小さな宝物

小さな宝物

2007年12月13日
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カテゴリ: 愛読書

リレキショ

188.リレキショ


深夜のガソリンスタンドに届いた、一通のフシギな招待状=ラブレターがもたらす、ひそやかな世界の変化。


いつも中村さんの本を読むと思うのですがどこかファンタジックで
おとぎ話のような雰囲気がありますね。
でも現実っっぽさもちゃんと含まれていてそのリアルな部分とファンタジーな
部分がちょうどよく混ざり合ったような感覚がとても良いなあと思います。
読後感がとても良い作品をいつも書かれているなあと思います。
この本もかなり好きな雰囲気でした。

このお話は本当に唐突に始まっていて
ある日「僕」は姉さんに拾われて「弟が欲しかったの、名前は良がいいな」と

そして自分の履歴書とリレキショを作って履歴書の方を持って
ガソリンスタンドに行きバイトを始めます。

そんなある日原付に乗った女の子が手紙を持ってくるのです。

ありそうでなさそうでなさそうでありそうなシチュエーション。

このお話は恋の物語って訳でもなく、兄弟愛の話しでもなく、
淡々と進んでいくんだけど、都会の中の人と人の小さなつながり
みたいなものが色濃く描かれていてそれがどこか切なく
何となく暖かいお話になっているなあと思いました。





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最終更新日  2007年12月14日 12時38分48秒
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