コーヒーとくるみのケーキ

コーヒーとくるみのケーキ

 コクのあるコーヒー生地にくるみをたくさん入れて焼きました。ラム酒をきかせたほろ苦いコーヒークリームを添えて大人の味に。


 ここでの作り方は、私が実際に行った作業を手順通りに書き並べてあります。手順はそれぞれのやりやすい方法があると思いますので、参考程度にご覧ください。




 <材料> 直径18cmのスポンジ型1個分
薄力粉 110g
インスタントコーヒー 大さじ1
ベーキングパウダー 小さじ3分の1
バター 55g
てんさい糖 50g
ブラウンシュガー 20g
卵 2個
くるみ 45g
  ラム酒風味のコーヒークリーム
生クリーム 40~60cc
インスタントコーヒー 小さじ1
蜂蜜 大さじ1
ラム酒 小さじ2~4

 <作り方>

①バターを計量し、大き目のボールに入れて室温に置いてやわらかくしておきます。


②薄力粉を計量し、インスタントコーヒーとベーキングパウダーを加えてよく混ぜ合わせておきます。


③くるみを計量し、予熱をしっかりしたオーブントースターで2分ほど焼いてからスイッチを切って放置します。


④スポンジ型に薄くバターを塗り、強力粉をまぶしつけて余分をはたき落としておきます。


⑤砂糖を計量し、大さじ2くらいを残してバターのボールに入れます。


⑥泡立て器で十分にすり混ぜます。


バターがまだ硬いようなら、手で練り混ぜてから泡立て器に持ち替えます。

⑦卵を割り、卵黄だけをバターのボールに入れて手早く混ぜ合わせます。


卵黄だけなら冷たくてもあまり分離しないようなので、最近は冷蔵庫から出し立てを使っています。卵白は冷たいほうが泡立ちやすいので、使うぎりぎりまで冷やしておきます。

⑧メレンゲを作ります。


卵白にひとつまみの塩を加えてコシを切手から泡立て始めます。今回は砂糖は最後に加えます。精製度の低い砂糖を入れると重たいメレンゲになって扱いにくくなるので、卵白が硬く泡立ってから残りの砂糖を加えてグルグルかき混ぜるようにして泡を安定させます。

⑨くるみをトースターから出し、手でポツポツと適当に割ります。


ローストすると砕けやすくなるので楽です。この時薄皮も取っておけば渋くなるのを防げます。

⑩メレンゲの4分の3ほどをバターのボールに入れ、粉類をふるい入れてさっくりと合わせます。


メレンゲを加えたら全体によくなじむようにさっくりと合わせ、次に粉類も加えて練らないようにさっくりと合わせます。

⑪くるみを混ぜ込み、残りのメレンゲのボールに生地を戻し入れて仕上げます。


くるみを全体に散らしてざっと混ぜ、メレンゲのボールに全部の生地を戻し入れて均一の状態になるようにさっくりとなじませます。

⑫型に流して平らに整え、170度で20分くらい焼きます。


用意しておいた型に流し込み、型を台に打ちつけて表面を平らにします。硬めの生地なので、はじめはゴムべらで表面を撫で付けてから打ちつけるといいでしょう。200度に予熱しておいたオーブンに入れ、170度で20分くらい焼きます。竹串を刺して何もついてこなければ出来上がり。

⑬型から出して冷まします。


型ごとオーブンから出して20cmくらい上から台に落としてショックを与えます。台が傷つかないように、私はパンマットなどを敷いています。ケーキをこわさないように型から出し、網の上に乗せて冷まします。底の抜けるスポンジ型はとても便利。詳しい抜き方は《オレンジとアーモンドのチョコレートケーキ》を参照してください。

⑭クリームを作ります。生クリームを軽く泡立て、とろりとなったらインスタントコーヒー、蜂蜜、ラム酒を加えてぐるぐるとよく混ぜます。


動物性の生クリームはすぐに泡立つので、はじめから硬く立てすぎないように注意します。他の材料を加えたら、泡立て器でグルグル混ぜるだけでクリームになります。はじめに硬く立てすぎてしまうと、ここでボソボソになってしまう事もありますのでくれぐれも注意です。

⑮ケーキを切り分けて、クリームを添えてどうぞ。



 ここで使ったコーヒーは細かい粉末状のもので、冷たい生クリームにもすぐ溶けるタイプのものです。コーヒーによって溶けにくいものもあるようですのでご確認くださいね。


 お好みで、てんさい糖とブラウンシュガーの割合を変えてもいいと思います。ブラウンシュガーが多くなるとよりコクが出ると思いますが、多すぎるとくどくなります。ブラウンシュガーがない時は、きび砂糖でもいいのではないかと思います。



コーヒーとくるみのケーキ

 ◎2003年2月13日製作


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