club bebe☆.。.:*

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行動するキッカケを・・




     犬を1匹、小さな部屋に入れておきます。

     そして部屋の床に電気を流します。
     当然、犬は痛みを感じて逃げ回ろうとします。
     ところが、この部屋の床全面に電気が流れているので、どこへ逃げても痛みを避けることができません。

     そんなことを続けていると、いつしか犬は逃げることをやめて部屋の隅っこでうずくまるようになってしまいます。

     次に、部屋の仕掛けを変え、犬がうずくまっている場所だけに電気を流すようにしてみます。

     でも、もはや犬は、同じ場所にうずくまったまま、
     いつまでも痛みに耐え続けるだけになってしまうということです。
     少しだけ動いてみれば、痛みから逃げ出すことができるのに・・・

     ちょっと残酷ですが、これは心理学の実験で、このような犬の状態を「学習性無力感」といいます。

     つまりこの犬は、ずっと電気ショックを受けて逃げ回っているいるうちに、
     「どんなことをしても、痛みからは逃げだすことはできないんだ」
     ということを学習してしまったのです。


     「何もやる気が起きない・・・」
     「自分には何の力もないように感じる」
     「やりたいことがあるのに、どうせ無理だろうとあきらめている」

     もしそんなことを思っている人がいたとしたら、さっきの犬と同じ状態なのかも知れませんよ。

     そんな人は、ひょっとしたら小さい頃から、
     「お前はダメなんだから・・・」
     「こんなこともできないのか」
     と言われ続けてきたのかも知れません。

     あるいは、何かにチャレンジしてみても、失敗ばかりを繰り返してしまったのかも知れません。

     でも、今までうまくいかなかったからといって、次も必ず失敗するとは限りませんよね。

     ちょっと自分のまわりを見まわしてみてください。
     今まで、部屋のなかのどこへ行っても電気が流れていると思い込んでいたとしても、
     よく見てみると前よりもずっと部屋が広くなっていることに気がつきませんか。

     うまくいかなかったことから学べることは、
     「どうしようもないんだ・・・」
     ということばかりではないのです。

     「この方法では、うまくいかない」
     「次は、こうしてみたらどうだろう?」
     ということも知らず知らずに身につけているようですよ。

     うまくいったことからでも、そうでないことからでも、
     私たちの心は、いろいろなものを学んでいくことができます。
     そして、そのたびに確実に大きくなっているのです。

     苦しくて、それが見えなかったかも知れませんが、
     そちらに意識を向けてみれば、自分の部屋が大きくなっていることがわかるでしょう。

     だったら、いつまでもそこにじっとしていないで、ちょっと一歩を踏みだしてみましょうよ。
     そうすれば、もっと大きな世界で、きっと自分のいろいろな可能性に出会うことになるでしょう。

     ほらあなたの心が、ここから動きだしたいと、うずいているでしょう。
     そんなキッカケを大事してみましょう。。















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