ちゃこ*SLP日記 

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AAC コミュニケーション支援技術


絵の載ったカードを指で指す方法がいいのか、それともコンピュータの入ったデバイスがいいのか、手話がいいのかなどオプションがいろいろあります。

病院やクリニックで働いていたときに、このような方法を提案すると、よく「スピーチセラピストは言葉をしゃべれるようにするのが仕事じゃないのか」ということを聞かれました。特に言葉の発達が遅れている小さなお子さんに簡単な手話を教えたらどうかというと「難聴じゃないんだからどうして」と聞かれます。

わたしはいつも、「セラピーで言葉を話せるまで訓練している間でも人はコミュニケーションを必要としています。他の手段を使っても言葉の発達の促進になるだけです。」と説明します。他の手段に頼って言葉を使わなくなったりしたらどうしようという心配はありません。それどころか、意思が伝わらないという理由でのイライラなどが減るので利点ばかりです。

簡単な手話なら家族も覚えられ、子供の欲しいものが何かがすぐわかります。
選択が多くなる場合、例えば食べ物の選択が多くなる場合、牛乳、ジュース、クラッカー、ごはんなどの絵や写真を冷蔵庫のドアに貼ると子供でも簡単にアクセスができます。

子供が何が欲しいのか分かって、それからが言葉の練習です。子供が欲しがらないものの言葉を教えようとしても学びませんよね。

まだ一人前でないとき、病院では失語症を持つ大人の患者さんのセラピーをたくさんしました。その頃は「言語セラピー」に力を入れていたので絵や言葉の載ったカードを使ったり「コミュニケーションブック」を作って渡すくらいで、もっと高度な方法の知識がありませんでした。特に「Apraxia」(発語失行)が重症な場合はすぐに他のコミュニケーション方法(特に、指で押したら言葉の出るデバイスだと押すたびにモデルスピーチが聞ける)のトレーニングをしたほうがいいと今は感じます。

私のオフィスには私を入れて四人の言語病理士がいますが、情報交換がとても活発です。新しいセラピー/技術情報がはいるとその話でもりあがります。

ここに私たちが今よく使っているAAC(Augmentative and Alternative Communicationコミュニケーション支援技術) デバイスを扱っているサイトを数個載せますね。

イネイブリングディバイシズ
ダイナボックス
インテリトゥール エイブルネット
アシスティブテクノロジー
プリンキーロミック


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