chocolate babe

出産



結婚式を終えてすぐに旦那は母国に一時帰国した。3年ぶりくらいだろうか。約1ヵ月、私は一人ぼっちだった。妊婦の大変さ、分かってんのか~!買い物をするにも大変だし、病院に行くのも一苦労。おまけに不安だし寂しくもなる。こういう時こそ旦那の側に居たいのに・・・。でも久しぶりの帰国だし、結婚の手続き等あって帰らなければいけなかったから仕方なかった。

旦那が帰ってきた頃にはお腹もだいぶ大きくなっていてビックリしていた。というか、あま~い新婚生活なんてあったもんじゃない!妊娠中は私はエッチをしたくない派だったので、ラブラブなんてありえなかった。でも、日々大きくなるお腹を見て、お腹の中にいる赤ちゃんに話しかけたり、キスをしたり、お腹を蹴って動くのを見て怖がったりしていた。

で、無事に出産。生まれるまで性別は分からなかったから(といってもなんとな~く想像はついてたけど・・・)ドレスも男女兼用に着れるものを買っていたし、名前も考えていなかった。さっすが骨盤張ってるだけあって安産もいいとこだったけどねー。ほんとにお腹の中に10ヶ月もいた子供にやっと会えて感動した。すごい!自分と血がつながった子なんだ!どの子よりも自分の我が子がかわいかった。私と旦那のちょうど中間をとった感じの顔や肌の色。めっちゃカワイイ♪

生まれてからは1週間は病院で入院。毎日旦那は一緒に寝に来た。友達や身内も子供を見に来た。ミルクの上げ方だとか、ゲップの仕方、抱き方、オシメの変え方や着替え方、お風呂の入れ方など教えてもらった。とにかくすんごく小さい。丁寧に扱わないと!頭も絶壁にならないように形を整えたりして(笑)。

名前も必死で決めた。性別が分からなかったってのもあるけど、実際に見て触れたりして、印象や雰囲気で決めた。まず英語名(クリスチャン名)は”ソフィア”。響きがいい。彼女にあっている。一応意味は『知恵』。私の好きな映画、『カラーパープル』にもソフィアという人物が出てくる。とっても太っていて強い女の人だけど、でもその頃から名前の響きが好きだった。日本語は私に任された。で、”輝宝(キホ)”。漢字の通りだけど、意味は『私たちの輝く大事な宝石』って感じかな。あとは誰でも宝石って好きでしょ、だから、誰からも好かれる、っていう意味もある。宝石のようにキラキラしている、って意味もある。名前負けは絶対にしない自信があるし!あとは旦那の部族名。”イェトゥンデ”。これはね、彼がエチオピアの空港で出会ったかわいい女の子(イェトゥンデ)からもらった、っていってもいいかな。すっごくかわいいの。でも、これって後から知ったんだけど、『生まれ変わり』っていう意味があるらしい。だからおばあさんとかが他界して生まれた子はこの名前が名づけられる。ま、うちの子はその意味は持ってないけどね~。

ということで、10代で私は国際結婚もしたし、ミックスベイビーも産んだ。


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