小さな宝物

小さな宝物

2007年10月07日
XML
カテゴリ: 愛読書


四日間の奇蹟

脳に障害を負った少女とピアニストの道を閉ざされた青年が山奥の診療所で遭遇する奇蹟。ひとつの不思議なできごとが人々のもうひとつの顔を浮かび上がらす ....

1章と2章は少し間延びしていてもう少しコンパクトでも
いいかなあと思いました。
3章からは話しがぐーっと濃密さを持ちますね~。
少女を守るためにピアニストの道を閉ざされてしまった如月さん。
自分もピアノを趣味程度ですが習っていたので彼のとてつもなく
辛い気持ちが伝わってきます。

この本はヴェートーヴェンの曲が話しの要所に登場するのですが
私が一番好きな作曲家なのでとても読んでいて嬉しかったです。

頭の中で曲を奏でてとても穏やかな気持ちで読むことが出来ました。

読んでいてとても切なかったのは真理子の離婚の理由かな。
もしや。。。と思っていたけどやっぱりって感じで。
私、本当に人ごとじゃないから・・・・。
これは本当に読んでいて切なかったです。
最後に元夫の方が出てくるけど、そこには新しい奥さんと新しい命があって
それを真理子は「良かった」って言えるの。
すごいなあって思った。
私は・・・私はそんな風に思えないかもしれない。
まだ愛してる人なんだもの。
切なくて苦しくてどうしようもないと思う。

本当にすごいなあと思いました。

最終的には希望があるお話で良かったです。
これは是非映画の方も見てみたいと思いました(*^_^*)






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2007年10月08日 20時45分02秒
コメント(2) | コメントを書く


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


Re:『四日間の奇蹟』朝倉卓弥著(10/07)  
あんじぇも これは読みました。文庫本で持っています。

でも、機会に恵まれなかったというか…結局映画館に足を運んでないんですよねぇ~。
今度、DVDを探してみようかな。

あんじぇは、子供については時々「浮気とかして 浮気相手の女性に子供ができたら…うちの子にできないかなぁ?」とか考えたことありますf(^ー^;
夫くんは浮気とかするような人ではないので現実味はないんだけど、あんじぇの子じゃなくても 夫くんの遺伝子を継いだ子が欲しい。。。って思ったりしてしまうんですよね。
それって変かな?やっぱり…
本当にその子を前にしたらどうなるかは分からないけど、なんとなく真理子の「良かった」は分かる気がします。 (2007年10月10日 15時33分11秒)

Re[1]:『四日間の奇蹟』朝倉卓弥著(10/07)  
ちびえみ。  さん
◇あんじぇ◇さんへ

映画も借りてきちゃいました(*^_^*)
まだ観てないんですけどね~。

浮気相手に子供ですか・・・・。
あんじぇさんは凄いなあ。
私は絶対無理です。
私は、私と旦那様の赤ちゃんじゃないとダメだと思う。
旦那様に子供が出来るなら他の人と結婚してもいいよってところまではいけるかもしれない。
でもやっぱりその赤ちゃんを見て「良かったね」とは思うより、辛くて苦しくて悲しい気持ちが勝ってしまうと思います。

やっぱりいつまでもずっと旦那様の側にいたいから・・・。
子供が出来なくても旦那様もそういう風に思ってくれるといいなって思います。

(2007年10月10日 22時25分55秒)

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.

Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: