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「皆さんは優良会社の従業員です」という職員への挨拶で退任した橋下知事であるが、職員へは、その言葉で良かろうが、では府民へは何と言うのか?次は大阪市長選である。こういう人物が知事や市長になることが、住民にとって幸福なことなのか?
2011年11月01日
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野田首相は、原則としてすべての武器と関連技術の輸出を禁じる政府の武器輸出3原則を緩和する意向を固め、11月に行われる見通しの日米首脳会談で、オバマ大統領に表明する調整に入ったということなのだが、「武器輸出3原則」というものは、日本の国際的な活動の中で非常に重要な基本的性格を持ったものだと思うのであるが、それが、国民的な議論なしで、こんなに簡単に変えてしまっていいのか?防衛装備品調達のコストダウンにもつながるというが、本当か?戦闘機や艦船、ミサイル防衛など重要装備の国際共同開発に日本企業が参加できるようになり、人道支援のための装備品輸出も可能になるというが、それは一体誰の為に「いいこと」なのか?結局は、「日本は戦争に加担している」という事実を生み出すことではないのか?
2011年10月14日
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福島原発事故から6ヶ月を迎えました。鎌田慧さんや大江健三郎さん、落合恵子さん、坂本龍一さんなど9人が呼びかける「さようなら原発1000万人アクション」に呼応して、被爆県・ナガサキでも下記の通りアクションを行います。 すでに県内16万人を目標に「1000万」署名もスタートしています。多くの皆様の参加を呼びかけます。詳細およびチラシ等は下記URLをご覧ください。 【さよなら原発ナガサキアクション】2011年9月19日(月)13:30~16:00長崎市「松ヶ枝埠ふ頭緑地」【プログラム】13:30 開会(司会) 西岡由香13:37 [LIVE] HOROYAKAN 13:49 [TALK] 川野浩一(被爆者の立場から)13:56 [LIVE] インディアンズ(幸崎たいら&小田勝也)14:08 [TALK] 藤田祐幸(専門家の立場から)14:20 [インタビュー&オープンマイク]14:39 [TALK] 牟田純子(行動のよびかけ)14:46 [LIVE] RIKI14:58 パレードの説明15:10 パレード出発(~大波止~県警横~鉄橋~旧大丸前 ~観光通り~賑橋~中央公園)*************************************** さようなら原発1000万人アクション・ナガサキ 〒850-0031 長崎市桜町9-6 URL:http://nonukes-nagasaki.com/****************************************
2011年09月16日
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鉢呂氏は批判されても仕方がないし、あの発言を擁護する気はないが、辞任するほどのことか。政策に失敗したわけではない。失言である。そもそも完全無欠の人などいないし、政治家にそれを求めること自体がおかしい。失言をしたなら、謝って、それをカバーする気持ちで仕事をすればいいのではないか。その仕事で失敗したら、辞任すればいいのである。失言をヒステリックに責め立てる風潮は、この国の政治、この国自体を貶めているのではないか。任命責任と言うが、そんな人物を選んだ選挙民には責任はないのか?
2011年09月13日
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我々は、節目となる「記念日」というものに、よほど関心があるのであろう。関心というより好きなのではなかろうか。戦後50年、被爆50年、太平洋戦争開戦70年など節目の記念年が、このところ毎年のごとく押し寄せている。イベントのごとく、そのような節目をせずとも、その出来事から起きた状況は、常に我々に問われているはずであるが、このような節目をイベントのごとく設定するのは、怠慢な我々への「強制的なふりかえり」なのかもしれない。それにしても、今年の9月11日は、アメリカ同時多発テロから10周年であり、東日本大震災から半年という出来すぎなくらいである。亡くなられた方々へご冥福をお祈りすることと同時にこれらの出来事が社会をどのように変えていくのかが、実は極めて大事であり、そのことに対しては、我々はまだ打ち手があるのである。
2011年09月11日
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島田紳助の芸能界引退での話題といえば、テレビ局の番組編成のドタバタぶりと、彼の引退での損失が2億3千万円とか「ポスト紳助」は誰かとかいう話ばかりである。そういう話はあっていいのだが、マスコミとして本当に話題にすべきは芸能界と暴力団との関係をいかに断ち切るのかということではないのか?そのような主張や議論が起きないのは何故?まあ、これは民主党の代表選びも同じことなのだが、本質がどこかへ吹っ飛んでいるのではないか?
2011年08月26日
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民主、自民、公明3党幹事長が会談し、今年度予算の財源となる赤字国債の発行に必要な特例公債法案を成立させる、その前提として、民主党が政権公約(マニフェスト)に掲げた主要政策を見直しすこととしたというが、そのマニフェストの相手である国民が全く関与していないのは、おかしいのではないか。民主党政権は、このマニフェストに賛同して民主党に一票を投じた選挙民によって実現したはずだ。こういう白昼堂々の党利党略の取り引きが行われることこそが政治不信の原因であることを判っているのか?もはや、どんな党のマニフェストも信じないだろう。その意味でも、この民主党の行為は罪深い。
2011年08月11日
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「なでしこジャパン」に国民栄誉賞をという授与すべきという声があるという。優勝したことは、賞賛すべきことではあるが、では、国民栄誉賞に値することか。「なでしこジャパン」が勝ち進む中で、初めて「女子サッカーにもワールドカップがあったのか」と、ほとんどの人が知ったのではなかろうか。国民全体が熱狂的に応援し、みんなが喜んだというのは、マスコミの捏造ではないのか。喜ばしいことだから、国民栄誉賞をという声が出てもいいのだが、それでは「はやぶさ」のプロジェクトチームに国民栄誉賞をという声があがってもいいはずだ。また、初土俵から23年、1047勝で現役を引退した大関魁皇もその価値はあるのではないか。国民栄誉賞とは選出の基準も不明確で、要は政府の人気取りの道具であることが判った一幕ではないか。「震災後の日本を勇気づけた」と言われるが、実は政府こそ国民に勇気づける存在なのだということを忘れてはいないか?
2011年07月21日
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九電の「やらせメール」問題であるが、こうしたことを社長自らが指示をしたとは思えない。会社がこのような問題を抱えているときに、社長からの指示はなくとも積極的に、ごく自然に「やらせメール」のようなことを行うのが中間管理職の役割であり、九電の体質であろう。しかし、これは九電だけではなく、あらゆる企業に当てはまることであろう。更に言うと、企業だけではなく自治体の組織にも当てはまることであろう。「やらせメール」の疑惑について県議から指摘を受けていたにも関わらず放置した県側も九電と体質は同じであり、同罪である。「県議の指摘は具体性がなかった」というのは言い訳でしかない。更に、古川佐賀県知事に対し、九電の歴代佐賀支店長ら幹部が過去4年間で計42万円の個人献金を行っていたことも判っているが、佐賀県自体が、どちらの方を向いているかは明らかである。それにしても、こういうときに一体何を信じればいいのか?信じることが出来るのはひとつだけ。原発は危険であるということだ。
2011年07月11日
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<本件は主催者からいただいた情報。転送・転載歓迎ですので、読まれた方、ご賛同の方はどうかよろしくお願い致します> 福島原発事故からまもなく4ヶ月を迎えますが、作家の大江健三郎さんやミュージシャンの坂本龍一さんなど9人が呼びかけて、署名や集会などを全国的に取り組む「さようなら原発1000万人アクション」がスタートしました。ここを参照してください。 被爆県・ナガサキで活動するものとして、原発事故によって放射性物質が拡散し多くの人々がヒバクしている現実を看過することはできません。そしてこの不幸な出来事を人類への警鐘と受け止めつつ、エネルギー政策を転換させて持続可能で平和な社会の実現をめざしたいと考えております。 そこで、「アクション」に呼応した取り組みを展開するために、下記の通り集会を開催してより広範な県民運動として推進したいと思います。ぜひ多くの皆様の参加をお待ちしております。日 時 7月11日(月)18:30~20:00場 所 長崎県教育文化会館2F大会議室内 容 ・「さようなら原発1000万人アクション」について ・福島からの報告(福島県教組郡山支部・鈴木浩行書記長) ※なお、下記の座り込みも紹介します。【ノーモア・ナガサキ!ノーモア・フクシマ!脱原発7・11座り込み】日 時 7月11日(月)11:00~12:00場 所 爆心地公園主 催 長崎県高齢者退職者問題連絡会、長崎県平和運動センター、 長崎県原水禁内 容 福島現地からの報告、7・11アピール採択などその他 雨天時は教文会館に変更します。当日の午前9時頃に平和センター事務局に問い合わせてください。 **************************************** 原水爆禁止長崎県民会議 長崎県平和運動センター 〒850-0031 長崎市桜町9-6 E-mail:ngs-heiwa@vesta.ocn.ne.jp****************************************
2011年07月09日
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松本治一郎は部落解放運動の黎明期からのリーダーであり、「部落開放の父」と呼ばれる存在である。この松本治一郎については、東映で映画化されている。タイトルは「夜明けの旗-松本治一郎伝」である。主人公を演じたのは伊吹吾郎、監督は山下耕作。まさに任侠映画のようなスタッフ、キャストであるが、東映映画であれば、当然であろう。内容としては主人公を過剰に賛美するでもなく、エネルギッシュにそしてある種の格調を持って演出された映画であたっと記憶している。1976年の作品で東映としては実録路線が行き詰まり、次の鉱脈として「トラック野郎」はヒットの手ごたえを得て、もうひとつ路線を模索していた中での一本ではなかったのかと思わせるものであった。話題のというか問題の松本龍は、この松本治一郎の孫であり。孫とは言っても、父の英一氏が養子であるというそのような関係。そのような関係とは言いながらも、松本治一郎の孫が復興担当大臣になるとなれば、弱い立場の人の気持ちが判った人間が、それに相応しい地位についたと、期待もあったはずであるが、そうした期待も実はほとんどなかったのではないか。実は部落開放同盟自体が、「差別される側」が権力を持ち、従来の権力以上に高圧的な強健的な「権力者」としてふるまってきたという「実績」があったのではないか。松本龍氏は、そのような中で政治家としてのふるまい方を身につけてきたのではなかろうか。東映もここで再度、不良性感度を発揮して「実録・震災復興」を映画化してはどうであろうか。
2011年07月07日
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言い訳の仕方もいろいろとあろうが、九州人と血液型B型であることを言い訳にされてもこれは実に困るぞ。単に品がないだけではないか。
2011年07月05日
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政治家というのは、どの立場にいてもかなり暇な人種なのかも知れない。彼らを選んだ人々が、これが一番大事と思ったことを無視して、関係のないことにすさまじいエネルギーを注ぎ込む。永田町のお互いの足の引っ張り合いや退陣定義ゲームなどは、その最たるものであるが、大阪府も相当のものだ。大阪府は「君が代条例」だと。そんなものがどうして必要なのか?国歌も国旗も制定する権力がある一方、それを無視したり、嫌悪したり、揶揄したり、茶化したりする自由も当然あるべきで、そういう自由のない大阪府は異常である。歌を歌わない人々より、この事態に永田町で内輪もめや抗争に明け暮れている人々の方が遥かに愛国心がないと断定できるのではないか?本当に彼らの姿を見ていると、要するに悲惨な状況にある国民など全く愛も、共感もないんだなと実感するのである。
2011年06月04日
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普天間基地の辺野古移設をめぐる「日米合意」(昨年5月28日)から1年。「もう基地はいらない」という沖縄の民意は無視され続け、日米両政府は着々とことを進めています。一方で鳩山首相の「抑止力方便」発言や米軍再編合意の密約暴露、米上院軍事委員長らによる「嘉手納統合案」など、この「合意」の欺瞞性が明らかになっています。私たちは毎年「5・15沖縄連帯デー集会」を開いてきましたが、今年は、復帰から39年を経ても米軍基地が居座り続ける沖縄の現状、そして日米同盟と米軍基地、とくに海兵隊の抑止力などをテーマに、基地問題を取材してきた沖縄地元紙の記者を招いての講演会として県内3ヶ所で開催します。多くの皆様の参加をお待ちしております。※3会場とも入場無料。どなたでも参加できます。※チラシが必要な方はご連絡ください。<佐世保会場>日 時 5月25日(水)18:30~場 所 佐世保市労働福祉センター講 師 屋良朝博さん(沖縄タイムス論説兼編集委員)主 催 長崎県平和運動センター/佐世保地区労<大村会場> 日 時 5月27日(金)18:00~場 所 大村市勤労者センター(旧労働会館)講 師 滝本匠さん(琉球新報経済部記者)主 催 長崎県平和運動センター/大村地区労<長崎会場> 日 時 5月28日(土)10:00~場 所 長崎県教育文化会館2F大会議室講 師 滝本匠さん(琉球新報経済部記者)主 催 長崎県平和運動センター/長崎地区労<講師プロフィール>●屋良朝博さん(沖縄タイムス論説兼編集委員) 佐世保会場やら・ともひろ、1962年沖縄県出身。88年に沖縄タイムス社入社。基地問題担当、東京支社、ハワイ東西センター客員研究員などを経て現職。米軍関係者らへの取材に基づいて沖縄の基地集中の背景に迫った著書「砂上の同盟―米軍再編が明かすウソ」(沖縄タイムス社、2009)で平和・協同ジャーナリスト基金賞奨励賞。●滝本 匠さん(琉球新報社経済部記者) 大村会場、長崎会場たきもと・たくみ、1973年大阪府生まれ。98年琉球新報社入社。2001年から八重山支局長として離島や国境問題などの取材にあたる。05年3月から本社政経部に異動、同年6月から1年間、在日米軍再編問題の取材でワシントン特派員に。政治部で基地問題を担当した後、鳩山政権発足を受け2009年11月から東京報道部。11年4月より本社経済部。<問合せ> 長崎県平和運動センター E-mail:ngs-heiwa@vesta.ocn.ne.jp
2011年05月25日
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団鬼六氏が、岡田茂氏が相次いで亡くなられた。お二人とも「その道一筋」という言い方がぴったりである。団鬼六氏に匹敵する作家としては大藪春彦であろう。団作品がエロスの追及であったのに対して大藪作品は徹底した暴力であった。暴力を介して人間の持つ醜悪さと同時に高貴さも描いてきた。岡田茂氏は「ヒットしてこそ良い映画」という意思を貫徹したプロデューサーであった。その「ヒット」も、最近のハリウッド大作のような人工的な作為的なヒットではなく、作品の企画と本体の良さによるものであったと思う。プロデューサーとして非常に山っ気のあり、「日本戦没学生の手記 きけわだつみの声」も、よく言われるような良心的作品を創ろうということより、これは「当る!」という独特の嗅覚ではなかったか。「網走番外地」も「仁義なき戦い」もそうした嗅覚で創られ、多くの観客を熱狂させたのではなかろうか。このお二人の訃報には「巨星墜つ」という思いである。お二人のご冥福をお祈り致します。
2011年05月11日
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ビンラディン殺害の作戦実行か、9.11からの追跡と殺害までは映画化されると思ったら、やはり。監督としてはオリバー・ストーンかキャスリン・ビグローかのどちらかが手がけるのではと思ったら、キャスリン・ビグローが名乗りをあげた。「ハート・ロッカー」という巧妙かつ悪質な戦意高揚映画を創った実績から、今回の作品が、どんな内容の作品になるのかは容易に推察できる。ビンラディンを育てたのはアメリカ自身であるという批評性など全くないであろう。これがまたまたアカデミー賞を受賞したりして・・・
2011年05月06日
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カダフィ氏の息子や孫が空爆で殺されたこともビンラディン殺害も、鹿児島で女性が路上で銃撃されて殺されたことも大阪でアパートの住民3人が殺傷されたことも24年前の朝日新聞阪神支局で記者が射殺されたこともみな殺人である。どこに違いがあるのか。殺人を行った側には、それなりの理由があるにしても命を奪ったことには変わりない。ビンラディン殺害を熱狂的に賞賛しつつ、歓喜につつまれるアメリカの姿を見て、やはりこの国は暴力で先住民を殺戮した野蛮な人々が建国した国であることを改めて知る。このようなことで政府の支持が維持浮揚されるのである。なんとビンラディン殺害で解決したかというと、そうではなく次は報復テロを警戒せねばならない事態を生じたわけで、その様をみるとこれはほとんどブラックユーモアの世界である。解決の目途は全く見えない。なんと残酷なルールで支配されていることか!
2011年05月03日
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「福島原発」という言葉が一日何回語られるであろうか?それが毎日毎日である。「嘘も百回言えば真実に聞こえる」とはよく言われることだが、「福島原発」という言葉を毎日毎日聞いていると、そのうち、「福島の原発が日本中に、世界中に迷惑をかけている」とみな信じるようになるのではないか。そうではないことは明らかである。たまたま場所は福島にあるだけで、あれは関東の人々の為のものである。その電力の恩恵を得ていた人達から汚らわしい伝染病の如く扱われたり、その地区で生産された食料品を買ってはいけないような扱いを受けているのである。文字数は多くなるが、「福島原発」ではなく、「東京電力の原発」とか「東京電力が福島に建設した原発」と言って欲しい。
2011年05月01日
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統一地方選挙が終わった。わが地域では県議選、市議選、市長選が終ったわけであるが、投票率低下には歯止めがかからず、今回は次の通り。県議選 57.85%市議選 53.28%市長選 53.46%この状況は大きな問題である。最も身近な課題を議論する議会の議員を選ぶ選挙でこのような状態でいいのか?「争点がない」と言っているのは、マスコミの勝手な言い方であり、「争点」を創りだせない市民力の低下こそが問題ではないのか?現在の長崎市には大きな争点があるではないか。
2011年04月25日
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トラックバック機能がなくなったわけであるが、過去のトラックバックまで削除されるとは。過去のトラックバックはこれはこれで、自分の記事と同様に、いた、その記事を更に充実させてくれる貴重な財産なのである。ところでトラックバックをなくすことで使用者にはどんなメリットがあるのだろうか?なくすことを使用者に対してサンプル的にでも意見を調べるなどあったのだろうか?これからどんなことになるのか、続けてはみるものの、なんとも不可解な楽天の姿勢・・・。
2011年04月20日
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「がんばれ!日本」「日本は強い国」「日本はひとつのチームです」「みんなでがんばろう!日本」今、この国に蔓延しているこれらのフレーズ。こうした言葉に勇気づけられる人がいることは確かである。これらの言葉は否定しようがないし、否定できるものでもない。しかし、一方でこうした国難を契機におきあがる受け入れざるを得ないナショナリズムが定着したことが、この国の空気を変えていくことは十分に考えられる。これらのフレーズの蔓延は私には非常に気がかりである。反対できないだけに。言っている方は善意なのであろうから。敢えて言わせていただければ、本当に、がんばらなくてはいけないのは、被災した人々や原発被害を受けた人々ではなく、そうした現実を直視してこの難問を解決するしくみや打ち手を考えねばならない政治家たちではないのか。
2011年04月16日
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以前に書いた記事をあることで読むことになり、それが、現在の私の心情を、書いた時点以上に強く表現していることを発見したときの感動をどのように表現すればいいのだろうか。このようなことを書いたのは2009年8月14日に「劔岳 点の記」について書いた記事に愛知女子さんからコメントをいただいたという出来事によるもの。ここで書いたことは、まさに現在の私の心情をそのまま表現している。この「劔岳 点の記」の中で山岳会の小島の「我々は登るのが目的だが、あなたがたは登ってからが仕事だ。」というセリフは、監督・木村大作の思いが込められていると考えたが、今もやはりそのように思う。木村監督の想いは、「映画を作るのは我々だ。その映画をどのようにするかはあなたがたの役割だ」ということであろう。この「あなたがた」とは「観客」であり、その観客が形成する社会であろう。ここで重要なことは「映画を創る側」と「見る側」のリンクを創設することと、社会の中で映画が果たすべき役割をもっと深くつきつめる必要があるのではないかということである。映画が余裕ある人のためだけ、あるいは余裕あるときの愛玩物だけであっていいのか。例えば現在のような震災とその影響が国内全体を覆っているときに、映画をはじめとする文化は何をすればいいのか、あるいは何が出来るのかということは、もっと真剣に考えるべきではないかと考えている。こうしたことを考えることも実は「まちづくり」の一環であり、もっと深く考えてみたい。新しい出会いと刺激を与えてくれた愛知女子さんに感謝である。
2011年04月02日
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このブログでもたびたび書いている長崎県が計画している新しい県庁舎であるが、財源は長崎県が積み立てた県庁舎建設整備基金375億円と国庫補助金10~20億円である。合計で385億円~395億円。現在の長崎県で、これだけのお金があるとして、それが県庁舎建設に使用することがベストなのか?国庫補助金から10億円から20億円を使うことを国民は納得できるのか?ちなみに新県庁舎は沿岸部の埋立地に建設され、1階のエントランスホールは避難場所と医療活動の拠点となるそうだ。
2011年03月28日
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「直ちに健康に影響はない」「数回摂取しても健康に影響はない」「大量に飲まなければ、心配する値ではない」「暫定基準値」なんというおかしな言い方か。そもそも乳児が飲むのがまずいなら、授乳中の母親や妊娠中の女性もダメと考えるのが普通ではないか。いや、いずれ母親になる女性は飲んではダメであろう。原発を建てるときはこんな地震は起きることはないとかどんな事故にも耐えられるとかどんなトラブルにも対応できるバックアップシステムが働くとか、異様なまでの安全宣伝をしておいて、事故が起きたら、次は必死の安全宣伝。それも万全とは言えないので、微妙な言葉使いで言い逃れを行っている敗北を「転進」と言いくるめた大日本帝国の体質はそのまま温存されて現在も見事に発揮中である。
2011年03月24日
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いま日本を襲っている未曾有の原発震災。福島第一原発で何が起きているのか―――東京での調査から帰ったばかりの藤田先生にお話を伺います。講師は放射能が人体と環境に与える影響を訴え、原発問題に警鐘を鳴らしてきた藤田先生です。テレビの解説とは違う視点でこの問題を見る機会になると思います。日 時 3月26日(土)13:30~15:30場 所 長崎県教育文化会館2F大会議室講 師 藤田祐幸さん(元慶応大助教授)主 催 原発なしで暮らしたい長崎の会/原水爆禁止長崎県民会議※入場無料。どなたでも参加できます。※ネット中継も検討中問合せ先:E-mail:ngs-heiwa@vesta.ocn.ne.jp
2011年03月23日
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震災は映画興行にも影響を与えつつある。まず、現在公開中であった「ヒアアフター」は15日から上映中止となった。この映画の冒頭でスマトラ沖津波を思わせる大津波のシーンがあることからという理由である。映画の津波のシーンは、圧倒的な迫力で非常によく出来ており、私も今回の現実の津波のニュース映像に接したとき、思わずこの映画のことを思い出した。今回の興行側の対処に対しては「仕方がない」と思うものの、「納得できない」という気持ちもある。「ヒアアフター」の津波のシーンはスペクタクルではあるが、この映画の見せ場ではなく、このシーンが売り物ではない。また、パニック映画のように、この津波のシーンを利用してヒロイズムを描くものでもない。この映画、いろいろと批評はあろうが、「人が生きるとは、どういうことか」とか「人は何によって、何を支えに生きていくのか」ということを描いたものであり、むしろ、このような時にこそ見るべき作品という意見が出てもおかしくないと考えることも出来る。このような場合、例えば、プロ野球の開幕についても同様であるが、どのようにするべきか「正解」はないのかも知れない。もし、批判を受けることを避けたいだけで、津波のシーンがあるというだけで上映を中止したとすれば、それは非常に残念なことだと思う。
2011年03月17日
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このような事態は100年に一度、あるいは1000年に一度起きるかどうかとか説明されたり、このシステムは、ここまでバックアップの仕組みがあり、これらが一斉にトラブルを起こしてダメになることは、まず考えられません、などと説明されて、100年に一度や1000年に一度などは「絶対に起きないこと」と信じこまされているのではないか。100年の一度の不況も1000年に一度の災害も全システムが連鎖的にトラブルを起こすこともいとも簡単に起きているではないか。
2011年03月16日
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「直ちに健康に影響するものではない」「可能性は相当に低い」「爆発的事象」など本質にふれないような、しかし、そこには本質に関わる重大な問題が隠されていることが推定されるような言い回しが続くのが福島原発事故についての政府や東電の説明であり、本来ならば、そこの部分をつくべきマスコミまでがそれに同調している。一方で「原発関連のチェーンメールにご注意下さい」と言われるが、政府、東電、マスコミのこれまでをみると、チェーンメールの方が真実かもと思ってしまうことは当然であろう。点検記録の改竄を行った企業体質がそう簡単に改まるとは思えない。きっと重大なことを隠しているのではないかとニュースを注視している。それにしてもマスコミやそこに出ている解説者たちは「他の原発ではこのような事態は生じないのか?」とか「このような危険なものに電力が依存していることがいいのか?」といった意見が出ないのは何故?
2011年03月15日
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地震や津波はおさまっても、次に襲ってくるのはもっと怖いものである。福島原発の状況を見て、これでもまだ原発を造り続けるのだろうか?それにしても、政府、関係者たちの言葉を選びに選んで、微妙な言い回しで表現していることに、もしかしたら、重要なことを隠しているのではないかと感じたのは私だけであろうか?万が一の場合、これほど取り扱いがやっかいな原発をまだ造り続けるのだろうか?そのような電力会社や政府を指示するのか?ここで「原発はまずいのではないか」という輿論が起きることが大事なのではないか。
2011年03月13日
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被災された方々へ心よりお見舞い申し上げます。長崎港でも80センチの津波が観測された。これは長崎港の入り口に近い松が枝での観測結果であるが、では長崎駅近くの魚市跡地近辺ではどの程度だったのだろうか?長崎県はこの魚市跡地を中心とした長崎港に面した埋立地を防災拠点として県庁と県警を新築移転させようとしている。海に面した埋立地に「防災拠点」など考えこと自体が非常識であろうが、それが非常識で危ないことなど長崎では通用しない。日本全土を覆う、この災害にあっても、長崎県は、まだこのような計画を進めるつもりだろうか?
2011年03月12日
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歌舞伎役者が関係した暴力事件に、その役者本人が登場した記者会見に報道陣約500人が集まった。会見時間は約1時間半。時間はともかく、500人も集まって、それもニュースの時間を比較的長くとって伝えるだけの価値や意義がどこになるのだろうか?こういう状況を見ると、この国の報道関係者は真に伝えるべきことを伝えていないことがよくわかる。あの歌舞伎役者が被害者なのか、彼も加害者であるのかなど実はどうでもいいことなのだ。
2010年12月08日
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もし、スティーグ・ラーソンが生きていれば、「ミレニアム」シリーズでは、今回のウィキリークス事件のようなことを描いたのではなかろうか?インターポールが、スウェーデンの裁判所からの要請を受け、ウィキリークス創始者のジュリアン・アサンジュ氏を国際手配したということも、「ミレニアム」に登場しそうな出来事である。さて、現実のウィキリークス事件をリスベットやミカエルは、どのように対応するのであろうか?このウィキリークス事件を知って、真っ先に連想したのは、リスベットとミカエルのことである。「優れたジャーナリズムは、本質的に物議を醸すものだ」というアサンジュ氏の言葉は、本来の使命を忘れて、単に権力の広報機関に成り下がった現在の日本のジャーナリストたち(と自称する人々)には痛烈な言葉であろう。
2010年12月02日
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ショックである。この何日か、実は私の周辺、どこかリズムが狂って不調な数日であったが、このニュースは極めつけ。とにかくショック。
2010年11月06日
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現在の日本で最も非難され、バッシングされている人物といえば、それは群を抜いて鳩山総理であろう。ほぼ間違いあるまい。しかし、この集中バッシングはどこかおかしくないか。普天間問題の解決策としては、確かにおかしいし、公約ではないという言い逃れは非難に値する。普天間問題での鳩山総理の一見、迷走に見える取り組みであるが、ひとつだけ明らかになったことがある。それは米軍基地は日本のどこにおいても危険で迷惑で、どこも引き受けてがないということだ。これははっきりした。となると次のアプローチは明らかではないか。しかし、普天間問題にしても、これは鳩山政権が解決すべき問題の中のひとつにすぎない。他の課題ではどうなのか。そこは冷静に評価をすべきではないか。せっかく政権交代を実現させたのだから、ここはこの政権をもっと大事にすることが国民としての態度ではなかろうか。そもそも「いのちを守る」ということをメインテーマにしての所信表明や予算編成をやった政権がこれまでにあったであろうか?政権交代して良かったことの方が現在では多いのではないか。最近の鳩山・小沢への集中的バッシングの背景には何かあるのではないかという、そのことの方が彼らの政治資金よりもはるかに胡散臭いのである。まるで敵国の指導者のごとく自国の総理を集中的にたたくこの風潮はどこかおかしい。
2010年05月08日
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普天間飛行場の移設先の候補があがる度に反対の声があがり、「鳩山政権窮地」とか「鳩山迷走」とは言われる。では、鳩山政権は本当に窮地に陥って、鳩山首相は迷走しているのであろうか?移設移転先の「反対」の声は地域のエゴなのだろうか?ここは冷静に見ておきたい。冷静に見ると、この動きは「米軍基地がいかに危険なものとして嫌われているのか」がよくわかるではないか。マスコミは、論壇は実はそこを指摘しなくてはいけないのではないか。そのような危険なものを何故、どこかが受け入れなくてはいけないのか。候補にあがった地域の「基地反対」の声を、「鳩山政権バッシング」のような扱いにするのではなく、その声をストレートに受け取らないのか?マスコミや論壇のそのような姿勢は、アメリカを怒らせないようにすべきだという姿勢につながることは明白だ。彼らの姿勢は一体どうなっているのだろうか?一体どこの国の、誰のためのマスコミなのだ?
2010年04月21日
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この「たちあがれ日本」という言い方には、この日本をなんとかしようという当事者意識はなく、他人事という意識が感じられる。「たちあがれ日本」への嫌悪感はまさにその点である。
2010年04月09日
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日本政府による「北朝鮮」敵視政策は、またもや在日の子ども達を巻き込んで、朝鮮学校への無償化からの排除という形で表れました。 これはまさに差別だとして、日本国内外からの批判、さらに国連からも、人種差別撤廃条約に違反していると警告されていますが、いい加減で不当な差別対応に終始しています。 このような中、長崎でも、このような差別政策を許さず、少しでも朝鮮学校への支援を行おうということで、現在、長崎駅近くの朝鮮会館にて、古本市が開催されています。いろいろ掘り出しものもあるようですので、ぜひ一度、お越しください!(以下案内より 転載歓迎・重複ご容赦)******************************朝鮮学校支援「古本市」開催中!!■期 間: 2010年3月15日(月)から5月16日(日)まで 毎日開催(お昼12時から夕方6時まで)■場 所:朝鮮会館 長崎市御船蔵町15-2 (岡まさはる記念長崎平和資料館から歩いて3分)◆ 単行本、文庫・新書、児童書、絵本、辞典・CDなど、 新書版、文庫本は1冊100円 単行本は1冊300円。★ 掘り出し物もたくさん! 釣り銭がありません。百円硬貨をご用意下さい。★店番ボランティア大募集! 思う存分、本が読めます♪ 詳細は下記柴田まで★本も集めています。ご協力を!・読む人の立場になって汚れ破れのひどいものはご遠慮ください。・お送りいただく本のジャンルは基本的に問いません(絵本・マンガ・洋書も可)。辞書、新しい本大歓迎。※雑誌・教科書・参考書・コンピュータ解説書文学全集・百科事典などはお断りさせていただきます。※CDもあつめてます!!(VlDEO、番組を録画したDVDやコピーCDは取り扱えません)・3月1日から3月31日の間に下記連絡先(岡資料館)に送るか、 直接ご持参ください。すみませんが送料はご負担ください。・お送りいただいた本はお返しできません。★開催趣旨は長文なので、おそれいりますが、岡まさはる記念長崎平和 資料館ブログの3月21日付の記事をご覧ください。 ★主催者:長崎在日朝鮮人の人権を守る会 連絡先→岡まさはる記念長崎平和資料館
2010年03月22日
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経済産業省の「エネルギー基本計画」では、原子力発電を「低炭素電源の中核」と位置づけ、30年までに少なくとも14基を新増設し、現在60%台の稼働率を90%に引き上げることなどが述べられているという。14基もの原発をどこに造るのか?それほど、必要であり、安全というなら、まず東京都内及び周辺に設置するべきだ。お台場はどうなのか?豊洲には魚市場ではなく原発がいいのではないか?そもそも臨海副都心には用途未定のところが多いのではないか?まずは、そのようなところに原発を設置してはどうなのか?百貨店など大型商業施設の廃業が増えているが、そういう土地は核廃棄物処理場にしよう。
2010年03月20日
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「わたしは坂本龍馬が大好きなので、ちょっと極めて不快感を持っているんですが」とは、鳩山邦夫が自らを龍馬にたとえて離党したことによる前原大臣のコメント。今、この国には「龍馬=福山」というイメージがほぼ確立しているようで、これは福山ファンにも不快感を持たれたかもである。福山ファンも敵にまわした?しかし、もしかしたら、不快に思うほどの価値もないかも・・・。
2010年03月18日
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新潟県のトキ保護センターで特別天然記念物トキがテンに襲われたことで、今度はテンを駆除するかどうかという議論が起きている。人間とはなんと勝手なものか。トキの絶滅は、乱獲や開発であり、テンは杉の苗を食べるノウサギ駆除を目的に持ち込まれたという経緯がある。これも人間が勝手にやったもの。トキがテンより重要であると人間が勝手に決めていいのか?「けだもののような」とは蔑視の意をこめた言い方であるが、それは間違えているのではないか。むしろ「人間のような」と言った方が適しているようだ。トキとテンに対するこれまでの仕打ちを考えれば、これは両者が生きて行ける環境を作るべきであろう。さて、トキといえば、小松左京の傑作短編ホラー「保護鳥」と篠田節子の「神鳥」を思い出す。
2010年03月17日
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「インビクタス/負けざる者たち」を見て、南アフリカはどうしてアパルトヘイトのようなことをやったのだろうかと思う人は多いのではなかろうか?ユダヤ人や黒人への差別、弾圧、虐殺など、どうしてこのような野蛮で愚かなことが起きたのか冷静になってみれば、非常に不思議である。しかし、そのような事例を不思議だとかナンセンスとか言えるような日本であろうか。高校無償化法案に関連して、在日朝鮮人の通う朝鮮学校を無償化の対象から外す方向で調整していることはどうなのであろうか?「朝鮮学校がどういうことを教えているのか指導内容が必ずしも見えない」という教育制度の問題をあげていたり、「日本人拉致問題への反発」であったりしても、合理的説明にはなっていない。そもそも適用除外が拉致問題への解決になるわけでもない。「教育の国際化」や「異文化との共生社会」の実現から遠ざかることでいいのか?「アバター」における先住民族への弾圧の怒りや「インビクタス/負けざる者たち」におけるマンデラ大統領の姿勢への感動を映画館を出たら忘れてしまったではいけないのである。
2010年03月04日
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長崎県知事選挙の選挙公報を改めて見ると各候補者は「変える」、「変化」、「変えよう」という言葉の洪水である。そんな中で、この種の言葉を全く使っていないのが当選した前副知事。「変える」どころか、この人の場合は「継承」であり、むしろ「変えない」という意思が明確である。やはり有権者たちは「変化」は、昨夏の「政権交代」でおしまいということのようだ。その新知事は長崎県生まれ、長崎の大学で、37年の県庁勤務。県庁勤務ゆえ、県民と接する窓口業務などはない。そんな人物が、本当に県民の目線に立つことができるのか?また、これからの変化に対応できるのか?変化の激しい時代ゆえ、従来にとらわれない新しい発想が求められる時代というのは、あくまで一般論。長崎県の場合は、そのようなものには全く関係ない。長崎丸は荒海の中を視野狭窄の船長によって漕ぎ出された。
2010年02月25日
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21日は任期満了による長崎県知事選挙であった。結果は前知事の劣化コピーのような候補者が、かなり早い時刻に当確を決めた。こんなことでいいのか?昨年の総選挙では全選挙区にわたり民主党を当選させた長崎県民であるが、あれは所詮、ブームにのっただけであったのか?本当にこの選択は正しいのか?長崎県民は変化のチャンスを自ら放棄した。ブームに乗った「変化への選択」は本物ではない。本当の意味での変化への選択は今こそなされるべきではなかったのか?
2010年02月22日
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鳩山由紀夫首相の施政方針演説では、「いのち」を全体を貫くテーマとし、10年度予算案を「いのちを守る予算」と命名し、演説を「いのちを、守りたい。いのちを守りたいと願うのです」というフレーズで始めたことには、全く異論はない。あとは実行を期待するだけだ。「いのちを守る」という基本的で当たり前のことをがやっと述べられたというだけでも政権交代を行った大きな成果である。あとは実行を期待するだけだ。このような状況で「政治と金」の議論など、この貴重なテーマへのマイナスでしかない。
2010年01月30日
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エリック・ロメール、双葉十三郎、武宮敏明、淺川マキとある時代やジャンルを象徴する人物の訃報が続く中で私にとって衝撃であったのは柴野拓美の訃報である。ある意味では日本SFの創始者的存在であり、現在はごく普通にひとつのジャンルとして認知されているSFを読者、ファンの側から支えた人である。氏が主宰したSF同人誌「宇宙塵」の創刊は「SFマガジン」よりも早い。日本SFの黎明期において、福島正実と共に忘れてはならない人物であろう。心よりご冥福をお祈り致します。
2010年01月19日
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ドバイに世界一の高層ビル「ブルジュ・ハリファ」が完成した。高さは828mで160階建てという。タワーの突端からの眺めとはどういうものであろうか?さて、このビルを舞台にした映画はいつ登場するのか?そしてローランド・エメリッヒはこの高層ビルを破壊するのか?
2010年01月06日
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12日から公開の映画の中で「宇宙戦艦ヤマト・復活編」の原案は石原慎太郎「大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE」には声優として小泉純一郎が出演このような人物を映画に起用することにどのような意図があるのか?そもそもお客が喜ぶとでも思っているのか?こういう映画は惨憺たる興行成績が消えていくのが望ましいのであるが、観客の反応は?この2本が生まれたことは2009年の映画界のワースト事件である。「イングロリアス・バスターズ」にはこのような映画への怒りが込められている。
2009年12月12日
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話題の映画「沈まぬ太陽」には、企業べったりの第二組合がどのようにして生まれて、そして従来の組合との差別がいか行われてきたのかが描かれています。このような組合差別や働く者への弾圧は決してこの映画の中やこの映画のモデルとなった日本航空だけのものではありません。過去の出来事でもありません。今もあらゆるところで続いています。それが最も顕著に顕れ、現在の労働者の弾圧と「貧困化」のはじまりともいえるものが国鉄分割民営化です。国鉄の分割・民営化からもう22年。この間、人間の尊厳、労働者の尊厳を失わずにたたかいつづけてきた人々とその家族は、政治により翻弄され続けています。しかし、このような時代だからこそ、私たちは、この人々の思いを共有することができるのではないでしょうか。この現実には映画「沈まぬ太陽」が描いていない側面があります。ぜひ、ご参加ください。(以下、案内より)******************************「JR不採用問題の解決に向けた」11.30長崎集会 ●政治の責任で解決を115年に及ぶ国鉄は1987年「分割・民営化」されました。当時の国会審議では、国鉄職員のJR採用にあたっては「一人も路頭に迷わせない」との答弁がなされ、「組合差別があってはならない」との付帯決議も参議院で採択されています。また、昨年7月、東京高裁南裁判長のソフトランディング、冬柴国土交通大臣(当時)の「誠心誠意努力する」発言があるにもかかわらず、22年を経た今も、解雇された1047名と家族の問題は放置されたままになっています。●すでに58人が他界 このような中、被解雇者のうちすでに58名が解決を見ることも無く他界しています。先の衆議院選で、民主党を中心とする連立政権が発足し、政治解決に向け大きく前進しました。しかし、昨今の政治状況を見る時予断は許されず、私達は闘いの手を緩めることは出来ません。こうした緊迫した状況の中で、全面解決を図るため原告団中央協議会より佐久間誠事務局長が来崎し、「今日の情勢と解決に向けて」という内容で皆さんに訴えます。職場の仲間の皆さんをお誘いの上、是非多くの皆さんのご参加をお待ちしています。よろしくお願いいたします。記と き:2009年11月30日(月)午後6時30分よりところ:教育文化会館講 師:「原告団中央協議会」事務局長 佐久間 誠さん主 催:国鉄闘争に勝利する長崎共闘会議 鉄建公団訴訟長崎原告団を支える会 鉄建公団訴訟長崎原告団 (連絡先: kenji_n2006@yahoo.co.jp 野口)
2009年11月30日
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大林宣彦監督の旭日小綬章中島みゆきと久石譲の紫綬褒章叙勲・褒章には毎回、芸術分野の方々も選ばれているが、それはひとつの評価としては、そのようなものもありかと思うのだが、私は毎回、違和感を感じる。歌にしても、映画にしても、演劇にしても、それらはアウトサイダーのものであり、時には体制そのものを撃つようなものである。そのようなものの作り手に対して政府がこのような評価をして表彰するということは、どうなのだろうか?その時点で、それらの作品も作家もほとんどその魅力を失ってしまうのではないか?中島みゆきの世界と褒章がどのようにむすびつくのか?ファンの方々、いや本人に聞いてみたいものだ。これは中島みゆきだけではない。大林宣彦も、久石譲も、そして何年か前に文化功労賞を受けた高倉健も同じことである。「政府の勲章などいらない。俺の勲章は観客の拍手だ」と言って褒賞・叙勲を拒否する芸人はいないのか?
2009年11月04日
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アメリカは移民の国だからこそ「扉をたたく人」のような映画が出来るという人がいるが、この映画をアメリカ独自の素材から出来たものと考えるのは視野が狭いのかも知れない。例えば、不法滞在の問題でいえば、現在の日本においても非常にシリアスな問題になっている。フィリピン人のカルデロンさん一家の問題はその非常に身近な出来事であったと思う。「扉をたたく人」に感銘を受けた方々ならば、カルデロンさん一家に対する日本国の仕打ちがいかに非情なものかおわかりと思う。日本の映画作家たちがこのような題材に全く触れようとしないことはおかしいのではないかと思う。映画は現在を描くものといいながら、単に作家と観客の低俗な癒しを与えることしか考えていないのではないか。日本から「扉をたたく人」は生まれないのか?!
2009年11月02日
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