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4段階

教材の活用

心理学上の実験データによると、人は覚えているものの75%までは視覚によるもので、聴覚によるものは13%にすぎないと言われてます
特に、テレビや漫画が当たり前の現代では、すべての人々が視覚による情報入手になれており、他の方法では効果が少ないので、学科教習も視聴覚による教習をメインに行わなければなりません
このためには、教材、とりわけ視聴覚教材の整備と活用に配慮します

1、教材の効果な利用

教本はすぐれた価値と機能とを備えていますが、視聴覚教材は、むしろ教本では効果的に伝えにくいことを 効果的に伝え たり、表現できない内容を 的確に表現する ところに独自の役割を発揮するのです

(1)学習への動機づけに役だち、学習活動を積極的にする
(2)理解や思考を助け、知識や技能の習得を確実なものにする
(3)学習上の落差を縮める
(4)指導員を援助して、指導の能率を高めてくれる

2、教材の研究と開発

視聴覚教育に使う器材は色々あるが、指導員の熱意と努力さえあれば、比較的簡単に研究・開発ができます

学習内容を示すのに効果のあるスライドとトランスペアレンシー ↓↓↓

(1)スライドの特性
スライドは、視覚的な資料をスクリーンに映写して印象的に受け取らせ、集団による学習の効果を高めるために有効なものであるが、動きを表せない、教室を暗くしなければならない等の弱点もあります

(2)トランスペアレンシーの特性
A.教室を暗くしなくても明るく鮮明な映像が得られる
B.投影機とスクリーンの距離が短くてすむため、指導員が、教習生の反応を確かめながら指導できる
C.投影しながら、シートに自由に記入したり消したりすることができる
D.自作が比較的容易である

(3)自作のポイント
A.既成教材がない項目
B.既成教材があっても表現がその指定教習所の教習生にとって適切でない場合
C.身近なものやその地方の特色をとりあげる場合
D.自校の教習計画や学習展開に合わせる場合

3、教材の重要性と教育的意義

言葉での説明では不十分になりがちな点を補い、より具体的な知識として印象づけて記憶させる手段が教材です
指定教習所においては教本や視聴覚教材を整備して、教習水準の高度化と均一化を図り、教習生に対して限られた教習時問内にできるだけ豊富な知識を与えるように努めねばならない


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