年子と私とそして夫 年子育児 51歳の自分探し

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3、シュタイナー教育との出会い

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シュタイナー教育との出会い

こんなえらそう題名をつけてしまいましたが、シュタイナー教育を実践しているわけではありません。この考えを知ってから色々と育児が楽になったと思います。

現代は商売主義の幼児教育があふれかえっています。5歳で聴力の成長が止まるから英語や音楽教育は早いほうがよいとか、右脳に刺激をあたえIQをたかめると。どれも魅力的で好奇心旺盛の私としては「子供にやってみたい~」と思う気持ちになります。
金銭的余裕があるならばどれも試すのも良いと思います。しかし我が家はそこまでの余裕がありません。「やってみたいけど、できない」の欲求不満の心でストレスがたまりそうでした。

そんな私の暴走心を止めてくれたのがシュタイナー教育の考え方だと思います
シュタイナー教育の考えを知ってかなり助かりました。

シュタイナー教育を知ったのは上の子が2歳になったときでした。下の子は6ヶ月。
友人の家に遊びに行ったら変わったお人形がありました。
その人形について尋ねたところシュタイナーのお人形だということをしりました。
(正式な名前はウォルドルフ人形)
インターネットなどで幼児教育などについて調べるのが趣味となっていた私はシュタイナーのことも少しだけ知っていました。「小さい頃は字を教えない。」「テレビは見せない」こんな漠然な思いしか持っていませんでした。

その子のお姉さんがシュタイナーの幼稚園に子供を行かせていて、かなり熱心にシュタイナー教育を実践されているとの事でした。その影響で私の友達もシュタイナーに興味をもち少しずつとりいれてるとの事。
私達の近所にシュタイナーの自主保育をしている幼稚園のようなところがありそこで月1回一般の外部の人も1日体験できるとの事。友達はそこに通っているとの事。
私はすごく好奇心がゆさぶられ、次にそこに行く時連れて行ってもらう約束をとりつけました。そして友達から「7歳までは夢の中」というシュタイナー学校に子供を入れた体験のある作者が書いた本を借りました。
この本はとてもわかりやすく、簡潔にシュタイナー教育のことが書かれていました。
そこに書かれていたことはどれも新鮮で、私はもっと色々しりたくなりネットなどで検索しました。

その程度の知識しかないのでくわしいことを書けないのですが、私が解釈したシュタイナーの考え方は幼児期は過度に知的なことはあたえない。ファンタジーの中で育ててあげる。とおおまかに解釈しました。

月に1度行くシュタイナーの幼稚園の体験もすごく楽しみでした。みつろうでろうそくを作ったり、透けている紙でオーナメントを作ったり。羊毛で小物を作ったり、ゆっくりすぎていく時間の中に身をまかせることはとても気持ちの良いものでした。子供も夢中でしたがそれより私がかなり楽しんでいました。

又シュタイナー関係のおもちゃも大好きになりました。
どれも「子供だましではないもの」なのです。
芸術性を感じさせ、大人の私達が見ても「ほしい!」と思ってしまいます。

シュタイナー教育の考えかたはとても気に入りましたが、いざ実践しようとすると
かなり無理があります。まずテレビは見せません。これは絶対うちでは無理でした。朝を起きたらお母さんと一緒。夕方もお母さんと一緒。こんな生活を送っていたですもん。。。。
静かな環境の生活。これもちょっと無理かな。。。
決まった時間での生活。これも無理。。もともと時間にルーズな私規則正しい生活が一番苦手。。。汗
知的なことを教えない。これも現代ではむりかな。。。早期教育が盛んな現代で全く教えないことは、かなり勇気がいります。。。

と何にも実践できなかった私ですが、私の気持ちのどこかにいつもシュタイナー教育の考えがありました。暴走しようとしてしまう時。他の子とくらべてみそうになる時「だいじょうぶ。だいじょうぶ。そんなにあせらなくても」と言ってくれていたように感じます。

シュタイナーはオ-ストリア生まれの哲学者(1861~1925)人智学者、ゲーテ研究家,著作家兼講演家として活躍しました。
100年も前の人なのですが、人間の根底の部分は何百年たっても大差ないように感じます。
ですのでこんなに長い間シュタイナーの考え方は支持されつづけていると思います。


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