いつまでも空を見上げていたい

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リプロダクティブ・ヘルスコース


参加できることになりました。
研究に役立つように一生懸命勉強してきます。

2005年1月  -champha-





JICA技術協力専門家養成研修

技術協力専門家養成研修 分野別コース概要第3回


リプロダクティブ・ヘルスコース

第3回 平成17年1月17日(月)~3月11日(金)

開講式  1月17日(月)
一般研修 1月17日(月)~1月21日(金)
語学研修 1月24日(月)~2月10日(木)
分野別研修(国内課程・海外課程)  2月14日(月)~3月11日(金)


1. 目的

リプロダクティブ・ヘルス*(ライツも含まれることを前提とする)は1994年にカイロで開催された「国際人口開発会議(ICPD)」で重要な課題として世界的に注目されるようになりました。本コースにおいて研修生は、この分野における将来の専門家として、リプロダクティブ・ヘルスについて、その歴史的背景と内容及び課題を理解すると共に、国際協力の取り組みについて事例研究の講義と実践活動の視察研修を通して知識と経験を習得することを目的とします。
リプロダクティブ・ヘルス(女性の性と生殖の健康)には、妊娠・出産の調節(避妊・妊娠・出産・中絶)をはじめ、性感染症、HIV/エイズ、思春期保健・不妊症、さらには性暴力や女性特有の病気、売買春、有害な伝統的慣習(女性性器切除)などの問題が広く含まれます。これらの問題は各国或いは地域に於ける政治体制、宗教、経済、教育、社会、保健状況によって多様であります。従って、途上国に於けるリプロダクティブ・ヘルスの向上のためには、包括的アプローチをとることが極めて重要と考えられます。
本コースでは、多様化する途上国のニーズに合った幅広い視野を修得することを目的とし、中でも日本における地域住民参加による保健活動の経験に基づく「地域住民参加型のリプロダクティブ・ヘルス」を中心分野として取り上げます。

2. 内容

(1) リプロダクティブ・ヘルスについて(歴史的背景、定義と関連分野)
(2) 世界・日本のリプロダクティブ・ヘルス状況(背景・問題・原因)
(3) 日本の経験紹介―戦後日本の住民参加による保健活動(家族計画・母子保健・公衆衛生の経験とその特徴)及び日本の経験の活用による途上国のリプロダクティブ・ヘルス向上の取り組み
(4) 海外現地研修に見るプロジェクト運営・システム作り及び持続可能性について

* 注:リプロダクティブ・ヘルス・ライツとは「産む産まないに関することを、生涯を通し健康という視点からとらえ、それを個人、特に女性の基本的人権に関わる問題であるということ、そして、個人の選択の自由と自己決定権が保障されて、はじめて生涯を通し健康に生きられるということ。このためには性の健康と権利(セクシャル・ヘルス・ライツ)が保証されなければならない。」このことはICPDで179ヶ国の代表が採択した「20年間の行動計画」で合意した。また、MDG(Millennium Development Goal)達成においても欠かせない分野である。

3. 海外現地研修(平成15年度訪問国)
ベトナム



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