ちょびの育児日記

ちょびの育児日記

事件簿ファイル④



短大への進学も決まり、後は卒業だけになった2月。
ビデオレンタル店でアルバイトを始めました。

ちょび、年が一番下だったので大学生のお兄様・姉様に入った当初から可愛がって貰ってました。
しかし、一人だけどうしても苦手なお兄様がいて、その人と組んでシフトに入る時は憂鬱でした・・・。怖かったんだもん。

2週間ほどたった日、お兄さんが珍しく、いっぱい話しかけてきてくれて、ちょびも上手く話ができました☆
苦手な人と打ち解けられたので、その日は凄く有頂天でした☆

18時でバイトを上がり、帰り道チャリンコをコキコキ運転しながらニヤけていたんだよね。浮かれすぎていて(笑)
いつもの道を曲がった時、
「あれ?・・・道が今日は広いな?」
と思いました。
と・・・その瞬間!!ガクガクボコーンと衝撃を感じました!!
「あっ!!」っと思った瞬間、ちょびがいたのは川の中でした・・・。
橋から、自転車ごと1.5mほど落下してたんです(笑)

気づいた時は、まだサドルにまたがったまんまでした。
前輪でウィリーしたまま、川底に刺さっている感じ・・・って言えばわかりやすいかも(笑)
後輪が落ちた橋に寄りかかっていたの(笑)

とりあえず、何とか自転車からは降りたんだけど、一人じゃ上へ登る事ができなかった。
幸い、車の通りもあったので「すみませーん」って何度も助けを呼びました。
だけど、いるのが下過ぎて気づいてくれない(笑)
おまけに、ちょびは黒のダウンジャケットで目立たない。

前に家もあったので同じように「すみませーん」って呼びました。
何回か呼んだ時、今度は玄関を開けてくれた!!
助かった!!って思ったら、また気づいて貰えずに目の前でドアを締められた・・・(笑)

これはヤバイと思った・・・。凍死するかもって(笑)

2・30分たった時に、チャリンコが通った!!最後のチャンスかもって思った。
必死で呼んだよ!!しかし無常にも通り過ぎてショボクレた時に、おばさんが不思議そうな顔をしながら戻って来てくれた!!助かったよ!!

「どうしたの??車と当たった??」

ち「自転車で自分で落ちました。一人では上がれないんです」

 「じゃあ、おばさん、おじさんを呼んでくるから、ちょっと待ってて!!家は直ぐそこだから。お家にも連絡してあげるから、電話教えて。」

ち「○○町の××ってお店です」

「えっ?もしかして”ちょびちゃん”?すぐ連絡するから待っててね」

5分ほどして、やっと、川から引き上げてもらいました。
自転車も一緒に(笑)
一息ついた所、両親が来ました。

それまで、気が張り詰めていたから痛い所はなかったんだけど、急にあっちこっちが痛み始めた。濡れてるから寒いし。
すぐに、病院へ連れて行かれたんだけど、安心して病院でビャービャー泣いたから怒られたよ(汗)
診察の結果・・・ムチウチと、左足の小指骨折・・・。
始めての骨折でした・・・。
でも、凍死しなくて良かった・・・。

後で両親に聞いたのだけど、たまたま助けてくれたおばさんは、ちょびが小さい頃に住んでいたアパートの隣の家のおばさんだったらしい・・・。ちょびを知ってるわけさっ!!

ちょびが、落ちた橋は端に柵もなく外灯もないので、冬場の6時って言えば真っ暗になります。
いつ誰が落ちてもおかしくはなかったんだよね。通学の時にバイクが川の中にあるのを見たことあるし・・・。

今回、ちょびが落ちた事を、助けてくれたおばさんが町内会で話題にしてくれ、しばらくしてから外灯と柵ができました!!

ちょびも死を感じる程の恐怖と引き換えに、社会に貢献できてうれしいです!!

以上・・・ちょっと痛い話でした~☆



© Rakuten Group, Inc.
X

Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: