実は忙しくて、日記を更新できなかったり、
更新しても、愚痴日記になってしまったり、イライラしている間にも
何気に映画観賞は怠っていなかったのでした。
というわけで第一弾(この先あと3本くらい感想を載せたい作品があるけど、
続くかは不明)は"Running with Scissors"です。
もともとは「ハサミを持って突っ走る」という本が原作らしいです。
精神不安定で詩人志望の母に育てられた少年が
とんでもない家族にひきとられ、とんでもない経験ばかりするというお話なのですが、
実話というからびっくり!!
原作者の方がその少年という設定だから、ホンモノです。
詩人志望の母(アネット・ベニング)は有名どころの雑誌などにも、
自分の詩を載せてもらうようにお願いしますが、
ところどころ断られ続けるため、絶望の毎日を送っています。
忙しい毎日を送っている情のない父(アレック・ボールドウィン)も
ついに付いていけなくなり、少年と母を残して家を出てしまいます。
そんな母と少年がたどりついたのが、とんでもないカウンセラーの家。
少年はその家族にひきとられ、母はその少年をカウンセラーの息子として、
養子に出してしまいます。
その家族のメンバーもかなり変わっていて、
キリスト教に異常に傾倒している姉のホープ(グウィネス・パルトロウ)
ちょっとパンクな印象の妹、ナタリー(エヴァン・レイチェル・ウッド)などに
囲まれながら、彼はその家族に翻弄されていきます。
少年が気の毒になるくらい、変わった人たちに囲まれていました。
こんな人たちに囲まれて、よくまともな作家になったもんだ、と思いました。
変わっているけど、最後にはどんな人がほんとの意味でまともなのか
ということが分かっていきます。
他には、母のレズビアン相手にクリステン・チェノウェス
(奥さまは魔女のかわいらしい声の隣人です。実は有名なミュージカルスターなのです。)
や、ガブリエル・ユニオンも出演していました。
こういう個性的な演技をする女優さん達、とても好きです。
ナタリー役のエヴァン・レイチェル・ウッドもとても素敵でした。
テレビなどにはたくさん出演している女優さんみたいですが、もっと活躍して欲しいな。
一応、話に起承転結はあるけど、どこで終わるか分からないような映画でした。
映画も悪くなかったけど、本のほうが面白そうかもと思ってしまいます。
迷える人生を送っている人に、いいお話かもね、なんて思いました。
一度観たら忘れられないような個性的な一本でした。
変わった映画を観たい方にオススメします。
ちなみに、日本でまだ公開されていないような作品を検索すると、
いつも ここ
に行き着く気がします。
本が原作となっている映画を紹介しているブログのようです。
面白いサイトなので、興味のある方は行ってみて下さい。
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