黒ごまとカラメルのおさつパン

黒ごまとカラメルのおさつパン

 さつまいもをカラメルソースで和えて黒ごまと生クリーム入りの生地で包んで小さく焼きました。しっとりとコクのある生地に黒ごまのプチプチ感と、ほろ苦いカラメルに包まれたほっくり甘いさつまいもが嬉しい組み合わせ。焼き立てよりも冷めたほうがおいしいパンです。




 <材料> 16個分

強力粉 250g


砂糖 大さじ2


塩 3g


バター 7g


黒ごま 大さじ1.5


生クリーム 35cc


水 155cc


ドライイースト(サフ) 2.5g


  中身

さつまいも(皮ごと) 230g


カラメルソース 適量


  カラメルソース

グラニュー糖 大さじ3


水 大さじ1


湯 大さじ1



 <作り方>

①材料をこねて1次発酵させます。


HBを使って材料を全部セットして生地作りコースでこねました。生イーストを使う場合は量を5gにして、水の量を少なめに調節します。

②中身の準備をします。さつまいもは皮ごとよく洗ってラップに包み、レンジで加熱してから切って皮をむきます。


今回は金時を使用しました。水洗いしたら、水気は拭かずにラップで包みます。あとでカラメルと合わせながら加熱するので硬めに仕上げます。触れるくらいに冷めてから輪切りにし、皮をむいて更に二~4等分します。

③フライパンなどにカラメルソースを熱し、さつまいもを加えてよくからめます。皿などに広げて冷ましておきます。


カラメルソースを作り置きしておくと便利です。好みで大さじ2~3くらいをフライパンに入れて火にかけ、煮立ってきたらさつまいもを1度に加えて木べらで混ぜながらよくからめます。さつまいもをやわらかく仕上げるほうが、あとでカラメル味がよく残ります。

④カラメルソースを作る時はフライパンに入れたグラニュー糖に水を回しかけ、中火にかけてじっくり焦がします。


詳しくは《カラメルソース》を参照してください。この時点でうまくカラメルソースにならなくても、大学芋風には仕上がります。湯を加えてから更に煮詰め、さつまいもを加えてよくからめ合わせます。飴色になって全体がくっつき合ってきたら皿に空けます。

⑤生地を16等分してベンチタイムをとり、それぞれを丸く広げます。


生地が2倍になったらパンマットに取り出して分割します。数が多いので8個ずつ手早く丸く広げます。残りの8個は乾燥しないようにパンマットの中に入れておきましょう。

⑥冷めたさつまいもを16等分して包みます。


熱々のものは生地に乗せないように。様子をみながら冷めたものから順に乗せていくようにします。

⑦倍になるまで2次発酵させ、180度で15分くらい焼きます。


オーブンはしっかり予熱し、霧をたっぷり吹いて焼きます。こんがり焼けてたたくと軽い音がすればOK。

 焼き立てが少し冷めてから口に運ぶとさつまいもが中からとろり。でも完全に冷めたほうが生地の甘味が増しておいしいパンです。生クリームとごまのおかげで翌日もしっとり。


 生イーストで作ると焼き立てはふわふわですが、ドライと同様次第にしっとりします。ドライイースト(サフ)のほうが少し香ばしいような気もしますが、好みでお試しください。


 カラメルソースで和えたものは、時間が経つに連れてほろ苦さがさつまいもになじんで味わい深くなります。飴がけのものはさつまいもの表面がカリッとして、黒ごま生地にとてもよく合います。時間が経つとカリカリ感は取れてさつまいもに糖分が染み込み、甘くてとろりとした食感に。どちらも美味。


黒ごまとカラメルのおさつパン
 ◎2003年10月4日記


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