小さな宝物

小さな宝物

2007年09月04日
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カテゴリ: 愛読書


ランナー

長距離走者として将来を嘱望される高校1年生の加納碧李は、複雑な境遇の妹を案じ、陸上部を退部することを決意した。だがそれは…。少年の焦燥と躍動する姿を描いた、青春小説の新たなる傑作。

ランナーというタイトルですが『走る』ということよりも
家族の絆が中心に描かれた物語かなあと思います。
主人公の少年の走ることに対する気持ちと家族に対する思いが
交錯しているって感じでしょうか。
家族の再生とランナーとしての再生。
ラストで新たなスタート地点に立つ少年の後ろ姿は
背中が一回り大きくなっている気がします。
このお話の中でランナーの気持ちは走った人にしか解らないっていう

そこに一体何があるのか、何もないのかもしれないけど
そこに到達するって事にとても憧れてしまうのかもしれません。

あさのあつこさんの文章ってとっても読みやすいですね~。






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最終更新日  2007年09月05日 13時38分44秒
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