*** A great life! ***

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May 15, 2006
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カテゴリ: 徒然
 今日は生まれないだろう・・・

臨月に入って一人で散歩しないように口を酸っぱくして夫にも言われてたので、いつも夕方は母親と一緒に歩いた。
朝は一人だけどね。

 17時ごろにいつものコースを歩いていると、なんだか尿漏れとは違う違和感が・・・
「お母さん・・・ なんか違う感じするんだけど」
というと
「破水やったらあかんあし、帰ろうか・・・」
と帰路に着き始めた瞬間、ドバっと何かがはじける感じが・・・

「早く帰らんとあかんわ!」
と焦る母。
だけど、だんだんと歩けなくなってくる私。
100メートルぐらい歩いたけど、もうそれ以上厳しくて歩けない。
慌てて車を取りに家まで母は帰り、私は近くのベンチに座り込んだ。

やばい・・・
本能的に感じる。
痛みの感覚(陣痛)はもう5分間隔ぐらい。
いきなりきて、間隔はどんどん狭まっている様子。
「破水したら陣痛来るからわかるわ~」
と先々週見てもらったN先生の言葉が耳に残る。

父親が車で迎えに来てくれて家に帰る。

もう痛みも5分を切ってる感じで、電話するのも必死。息も絶え絶え。
「すぐ来てください。間に合いますか?」
といわれたが、もうどうしようもないし、行くしかない。
破水で汚れた下着とパンツだけを換えて、とりあえずそこらにあったパジャマを着て入院道具をわしづかみにして母親と出発。
病院は家から30分ぐらいのところなんだけど、その道なりが長かったこと・・・

破水してん。もうあかん・・・病院へ行く。
この言葉だけ言うのが必死。すぐに携帯電話を切る。
夫もあまりの悲壮感に事の重大性をすぐに理解した模様。
病院まであと5分ぐらいというときには、陣痛間隔が1~2分までになっていた。
なんとなく、もう出そうな感じなので抑えるのが必死。
呼吸法なんぞ吹っ飛ばして、いわゆる いきみ を我慢するだけでもう精一杯だった。
と病院の小冊子には書いてあったけど、そんなんしたらもう出る~~~~という感じだったので、普通に座りながらひたすら耐えた。

病院が見えたときはものすごい安心感を感じ、なんだかホッ。
17時ごろに破水して、病院へ到着は18時。
なんとか間に合った・・・と思ったが、玄関からはもう歩けない。
母が病棟まで走ってくれて、なんとか車椅子で迎えに来てもらえた。

その後は、いきなり分娩台へ。
なんでもその日私は4人目の出産らしく、まだ3人陣痛室で待機してるところだった模様。
だから、私はそれ以外の飛び込み出産となった。
ものすごいあわただしく分娩台へ行ったが、これまた分娩台へもなかなか昇れない。
慣れた病院で知った看護師さんや助産師さんばかりとはいえ、なかなか余裕がなく・・・
話もなかなかできなくなっていた。
陣痛の合間を見てなんとか分娩台へ昇り、着替えを済ませる。

助産師さんが
「とりあえず診察しますね~」
と診察すると、いきなり 子宮口9cm、全破水 と言われて、車椅子でつれてきてくれた看護婦さんもびっくり。
「あの~今晩中に生まれますかね~」
と言う母に
「まもなく生まれますよ」
と助産婦さんは言ったそう。
準備もままならなく、あまりに陣痛がもう連続で来るので、点滴のルート取りもままならない。
しかもぱっと見ると トロイ、下手 で有名な看護師さんだったので、私もあまり話せる状況ではなかったが
「なんでそこでルート取るんですか!」
だけはあまりの痛さに言った。陣痛よりも痛いんだもん・・・
それを聞きつけた助産師さんが慌ててやってきて一発でルートを確保。やっぱりちがう・・・
7時ぐらいになり
「はい、いきんでみましょうか」
といわれ、出産へ。
陣痛がきついがその間にあるなんともいえない心地よさは独特であった。
あまり今まで体験したことがない感じで、いわゆるアドレナリン出てます~状態であった。
何度かいきんでいるうちに、先生登場。
今日の産婦人科当番は、N先生。私の主治医じゃないけど、とても優しくていい感じの人である。
なんだかN先生を見るとちょっとホっとする。
「次でお産になります!」
といわれ、いきむとベビー誕生。19:58息子が生まれた。
「いやぁ~3900越えてるわ」
と母親がびっくり。
そう・・・わが息子はとてもビッグベビーだったのだ。
「先週の金曜日には3200って言われたんですけどね~」
とN先生に言うと
「3500を越えると正確にでないから、かな~りH先生の希望的観測が強かったんじゃない?」
と笑われたりした。まあ、元気で無事生まれてくれれば大きくたって問題ないけど・・・
あまりのスピードに自分でも事態に対応できてなく、ものすごい興奮していた。

 スピード出産でベビーもそれについていくのが必死で、羊水がかなり汚れていたらしく生まれた後のケアに時間がかかる。
私も胎盤の排出がなかなか進まなかったので、最終的には先生が手で引っ剥がすという荒業をされ、これまた出産並みの痛みだった。
お陰で大出血になり、産後の貧血症状となったんだけどねー
なににせよ、ビッグベビーにしては安産だったんでびっくり。
それまで道のりが長かったから、私としては楽な出産であるとはいえないけど、まあ安産って言われるんだろうな~なんて思ったりした。

 後の処理に手間取り、結局分娩室を後にしたのは9時30分を過ぎていた。
その後回復室で2時間ほど休み、深夜12時ぐらいに病室へ。
後産の痛み、傷の縫合の痛み、そして骨盤の痛みで結局一晩中眠れなかった。
あと出産の興奮となぜかひたすら無駄にいきんでいて、寝返りも打てずだんだんとひどくなる動悸とめまいに苦しんでいた。
無事終わった出産の安心感もあったが・・・
なんとなくこれからの不安。。。
きがつくと朝になっていた。やっぱり興奮が冷めないと眠れないのね。





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最終更新日  May 22, 2006 12:57:22 PM
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