☆おやこぜんざい☆

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2011年05月17日
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震災後、みなさんのご協力を得て被災地に絵本・児童書を送る

「ちっちゃな図書館プロジェクト」に参加させてもらいました。

このたび続報が出ておりましたので転載してご報告します。

ユニセフ の転載許可を得ております。)  

絵本を心待ちにしていた子ども達の様子に、目頭が熱くなりました。

私達の本も、誰かの心を少しでも癒してくれているといいですね。

  東日本大震災緊急募金 第53報
「ちっちゃな図書館」が「ちゃっこい絵本館」に

 【2011年5月11日 宮城・女川発】

国内観測史上最大のM.9.0を記録し、甚大な被害を及ぼした震災から今日(11日)で2ヵ月。学校では新学期が始まり、南三陸や陸前高田のように、町がほぼ壊滅してしまったような地域でも、水や電気などのライフラインの復旧も、徐々に始まっています。しかし、被災地にはいまだに撤去しきれない瓦礫が散乱し、大勢の方が行方不明のままとなっており、被害の正確な全体像はいまだに明らかになっていません。厳しい状況が続く中、普段の生活のペースを取り戻しつつあるように見える子どもたちは、心をやすらげる場所を求めています。

© 日本ユニセフ協会

3月25日にスタートした、被災地の子どもたちに日本全国のみなさまの想いの詰まった「えほん」と「えがお」を届ける『ユニセフ ちっちゃな図書館』プロジェクト。すでに約10万冊の絵本や児童書が、300箇所を超える避難所や幼稚園、保育園、小学校等に届けられています。

こうした場所の一つが、5月10日、宮城県牡鹿郡女川町にオープンした『女川ちゃっこい絵本館』です。震災前、女川町では、今年6月のオープンを目指して、「絵本図書館」の準備が進められていました。しかし、この計画は、3月11日の大津波によって、開館に向けて集められていた4万冊の絵本とともに流されてしまいました。そこに寄せられたのが、「ちっちゃな図書館」プロジェクトや、他の市民団体、企業などから寄贈された約5000冊の絵本。日本ユニセフ協会は、「子どもに優しい空間」支援の一環として、本棚やマットなども用意。「ちっちゃな図書館」プロジェクトに無償でご協力いただいたクリエーターの方々から、部屋や本の陳列の仕方など、デザイン面での協力もいただき、女川町立第二小学校の一角に、子どもたちが集い、絵本を読んだり読み聞かせを楽しんだりできる、子どもたちに優しい『女川ちゃっこい絵本館』が開設されました。

「かわいい!」

準備段階からずっと楽しみにしていたという子どもたち。絵本館オープンと同時に、大急ぎで駆けていき、絵本に飛びつきました。

© 日本ユニセフ協会
『女川ちゃっこい絵本館』オープンに向けて準備を進めるボランティアの皆さん。

「絵本がなかったからうれしい。」「パズルの本とかが読みたい。」「やっと本が読めると思った。物語の本が読みたい。」 そんな声とともに、子どもたちからは、「かわいい!」という声も。「バック・トゥ・スクール(学校に戻ろう)」や「バック・トゥ・幼稚園」キャンペーン、お母さんと赤ちゃんの保健支援などのために、休日も無く早朝から深夜まで被災各地を駆け回る中、その合間を使い、ボランティアの皆様のご協力を得ながら、「絵本館」の飾りつけを行った日本ユニセフ協会緊急支援本部宮城チームのスタッフにも、笑顔がこぼれました。

この日のオープン式典に出席された教育委員会生涯学習課の山下由希子さんは、次のように語ってくださいました。

「子どもたちは、絵本館ができる準備段階からずっと楽しみにしていました。ダンボールだらけのスペースに、徐々に本が並んで行き、自分たちが読みたかった本が読めるということでとっても喜んでいます。」「家が流されてしまったこどもたちがほとんどなので『これ、家にあった本だ!』という嬉しそうな子どもの笑顔が印象に残りました。女川町はもともと読み聞かせに力を入れていた町で、毎週金曜日にお母さんたちがボランティアで読み聞かせをしていたので、子どもたちの本に対する思いはとても強いものでした。」「一歩外に出ると、茶色とがれきしかない町のなかで唯一のカラフルで癒される空間なので、先生方も、ここを通るたびに気分が明るくなると言っています。子どもたちが喜んでいる姿を見て、お母さんも明るい気持ちになり、それがどんどん広がっていく気がしています。これを土台にして、町が復興したら図書館をつくろうと思います。」

また、今回『女川ちゃっこい絵本館』のディスプレイなどにご協力くださった電通ソーシャル・デザイン・エンジン コピーライターの田村綾さんは、次のように話します。

「本が読めるだけでなく、ワクワク楽しい気持ちになる空間になり、とても嬉しいです。ちゃっこいけれど、夢は大きな『ちゃっこい絵本館』。多くの方のたくさんの愛情がつまった絵本館だと思います。」

絵本の読み聞かせをはじめると、泣いている子どもも、いつのまにか笑っていたり・・・。絵本の読み聞かせは、子どもと触れあい、子どもを笑顔にする、かけがえのない時間です。もしお近くに被災した子どもたちがいたら、絵本の読み聞かせをしてあげてください。一人でも多くの子どもたちの笑顔をつくるために、日本ユニセフ協会もできることからはじめています。日本ユニセフ協会は、子どもたちやお母さんの支援を中心に、支援活動を続けています。

「ちっちゃな図書館」を、みなさまの地域でも

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最終更新日  2011年05月17日 22時57分44秒
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