労災事故
お菓子を作る工場（店が表にある）にバイトに行ってた
高校生の友達が予想も出来ない事故にあった。。
【労災事故】
私の友達の層は幅広い。おバカな私に付き合ってくれる彼方達に 感謝 ♪
未だ ヤンキー系 (怪)の人もいれば、いわゆる オタク系 の人も。。
会社員、店員、経営者、会計士、フリーター、教師、、、
借金で自己破産した人もいれば、
有り余るお金で一年の１／３を海外旅行に費やしてる人も。。。
自分の周りを見渡しただけでも
「 人生って色々だなぁ 」なんて思えるくらい(~_~;)
昔からそれは変わってなくて、
「何でこの人と？！」って皆がクビをかしげるような人と友達だった
彼女もそう。
大人しくてマジメで、校則違反になる「バイト」をしてたけど、
父親が事故の加害者だったか被害者だったかで。。。
とにかく家が楽でなかったから彼女は「バイト」に出ていた。
そんな理由でバイトをする子なんていなかったから
「今時？！」って驚いたのを覚えている。
彼女は大人しい感じの子で、
周囲からイジメを受けやすいタイプだったけど、
「いきなり強くはなれないよ」 って笑って言う彼女は
とても強い人だったと思う。
バイトに行きだしたと聞いて、一度だけバイト先に行ってみた
「売り子やってるよ」って聞いてたのに店内に彼女の姿は無い・・・？？
『あの～。。●●さんは？ココでバイトしてるって聞いたんだけど』
店内のパートのおばちゃんらしき人達が、
ゴニョゴニョ内緒話のように話した後
『今、裏の工場の方に荷物を取りに行ってもらってるから』
すぐ戻ってくるだろうと思い店内で時間を潰してたけど、
２０～３０分近くたっても戻ってこない。。。
『●●さん戻ってこないの？？』
もう一度おばちゃん達に尋ねながら
明らかに帰って欲しそうなオーラを感じ取った。
まさか。。。
ココでも。。。？
『ちょっと!オバちゃん!!あの子のことイジメたら
ぶっ飛ばしにくるからね!分かった？！』
威嚇する犬のごとく吠えるとオバちゃん達は黙って目を泳がせた。
。。。確定。。。
なんでドコ行っても黙ってるのよ～～～～!! も～～～～～～～!!!
イライラしながら裏へ回ると売り子のはずの彼女が
工場と店を繋ぐ所で汗だくになりながら作業をしてた。。
やっぱり。。。。。(；一_一)
面倒な仕事押し付けられて。。。
私が呼ぶと笑顔で手を振り
「○○さん達(さっきのオバちゃん達)に聞いたの～？」
って。。 ちょっと!!!(￣■￣!!)
なんで何事もなかったように笑ってんの？！
店での出来事を話し、ホントはどうなの？！
と詰め寄る私に困ったように笑うだけだった。。
「もー!!アンタ一生そうなっちゃうよ？！」
怒る私に謝る彼女。。。
｡｡｡成り立たないはずの方程式が出来上がる｡｡｡(；一_一)
でも、彼女の一生はホントにそうなってしまった。。。
その日は友達の電話で目が覚めた。
「新聞見て!!!」
寝ぼけたままフラフラと新聞を取りに行く
瞼の引っ付きそうな目に飛び込んでくる彼女の写真。。。
。。。ん？ なんで新聞載ってんの？？
あれ？ココあの子のバイト先。。。？？？
極度の近視＆乱視のため何か書いてあるのか。。。
コンタクトをはめて改めて読み直す
工場用のエレベーターに挟まる？
意識不明の重態？
読むごとに目は覚め、
頭の中で私の想像できる全ての記憶を使って状況を描く
とても最後までは読めなかった。。。
１、２度見舞ったコトもあったけど、
動かない喋らない彼女を見るのは辛かった
２年後。。。
彼女は静かに人生の幕を降ろした。。
事故直後のような騒がしさもなく、慌しさも無い中で。。
そっと。。
彼女の１８年の人生は決められたモノだったのか
なぜ彼女が選ばれたのか
理由があるとすれば
人生に課せられた課題を終えたから｡｡｡？
乗り越えて掴むべき強さを掴み終えたから｡｡｡？
きっと神様が彼女の強さと美しさを持つ命に嫉妬したんだ。
いつも穏やかで静かに笑う彼女の笑顔は永遠になった
何があっもグッと堪え微笑む強さを私はまだ持っていない。
私はまだまだ神様からお呼びがくることはないだろうな。。
ねえ？
もうイジメる人はいない？ 大丈夫なの？
私がシワくちゃのおばあちゃんになってても ちゃんと気づいてよ？(笑)
私が同じ場所に行くのは あと７０年くらい先かな？
１００まで生きる予定だからさ(笑)
若い肌見せ付けないでよー？(笑)
じゃあ またね♪
© Rakuten Group, Inc.
