chocoolique の世界あちこち日記

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明日からまたしばらく移動なので、最後にと、姉と誘い合わせておいしいものを食べに行くことにしました。

選んだのは、今年初めにオープンしたという『クレープリー　アルモリック』。大町の商店街を少し入ったところにある、小さなクレープ屋さんです。

鎌倉でクレープといえば『コクリコ』を思い浮かべる人も多いと思いますが、コクリコが、原宿のマリオン・クレープ風であるのに対し、アルモリックは、オ・タン・ジャディス風。要は、フランスの本式なクレープを出してくれる、クレープ屋さんなのです。いやがうえにも期待は高まります。

そば粉のクレープ　コンプレット　７２０円

甘くないクレープ（ガレット）と、甘いクレープ、それぞれ、フランスのクレープリーではおなじみの定番メニューが並ぶなかから、私たちは、まずは腕試しにと、定番のなかでも定番のものを、ガレットとクレープからそれぞれ一品ずつ注文してみることにしました。

まずは、そば粉のクレープ・コンプレットです。クレープの上に、ハム、チーズ、卵の乗った一皿で、いい具合にパリッと焼きあがった生地に、半熟の卵がよく合います。う～ん、美味。ただ、欲を言えば、チーズの盛りをもっと多くして欲しいかな、と。だって、私、ネズミ並みにチーズが好きなんですから。

そば粉のクレープはすべて小さなサラダ（あるいは小さなスープ）付き。ともに胡椒をふって召しあがれ。

バターと砂糖とレモンのクレープ　３３０円

ショコラ・ショー　４８０円

ショコラ・ショー。一言、完璧です。私は、フランスでも、ショコラ・ショー（＝ココアではなく、ホットチョコレートですね）をよく飲むのですが、このお店のは、フランスのそんじょそこらのカフェで出されるショコラ・ショーより、ず～～～っとおいしいです。カカオ分が非常に高いのですが、苦すぎず、そして、甘すぎず。本場フランスでは甘すぎることがよくあって、添えられたホットミルクでガンガン薄めながら飲んだりするのですが、このショコラ・ショーは、そのまんまでもガブガブいけます（※ フランスの某老舗カフェと同じ銘柄・種類のチョコレートを使っているそう）。

そして、別添えのホイップクリームが、また、最高なんです。低脂肪なのでしょうか、脂分が舌に残りません。これを『市場のシフォンケーキ』につけて食べたらどんなにおいしいでしょうか。いや、私、このクリームだけでも１リットルはいけそうです。

飲み物は他に、シードル（２８０円～）、エスプレッソ（２５０円）、カプチーノ（３５０円）、お紅茶（４００円～）などなど。クレープの本場ブルターニュでは、クレープにはシードルを合わせることが多いですが、他の飲み物も、なかなか、どうして、魅力的です。

なかでもお紅茶は、マリアージュ・フレールの茶葉を使用した香り高いものばかり。メニューにある４種類のうち３つは家にあるものだったので（と、少し自慢）、今回は、残りの１種類であるカサブランカという、緑茶ペースのペパーミントティーを頼んでみたのですが、これがまた、いい香り。しかも、ポットで出てきてこのお値段（４００円～）なんですから。本当に良心的なお店です。

また、忘れてはならないのがサービスです。クレープの焼きを担当されている職人風の男性がご主人で、給仕は、その奥さまでしょうか。非常に細やかなサービスを提供してくださいます。私たち姉妹は食に並々ならぬ情熱を注ぐのですが、注文を、ああでもない、こうでもない、と相談している最中から、出すぎずいい具合にアドバイスしてくださいました。そして、それじゃあ甘いのと甘くないの、一皿ずつ頼もうか、と結論を出すと、こちらから頼むまでもなく、取り分け用のお皿を持ってきてくださいました。

しかも！　お皿もカトラリーも、クレープごとに取り替えてくれるのです！　これに心を打たれない人がいるのなら私はぶん殴ってみたいです。

カヌレ　１個２００円

すっかり気をよくした私たちは、このお店の名物であるというカヌレをお持ち帰りしてみるのでした。毎日限定で５個（だっけかな？）焼いているというこのカヌレ、アマニガさが絶妙の、絶品でございました！！！

CREPERIE ARMORIQUE　（クレープリー　アルモリック）
鎌倉市大町 2-2-34-1

9:00 ～ 18:00　　木曜定休

清潔感あふれる店内は禁煙です

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