穴馬発見☆資料置き場(倉庫)

アル共ほか

2003年/アルゼンチン共和国杯・ファンタジーS









wrote:2003/11/5

メンバー微妙、道中のラップとハンデが鍵

<**レース展望/2003年 アルゼンチン共和国杯**>

 別定のG2というと、中山記念、毎日王冠のように「OH!グレード高い!」という イメージだが、中距離のハンデG2と聞くと、「OH!条件馬が勝つかも」という印象、 ありませんか?(笑)

 東京の芝2500mを舞台に行われるアルゼンチン共和国杯は、過去ほとんどの年に 「軽ハンデの人気薄」が好走して、穴馬券を演出してきた歴史がある。
 昨年(2002年)は中山だからまあ別のレースとして、その前の府中で行われた過 去10回、勝った馬の人気が、順に10、10、2、1、14、1、12、7、3、2。そして2着馬 の人気が、6、6、1、6、3、7、10、10、9、3。 上位人気馬が完全に全滅というワケでもないんだが、そうかと思うと14番人気の馬 や12番人気の馬がさらっと勝ったりしている。なにしろ前走で「条件戦を二ケタ着順」 だったような馬がいきなり鮮やかに勝ったりするから、本当に難しい!


 レースを読む鍵は、意外に道中の流れ(ラップタイム)にあるのではないかと思っ て調べてみた。すると思わぬ所に共通点があって、つまり 「最速ラップが、必ず前半にある」 のだ。
 これをレースの流れの中で見ていくと、つまり東京2500mはスタートしてから1コー ナーまでが長いから、ここで先行馬は知らず知らずに加速がついてしまう、というこ とになる。だからどの年も決まって、1コーナーに入る直前の1ハロンか、もしくはそ の前の1ハロンが、レース中で最も速いラップタイムを記録しているのだ。
 そして、その後に起こることを物凄く簡単に言ってしまうと、
 ↓↓↓
  ○向正面で、緩い流れになった場合、先行馬が残る。
  ○向正面で、ラップがさほど緩くならなければ、差し・追い込みが台頭する。

こういう構図なのだ。ポイントは、向正面のラップなのだった。
 これを数字で裏付けると、 「向正面で、1ハロン12秒台 後半~13秒台のラップがあるとき、先行馬が頑張れる流れになる」 ということ になる。逆に、12秒台半ばぐらいのよどみない流れが続いた場合、前でレースする馬 は最後確実に止まる。


 だから、府中のアル共は、「向正面で流れはさほど落ちない」と読むなら追い込み の人気薄から買うべきレースだし、逆に、イヤそんなことはない、流れは落ち着いて スローだ、と思えば、ダンツランニング(先行型)あたりから買うレース。
 よく「スローペース・ハイペース」という言い方をするし、事実それはレースを読 むときにかなり重要なポイントだが、府中の2500の場合は 「向正面のペース」 だけが大きなポイントとなることを覚えておきたい。
 そして過去のケースを見る限りでは、イメージ以上に「流れは厳しい」のだけど、 ソレがあらかじめ解れば馬券なんか簡単なのにね。
 向正面のペースなんか、レース前に読めないよ(笑)

【ワンポイント】 穴は、53kg以下の軽ハンデ馬で、極端な追い込みタイプか。

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☆参考/アルゼンチン共和国杯過去9回のラップ☆
興味のある方だけどうぞ♪
 ※赤の数字が、レース中で最速のラップです。
 ※決まり手見て分かるとおり、「先行-差し」という決着ってないですね。
  先行馬が残る流れなら、相手も先行馬、という傾向がハッキリしてます。

’93/ 17頭 [差し-追込] 7.6- 10.7 -11.0-12.2-12.1-12.2-12.5-12.5-12.2-12.4-12.9-11.8-12.5
’94/ 14頭 [先行-先行] 7.8-11.6- 11.2 -12.3-12.2-12.5-12.4- 12.6 -11.9-11.6-11.8-11.5-11.9
’95/ 13頭 [差し-追込] 7.7- 11.0 - 11.0 -12.0-12.3-12.3-12.2-12.2-12.2-12.1-12.7-11.7-11.9
’96/ 18頭 [追込-追込] 7.4-11.4- 11.3 -11.9-11.8-12.1-12.4-12.5-12.2-12.3-12.7-11.8-12.0
’97/ 8頭 [先行-先行] 7.5-11.4- 11.2 -12.2-12.4- 13.3 -12.1-12.2-12.4-12.2-12.4-11.3-11.6
’98/ 18頭 [追込-差し] 7.8- 11.3 -11.4-12.7-12.5-12.7-12.7-12.8-12.3-11.7-12.0-11.6-11.4
’99/ 18頭 [差し-差し] 7.2-11.5- 11.3 -12.7-11.6-12.6-11.8-12.1-12.3-12.3-12.6-11.5-12.5
’00/ 16頭 [先行-先行] 7.5- 11.5 -11.6-12.5-12.5- 12.7 - 12.6 - 12.8 -12.6-12.2-12.0-11.6-11.8
’01/ 10頭 [追込-追込] 7.3-11.5- 11.3 -12.2-11.9-12.0-11.9-12.2-12.4-12.3-12.3-12.4-12.3

↑↑↑ 黒数字 は、先行馬が残るためのマジック。向こう正面でいったんゆっくりしてるでしょ?

☆1994年、向こう正面であまりラップが落ちなかった流れを先行して、レコード勝ちしたマチカネアレグロって、 実はけっこう強い馬だったのかもしれないね?(ちなみにマチカネアレグロの父は、 シンボリクリスエスと同じKris.Sデス。) このマチカネアレグロ、BCターフを勝ったPrizedの全弟で期待された良血馬でしたが、 このレース勝ったあとに有馬記念に挑戦して10着、そのままターフを去りました。

wrote:2003/11/6

Sharpen Up(シャーペンアップ)に何が起こった?

<**血統で読む/2003年 アルゼンチン共和国杯**>

 チョウカイリョウガ(1996)、ゴールドポイント(1998)、アグネスプラネット (1999)。
 ・・・と書きはじめてみたけど、この3頭の馬名と今日のタイトル、スッとお話しが つながることになっているんです。この3頭、ご存知の方も多いと思うけど、全部 父も母も同じ、全兄弟の3頭。父はサンデーサイレンス、母の名は、ポインテッド パス。(POGファンならもうピンときましたね?)
 そう、この全兄弟たちのさらに全弟が、今年(2002年)の二冠馬ネオユニヴァー スだ。この血統は、母の父がKris(クリス)という馬。
 そしてこのKris(クリス)の父が、タイトルにあるSharpen Up(シャーペンアッ プ)という馬なのだ。これは「灰色の幽霊」といわれたアメリカの歴史的名馬、 Native Dancer(ネイティブダンサー)直系の種牡馬となる。


 実はこのSharpen Up、とにかく「母系に入っても直父系でも、なにしろ闘争心を ダウンさせる種牡馬(笑)」で、これが血統表にいると、もう無条件に「競って弱 い」というイメージだ(←注:これはあくまでも僕個人の見解です)。
 1行目に書いた3兄弟も、POGでは必ず人気になる血統馬だが、どれもこれも期待 ほどの出世は果たせずに、だいたい中途半端なキャリアに終わりつつある。それと いうのも、母系に入ったSharpen Upのせいだ、と、僕はずっと思ってた。

 ネイティブダンサー系の種牡馬群は、母系に入るとき、Mr.Prospector(ミスタ ープロスペクター)を経由していないと、おおむね闘争心ダウンの傾向が強い。 (←注:これもあくまでも個人的見解)そしていま話題にしているSharpen Upは、 ネイティブダンサー系で、Mr.Prospectorを経由していない根性ナシのライン。

 ところが今年はその、競って弱いはずのSharpen Upが一斉に大ブレイクしたでは ないか!
 日本では、母の父がSharpen Up直系のネオユニヴァース、春に堂々の二冠達成だ った。秋もしっかり元気に姿を見せてくれて、来年に展望の広がるレースもしてみ せた。もしかすると、「Sharpen Up(シャーペンアップ)が入ると古馬になって闘 争心大幅ダウン」の傾向を、くつがえしてしまうかもしれない。
 先日の武蔵野Sをスイスイ勝ったサイレントディールも、2代母の父がSharpen Up (シャーペンアップ)という血統構成だ。
 そして、武蔵野Sのほんの一週間前にアメリカで行われたブリーダーズCでも、あ ろうことかなんとSharpen Up(シャーペンアップ)が大爆発だったから驚いた。タ ーフ(芝12ハロン)は珍しいことに1着同着だったが、勝ったハイシャパラルとジョ ハーは、両馬とも母系にSharpen Up(シャーペンアップ)がいる。ハイシャパラル は2代母の父がKris(←その父Sharpen Up)、ジョハーは2代母の父がズバリSharpen Upという血統構成だ。
 そしてジュヴェナイル(D8.5ハロン)を勝ったAction This Day(アクションディ スデイ)は、母の父がトランポリーノ(←その父Sharpen Up)。うーん、あの弱々 しいイメージだったSharpen Up、今年に限って、いったいどうしちゃったの?(笑)

 血統ってよくこういうふうに呼応するときがあるんだけど、まったく不思議とい うほかない。このAction This Day(アクションディスデイ)、実を言うと父が Kris S.で、あのシンボリクリスエスと同じ、というオマケがつく。


 というわけで、今週のアルゼンチン共和国杯。Sharpen Upが母系にいる馬は、チュ ーニーとチョウカイリョウガ。両馬共に、母の父がKris(←その父Sharpen Up)と いう血統だ。そして多分逃げるトウカイリザーブ、これが父トランポリーノで、 Sharpen Upの直父系となる。(※トランポリーノの父がSharpen Up)
 しかし呼応しないだろうなあ、こんな日本ローカルのハンデG2とアメリカのブリー ダーズカップが(笑)
 でも、もし逃げるSharpen Up系・トウカイリザーブが、向こう正面で13秒台×2回 ぐらいのユルユルなラップを刻むなら、前々で競馬するチューニーにちょっとだけチ ャンスがあるかもしれないね?
 ちなみにこのSharpen Up関連の2頭、乗るのが後藤(チューニー)と吉田豊(チョウ カイリョウガ)ですね(笑)。騎手が闘争心マンマンで、闘争心に欠けるSharpen Up を走らせるか?(笑)
 さらに蛇足ですが、最近なにかと話題の(笑)ゴーステディも、母の父がKris(← Sharpen Up)。「ちょっとでも気に入らないことがあるといきなりやる気なくす」と いうあの感じが、いかにも本来のSharpen Upというイメージなんですが。(ワタクシ 的にはね)

【参考】ハナシ少々ややこしいので(笑)、ぜひ血統表でSharpen Upを確認してみて くださいね。 ネオユニヴァースの血統表   ・ サイレントディールの血統表   ・ ハイシャパラルの血統表
ジョハーの血統表   ・ Action This Dayの血統表   ・ チューニーの血統表
チョウカイリョウガの血統表   ・ トウカイリザーブの血統表   ・ ゴーステディの血統表

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wrote:2003/11/10

幸四郎、アンカツの菊花賞並の騎乗か?

<**レース回顧/2003年 アルゼンチン共和国杯**>Race/2004.11.9


7.4 - 11.4 - 11.7 - 12.5 - 12.4 - 12.5 - 12.1 - 12.5 - 12.1 -12.0 - 11.4 - 11.7 - 12.2


 いきなりラップでスンマセンね(笑)。
 2003年のアルゼンチン共和国杯、例年の傾向どおり「比較的厳しい流れ」だっ たと言ってよさそうだ。

 こうして見ると、府中の2500はいかにも「スローに流れそう」なイメージだけ ど、実はさほど落ち込むラップがなくて、よどみのない流れになりやすいことが よく分かるでしょ?
 これが京都の2400とか中山の2500とかだと、道中に12秒台後半~13秒台の<ユ ルユルな>流れが入るんだが、↑↑↑青数字の部分にご注目。ここがほぼ「2コ ーナーから向正面」のラップで、のんびりしたラップにはまったくなっていない のが、お分かりいただけるのでは?
 太字はレース中最も速かった部分。例年通り最速ラップがレースの最初の方に ある。そのあとよどみない流れが続いて、結果、前々の馬は(勝った馬以外)ほ ぼ全馬、ゴール前で苦しくなった。
 2着のナチュラルナインは4角で後方から5番手だし、3着のエリモシャルマンは 4角では後方2番手の位置取り。前々でリズムに乗ったダンツランニングは踏ん張 りきれなかった。向正面で折り合い欠きつつ先行したシャドウビンテージも最後 完全に失速するという、スタミナ優先の流れとなった。


 その中でも、ひときわ光ったのが、なんといっても幸四郎の積極的な騎乗ぶり だったなあ! アクティブバイオの馬券買ってたので(笑)スタートから注目し て見ていたが、ゲート開いてすぐに、幸四郎は気合いつけて出て行って、先行態 勢を主張している。おー、これは逃げるつもりだ!と一瞬思ったほどだった。
 アクティブバイオの持ち味は、「一気に爆発する脚はまったくないが、いった んエンジンが掛かると、どこまでもジリジリと伸びる」ということ。この「エン ジン」がレース終了まで全然掛からないこともあったりして、実に困った個性な んだけど(笑)、しかしレースの流れとエンジンの掛かりグアイが合った時には、 結果としてかなりロングスパートを決める(ように見える)。好走する時には、 上がりの掛かる流れを後方からまくって、4ハロン連続で12秒台の前半の脚を使 わせるか、それとも・・・。


 それとも、先行して早めスパートとは! うーん、幸四郎、やってくれたもん だ!
   ここまでチャレンジングなレースをしてくれるとは意外だったが、しかしこう いう思い切った騎乗を見せてくれると、馬券を買っている方としては、たとえ直 線つかまったとしても大満足だっただろうと思えた。
 でも、この流れならまずつかまらない、とも思ったんだけどね(笑)。なにし ろ、「自分で流れ作って、後ろの馬に瞬発力を使わせない展開」に持ち込んでい るから、こうなるとアクティブバイオ、「一見ロングスパートに見えるバテない 脚」が生きてくる。
 これは菊花賞でアンカツがやってみせたスーパーマジック、「早目のマクリか ら平均ペースのレースに持ち込んで、後ろの馬の爆発力を封じる」という乗り方 と、方法論としてはまったく同じなのだった。幸四郎、こんな乗り方ができると は、アクティブバイオの個性をしっかり把握しているし、度胸も満点だ。
 そして改めてラップを見て驚いたんだが、直線向いて最初の1ハロンが11秒4!  これは、前半の最速ラップと同じだ。この厳しい流れを前々で追走しながら、な おかつ自力で動いて行ってここを11秒4ということは、アクティブバイオ、みんな のイメージ以上にかなり強い馬だという可能性が高い。気分よくレースできる流 れとメンバーなら、今後常に、穴馬として注目かもしれない。

 これまでのレースで、いつもいつも「同じような位置取りで、最後の2ハロン だけちょっと脚を使う」という競馬を、アクティブバイオは騎手に強要されてた んだが、もしかすると、その繰り返しで走るのにやや飽きていたのかもしれない。 それとも、「レースとはそういうものだ」と思って、楽することを覚えてしまっ ていた可能性もある。そういう精神状態の馬に、今回のように「最初から最後ま でまったく気を抜かせない」騎乗は、馬の気分転換にもかなり有効だったはずだ。


 幸四郎ジョッキー、テレビではヘラヘラしてるが、ここ数年ですごくプロっぽ くなってきた。秋のG1戦線でも、驚くような大仕事をやってくれるかもしれない。 とくに、人気薄で追い込みの馬に乗った時は、要注意だ。兄の豊みたいに、「オ ールマイティにどんな馬でも乗りこなす」という騎手ではないが、けっこう自分 のスタイルを持っているのだ。
 こういう騎手は失敗しても「次に期待しよう」という気にさせてくれるよね。

【ワンポイント】
アクティブバイオ、次も買えるかどうかはまた別問題だよ(笑)
ステイヤーズSあたりに幸四郎騎乗なら相当面白いけど。
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wrote:2003/11/11

年末のG1・阪神JFに結びつくのか、それとも?

<**レース回顧/2003年 ファンタジーS**>race/2003.11.9

 2歳の重賞って、勝った馬がゴール前どんなに伸びていたように見えても、たいてい の場合「実は行くだけ行って、最後は全馬止まってしまいました」というレースが多い。
 たとえば分かりやすい例を出すと、2003年の小倉2歳S。ゴール前、逃げたメイショウ ボーラーがぐいっともうひと伸びして圧勝したレースだったが、小倉の芝1200m、前後 半を3ハロンずつに分けたときのラップが、
   *  32秒9-36秒4  *
 なんと前後半の差が3秒5もある。つまり、最初の3ハロンを猛烈に行って後半は完全 にバタバタになっているんだが、他馬はもっと激しく止まっている、という競馬だった。
 余談ですがこのメイショウボーラー、その次のデイリー杯(京都・芝1600)では、前 後半それぞれ4ハロンずつを、
   *  47秒7-46秒4  *
という、バランスの取れた綺麗なラップで走りきってみせたから驚いた。しかもこのラ ップ見て分かるとおり、前半はやや抑え目に行って、後半で今度は本当に伸びている。 これでは2着のグレイトジャーニーがどんなに追いかけても届かなかったはずで、これ はそうとう競馬センスがいい可能性がある。


 さてそれでファンタジーSのスイープトウショウ。いや~、これは今の段階ではそう とう強いデスね~。
 この時期に2歳のグレードレースを勝とうと思ったら、ほとんどの場合「現時点での完 成度が高い」ことが必要で、そうでないなら「素質がズバ抜けてる」馬でなくてはなら ない。しかしスイープトウショウ、完成度ぜんぜん高くないもんね、現段階では(笑)。 なにしろレースは

   (1)出遅れ
   (2)道中折り合い欠いて引っ掛かる
   (3)位置取りは致命的に後方

の3拍子揃っていたから(笑)、普通の若駒なら惨敗のケースだ。しかもレースのラッ プが、
   *  35秒6-11秒9-35秒1  *
 これは、普通に考えれば前々~中団の組が有利な流れだ。その流れを後方から一気、 しかもまだ遊び遊び走ってる感じがありありなのに、最後の2ハロンを、切れ味抜群だっ た。これがデビュー2戦目だから凄い。素質が断然高いとしか言いようがない。スイープ トウショウの上がりは推定34秒0だ。


 エンドスイープの仔だから、もしかして将来的な落ち着き先は「1400までこなす平坦 向きのスプリンター」かもしれないが、しかしあの圧倒的な素質で、2歳戦のうちはとに かく突っ走ってしまう可能性が出てきたように思った。直線で一気の脚質だし、4角から 勢いをつけてうわっと行くから、阪神の坂も問題ないだろうという気がする。

 角田騎手がトウショウの勝負服来てるとシスタートウショウ思い出しますが、古い?? (笑) シスタートウショウは鶴留厩舎の馬だったが、綺麗な馬だった!大本命になっ たオークスでものすごい後方待機のレースぶりで、なんていう度胸のいい騎乗だ! と 角田騎手は絶賛されたものですが、その後すっかり「いつも仕掛けのタイミングがやや ずれる」という感じの騎手になってしまいました。早仕掛けがけっこう目立つんだけど、 よほどシスタートウショウの騎乗ぶりで叩かれたのかな? うーん...?(余談ですが、そ の仕掛けのズレ具合・早仕掛けが、うまい具合にぴたっと馬の個性にマッチしたのが、 ヒシミラクル。)
 スイープトウショウは渡辺栄厩舎だ。このコンビはもちろんジャングルポケットと同 じだが、角田君、今度はこの馬誰かに(特に豊とかに)取られないよう、しっかり乗ら ないとね(笑)。
 2004年に渡辺厩舎は調教師の定年で解散となる予定だが、はたして騎手はどうなるか な?

【ワンポイント】
3着のマルターズヒート、コレ地味ですがけっこういい走りでしたよ。
距離伸びてよさそうで、暮れのG1でも抑えたい。

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