レモン(檸檬)カゼ、高血圧の予防、その他



12世紀には医療用に使われ、18世紀の大航海時代には壊血病の治療や予防に利用されたのは豊富なビタミンCのためで、

レモン1個には約90mgのCが含まれ、これは大人一日の必要量50mgを十二分に満たす。

ビタミンCは歯ぐきや血管を丈夫にし、肌荒れや傷を早く治し、カゼなどのウイルス性疾患に抵抗力がつく。

さらにガン予防にも有効といわれている。その他の有効成分として、血管を丈夫にし、コレステロールを除き、動脈硬化を予防するルチン(ビタミンP)を含む。

また、余分な塩分の摂り過ぎから起こる高血圧を防ぎ、慢性疲労や心臓障害を予防するカリウムも含まれている。

もう一つのレモンの大事な有効成分は、クエン酸である。

クエン酸の体内代謝理論を発見したイギリスのクレーブス博士は、この理論でノーベル賞を受けているが、

レモンはクエン酸を直接供給する役目を果たし、エネルギー代謝が活発になるとともに、

内臓の働きもスムーズになり、疲労回復やスタミナ増強に即効性を発揮するというのである。

つづく


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