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Mar 3, 2008
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ブルー・アイド・ソウル、フリークビート、そして(60年代当時)最先端の声の持ち主。このアルバムは、66年メンフィスでの伝説的なセッションから始まる、彼女の60年代のシングルをほぼ網羅する。
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まるで悲劇的なおとぎ話の様だが、ヨハネスブルグ郊外の音楽大好きで声量の大きな女の子は、混血男性と恋に落ちて、そのまま彼についてロンドンへ。一文無しで流れ着いたのに二人は結婚。彼は彼女のマネージャーになり、最先端の音楽市場へ切り込んで行き、レコードやTV出演で彼らは成功の予感を得ることになった。アメリカのソウルの伝説達とのレコーディングセッションとギグで素晴らしい将来が約束されたかに思えた。しかし、人間関係や自身の病気等から全ては破裂。シャロンは64年暮からヨーロッパに着ていたが、レコーディング実績があった故郷の南アフリカに1970年に帰ってしまった。
このコンピレーションCDは、彼女が欧米で費やした活動の記録となっている。
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彼女のスター性を信じてスウィンギング・ロンドン・ハリケーンに連れてきたのは、彼女の夫であり、師であり、マネージャーだったフランク・フェンターであった。彼の企みで慌しい5年間が始まったのである。スタックスの欧州での責任者としての地位を生かし、聖地メンフィスでのレコーディング、67年3月のスタックス-ヴォルトUKパッケージツアーで彼女をオープニングアクトに入れ込んだ。そしてシャロンはスタックスの欧州第一号歌手となり、余程の自信家でも尻込みする状況でもソウルフルなパフォーマーとして見事にこなしたのだった。
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当時彼女の声は、上質なドライシェリーに喩えられ、ありがちな女性歌手とは趣を異ならせていた。彼女の土着的な歌い回しは有機的に結合し力強さとなったのだった。その後彼女のバックをサポートしたのは、イギリスのフリークビート、フルール・デュリーで、彼女がロック寄りの音楽性に走り出す契機を作り出した。
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彼らとの共演でシャロンは代表曲である「ドゥター・オブ・ザ・サン」やモッズアンセム「ホールド・オン」を残している。これらは現代でも多くのコレクターの目的足りえる楽曲である。前者は宝石のようなポップス、後者は当時のイギリス・ガール・レコードの最高水準であった。またその前年の66年、スタックスでの7曲+未公開の5曲の伝説的なセッションは、アイザック・ヘイズ、ブッカーT、MGS等によってサポートされている。彼女の音楽遍歴は、変わり行く彼女の本質を示しています。彼女はいつも歌手の中の歌手だった。商業的な感心が去ったとしても素晴らしい成果はいつまでも残っている。
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毎度適当な意訳ですが、まあ大体の紹介にはなったでしょうかw

Sharon Tandy with the Fleur de Lys シングルオリジナル発売時データ。


Our Day Will Come/Look and Find (Atlantic 584 137, Oct. 1967)
Hurry Hurry Choo Choo (Atlantic 584 181, Apr. 1968)
The Way She Looks at You/He'll Hurt Me (Atlantic 584 214, June 1968)
Hold On [re-issue]/Daughter of the Sun (Atlantic 584 219, Oct. 1968)
Gotta Get Enough Time/Somebody Speaks Your Name (Atlantic 584 242, Feb.1969)
Two Can Make It Together/The Bitter and the Sweet (as Tony and Tandy, Atlantic 584 262, Apr. 1969)

また、シャロンはフルール・デュリーBBC出演時にも共演している。
BBC recordings for John Peel's Top Gear, Oct. 1967
・Neighbour, Neighbour
・Go Go Power
・Crosscut Saw

・Our Day Will Come (with Sharon Tandy)
・Hold On (with Sharon Tandy)

動画リンク
Sharon Tandy - Fool on the hill 1968
Sharon Tandy - Hold On
音楽スライド
SHARON TANDY - DAUGHTER OF THE SUN (1968)
上記動画のうち、フール・オン・ザ・ヒルのみコンピCDには収められていない。やはりレノン・マッカートニー作品なので色々契約上問題があったのだろうか?



余談2:ゴードン・ハスケルの70年代日本来日を知らなかったとちょいと前の記事で書きましたが、10数年前のインタビュー記事で散々読んで置きながら、すっかり脳裏から消えていた事に本日気が付きました。我ながら苦笑するばかりです。

オマケ動画
70年代中期にメル・コリンズがソロアルバムに参加したMike Lesleyの最近の動画。
Mike Lesley---End Of The World
ほとんど無名の人で当時のLPの内容も極ありふれたアメリカンロックという感じでした。すっかり忘れていましたが、偶然発見したので忘れない内に。





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Last updated  Oct 29, 2015 02:09:31 PM
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誓願2006 @ Re:ELP写真集10月末発売!(08/01) 情報ありがとうございます。 おかげさまで…
chop100 @ Re:先週土曜日に退院できましたので(05/13) 誓願2006 さん ありがとうございます。 ま…
誓願2006 @ Re:先週土曜日に退院できましたので(05/13) ご無沙汰いたしております。 退院なさって…
chop100 @ Re[1]:150万アクセスありがとうございます♪(01/23) Midge大佐さんへ ありがとうございます。…
Midge大佐 @ Re:150万アクセスありがとうございます♪(01/23) おめでとうございます! これからも楽しみ…
chop100 @ Re:70年代にゴードン・ハスケルは来日してた?(02/16) 追加情報 1977年のJOE来日については日本…
chop100 @ Re[1]:しばらくおやすみをいただきます(10/15) Midge大佐さんへ ありがとうございます。…
Midge大佐 @ Re:しばらくおやすみをいただきます(10/15) ご無沙汰しております。 被害に合われたと…
chop100 @ Re:The Martyn Ford Orchestra - Smoovin (1976)(11/29) 2017年の事、マーティン・フォード氏と少…
chop100 @ Re[1]:プログレ女子4コマ その205(04/02) Midge大佐さんへ うちも家宝ですw

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