マツタケ(松茸)口内炎・皮膚炎・ガン予防



キシメジ科のキノコで、秋にアカマツ林やツガ林などの地上に生えるのである。

国内生産量は近年極端に減っており、市場に出回っているものの80~90%は韓国、北朝鮮、カナダ、中国、モロッコ、メキシコ、アメリカ、ブータンなどから入ってくる輸入物なのだ。

「匂いマツタケ、味シメジ」の言葉どおり、珍重される独特の香り成分は、

桂皮酸メチルエステル、オクテノール、メチルオルシナートなどで、これらは食欲増進や消化酵素の分泌を促す作用があるそうである。

成分的にはビタミンB2トナイアシが豊富で、B1も100g中に0.1㎎あり、生シイタケやシメジよりも上回っている。

B2とナイアシンは口内炎、角膜炎をはじめとする皮膚炎の予防、抵抗力の強化、神経障害の予防などの働きがある。

カロチンはないが、ビタミンD効果をもつエルゴステリンを200~280㎎含むので、体内のカルシウムの働きを助け、骨にカルシウムが吸収されやすくするのに役立つのである。

その上、農水省食品総合研究所の発表によると、マツタケからガン細胞のみを選択して殺すタンパク質を発見したというのだ。

高価なのが難点だが、旬には少しでも味わう価値がありそうではないか?

農薬汚染がささやかれているのも事実なのだが?


つづく


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