小さな宝物

小さな宝物

2008年07月14日
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カテゴリ: 愛読書

ボトルネック

178.ボトルネック

恋人を弔うため東尋坊に来ていた僕は、強い眩暈に襲われ、そのまま崖下へ落ちてしまった。―はずだった。ところが、気づけば見慣れた金沢の街中にいる。不可解な想いを胸に自宅へ戻ると、存在しないはずの「姉」に出迎えられた。どうやらここは、「僕の産まれなかった世界」らしい。

主人公嵯峨野リョウは両親の仲が悪く兄も事故死。
そして恋人だった諏訪メグミも事故で死んでしまった高校一年生。
すでに未来に希望を持たず、流されるままを過ごす毎日。
恋人が事故で死んだ東尋坊を訪れ、自分もそこで目眩をおこし崖から転落。
目が覚めるとそこは彼がいないもう一つの世界だったというお話。

何だかとても悲しいというか怖いというかそういうお話でした。
最後はちょっと怖いです。
少しホラーも入っちゃってるかなあ。

何だか悲しくなってきちゃった。
米澤さんの作品ってひょうひょうとした感じなのに
怖かったりしますよね。
なんていうんだろう、ひんやりするような怖さ。
怖いのは苦手という方も読める作品ではあるのだけど。
そのゾクっとする感じが何とも言えないなあと思います。

この作品は読むの2作目になるのですが他の作品も
読んでみたいなあって思いました。






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最終更新日  2008年07月14日 19時02分30秒
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