| wrote:2003/12/3 |
|---|
秘めた能力? 現時点での完成度? それとも? <**レース展望/2003年 阪神JF**> |
| この時期に行われる2歳牝馬のチャンピオン決定戦は、馬券的には一見 まったくポイントを絞れなくて、あまりにもファクターもデータも少なす ぎるという感じがする。 スケールや秘めた能力を買うのか、それとも現時点での完成度を買うの か、あるいは展開を買うのか。こういうことを迷いだすと、キリがなくな ってくる。 しかし実を言うと、こういうふうな発想はすでにポイントがズレてる可
能性があって、たとえば大荒れになった一昨年(2001年)の一番人気は、
キタサンヒボタン。これはその時点では「スケール断然」と言われていた
馬だった。 う~ん、考えてもワカランのですね~、阪神JFは(笑) ってことは、好きな騎手、好きな馬、好きな血統を選んで買うレースか もしれないね? 馬券は「レースの見学料」と割り切って、各馬の将来性 に注目したほうが楽しめるかも? しかしもちろん、当てる気でガッチリ予想しなくちゃね(笑) |
| ページのtop 2003年top home 阪神JFのメルマガ |
このサイトを立ち上げてから、毎週わりと真面目に「過去の連対馬」の血統
をチェックするようになったが、あまりにハッキリとした傾向が出てくるので、
驚きの連続! いままで
ふこりゃあ簡単だね、ノーザンダンサー系の馬の単勝を買えばほぼ自動的に
当たりじゃん、と一瞬ほくそえんだんだが・・・。
しかしこれもまた驚いたことに、今年の出走馬18頭中、ノーザンダンサー系
の馬はなんとゼロ! OH!こんなケースは本当に前代未聞なのだ。
この3つのフィルターを通しただけで、良馬場で行われた9回のレースの連対
馬18頭中、17頭までを完全に網羅してしまうから驚きだ。
過去10年、この条件のどれにも当てはまらないたった1頭の馬が、1993年に2
着だったローブモンタントだけなんだけど、しかしこの馬は、キネーン騎手が
乗っていたのだ。つまり、上記の条件に
----------------------------------------------------------------------------
●外国人ジョッキーは侮れない
----------------------------------------------------------------------------
という項目を付け加えると、もしかしてかなりいい感じかも(笑)
[母の父がノーザンダンサー系]
**コンコルディア(母の父アンバーシャダイ)
**スイープトウショウ(母の父ダンシングブレーヴ)
**ディアチャンス(母の父マルゼンスキー)
**ヤマニンアルシオン(母の父Danzig)
**ヤマニンシュクル(母の父Nijinsky)
**ラブリープリンセス(母の父ノーザンテースト)
この中で、バチッと傾向に合致するのが、ディアチャンス、ヤマニンアルシ
オン、ヤマニンシュクルの3頭かな?
ディアチャンスはファロン騎手が乗るうえに、異系の配合がある。ヤマニン
アルシオンは母がヤマニンパラダイス(1994年のこのレースの勝ち馬)。ヤマ
ニンシュクルは、2代母がアメリカの名牝ティファニーラス。善臣が絶賛して
るらしいコンコルディアは、ファラリス4段重ねでやや厳しいかな~?
【参考】
上記にあげた3つの条件、詳しく見るとこういうことです。↓↓↓
----------------------------------------------------------------------------
| (1) | 良馬場で行われた過去9回のレースで、連対馬 18頭中16頭
が、 「父=ノーザンダンサー系」もしくは「母の父=ノーザンダンサー系」 |
| (2) | 恒例の異系調査としては、 ファラリス系を4段
重ねた配合で連対 したのは、良馬場で 18頭中4頭 のみ。できれば異系を持った配合が望ましい。 |
| (3) | 異系を持たずに勝ったのが、2000年の テイエムオーシャン
(ノーザンダンサー系) と、2001年の タムロチェリー (ノーザンダンサー系)の2頭。これは父が 両方ともヨーロッパで2400mのG1を勝った馬で、いちおう底力満点という形。 ※テイエムオーシャンの父ダンシングブレーヴはキングジョージと凱旋門賞勝ち。 そしてタムロチェリーの父セクレトはイギリスダービー馬。 |
| (4) | ノーザンダンサー系を持たない場合か、あるいはファラリス4段重ね になる場合(つまり例外的な存在として連対するためには)、 できれば 母系が優れている ことが望ましい。もしくはすでに実績上位が理想。 ※異系を持たずに勝ったテイエムオーシャンは2代母が桜花賞馬エルプス、 そして昨年、ノーザンダンサー系を持たずに連対したヤマカツリリーは、 母がエリザベス女王杯馬リンデンリリー。 ※もう一頭の例外馬タムロチェリーは、すでに小倉2歳Sを勝った馬だった。 |
| wrote:2003/12/8 |
|---|
超スローを差したけど「かなり強い」というわけではない? <**レース回顧/2003年 阪神JF**>Race/2003.12.7 |
| 1着ヤマニンシュクル、2着ヤマニンアルシオン。 と、レバとかタラでたらふく腹いっぱいになってみるのも競馬の面白いと
ころ(笑)。でも本命に期待したアズマサンダースしか頭の中になかったか
ら、絶対に買えてないんだけどね^^ レース自体は「四位がこのレースだけは急激にうまく乗った!」というわ けでは全然なくて、いつもどおり馬任せにレース進めて、いつもどおりに直 線大外に持ち出したら、前の組が意外にだらしなかった、という競馬。馬は よく頑張っていたけど、四位は直線の入口でスイープトウショウを弾き飛ば したりで、あまり感心した乗り方ではなかったなあ? しかしスイープトウショウのあの不利は相当大きなものに思えたけど、あ れで戒告だけなのか? あの不利がなかったらスイープトウショウももっと 上の着順と見えたけど、まあしかしあのあたりが追い込み馬の宿命といえば それでしょうがないのかもしれない。 この時期の2歳牝馬はまだまだ難しくて、来年からはやっぱりノーザンダ
ンサー系に絞って馬券買おうっと(笑) |
| ページのtop 2003年top home 阪神JFのメルマガ |