穴馬発見☆資料置き場(倉庫)

CBC賞ほか

2003年/阪神牝馬S・CBC賞




wrote:2003/12/17

荒れる暮れのG2、今週はポイントが絞りにくい?

<**レース展望/2003年 阪神牝馬S・CBC賞**>

 今週のG2、阪神牝馬SとCBC賞は、登録メンバー見る限りでは実に難しくて、 どこにポイントを置いたらいいのかよくわからない感じがする。
 ・・・と思ったんだけど、よくよく考えてみると、難しいような気がする のは、ファインモーション(阪神牝馬S)とテンシノキセキ(CBC賞)、大本 命馬2頭に「何とか消えてもらえないだろうか」というよこしまな願いを持 っているからに他ならなくて(笑)、

 ●阪神牝馬S = ファインモーションの相手探し
 ●CBC賞 = テンシノキセキの相手探し

と、こう割り切ったとたん、なんだかとても簡単なことに思えてくるから 不思議ですね~(笑)


しかし実際に過去の傾向を見てみると、特に阪神牝馬Sは荒れ模様だ。
このレースの条件が「阪神のマイル戦」になったのは、1996年。この条件で まだ7回しかレースが行われていないが、1番人気が連対したのは去年のダイ ヤモンドビコーだけ、という結果が出ている。そのダイヤモンドビコーも、 直前の成績が

 ●札幌のクイーンSを2着
 ●府中牝馬Sを1着
 ●エリザベス女王杯を2着

と、自身の競争キャリアの中でピークを迎えたタイミングでの出走だった。

 気になって調べてみたんだが、過去にこのレースを1番人気で負けた馬に はかなりはっきりとした傾向がある。それは、

 (1)今シーズンの勝ち星をマイル以下の距離でしかあげていない
     (もしくは、1800mクラスのレースに出走して負けている)
 (2)今シーズン、未勝利
 (3)今シーズン、フルに出走して連戦、もう余力がなかった

 過去のレースで、(1)のタイプ、今シーズンにマイルより長い距離で勝ち 星がなくてここを負けた人気馬が、ショウリノメガミ、キョウエイマーチ、 エガオヲミセテ、ビハインドザマスク。
 (2)の、今シーズン未勝利だったのが、キョウエイマーチ。
 (3)の、余力がなかったと思えるタイプが、ショウリノメガミ(その年9 戦目)、クロカミ(その年8戦目)、フサイチエアデール(その年8戦目)。

 ショウリノメガミはとくに、1800の北九州記念で負けて、そのあとに軽い オープン特別をはさんでマイルCSを2着という戦歴。あれ? 1800の重賞を負 けてマイルCSを2着って、どこかで聞いた気が・・・(笑)

 断然人気が予想されるファインモーションは、今年未勝利で、なおかつ毎 日王冠(芝1800)を惨敗した馬だ。例年の傾向からは、こういうタイプは 「1番人気で負け」というパターンにズドッとはまっている。
 ファインモーションは去年のイメージがあまりに鮮烈で、「特別な天才ラ ンナー」という印象を僕も持っているが、しかし今のファインモーションは、 実を言うともうそれほど『特別』な馬ではなくなっている可能性もある。ク イーンSを2着、毎日王冠7着、マイルCSで2着、という今秋の成績、字面だけ 見れば、「まあまあ強いオープン馬」でしかない。 過去に、阪神牝馬Sは「まあまあ強いオープン馬」が断然人気になっては 消えて、荒れてきたというレースだ。


 一方のCBC賞、これは春にこのコースで1分6秒9というもの凄いコースレコ ードで駆け抜けたテンシノキセキで固いんじゃないかというイメージだけど、 本当にそう?
 あのレース(TV愛知オープン)はしかし、

 (1)2回中京の開幕日(5月24日)で、芝がびっしり生え揃った絶好のコ ンディション
 (2)テンシノキセキ自身、4ヶ月の休養をはさんだフレッシュなシーズン 開幕戦
 (3)弱メンのオープン特別、レース展開が楽だった

というのも、事実ではある。今回はコースこそ同じだけど、条件が全く違っ ていて、本質スピードタイプのこの馬に、荒れてきたパワー型の芝がどうか、 という懸念もある。しかも、小倉や中山に何度か遠征をはさんでの、今シー ズン8戦目。厳しい競馬が続いてきたが、まだ余力は残っているのだろうか?

ッテワケで、穴探しの虫がどうにもムズムズしてしまう週の半ばなのでした (笑)

【ワンポイント】
でも一番荒れそうなのは、土曜中山のディセンバーSかも?

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