小さな宝物

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へっくん

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2007年03月26日

22. 出口のない海

まず海軍の特攻というものを全然知らなかったのでまだまだ戦争については
知識が足りないなあと実感しました。
人間魚雷「回天」に乗ることを決めながらその日まで生きることを諦めなかった
主人公並木の心が痛いほど伝わってきます。
戦争という自分ではどうしようも出来ない運命と懸命に向き合いつつ
回天の中で散っていった命。
重々しすぎない文章の中で重い題材を表現されているなあと思いました。
映画化されていますがもしかたしらそちらの方がより期待できるかもしれません。

なんのために起こすのでしょうか。
ある一定の誰かの何かの利益のために行われているのだとしたら
それは戦争というなの殺人でしかないですよね。。。。

23. 絶対、最強の恋のうた

社会科教師のおでこのテカリ占いをしては大受けしていた陽気でマシンガンな中学時代からクールで一目置かれる弓道部員の高校時代を経て、大学生になった私がしたことは、恋をすることだった。遠くの的を見抜く力のおかげで視力が２．０以上になっていた私はその年の秋、キャンバスで遙か遠くから歩いてくる同じ学年の男の子に「今度は的じゃなくて、別のものを射抜くことにしたんです。例えば男子とか」と笑いかけていた。怖いくらい、好きになる。それでもいいと思った。最強の恋愛小説。

初めて恋をしたときのどうにもならない気持ちを思い出すような
新鮮で清々しくてキュートな文章です。
読んでいて懐かしい気持ちになります。
とても伸びやかで、なんか自分が無敵に思えちゃうような
初めて恋人が出来たときのドキドキとどこまで好きになっちゃうか解らないような不安と
どうにもならない好き～って気持ちが表現されてて
なんだか心がぽわーんとなる一冊でした。

24. 「ひとつ、村上さんでやってみるか」と世間の人々が村上春樹にとりあえずぶっつける4

今春限定の「村上朝日堂ホームページ」に寄せられた著者と読者の応答490通を収録。フィッツジェラルドの『グレード・ギャツビー』（11月）やチャンドラー『ロング・グッドバイ』（来春）の新訳から全裸家事主婦まで過激にホットに全面回答しました。恋愛の法則、女の子の条件、健康の秘訣、物欲について、腹が立つことへの処理法、最近作『アフターダーク』『東京奇譚集』への質問など一挙大公開。

もう～面白い（*^_^*）
この言葉に尽きますね～。
村上さんの言葉のセンスというか表現力というかそういうのものにとても惹かれます。
小説家の方が普段考えてることなどなかなか計り知れないけど

ほんの少しだけ村上さんに近づけるような気がしてとても幸せ。
私もいつかメールを出してみたいです♪

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