小さな宝物

小さな宝物

2008年04月01日
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カテゴリ: 愛読書

ぼくのメジャースプーン

91.ぼくのメジャースプーン

忌まわしいあの事件が起きたのは、今から三ヵ月前。「ぼく」の小学校で飼っていたうさぎが、何者かによって殺された…。大好きだったうさぎたちの無残な死体を目撃してしまった「ぼく」の幼なじみ・ふみちゃんは、ショックのあまりに全ての感情を封じ込めたまま、今もなお登校拒否を続けている。笑わないあの子を助け出したい「ぼく」は、自分と同じ力を持つ「先生」のもとへと通い、うさぎ殺しの犯人に与える罰の重さを計り始める。

「子どもたちは夜と遊ぶ」を読んでないのにこちらを読んでしまいました。
この方の作品は順番通り読んだほうがいいというのは知っていたのですが
残念ながら「子どもたちは夜と遊ぶ」が市内の図書館にないんですよ~(T.T)
なので思わずすっとばしてしまいました(^^ゞ
読んでなくても楽しめたのですが読んでればなお面白かったんでしょうね~。

お話のほうはというと「ふみちゃん」がすごく幼少時代の自分にかぶり
「これは私か?」と思いました。
凄く似てると思います。


特定の仲の良い友達がいなくて誰ともそれなりに上手くやれるふみちゃん。
絶対にズルはしない、言われたことは守るふみちゃん。
自分の容姿が嫌いではないけど自信がないふみちゃん。

自分とだぶる、だぶる。
だからふみちゃんが受けたショックの大きさも凄くわかる。
その上で私はふみちゃんは大丈夫だと思いました。

ふみちゃんを助けようとするナイトの「ぼく」は凄いです。
出した答えが凄いなあと思いました。
子供だからこそ出せた答えなのかもしれないけど・・・。

作中いろいろと考えさせられることが多いですね~。
豚のPちゃんの話は以前から知っていたので(TVで見て)

私なりの答えはもう見つけているのですが。

人が人を裁くということについてもすごく考えさせられました。












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最終更新日  2008年04月01日 13時46分30秒
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