シャボン


どうせいつかは
なりたくなくてもならなきゃいけないのだし

何度も何度も手紙に書いたのに
離れてる間に
あなたはすっかり大人になっていた

わたしあなたの
少年くさい純粋さが好きだった
あなた自身もまわりの人たちも
ガキっぽいねと笑っていたけれど
わたしあなたの
そういうところが好きだった
困らせられても好きだった

いつかは消えてしまうものだと
知っていたからなおさら愛しくて
少しでも長く見ていたいと願ってた


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