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Handala ハンダラは1969年にパレスチナの漫画家ナージー・アル=アリー Naji al-Aliが誕生させた、パレスチナ難民を象徴する10歳の少年。裸足でぼろぼろの服を来た姿はしかし、21世紀、2025年にはイスラエルに封鎖されたガザで強制された人為的大量飢餓(engineered starvation)によりこんなに痩せこけてしまった。<国連によれば200万人以上のパレスチナ人が飢餓の危機にある。米民間軍事会社とイスラエル軍によるGHFが飢えた人々を死の罠でおびき寄せ日々数十人ずつ撃ち殺しながら配布している「食料ボックス」はロンドン・スクール・オブ・エコノミクス/LSEの分析によれば、調理が必要な乾物ばかりで栄養価ゼロ。水源がイスラエル軍にほとんど破壊され続け水不足、調理する燃料もないのに乾物配るだけでは栄養失調と飢餓が進行してしまう。そこで民間のFreedom Flotilla Coalition/FFCが海からガザに食料支援物資を届けようと船をまた出した。前回のFFCによるMadleen号は公海上でイスラエル軍の不埒な国際法違反行為で拿捕され多国籍な活動家らは不法に拉致されてしまった。今月FFCはHandala号で再びガザに食料を届けようと出発したが7月27日未明、また公海上でイスラエル軍に拿捕され乗船していた活動家らも拉致されてしまった。@tiril.valeurジェノサイド国家を止めなければ...EPLのTottenham Hotspurキャプテンでサッカー韓国代表キャプテンのソン・フンミン 손흥민 Son Heung-min選手は親善大使でもある世界食糧計画/WFPのビデオ・メッセージに登場し飢餓に苦しむガザの人たちにとって食べ物は命綱と訴えている。フンミン選手は함께 가자で昨年書いていた通り、パレスチナ代表のレジリエンスを称えてもいた。ジェノサイドに沈黙しているベッカムらと大違いという声も...Break the Silence, Break the Siege.坡州の空の先にガザの空があり... Two Kids a Day海の映画とオレンジ 薔薇と雀、ガザの鳥Tents, birds, oranges, From Ground Zero함께 가자Long Live PalestineThe second day of Coachellato be continued...!?buzz KOREAClick...にほんブログ村 韓国映画にほんブログ村 映画にほんブログ村 映画評論・レビューにほんブログ村 韓国情報にほんブログ村 K-POPにほんブログ村Copyright 2003-2026 Dalnara, confuoco. All rights reserved.本ブログ、サイトの全部或いは一部を引用、言及する際は著作権法に基づき出典(ブログ名とURL)を明記してください。無断で本ブログ、サイトの全部あるいは一部、表現や情報、意見、解釈、考察、解説ロジックや発想(アイデア)・視点(着眼点)、写真・画像等もコピー・利用・流用・盗用することは禁止します。剽窃厳禁。悪質なキュレーション Curation 型剽窃、つまみ食い剽窃もお断り。複製のみならず、ベース下敷きにし、語尾や文体などを変えた剽窃、リライト、切り刻んで翻案等も著作権侵害です。
Jul 27, 2025
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America First, Germany Second: 오징어 게임와 광차 문제 Squid Game and Trolley Problemトランプが「アメリカ・ファースト」と言い出しヨーロッパ諸国(米国のプードル英国UKなどは反応が遅い)がその惹句に続けて「わたしたちはセカンドで」のパロディ動画を作り出した。2017年2月頃のこと、当時言及もしていた。オランダ、ドイツ、オーストラリアなどが皮肉とユーモアに満ちたパロディ動画をトランプの「アメリカ・ファースト」に対する返答、返歌のように出していた。8年以上前の2017年当時は「アメリカ・ファースト」を皮肉ってトランプやトランプの荒唐無稽な発想をパロディで笑い飛ばす諷刺性が覇権主義的独裁者に対する対抗手段として、ある程度は有効なのだと考えていた。しかし、甘かったのかもしれない。出典:LatuffCartoons日本の参議院選挙を前にジャパン・ファーストでもなく「日本人ファースト」を標榜する排外主義的極右政党が台頭したことで、トランプの「アメリカ・ファースト」をただ皮肉ってパロディ動画で笑い飛ばすだけでは十分ではない、ダメだったのだ、と今さらながら気づかされた。「アメリカ・ファースト」と言いながら自分ファーストなだけの法の上の王で権威主義的独裁者。ただtrickster(トリックスター、詐欺師の意味で)として見るのは甘かったのだ。排除や差別に対する軛なく箍も外れ、違法脱法でたらめと強権でその先にはもっと大きな差別や人権侵害、弾圧が潜んでいたことを予感し察知しなければならなかったのだ。排外主義排他性に対峙せず人種差別を直接批判せず、排除の論理に部分的に迎合し、相手の機嫌は損ねないよう恐る恐る阿り、やんわりと皮肉などでやり過ごすだけではだめだったのだ、と。「アメリカ・ファースト」に「セカンド」と続けること自体がその思想や言い分を肯定し同じ土俵に上がってしまっている一種の迎合だから。そのフレーム、ナラティブに抑々乗るべきではないから。ヘイトスピーチは自由な言論でもなく言論の自由とは関係ない差別扇動であり、対話が必要なものでもなく(そんな悠長な問題ではない人権侵害、国際人権法違反)その一線を越えたら即時真っ向否定しなければならないものだが、その萌芽、ファシズムの前兆の段階で気づきその先はどうなるのか想像力を働かせるのはなかなか難しいと、「ドイツ・セカンド」のパロディだけで安心してしまっていた8年前に忸怩たる思いがした。ここ何年かの韓国映画や韓国ドラマは新自由主義ネオリベ経済下で激化する生存競争において、そのシステムや弱肉強食ルールにはのらない、乗らずにシステムを壊そうとする動きをさまざまな描写でクリエイティブに象徴的に伝えるスタイルが顕著と感じていたが...「오징어 게임 3」もそうだった。他者を蹴落とし、誰かの屍を踏み越えて上昇する、賞金を獲得するという戦争のように非人間的なシステムには乗らない。「トロッコ問題」的ゲームにおいてはそのフレームごと投げ出し壊すというのが実は人間らしく、正解なのだと念押しされた気がする。すでにここで共に生きている、同じ生態系で共存しているにも拘らず生きづらさを感じるのは外国人のせい、と他責にすり替えられ煽られる。現実は外国人に対する制度的差別が多層的に存在し、国籍の壁は越えられず、外国人特権はないにも拘らず。エビデンスなき外国人特権や、フレームアップされた「よそ者の脅威」に煽られた排除のシステムに乗せられ参加してしまう非人間的なゲームにはもう乗らずに、ただただいかれたゲームの法則は拒絶し降りるのが「イカゲーム」でギフンが突き付けた解答。(以下、ドラマの核心に触れる部分もございます)主人公ギフンは途中、革命でシステムごと壊そうとして失敗したが(民主主義のパラドックスも含意されているよう)失敗した後、あらためて自分の身を挺してやろうとしたことは。「そんな非人間的なゲームの法則は受け入れない、乗らない。そのゲームの駒にはならない」とばかりにゲームに乗せられ駒として動かされることは拒否し駒として動く想定シナリオも拒絶し功利主義的選択も拒否しイカゲームそのものをひっくり返し破壊して去ったようにも見える、システムに動かされる駒ではなく人間としての叫びを響かせながら。それにより(諸般の理由でいられなくなったとしても)フロントマンらは韓国は諦め、次の狩場を米国に移した、とも読めるようなラスト。人間をイカゲームで翻弄し消費し搾取するようなシステムにはもう乗らない、ここで自分が脱落することで終わらせる、とシナリオ通りではないエンディングを作り、ギフンがシステムごとひっくり返し破壊していったから。外国人が優遇されていると思い込んでいる「日本人ファースト」だが、(極右政党党首も言っていた通り)外国人に特権はなく(特権などないのが事実、ファクト)データを見れば外国人の国保加入者は全体の4%で使った総医療費は約1.39%、黒字の可能性。韓国も最近ニュースで伝えていたが、在留外国人の国民健康保険の財政収支は2017年から2024年まで8年連続で黒字。2024年は9439億ウォン(約995億円)の黒字で過去最高を更新。黒字は外国人加入者が払った健康保険料が保険からの給付額より多かったということ。国益だけでなく人道主義と差別禁止も調和させようとしながら運用を続けてこの結果。所得上位10%以外は今年2回支給する韓国の「民生回復消費クーポン」対象の外国人は約35万8千人で難民認定者1598人も含まれる。新型コロナウイルスCOVID-19パンデミック下で緊急災害支援金支給対象から難民認定者を除外したことへの反省も踏まえ、より包摂的施策が取られているもよう。「福祉排外主義」に抗っているよう。日本の「次世代研究者挑戦的研究プログラム/SPRING」は博士課程学生に年間最大240万円の生活費相当額も支援する制度だが、排外主義の高まりに押され(ヘイト塗れ、レイシストな国民に迎合したポピュリズム)支給対象は日本人限定に変えてしまい(2025年6月発表)、グローバルスタンダードからますます遠ざかっている。言論の自由弾圧で米大学を離れることを選択する学生や研究者も増加傾向だが、外国人に排他的な制度では、彼らの行き先としての選択肢からも外れ、アカデミックなジャパン・パッシングも懸念する...高校の世界史では(ざっくり言うと)外国人にどんどん市民権を与え多様性の生態系を作っていた古代ローマは発展する一方で、都市アテネは市民権を厳しく制限して衰退していったと対比されていたことも思い出す。8年前、「アメリカ・ファースト」に煽られ、皮肉は込めたもののNATO即ち覇権国家米国への依存を隠せないヨーロッパ各国が「アメリカ・ファーストでいいですけど~ドイツ・セカンド / 〇〇セカンドでいいですか?」とすり寄ってその言い分、序列化のナラティブに乗ってしまった。アメリカさんは一番、よしよしと立てておいて自分たちは二番の幇間芸。諧謔は効いていたパロディではあるが、その排除と序列化のナラティブにうっかり乗ってしまわずに、「はぁ?」「何それ」「みんなファースト」と真っ向否定しなければならなかったのに。その先にはもっと大きな排除と搾取、人権侵害、法治と民主主義の否定・破壊、独裁ファシズムがあると気づかなければならなかったのに。今回ラサール石井氏らが「人間にはファーストもセカンドもない」と明確に言い切った通り、そのフレーム、序列化/他者化と排除の論理には乗っからず、ファーストもセカンドもないが正解、アメリカ・ファーストだからうちらドイツはセカンドで~の阿りは誤答。野球のポジション分けではないのだから、自分ファースト王トランプの利己的で横暴に仕分ける排他的言説に乗せられてはダメ。イスラエルによるパレスチナ人虐殺を間接的に支援、虐殺に荷担しているのは明らかに欧米であり、欧米による武器の提供だが武器を戦犯にふんだんに与えているのは米国が最も多く、ドイツ・セカンドで2番目に多いのがドイツ。出典:https://www.bbc.co.uk/news/world-middle-east-68759146英国も日々イスラエルのために英空軍機を飛ばしているが...日本が「あらゆる形態の人種差別の撤廃に関する国際条約」即ち国連人種差別撤廃条約に加入したのは1995年、そして「本邦外出身者に対する不当な差別的言動の解消に向けた取組の推進に関する法律(平成28年法律第68号)」所謂「ヘイトスピーチ解消法」を施行したのは2016年6月でもう10年。前者30年、後者10年経っても差別やヘイトスピーチ=差別扇動をしてはいけないと理解する日本人が異常に少なく、日本には人権意識も反差別規範も全く根付いていないという前近代的で酷い現実が「日本人ファースト」でまた白日の下に。締約国はあらゆる手段で差別をなくす義務があるのに。選挙を通しては醜悪な極右政党が支持を集めたことも世界に知れ渡ってしまった。ウンベルト・エーコ Umberto Ecoの「永遠のファシズム Il fascismo eterno Eternal Fascism: Fourteen Ways of Looking at a Blackshirt」より、「ファシズム運動...が最初に掲げるスローガンは『余所者(よそもの)排斥』です。ですから原ファシズムは、明確に人種差別主義なのです」日本人ファーストと言いつつ差別にNO!を突き付け異を唱える日本人に対しては「日本人ではない」「非国民」と恣意的にレッテル貼りして日本人も排除していくのは80年前に日本やドイツというファシズム国家が敗戦したあの戦争の時と全く同じ。ニーメラーの警句を引くまでもないだろうが...ナチスが共産主義者を連れさったとき、私は声をあげなかった。私は共産主義者ではなかったから。彼らが社会民主主義者を牢獄に入れたとき、私は声をあげなかった。社会民主主義者ではなかったから。彼らが労働組合員らを連れさったとき、私は声をあげなかった。労働組合員ではなかったから。彼らが私を連れさったとき、私のために声をあげる者は誰一人残っていなかった。Martin Niemöller Stiftung, „Als die Nazis die Kommunisten holten…“「イカゲーム」は現代の世界で自由と民主主義を謳歌しているはずの西側各国が陥っている民主主義のパラドックスやファシズムに陥りかけている矛盾も炙り出しつつ、生き残りをかけたゲームでトロッコ問題 trolley problemのような人間性を削る・削られる功利主義的選択に走らせ、参加者は道徳性や倫理観、人間性を散々揺さぶられてきた。最後の「고공 오징어 게임」で「弁当箱」を決める도시락 작전などは5人を生かすために1人を突き落とそうとまでしてまさにトロッコ問題のようでもあり、良心が痛まずにはいられない歩道橋問題のように誰か一人を下に突き落とすゲームになっていた。突き落として当然であるかのように排除の論理がゲームのルールとして現われ、そのルールが孕んだ問題はこの生態系システムには必要で当然であるかのように錯覚了解されてしまう。システムの暴力性が透明化され、「弁当箱」を選ぶことが正当化される。システムの暴力性が透明化されるだけでなく、スケープゴートにされた人間も「弁当箱」などとして透明化されてしまう現代社会の非道ぶり、感覚が麻痺し人間性を失うような恐ろしいプロセスが描かれていると観取したが、今まさに米国がICE(移民・税関捜査局)を使い、人種や言語などだけ見て無差別に移民を取り締まるまで後退した、自由と人間の尊厳と民主主義が破壊された状態と同じ。あるいは、人為的な飢餓強制まで武器として卑劣に利用するイスラエルの数えきれないほどの国際法違反、人権侵害やジュネーブ条約違反などの非道が「自衛」という詭弁により透明化され止められず普通になってしまっている酷い世界も。ギフンはその蹴り落とし合いや弁当箱作戦に対しはっきりと「これは正解ではない」と否定し公正さ公平さを求めていた。トロッコ問題は解くべきではない問題、とわかっていたギフン。非人間的なシステム、いかれたルールは拒絶し、人間性を奪うゲームから降りること、自ら脱落することでゲームのルールを覆して否定し不成立にし破壊して去ろうとしたギフンの姿は排外主義を煽り続けて日本人にも「非国民」と罵声を浴びせ差別と不寛容と排除が酷くなっていく日本にはどう映ったのだろうか。もちろんトランプの「アメリカ・ファースト」とそれに続いた「ドイツ・セカンド」などはトロッコ問題とは相違する。しかし、8年前そこに横暴な排除の思想「日本人ファースト」やファシズムの萌芽が潜んでいたことに気づけなかったことを今悔やんでいる。最後にジョン・ダンの詩と...No man is an island,Entire of itself;Every man is a piece of the continent,A part of the main.If a clod be washed away by the sea,Europe is the less,As well as if a promontory were:As well as if a manor of thy friend'sOr of thine own were.Any man's death diminishes me,Because I am involved in mankind.And therefore never send to know for whom the bell tolls;It tolls for thee.from "Meditation XVII" by John Donne「숫자가 아닌, 각자의 이름으로 기억될 순간」殺され死んでいく人たちは数字ではない、人間は駒(馬)ではない。ガザでイスラエルに飢餓を強制され殺されていく人々、食糧配給を待っているだけで米民間軍事会社とイスラエル軍に頭を狙い撃ちされ殺戮され、脆弱な避難テントに繰り返される空爆で虐殺されていく人々にも名前があること顔があることをあらためて想起もしながら視ていた。ヘイト吹き荒れる日本の選挙のせいか、2021年の韓国映画『승리호 SPACE SWEEPERS』拙レビューへのアクセスがやや上昇。その中で...「宇宙には上も下もない。宇宙の心で見れば貴賤もない。みんなありのまま、そのままで大切な存在」数年前は選挙運動にヘイトを垂らし混ぜ込む、選挙というプラットフォームを脱法的にヘイト扇動に使う選挙ヘイト、部分的な選挙ヘイトが問題視されていたが、あっという間に選挙全体が排外主義塗れで選挙ヘイトからヘイト選挙に変わった2025年に。坡州の空の先にガザの空があり... Two Kids a Day海の映画とオレンジ 薔薇と雀、ガザの鳥Tents, birds, oranges, From Ground Zero함께 가자Long Live PalestineThe second day of Coachellato be continued...!?buzz KOREAClick...にほんブログ村 韓国映画にほんブログ村 映画にほんブログ村 映画評論・レビューにほんブログ村 韓国情報にほんブログ村 K-POPにほんブログ村Copyright 2003-2026 Dalnara, confuoco. All rights reserved.本ブログ、サイトの全部或いは一部を引用、言及する際は著作権法に基づき出典(ブログ名とURL)を明記してください。無断で本ブログ、サイトの全部あるいは一部、表現情報、意見、解釈、考察、解説ロジックや発想(アイデア)・視点(着眼点)、写真・画像等もコピー・利用・流用・盗用することは禁止します。剽窃厳禁。悪質なキュレーション Curation 型剽窃、つまみ食い剽窃もお断り。複製のみならず、ベース下敷きにし、語尾や文体などを変えた剽窃、リライト、切り刻んで翻案等も著作権侵害です。
Jul 2, 2025
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