、姫路の同胞のヤスムロ氏とアズミだが、正直、僕はアズミって人はあまり評価してない。ブルースってか、あまりにもテキトーな弾き語りで、やっぱりこの人はあくまでサポートギタリストなのではと思う。再びヤスムロ氏の”ある日曜日”。宮沢賢治好きというこの人ならではの1曲。と、春一関連曲が色々聞けて良かったけど最後が中川五郎でガックリ。本当に下手だよなあ(爆)。ともあれ、来週もヤスムロ氏登場ということで、大阪にいながらも「ムーンライト」は忘れずに聞かねば。放送は5月3日というか4日深夜だ(再放送)。まさに春一の最中、そう、いよいよ本番見物も近くなってきたよ。
2015年04月27日
コメント(0)
いつぞや、今年は“イヤー・オブ・大阪”(橋下の都構想とかとは無縁)とか勝手に宣言したけど、実際、5月の連休では久々に1週間大阪に滞在する予定だ。当然、祝春一番見物に復活。出演者もようやく出揃って来たようなので、改めてチェック。まあ、いつもと同じ顔ぶれだ。以上(笑)。それじゃ何だからもうちょい見れば、初日5月3日、上々颱風の白崎映美は去年も出たようだけど、今年はアズミと2人でらしい。自分に取って新顔はこの人くらい。後はまあ、大塚まさじ、小川美潮、桜川唯丸、渋谷毅といったところ。今年はロスト・イン・タイムは?と思いきや、前日に京都でライヴ予定だから、この日に出演の可能性はあるかも。4日、有山じゅんじ、はじめにきよし、ふちがみとふなとの一方、大嫌いな中川五郎、三宅伸治もこの日なのでビミョー。春一ってすごく見たい人は少ないけど、すごく見たくない人は結構いるという(爆)。我ながら何で行きたいのだろうね?5日、ハンバート・ハンバート位。リクオは出るけど中川敬は出ないのか。こちらも9日はSFUで大阪でライヴだから、出演あるかも。しかし、お!遠藤ミチロウ!復活したの?もうダメなんじゃないかと思ったよ。何気に来月沖縄でもライヴやるじゃないか。スモークって店、近所らしいけど、どこだっけ?こいつは行かないことには。6日、木村充揮、ナオユキ。そして、先日のヤスムロコウイチ氏はここに名が。本人は“聞いてないけどそう書いてあるならそうなんでしょう”だって(笑)。更に何年ぶりかで山下洋輔が名を連ねている。高田漣がソロで出演というのも新味。しかし、ジャズ系では坂田明の名が見えないね。石田長生は癌治療のため不参加か。山中一平もいないけどな。でもまあ、大体こんなとこなんだろう。これもコザのピースフルと同じで、大阪に行きたいが故に行くというイベントでもある。ゆるゆるたららんとノンビリ見物。しかも、今回はナイチのダチも駆けつける予定。これまでの最長期間放置することになる猫のことが気になるけど、やっぱり大阪の魅力は捨て難い。許してにゃん!
2015年03月18日
コメント(0)
毎年、来沖しているヤスムロコウイチ氏だが、今回はライヴは1回きり?他に予定が出ないのかとギリギリまで待っていたが発表されないので、久茂地の風華なる店に赴く。ロケーション的には、あまり縁がない松山である。いかにもスナック系が並ぶビルの5階に風華が。入るなり店頭にCDを並べていたのはヤスムロ氏その人だった。おでんの香りが漂う、まさにスナック的な店。20人は入ると言っていたけど目一杯入れてそんなもんというキャパだ。カウンターに数人、テーブル席には自分ともう一人。でも、時間が迫るとワラワラやって来るのは沖縄ならでは。最終的には20人位入ったかな。常連さん、ヤスムロさんとも馴染みらしい人ばっかりって感じ。店の左手奥にヤスムロ氏が座り、雑談の延長のまま、例によってのボケMCからライヴが始まったのは8時半過ぎ。ギター弾き語りで、ヤスムロ氏らしいおセンチなナンバー“ムーン・アフター・レイン”でスローに開幕。でも、声量はタップリ。狭いスペースだけど、のっけから力いっぱい歌う。次の“ありがとう”もリリカルだけどパワフル。今回は得意のボケMCものっけから絶好調。考えてみれば、沖縄での公演はいつもガーニー田中氏とのコラボだったから時間は短めだったのだ。今回は、初めて見るヤスムロ氏単独公演なのだった。だから、演奏もMCも最大本領発揮という感じか。イロモノ的ナンバーの“スナフキンのテーマ”も早くも登場。更に“ピンクの麦わら”が続く。このおセンチさと大ボケのMCとのギャップ。ちょっと今回はそのギャップあり過ぎかなあ・・・“イッツ・オンリー・ア・ペーパームーン”のカヴァーでは、そのギター技が炸裂。この人、こんなにボケながらギターの腕前は何気に超一流。全く測れない人なんだよなあ、そこが魅力なんだけど。この人の自作の歌のモチーフは、少年時代の思い出とか、まさにイノセントなもの。それにルックスには似合わない(失礼)切ないラヴソング。特に、この日は熟年層とはいえ女性客中心だったので、ヤスムロ氏も大いに気合が入っていた感じ。そう来なくっちゃ。一応、2部構成ということで45分位で一旦休憩。マヌーシュ・スウィング的なギター・プレイはこの人の真骨頂。案外、早めに後半が始まる。いきなり“釜ヶ崎人情”かい。この人は姫路の生まれらしいけどね。西成での仕事って難波屋で演ってるのかな?吉本の侵略が進む沖縄で、昨晩ぼんちのおさむと飲んだそうだけど、その際に店で演奏していたネーネーがゲスト参加。ってか、いきなりツーリスティクな“涙そうそう”等を三線演奏。読谷出身の人にしてはオシャレだったし若い娘だったから、まあ許す。その時一緒に飲んでた地元芸人もステージに登場。突如、奇声を爆発させるヤスムロ氏、“よく言うよ〜!!”が最近のギャグだそうで、連発。そのまま三線を交えての演奏は何だかなあ。これまた徐ろに“あしたのジョー”なんかも。いよいよ終盤ってことで、これは好きなんだね、“窓”なんだけど、演奏の途中で、いきなりズボンがまくれっぱなしだったとか言って止まる。何だかカックンだよなあ。それでしばし中断した後、再開。もっともギター技が炸裂するナンバーだけに延々と。これで終了だが、当然のアンコール。少ない人数だけど大賑わいだ。ジミヘンだ!“リトル・ウイング”は何か歌は鼻歌でギターのリフをメインに聞かせる。それから“パープル・ヘイズ”も。ブルースをひとくさりの後、締めは“アッコちゃん”だ。いや〜、この人も改めて才能すごい。まさにヤスムロコウイチ満漢全席みたいな夜。今回は1公演だけど、これだけ演ってくれれば言うことなし。MCも含めて、ザッツ・ショウマンの魅力全開だった。前列の女性のとこにはツバがいっぱい飛んでたそう(笑)。店は大阪の人がやっていて、春一関連の人も大概ここでライヴしてるらしい。英語曲カヴァーばかり集めた「カステラのはしっこ」という新譜を購入して、またサインもらった。この人のライヴ、春一では勿論、また関西でも体験してみたいな。サイコーでした。
2015年03月14日
コメント(0)
恵方巻きっていつの間にこんなにポピュラーになったんかね?大阪好きの僕も、この習慣を知ったのは、えべっさん同様に比較的近年のことだ。でも、新聞のアンケートでは節分の豆まきを上回るポピュラリティを得ているという結果が。コンビニの宣伝攻勢のお陰?バレンタインといい、ここいらの商売は巧みだよなあ。何だかんだ、食べたのだ。2日程前にナイチでだけど。コンビニのは小さめのが400円近くとか高かったりするが、そこそこ太く大きいのがスーパーで同じくらいの値段で売られていた。でも、かんぴょうに卵にキュウリといった具は、フツーののり巻きの巨大版に過ぎない気も。ガブリとはやったが、何?今年の方角は西南西?どっちやねん。その方角を向いてかじらんと意味がないって話だが。知名度は上がったけど、実際に食べたという人は少ないのだとか。でも、那覇のコンビニでは、どう見てもウチナンチュと思しき毛深いお父さんがガバガバと買っていった。ここ、沖縄でも恵方巻きは確実に定着しつつあるようだ。ムーチー同様に、明日になれば余った恵方巻きが割引価格で売られておらんもんかな?それを狙って明日の帰りはユニオンかかねひでに立ち寄るとしよう(笑)。
2015年02月03日
コメント(0)
結局、新聞読みたかったので、コンビニでパン買ってきて、宿のロビーでコーヒー飲みながらの朝食。ホテル中央は日経置いてあるのもポイント高い。朝風呂には入らず。風呂さえオープンならねえ。でも、やっぱり電車音がなあ。ずっと睡眠不足状態だったし。関空について、早速チルドの551蓬莱豚まんを購入。これはお土産用。行き帰りの飛行機の中ではひたすら図書館で借りた本を読んでた。この本に関しては明日の日記で。でも、ついウトウトしたら、もう那覇空港に着いてしまった。昨日買ったおにぎりは食べず終い。部屋へ戻ってから味噌汁と共に。相変わらず風は強いけど、那覇はまずまずの気候。しかし、あれあれ、何だかまた風邪がぶり返してきたぞ。少なくとも気温は10℃高いというのにどないなってんねん?豚まんを持って市場へ。今回は猫の世話は市場でお菓子を売るおじさんにお願いした。過去3者のウチナンチュにお願いしたけど、ナイチャーであるこの方が今までで一番安心だった。本当なら笹持って来てあげなければいけなかったけどね。今回も堪能した大阪行き。前にも書いたかも知れないけど、やっぱり今年は春一番にも復帰したい。ナイチの友達も誘って。更に夏には河内音頭見物も。寒い寒いって言っても、どっかに通勤するとかそういうのが無ければ、寒い冬も耐えられないことはないかも。結局、沖縄は沖縄で冬はそれなりに寒いから、日本国内において、ここだけが安住の地ではないかもなんて思えてきて。一度、大阪にも住んでみたいんだよなあ。イヤハヤ・・・
2015年01月13日
コメント(0)
大阪に来てまともに朝食を取ってなかったのだけど、今朝はようやく新世界に近い喫茶店カラーでホットモーニングを取る。この店のホットモーニング(A、コーヒー、トースト、ゆで卵)は前のヒロミ時代から300円だったのだけど、今回とうとう330円に値上がりしていた。原料費の高騰が大きくと、但し書きというかお詫び告知が貼られていた。しょーがないよね〜。でも、350円位のお店はまだまだ近辺にも存在するよ。午前中に買い物に出かける。衣料品も大阪は安いなという印象があってナンバの店を流すけれど、生憎、欲しいものは見つからず。そのナンバにも劣らず長〜い地下道のクリスタ長堀でランチにするが、ここも何かきれいになってしまったな。ここは普通の居酒屋ランチでカキフライ。隣のお好み焼き屋で牡蠣メニューにすべきだったかも知れないが・・・祭の終わった今宮戎は、当たり前だけど、ほぼきれいに片付けられつつあった。また静かな神社に戻るのだろう。して、今日は昨日の歌舞伎に続いて落語であります。新世界の動楽亭も案外久しぶりなんじゃないかな?繁昌亭と違って当日券でフラリと寄れるのが嬉しい。客入りは30人位でまあまあ。ここは小さい寄席なのだけど、ちゃんとお囃子方がいて、しっかりとした演奏で始まるのがいい。まずは前座さんなのだろう桂團治郎という人、長身の26歳の青年。米團治の弟子なのだろう。2人の呑気な旅人が伊勢参りの際に怪しい見世物小屋みたいなのをひやかす「軽業」を披露するが、お囃子方が賑やかに盛り上げてくれる。團治郎さん、前座とはいえ語り口はなかなか悪くない。たまにつっかえるけど、明らかな未熟さは感じさせず歯切れよく聞かせてくれた。お後は、しっかり自分で座布団をひっくり返して見台を仕舞いこみ見出しをめくって引っ込んだ。次の桂ちょうばという人は40くらい?ざこばの弟子だそう。ネタはちょっと嬉しい?猫ネタ「猫の茶碗」。先の團治郎さんは上方らしいテンションの高さだったけど、このちょうばさんは米朝にも通じる穏やかな語り口。米朝も得意なネタを卒なく披露。林家笑丸という人は前にも見たかな。本人が“化粧を取ったタイのニューハーフ”と称していたけど、まさにそんなルックスの人だ(笑)。こちらは上方らしいハイテンションの人で、見台を拍子木やら扇子やらでバンバン叩く。師匠の林家染丸は“元気に脳梗塞で寝ている”そうな。この上方落語で使われる見台は、講談に通じるものがあるけど、この笑丸さんの語り口も講談の影響が強い感じ。「薬缶」も拍子木バシバシの熱演。という具合にそれぞれ古典落語を聞かせるのだけど、上方の噺家はまくらの方が面白い気もする・・・露の団六という人、そんなにお年ではないようだけど、何か衰えてる感じで大丈夫かな?足許がちと覚束なかった。それにしても上方の噺家さんはまくらが長いよな。「つる」は噺の傾向として「薬缶」に似ているので、ここいらはまた違ったセンで調整して欲しかった気も。中入り後は正月らしく太神楽だ。でも、この天井の低い動楽亭での曲芸は、ちと難儀そう。豊来家一輝という人、何か悲しそうな顔をしているけど、客の乗せ方はさすがにうまい。傘の上での毬や枡を回したり、顔に乗せた土瓶の上での毬の移動等、なかなか器用に見せた。こういう色物までしっかり仕込んでいる点、動楽亭、小さいながらもがんばってるねと思わせる。トリは「月光仮面」のお囃子で登場した桂文福という人だけど、相撲取り並の体躯で、実際、相撲評論家でもあるとか。何となく最前列に座ってなくてよかったという迫力だけど、いかんせん、この人は滑舌が良くないというか、何を喋ってるかよくわからないとこが多い。そのせいかどうか、やたらに歌いネタは大半ダジャレ系。創作落語ってことらしいけど、とにかく歌ってシャレ言って始終するという印象。いくら何でも歌い過ぎだよな。帰り際にお見送りされていて、手を差し出されたので、ちょっと怖かったけど(苦笑)握手して帰った。後でツイッターで谷町6丁目だったかで日本一の屋台祭?とかがあって、木村充揮の無料ライヴもあったそう。そっちに行っておけばよかったかなあと思わないでもなかったが・・・さあ、最後のお楽しみは勿論、風呂であります。スパワールドもとうとう1000円キャンペーン?を終了して1200円の入場料となった。時間が遅くなったので運動はそこそこに切り上げて、後は風呂に徹する。それでもいつもよりは短めの2時間弱くらい。腹減っちゃって。個人的にはここは6Fよりも4Fの方がいいな。次回はそこらもチェックした上で来ますか。お好み焼きや串かつもいいのだけど、着たきり雀なもんで、鉄板ものや油揚げものばかり食べてると、服に匂いがついて仕方がない。しかも、せっかく風呂に浸かりまくってサッパリした後だから、今日の晩飯は鮨にする。ジャンジャン横丁の大興寿司という店、店員さんがやたら多い気がする。湯上がりなのでジョッキ生を頼み、まずはマグロとタコ。ネタは小さめのが3貫ずつ出てくる。しかも、これ握ってなくて、ネタをシャリの上に乗っけてる感じ。この省エネ寿司が関西風なのかな?味は悪くないけど。後はサバと穴子を食べてもう腹は充分。ちょうど店じまい時間の近くか、僕が最後の一人であった。大阪旅の締め、ようやく最終日にして、通天閣足元の馴染みのバー、のこされ島へ。のこ&ガンジーの二人はおらず今はどこへやら?今となっては貴重なメコン・ウイスキーなめつマカダミアナッツをバキバキ割ってつまむ。この店、さすがに色々珍しい酒もあって(僕が知らなかっただけかも知れないが)、奄美は徳之島産のルリカケスというラムを飲んでみる。これが何と!香りからして黒糖の豊かな香りが。上品な甘みと濃い味わいが絶品。これのグラスを傾けていると、すごく幸せな気分になってくる。しみじみ、今回の大阪訪問も何だかんだ堪能したなあと、実に締めにふさわしい一杯であった。またぞろ言っちゃうけど、沖縄の人もさあ、無粋なカラオケスナックで薄い泡盛水割りなぞ飲んでばかりいないで、こういう酒の芳醇さと違った意味でのゆるやかな時間を味わって欲しいものだなあ。ま、そういう人だって勿論いるんだろうけど・・・今日はスーパー玉出の変な(失礼)惣菜をばくつくのはやめておいた。明日の機内での昼食用のおにぎりを買い込んで、一個だけ食べた。まだ時間は早めなので、明日の来山の朝風呂目指す?ああ、我ながら風呂ばっか。
2015年01月12日
コメント(0)
昨日、宝恵駕籠行列で中村鴈治郎を見かけて思いついたのだけど、このところ歌舞伎を久しく見てなかった気がする(つっても1年くらいかな)。そも、関西では見たことがない。大阪松竹座という場所は少々因縁があるのだけど、中にはまだ入ったことがなかったと思う。鴈治郎という人は坂田藤十郎の息子だけど、翫雀から四代目を襲名して披露公演を行っているところだった。勿論、藤十郎も出演してる。これはちょっと見てみたいな。でも、いくら何でもチケットはないのだろうなと確認してみたら、何と残っていた。じゃあ行っちゃおうか、関西初歌舞伎見物。ということで、今日は午前中から松竹座へと赴くことに。松竹座は、元々は映画館だった。その初期は映画にとどまらず様々な公演も行われていた歴史ある場所だけど、10数年前に一度閉館して建て直され、今度は関西における歌舞伎興行の拠点として生まれ変わった。実は僕は、その閉館時のさよならイベントのプログラムを作る仕事に携わったことがある。だから、新生(と言っても既に10数年)松竹座に一度来てみたいとは思っていたのだ。さて、席はやっぱり一番安い三等のB席を。それでも松竹座は6,000円もするのだ。敢えて一番後ろの席にしたのだけど、これなら後ろを憚ることなく立ち上がることが出来るから。でも、新橋演舞場とは違って花道はまあまあ見えるな。松竹座は2階が広いロビーになっていて、グッズ販売や写真展示等がある。歌舞伎座程のバリエーションはない気がする。食堂関係は全て地下だけど、地下への入口がよくわからなかった。外に出てからだったのかな?まあ、お弁当は持参でありますが。歌舞伎座にしろ演舞場にしろ、場内にはさり気なく著名な画家の作品が展示されていたりするけど、こちらも、それと思しきものが何点か。でも、何より目がいくのは2階ロビーの歴代・鴈治郎の肖像。やっぱり鴈治郎といえば二代目だねえ。大映作品を始めとする映画俳優として馴染みで、あの頑固そうだが飄々とした風情が良かった。小津の「浮草」とか「小早川家の秋」とかね。襲名披露興行では幕も新調される。あの三色縞の前に、別の幕が降りていて、鴈治郎用は雁が月に向かって飛んで行くという赤城の子守唄調?のもの。これが開くと例の縦縞の幕なのだ。いつもながらイヤホンガイドを聞いての見物。“壽初春大歌舞伎”昼の部の最初の演目は「寿曽我対面」。通称、「曽我の対面」ですな。簡単に言うと、親の仇を前にした曽我の兄弟と、その仇である工藤祐経との心理的駆引きの芝居。歌舞伎というのは、こういう短い場での人物の心理をタップリと時間をかけて様式で表現するなんてのがよくある。確かに、歌舞伎が芝居の基本中の基本であることはよくわかる。片岡愛之助演じる、血気にはやる曽我五郎は隈取の荒事メイクだが、それを諌める鴈治郎演じる十郎は普通。一方で、“悪役”である祐経も赤ら顔ではなく普通。単純な悪役にはとどまらないということだね。演じるのも中村橋之助であります。この地味な演目が、江戸歌舞伎では初春定番の演目だったそうな。結局、祐経は“来るなら来い”的な余裕で曽我兄弟に通行手形を渡し、一同が揃って見得を切って終了みたいな終わり方。一幕のままで展開し、鴈治郎的にはそう見せ場があるわけでもない。ある意味、上級者向けの演目というか、その衣装や表現するものをじっくり味わってこそという舞台なのだろう。次までの休憩が長いので、もう昼食だ。朝いち、新世界市場の肉屋さんで買ったハンバーグサンド。幕間のイヤホンガイドは鴈治郎のインタビューが流れる。僕の座ってる位置は、いわゆる“大向う”。例の“〜屋!”の声出し要員?が座する場所でもある。鴈治郎らの中村は“成駒屋”なんだけど、父・藤十郎は“山城屋”で、その紋なども異なるのだ。名跡は必ずしも世襲というわけでもなく、あれは事情があるとはいえ、市川猿之助なんかは甥が継いだんだっけ?でも、ほぼ世襲の感はあり、襲名披露がやたら多い近年の歌舞伎、本当に名前に比する役者の実力が伴っているのかなと思わないこともない。ともあれ、鴈治郎という人、インタビューを聞く限り、なかなか率直な物言いが関西人っぽくて好ましい。昨年末に道頓堀で、恒例の船乗り込みをやったそうだけど、さすがに“寒かった”そうだ。正月に関しては、何せ2日から芝居なので正月も何もないとのこと。但し、藤十郎の誕生日が大晦日だそうで、その日だけは家族で食事するとか。そんな語り口が江戸歌舞伎の面々のような気取りを感じさせず好感が持てた。落語もだけど、歌舞伎の方でも江戸に負けずに上方に大いに気をはいてもらいたいものだ。あて、次の演目は「郭文章」、通称「吉田屋」であります。藤十郎、鴈治郎親子共演による上方歌舞伎の代表的演目。でも、こちらも地味っちゃ地味だ。要は、男女のツンデレやり取りの1時間余。そう言っちゃ身も蓋もないのだけど、ぼんぼんっぽい藤屋伊左衛門が、恋人の夕霧を訪ねるものの、嫉妬のあまりつれない態度を取り続ける。でも、最後は伊左衛門の勘当が解かれ、無事、二人も結ばれての大ハッピーエンドみたいな。これを父・藤十郎が夕霧を、鴈治郎が伊左衛門を演じるのだ。伊左衛門のようなキャラクターというか、その演技を“上方和事”というそう。ちょっとなよっとした仕草で言葉使いも女っぽい。“つっころばし”とも言われて、突けばよろめくような頼り無さが持ち味という。これ、まさに、映画「夫婦善哉」で森繁久彌が演じた柳吉じゃないか。“堪忍してや〜”みたいな、あのキャラは、この上方和事の伝統が受け継がれたものだったのか。そう気づくと、やっぱり歌舞伎というのは奥が深いものだね。まあ、隈取の荒事に比すれば見せどころは少ないのだけど、これが江戸とは違う上方の個性。和事を確立したのは初代・藤十郎だったそうだし。関西の男というと粗っぽい言葉遣いでテンション高いおっさん(失礼)みたいのばかりが思い浮かぶけど、こういうのもまた関西男の個性なのだった。自分もこれからは上方和事風キャラでいこうかなと思ったり(笑)。最後の演目は、これはさすがに以前にも見ているだろう馴染みの演目「河内山」。河竹黙阿弥による名台詞に啖呵や名調子と、わかりやすくスッキリ見られる芝居と思いきや・・・こちらも、そう動きがあるわけではないのだ。前の二演目と異なり場は替わり回り舞台の転換なんかも見られるけど、基本は台詞の応酬。怪しげなお数寄屋坊主、河内山宗俊が策略通りにまんまとおいしいところをせしめるかと思いきや、最後にバレる。そこでの一瞬のひるみから、すかさず開き直りへと。こういうところは歌舞伎って色々実生活に参考になるかも(笑)。気まずくなっても開き直るのが肝心ってね。最後はよく知られる“ば〜かめ〜!”で河内山が去っていくのだけど、片岡仁左衛門の演技のメリハリが今一つというか。以前は中村吉右衛門で見ていると思うけど、これは、やっぱり吉右衛門の方がふさわしい役どころという気がする。台詞の心地よさがあまり伝わって来なかった。悪いけど少々眠くなってしまったのです。歌舞伎は色々興味深いけど、やっぱり事前の学習も大事だなあと改めて思う。まあ、お正月らしい趣向でようございました。って、えべっさんやってる関西は、松の内が終わってもまだお正月継続なのでありました。こういうとところは自分に合っているなあ(苦笑)。今日は日曜だ。いつもなら夕方からはずっとラジオを聴いている日だけど、ここは関西だからインターFMは入るまいなあと思いきや・・・イーモバイルのルーターはここでも関東エリアのラディコが受信出来てしまうのだった。では、まず「バラカンビート」聴かないと。ということで、今夜はラジオをじっくり聴いていられる場所で一杯いきたい。昨晩あべちかで見かけた日本酒の店はどうかなと再び赴く。でも、早く気付けよ、地下じゃネット接続よくないでしょー、ということで断念。ではと、いよいよ味園ビルだ。電車で日本橋に出て、例のアイリッシュパブへ。ここなら二階だから文句なく入るよ。勿論、BGは流れてるし外国人客のしゃべり声は大きいけど、僕は構わず端っこの席で持参のアイパッドにイヤホン繋げてラディコ聴いてる。ギネスのパイント飲みながらね。その状況をつぶやいたら反響多々。アイリッシュパブでギネス飲みながら「バラカンビート」というのは理想的なリスニング環境に思えるようだ。店で流してくれればいいのにね。バーやパブは大概有線かCDか何かでBGを流してる。でも、インターFMの一部の番組みたいなのは店で大いに流して欲しいものだ。大半の日本のFM番組がクズなのが問題なんだよね。しかし生憎というか、2杯めを頼もうと思ったら、その店のギネスが切れたという。更にフィッシュ&チップスのフィッシュもないとな?小柄な白人のお兄ちゃんがお詫びだとソーセージプレートをサービスしてくれた。まあキリン生でありがたくいただく。とりあえず、ほぼ番組を聞けたからよいでしょう。そのまま歩いて西成へ向かう道すがら、高橋幸宏や「ワールドミュージッククルーズ」も続けて聞く。さあ、いよいよ“残り福”をゲットせねば。夕暮れ時の今宮戎はまだまだ混雑が続いていた。でも、さすがに10時位となれば、ようやく人出も落ち着いてきた。残りは少ないし店じまいしてるところも多いけど熊手もまだ売られている。とりあえず、ようやくお参りが出来ました。五円投げて“ご縁がありますように”は我ながらセコいけど(失笑)。生憎、もう福娘はほとんどいなかった。で、熊手だけど、2000円程度のものを買う?でも、考えてみれば、自分はまだ商売始めているわけじゃあなくて、あくまで予備軍の人。買っちゃうと、これは来年も返しに来ないといけなくなる。それはいいのだけど、こういう縁起物をゲットするのは、実際に商売初めてからにすべきでは?と思えて、結局、買わなかった。自分の“残り福”はお参りだけだったな。来年は商売人の端くれとして、堂々と?笹や熊手をゲットするようになれたらいいね。カレーうどん食べて部屋へ戻る。では再び飲みに?否、ディランの番組聴かないと。というわけで、今宵もまた部屋で大人しく。まあ、無理せんと自分が一番心地よくマイペースで過ごせればいいのです。それは商売にしたって生活にしたってそうでせう。で、ディランの番組のテーマは“キャット”でありました。部屋に残してきた猫が不憫じゃわ〜
2015年01月11日
コメント(0)
えべっさん関連の行事としては、昨日の午前中に献鯛式というのが行われたそうだ。これは、あの、えべっさんがいつも抱えている鯛を、木津市場から今宮戎に運ぶというもの。しかも、その担当は、あの、ちんどん通信社で、これは見ておきたかった。やっぱり、えべっさん見物は祭前日に大阪入りすべきであった。そして、今朝は7時から初セリがあったそうだけど、これも起きられず。でも、10時からの宝恵駕籠行列は見逃せない。でも、起きたのは9時半!取るものもとりあえず地下鉄でナンバへ向かう。この宝恵駕籠行列は、道頓堀のドンキホーテ前からスタート。芸姑さんや福娘の他、歌舞伎役者や上方の文化人、芸能人らも駕籠に乗って今宮戎まで運ばれる。総勢500名余りの大行列が心斎橋から今宮戎までの結構長い距離を行くのだから、なかなか大変な行事だ。折よくドンキの裏手の堀沿いのところで出発式が始まったところ。紙テープが盛大に撒かれ、各々方を乗せた駕籠がいざ出陣。よく見れば、ちんどん通信社のジャージ川口さんや真理子さんらも鳴り物要員として控える。これは遭遇出来てラッキー!今回駕籠に乗る面々は、芸姑さん代表らしい佳世子という人を先頭に、お、中村鴈治郎。そうか、四代目を襲名したばかりで、まさに松竹座で襲名披露公演を行っている真っ最中なのだった。次の女形、中村壱太郎は鴈治郎の息子だろうか?それに、見てないけどNHKの「マッサン」に出てる金髪イギリス人、シャーロット・ケイト・フォックス。アホの坂田さんに海原はるか・かなたご両人は、それぞれ吉本、松竹芸能代表というところか。更にOSKの男役の人も。OSKって健在だったんだね。また、大阪らしく文楽の吉田玉女と人形・赤姫、ミス宗右衛門町まで多士済済。道頓堀ステージでのちょいとしたご挨拶の後、駕籠行列がスタート。一行は、“ほーえーかご!ほーえーかご!”と威勢よく連呼しながら進む。中で人気はやっぱりフォックス嬢であろうか。そんな美人ってわけでもないフツーの外人って気がしたけど。僕的には袈裟みたいなのを来て神妙な面持ちの坂田さんが大阪っぽくて良かった。はるか・かなたは、はるかさん?が駕籠で、あの髪の毛パラリンのかなたさんは歩いて後を追っていて何だか侘しい(苦笑)。しかし、距離が長いし行列も長いせいか、やたら進みが早い。駕籠は青年たちが運んでいるけど、相当な早足で駆け抜けていく感じ。これ、見る方も何だけど、乗ってる方も楽じゃないんじゃないか? さすがにずーっと追っかけてるのも飽きが来るけど、大阪の街並みを眺めるのは、やっぱり楽しい。東京以上にめくるめく街という気がするし、昼も夜もそれぞれの表情が活き活きとしている。ちょっと追っかけからはずれて街並みを眺めようと脇道へ廻るも、行く先々で行列と再遭遇(笑)。結局、ナンバ、日本橋から今宮戎まで、ほぼ行列を辿る形になっちゃった。依然、非常に混み合っている今宮戎に辿り着いて、一行の到着を待っていたが、さしもの混雑のせいかどうか、神社前で駕籠はおろされたみたいだ。しかし、今宮戎の混雑は拍車がかかっている印象で、これは今日もお参りは出来そうにない。では、もう一方の大国神社の方へ行ってみようと思うが、帰路の駕籠行列に遭遇してしまう。帰りはさすがに鴈治郎らは付き合わず、福娘さんらに交代。そこで追っかけるのは止めちゃったけど、最後に道頓堀に戻ったら、また何かひと賑やかしあったのかも?うどんとかやくごはんで腹を満たした後、大国神社へと思うも、当然、この辺の地理には疎い。名前は忘れたけど、今宮戎のすぐ側に小じんまりとして別の神社があり、そこでもお参りは出来る。今宮戎の賑わいがウソのようにひっそりした、その神社、マイナー志向の自分には合ってるかも?と、そこでお賽銭投げてお参り、おみくじも引く。こういう場合、凶を引く人っているのかな?って思うけど、自分も吉だった。但し、“商売”に関しては“しっかり準備をしないと失敗する”とある。まあ、当たり前の事が書かれているわけだけど、やっぱり焦っちゃいかんのだよなあと大いに真に受けてしまう。果たして、一国一城の主になれるのはいつの日?大国神社は今宮戎から少し離れたところにあったけど、そちらも負けず劣らずの混雑。お賽銭を投げる列が神社を囲むように続いている。大黒様コスプレの大柄の男性は、やっぱり、ちん通社の方?こちらでのお参りも断念して、今度は木津市場へ向かったが、場所がよくわかってなくて日が暮れて来てしまった。何のことはない、ゼップ大阪の向かいあたりの場所で、ここには入浴施設も併設。市場は今日は休みだけど、開いている日に来てみたかったな。今日のえべっさんはこれにて。明日の残り福にもろもろ賭けるとしませう。さて、本日の夕食だけど、昨日の串かつに続いては、やっぱり、お好み焼き。それも牡蠣クレイジーの僕は牡蠣入りのものを所望。宿から阿倍野まで歩いて、ハルカスは無視して?あべちかへ。ここの食堂街はいい雰囲気で好き。酒の店から喫茶店まで色々揃ってるしね。日本酒の店にも惹かれたけど、ここはもう、あべとんでかきモダンといく。少し待ったらどうにかカウンター席が空いて、無事ありつけた。歩いて宿に戻る。風呂に入りに来山へと思うが、どうも沖縄では見られない「アド街ック天国」を見たくなる。テレビ大阪なら見られるのでね。しかも、今日は巣鴨だし。ということで、コンビニでワイン買って部屋のテレビ鑑賞。更に続けてFMココロの大塚まさじの番組も聴く。そうなると、ついでに「チューボーですよ」も見る?てなことしていて、結局、いつもの、のこされ島に飲みに行く気も何となく失せてしまう。風呂もシャワーで済ましちゃう。何も大阪に来てまで出不精になるこたないと思うが。やっぱ、寒いんで・・・で、ホテル中央なんだけど、西成の“転換”宿としては、ある意味、最先端で、側にツーリスト・インフォメーションまで併設している。ロビーには朝だけでなく常にコーヒーが淹れられているので喫茶店要らずだ。しかも、部屋が四畳半位の広さなのだ(ベッドの洋室だが)。西成の宿と言えば三畳間であったから、このインパクトはでかい。風呂さえちゃんと機能していれば来山よりも上かも。と思いきや決定的な欠点が。裏がJRの駅だから電車の音が聞こえるのだ。今朝も始発位の音で目が覚めてしまった。昼寝しようにも電車は常に走ってる。こうなると、やっぱり次回は、また来山がベターかなあと思えてしまう。なわけで、大阪の土曜の夜、ヤケに大人しく過ごしてしまった。でも、部屋のワイファイでネット繋げて買っちゃったのだよ。何をって、明日の松竹座の歌舞伎のチケットをば!
2015年01月10日
コメント(0)
9ヶ月ぶりの大阪は、商売の神様の祭“えべっさん”見物のためであります。大阪にはしょっちゅう来ておきながら、実はこの、えべっさんの存在を知ったのは割と最近なのだった。今年はいい加減“自分の商売”を立ち上げることに本腰を入れるべく、まずは商売の神様を詣でて景気づけにと思った次第。要はお祭り見物なんだけどね。座席の狭さではピカイチのピーチ便で関西国際空港に到着。1時間弱でいつもの新今宮へ。今回は定宿の来山が取れず、同系列のホテル中央に初めて泊まる。しかし何と!ボイラー故障で大浴場が使用不可。風呂は来山に入りに行けという(苦笑)。まあ、朝風呂に浸かれるからいいか。通りを隔てての移動の間の寒さに耐えられればだけど。沖縄と大阪の気温の違いは10℃ほど。ただ、沖縄というところはしょっちゅう風が強いので実際の体感温度はもっと低い。とはいえ、やはりこの寒さは桁違い。手があかぎれにならんかなとか不安にさえなる。早速に今宮戎に向かわねば。昨年4月のボブ・ディラン公演を見たゼップ大阪の側のはずが、すっかり忘れてしまい、迷って辿り着いた頃には既に日が暮れてしまった。何のことはない恵美須町駅からすぐなのだった。交差点の先は、おお、既にすごい人出だ!まずは露店がズラ〜。たこ焼き、お好み焼き等の夜店屋台に加え、今宮戎に近づくと、今度は熊手や福飴の露店が目立ち始める。福飴は境内だと700円とかするけど、学校PTAとかがやってる屋台だと割と安価のよう。熊手も買って帰りたいけど、大きい見栄えのいいやつは1万円とかザラ。1000〜2000円のは見るからにしょぼい。これは最終日の11日の残り福での値下がりを期待だな。とりあえずは200円のはしまきを食べて腹ごしらえ。ようやく今宮戎に辿り着いて、さあ入場と思いきや、入口出口が分けられ、お帰り専用口からは入れない。だからグルっとまわって行かないといけない。そのぐらいの混雑なのだ。中に入ると、ズンドコズンドコとビートの効いたトラックをバックに“商売繁盛で笹持ってこい!”という活きのいい歌が流れる。何ともはや、大阪らしい実に賑やかな祭だ。その高揚感に寒さを忘れる。本殿の横の方で笹が配られていて、神社の内側を囲むように、この笹に吉兆や御札をつけてもらうブースが並んでいる。その担い手は主に若い娘さんで、これが福娘。3000人から選ばれた50名とのこと。少し年齢は低めながら、モーターショーのコンパニオンのようなもので、皆、当然、可愛い子につけてもらおうとする。芸能事務所所属のタレント候補生も多いんだとか。関西においては、この福娘の経験は高いステイタスなんだそうな。しかし、現実問題、飛行機で笹を持って帰るのはキツイな。加えて御札類は、一つつける毎に1500円とか高価である。皆、3つ位はぶら下げているので5000円位は使ってるのだろう。笹だけなら無料なのだけど、それじゃあ意味がないよなあ(笹だけ持って帰る人もいないでもないが、笑)。ということで、この笹に関しては早々と断念。ではお参りをと思うも、これがまた長蛇の列だ。せっかちな関西人、賽銭箱は遥か先なのに遠くからお賽銭を投げつけたりしていて、“前の人に当たって危険なので止めて下さい!”なぞとアナウンスされている(笑)。こりゃ当分無理だな。自営業者のみならず、今日は金曜の晩ということもあって、会社帰りの人たちも大挙お参りに来ているよう。お賽銭入れてお参りして、次に本殿の横にぶら下げられた銅鑼をパタパタ手で叩いて仕上げということらしい。僕は、せいぜい手水舎で手を洗った程度で、後は明日の昼とかもう少し落ち着いた時間帯に再訪することにする。福娘チェックもその時にまたじっくりと(笑)。宿に戻ってタオル持って、来山の風呂に入りに行く。まあ、温まって帰れば何とかなるな。夕飯は早速に串かつだ。いつもの新世界・赤坂屋で黒ビール飲んで10本位をカカカっと平らげる。帰りにジャンジャン横丁を通ると、お菓子屋さんで福飴が売られていた。そこなら300円!2袋買ってお土産に。さて、今日ははなのやさんがお店を開けてるそうだけど、生憎、場所をうる覚えなのと、予約客でごった返している状態とのこと。残念ながら断念したが、大阪の友Kさんが10時には仕事が上がるとの連絡。では会いに行こうと新世界から歩いてナンバ方面に向かうが、昨年末「ドキュメント72時間」で取り上げられた、あの味園ビルが黒門市場のすぐ向かいにあった。以前、この周囲の宿に泊まったこともあったっけな。その存在に気づいていなかっただけなのだ。ちょいと、二階を回ってみたが、聞きしに勝る摩訶不思議な店がウジャウジャ。入ってすぐにあった店では、あの王様のライヴが開催されていたり。アイリッシュパブもあったな。ここに飲みに来ないとね。Kさんの仕事というのは、てっきりいつものタイ料理屋のことと思い、アメリカ村まで歩いて来たのだけど、実は今宮戎で神楽の演奏の仕事だったそうな(爆)。戻っても良かったのだけど、彼がナンバに来ることに。たまたま見つけた千日前シアターなるバーで一杯。雇われ店長の若い女性が一人で切り盛りしてたけど、たまに大阪来ると、女性たちが皆背高くてきれいに見えて仕方がない。沖縄、この方面も何とかして下さい(自爆)。全然気づかなかったけど、今宮戎の本殿でさり気なく神楽が演奏されていたのだそう。あの賑やかなズンドコや人の声やらでほとんど聞こえなかったけど。Kさんは笛担当で、神楽の楽譜というのを初めて見せてもらっけど、カタカナで記載されていて全然わからない。明日も別の神社で演奏ありで、その間タイ料理屋は、何と、はなのやさんのご子息・福人さんが代役を務めているとか!そんなこんなで2時位まで飲んでお開きとなる。当然、終電はないので、また日本橋を歩いて宿に帰るが、途中でうどんすすって暖を取る。こんな中でも何やら買い求めるのか、日本橋の店の前で寝袋で寝て並んでいる人たちがいたりもする。西成では好まざるに拘らず路上で寝てる人がいるわけだけどねえ。ま、自分はといえば、寒いけども祭の賑わいのお陰か、意外と寒さしんどさを感じてない。今となってみれば、大阪に来る前に風邪を引いておいた?のは大正解でありました。
2015年01月09日
コメント(0)
昨年に続いて、この時期の恒例、劇団楽市楽座の芝居を見に行く。見に行くと言っても、場所はすぐ近所の、旧第二公設市場跡のにぎわい広場だ。この時期の沖縄での公演は5年連続になるそうだ。今夜は沖縄並の極寒の夜で、さすがに昨年に比して観客の集まりが少ない。既に特設!ステージでは親子が演奏を始めているが、客席にいるのはまだ数人だ。本日が沖縄での最終公演で、更に、全国キャラバンの大トリの日らしいのだけど・・・それでも開演時間には20人近く集まったかな。その後、通りすがりっぽい人も含め、最終的には4〜50人になった。ホント、ウチナンチュは集まりが遅いのです(苦笑)。さて、この劇団についての詳細は、昨年のリポを参照してもらうとして、今回の演目は“虹をわたって”というもの。河原に住むカニとカタツムリに捨てられた子猫が絡むというお話。カニさんは戦場帰りらしく心に傷を負っているが、カタツムリに気がある。猫は身勝手な人間に捨てられたけど、ヤケに意気がっている。昨年同様に、この三者によるテンション高い歌と芝居が展開される。歌が披露されると“投げ銭タイム”だ。昨年は1000円札を最後に1枚だったのだけど、これは事前にお金を崩しておいて、ここぞというところで小まめに投げ入れる方がベター。ということで、途中で缶コーヒーを買いに行って小銭にして、1000円分を小分けして投げる。後から来た家族連れの子供たちは、この投げ銭が面白くて見ている感じだ。投げ銭だけして帰る家族も(苦笑)。途中には、やはり“ゲスト”ってことで、遠距離夫婦のコンビによる、ひんすー寸劇?が披露され、カニさんを除く4人で、いきなりステージでおでんを食べ始めたり。あったかそうだったなあ。こちらもおでん食べたくなった。で、芝居の内容的には反戦に行くのかと思いきや、テーマは“希望”だったようだ。冬眠に入ろうとするカニとカタツムリの一方、取り残される猫は一人希望を抱いて生きていく。そういうことかな?正直ちょっとわかりにくかったのだけど、小さな生き物たちの悲哀を表現する、小さな劇団(何せ親子3人)というコンセプトは不変。この寒い中、最後はススキを模したホース?からシャワーが注がれて、奥さんはそれをもろに浴びる。そんな驚きには満ちた芝居ではあった。それにしても寒かったわ。昨年は、折しも、安住の地を求めて放浪中の、大阪のバー、のこされ島の二人と再会したのだけど、今回は来てなかったみたい。彼らは一体今どこに?そして、楽市楽座の親子は旅を終えて大阪に帰って行くのだろう。年明けのえべっさんで彼らにまた会えるかな?
2014年12月22日
コメント(0)
小津安二郎の命日&誕生日にして、何と、あのスーパースター・ラジニカーントの誕生日でもあるという本日。でも、ネタはまたしてもNHK「ドキュメント72時間」だ。題して”大阪ミナミ・真夜中のアングラ長屋”。ミナミにある味園ビルというのは、僕もまだ行ったことがなかった。それはもう、新宿ゴールデン街の比ではない位のアングラ・ディープ・ゾーンなのであった。元々は巨大キャバレー(「ブラック・レイン」に出てきたとこ?)やサウナもあった複合ビルだそう(ユーチューブでかつてのCM映像を見れるぞ)。今は、ゴールデン街に中野ブロードウェイのテイストを加えたようなアングラな雰囲気。キタにもロック系の店が集まったビルがあるけど、ここは何でもあり。異形の人々が居場所を求めて集う店から高齢者のたまり場のスナックも。大地震があったら崩壊必至のガタピシビルだ。自分の居場所を求める人たちが引き寄せられる場所なのだけど、そこは大阪。やっぱり雰囲気はどこか明るくカラッとしている。勿論、客も経営側もそれぞれに問題を抱えていたりするのだけど、何か生きるパワーには溢れている。沖縄もそうかも知れないけど、大阪という場所も、何かここなら生きていけそうという、得体の知れない活力がある。同時に、まさにこのビルが醸し出す昭和のような懐かしさ、暖かさがあるのだ。”東京がダメなら”じゃないけど、東京でウツになりそうな人は大阪に行ってみればいいと思う。沖縄はビミョーだけど。名物バーの店主は、このビルをパンツに例えていた。ゴムがゆるんだパンツのような雰囲気で、穴が開いたところは皆で補えばよいと。まあ、それが”強さ”の秘訣かな?なわけで、僕も年明けには大阪に行くつもりだ。えべっさん見物を中心に数日だけど、暇っちゃ暇なので味園ビルにも寄ってみようかな?近年、行動範囲が新世界周辺と極めて限られているので(笑)、少し行動範囲を拡げて・・・
2014年12月12日
コメント(0)
大阪のえべっさんに行ってみたいのだ。大阪にはこの数年、年に2回位は行っていていっぱしツウのつもりで、自分ではメンタリティは関西人に近いとさえ感じていた(金銭感覚とか、笑)。でも、その大阪のソウル祭とも言うべき、えべっさんの存在は最近まで知らなかった。あちゃこちゃ旅している人でもこの時期には帰るという。そも、商売の神様の祭と言うではないか。来年あたりはいい加減、自分の商売をとも考えているので、えべっさんで商売繁盛を祈願して勢いをつけようじゃないかと。いつも泊まってる西成のすぐ近くに今宮戎がある。4月にボブ・ディランの大阪公演を見たゼップ大阪のすぐ側だ。神社でのお神楽等もあるそうだし、あの、ちんどん通信社も色々なパフォーマンスで参加するらしい。その辺も含めて興味津津。ちょうど松の内も終わったあたりというところで、正月明け休みということで、8ヶ月ぶりくらいの大阪行きをと企んだ。週末にピーチ・アビエーションのセール開始と聞き、すわ予約と思い立った。しかし、セールと言っても、那覇⇔大阪便は思いのほか高い。むしろ、那覇⇔成田便の方が安かったりする。では、いっそ埼玉に帰って用足しもして、夜行バスで大阪へてなことも考えたけど、それでは1週間は要する。猫を放置(餌やトイレの世話は人に頼むが)しておけるのは5日位が限度と思える。一週間ではさすがに可哀そうだ。大阪だけ行って帰る形だなあ。えべっさんは1月9日~11日の3日間だから、その間だけ大阪に滞在したいのだけど、生憎?12日が祝日なので、この日の便は高かったりする。いくら何でも往復運賃15,000円とかは払いたくないので、少し日にちを動かすのもやむを得ないか。仕方なく9日は午後というか、夕方近く大阪入りすることにして、帰りは13日の便か。これでどうにか11,000円位。ではこれで予約をと思いきや。ピーチは情報を登録していた気がするけど呼び出せない。面倒くさいけど住所だ何だを入力するが、必須項目の生年月日が何だかうまく入力出来ない。PCの問題かサイトの不具合か?何度やってもダメで、仕方なく那覇から持ってきたマックPCを立ち上げて、そっちで入力をと予約をやり直そうとする。ところが、入力に手間取る間に時間が経過して、何とその間価格が上がってる!2,000円位違うぞ、バカヤロー!ジェットスターも以前色々頭に来たけど、世間的には評判がいいらしいピーチもこんなもんだ。大体、あれ、座席の狭さではLCCワーストだろ。むかつくなあピーチ。結局、この晩は予約を諦め、頭に来て不貞寝。明日になったら、また価格が上がるのか?行けるのかなあ、えべっさん・・・
2014年10月10日
コメント(0)
毎年文句をタレながらも、やっぱり行けなかったとなると未練のあった、大阪の祝春一番。今年は春一常連出演者の来沖が結構多いのではないか。大塚まさじに始まり、よく来ているヤスムロコウイチ、それに先月の木村充揮&内田勘太郎と。11月には、これまた結構よく来ている、ふちがみとふなともまた来る。で、この人も昨年も来ていた、ナオユキが来沖。前からワンマンを一度見てみたかったんだよね。何箇所かでやるけど、今夜は昨年一度訪れたバー土で。ホテルジャルシティ裏にひっそりとあって、色々なイベントも模様しているユニークな店だ。開演9時とのことで、ナイチャーは正しく10分前位に店に行ったが、カウンター席に、ナオユキその人、マスター、その友達らしい女性二人という面々。どこで芸を披露するかはその場で決めて、急遽机を動かしたり。PAなぞなし。池袋演芸場以上の近さだぞ。早速、ナオユキその人と会話。ヤスムロさんとかもそうだったけど、“春一で”という話をするとすぐに親しみを持ってくれる。ギャラは5万円とかいう話だけど、あのイベントは、そういう特別なものなんだねと改めて。そーいや、ナオユキさん、去年のてるりん祭にも出ていたっけ。何でも沖縄の友達繋がりで、ブッキング等もおまかせらしい。宮古あたりまでも行ったとか。さしもの関西の人気者も、てるりん祭ではアウェイ感強かったけど。ラムコークを舐めながら、色々面白い土の店内を眺めていたら、そろそろというマスターの鶴の一声で開演。ギリギリ志向のウチナンチュが開演過ぎてからワラワラとやって来る。何もしらなかったらしい観光客も含め、最終的にギャラリーは10人位。スタンダップコメディを堪能するには理想的な規模かも。お馴染みのクルト・ワイルの出囃子で、設えられた台の上に立つ。ウイスキー?をチビチビ飲りながらのナオユキ氏、レスポンスに応じる女性陣のヘルプもあって、今宵は好調(いつもは不調なんか、と突っ込まれそう、笑)。勿論、過去に聞いたネタもあったけど、比較的早口のトークで、よくまあこれだけのネタを語れるもんだ。この人のネタは、言ってみれば“屁理屈系”に“ツッコミ系”。“おいしい店って、シロアリか”みたいな反抗心溢れるものと、“私って誤解されてるんと違う?違う!”みたいな辛辣なツッコミ。ネタは、実際の場末の飲み屋や大阪の市井の人々の日常からという。場末の酒場の会話、喋ってる本人も結構酔いが進んでいく。あれは、あくまで芸風かと思ってたけど、実際に酔いどれながら喋ってもいるようだ。酒が進むにつれ、さすがに話もペースダウン。時々、思い出すための間も空くのだけど、酔っぱらいの語りとかが多いので、間が空くのも芸のウチという感じになるのが、この人の巧さ。さながら、ポーグスのシェーン・マクガヴァンみたいな得難いキャラだ。何度か聞いてるネタでも、やっぱりおかしいな。涙がポロポロであります。二部構成で、こちらもラムのロックを飲みながらノンビリ、タップリと堪能する。アンコールに応えて?テレビでは披露出来ない下ネタコーナーも。酔いどれているようで、キッチリと羽目はずさない誠実さ?がこの人の持ち味でもある。そう、実はすごくマジメな人なのではないか。最後はお客の一人一人に声をかけて見送る。大阪のスターもここでは投げ銭だ。ああ、大阪、行きたいね。来年のえべっさんには必ず。そして、春一にも復帰?とりあえず11月のふちふなにも行こか?
2014年08月22日
コメント(0)
先週に続き、FMココロの大塚まさじ「ムーンライト・マジック」を。土曜の放送は再放送なので、実際は昨日。だから、既に番組中で語られる祝春一番はもう始まっていて、大塚も本日の出演を終えたところ。先週に引き続き、福岡嵐氏の出演で春一関連のミュージシャンの曲を流す。大塚の選曲が金子マリ、いとうたかおら。福岡の選曲が良元優作、リトルゲンキら。こうしてみると、春一の若い世代の出演者って魅力ないな。今回の出演者の中で、常連の遠藤ミチロウが体調不良のため出演キャンセルとなったそうだ。あの鉄人みたいな人がキャンセルなんて、結構調子良くないのではないか?心配になるな。「美味しんぼ」で話題になってるけど、まさか、福島にい過ぎたせいじゃないだろね。一方、ニューオーリンズ・ジャズフェストは明日で終了だ。絶好の行楽日和の那覇で、今日から始まった那覇ハーリーの花火が、アパートの屋上からかろうじて見れた。明日は、そのハーリー見物に行こうと思う。何やかやまだ、行けない場所に関して未練タラタラの状態ではあるけれど・・・
2014年05月03日
コメント(0)
先週は聴き逃したFMココロの「ムーンライト・マジック」。考えてみれば、放送日が変わってから初めて聴く。大阪から戻っての最初の聴取でもあるけど、今回のゲストは福岡嵐氏。つまり、あの福岡風太氏の息子さんだ。当年取って32歳の若手なのだけど、今は祝春一番のスタッフとしてもすっかり定着しているらしい。大塚まさじと共に今年の春一番の出演者の曲をかけていく。最初にかかったのは、久々に出演の斉藤哲夫の曲。以後、今回の春一出演者の中から、大塚がベテラン、福岡が若手の曲をチョイスしていく。前者が中川イサト、林亭、有山じゅんじ、後者がハンバート・ハンバート、岩海苔ら。岩海苔とは、今回は出ないと思ったロスト・イン・タイムの海北大輔のユニットであった。そうだ、ロストがまた沖縄に来てくれないかな。ほぼ毎年同じような出演者の春一だけど、前にも書いた通り、今回は白崎映美、うつみようこらが新顔。その辺は次週紹介されるのだろうか。話題の憂歌団絡みの木村充揮とかは?憂歌兄弟で、今年のピースフルラブ・ロックフェスティバル出演の可能性を期待したいのだけど。でも、かくも新味のない春一を、こんなに取り上げてもネタがあるんかなあと思わないでもない。福岡嵐は今月は毎週日曜の番組でも春一について語っているようだし。明日は忘れずに聴けるかな?大阪は充分堪能してきたので、今回の春一に行けないことに関しては、最早さほど悔いはない。そうは言っても、来年を待たず、何かネタがあれば再訪はしてみたい。と言っているうちに、春一は、昨年に続いて中川敬の出演が決まったようだ。う〜ん、でもまあ、やっぱりいいや(笑)。というわけで表題へ・・・。
2014年04月26日
コメント(0)
全110件 (110件中 1-50件目)