ほのぼの編

ほのぼの編

 時間に追われる生活をしていると、無性にほのぼのとしてしまいたくなります。




*アイルランド田舎物語  アリス・テイラー著


 アイルランドの「田舎」の農家で育った著者の、子供時代を回想した心温まる物語。

*アイルランド冬物語  アリス・テイラー著


 冬のアイルランドの生活を、特にクリスマスを中心とした寒くて暖かい物語。

*赤毛のアン  モンゴメリ著 新潮文庫


 お菓子の名前が気になってペーパーバックまで買ってしまった1冊。映画もとてもよかった。

*アルハンブラ物語  ワシントン・アーヴィング著


 アルハンブラ宮殿でのゆったりとした思い出と、そこで取材した伝説とをまとめた不思議な雰囲気の本。

*ヴェネツィア―水の迷宮の夢  ヨシフ・ブロツキー著


 ロシアからアメリカに亡命し、冬にだけヴェネツィアを訪れて生活をする。ロシアの詩人だった著者の散文詩のようなエッセイは、まるで絵本を読んでいるかのような錯覚を起こさせる。

*O.ヘンリー短編集(1)  O.ヘンリー著 新潮文庫


 ストーリー展開の面白さ、結末の意外性で知られるO.ヘンリーの短編集。「赤い酋長の身代金」「アラカルトの春」「よみがえった改心」「善女のパン」などが気に入っている。

*風に乗ってきたメアリー・ポピンズ  P.L.トラヴァース著 岩波少年文庫


 お茶の時間や夕食メニューはもちろん、メアリー・ポピンズを取り巻く不思議な人たちとの出会いにはいつもおいしいものが登場する。

*探偵家族  マイクル・Z.リューイン著


 イギリスはバースを舞台にした、イタリア系家族の「サザエさん」風ドラマ。「『探偵』家族」ではなくて「探偵『家族』」として読むなら楽しめるかもしれない。

*長い長いお医者さんの話  カレル・チャベック著


 チェコの国民的童話作家チャベックのファンタジー集。「カッパの話」が気に入っている。チェコにも河童がいたとは驚きである。

*ハエの乳搾り  シャミ著


 タイトルはふざけているが、実は心温まる自伝的小説。シリアが舞台と言うのも新鮮。

*ハリー・ポッターと賢者の石  ローリング著


 おかしくて可愛くて、それにお菓子がたくさん。

*ビールの最初の一口―とその他のささやかな楽しみ  フィリップ・ドレルモ著


 全仏大ベストセラーのエッセイ集。ありふれた日常の瞬間が、時におかしく時に美しく鮮やかに描かれる。いつも本棚に置いて毎日ひとつずつ読みたくなる1冊。

*若草物語  オルコット著


 これを読むと、アメリカはいい国だと思えてしまう。


 ★「アルハンブラ物語」の著者名に誤りがありましたので訂正しました。指摘してくださった方に感謝申し上げます。


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