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NHKの「バタフライエフェクト」というシリーズは、今いちコンセプトがよくわからないのだけど、時々惹かれるネタがある。今回は“ルート66 アメリカの夢と絶望を運んだ道”ということで、ちょっと面白そうで。歌やドラマでお馴染みのルート66、当たり前だけど、実際にあったアメリカの道路。歌の方は、てっきりTVドラマの主題歌として生まれたのかと思っていたけど、ドラマ放送以前の第二次大戦後すぐくらいに発表され、ナット・キング・コールがヒットさせたのだそう。で、道路そのものは1926年に出来ている。いわゆるアメリカの中西部グレート・プレーンズからカリフォルニアへと通じる道。そう、カリフォルニアを目指すなら、この道だったわけだ。番組としては、まずボニー&クライドを取り上げる。かつては、州を跨いでは警察が活動できなくて、それでB&Cはルート66を走って州境を超えて犯罪を繰り返した。150発の弾丸を喰らった、実際のB&Cの最後の画像、これは貴重だね。ダストボウルが吹き荒れて中西部の農民たちが一斉にカリフォルニアを目指した大恐慌時代、当然、ルート66が家族と家財道具を満載したボロ車で溢れた。あの、ジョン・スタインベックの「怒りの葡萄」にもルート66の記載はあるし、映画版にも標識が登場している。未チェックというか、うっかりしてたな。ウディ・ガスリーの歌もフィーチャーされる。ルート66はラスヴェガスの繁栄ももたらした。50年代、あのオッペンハイマー主導の核実験も盛んに行われ、ヴェガスは見物客で溢れたと。みんな後で癌になったんじゃない?オクラホマ州にはさんダウンタウンと称される街があって、黒人は日暮れまでに街を出なくてはならないと。「グリーンブック」というのは、黒人が泊まれる宿や寄れる店を載せたガイドブックのことだったんだね。同名の映画は未見のままだ。高速道路が整備されてルート66は地図上から消えた。しかし、その重要性を鑑みて住民たちを中心に復活させているという。しかし、かつてオーキーたちが走った道を、今はワーキャンパーたちが走る。まさに、映画「ノマドランド」そのものの世界。なるほど、夢+絶望を運ぶ道、ということで、それは現代にも続いていると。興味深く見せてもらった。この番組、来週は香港ネタだそうなので、また見てみるとしよう。
2024年06月10日
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今回のBS「世界ふれあい街歩き」は、新撮らしく“多様性を楽しむ移民街 ロンドン ハックニー 〜イギリス〜”。ハックニーといえば、昨年のローリング・ストーンズの新譜のタイトルに使われたあそこである。ロンドンの郊外と言っても、割と中心部から近い。ナレーターは永作博美。「ハックニー・ダイアモンズ」の由来は、まあスラングというか、割れたガラスが路上で散っている様がダイアモンドみたいに見えるてなことで、要は、物騒なエリアだと示唆していたようだ。番組のタイトルにもあるように移民が多い街だから、治安に問題のあることは考えられる。ところが、番組中に登場する街は至って穏やかだ。インド系、アラブ系、カリブ系、アフリカ系と、まさに人種様々。マーケットの屋台でも、普通にファラフェルとかバインミーとか売られていて、なかなか楽しそうじゃないか。ロンドンオリンピックの際に再開発されたそうで、以降、治安も良くなったのかも知れない。シェークスピアが最初に勤めた劇場があった場所だったり、ロンドン中心部で居心地が良くなかった表現者たちが自由を求めて集まった地でもあると。それにヨーロッパからの移民も、中心部には居場所がなく郊外のこの地に流れてきたという。移民を受け入れる街としての歴史は長いのだ。インドやバングラデシュにルーツを持つ人々も口を揃えて住みやすい地域だと。何せ人口の半数が有色人種ということだから、白人の悪ガキどもよりも人数的な優位性がありそうだ。LGBTQや障害者、高齢者にも優しい環境という。と、番組を見ている分にはいい事づくめに見えるけれど・・・チャイニーズとかのアジア系をあまり見かけない点は、ちょっと気になった。コリアンはいたようだけど。それでも、最大のユダヤ・コミュニティがあったり、大きなトルコ系モスクがあったりと、他民族の浸透度は年季が入ってる感じだ。キプロスからやって来た爺さんが営むミニミニ映画館の存在も面白い。ノッティングヒルもそうだけど、イギリス、ロンドンも、案外懐の深いところが感じられる。やっぱり、色々混じり合うところは楽しいし、飯もうまそうだ。してみると、改めてストーンズのアルバムのタイトルの由来は?あの人たちの年代の記憶にある、かつてのハックニーなのかも知れない。或いは、番組には登場しない裏の顔があるのかも?ただまあ、いくら住みやすい、いいところと言っても、どっちにしろ、今は円安で、日本人からすれば相当に物価は高いところだろうから、現実的には、ちょっと敷居が高い地域ということになるだろうな・・・
2024年06月04日
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ちょうど一週間前に放送されたものだけど、ETV特集「汚名 沖縄密約事件 ある家族の50年」を録画視聴。沖縄の本土復帰記念のタイミングに合せて放送されたもの。西山太吉に関するドキュメンタリーというのは、これまでもいくつかあったと思う。本人も言う通り、日本一の新聞記者になりかけた西山は、外務省の女性官僚と“情を通じて”情報を入手したということで、官僚も西山も国家機密漏洩の罪に問われる。いわば、内容のすり替えであり、肝心の密約の有無は追及されることなく有耶無耶となる。しかし、その後のアメリカの公文書で密約の存在は裏付けられることになる。番組は、西山の妻の視点に焦点を当てる。夫を支えるべき立場にある妻ではあるけれど、この顛末には複雑な思いがあっただろう。妻・啓子の日記が公開され、番組の(女性)ディレクターが紐解いていく。西山を扱った「密約」を記した澤地久枝(93歳にして健在!)は、西山と家族ぐるみの付き合いがあったが、妻・西山啓子の視点を顧みることはなかったという。アメリカの公文書での密約の存在を顕にしたのは、琉球大学の我部政明教授だった。そして、記者としての西山の矜持を継いだのは琉球新報記者・松元剛(現在は広告事業局長)だった。新報は、“外務省機密漏洩事件”、“西山事件”の呼称をやめ、”沖縄返還密約事件”に改めた。ただ、西山自身が沖縄に思いを寄せて密約の有無を追求したとということではなさそうだ。あくまでもブンヤとして大ネタを追及したまでということか。密約の存在が明らかになって復権を果たした西山だったが、やはり、忸怩たる思いは変わらず、晩年は酒やギャンブルに溺れていたらしい。一方の複雑な思いを抱えた妻・啓子だったが、やはり、夫の記者としての復権は素直に喜び、最後まで支え続けたようだ。妻・啓子が病で逝ってしまい、10年後に西山も鬼籍に入った。そして、二人は同じ墓に祀られた。日米の密約にあった、返還地の原状回復の費用をアメリカが払うように見せかけて、実は日本政府が肩代わりという、このカラクリ。これは今尚、辺野古の新基地建設を始めとする、様々な日米地位協定絡みの件で適用されている。そこを有耶無耶にして世間の目を欺いている点は現在も変わらない。これを追及するのは、確かに沖縄のマスメディアをおいて他にないだろう。
2024年05月18日
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フジテレビで放送の「ザ・ノンフィクション」なる番組、フィリピンで暮らす日本人を追った内容というのでチェックしていた。4月28日放送の“私の父のなれのはて ~全てを失った男の楽園~”、身も蓋も無いタイトルだけど、配信スケジュールに間に合ったのでティーヴァーで視聴。ナレーターは尾野真知子。ここに登場する平山さんがフィリピンパブにハマったのは妻との離婚がきっかけだったとか。友人と一緒にフィリピンに渡り日本料理店を開くはずが、その友人に資金を使い果たされ、不法滞在のペナルティも支払えぬまま、ずるずるとマニラに滞在。そして、優しいフィリピン人たちの施しで生き永らえ、妻を得て娘も得た。決意を持ってフィリピン移住をしたわけではなく、流れでそうなったと言うことに過ぎないと。この人、去年読んだ「日本を捨てた男たち」に出てきた人かも知れないな。バスの呼び込みで多少の稼ぎを得ていたが、そのうち、屋台を得て軽食を売る仕事を始め、以前よりは収入が増える。ところが、その屋台を一式盗まれてしまい、一転、無職に。一家の生計は、妻や姪が担うことになる。やっぱり、フィリピンで頼りになるのは女の方なのだ。そんな平山さんも実の娘には会いたいと思ってる。娘も父のことは好きだったが、ようやく連絡が取れても、フィリピンを訪ねてまで父との再会を望むわけではない。ただ、その後は折に触れて連絡は取るようになっていく。しかし、次々と現れる怪しい日本人。一攫千金の夢のような話を抱えたまま、どうにもならずに異国で死んでいく老人たち。先の本にも綴られていたような話が現実に進行していたのだった。淡々とながら曲がりなりにも家族と日々暮らしている平山さんは、まだ幸せのように見えたのだが・・・何と、唯一の拠り所であった奥さんが亡くなってしまう。病気を抱えながらも満足な治療を得られず若くして去っていった妻、残された平山さんはもぬけの殻の如し。結局、姪や娘の世話になって生き永らえるのだろう。それでも女たちは明るい。そして、平山さんは、杖をつかないと歩けない体になってしまっていた。セブ島でも実際目にした貧しい作りの家での暮らし、それでもどこか明るいフィリピン人たち。でも、日本人のメンタルでは、そんな中で楽観性を維持していくことは難しいようだ。しかし、本人の思惑はともかく、日本に住み続けた場合と比してどうだったろうか。ある意味、フィリピンはより生きやすい世界とは言えるのかも知れない。自分にはやっぱり無理かも知れないけれども・・・
2024年05月07日
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先週見た「新日本風土記」からの焼肉続きだけど、これもBSで放送の「クールジャパン〜発掘かっこいいニッポン」の金曜夕方の放送を録画視聴。この番組は日曜の18時台に放送されていたはずなので、あまり見る機会はなかったけど、エピソードによっては面白い回もあった。タイトルは何だかだけど、割と硬骨漢と認識している鴻上尚史の司会だから、決して、ネトウヨが喜ぶ単純日本ヨイショ番組ではないのだろうと。で、お題は“おいしい焼肉”だ。焼肉といえば韓国だろうと思うが、今や、日本の焼肉が本場を凌ぐ勢いで、海外、外国人にも受けているという。韓国へ行ってみて、単純に焼肉といっても、牛のカルビに鶏のタッカルビ、豚肉のサムギョプサル、プルコギ等、細かく分かれて専門店で扱ってることを知った。何でもある日本特有の焼肉は、“トーキョーヤキニク”と称されているのだと。しかし、その何でもある、独自の進化を遂げた日本の焼肉が、人気になっているのだという。各国出身の日本在住者をスタジオに招いてコメントを求める番組、韓国出身者も、この色々な肉を一つの店で選んで食べられることが日本の焼肉の優位性であると。しかし、焼肉店が繁盛の一方で、競争が激しく閉店する店も多いのだとか。そのために各店は生き残りのために個性的なメニューに精を出す。それがニンニク増しだったり一人焼肉だったり。一人焼肉は大阪とか川崎ではお馴染みだったけど、今は都心部の店で外国人にも好評なのだとか。タッチパネルでの注文は煩わしくないしね。日本一の焼肉の町が長野県の飯田市とは意外だった。「新日本風土記」でも長野が出てきたっけかな。地域毎に独自の焼肉文化があるのは日本ならではだと。日本はあまり肉食の文化だと思っていなかったけど印象が変わったな。やっぱり、焼肉食べたいねえ、腹いっぱい。この番組、案外面白いなと思ったけど、改変後は不定期の放送になるよう。20年近く続いている番組にも拘らずだ。何だかこういうのが増えるね、少し残念かも。
2024年04月23日
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BS「新日本風土記」で1月23日に放送された回を今更録画視聴。お題は“焼き肉”だ。いいエピソードが多かった。まずは信州、“肉の桃源郷”。何かめでたいことがあると焼肉、通称、山肉、それは兎、鹿、猪だ。ジビエなぞという気取った呼称も無い時代から山の獣の肉を食べてきた。やっぱり、獣の餌はどんぐりなんだな。あの、熊による被害もどんぐり不足が原因だったそうだけど、獣を満足させる人工どんぐりみたいなのを開発すべきと思う。ともあれ、日本にもこんな野趣溢れる世界があるんだね。イ・ジョンミという在日朝鮮人のシンガーの唄、聞いたことあったかな。家族は苦難の歴史を歩み、男系社会で育った三女、立石の実家に集う時は、やはり、焼肉。父への複雑な思いを抱えながらも、“京成線”の歌で故郷を偲ぶ。愛知県豊田市の保見団地はブラジル人のメッカ。在日ブラジル人一家の部屋には、肉専用の冷蔵庫もあって常に20kgを確保しているという。トヨタの工場勤務だから収入はまずまずなのかな。ブラジル人、肉無くしては生きていけない感じだ、エヴリデイ・シュラスコかい。気仙沼ホルモンは、さすがに魚を食べ飽きた漁師たちが肉を食べ始めたのがきっかけだそう。震災で被害を受けたエリアながら、ホルモンは復興に一役買っているようだ。一方、大阪市内唯一の養豚場は、あちこちの高級残飯を集めてとっておきの豚を育てる。手塩にかけた豚を売った後の昼飯は、勿論、自身で育てた豚の焼肉、80代にして健在の活力の元か。昨シーズンの、Bリーグ・チャンピオンシップの試合に勝利した琉球ゴールデンキングス、試合後のヒーローインタビューで、アレン・ダーラムが開口一番、“ヤキニク〜!!”。勝利のご褒美は焼肉だったようだ。それ以来、焼肉に取り憑かれている。家族でもいればだけど、一人ではなかなか。年末に家でホットプレートで一人焼肉したけど、煙と臭いで大変だった。やっぱり、店で食べたいよな〜、自分で焼きながら肉を思いっきり!
2024年04月15日
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というわけで、放送時間が繰り上がった「ドキュメント72時間」、ネタは、“大阪 24時間の格安スーパー”って、そりゃあ、玉出だろ!まさに、スーパー玉出であった。玉出というと西成周辺のイメージだけど、天神橋にもあるんだね。何でもかんでも物価が上がって、たまったもんじゃない今日日、まさに玉出は救いの神、希望の主である。沖縄にもユニオンがあるけれど、玉出の方が安い、更に言うと、大阪の方が物価安いような気がするのだけど。それも玉出の存在故だね。僕の玉出の利用というと、大体、西成の宿に泊まった時に夜中に安くなった惣菜を買いに行くというところで、生活利用はないのだけど、あそこは案外品揃えが豊富で、日々の普通の買い物にも大変重宝するようだ。でも、何たってあそこは夜中の惣菜半額タイムだね。行列が出来て、みなが半額シールが貼られるなり買い求めていく。デッドストックを無くすことで経費節減で商品を安価に提供。あとまあ、人件費も抑えてはいるんだろうけど。今でこそコンビニやファストフード店で、かなり年寄りのじいさんばあさんがレジ打ってる時あるけど、玉出は昔からそうだったな。ま、働く方は大変だろうが。80代の独居老人?訳あって年金がもらえない60代後半、70代の障害がある介護福祉士、みな、玉出のお陰で生き永らえることができる。豪快に笑う80代(には見えない)のおばちゃんも、玉出の品揃えに満足げだ。年金だけでは食べていけない70代、ジムの掃除をやってるそうだけど、独り身の自由をささやかに謳歌しているそう。大阪らしい庶民の暮らしは、まさに玉出の客層を見るとつぶさにわかるのだ。一昨日書いた通り、大阪には4年ぶりに行くことになったけど、さすがに玉出に寄る暇はなさそうだ。「ドキュメント」、先週放送の“国道4号線 ドライブインは眠らない”も録画で見たけど、これもとてもよかった。風呂付きの大衆食堂なんて、サイコーだね。寒〜い福島だから、まず行く機会はないだろうけれど・・・今年に入ってからの「ドキュメント」、ヒットが多いね。
2024年04月12日
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一昨日も少し書いたけど、4月はテレビ、ラジオも番組改編の時期だ。幸い、ラジオの方はいつも聴いている番組の終了等はなし、変わらぬ状況だ。一方テレビは、「ブラタモリ」が終わったくらいかな。見ている番組というと、どうもNが主なんだけど・・・火曜のBS「世界ふれあい街歩き」が20時から19時になったのは一昨日書いた通り。その後の「新日本風土記」も20時に繰り上がるが、この番組はトピックによって見たり見なかったりなので、そこはあまり影響がない。一方、木曜は、地上波の「サラメシ」が20時台と遅くなった。「トリセツショー」とかいうのが繰り上がったけど、あの番組続くんだね、誰が見てんの?7時台は、大体、食べ物系の番組を主に録画で見ながらビール&つまみ(一年300日くらいは枝豆)の時間だ。「孤独のグルメ」、「新居酒屋百選」、「アゲアゲめし」等の録画ストックを見ている。「グルメ」なんかは肝心の食べる場面になる前に、つまみを食べ終えてしまうのが常だけど。「サラメシ」はリアルタイムに見ながらだったけど、20時台になってしまうと、さすがにそこまでに腹が減るから夕食取りながらということに。いや、それでも遅いな、結局、今日は番組の前に食べ終わってしまう。よりによって改編2週目にして再放送だったし。結局、今後は「サラメシ」も録画して、つまみタイムに見る方が良さげだ。先に上げた番組の中では、「新居酒屋百選」が日曜の21時という時間になったので、これは録画必至。居酒屋系でも「吉田類の酒場放浪記」は月曜の21時が不動で、その時間は夕食後のお茶を飲んでいたりする。あと、月曜は休肝日の場合もあるからね、飲みながら見ることは、まずないな。「おんな酒場放浪記」は金曜23時の放送だが、この居酒屋系は、初回だけ新撮で、後は再放送というパターンなので、ながら見、この日記書きながら見ていたりする(笑)。その「おんな酒場」の後の0時放送だった「ベストヒットUSA」が木曜23時に移動になった。これは、まあリアルタイムに見るかな。金曜に0時に床に就ける方が都合がいい。土曜朝は早起きで「ウイークエンドサンシャイン」聴くからね。前にも書いたかも知れないけど、問題は「世界ネコあるき」だ。BS4Kとやらで中旬に放送されるようだけど、4KじゃないBSの方でいつ放送かは予定が出てない。ここいら、どうしても4Kに誘導したいってことなんだろうけど、あざといよな。大体、最終月の月いち木曜に90分放送というのは、どうも気に入らないのだ。昔の毎週金曜21時から60分というのが理想的だった。「新日本」も金曜がいいよな。金曜といえば地上波で22時台だった「アナザーストーリーズ」は、BSに降格?で月曜18時台という変な時間に。まあ、あれもトピック次第だけど。で、「ドキュメント72時間」が少し早くなって金曜22時から、これもビミョーだな、「おんな酒場」とは被らなくなったけど。何だか、やたらTV見てるようだけど、ここに上げたのがほぼ全て、後は「アド街ック天国」は、東京近辺のネタの場合、ティーヴァーで見てるというくらい。ま、とにかく、早いとこ「ネコあるき」を放送してくれよな、Nさんよ。受信料?てへ、ぺろ。
2024年04月11日
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またBS「世界ふれあい街歩き」だ。今回は“笑顔に包まれて バレンシア 〜スペイン〜”だ。ヴァレンシア、行ったんじゃないかな?行ってない?今回も撮影日のテロップ出なかったけど、一応、新撮だったのかな?朝からバルでビール飲んでる初老の夫婦。朝食かと思いきや、朝と昼の中間らしい、アルムエルソってやつかな。午後もシエスタの後にメリエンダとか取るから、夫婦も言っていた通り、スペイン人の食事は一日5回。ナレーターの永作博美が食欲旺盛と言っていたけど、まあ、それもあるかも知れないけれど、一食ごとの量は少なめなのではと思う。でも、毎食飲んでる人は結構いるよね、まさに飲んで食う合間に働いてる感じ。ヴァレンシア、火祭りの街だそうで、番組が撮影されたのは祭りに近い時期だったようで、祭り関連の店がみな繁盛。衣裳店、かつら屋、人形工房、そして、勿論、市場も。スペインの三大祭といえば、まずはパンプローナの牛追い祭りはすぐ浮かぶ。加えて、セビーリャの春祭り、そして、火祭りだそう。セビーリャは間違いなく行ってる。しかし、火祭りとか記憶にないからヴァレンシアは、やっぱり行ってないみたいだな。スペインはぐるっと一周したつもりだったけど、何で行かなかったのだろうか?マドリッドは、あまり評判が良くなくて、敢えて避けたのだけど、ヴァレンシアも治安が云々?或いは、単に日程の関係か。とまれ、火祭りは、張子の人形を作り上げてパレードが行われるけど、最後は燃やしてしまうという。でかい人形を盛大に燃やすわけだから火災とか大丈夫なのかと思うけど、燃やしつつ消防隊が水をかけている光景が。ちょっとイカれているような感じするのは牛追い祭と同様、これがスペインなんだろう。ヴァレンシアの名物料理といえばパエリア、発祥の地らしい。パエリアというと魚介の具のイメージだけど、本場のものは鶏とウサギの肉の具材だというのが意外だった。で、ウサギは食べるけど、ここでも猫は大切にされているようだ。猫が大事にされている地というのはいいね、人間も安心して住めそうだ。また初老夫婦の食事の光景だけど、夕食は軽く取って、その方がよく眠れるとか。で、よく眠れると、明日も笑顔でいられると。実際、番組中、表題通り皆が笑顔だった。先日も書いた通り、案外、こういった番組でも街の雰囲気はそこそこ伝わるもので、実際、ヴァレンシア、笑顔が溢れているのかも知れない。しかし、番組改編で、この番組が19時放送開始になってしまって、些か慌ただしい。時間が被っていたFMココロの「アースカラーズ・チャイニーズ・エディション」がリアルタイムに聴けるのはいいのだけど、やっぱり、20時から1時間がちょうどいいのだけどな。今後は目ぼしいものは録画して20時から見ようかなと思ってる。しかし、「世界ネコあるき」は、ちゃんと最終木曜日に放送されるんだろうね?
2024年04月09日
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BSテレ朝の「ベストヒットUSA」、周年記念ってわけではないけど、番組改編の機か、1時間の特番の放送。今回の目玉はといえば・・・何とAI小林克也の登場!1984年の特集ってことで、その年、今から40年前の小林の画像や音声を使ってAIで表現させるという趣向か。勿論、現在の80代の小林との“共演”ね。アーカイヴを編集したわけではなく、音声等をプログラミングして発せられたものなのだろう。小林自身は、かなりアナログな人らしいけど、よくこういう趣向を許可したもんなだな。AI克也は、時々、ちょっと発音や表現が変だけど、概要は見事に論理的に解説する。さすがに、寄る年並みで言い淀んだりすることも多くなったリアル克也よりも、饒舌かつ明快だ。なんつったら、怒られるかな。自分の職場でも最近AIが導入されたのだけど、これが暴走気味というか、ちょっとしっちゃかめちゃかだったりするのだけど・・・番組が始まったのが1981年だったそうだけど、小林って何や彼や80年代が好きな人みたいで、通常番組でもしょっちゅう取り上げられる。もう、ヴァン・ヘイレンだのマドンナだのプリンスだの、ポール+マイケルだのといった、かつてさんざん見たVCが登場するけど、今見て聞いても、ランDMCの“ウォーク・ディス・ウェイ”は面白いね。あれでエアロスミスのキャリアだって救われたわけで。今やアメリカのヒットチャートはテイラー・スウィフトを始めとする女性アーティストばっかりだけど、この頃は、ようやく女性が目立ち始めた時期だった。それが、マドンナやシンディ・ローパーら。特に好きってわけではないけど、ある種、道を切り拓いたパイオニアとしての役割は評価できる。番組は、これまでの金曜夜の放送から木曜に移動。ってことは、明日も放送あるのかい!アリデミー賞?ってくらいで、ありきたりのもんしか選ばんだろ(爆)。
2024年04月03日
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BS「世界ふれあい街歩き」は、4月の改編で1時間枠に戻り、放送も19時からとなった。コンパクトに戻ったのはいいけど、放送時間は20時のままでよかったのにね。で、“リオデジャネイロ〜コパカバーナ&イパネマ海岸”は、さすがに新撮なのだろうな(撮影期日出なかったと思う)。ナレーターもジャニーズ(スマイル何とかだっけ)社長夫人・木村佳乃起用だし。コパカバーナ、何も問題なさそうなリゾート地のようだけど、治安はかなり良くないという話。海岸付近はお金持ちと観光客の世界だろうけど、言われてみれば、みな手ぶらで荷物は持っていなかった感じ。ブラジルも銃とか出回ってそうだけど、主にスリ、ひったくりの類が頻繁なようだ。ケータイを外で出すのはご法度みたいな情報が書かれていたけど、それじゃ街歩き出来んよなあ。勿論、番組内では、そんなヤバさはカケラも出てこないけど。とはいえ、先日も書いたように、案外、こういった番組でも街の雰囲気は、ある程度掴めるものだ。どうもセブ島以来、道路の交通量ばかりに目が行ってしまうけど、リオもさほどでもなかったな。とにかく、あのセブの状況はちょっと異常だったな。前半はボサノバ押し、“イパネマの娘”が生み出されたというレストランが登場。ヴィニシウス・ヂ・モライスとアントニオ・カルロス・ジョビンは、その店で 当時18歳のエロイーザ・ピニェイロを見かけ、同曲の歌詞が生まれたとか。エロイーザは80歳にして健在で、今も美しいのだとか。やはり、80代という店員が思い出を語る。そのレストラン、案外、お高くない店らしいね。サンバの楽器があちこちで売られ、猫がオウナー?の音楽スタジオや、伝統のミュージックバーなども。さすがに音楽に溢れた街だけど、旅行者がどれくらい体験、堪能できるものか。どうも、ブラジルは知り合いとかいないと厳しそうな感じがするが、僕の友人はカポエイラを習ってる関係で、リオのカポエイラ道場の仲間に案内してもらったとか。そういうのが理想的だよね。またこだわっちゃうけど、先に登場した通り、この街の猫も健康そう、幸せそうで、その点は良さ気だった。やっぱり、楽しそうだね、リオ、ブラジル。いつか行ける日が来るのだろうか?食べ物はカイピリーニャとかドリンク系中心。また、ブラジルのローカルエリアを取り上げてディープな食べ物も紹介して欲しいところ。
2024年04月02日
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1月にも取り上げた「ドラマ地球の歩き方」、都合3か月放送されて最終回を迎えた。ティーヴァーでも見られたので、一応、一通り見た。あの配信は、1週間しか見られないものもあれば、この番組みたいに、しばらく見られるものもあって、どういう基準なのだろう?ともあれ・・・4人が4つの国を訪ね3話ずつの構成。どこからがドラマでどこからが実際なのか、不思議な作りではあった。最後のニュージーランド篇は森山直太朗が旅した。この人のキャラはマイペースというか何というか、ちょっと捉えどころがない感じ。お坊ちゃんではあるのだろうけど。歌はといえば、やたら裏声を使うのが、あまり好きではないな。母親も何だけど、父親もギタリストだったそうで、そちらの影響も音楽性にはあるのだろうか。マオリにこだわって村や聖地を訪ねる。キャンピングカーを借りるが、正くはキャンパーバンだとかこだわる。このこだわりが気まぐれというか、こだわる場合とそうでない場合があったりする。マオリにとって重要なタトゥーを自分も入れようとするが、最初は顔に入れると言い出す。ディレクターに、“歌番組に出られなくなるのでは?”などと言われると、“僕は歌番組に出るために生まれてきたわけじゃない”と気色ばむのだけど、いざ、彫る段階になって、顔は痛いぞと言われてアッサリ撤回、腕に入れる。実はヘタレなのか?父の名前ジェームズ(・・滝という芸名だったよう)を名付けたバンがガス欠のところでヒッピーのような美女二人が登場というのは、明らかにドラマだ。オークランド郊外で開催のノマドフェアで自身の“桜”をフルコーラス。この人ってこれくらいしか知らないけれど。マオリのハカを体験するけど、ニュージーランドのラグビー・チームが必ず披露するあれ、文化的搾取のような気もしないでもないのだが。で、マオリの文化を通じてスプリチュアルな体験をした森山は、新曲を書き上げ日本で録音というオチ。僕はスピ系にはほとんどいかない人間なのだけど、このドラマは、他のエピソードもスピ系の内容に偏っていた感じがある。森山未來のタイ篇は、最後は森山が小舟に乗って海に流されて旅に出るなんてところで終わった。顕著だったのはサイパンでの松本まりかって人で、完全にイッちゃってた。旅先でのスピ経験?そういうのはないなあ。まあ、そういう体験も出来るかも知れないから「歩き方」を読んで旅に出ようっていう趣旨の番組だから。僕も今回セブ島行きにあたっては、図書館でフィリピンの歩き方借りて持参したのだった。セブ島に関する記述は少なかったけど、一応、数少ない観光巡りでは参考にさせてもらった。でも、ネットの時代になった今、最も旅先で役立つのはグーグルマップで、あれさえあればって感じだよねえ。ガイドブックはこの先どう生き残っていくのか、模索は続くだろうね。
2024年04月01日
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「オッペンハイマー」公開が近づいて、BS朝日「町山智浩のアメリカの今を知るTV」も映画絡みの取材。訪ねるのはニューメキシコのトリニティ実験場等。世界初の原爆実験場で、年に2回だけ公開されるという。映画のヒットもあって多くのアメリカ人が訪れている。アメリカの原爆開発はナチスに対抗するためだった。マンハッタン計画のために集められたロバート・オッペンハイマーは、原爆開発のためにニューメキシコ州ロスアラモスで研究・開発に没頭した。オッペンハイマーの住んでいた家が博物館になっていて銅像も建っている。山頂にあり一つの街になっていて、今も研究施設として稼働しているという。トリニティ実験場は朝8時のオープンで、早朝から車が長蛇の列。結構、物見遊山のようなアメリカンも多い印象。爆心地は微妙にクレーターになっているよう。トリニタイトという原爆で溶けた砂が今も落ちている。触る程度では被曝の危険は無いのだとか、但し、持ち出しは禁止。しかし、原爆について問われると、特に意見はないとか、よくわかってない連中も多い。それで何で苦労してこの場所に来ているのだろうね?オッペンハイマーのコスプレの若者だとか、土産物屋ではキノコ雲のTシャツも。オッペンハイマーは、原爆の爆発を見た時に、「バガヴァッド・ギーター」の一文を引用して、“今、我は死神なり、世界の破壊者なり”と言葉を発したそうだ。それをプリントしたTシャツも売られている。そんなTシャツを買った家族連れ、“二度と戦争は起こしてはいけない”と発していたけど、矛盾を感じないのか?そのアメリカンの父親は“バターン死の行進”の体験者だったそうだけど。一方で、トリニティ周辺は、元々住人がいて、警告がなかったために被曝して癌になっている人が多いが、何の補償も受けられてないという。ネヴァダ州と違ってニューメキシコ州では補償がないそうなのだ。原爆を作ったはいいが、その後の放射能の影響のことを、オッペンハイマーは考えていなかったという。映画は、そんな科学者の愚かさを描いているという。それは興味深いけれど、アメリカというのも色々と複雑な国だね、改めて。この「あめしる」、今年から月いちの放送になり、次回からはとうとう不定期になるという。スポンサーがついてない故とのことだけど、それにしては結構長年続いてきたな。僕が見始めたのは、一昨年くらいからなのだけど、番組の情報が少なくなっていくのは少し残念に思う。
2024年03月18日
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非常に面白い結果になった昨年のアカデミー賞に比して、今年はどうなるか。ようやく日本公開間近の「オッペンハイマー」が有力にしろ、役者部門なんかは、ちょっと予想がつきづらく。第96回アカデミー賞の結果は・・・昨年ほとんどの部門を的中させた町山智浩氏によると、作品賞予想は「バービー」。近年のアカデミー賞の投票方式だと2番手くらいのみんなに嫌われない作品が獲るというパターンとのことで。役者も、ポール・ジアマッティとかリリー・グラッドストーンとか地味。一方、日本映画のノミニー3作はいずれも受賞するだろうと、さて。結果、「パーフェクト・デイズ」は逃した。「君たちはどう生きるか」と「ゴジラ-1.0」は受賞。作品賞を獲った「パラサイト」に比すればだけど、それでもめでたくはある。ただ、僕は3本とも観ていない。「パーフェクト」はどうも引っかかり、「君たちは」はタイトルでもう腰が引け、「ゴジラ」も、もういいかって気分で。でも、「ゴジラ」くらいはまだ観られるようなら観ておくかねえ。肝心の主要部門、結果、「オッペンハイマー」勝利だった。役者もアイリッシュ俳優初のキリアン・マーフィ他順当に。「バービー」は主題歌賞のみだが、またビリー・アイリッシュか。つくづく、賞に恵まれる人だね。因みに、「バービー」も観ていない。おバカ映画なのかと思って。昨年も授賞式では、ウィル・スミスのビンタ騒動とかがあったけど、今回は、極めて不快な出来事が。授賞式そのものは見ていないけれど、後からぼちぼち上がってくる映像で、主演女優賞及び助演男優賞の贈呈の瞬間が。助演はロバート・ダウニー.Jrだったが、プレゼンターのキー・ホイ・クアンをがん無視で、トロフィーだけ受け取って、他のティム・ロビンスらとは握手して得意満面。露骨な差別だろ、これ。エマ・ストーンは、もっとひどい。よりによって、ミシェル・ヨー姐を無視して、隣のジェニファー・ローレンスにトロフィーを引き寄せ、ヨー姐から奪うように受け取る。見かねたサリー・フィールドがジェニのドレスを引っ張ってやめさせようと。いやはや、ハリウッドが未だにこんな状況なのか。驚きと共に呆れ、ものすごい不快な気持ちになった。後で、ヨー姐やクアンはフォローしていたようだけど、少なくとも映像を見た限りでは、白人がエイジアンを露骨に無視しているようにしか見えない。ミー・トゥーだなんだ、差別やヘイトには敏感であったはずのハリウッドが、この有様とは、まるで60年代の如しだ。もう、エマ、ジェニ、ダウニーの出る映画(「オッペンハイマー」除く)なんて全く観る気が失せた。クソ毛唐共だな。ヨー姐は、あの女どもにケリを決めて欲しかった。日本作品の受賞を無邪気に喜ぶ、特にウヨどもは、この現実を知るがいい。お前らが海外に行った時は、あんな扱いを受けるのだけど、それでも米軍様や白人たちのご加護?をありがたがるのかと。むかついて、ついつい血の気が上ったけど、そんなこんなで昨年の痛快さから一転、サイテーのオスカーの印象となった。ウィル・スミスがビンタを食らわすべきはアイツらだろうに。世界の夜明けは、まだ遠いな。
2024年03月11日
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まんまなタイトルだけど、NHK「アナザーストーリーズ」のお題が、”ボブ・ディラン〜ノーベル文学賞 原点のステージ〜”と、そりゃあ見るでしょ。その原点のステージというのが、あの1965年のニューポート・フォーク・フェスティバル。言わずと知れた、ボブ・ディランが、ポール・バターフィールド・ブルース・バンドをバックに従えて、初めてエレクトリック・ギターで演奏した歴史的なものだ。結論から言うと、そのステージを見ていた研究者が、ノーベル文学賞にディランをという推薦文を、90年代からアカデミーに送っていたそうだ。ノーベル賞というのは推薦があって、その中から候補を選び出すわけなんだね。そのディランの推薦者である現代詩研究者ゴードン・ポールは、アレン・ギンズバーグからの要望で、ディランを推薦したという。当初は鼻も引っ掛けられなかった?ものの、2016年に、とうとう受賞。その際に読み上げられた選考理由は、ポールの推薦文のまんまであった。それはポールにしてみれば、してやったりだったろう。あのニューポートで、激怒したピート・シーガーが斧でケーブルを切ったとか切ろうとしたというのは事実ではないみたい。初披露の“ライク・ア・ローリング・ストーン”他3曲を披露して、ブーイングの後にステージを去ったディランだが、ピーター・ヤーロウらの説得で、再度ステージに登場。披露されたのは、アクースティックでの“イッツ・オーヴァー・ナウ・ベイビー・ブルー”。まさに、時代が変わったことを理解しない人たちへの決別の歌だった。ピーター・ポール&マリーのヤーロウ、今も元気で茶目っ気たっぷり。最初にアクースティックで何曲か演ってからエレクトリックを演ればと提案したそうだけど、ディランも若かったのだろう。敢えて、リスクを冒す挑戦に出たということか。正直、それほどの内容とは思わなかったけれど、まあ、ディラン・ファンにとっては、色々おさらいも出来る回という感じで。さて、これとは関係ないけど、そろそろ武道館ライヴのCD買わないとねえ。来日公演は、もうあっても行けないだろうしなあ。
2024年03月08日
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今日のネタは、CSナショナルジオグラフィックで放送の「スゴ技!メガストラクチャーの達人」(原題は“ビルディング・インポシブル・ウィズ・ダニエル・アッシュヴィル”)の予定だった。でも、内容は思った程ではなくて・・・アッシュヴィルという人は、単身で大きな建設会社を築いた人で、その人が困難な建築物の現場を訪ねるという趣向の番組らしい。取り上げられたのが、“ラスベガスの巨大!球体スクリーン”、あのスフィアの建築現場だったので、興味を持ったのだ。外と内にLEDパネルを敷き詰めて、アイマックスどころではない巨大スクリーンを実現させたスフィア。柿落としはU2のライヴで話題になっているけれど、チケット代も相当な高値で・・・僕は絶対絶対に無理な高所での作業(歩道橋渡るのも怖いくらいの高所恐怖症だ)。アッシュヴィルもビビりまくって命綱をつけての作業を手伝う。円形なので、全て湾曲した素材を組み上げていく。外側のLEDパネルを固定していくのも至難の作業。その作業の困難さはよくわかったけど、完成形を見せて欲しかったな。そこが物足りなかった。でも、アメリカの近年の建築物というのは、なかなかすごいものがある。中抜きばかりで、予算だけかけてもロクなものが出来ない日本とは大違い。もう建築技術では、日本はアメリカの数周回遅れになっている印象だ。さて、で、やっぱり「ドキュメント72時間」だ、“札幌 雪道を走る灯油配達車”。僕には絶対に住めない冬の北海道。灯油が切れたら凍死ものだろう。タンクを積んだトラックがホースで家庭に灯油を供給。マンションの上までホースを延ばして入れたり。老女一人でもこれが当たり前とばかりに逞しく生きている。繰り返すけど、僕は絶対生きていけないと思う。費用も年間12〜13万円かかるというし・・・客の方だけでなく配達員の方にも一人一人事情が色々ある。冬場は仕事がない人、海外からの人、夢を目指す人、飲食店営業の副業として等々・・・配達のみならず、途中出くわした、雪にハマってしまった高齢者の車を助けたりも。後半に登場した70代の男性客が印象的だった。息子と妻を失って、今は釣りが生きがい。釣りが出来る春を待ち望む。この番組ならではの、“沁みる”エピソード。孤独になっても熱中できること、小さな幸せがあれば生きていけるのかな。生きていれば、何かいいこともあると、そう信じて生きていくしかないね。これも早くも今年の年間ベスト候補だね。
2024年03月01日
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CSナショナルジオグラフィックで放送の「ジーニアス:キング牧師とマルコムX」の7、8話、最終回だ。23日放送の録画視聴。7話では、ケネディ暗殺後に大統領になったリンドン・B・ジョンソンに、マーティン・ルーサー・キングは、半ば脅すような勢いで公民権法の成立を迫る。法案は議会を通過したが、その分、キングへの圧力は一層増していく。それは、彼がノーベル平和賞を受賞しても尚だ。長年の相棒であったラルフ・アバナシーは、キングのみが注目される状況に不満を抱く。マルコムXは、ついにネイション・オブ・イスラムから離脱。結果、かつての同胞たちからも狙われるようになる。この点が、マルコムのキング以上の悲劇だと思う。キングのように記録に残る形での恩賞も得られていない。独自のイスラム組織を立ち上げるも、命を狙われる危険には常に晒される。最終話、20分程でマルコムはあっさり暗殺されてしまう。この暗殺にNOIが関わったかどうかは明らかになっていないようだ。一方、キングはジョンソンからヴェトナム戦争への反対表明については釘を刺される。しかし、妻コレッタ・キングの影響もあって、敢えてキングは戦争反対を表明。結果、ジャッキー・ロビンソンなど黒人の同胞からも反意を得てしまう。キングは40分くらいの時点で、こちらもあっさり暗殺されてしまう。晩年のキングの手の震えというのは何かの病気だったのか、心理的なものだったのか。二人の死後、妻のコレッタとベティ・シャバズが互いに手を取り合う。こういう邂逅も実際にあったのだろうか(「ベティ&コレッタ」というドラマも放送されたらしいが)。最後は、やはり、静かに熱く盛り上がるものがあった。国会議事堂での唯一の二人の対面の写真も映された。アレックス・ヘイリーの「マルコムX自伝」も読んでみないと、いずれ落ち着いたところで、じっくりと。一方、ナショジオでの放送は、普段見てないチャンネルでも、ちょっと見てみたい番組が色々あることが知れる機会でもある。ドラマの間の番宣は、基本すっ飛ばしていたけど、興味を惹かれるものは、しばらくはチェックしてみたいと思ってる。
2024年02月28日
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世に女子アナ・フェチみたいな人っているけど、僕は近年は(笑)そういう気はほとんどなかった。ニュースにしろバラエティ番組しろ、特に民放はあまり見ないからねえ。しかし、このところ、ちょっと異変が・・・日テレというかCSの日テレG+ではNFLの独占中継に加え、シーズン中は「オードリーのNFL倶楽部」というバラエティ番組も毎年放送されている。以前は見てなかったのだけど、週の試合の振り返りもあって、ある意味、貴重なので、今季は毎週見ていた。オードリーと言っても、今は片割れの春日の方だけの出演で、日テレの女子アナと二人、時々ゲストを迎えるという感じ。以前は、女子アナではなく相武紗季が出ていたっけ。今季かららしいけど、新人アナの渡邉結衣という人が進行を担当。この人が何かいいんだね。如何にもスポーツ知らない女子ではなく、アメフトは番組を担当して初めて見たらしいにも関わらず、ルールや試合内容、選手名を伝える際も拙いところは一切なし。極めてクレヴァーながら、才女っぽい嫌味は微塵も感じさせない。スポーツ部のマネージャー的爽やかさとしっかり者の部分を持ち合わせていて、実際、マネージャー経験がある人らしい。新人とはいえ、アナウンサーとしても、かなり有能な人なのではないか。一応、マイアミ・ドルフィンズの推しということで、ドルフィンズが勝利すると、“サッパーン!”とか声を上げる。イルカが跳ねる音ってことなんだろうね。しかし、おバカさや初々しさだけを売りにする感じはなく、卒なく、かつ、明るく楽しく番組を進行していた。勿論、NFLの試合結果のチェックは欠かせなかったけれど、この渡邉アナを見るためにも、毎週欠かさず番組を見ていた次第だ。番組はスーパーボウル後もプラス1週放送され、1年目にして早くもスーパーボウル現地取材を果たした渡邉アナのリポートが伝えられた。それはよかったけれど、これで終わってしまうのは残念だねえ。シーズン終了でNFLロスも何だけど、渡邉アナ・ロスもあるかも?もう一人はTBS。金曜夜に何となく見ているBS TBSの「おんな酒場放浪記」、昨年後半にTBS女子アナがメンバーに加わった。その日比麻音子という人、普段どんな番組に関わっているかは知らなかったけれど、酒場での飲みっぷりがなかなかのもので、店の女将にも、“美味しそうに召し上がりますね”と感嘆されていたほどだ。30代くらいの人かな?「吉田類の酒場放浪記」の年末特番にも進行役として登場。更に、新年早々の「おんな酒場」特番にも、レギュラーの一人として参戦。倉本康子、寺澤ひろみと、この人の3人体制で今後は行くようだ。毎回見ているわけではないのだけど、ちょうど今週の番組には登場して、酒も料理も、また豪快に食らっていた。一方で、能登の震災の際にはヘルメットをかぶって被災地からリポートしている光景や、ニュースで自民党議員の裏金問題を伝える放送も見られた(別に追っかけているわけではなく、たまたま)。当たり前だけど、しっかり、局アナとしての仕事もこなしているわけだ。日テレは沖縄では見られないので、渡邉アナの番組をこれからチェックするのは難しいかも知れない(追っかけてまでは見ないからね)。一方、「おんな酒場」の方は、日比アナ登場の回はしっかり見るようにしたい。ということで、時ならぬ女子アナ熱?は今後いかに・・・
2024年02月25日
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CSナショナルジオグラフィックで放送の「ジーニアス:キング牧師とマルコムX」の5、6話だ。5話“妻の務め”の副題通り、キング、マルコム双方の妻に視点を合わせて描かれる。キング夫人のコレッタは良妻賢母でもあったが、何よりも女性の権利主張にも熱心で、その点では夫にも少し不満を抱いていたようだ。しかし、夫が座り込みで逮捕、収監された際は、取り巻きたちを尻目に、ジョン・F・ケネディ(当時は上院議員)に直訴し、釈放に尽力する。マーティンとコレッタの夫婦愛の描写も、このドラマの見どころと言える。一方のマルコム夫人、ベティは出産後は家庭を守るようにマルコムに諭される。ネイション・オブ・イスラムの戒律は、イスラム圏の諸国のように保守的で、とりわけ女性の自由や権利を認めないものだった。子を連れて家を出たベティだが、産みの親から里子に出され、育ての親とは、少し距離がある。最後はマルコムが折れる形になるのだが。第6話、いよいよワシントン大行進のエピソードだ。これも発案者はバイヤード・ラスティンだったようだ。しかし、実現までには紆余曲折があって、同性愛者で、共産主義者の烙印を押されたラスティンを議会が吊し上げる。ここで、ようやくキングがリーダーとして毅然とした姿勢を見せる。ワシントン大行進は大成功し、キングが、あの有名な“私には夢がある”の演説を行う。その再現はと思いきや、さすがに荷が重かったのか、バックに歌が流れて、最後の“フリー・アット・ラスト”の部分だけだった。マルコムもワシントンにはいたのだそうだ、但し、彼は最後まで懐疑的な姿勢を崩さなかった。しかし、大統領となったケネディとの面会を望んだコレッタの希望は果たせず、ここでも女性としての肩身の狭さを味わう。そして、ケネディは銃弾に倒れる。同じ頃、やはり、ケネディ狙撃のニュースを見ていたマルコムは、ネイション・オブ・イスラムの尊師イライジャ・ムハンマドの背信を知り、教団との亀裂が決定的なものになる。今週末の7、8話が、いよいよクライマックスだ。
2024年02月21日
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BS「世界ふれあい街歩き」、「ネコあるき」とかと同様、90分枠になって久しいけれど、「ネコ」と違って毎週の放送をキープしていて、コロナ禍もあって海外での撮影が覚束なかった時期もあって再放送が多くなった。BSが整理されてからも過去の放送が多いみたいで、新撮なのか再放送なのかハッキリしないもんで見る機会が減っていた。でも、今回は新撮らしいので、久々にしっかり見た。“過去と現在が共存する街 ソウル&キョンジュ(慶州)〜韓国〜”だ。ソウルは東大門から。裏手には庶民的な食堂街、一気に昭和感が漂う。炭火で魚を焼く食道が並ぶ、うまそうなんだよな、あれ。発展するソウルだけど、まだまだ変わらぬ光景があっていいね。一方で高架道路が展望通りになっていたり。東大門デザインプラザはすごいな。あのザハ・ハディットが建築デザインした新施設。国立競技場もあの人であれば・・・変わる部分と変わらぬ部分がいい具合に共存している印象だ。南大門近くでは野菜ホットクを買い求める行列が。やっぱり、韓国メシ、どれもうまそうだな。キョンジュ、行きましたねえ。自転車借りて回ったのだけど、ここで登場する光景、ほとんど覚えてない。あんなに古墳があったっけ?ちょっと仁徳天皇陵のある堺市に共通した雰囲気だ。かつての子供たちは古墳に登って遊び、周りには民家があったと。堺は今も民家があるような。しかし、さすがに古都ならではの趣のある建物が様々。心なしか人々も礼儀正しいね。京都のような気取りがあまりないような気も。韓国に行ったのも、もう20年くらい前かな。しかも、船でしか行ってないから、未だにソウルの空港を知らなかったりする。韓国もいつかぐるりと一周してみたいような気がする。でも、今は日本よりも物価が高いのだろうけどねえ・・・
2024年02月20日
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テレビ東京の「ユーは何しに日本へ?」の今日の放送が面白そうと聞いてティーヴァーで配信視聴。これを知ると便利だよね。いくつかのエピソードが放送されたみたいだけど、見たのは1エピソードだけ。“寅さん大好きユーのなりきり聖地巡礼”、ちょっとダサめ(失礼)のアメリカ人英語教師ジェイサンさんは、もうすぐ閉まるらしい渋谷のツタヤに、「男はつらいよ」のメイキングヴィデオ「おーい寅さん」(見たことある)を借りにやって来た。そのくらい、寅さんマニアで、これまで全国100ヶ所以上のロケ地巡りを行ってきたそうで、今回は48作「男はつらいよ・寅次郎紅の花」のロケ地の奄美大島を訪ねるという。それを取材って、これ偶然ではないんでしょ?奄美の空港から車で1時間半、空港は北端にあって、フェリー乗り場は南端にあるんだね。フェリーってか、連絡船程度のでいご丸という船。「紅の花」にも出てきたそうだけど、今でもあのくらいの船だけが運行されているのか。向かったのは加計呂麻島だ。ジェイサンさん、シャツにも寅さんプリント入りだし、あの背広を模した上着を羽織ってるほどの入れ込み用。更に、実際に加計呂麻島のロケに使われた家が宿になっていて、一棟貸切9,000円だかで宿泊できるのだそうな。渥美清の生前最後の出演となった実質シリーズ最終作の「紅の花」のロケ地の加計呂麻島は、マニアにとては最後の聖地ということだ。映画に出ているというおじさんも登場。場面が挿入されるのだけど、生憎、配信だと、その映像は見られない。最後は、宿で「紅の花」を鑑賞(PC画面で)、人生7回目だそうな(僕は諸事情で、多分もっと見ている)。外国人にも寅さんファンはいるようだけれども、こんなマニアックな人がいるとは驚き、ちょっと笑っちゃうくらい。でも、ロケ地巡りはなかなか羨ましいものがあるね。寅さんがってことではないけれど、奄美大島、行っておきたいね。沖縄にいる間にと考えなくもないけれど、大島は結構大きいし、加計呂麻島に喜界島、徳之島に沖永良部島もまとめて巡ってみたい。3月まではフェリーが割引料金なのだけど、結局、沖縄にいる間に行けたのは与論島だけだったから。やっぱり、1週間くらいは欲しいよころだよね。奄美島巡りをやってみたいな、いつの日か。
2024年02月19日
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2週間前に書いた「ドキュメント72時間」年末スペシャルの続きをようやく。ざっといくと、6位“福岡・高速バスターミナル 年の瀬を走る”は、バスを乗り逃した若者二人組が印象に残った。ベンチャー起業で成功を確信している頼もしさ。4位の“北海道・礼文島 最果てのユースホステルで”は引いたよなあ。個人的には絶対泊まりたくないとこだ。そして、3位“大阪 昭和から続くアパートで”は、昨年の帰宅時にも見たけど、改めてまた見てしまった。現在のアパートに中継がつながって、酔っ払いのおじさん、入院もしたそうだけど今は元気とのこと。出演者たちも“終の住処”と断定していたけど、まあ、そうだよな。西成界隈も通じる雰囲気があると思う。僕も色々うまくいかなくて日本で最後を送るとなったら、ああいうところで過ごしたいなんて考える。2位“全国うどん自販機の旅 群馬編”、やばいね、うどん食べたくなっちゃう。昔は高速道路の休憩所というと、ああいう自販機が並んでいたよな。個人的には、自販機ではハンバーガーが好きだった。1位、ちょっと地味だけど、まあ納得の“冬の北海道 村のコンビニで”。寒さが苦手の僕には過酷そのものの環境に思えるのだけど、みな元気で明るいな。来年の今頃は自分も雪を見る羽目になっているのだろうか?新年に入ってのこの番組、好調に続いている。先々週放送された“愛媛・今治 昭和から続くサウナにて”は、今年の年末ベストの候補入りの期待高い好内容だった。昨日、コザまで取りに行ったキミジマブランドのタオルも今治製だった。造船とかタオルとか製造業の街で、仕事に疲れた人たちが癒しを求めてやってくる場所。昨日の大山サウナの愛想の無さと違って、ほっこりする場所だった。先週の“新宿 24時間営業のドラッグストア”のような都会が舞台のものより地方の取材ものの方が、やっぱりいい味が出るね。今年の年末は、埼玉の家で、年末スペシャルを日がな見ているかも知れないね。いや、日がな見られるなら、それは幸運かも知れないね。また来年。
2024年02月18日
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BSテレ東で土曜深夜に放送の「地球の歩き方」ドラマ版は、森山未來がタイを旅するエピソードが始まった。その2回目、なかなか攻めた内容だった。11日の放送を録画視聴。テーマはタイのアート探訪だ。バンコクから始まって、今回は森山が、チェンライのタイランド・ビエンナーレを見に赴く。レンタカーを借りて自ら運転して巡る。怪しいアートディーラーが現れて森山の作品を見たいというあたりはドラマとしての作りなのだろう。そのディーラーから紹介されたのが、映画監督のアピチャッポン・ウィーラセタクン(愛称はジョー)。廃校になった小学校で作品を展示。この監督の映画は、「ブンミおじさんの森」しか観てないけど、正直ピンとは来なかった。とはいえ、映画製作者にとどまらず、現代アートの作り手であることは認識。タイのアートシーン、なかなか進んでいるのだ。ミャンマーから移り住んできたアカ族のアーティストに紹介されて山村の集落へ。高床式の住居も自分達で作り、自給自足生活を送る。飼っている鶏をさばいて森山に振る舞ってくれる。マレーシアでも思ったけど、ああいう高床式の家に猫と一緒にのんびり住めたらいいだろな、なんて・・・番組の打ち上げって席で、いきなり森山は、もうちょっとタイに残るてなことを言い出す。ここらはドラマ部分なんだろうな。一人でタイを巡るという設定が今週末に放送される3回目となる。舞台はプーケットだそうな。まあ、旅心はそこそこそそられる・・・となれば、この番組はまずまず成功といえるのかな。
2024年02月15日
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CSナショナルジオグラフィックで放送の「ジーニアス:キング牧師とマルコムX」の3、4話を録画視聴。ちょっと知らなかったというか二人の人物の意外な側面も垣間見られるエピソード。北部の活動家だったバイヤード・ラスティンが、突如キングの前に現れ、キングらの活動にも大きな影響を与える。同性愛者でもあったというラスティン、キングに非暴力の戦い方を指南する。昨年、このラスティンの生涯も映画化されたそうだけど、そちらも見てみたいね。このドラマでのキングは、やや優柔不断なキャラとして描かれている。著書のサイン会で、反共産主義の黒人女性に突如ナイフで刺され、それがトラウマになる。学生たちとの共闘やラスティンとの関係を維持することにも消極的で、周りに促されて、ようやく重い腰を上げる。まあ、当初からの活動家ではなかったキングが、こうやって鍛えられていったということなのかな。一方のマルコム、考えていた以上に紳士的、穏健な印象なのだけど、世間のイメージを決定づけたのは、マイク・ウォレスによる番組で、あの「60ミニッツ」以前の1959年に放送、番組タイトルは“憎悪が生んだ憎悪”。それまでは知る人ぞ知るくらいの存在だったネイション・オブ・イスラムが、黒人至上主義の過激な団体という印象を持たれたのは、この番組がきっかけだった。僕自身も、マルコムXという人は、非暴力で平和主義のキングと対極の人物という印象を持っていたけど、決して、そうではなかったようだ。マルコムがキングのことをアンクル・トムと呼んだのも本意ではなかったようで、世間が次第に過激なマルコムのイメージを増幅させて行く。一方の悩み多きキングは、タイム誌の表紙も飾り、世間的な認知度を高めていく。佳境となる5、6話は今週末の放送だ。
2024年02月14日
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3年前にCSナショナルジオグラフィックで「ジーニアス・アレサ」というドラマが放送されたけど、それに続く“ジーニアス”シリーズ?今度は「ジーニアス:キング牧師とマルコムX」(原題は“ジーニアス:MLK/X”)だ。こちらも、アリサ同様にロン・ハワードとブライアン・グレイザーによる制作、音楽はテレンス・ブランチャード(映画版「マルコムX」の音楽も彼だった)。放送も2話ずつ放送というパターン。2日の金曜から放送開始、初回2話を録画視聴。キングとマルコム、それぞれの幼年時代からの歩みを交互に描く。冒頭で成長した二人が対面する場面が登場するが、ああいう場は現実にあったのかな?キングは、元々はマイケル!という名だったそうだけど、父がマーティン・ルーサーと改名したのを機に、無理やり同じ名前にさせられたのだそうな。この、父よる圧というのは、キングが成人してからも、しばらくは続く。一方のマルコムの父がまた牧師だったのだそうな。その父は前妻との間にも子供がいて、家や母を失ったマルコムは、その異父姉を頼ってボストンへ向かう。窃盗を犯して刑務所に入れられるマルコム、一方でキングは大学を卒業し、オペラ歌手を目指すコレッタと結ばれる。対照的な歩みの二人のようだけど、周囲や家族も含め、様々な束縛や不自由な境遇の中から、同胞と共に真の自由を求めて立ち上がるという過程は同じ、といった描き方。お堅い伝記ドラマにならぬよう、それぞれの人間的な側面に光を当てている。キングは結構もてたんだそうな。そういえば、アリサのドラマの方では恋のお相手でもあったっけ。また、それぞれが異なる宗教を信仰しながらも、その信仰を拠り所に黒人の地位向上を目指していくのも対照的に描かれる。ネイション・オブ・イスラムに帰依してからのマルコムは、想像以上に禁欲的に行動する。尤も、その組織との対立がマルコムの命を奪うことになるわけだけど。知っている顔は一人もおらず、新世代俳優によるキャスティングのよう。これまた「アレサ」同様、全8話。続きはまた今週末に。
2024年02月05日
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昨年末の猫抜きのナイチ帰宅、家に着いて、その猫の墓にお線香を上げたりして落ち着いたところで17時、テレビを点けると、そうだ、「ドキュメント72時間」年末スペシャルを放送中なのだった。すでに3位の放送中だった。那覇の部屋で17時までは録画予約を入れてきたが、それ以降は家で見る前提でいたのだ。その3位は、1月13日放送の“大阪・昭和から続くアパートで”だった。これは僕も印象に残ったエピソードで、日記にも取り上げた。1位でもよかったような、生憎、途中からしか見られなかった。その翌週に放送されたのが、“神戸 小さなお好み焼き屋にて”で、この関西2連発がよかった。更にその翌週が、“奄美大島 FMラジオを聴きながら”で、それらも日記で取り上げたが、残念ながら視聴者投票トップには入選せず。あと、取り上げたといえば、後に完全版も放送された海外ロケのエピソード、“異国の地のアフガニスタン食堂で”があった。これは、やや異色だったためか、やはり、選ばれず。また、沖縄ネタは案外人気がないというか、あまりトップ10に入った記憶が無い。“沖縄 オールナイトで弁当を”も入らず、沖縄ものは今ひとつツッコミ不足の印象もある。と、那覇の部屋の方で録画しておいた、10位からのランキングを、ようやく見始めた。山田五郎、鈴木おさむ、吹石一恵、徳井健太の、吹石以外は普段の番組には関係のない出演陣がコメントを交えながらランキングを紹介。今回の視聴者投稿企画はどれも面白そうで、取り上げられることを期待。10位から5位までのランキングを辿ったが、どれも見たことはあるものだけど、9位の“フジロック 待ち望んだ夏の日に”と、8位の“岡山 24時間営業のドライブイン”は、つい再見してしまった。7位の“さらば、呑んべ横丁”の立石の横丁は、もう本当に閉まっちゃったんだね。なことをやっていたら、時間いっぱい。11位だったらしい“阿佐ヶ谷の酒屋 今日も一杯 角打ちで”の再放送も、つい見てしまった。残りのランキングの続きは、またいずれかに。つっても、あと見てないのは4位くらいなんだけど。早く見て録画消さないと、もうHDの容量もパンパンで・・・
2024年02月02日
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琉球ゴールデンキングスのEASL東アジアスーパーリーグの試合を見るために、去年に続いてユーネクストとやらの無料トライアルを登録したけど、キングスの2試合は見終わって、もう用済み、すわ解約・・・と思ったけど、その前に、他に見られるものも見ておくとする。実はティーヴァーでも見られることを知って、割とこのところ見ていたテレビ東京「出没!アド街ック天国」のバックナンバーを見たかった。ということで、今日は2回分を視聴。まずは昨年4月に放送された“池袋東口”。何たって池袋は、勝手に庭だと思ってるから。でも、かつては東口派?だった僕は、今はむしろ西口派であります。なぜなら、東はオタクエリアと化してきたから・・・と、まさに、番組は、そのオタクエリアと化した東口をとことんフィーチャー。いや〜豊島区役所にマンガアニメ何だか課ってのが出来て、そういう街の振興に取り組んじゃってるらしい。豊島公会堂は、今はハレザ池袋なる施設になっていたとは知らなんだ。トーホーシネマもここに入っていたのか。トイレがコスプレーヤー用の着替えルーム付なんて、ちょっとやり過ぎだろ。でも、オタクの人たちも、実は普段の生活では肩身の狭さを味わっているらしく、池袋ではのびのびできるのだとか。そういう、マイノリティ?が生きていける街なのは、いい側面と言えるのかな?あのサンシャイン60の側のアニメイトだの乙女ロードだのが、僕は気色悪くて近寄り難かった。何せ、オタク的なもの、とことん嫌いなのだ。でも、今や東口は、全体的にそういうオタクエリアと化しているらしいのだ。女子だけでなく、アキバに通っていた男子も取り込んで。ここらは区の政策が功を奏しているってことだろうけど、う〜ん。それでも昔ながらの池袋らしい場所も健在ではあるようだ。年始に池袋に行った際は、主に西口を歩いていたから、こういう街の変化には気づかなかった。でも、オタクやラーメン店のように、僕が馴染めない部分だけじゃなく、嫌いじゃない世界も、まだ共存はしているようで、少し安心はした。次は、昨年12月23日に放送の“上野アメ横”。食は勿論だけど、ファッションも盛んなアメ横、かつては、あそこらでウエスタンファッションとかを、よく買い求めていた。沖縄に来て以降は、以前以上にファッションにはこだわらなくなり、Tシャツしか買わなくなったけれど、また冬物を買わざるを得ない生活になったら、再びアメ横に足を運ぶようか。しかし、飲食店が、やたら行列をなしているのは、どういうことか。安いから?行列や混雑が大嫌いな僕には、却って敷居が高くなってしまいそう。まあ、アメ横に足を運ぶったって、かつても年に1、2回程度だったとはいえ、若者で溢れる、みたいな世界になってしまうと厳しいな。池袋に戻って、年始に行った際に、かつてはさんざ闊歩した街、またここらを徘徊する生活に戻るのかなあなんて思ったけど、実際そうなるのかどうか。でも、やっぱり、懐かしさ、そして、本来の?世界に戻ってきたなあみたいな感じは、大いにあった。それでいいのかとは思わないでもないけれど、やっぱり、こういう東京の街は、自分が馴染んでいる世界であることには間違いない。さあ、数ヶ月後には、一体・・・?
2024年01月27日
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先週の土曜深夜というか日曜から「ドラマ地球の歩き方」というのがBSテレ東で始まった。先週のは録画、今週のはリアルタイムに視聴。三吉彩花という人が韓国を訪ねる。モデル?かと思いきや、南大東島を舞台にした、「旅立ちの島唄〜十五の春」という映画のヒロインで、あの映画は観ていた。埼玉生まれの人だったんだね。韓国通らしく、毎月の如く訪れているらしい。基本は店を訪ねたり、食事処を紹介したりなのだけど、現地コーディネーターが幼い頃に母と生き別れたという話を聞いて、その母親を探そうというのがドラマになるよう。まずはソウルの市場で、慣れた感じでタコやらを食べる。うまそうだけど、やっぱり、刺激が強過ぎる韓国メシ、健康にはあまり良くなさそうだよな。2話目ではチムジルバンで汗をかいた後、エステで顔の歪みをほぐしてもらうとか。韓国、とにかく、すごく健康的なところと、一方で不健康な感じのものが共存していて、そのバランスを取らないと生きていくのは難しそうだ。とまれ、行く先々でコーディネーターの母親の手がかりを探そうとする三吉嬢。チェジュ島に行くという来週のエピソードで感動の対面?1国3話構成で、後はタイ、サイパン、ニュージーランドを訪ねるそうな。日本円がダメになって海外に行くのも、もうなかなか難しそう。「地球の歩き方」も売り上げ減を抑えるための策を色々展開せねばというとこなのだろう。まあ、番組にはもう少しつきあうとする。
2024年01月21日
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ツイッター、否、Xの投稿で、「ザ!世界仰天ニュース」なる地上波民放番組で、“命をかけた赤木ファイル“文書改ざん”の謎”という特集が放送されたそう。沖縄では日テレの番組は見られないが、今は配信でも色々見られる便利な時代。9日放送で明日まで見られるということで、ティーヴァーで視聴。これは、驚いたね。財務省近畿財務局勤務の赤木俊夫さんは、公文書の改竄を苦にして自殺。しかし、その改竄の経緯、詳細をまとめた資料、“赤木ファイル”を残していた。そのファイルの開示を巡って裁判が行われたが、開示されたファイルは黒塗りの、のり弁状態。損害賠償を求めた裁判では、国側が赤木さんの改竄に関与したことが死因であることを認めて1億円台の賠償を認めて結審。要は、公文書の改竄があったことは認められたけれども、その開示はまともになされることがないまま、金だけ払って結審と。いやはや。そこに至る経緯を再現ドラマで描く内容。この番組は地上波民放らしいバラエティ仕立てで、中居正広と笑福亭鶴瓶の司会なのだけど、余計な茶々は入らず、淡々と再現ドラマが進む。ドラマの合間に、実際に夫人が撮影した俊夫さんの映像が挿入される。本当に神経的に参っていて、爆発寸前の様相が生々しい。文書改竄は、あのアベの国会発言を庇うためのものであることは明らかなのに、佐川宣寿元理財局長は曖昧な証言を繰り返し、その功績で出世を手に入れた。こんな“悪い奴ほどよく眠る”の事例が、現在に至るまで堂々とまかり通っているとは。ここまで事実が明らかになっているのに立件出来ない大阪地裁、完全に司法は死んでいるとしか思えない。直近のアベ派のキックバック裏金の問題も、結局は立件見送り。最早、日本の司法は機能していないというか三権分立が崩壊しているのだろう。その発端は、やはり、アベだ。死して尚、その亡霊が日本の闇を支配する。あんな平々凡々な輩が、ここまで日本の諸々を破壊し尽くすとは。とまれ、地上波民放の番組で、こういった内容を取り上げられたのも、アベが死んで、マスコミへの締め付けがいくらか緩んできたせいだろうか。マスコミが追いついてきた一方で、検察はまだまだ周回遅れの感覚ということか。“雇用主は日本国民”と常々語っていたという赤木さんの、その苦悩の程を思えば、胸を締め付けられる思いがする。そういえば、「新聞記者」のドラマ版が、この経緯を描いたと思うけど、あれは映画版と違って赤木夫人の不興を買ったという。事実関係の相違が問題だったらしいけど、赤木さんを演じたのが吉岡秀隆だったということで、それは適役だったかも知れないので見てみたい気がする。ドラマそのものの評価は高かったようだけど。番組はそこそこ反響を呼んでいるようだ。2024年は、アベという、日本を破壊し尽くした、チンケな怪物の本性が徹底的に暴かれていくことを祈ってやまない。
2024年01月15日
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テレビ東京は、もう年末ともなれば、朝から晩まで「孤独のグルメ」を放送。BSテレ東の無限ループ的再放送で、同じエピソードも何回も見てはいるのだけど、ついついBGM代わりにつけっ放しにしてチラチラ見てしまう。で、本番は、恒例の年末特番だ。今回は舞台が沖縄とくれば、それはまた見逃せないさあ~。ということで、「孤独のグルメ2023年末スペシャル 井之頭五郎、南へ逃避行 探さないでください。」だ。なぜか「なんでも鑑定団」の出演依頼を受けた五郎さんが、それはたまらんとスマホもPCも置いて沖縄へ逃亡。まあ、ナイチの人間が誰でも思い浮かべる恩納村っぽいところでリゾート気分丸出しの五郎さんだが、やっぱり、いつものスーツ姿の方がしっくりくる。最初の食事は今帰仁村のちまぐーという店。ちまぐーとはテビチのようだけど、かかとの部分らしい。食べるとこあるのかね?あのちまぐー定食を食べた後、更に、“世界一のふーちゃんぷるー”を注文。ふーちゃんぷるーは間違いなく沖縄にしかないから、沖縄で一番うまければ世界一ってことになろうけども、ふーちゃんぷるーかね。五人姉妹が営むという食堂で、吉田妙子が登場。いや、沖縄のローカル食堂、あんなに世話は焼いてくれないでしょ。川平慈英に無茶ぶりされて、ちょんだらーを務めることになった五郎さん、国仲涼子率いる“てーげーず”は、本物のネーネーズが演じていた。今はまた4人に戻ったんだね。何だか非常にベタな展開だなあ。ステージを抜け出して向かった食事処は・・・昨年、職場のビーチパーリーをやった波の上ビーチのBBQどころがチラッと登場したけれど、結局は、普天間基地に行く途中にあるマイハウスへ。あそこは入ってみたかったんだよな。タコス食べた上にステーキを頼むが、何気にモンゴル800のキヨサクが登場。店員は崎山一葉だった。那覇の食堂みるくの前で川平と再会した五郎さん、手作りのなんとぅを配ってほしいと、また無茶ぶりされるが、なんとぅは旧正月じゃない?というツッコミはともあれ、向かった先は台湾だった。そこで、なぜか瀬良垣苗子が登場。何か、「ちむどんどん」みたいになってきた(苦笑)。沖縄で締めを飾るべき“くわっちー”が思い浮かばなかったというか、弱いと思われたのじゃないかな。確かに、豚肉以上に何のご馳走があるかと言われると・・・で、結局、台北の食堂で白菜と豚肉の鍋を食べて締め。今回は去年と違って寝落ちしないで見ていられたけれど、内容的にはなあ・・・さしもの「孤独のグルメ」も、沖縄を舞台にすると、こんな具合になってしまうんだねえ。大晦日、後は「吉田類の年またぎ放浪記」を。吉高由里子似のTBSアナを相棒に、南砂町だったかの居酒屋で年越し。割と初期の、チンピラっぽさ?を残した吉田の映像が、ちょっと興味深かった。例によって「紅白」はパフュームだけ。シングルにもなってない“フェイク・イット”、演出っぽい観客の盛り上がりの様子が何だかなあ。猫のいない年越しは、やっぱり、“何か”が足りぬまま過ぎていったのでありました。
2023年12月31日
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NHK「クローズアップ現代」は、様々な話題が取り上げられるので、見るのは、その内容次第だった。先日、山田太一の追悼番組は久々に見た。それは、現在のものだけでなく以前からそうだった。その「クロ現」放送30周年ということで特番が放送された。驚いたことにキャスターを降板させられた国谷裕子のゲスト出演で、 “国谷裕子×桑子真帆~激動の時代を越えて~”。これは録画して見た。かつても、そう熱心に見ていたわけではないので、国谷というキャスターが、取り上げられるトピックに、それほど鋭く切り込んでいるとは思ってなかった。物腰のソフトさもあって、まあ、英語が話せるから海外の要人のインタビューもこなせる器用さがいいのだろうという程度の認識で。でも、実際は、志を持って報道に取り組んでいたようだ。国谷の降板のきっかけになったのは、2014年、当時、官房長官だった菅義偉、ガースーへのインタビューだったとされる。集団的自衛権について官房長官に問い質したわけだが、そもそもガースーのような、発信力がなく自分で語る言葉も持たない人間が、まともに質問に答えられるわけもなく、鋭い質問に窮したろうことは、実際の番組を見ていなくても想像できる。いや、多分、その番組は見ていたのではと記憶する。国谷が発した質問は、ごく当然の問いで、質問を受ける側を立腹させるほどのレベルではなかったという印象だ。国谷自身も、以前なら問題ないレベルの内容という認識だったようだ。しかし、その後、国谷のキャスター降板が発表される。国谷が著書で、その経緯を書いているらしいけど読んでないので詳細はわからないが、現場では、次のシーズンも国谷続投のつもりでいたという。従って降板は上層部の意向が反映された結果だと。番組では以前から政治のトピックも取り上げ、国谷は変わらぬスタンスで進めてきたが、こういったことで番組へ圧がかかることはなかったという。それは、明らかに安倍政権以降の変化だった。NHKの報道に対する姿勢の変化も、この国谷降板あたりから顕著になってきた。会長の政府寄りの発言も目立ち始め、僕自身もNHKの7時や9時のニュースは、見出しだけ確認して、すぐに消すかチャンネルを変えるというのが習慣化している。この「クロ現」の国谷以降、報道キャスターの降板が相次いだ。まさに2015年、第二次から第三次に続く、安倍政権真っ盛りに起こった事態だ。その国谷が、“ゲスト”として番組に登場。パレスチナ問題、そして、環境問題という2大トピックを、国谷時代の番組やインタビュー映像で振り返り、現在に続く問題を掘り下げるというもの。前記のような経緯がある故に、国谷自身も出演に複雑だったろうし、その表情は一貫して固かった気がした。国谷が降板して、もう7年も経っていたのか。降板後の番組は迷走し、時間帯が変わったり、キャスターに就任した武田真一がNHKを離れたりといったことが続き、番組名からプラスが取れて時間帯も19時台に戻り、桑子がキャスターに就任して、一見、安定はした。終盤は、その桑子が、私もやってるのよと言わんばかりに、ウクライナ取材映像等を流していたが・・・フェアな報道を心掛けたという国谷、それは単に、賛成、反対の両者のインタビューを並べるだけではない。NHKのニュースが、沖縄の基地について政府見解を伝えるなら、「クロ現」では、基地に翻弄される住民の視点から状況を伝える、それがフェアな報道であると。メディアは、世論を動かす駆動力になり得ると語っていた国谷だが、実のところ、そうなり得ているだろうか。結局、国谷がキャスターに復帰するわけでもなく、この1回のゲスト出演のみということであるし。NHKの上層部や現政権の反応や如何に?
2023年12月20日
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3日に放送されたNHK「ファミリーヒストリー」は、“吉岡秀隆〜いくつもの縁に導かれた俳優の道”、これは見ないとね。3日遅れて録画視聴。50代になって髪は白くなったけれど、風情は変わらない吉岡秀隆、父の正隆は東宝舞台で舞台装置家だった。秀隆が俳優の道に進むにあたって、元々、芸能界に縁はあったというところだが、そのルーツを辿ると、なかなかの名家に辿り着く。祖父の正雄は、父から引き継いだ花屋の主人。ただ、祖父はなかなかの道楽者だったようで、店をサボっては浅草で遊興していたそう。しかし、戦争で全てを失い、吉岡家は一転苦労を強いられる。正隆は家計を助けるために東京で就職したが、仕事を辞めて祖母の介護に専心する。そんな優しさは息子に受け継がれているのだろうか。舞台装置の仕事で、正隆は、ようやく天職を見出す。一方、母の明子は、宝塚の女優だった姉に憧れる。吉岡家の母方のルーツを遡っていくと、何と新田義貞に辿り着く。その子孫にあたる、母方の祖父は歯科医で、かつ、最初は北海道の過疎地での開業と。この辺りは、まさに、「北の国から」にも、コトー先生にも通じるところ。そして、秀隆の叔父にあたる正一は医師を志しながらも戦死。そのため、母は息子・秀隆に軍服を着るような役は演じてほしくないという。秀隆自身も軍人役のオファーは断っているという。らしいけれど、秀隆には姉が二人いるそうだ。引っ込み思案だったために児童劇団に参加させられ、そこから俳優人生が始まる。「男はつらいよ」の撮影現場で、渥美清が子役の秀隆に“ずっとこの仕事やっていくことになるよ”と予言のように告げたそうだ!秀隆自身は、そのつもりはなかったし、その後も何度も俳優を止めようと思ったそうだが・・・祖父にしろ、父にしろ、かなり苦労を背負った人生を送ったようだけど、それに対して、割とあっけらかんと反応する秀隆が印象的だ。ただ、母が慕った亡き兄への思いをしっかり受け止め入れている部分もあるし、役者としての辛い道の方を選んだのは、母への想いがあったようだ。山田洋次、倍賞千恵子も登場して役者・吉岡秀隆を称賛する。ダメ夫役を演じているという放送中のTVドラマも、ちょっと見てみたくなるね。
2023年11月06日
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なぜか、「刑事コロンボ」のテーマで始まったNHK「サラメシ」、今回は、“まるごと富山SP”、おお!お弁当ハンターの阿部了さんが向かったのは新湊漁港、富山湾の白エビ漁ですなー。でも、資源保護のために色々と制限はあるそう。それでも網パンパンに白エビがいっぱい、まさに富山湾の宝石、かき揚げ食べたいねー前半は、富山出身、藤子不二雄関連の音楽が流れる。そういえば、彼らの故郷である高岡には、ちゃんと行ったことがなかったな。タクシードライバーとか、鐘の文字や意匠を描く職人の昼食とか・・・そして、黒部峡谷のトロッコ鉄道の技師の昼食、温泉もいきましたねー、ちょっとシーズンオフだったのかショボかったけど。特段、これぞ富山って感じの食でもなくて、正直言って、めし的には、あまり面白くなかった(爆)。でも、とにかく、来年は富山に行くつもりだ。勿論、4月、全日本チンドンコンクールを見物に。一体、何年ぶりかな?白エビ、ます寿司、富山のうまいものを堪能したいぞー、酒も勿論。まいど、まいど、まいどはや!
2023年10月19日
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久々にNHK「アナザーストーリーズ」、お題は“手塚治虫 ブラック・ジャックからの伝言”だ。手塚治虫の少年漫画的代表作を読んでいない人でも「ブラック・ジャック」は読んでいるという別格の代表作。しかし、意外なことに、週刊少年チャンピオン連載当初は期待されていなかったのだそうな。その当時でも大人が主役の漫画は珍しかったということか、それでピノコというキャラクターを加えてはいたのだろうけど。手塚は、とにかく入稿が締切ギリギリで、その点が編集者たちから敬遠されたいたようだ。漫画界は相当厳しい世界で、かの巨匠・手塚でも当時は劇画に押され時代遅れ、過去の人と見做されつつあった。そこを付き合いの長い秋田書店の編集者が、救いの手を差し伸べるように連載を依頼した。しかし、当の担当編集者は“手塚の死に水を取るつもりだった”などと、かなり赤裸々に語っていた。4回で人気が出なかったら打ち切りという条件で連載はスタートしたが・・・皮肉にも、手塚がとうとう連載を一度落としたことで、作品の人気の程が知れることになった。旧作を掲載したところ、編集部に抗議の電話が多くかかってきたのだ。結果的に手塚が全知全能をかけて取り組んだ1作は大きな反響を呼んだ。現役の医師たちにも影響を与え、命の重さについて改めて考えさせる問いかけとなった。大林宣彦が「ブラック・ジャック」を映画化した「瞳の中の訪問者」は未見、本人が失敗作の代表と言っていたくらい、なかなか観る機会もない。しかし、今となっては見てみたいと思う。相変わらず大林の主張は、よく分かりかねるところはあるけれど、戦争への思いという点では、手塚と大林は共通のものを持っていたということか。手塚の「火の鳥」、「ブッダ」は、昨年、図書館で借りて一通り読んだけれど、「ブラック・ジャック」も図書館等で、いつでも読めるようにしてほしい1作だ。漫画というジャンルの括りを超えた深みのある作品であることは間違いないのだから。
2023年10月13日
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うん?「遙かなる山の呼び声」が、いつの間にか連続ドラマとして放送されている?NHK総合で土曜の夜に既に第1回が放送されていて、慌てて気づいて2回目を録画した。ドラマ版の「遙かなる山の呼び声」は、以前BSで放送された2時間版を見たけれど、あの続きが撮影された?ということで録画チェック。2回目は、その以前見た単発ドラマの後半部分であった。阿部寛扮する耕作が、自身の殺人の件を常盤貴子扮する民子に告白し、自首して刑期を受け入れるところまで。で、思い出したけど、そういえば、「続・遙かなる山の呼び声」が昨年90分枠でBSで放送されていたのだった。それ、録画していたのだけど未見のままだった。連続ドラマは、単発ドラマ2回分に未公開場面も加えて4回分の構成に仕立て直したものだったのだ。そして、その続にあたる3回目、刑期を終えた耕作が出所。札幌に妹がいるという設定で、宝塚のスターだったらしい真飛聖が演じる。一方、民子の息子の武志は、少々変わり者に育っていて、酪農ではなくピアノに夢中。音楽教師の藤井隆も、彼の才能を認めていて、何かと後押しをする。民子に対する思いもあるようだったが。前作で、当初、耕作のライバル的存在だった筧利夫も再登場するが、続編では藤井がその役どころで、筧同様、コミカルな演技を見せる。3回目にあたる、続編の前半部分は、耕作と妹の関係が中心に描かれる。阿部の演技は、何となく「ドクター・コトー」の時任三郎を彷彿とさせる。妹・加奈の不倫相手として登場するのが、何と、山田洋次作品常連の北山雅康。加えて、牧場の方の獣医として登場するのが桂雀々。この二人に常盤を加えると、そうだ、「贋作・男はつらいよ」の顔ぶれではないか。あちらも演出は朝原雄三だったけど、その繋がりながら、何となく「贋作」の復活も期待できそうでいいね。あれは結構面白かったからね。4回目で耕作と民子は再会するようで、ハッピーエンドということになるのか。これは、映画版でも描かれなかったところだね。忘れずに、ちょっと期待して見ることにしよう。
2023年10月10日
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CSムービープラスで、何と「ショーレイ」の放送があったけど、さすがにこれは録画で後で見ることにして、先週に続いて「吉田類の酒場放浪記」だ。今回も放送20周年記念の続きみたいなので。まずは、先週の“祝20周年記念初海外SP台湾グルメで乾杯!”の残りから。台湾三大漁港の一つという蘇澳は与那国島に最も近いロケーション。個人的には魚を選んで料理してもらうというタイプの店はちょっと苦手(公設市場もそうだね)だが、ここはスペシャルということもあって、吉田さんバンバン注文、結構なお値段するなあ・・・でも、焼き牡蠣とか海老の腸粉、ハマダイの蒸し焼き(5000円近く!)等、みなうまそうではあった。更に北部に十分というところがあるんだな。ここはセルフでランタンを飛ばすのが名物みたいで、台湾ドラマのロケ地でも登場したことあるな。昼間から飛ばすんだね。しかし、あれって落ちて来たら火事とかにならんのだろうか?そして、九份もちらっと。ここは飲むわけではなく場所の紹介だけ。台北に戻って、見た目はおよそ高級そうには見えない料理店。新宿三丁目で鳴らした店主の湖南料理の店。確か湖南料理は結構辛かったと思うが、台湾人向けに辛さ抑えめあっさり風味に仕上げているよう。濃そうな料理が並ぶ中、店主得意の魚のスープはうまそうだった。世紀豆漿大王での朝食も。締めは北投温泉で湯に浸かる吉田さん。放送30周年を目指すとぶち上げる。今日の放送は普通に1時間枠で、新作1本、再放送2本のパターンに、最後は、20周年記念のレコーディングをという構成だった。千葉の鰭ヶ崎なる地のサービス満点居酒屋を訪ねた後、駒澤大学にあるスタジオで、吉田類ファンクラブの人たちをバックに招いてのレコーディング。やたらにテンション高い人々が揃ってる。そのレコーディングの結果は後日の放送でってことなのかな。そういえば、10周年の時のレコーディングってのも見た覚えあるな。決してうまくは無いけど、ノリノリの吉田さんなのであった。ファンクラブの人たちをおいて、吉田さんは1本収録あり。女将ワンオペのワイン居酒屋、10年前に会っていたという。当の吉田さんは、その事も、店に行くよなどと言ったことも忘れていたそうだが。スタッフが覚えていて、これを設定したのかな。ナレーションも語っていた通り、そこらが吉田さんの持ち味ではあるかな。店も良さげな感じだった。吉田類、74歳とな、確かに元気だよなあ、よく飲むし食べるし。低山の山登りが効いているのかしらん。NFLシーズンなので、当分、月曜にこの放送を見ることはないだろうけど、せめてシーズンが終わった時までは、まだ続いてますように。
2023年09月25日
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この時期は、月曜にNFLの生中継があるので、夜に録画で観戦する。だから、オフシーズンに見ているBSTBS「吉田類の酒場放浪記」を観ることはなくなる。のだが、昨日は祝日で午前中に生中継を見てしまったので、夜は「吉田類」を横目で見ながらたまった日記を書こうと思いきや・・・番組の放送開始20周年だとか。それで、特番の放送なのだった。題して“祝20周年記念初海外SP台湾グルメで乾杯!”これはついつい見てしまう。調子が狂ったけど、ままよ。当然、台北からスタート。台湾の居酒屋は“熱炒”といって、大体ロードサイドにあって開放的な空間。飲み物はビールが主で客が冷蔵庫から勝手に取っていく。100元からのメニューで、ほとんど中華鍋でちゃちゃっと炒めたメニュー。僕が台北に行ったのは、もう10年近く前だけど、こういう店が主流になったのは近年のことなのでは?まあ、台北では夜市ばかり行っていて、この手の店に行ってなかっただけかも知れないけれど。ビール会社が派遣のキャンペーンガールが生ビールを提供するのとか、今でもあるんだね、台湾は、ロードサイドのビンロウ売りとか、こういう小姐のサービスが結構健在な印象だ。吉田さんは、台湾ではあまり飲まれてなさそうな紹興酒にこだわって、熱炒でも注文する。で、以後は、主に各地の酒蔵巡りが展開される。台中に行って紹興酒の酒蔵を訪問。で、台中でも熱炒へ。地方だけあって、料理が80元と少し安い。こういうところで飲んでいるのは、主に若者みたい。台湾の年寄りはどういうところで飲んでいるのか?そもそも飲む文化があんまり無いような気がしないでもない。やはり飲み物は冷蔵庫に勝手に取りに行くパターンで、料理は、串かつみたいに伝票にチェックを入れて注文するシステム。しかし、一応スペシャルということもあって、吉田さん、いつも以上に注文数が多い。とても食べきれてないと思うけど、スタッフがご相伴に預かっているのだろうか。台湾の料理は、辛くてもピリ辛程度で味付けもアッサリ気味。そこらも日本人には合うのだろう、戦時中の日本の影響下でそういう風なのかも知れないけれど。熱炒は酒の持ち込みも可だそうなので、基本は料理を食べさせるところなのだろう。吉田さん、一人で鍋料理まで頼んでしまうが、タロ芋とビーフンの鍋は、まさに台湾の家庭料理ぽかった。再び台北、あの台北101で度数59度の高粱酒を味わった後にクラフトビールの店へ。そう、台湾は紹興酒よりも高粱酒が飲まれてそうだな、キツそうだけど。台湾の生ビールで、18日以内に飲むというのが頻繁に登場する。台北の、日本人ビジネスマン御用達っぽい店ではビンロウのサラダを食べる。ソムタムみたいな感じかな。牡蠣と揚げパンの炒め物はうまそうだったな。阿才的店という店、良さげだったな。ここでも吉田さんは誰も飲まない?紹興酒にこだわっていたけど・・・締めがバター醤油ご飯みたいなのが、またよかったね。宜蘭に向かって、紅露酒の酒蔵へ。これはまだ紹興酒よりは飲まれているのではないかな。ランチは北京ダック、スペシャルだから贅沢だな。酢飯を使った皮の握り寿司なんて、明らかに日本影響下の料理っぽい。宜蘭の酒蔵といえば、有名で高価なカバランウイスキーの酒蔵へも、さすがに日本人スタッフがいる。自分好みのウイスキーのブレンドが作れるなんて趣向もあるけど、そりゃいいな。ちゃんと熟練の味の方がいいでしょ。ちょっと長くなったので、残りはまた来週にでも。来週も記念特番やるの?あいや〜
2023年09月19日
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放送前からちょっと話題になっていたNHK「ドキュメント72時間」、は“フジロック 待ち望んだ夏の日に”、4年ぶりの通常開催の模様。金曜はお泊まりだったので、録画で後で見た。ナレーターは田場智子。懐かしいね、あの入場ゲート。前夜祭が行われる木曜の朝からの撮影、既に長蛇の列はキャンプサイトの開放待ち。実は、来年フジロック復帰を考えないでもなく、その場合はキャンプサイトでお泊まりをと思うのだけど、この様子を見て怖気付いてしまった。無理だな、あんな場所取りで並んだりするの・・・色々な仕事の人が、フジロックでこの時期を過ごすのが、既に生活の一部になっている感じ。確かに、自分の友人にもそういう人がいた。もう、ブラジルのサンバやマルディグラ同様に、一年をこのために生きるような人たちが存在する感じ。前夜祭の時点であんなに人が来ているのは驚きだ。そういえば、自分も唯一3日間コンプリートした際には前夜祭から参加したと思う(2000年)。あの時は、今ほど賑やかではなかったような。今回のフジロックは、矢沢永吉も出るので動員力が上がってたのかも。昔は外タレの大物が出ようが、メインステージ大トリじゃないとダメみたいな人だったけど、今はそこらは寛容になってるのかな?その矢沢やフー・ファイターズの演奏の様子も、フジテレビから映像借りてチラリと。前にも書いたかも知れないけど、フジロックは1回目の2日目のチケットを買っていて中止になり、2回目から数回は皆勤賞状態だった。11年勤めた会社の出勤最後の日に、職場から苗場に直行して、初めて3日間コンプリートして、その時に引退を宣言。ところが、翌年ニール・ヤングが出たもんで、速攻で引退を撤回したが、その後は10年のブランクが空いた。復活したのはジョン・フォガティ見たさと、すっかりオヤジロックの域に達してしまった。それから13年、来年、復帰を考えているのは、実は苗場の比較的近くに知り合いが住んでいるため。高齢になりつつある、その人の顔を見がてら、なのだ。まあ、どうなるかわからないけれど、出演者によっては本当に復帰があり得るかどうか。番組としては、そんなに沁みるエピソードはなかったけど、フジロック、人々にとって特別の存在になっているのは、よーくわかった。
2023年09月12日
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テレビ東京「アド街ック天国」が結構好きなのだけど、これは、「孤独のグルメ」みたいにBSでは放送されないので、埼玉の家に土曜に帰った時のお楽しみだった。ところが、TVの背信、じゃない配信サイトのティーヴァーとかで見られることを、今更ながら知った。Tverそのものは、勿論、前から知ってたけど、よほど見逃して惜しかったというものでなければ、あまり利用することはなかった。でも、「アド街」は、先々週、先週と、割と自分の馴染みのエリアが立て続けに取り上げられたので、これは見たいなと。そもそも、これリアルタイムでも見られちゃうの?そこはよくわからんけど、とにかく、先週放送の“美味しい池袋”はチェック。池袋、庭のようなもんで。しかし、庭な割に知らないところも多かった(汗)。あの鯛焼き屋とかヤクザの溜まり場?の印象の喫茶伯爵とかタイ料理のプリックとか健在なんだねの一方、つけ麺の大勝軒って東池袋にとっくに移転してたのね。南池袋公園とかきれいになったんだね〜、造幣局跡も。一方、今でも秋冬に帰った時に、必ずカキフライを食べに行く、キッチンABC。洋包丁はあそこの暖簾分けみたいなもんなんだ、ミトヤってのも確かに同傾向。これは知らなんだ。何かちょっとランキングのチョイスが無茶な感じはして、1位がラーメンなのかい?と、ラーメン嫌い?の僕は首を傾げたけど。そして、これは意識してかどうか、2位に西武百貨店が入っていた。折しも、昨日ストライキがあって話題になったばかり。あの、西武、マジでなくなっちゃうわけ?どこも家電量販店とかになっていくなあ、でもデパ地下的食品売り場は残るのでは?ホワイトベアーが惣菜店として西武のデパ地下で健在だったことも今更知ったし(月末の帰宅時に寄るべし)。ま、とにかく、「アド街」に関しては、これに味を占めて、毎週配信で見てしまいそうだ。一方、今日はもう一つ、見たかった番組が。それは、テレビ朝日「徹子の部屋」。これは沖縄でも見られたわけだけど、見逃しだね。今日のゲストは。「こんにちは。母さん」宣伝絡みで山田洋次監督と吉永小百合が出演。黒柳徹子だけあって、知られざる?吉永の私生活に果敢に迫っていくあたりが興味深かった。しかし、あの人、78歳?アンビリーバボーだよ、全く。もう一つテレビの配信ネタ、先週の「ドキュメント72時間」は、沖縄ではFIBAワールドカップの試合中継(沖縄にはない日テレ系での放送故、NHKローカルで放送だったのだ)で放送がなかった。お題は、“異国の地のアフガニスタン食堂で 完全版”だったので見たかったのだ。NHKが受信料欲しさにやたら宣伝している配信のNHKプラス、考えてみれば、埼玉の家の方は図らずも受信料払ってるから、見ようと思えば見られるのだ。では、登録をするかいと思いきや・・・今日になって沖縄で放送されたのだった、その完全版。なら、よいか。結構、沖縄ローカルでは、「ドキュメント」や「サラメシ」が独自番組で飛んだりすることが多いので歯痒いものがあるのだ。だから、遠からず、プラスは利用するかね。文句ないだろ、年に数回しかテレビ見ない向こうの方で、払うもの払ってんだから(苦笑)。
2023年09月01日
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BS「新日本風土記」、今回のお題は、珍しや“ライブハウスの旅”とな。お馴染みの有名どころが登場するかと思いきや、さにあらず。なかなかユニークなチョイスで、こんなライヴハウスあるんだねえというのが続々。日本全国、デスメタルバンド?の追っかけをする気合いのお母さんからスタート。島根県の離島、ライヴハウスというか、旅館で演奏の場を提供。勿論、宿泊客で無くとも見られるのだろうけど、演者は旅館に宿泊だ。投げ銭とかでも無いらしいし、ミュージシャンにとってはいい待遇のハコだろう。下北沢はお笑いのライヴハウス。あの、餅田コシヒカリという人、今はコンビを組んでいるんだね。僕は、青の下北のごちゃごちゃ感にどうも馴染めなかったのだけど、それらが整理されてそこそこきれいになってしまった街、そりゃあ、昔から知る人には虚しいだろうね。静岡の磐田といえばジュビロ?ここはブラジル人を始めとした南米系の住民が多いところらしい。団地内で知り合った仲間達でラップのユニットを結成。日本人の差別や無視にもめげず、一つ一つ目標を立ててクリアしていく彼ら、自信に満ち溢れていた。でも、日本でも高校とかに通わないで仕事して家計を・・・という現実があるんだなあ。京都のライヴハウスといえば磔磔だろうが、そこそのものは登場せず、ライヴハウスの密集する京都での共同ライヴイベントの模様を。田端に自らがオウナーのライヴハウスを作ってしまった40代のアイドル。なるほど、アイドルとかに特化したハコってのもあるよね。最後は、岩手の宮古に震災の翌年に作られたカウンターアクションというハコ。支えるのは良い音楽と、故郷の復興を願う情熱だ。やっぱり、音楽はいつ何時も必要なものだからね。日本全国ライヴハウス巡りの旅なんてのも、いつかやってみたいもんだね。最後の旅?の目標かな。
2023年08月22日
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何度か書いたけど、迷走気味の印象のNHK BSプレミアム、4K仕様ということで90分枠になった19時台の番組のうち、特に不満だったのが(「ネコ歩き」は言うまでもないが)、「世界ふれあい街歩き」だ。ネタ不足のせいか、つい最近放送された回の再編集版でお茶を濁しまくっていて、ここ数週は見てなかった。もう、同じフランスのおばちゃんが出てくるやつとかウンザリだよおと。ただ、今週は、アイルランドは、ダブリンとゴールウェイだというので、一応見ることにしたが、どうせまた前に見たものの編集版だろうと思いきや・・・“文学と音楽の街 ダブリン&ゴールウェイ〜アイルランド〜”、うん?これはどうやら新撮だ、2023年6月撮影とあり、ナレーションは旅する鈴木こと、鈴木杏。何となく既視感はあるのだけど、ダブリンの街、文学、文学だ。さしものアイリッシュも、長くて難しいと宣うジェームズ・ジョイスの「ユリシーズ」に由来するものが様々。「ユリシーズ」の日まで定められているし、もし、今のダブリンが破壊されても、「ユリシーズ」を基に再現出来るという。ただ、ダブリン、この20年で急速に発展して物価も上がったので生活は大変みたいだ。自分が訪れたのは約30年前だから、街並みにあまり覚えがない。ただ、昔からのパブや伝統的な建物はしっかり残されている。そして、文学と音楽の伝統も。ギネスの工場は離れたところから映されただけだったけど、やっぱり、ダブリナーズはギネス無くてはって感じが溢れていて嬉しい。前半はグルメあり。ボックスティなるじゃがいものパンケーキ、ビーフ&ギネスパイ(黒ビールと言っていたけど、ここでしっかり商標登場)、それに、ロブスターのウイスキー炒め、ダブリン・ロイヤー。料理に酒を使いまくるのが、らしいね。後半はゴールウェイ。楽器工房でバウロンとイーリアンパイプの製作工程を。杖の中にティンウィッスルを仕込ませてというのは面白いね、仕込笛だ(笑)。ゴールウェイの伝統的な帆船の上で、バンドの50周年を祝う映像を撮影中って、そのバンドは何だったのか?しっかりそこも伝えて欲しかったな。ゴールウェイの街並みも覚えてないなあ。この先は、基本、まだ行ったことのない国を訪れたいと考えているけれど、アイルランドに関しては、やっぱり、再訪したいとこだな。何せ、30年近く経っているから、相当変わっているだろうし、一方で、番組にもあったように、どこが変わっていないかを確認することも重要だろう。物価は高くて大変だろうけどね。何よりも、もう日本では飲めないらしい?本場のギネスを飲みに行きたい。とりあえずは、味が変わったかどうか、近場のアイリッシュパブを訪ねようとは思ってるけど・・・
2023年08月08日
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NHK「ドキュメント72時間」、徐にいつもとは違う時間に特番、しかも45分拡大版。お題は、うどん自販機だ。過去に秋田、山陰でも取り上げられた、うどん自販機ネタは根強い人気があるようで、今回は今でも多く残っている群馬県の8ヶ所を巡るとのこと。というわけで、“全国うどん自販機の旅 群馬編”。うどん自販機、確かに昔はよくあったね。そばではのびるから、うどんでないとダメなのだろう(そばのもあるようだけど)。自販機といっても、しっかり仕込まれているもので、一応、厨房でうどんを茹で、天ぷら等といった具を作っておいて、それを販売機の中で冷凍状態で置いてあるよう。で、お湯が注がれてうどんを温め、器を回転させて余分なお湯を切って出汁が注がれる。なかなか凝った構造の販売機だから、そりゃ故障はあるだろうな。もう製造されてないから壊れたら終わり。何十年も保つものなんだね。トーストサンドってのもあったな。あれも、しっかり仕込んでるわけだ。そういう意味では、そこそこ手のかかった“料理”といえないこともない。300円程度だからお得感もある。ただ、自分は、さほどあれに愛着はないのだけれど。そこには理由がある。運転手とか、車で移動する人たちにとっては、自販機のある場所は憩いの場所でもある。自分はあまり車に縁のない人間だから、彼らとは感覚が違うのかなと思う。でも、今は、わざわざレトロ販売機を求めて訪れる人すらいる。それは、この番組の影響もあるのかも知れない。群馬の太田市といえばブラジル人が多いエリアだから、彼らも家族で訪れて、うどんを食べたりする。昔からあるので、地元に住む家族たちの思い出の場所でもある。親子で味を共有することで、ファミレスとかとはまた違った楽しさがあるようだ。しかし、維持する方は大変で、年中無休。経営者は高齢者が多いようで、機械も人間を年数を経るとあちこち傷んでくると。まあ、特番でやるほどのもんかと思わなくもなかったけど、いつぞやの沖縄の弁当屋さんと同様に、店に集う庶民的な人々の風情がいい感じだ。でも、こんな具合に人気があるなら、新たにうどん販売機、誰かが作ったらいいんじゃないなかな?あれは、アナログだけど、なかなかの技術だと思う。沖縄そばの自販機なんかも欲しいね、どひえもんの、単に冷凍のやつではなくてね。今回、群馬篇ってことは、続きの別エリア篇をまたやる気なのか?「ドキュメント」は、レギュラーの金曜日もしっかり放送予定で、そちらは“大阪コリアタウン”とな。そりゃそっちの方が楽しみだね。
2023年08月01日
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沖縄の地上波民放放送は、TBS系のRBCとフジ系のOTV、それに琉球朝日QABがあるのだけど、それぞれの番組が、全国というか関東等の主要局とリアルタイムの放送でない場合が多々ある。例えば、もうとっくに終わってしまった「タモリ倶楽部」なんかは数ヶ月遅れで放送されていて、今も放送が続いていたのだ。関東では金曜深夜だったけど、沖縄では土曜の深夜1時とかから。だからろくに見たことがなかったのだけど、3月に放送された、あの、最後の空耳アワーが、とうとう放送されるそうなので、これはさすがに録画して視聴だ。タモリと安斎肇に加えて、松たか子、星野源、クリス・ペプラーをゲストに。全部新作で一気に10作くらいを放送。オープニングも相変わらずの尻ダンスだったけど、こちらもお下劣ネタも結構あって嬉しくなってしまう。最後だけあって太っ腹に手拭いだの耳かきだのTシャツだの配りまくりだ。特別企画ということで、ボツネタ披露も。何と、全部で通算4000ネタくらいが寄せられたそうだけど、そのうちの1500ほどが没になったとか。それも、ネタそのものの問題というか、映像化が難しかったが故というものが多かったとか。なるほど、アバの“ギミー、ギミー、ギミー”をネタにした投稿、3回に渡って映像化を試みたものの面白いものが出来なかったということで没に。投稿者にはちょっと気の毒ではあるけれど、今回取り上げられたことで、めでたく賞品のお線香をゲットできたのだった。これは以前書いたことがあったかどうか(多分書いてる)、実は僕も投稿したかったネタがあったのだ。ビーチ・ボーイズの「ビーチ・ボーイズ・パーティ」のアウトテイクでドリフターズの“ルビー・ベイビー”をカヴァーしているのだけど、その中で、マイク・ラヴが、突如、僕の名前を叫ぶのだ、“レッツ・○○○○!”と。これ、誰に聞かせても、“言ってる言ってる”という確実なネタだ。あの、某キラキラ系俳優に出て貰えば完璧な映像も出来たはずだ。結局、投稿せず終いだったけど。というわけで、沖縄では、最終回まで後2回放送があるので、そちらも録画チェックしたい。これは、ある意味、沖縄ならではの良さかも知れない?
2023年07月30日
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BS朝日「町山智浩のアメリカの今を知るTV」では、この3週に渡って“ナバホ族の聖地モニュメント・バレーをゆく”を放送している。ジョン・フォードの西部劇のロケ地として知られる“聖地”。僕自身も学生の卒業旅行!で訪れたことがあるのだけど・・・表題通り、ここはナヴァホ族の居留地。というか、正確には、ナヴァホ国、国なのだそうな。沖縄のてるりん国のようなイメージ?独自の大統領と憲法もあるそうだ。その体制が、どのくらいアメリカ合衆国に尊重されているのかはわからないけれど、国として運営されているそうなのだ。ナヴァホ以前に、アナサジ族という先住民がいたそうで、その壁画が残されている。彼らは14世紀に姿を消してしまったそうだ。モニュメント・ヴァレーといえば、ジョン・フォード映画。ここでロケされたのは、まさに、「駅馬車」が最初だったという。この土地を気に入って住み着き、交易所を営んでいたグールディング夫妻というのが、地域に収入をもたらすためにハリウッドに売り込み行ったのだそう。その、交易所は今も残されている。そんなの知らなかったなあ。売り込みが功を奏し、フォードに気に入られたモニュメント・ヴァレー。それまでは西部劇はハリウッド近郊で撮影されていたそうだから、リアリズムの観点からもふさわしかったろう。ナヴァホの聖地故に、どういう風に折り合いをつけたのかなと思うが、フォードは、ナヴァホの人々を雇って現地に金を落としたことで関係が築けたそう。その影響か、フォードの作品におけるネイティヴ・アメリカンの描き方も次第に変化していく。ナヴァホの人々は、海兵隊員として第二次大戦にも多く従軍していたそう。彼らの言語が暗号代わりに使われ、“コードトーカー”と呼ばれていた。彼らの貢献は近年になって、ようやく認められた。沖縄戦にも従軍したナヴァホもいたようだ。ナヴァホの記念館なんて全く存在を認識してなかったな。モニュメント・ヴァレー、アリゾナでレンタカーを借りて4時間くらい車を走らせたか。ここに骨を埋めてもいいくらい感激したけれど、周囲の状況はあまりわかっておらず、風景を眺めるにとどまったと思う。アメリカで知り合った連れたちはグランドキャニオンに感激していたが、僕は思い入れがある故に、こちらの方がグランドキャニオンの数倍印象に残った。出来ることなら、死ぬまでにもう一度行ってみたいな。マジ、あそこで死んでもいいよ。ところで、町山氏、これらが放送中の間、アイルランドはダブリンを訪ねていた。ギネスの工場なんかも訪れていて、いいなあと思っていたのだけど、何とパスポートとグリーンカードを盗まれて足止めくらっていたとか。ダブリンなら当分滞在していてもいい感じだけど、数日前に、ようやくアメリカに戻れたそうな。ダブリン、いいとこ過ぎたのか油断は禁物。アイリッシュ・ルーツのフォードの縁の地ということもあって、これも何かの因縁だったのかもね。
2023年07月27日
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たまたま同僚が仕事中に、“あっしには関わりのねえことでござんす”と発して、「木枯し紋次郎」を思い出した。まだ子供の頃のテレビ時代劇だが、そのセリフですぐに思い出せるくらいに、当時はちょっとしたブーム的な人気番組であった。遅い放送時間帯だったので、多分ちゃんとは見てない(見せてもらえなかった)のではないかと思うけど、冒頭のセリフは流行語と化していたくらいなので、その人気の程は窺い知れる。CS時代劇専門チャンネルあたりで放送されないものかと確認したら、何と今週から放送の偶然。これは見てみないと。市川崑が監修で、“市川崑劇場”と謳われているのだった。市川は、第一シーズンの最初の3話と最終回の演出も担当している。その3話をとりあえず見てみる。笹沢佐保原作だから、ニヒルというか、ある種劇画チックな内容を想像していたけど、冒頭から、小室等(作曲)+上條恒彦(歌)による、“だれかが風の中で”が流れて、意外と爽やかなオープニングだ。第一話のゲストは小川真由美。あっしには関わりはねえはずの紋次郎だが、小川の色香に迷わされたか、早速、関わりのねえことに関わっていく。クールなようで、むしろ、他人を放っておけないようなところがあって、それを自覚しているためか、敢えて、”あっしには”のセリフを吐いているような印象だ。姉の仇の小池朝雄を討つあたりに、多少、紋次郎の生い立ちが垣間見える内容だった。立ち回りは、例えば、大映の「眠狂四郎」のような華麗なものではない。紋次郎は、よく走り、転がり、ひっくり返ったりしながら敵を仕留める。さすがにお茶の間仕様で血糊は控えめながら、決して、きれいな立ち回りではなく、むしろ、泥臭く、ある意味リアルなものと言える。当時、32歳の中村敦夫、そりゃあまだ若いね。第二話でも、行き倒れの素浪人の書状を届ける任務を全うし、その奥方かと思われた宇津宮雅代に、“器量良しだ”と言った声さえかける紋次郎。ちっとも、ニヒルでもクールでもなく、“あっしには”じゃねえんである。そこらが、お茶の間で人気を集める要因だったかも知れないが。皮肉にも、自分を襲えという書状を自ら運んでしまったのだが、素浪人を恨むわけでもない。そこは、大人のキャラというか、酸いも甘いもという人物設定ではある。第三話は、原田芳雄、加藤嘉も出演の豪華版だが、猪に足を喰われた娘役の黒沢のり子という女優が印象に残る。紋次郎は、結局、この薄幸の娘のために命を張ることになる。勿論、最後は原田との対決だ。中村と原田は元俳優座仲間の関係での共演か。正直、この3回を見る限り、市川崑ならではの才気とか閃きはさほど感じなかったけど、勝新の「座頭市」ほどのくどさはないので、フツーに茶の間では見ていられる。この程々さが肝心だったのかな。帯番組編成なので、毎日見る気はないので、この3回をもって視聴はひとまず終了だが、回によっては、また見ることもあるかも。森一生、池広一夫といった大映の名監督たちが演出を手がけているエピソードがあるからね。風の中で待ってておくんなせえ。
2023年07月26日
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別にキャンディーズのファンだったとかではないのだけど、伊藤蘭が歌手活動を再開というのは、ちょっと気になった。4年前だったかアルバムを出してツアーも開始した。聞いてはいないけど、へえ〜という感じ。で、コロナ明け?にデビュー50周年記念ということで活動再開。NHK「ソングス」という番組に出たのを、ついつい見てしまう。キャンディーズは、「8時だよ全員集合」とか、「みごろ!たべごろ!笑いごろ!」といったお笑いバラエティに出ていたことで馴染み深いのだ。歌は歌わずにコントに参加するのみだったことも多かったと思う。そもそもアイドル的な存在に興味がない子供だったのだけれど、歌の方も多少は印象に残ってる。ちょうど今日、暑中見舞いのハガキを数通書いたけど、“暑中お見舞い申し上げます”とか、“春一番”といった季節物のナンバーが印象に残ってる。近年のユニットのように、曲間にセンターがコロコロ変わる感じではなかったと思う。最初はスーこと田中好子がセンターだったけど、伊藤がセンターになった“年下の男の子”でキャンディーズ人気が確立されたと記憶する。でも、キャンディーズって1位になった曲がなかなかなかったそうな。唯一、藤村美樹がセンターになった"わな”は、既に解散が発表されていたためか、3位にまで上がっていたというのが意外だったけど。ほぼ最後のシングル“微笑みがえし”が、ようやく1位。まあ、功労賞みたいな感じだよなと思ったのを覚えている。とにかく、やっぱり、キャンディーズの中心は伊藤であった。解散コンサートのMCも伊藤がこなしていた。番組で、その模様がたっぷり映されていた。役者になってからの伊藤をそう見ているわけでもない。むしろ、田中の「黒い雨」こそが一番印象的かな。ドラマの共演が縁という水谷豊との夫婦生活は順調だったようだ。で、番組は、そんなキャンディーズ回顧が中心で、肝心の伊藤のソロ歌唱はほとんど聞けなかった。大泉洋の、いつもの上ずりレスポンスばかりで(苦笑)。夫・水谷のわざとらしい?録画コメントも何だか。しかし、伊藤って68歳!?あんまり変わらないようなルックスで、年齢を感じさせないのも何だけど、想像以上に賢い人なのかなと思えた。だから、この歳になっての歌手活動再開にも不自然さは感じられず、何となくいい感じに思える。って、まともに見聞きしたことがないのだけど。まあ、CD買ったりライヴ見に行ったりは、まずないと思うけど、それこそテレビ放送でもあれば見てみたい。てか、この番組でやると思ってたんだけどねえ、全く。
2023年07月20日
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というわけで、昨晩よりBSテレ東で「ワカコ酒」シーズン7が始まった。月曜深夜0時というか、日付変わって火曜の放送という地味な時間帯だけど、何や、よく続いている。村崎和歌子は、相変わらず27歳のままだ。演じる武田梨奈は32歳になったけど、まあ、見た目はあまり変わらない。本来のアクション路線への希求は強いようだけど、具体的には実っていないようで、結局、ちょっとした当たり役といえるワカコに戻ってきた。第一回で登場は、有楽町ビルヂングの店。あの、スバル座があった建物ということで、ちょっと懐かしいな。伊勢桑名貝縁なる、国産ハマグリのメニューがウリの店で、ハマグリしゃぶしゃぶなぞを食す。具が本当にハマグリだけだったみたいだな。お出汁はうまそうだ。後半は、お馴染み、行きつけの店の逢楽へ。大将から連絡があって赴くと、店員が地元で独立するということ。最初のシーズンから出ていた?鎌苅健太というのが卒業ってことか。店のモデルの幡ヶ谷の魚貞という店は健在だそうだ。オープニングとエンディングの歌も変わった。初期の上野優華の歌が懐かしいけどね。BSテレ東は、これ以外にもグルメドラマみたいのの新手を次々スタートさせてるらしい。でもまあ、「孤独のグルメ」も、また秋頃には始まるのだろうし、あれとこれだけで充分かな。しかし、焼きハマグリ、食べてみたいな、日本酒でキューっとね。
2023年07月04日
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録画ストックを見ないとね。非常に今更だけど、2020年12月放送の、NHK「理屈やなかろうもん ~医師・中村哲73年の軌跡~」を。中村哲医師に関するドキュメンタリーは以前もEテレで放送があったが、これは彼の生い立ちから生涯をざっと追った内容になっていた。彼の原点は、その祖父の姿勢にあった。炭鉱を仕切っていた祖父は、共に働いていた在日朝鮮人らを分け隔てすることなく、仲間として扱った。その姿を見て育った中村は、貧しいもの、虐げられたものへの共感を身につけ、医師としての活動の土台となっていく。学生運動にも参加はしたが、次第に離れていったという。パキスタン、アフガニスタンの登山隊の医師として帯同した経験が、後の海外での医療活動に繋がる。そして、医師としての活動範囲を超えて、アフガンに用水路を作るという壮大な行動に。その原動力は、幼くして病死してしまった息子への弔いの思いがあった。現地人に裏切られたり非難されたりしても臆することなく、その意志を最後まで貫徹した。亡くなって間もない時期の番組ということもあって、その葬儀の模様も映し出されていた。初めてメディアに登場するという長男が、参列者への挨拶の言葉を述べていた。こうして見ると、実に偉大な人物だ。一応、勲章ももらっているようだけど、むしろ、国民栄誉賞もの、杉原千畝あたりにも比肩する存在で、自称日本大好きネトウヨさんたちが、いつもの左翼逆張りだけで、この人をディスる傾向があるのが、全く理解出来ない。生きていればだけど、高倉健あたりで映画になってもおかしくなかった人物、物語であろう。そういえば、この人に関するドキュメンタリー映画も上映されたけれど、未見。来月CSで放送されるようなので、そちらも要チェックだ。
2023年06月19日
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食べ物ドラマ大好きのBSテレ東、そのうちの一つの「ワカコ酒」シーズン6の再放送が先週から始まった。本放送でも見たのだけど、何となく放送されれば、また見てしまう。先週は見られなかったので、今週は見るかと。CSのインド映画は録画にして、BSテレ東つけたら、あれあれ、今週はないのかい。と、思ったら、この再放送は次への布石だったのだね。めでたく、シーズン7放送決定のお知らせあり。7月から放送開始だそうだ。地上波放送の「孤独のグルメ」ほど話題にはならず、地味ながら何やかや息長く続くようだ。ワカコは26歳という設定だが、演じる武田梨奈は、もう31歳。そもそも、この人は武道系の人で、ジャッキーの映画のオーディションも受けたとか伝えられたけど、結局、出演は果たせずだったのかな。その点は残念ながら、7シーズン続く番組は、当たり役と言えるだろう。アクションやりたいだろうけど、この人的にはワカコは楽々な役どころだろうな。CSチャンネルネコでも時々一挙放送があり、これも、ついタラタラと見てしまう時がある。「グルメ」同様に、何度か同じものを見ても何となく飽きが来ないのだ。食べるだけのシンプルな内容故だろう。下手な人間ドラマは不要と言える。何はともあれ、7月の新シーズンを待つとしよう、ぷしゅー。
2023年05月22日
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これ、4月29日に放送されて録画はしたと思うけど、その早くも再放送が5月5日にあって、飲んで帰宅してテレビつけたらやっていたので、途中からたらたら見た。それが、ETV特集「魂を継ぐもの〜破滅の無頼派・西村賢太〜」。芥川賞受賞の「苦役列車」、当時、読んだし、話題になったもんね。昨年の訃報には驚いたような、そうかという納得の印象のような。番組のタイトルは何だかだけど、見事に無頼な生涯を貫いた感じだ。この人の本、数冊読んだけど、まあ、どれも同じというか、本当にしょうもない主人公の救いの無い日常を描く私小説。主人公の若い時から西村自身の実年齢に近いところまで描き続けたそうだけど、パターンは同じだから、次第に飽きられというか、売れなくなっていったのは宜なるかなという感じではあった。それでも共感を覚える読者はいただろう。こんなにしょうもない主人公、内容ばかりであれば、ある種のカタルシスを得られる部分もある。救いのない話を読んで救いを得られるということもあるのだ。ただ、寅さんと同様に、実際には会いたくない人物。作家そのものも、なかなかに厄介な人物だったようだ。編集者には結構Mな人というか、作家に献身的に尽くすような人もいる。その才能に惚れ込んでという部分もあるだろうし、企業人として食い扶持を失いたくないという心情もあろう。しかし、要求が多かった西村とつきあう編集者はさすがに次第に減っていったようで、それも、晩年の活動に影響したようだ。代わりに西村は、かつて馴染みだった古本屋店主らに頼ったらしい。結局、読んではいないけれど、藤澤清造なる作家の名も、西村によって知った。精神に異常を来たして芝公園で身元不明の凍死体として発見されたという藤澤の生涯、西村自身も救いの無い話に救われたのだろう。「断腸亭日乗」よろしく、日記も出版されていたそうな。それは、読んでみたいな。生活ぶりからすれば体調を壊すのは必然だったろうし、本人もそれは受け入れていたというか、作家としての性を自覚していたのだろうか。フライドチキンを買って乗っていたタクシーの車内で死去という、何とも言いようのない死に方。文壇バーのママは、西村の小説は、全て母親に向けて書かれていたのだと分析する。そんな小説が多くの読者を得られたのは、ある意味、幸福だったのだろうか。自分も気分が落ち込んだ時に、また西村の本を手に取ってみるのもいいかなと思えた。
2023年05月09日
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