いつもはちゃんと言う事を聞いて
お片付けをしてくれるチョロとマルですが、
今日は、マルがブロックで階段を作っていて
お片付けをしてくれませんでした。
「お片付けしない子はご飯無しやで!」
と言っても全然片付けてくれないマル。
チョロは自分が遊んでいたおもちゃを片付けたので
「先にお手々洗って食べとき」
と言って、先に食べさせました。
チョロがご飯を食べ始めても、片付けようとしないマルに
「マルはご飯いらんの?」
と半ば怒りながら聞くと
「ご飯いらんも~ん」との返事。ムカッ。
そうは言っても、
あとからお腹がすいたと言われるのも困るので
何度かお片付けをしてご飯を食べるように説得。
が、頑として
「おかたじゅけしぇ~へん!ごはんいらん!」
と言うマル。
いいかげん腹も立ったし、もう説得は諦めて
「わかった。
じゃあもうご飯食べんとき。」
と、テーブルの上のマルのご飯を
全部キッチンに下げてやりました。
それでも遊び続けるマル。
ほんまにご飯無しにしたろ。
一食くらい抜いても死ねへんわ!!
と思いつつ、テーブルに戻ると
チョロがうつむいて唇をキュッと真一文字に結んでいました。
「どうしたん?チョロ」
と聞くと
「ご飯持って行ったらあかん」
とポソッと言いました。
私;「マルのご飯?でもマル、お片付けせーへんで?」
チョロ;「優しいから・・・」
私;「優しい?誰が?」
チョ;「マル・・・」
私;「マルが優しいから、かわいそう?」
チョロは目に涙をためながら頷きました。
キュ~~ン
私;「でも、マル、ごはんいらんて言うてるで」
チョ;「でもなぁ?あとから食べるんちゃう?
マルかわいそうやし・・・」
ポロポロ流れる涙を袖でぬぐいながら言うチョロ。
その間もマルはマイペースで遊んでいます。
でも、チョロの涙の訴えを無碍にすることもできず
私;「じゃあ、ご飯はこっちに置いておくわな」
と言って、マルのご飯を持ってきました。
遊び続けるマルに
「お兄ちゃんが、マルのご飯無しにしたらかわいそうっていうから
今日はおまけで置いておくで。
早くお片づけしてご飯食べ。」
と声をかけたのですが
「ごはんいら~ん」
と、またもやかわいくない返事(- -;
チョロに免じて、許してやろうと思ったのに!
待っていてもいつになるかわからないので、
無理矢理私が片付け始めると
なぜかマルも素直に片付け始めました。
ブロックを片付け終わり、
「じゃあお手々洗って、ごはん食べ」
と言うと
マルは
「ごはん食べへんの~~」と言って
階段のほうに走っていって隠れました。
なんやねん、いったい!
一度ゴネたから、素直に食べにくいのかしら??
私;「マル、どっか行ったなぁ」
チョ;「そのうち来るんちゃう?」
などと話していると
マルがそ~~っと様子を伺いに出てきました。
私;「あ!マルが来たで(小声)」
チョ;「ほんまや!」
チョロが笑顔で振り返り、マルを見ると
マルはまた「いら~んの~~」と言いながら
ピュ~っと逃げて行きました。
そしてまた、そ~~っと出てくるマル。
なんだか可笑しくなってきて
チョロに小声で
「しばらくマルのほう見たらあかんで。
また逃げるから」
「うん」(ちょっと楽しそう)
マルが私たちに近づいたときに
チョロが我慢しきれず笑いながらマルを振り返りました。
するとマルも笑いながらピュ~~~っと逃げて行きました。
これで、マルの気も済んだようで
「お~手々あ~らお~♪」と言いながら
洗面所へ向かい、無事にごはんを食べてくれました。
マル~。
危うくご飯無しになるとこだったんだぞ~。
今日は本気でご飯抜きにしてやろうと思いましたからね。
チョロに感謝しろよ~。
マルにはまいったけど、
チョロの中にある、マルに対する愛情がわかって
とっても嬉しかったです。
同じようにマルも、お兄ちゃん想いの子になってほしいな
コメント新着