鰆(サワラ)高血圧や皮膚疾患、神経痛



脂の乗った白身の軟らかい肉は特有の旨味があり、塩焼きにすると絶品である。

血圧などのためにはできるだけ塩分控えめがよいが、サワラは非常にカリウムの含有量が多い
(100グラム中に49ミリグラム)ので、塩のナトリウムの吸収を疎外して、その弊害をカバーしてくれる働きがある。

サバなどに比して脂質が少ない(100グラム中、サバは16.5グラム、サワラは9.7グラム)ためカロリーも一割強少ないほか、サバ同様にビタミンB2(0.3ミリグラム)とナイアシン(9.5ミリグラム)をたっぷり含んでいる。

B2は成長を促進し、舌炎、口角炎を防ぐ水溶性のビタミンである。

ナイアシンというのはビタミンB群のうち、ニコチン酸とニコチン酸アミドという二つの水溶性成分の総称であるが、これが欠乏するとぺラグラ(皮膚がザラザラに荒れて紅色の発疹ができ、色素沈着を起こす)になったり、胃痛、食欲不振、下痢、神経痛、不眠症、無気力などの症状を呈することがある。


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