小さな宝物

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2008年05月18日
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カテゴリ: 愛読書

論理と感性は相反しない

137.論理と感性は相反しない

神田川歩美、矢野マユミズ、真野秀雄、アンモナイト、宇宙、埼玉、ボルヘス、武藤くん。神田川(24歳、会社員)と矢野(28歳、小説家)の2人を中心に、登場人物がオーバーラップする小説集。「小説」の可能性を無限に拡げる全15編。

それぞれが何となくつながっているようないないような不思議な15編です。
矢野マユミズは山崎さん自身を投影しているような印象を受けます。
私は神田川歩美ことカンちゃんはちょっと苦手なタイプの女性で
最初に収められている表題作「論理と感性は相反しない」は
ちょっと読んでてイライラしてしまいました(^^ゞ
カンちゃんと真野の同棲生活は何か青臭くてちょっと青春って感じですよね。
でもこういう人と一緒に暮らすのは嫌だなって私は思っちゃった(^^ゞ
松本君もあんまり好きになれない人だったなあ。

表現がとっても山崎さんらしくてキラっと光る独特の感性を感じました。
「芥川」も好きですね。
なんかカンちゃんとマユミズが出て来ない話ばかり気に入ってるなあ(^^ゞ
なんとなーくとりとめのない、15編だけど山崎さんの本はやっぱり
読むというよりは感じる小説って感じがしますね。
感覚を楽しむ小説というのかな・・・。
そういう感じがします。
好きな人にはぴったり合うし、合わない人には全くピンと来ない
作品かなと思いました。








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最終更新日  2008年05月18日 13時35分02秒
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