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娘は小学校で2学期の目標を決めてきました。彼女の掲げた目標は次のようなものでした。 【社会のテストで満点が取れるよう、漢字の練習をする】 この文章だけ見ると、論点がずれてる気がします。そこで私は「なぜ社会なのに、漢字の練習なのか」と聞いたところ、「漢字間違いで減点されたから」との答えが返ってきました。 それなら、上記の目標の文章に納得です。 ところで、2次試験の解答で、娘が掲げたような目標の文章を書いてることって、結構あるのではないでしょうか?すなわち、説明不足の中抜けで、論理が飛躍しているように読める解答です。 私と娘のやり取りのように、解答に疑問を持ったら質問ができ、口頭で補足説明ができればいいのですが、2次試験では不可能です。 さらに、採点者は「受験者はたぶんこんなことが言いたいんだろう」なんて推測はしてくれません。 だからこそ、段階(代表的には三段論法)を踏んだ説明を用いて解答を書く必要があります。 次に私は娘に「なぜ社会のテストで満点が取りたいのか」と聞いたところ、「気分がいいから」との答えが返ってきました。 「気分がいい」のは大事なことですが、目的としては不十分かな~と思いました。しかし、朝の忙しい時間だったため、それ以上の質問はしませんでした。後で、私が勝手に考えた目的は次のとおりです。 娘は看護師になりたいと考えています。看護師になるには資格が必要です。そのためには看護師の資格が取れる学校に行かなければなりません。学校に行くためには入学試験に受からなければなりません。入学試験に受かるためには内申が高い必要があります。内申を高くするには成績の向上が必要です。成績の向上はすべての科目で高得点を取らなければならないけれど、娘は社会の成績が悪いです。だから、社会のテストで満点を取る必要があります。 と、ここまで説明すれば、「社会で満点を取る」目的が明確になります。 しかし、説明文長すぎ!これじゃぁ、読むまたは聞いているほうは、嫌気が差します。そして2次試験では字数制限があるためこんなに書けません。 そこで、書き手と読み手の共通認識の部分は省略して、2次試験解答風に書くと次のようになります。 看護師になるために良い成績をとる必要があるが、社会の成績が悪いので向上することを目標とする。具体的には、(1)知識を増やし、(2)漢字を正確に書けるよう練習し、(3)ケアレスミスを防ぐため見直しを行い満点を目指す。(101字) 上記の文章では、目的=看護師になる、目標=社会の成績を向上する、方法=漢字練習等を明確に分けることで、読み手に伝わりやすく、且つ、自分がすべきこと=方法が明確になっています。 このように、ある解答(娘の最初の目標)が意味の通らないものだった場合、上下(プラス左右)に論理を展開していくことで、目的・目標・方法を分類でき、それらを今度はコンパクトにまとめることで、わかりやすい解答に編集していくことは、2次試験の勉強でも役立ちます。 また、各学校が出しているいい模範解答の場合も、どのようにこの解答に収束していったのか論理的に解剖していくと、理解が深まり、ご自身の解答に幅と深みが出るようになります。
2010.09.06
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いつのころからか、私は「自分って運がいい」と思い込んでいました。 はっきりと覚えているのは、小学生のとき、福引の特賞である温泉旅行を当てたときですが、それからというもの、家族からも「お前は運がいい」とずっと言われてきました。 おかげで、いまだに私は「自分って運がいい」と信じきっています。 そんな私の子供達も運がいいと私は考えています。 たとえば、今日、息子に現金書留が届きました。宛名を見るとダイソーから。よくよく考えると、数ヶ月前にダイソーで売っていたパズルマガジンを、息子が欲しがっていたので買い与えたのです。 息子は自分の欲しい商品のパズルを数題解き、はがきに答えを書いて投函していました。そんなことはすっかり忘れていました。 封筒の中を見ると1万円入ってました!私は一番競争率が高そうだと思っていた現金を当てた、息子の運の強さに驚きました。 そして今回のように、子供が宝くじや福引、懸賞で当たるたび、「○○は運がいいね!」と私は言い続けています。 たぶん、うちの子供たちに「自分は運のいいほうだと思うか?」とアンケートをとれば、間違いなく「はい」と答えるでしょう。 ところで、この「運がいい」と思い込むことは、合格する上でとっても大切なマインドです。 だから、ぜひ2次受験者の皆様にもこのマインドを体得して欲しい。 方法として、毎日のちょっとした幸運(「信号を待たずに渡れた」「電車がタイミングよく来た」「好みの異性に会った(笑)」)にめぐり会えたら、「ついてる!」と思ってください。 そして、毎日この「ついてる!」と思う回数を増やすよう意識してください。 いままであった「ついてた事」を思い出すのも効果あります。 それでもやっぱり「自分って、ついてない…」と、つい考えてしまうときもあると思いますが、そんなときは「どんどん運気が上昇している最中だ!」と捉えてください。 中小企業の社長さんも、運が悪い診断士より、運がいい診断士に相談したいと考えると思いますので、ぜひ「運がいい」診断士になるよう心構えを持って、勉強してください。 さてさて、懸賞の1万円は、どうしましょう??
2010.09.04
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私が小学生のころ読んでいたリボンに、『お父さんは心配症』(鈴木あーみん)というマンガがありました。【120ポイント付】お父さんは心配症 1-6巻 全巻 【ポイント×5倍】 その中に、今でもはっきりと覚えている、お父さんが「ハゲ」の数え歌を歌うシーンがありました。その歌詞は、 ひとつ、人よりハゲがある ふたつ、不意にもハゲがある みっつ、右にもハゲがある よっつ、横にもハゲがある いつつ、いつでもハゲがある むっつ、向こうにハゲがある ななつ、斜めにハゲがある やっつ、やっぱりハゲがある ここのつ、ここにもハゲがある とおで、とうとうツッルパゲという、とても過激なものでした。でも、面白く感じた私は何度も何度も頭の中で繰り返し、25年ほど経った今でも思い出せるほど記憶に定着してしまいました。 そこで、思い出したのが、、『受験生最後の日』で平成18年度を担当されたペパチェさんが考え出された「合格答案作成数え歌」です。 ひとつ、一つ目のアイデアに飛びつかず ふたつ、100字にふたつは盛り込み みっつ、みんなは何を書くかな よっつ、与件の表現活用 いつつ、因果でつなげる文章 むっつ、無理なく無欲な解答 ななつ、流れるテーマを意識し やっつ、やっぱり切り口&キーワード きゅうで、愚直に指示に従い とおで、とうとう合格答案 これはとても良くできた数え歌です!思考停止状態になったとき、これを頭の中で復唱すると、解答の方向性が見出せます。もちろん自分なりのアレンジを加えて、覚えやすく工夫されるのもいいでしょう。 この数え歌のほかにも、「絶望君対策マニュアル」や、ドキュメントの随所に掲載されている36におよぶ教訓は、いつの受験生にも活用できる基本原理となっています。 興味をもたれた方は、ぜひ、『受験生最後の日2009年度版』をご購入してみてください!2009年版中小企業診断士2次試験受験生最後の日3つのドキュメント
2010.09.02
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成功者の思考を真似る、言い換えると【思考信託】すると成功への近道であることを書いた、次の本を読みました。流される力 この本を読んで思い出したのが、熱血さんが受験生時代、事例を解く際に「オレユニさんだったらどう解くだろう」と考えていたことを、『事例80分料理法』のパネルディスカッションで話されていたことです。(P17参照) この【思考信託】で2次試験に取り組んだ場合、 (1) 合格者の思考に最速で近づける (2) 他者の視点を持つことができ、自分の解答を客観的に採点できる (3) 本番中、緊張で自分の頭が働かなくなっても、他人の頭脳を活用できるなどの効果が期待できます。 2次試験で一番厄介なのは、人の解答のアラを探し、自分の解答のすばらしさにうぬぼれてしまうことです。 合格者へ思考信託し、謙虚な気持ちで自分の解答に向き合うことで、合格答案に近づけます。 だからあなたも思考信託する人を、見つけてください。もし、思考信託できる方が身近にいなければ、下記の書籍から自分がこの人なら思考を信託できるというモデルを見つけてください。(ただし、ネット書店では入手困難となっておりますので、都市在住の方は大型書店での購入をおすすめします。)ふぞろいな合格答案(2010年版(エピソード3))価格:2,520円(税込、送料別)事例80分料理法
2010.09.01
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世間では、選挙の話題で盛り上がっていますが、そんなことは無視(笑)して、自著の宣伝をしたいと思います!(←ここら辺の身勝手さは拡声器でわめきまくる選挙カーと同じ(爆)) いよいよ、『事例80分料理法』が発売になりました事例80分料理法 私の手元には、すでに同友館から送られてきています。 自分のパートを読むのは恥ずかしいので、ティアラさんが担当された平成20年度から読むことにしました。 ティアラさんの解き方、超人的です! でも、その方法を丹念に記録されているので、誰でも真似ることが可能です。 ただ、読んだだけでは、ティアラさんの解法を本当に理解し体得するのは難しいでしょう。 そこでお勧めなのが、今年度の受験生であり本書のパネルディスカッションにも参加されたみやさんが実際に行った方法です。 それは、過去問を手元に用意して、本書を読みつつ同じように解いていくというものです。 こうすることで、文章では表現し切れなかった、感覚的なものまで実感することができます。 そして、こんな活用ができるは、本書だけ! ふぞろいな合格答案エピソード3では、たくさんの再現合格答案が掲載されているので、合格レベルの答案を知るのに最適ですが、細かな解法までは掲載されていません。 本書は、2名の合格者という少なさのため合格レベルの答案を知ることには不向きです。けれども、試験当日、どんなことを考え、どんな行動をとったかがつぶさに書かれていますので、解法をまねていいとこ取りをできるところが魅力です。 そんなことを見越したように、私とティアラさんの解法はまったく違ったタイプです。 どちらか、まねしやすいほうを熟読されるもよし、それぞれ二人の解法を部分的に取り入れるのもいいと思います。 最後に皆様にお願いです。 本書を読まれた方は、いいことでも悪いことでも何でもいいので、感想をお聞かせください! 感想は、私のブログへのコメントでも、ご自身のブログで記事にしていただいても、Twitterでつぶやいていただいても結構です。Twitterでつぶやく際には、#ryorihouをつけていただけると、ありがたいです♪ では、よろしくお願いします!追伸:2次試験対策には『ふぞろいな合格答案』もぜひご活用ください!ふぞろいな合格答案(2010年版(エピソード3))
2010.07.11
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『事例80分料理法(受験生最後の日)』の『合格への御守』では、私が行った、診断士になりきるための工夫をいくつか紹介しています。 私が実際行った方法は書籍を確認していただくとして、掲載されていないけれど、お勧めの方法を書いていきたいと思います。 私は仕事柄、名刺は必要ありません。 けれども、セミナーや研修などで知り合った人に渡そうと思い作りました。 その際、私にはこれといった肩書きがないので、自分で今後取り組みたい業務について、実際の業務に絡めつつ、勝手に肩書きを作っちゃいました。 それは『○○運営コンサルタント』というものです。 こうすることで、診断士としての知識が生かせ経験がつめるということを意識して、仕事を行うようになりました。 そこで受験生の方にお勧めしたいのが、御守名刺を1枚作ることです。 その名刺には必ず、『中小企業診断士』と入れてください。(ただし、この名刺は絶対に人に渡してはいけません。なぜなら、中小企業診断士と名刺に記載していいのは登録した方のみです。) そしてこの名刺を、勉強へのモチベーションが下がったとき、模試の成績が悪くて落ち込んだとき、試験の緊張をやわらげたいときなど、何回も眺めてください。 きっと、潜在意識に中小企業診断士としての自分のイメージが焼きつくことでしょう。 本番で眺めれば、診断士としての答案を書くことができます。 これらの効果により、名刺があなたを合格へと導いてくれることでしょう。 だからぜひとも、『中小企業診断士』の文字と、あなたの名前を書いた、素敵な名刺を作ってみてください。 手書きでカラフルにしたり、周りにイラストを書けば、その作業だけでもいい気分転換になりワクワク感が味わえること、間違いなしです!v(^-^)
2010.06.20
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『ふぞろいな合格答案(2010年版(エピソード3))』(同友館)が発売になりました。ふぞろいな合格答案(2010年版(エピソード3)) そこで、去年、私が行った『ふぞろい』を活用した勉強方法について紹介します。 『ふぞろい』には9名分の合格者の再現答案が掲載されています。 言い換えると、320分で240点以上取った人たちの答案です。 ここで留意すべきは、400点満点ではないということです。 ある設問では30%しか得点できなかったけど、ほかの設問では90%得点できたなど、設問間でのばらつきがあるはずです。 そんな9名の再現答案を、設問ごとに見比べて、私が考える最優良答案をピックアップしていき、私が考える80分で書ける最良模範答案を作りました。 たとえば、平成20年度事例Iでは、次のようにピックアップしました。第1問 強みは、(1)品質の高いメニューが提供できる、(2)温度管理可能なきめ細かい発送体制が整っている、(3)嗜好・季節に合わせたメニュー改定ノウハウ、(4)食品安全管理手法、である。以上を取引先の要求にこたえて形成してきた。(big-oneさん)第2問 A社商品は(1)取引先航空会社の付随サービスにあたる商品であるため、コスト削減対象となりやすい(2)取引先企業1社あたりの売上構成比率が高いため価格交渉力が弱い、特性がある。そのため価格対応せざるを得なかった。(big-oneさん)第3問 権限を工場長に移管した効果として(1)人事権の移管により、料理長に比べて生産の専門家である工場長が、人員を効率的に計画・実行することで、過大な人件費を削減することが可能(2)購買後の移管により、より生産の専門的な視点でも効率的な購買が可能になる。以上により、原材料費や労務費などのコスト削減効果が発生した。(みぞえもんさん)第4問 セル生産的なSWSの導入により、(1)担当者の意欲向上、(2)リードタイム短縮、(3)仕掛在庫削減、等による生産性向上の可能性がある。効果を高めるためには、(1)導入目的や効果の明確化、(2)研修等での従業員への技能付与による多能工化、(3)マイスター制度や能力に応じた評価・報酬制度等による動機付け強化、などが必要である。(frederiqueさん)第5問 成功すると思う 理由は、(1)近隣スーパー等一般消費者向けチャネル、(2)休眠の第3工場の生産設備を持ち、(3)新規事業を推進できる機動的で柔軟性のある組織体制を活用でき、(4)食品製造ノウハウを生かした自社ブランド品で差別化できるため。(ワカシさん) なぜ、ふぞろいで「最良模範答案」を作ったかというと、「80分で書ける合格レベルの答案」という実現可能なレベルの答案だからです。 私には受験専門校のような答案は絶対に書けないと思いました。 しかし、ふぞろいの再現答案なら、努力すれば書けると考えました。 また、自分の感覚で選んだ最良答案は、自分の思考や文章の書き方にマッチしているため、とても納得感の高い答案となりました。 こうして作った最良模範答案3年分を、私は写経することで、体に合格レベルを覚えさせました。 これらの作業は、あまり頭も時間も使わずにできますので、モチベーションがダウンしているときや、疲れて勉強する能力が乏しいときでもできます。 実際、私が行っていたのは、精神的にダメージを受けて勉強ができなくなっていた時期でした。 1次試験直前期に入り、2次試験対策までする余裕がないとは思いますが、1事例あたり15分ほどで模範答案の作成や写経ができる上記の勉強を、気分転換がてら行ってみたらいかがでしょうか?
2010.06.17
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先日、中小企業診断士の中村俊基さんのブログにリンクしていただきましたが、その記事にある「二次受験生が自分で問題をつくってみるというのが、手間はかかるが、最良の学習方法であると思う。」というくだりを読んで、思い出したことがあります。 じつは私は2次試験対策で自作問題を作っていました。 でも、事例を丸々作るのではなく、1次試験の知識を2次試験の答案作成時に活用できるようになることを主眼として、過去問に関連した基礎知識的な問題を作っていました。 たとえば平成20年度の事例Iにおいて作問したのは、次のとおりです 第1問『SWOT分析って何?』 第2問『製品特性の分類方法は?』『経営環境って何?』 第3問『権限委譲の長所、短所は?』『人事異動による効果は?』 第4問『生産方法ごとに、組織論的視点で長所、短所、改善策は?』 第5問『新規事業開拓について、経営、組織、マケ、生産管理、財務のそれぞれの視点で長所、短所は?』 そして、さらに自作問題に対する解答で基本的な用語を用いた場合には、その説明も行います。 上記の自作問題の第1問において、 「事業戦略の策定において、内外環境を把握する必要があり、そのための手段としてSWOT分析がある。」と答えた場合、次には「事業戦略策定プロセスはどうやるのか?」と自問し、どんどん関連知識を拡充していきました。 こうして、1次試験の知識を2次試験の答案作成に活用できるようになりました。 ただ、中村俊基さんの記事を読んだ際に、私の方法では出題者の意図を汲んだり、与件をうまく活用した答案を作成するトレーニングにはならないことに気がつきました。 そこで、私が提案する自作問題は、過去問の与件文を用いて、設問だけ自分で作るというものです。これなら、そんなに時間がかからずにできると思います。 与件文のどこを使って答案を作ってほしいか、どんな知識を備えているのかを見極めたいのか、ほかの設問とダブるような内容ではないか…そんなことを気にかけながら作問することで、出題者目線が身につきます。 その設問を、今度は忘れたころに解いてみると…自分が意図していた答案とは違ったものが出来上がるかもしれません。 そのギャップがなぜ生まれたのか、分析してみると、自分の失点要因が明確になると思います。 なので、ぜひ、自作問題に挑戦して、過去問を骨の髄まで味わいつくしてみてください!
2010.06.10
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今回の『事例80分料理法』では、合格者が受験者の悩みに答えるパネルディスカッション(座談会)が収録されています。 その中での質問で、「解答編集のトレーニング」が取り上げられています。つまり、文章構成能力の向上を目指したトレーニングです。社説などを用いて100字に要約する方法などが一般的に用いられる手法です。 これらのトレーニングを行う上で、最大の効果を挙げるために、心がけたい編集の原則があります。それは、生産管理でもでてくる改善の4原則・ECRSです。 すなわち、 E=なくせないか(削除) C=一緒にできないか(要約) R=順番を変えられないか(近接) S=簡単にできないか(短縮)といった感じです。 具体的には、次のような手順でそれぞれの原則を当てはめ解答編集を行い、文章を改善します。 Eでは、「その言葉は本当に必要?」「なくなると意味が通じない?」と質問しながら文章を読み返します。 たとえば、設問文に「理由を述べよ」と記述されていると、解答を「理由は」から書き始めたくなりますが、最後で字数が足りなくなる可能があるので最初には書かないようにします。 もし、解答欄が余ったときには「~が理由である」というように文末につけるといった感じです。 Cでは、「一言で言うと?」「つまり何?」と質問しながら文章を読み返します。 1次試験で覚えた専門用語などのキーワード活用し、だらだらと説明調の文章をすっきりさせます。 Rでは、「『○○は××である』に直すと?」と質問しながら文章を読み返します。 主語と述語を近づけることで、読み手に伝わりやすく、またロジカルな文章にします。 たとえば、「今日は朝から雲ひとつなく、風もなく、上空には熱帯低気圧がとどまっているため暑いです。」を、「今日は暑いです。理由は、(1)日光をさえぎる雲がない、(2)体感温度を下げる風がない、(3)熱帯低気圧により気温が上昇しているためである。」といった感じです。 Sでは、「短く言い換えると?」と質問しながら文章を読み返します。 たとえば「モラール」を「士気」と表現したり、「なぜなら」を「理由は」とすることで短縮するといった具合です。 そして、この短縮する選択肢をたくさん持つことで、字数制限ぴったりに文章を合わせることが可能となります。 ところで、今日、『事例80分料理法』の初校ゲラが出来上がってきました! 読者の皆様にわかりやすい文章となるよう、今週末は私も、文章構成のECRSを使って校正していきます。
2010.06.04
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事例を1題解くのに、消しゴムを何回使うか、数えたことはありますか? 私は過去門を解く際に、数えたことがあります。 何回使ったかのほかに、なぜ使ったのか、どのくらいの字数を消したのかを確認しました。 使った理由としては、(1)誤字、(2)文章の「てにをは」や接続詞、文末を訂正、(3)答案内容の訂正が主なものでした。 訂正字数としては、(1)は1~2字、(2)平均5文字、(3)20字前後でした。 1回、1回は、数秒のことだと思いますが、つもり積もれば数分、消しゴムを使うことに時間がかかります。 そして、消しゴムを使うことは時間以上に、心理面に影響があります。 あせるのはもちろんですが、自分の書いた答案を消すことは、自分の考えを否定することにつながり、自信を損失してきます。 自身が損失すると、答案を書く際に迷いが生じ、さらに消しゴムの使用頻度が上がるといった悪循環を招きます。 なので、勉強する際には、(1)自分がどういった理由でどれくらい消しゴムを使っているか現状把握し、(2)消しゴムを使わなくするための工夫を考え、(3)消しゴムを一切使わなくなるようトレーニングすることをお勧めします。 ちなみに私の(2)消しゴムを使わなくするための工夫は、下書きでした。そしてこの工夫を思いつき実行したのは本番当日でした。でも本番に新たなことをやるのはバクチのようでお勧めしませんので、ふだんからしっかりトレーニングしてください。 じつは、この消しゴムの使用に関して、現状把握をし、改善するようにアドバイスをくれたのは、熱血さんです。 熱血さんの受験サポートでのアドバイス内容は、とっても小さな一歩の改善手法です。はっきり言って、アドバイスされた当初は、その効果を疑ったりもしました(苦笑) しかし、アドバイスされたことを愚直に行うことで、本番で役立つ能力が身についたと、ドキュメントを書きながら痛感しました。 とくにコーチングにおける「質問」は、私の思考を活性化し、多面的で前向きな、そしてシンプルで論理的な思考を身につけることができました。 今、2次試験での取り組みで迷っている方や、受験専門校の指導に納得されていない方は、ぜひ一度、熱血さんの受験サポートをお試し体験されることをお勧めします。 興味をもたれた方は、まずはメールにて熱血さん(bbb3850☆yahoo.co.jp:☆を@に変えて)に連絡してみてください。 特にこれからの時期、過去問の採点を、熱血さんにしていただくと、実力が向上していきます。 追伸:最近読んだ、思考に関する書籍でお勧めなのが、『QT 質問思考の技術』(マリリーG.アダムス)です。残念ながらこの本は絶版となっておりますので、古本でしか手に入りません。新しいのがほしい場合には、違う書名で改訂版が発売されているので、そちらをどうぞ。すべては「前向き質問」でうまくいく
2010.06.01
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「おや、なんとなくおかしい」って感じること、ありますよね? 見慣れている景色、手馴れた作業、大好きな人の態度… その、「なんとなく」の気づきが、2次試験でもとても大切なのです。 「この与件文の表現、今までとなんとなく違う」 「題意となんとなくずれている気がする」 「計算で求めた答えが、なんとなく間違っている気がする」 この、「なんとなく」にきちんと対応していくことが合格に近づくと、私はドキュメントを書きながら思いました。 そして、「なんとなく」という感覚は、過去問を繰り返し解くといった、経験から得られる「勘」だと考えています。 そこで、数に対する勘「数勘」の、日常生活でトレーニング方法を紹介します。 私がおこなっていたのは、スーパーで買い物をする際、かごに入れる商品の値段をすべて覚えることです。1回あたりの買い物で大体20~30種類ほどあります。 ただ、覚えるといっても、右脳で「なんとなく」覚える程度です。 「なんとなく」ってどんな感じかと言うと、これはいくらと明確に値段が言えるのではなく、レジで入力された値段があっているか間違っているかわかるレベルです。 たぶん、固有の商品に関連付けて、ぱっと見た視覚的なイメージで値段を覚えているんだと思います。 そして、この視覚的なイメージで数字を捉える能力は、本番でも威力を発揮します。 財務諸表の数字の変化になんとなく気がつく、与件文や設問文に書かれた数字から求められる答えになんとなく気がつく、自分の計算ミスになんとなく気がつく… そんな「数勘」により、経営分析指標の絞込みや、設問文に取り組む前に公式を思い出すこと、また計算ミスによる失点を防ぐことが可能になります。 スーパー以外にも、「数勘」をトレーニングできる機会があるかもしれません。そんなことを意識しながら日常を過ごすことで、机に座っている時間以外も勉強時間となり、合格に近づくと思います。
2010.05.31
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『受験生最後の日』の平成18年度ドキュメントを担当された井上さん(ER先生)が、ドキュメントの最後で、こうおっしゃってます。*******************************引用はじめ******************************* 一説によると、人は1日に約180回もの判断を繰り返しているそうです。朝は、始発を待って座っていこうか、座れなくても早めに出社しようか。この仕事は、AさんとBさんのどちらに依頼しようか。 (中略) 2次試験では、ざっと数えてみたところ、1事例あたり200回近くの判断を行っていました。どの設問から解答しようか、この設問に何分使おうか、回答は何にしようか、100字にいくつの要素を盛り込もうか――。*******************************引用おわり******************************* 普段でも1日当り180回も判断してることにも驚きましたが、1事例で1日分以上の判断を行っていることにはもっと驚きました。(一番驚いたのは、200回も数えたER先生の根性ですが…) このことから、判断を1回当り1秒でできるか、2秒かかるかで80分の勝負が大きく変わることが考えられます。 1回当たりは1秒しか差がなくても、200回だと200秒、すなわち3分以上の差になるのです。これは80分当たり4%にしか過ぎませんが、単純に文字だけ書くと100字は書ける分数です。 ということは、答案を書く時間を少しでも長くとりたい場合、判断速度を上げる必要があります。 そこで私は、生活上で行っている判断を早くすることで、判断速度をあげるトレーニングを行いました。 食料の買出しにいくときには、あらかじめメニューは決めず、買いながらメニューを決めつつ15分以内で30種類ほどの食材を買い込みます。また、外食先では、メニューを見てから10秒以内に決定します。 こうしたことを繰り返すうちに、判断を早めるためには、あらかじめ判断にかける時間を決定しておくことと、判断基準を用意しておくといいことに気がつきました。 判断基準については、スーパーでの買い物では、値段、量、家族の嗜好、直近のメニューといったものが判断材料になるため、買う前にこれらを明確にしておきます。外食先では、一番最初に気になったものといった基準を決めておくことで、あれこれ目移りせず判断することができます。 このことから、事例に取り組む際にも、判断にかけていい時間数と、判断基準をあらかじめ何パターンか決めておくことで、判断速度が上げられると考えました。 そして判断基準のパターンの習得は、過去問を繰り返し解くことで身につくのだと思います。 なので、過去問を解く際には、自分がどういったパターンで判断しているのか、その判断基準に間違いはないか、そしてその基準はほかの事例にも活用可能かどうかを検証するのがいいと思います。 『事例80分料理法』のドキュメントを読まれる際にも、ティアラさんや私がどんな判断基準で、事例をどんどん料理していったかに着目して読んでいただけると、今後の勉強の参考になると思います。
2010.05.27
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『事例80分料理法』の21年度ドキュメント執筆者であるティアラさんが、書籍についてブログに書かれています。 読んでいただくとわかりますが、ティアラさんの文章はとても理解しやすく、すんなりと読めてしまいます。 また、とてもおしゃれで、女性としての華やかさを持っている、魅力的な方です♪ その反面… 私の文章は堅苦しく、難解な表現もあり、読みにくいな~と自分自身で感じることもあります。 また、おしゃれには無頓着で、容姿には自信なく、性格はがさつ… すなわち、自分に対してとってもコンプレックスを持っていて、自分自身をいつも否定的に捉えています。(>_
2010.05.26
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『受験生最後の日』(仮題)の正式書籍名を公表して良いと許可をいただきましたので、タイトルに入れさせていただきました。 その名も…事例80分料理法 書籍名の由来については、netplusさんがまえがきにて、丁寧に説明してくださっていますので、書籍にてご確認ください。 さて、本日の合格思考その2ですが、それは自分自身に質問する思考方法です。 トヨタの改善方法として「なぜを5回」と言うのは有名ですが、答案を書く際にも、なぜを5回繰り返し、重要論点を一言で要約したり、質問の答えの根拠を与件に探しにいくことで、すっきりとしてなおかつ的(まと)を得た答案を作り上げることができます。 しかし私は、「なぜを5回」や「自分自身に問いかける」ことを意識的に勉強したわけではありませんでした。 ただ、私は熱血さんの受験サポートメールでたくさんの質問を継続的に受けました。 なお、この受験サポートは主にコーチング技法を用いて行われました。コーチングではクライアント自身が持っている答えを導き出す方法として、質問を行います。 ちなみに、その受験サポートメールでは、答案作成時に「なぜを5回」繰り返すことをアドバイスされたこともありました。 さらに9月にはコーチングセミナーを受講し、実際に自分がコーチとなる疑似体験もしました。 これらのおかげで、「なぜを5回」や「自分自身に問いかける」ことが自然と身についていました。 ではなぜ、自分自身に質問する思考方法が合格に重要であることを、今になって気がついたかというと、昨日紹介した本のおかげです。 その本には、「小さな質問を繰り返すうちに、理想が具体的になり、最後は現実化する」と書かれていました。 この記述から、答案を作成する際にも、いきなり大きな変革を提言するのではなく、根底にある小さな問題をひとつずつ解決していく方法を提言することが、実行可能性の高い答案と言えると気がついたのです。 また、自分に対して上手な質問ができることで、一人ディスカッションができ、多面的な視点での答案を作成することができます。 このように自分自身に質問する思考方法により、一般論的答案や、実現可能性の低い答案ではなく、合格答案が書けるようになると私は思っています。 ↓この本、なにげにお勧めです。脳が教える!1つの習慣
2010.05.25
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2次試験は採点基準があいまいで、合格者の中にも、自分がなぜ合格したのかわからないという方も多く、最後は精神的なものを合格理由と考える方も多いと聞きます。私も自分の合格要因がわからず気の持ちようかなと考えている部分もあります。 そこで、そんな精神論を『合格思考』と名づけて、私なりに分析したいと思います。 今日は合格思考その1として、問題に対する思考方法についてです。 ところで、私の受験生活は外的要因による制約条件の多いものでした。 2次試験1回目の私は、「子供がいるから」「仕事があるから」「家事が忙しいから」「自由に使えるお金は少ないから」=「できない」と言い訳ばかりの思考をしていました。それなのに、答案ではえらそうに「○○を解決するために、××を行い、△△を図っていく」なんて書いていたんです。これでは一般論的な答案しか書けません。 そうして不合格となった私は、2次試験のリベンジに取り組むに当たって「制約条件をクリアしつつ、合格できる勉強方法」を考えることにしたのです。 それでも、勉強の成果が得られなかったりすると、「あれもこれも勉強しなきゃ」という焦りによる欲張りな気持ちが湧き上がり、制約条件と目標を無視した勉強計画を立てようとしてしまいました。 すると受験サポートをしてもらった熱血さんから「その勉強って何のためにするの?必要なの?できるの?」と質問されるおかげで、「制約条件」と「(合格という)目標」を見落とさずにいられました。 また、10月には精神的にダメージの大きな出来事があり、事例に取り組むことができなくなった中で、考えず時間をかけず、それでも実力を落とさないような勉強方法を模索し実行してきました。 このような勉強方法を考え改善していく過程で、私は事例を解く基本的な思考を身につけたと感じています。 その基本的思考とは、「経営資源などの制約条件がある中で、目標を達成するには、どんな方法があるのだろうか?」という、当たり前のものです。でも、1回目の2次試験受験の時には、そんな基本的なことすらわかっていなかったのです。 このような私の考えを適切に表現しているのが、『脳が教える!1つの習慣』(ロバート・マウラー著、本田直之監訳、講談社)の監訳者・本田氏の言葉です。--------------------------------引用はじめ----------------------------------- セミナーや講演会を通じて、また本の感想を募ることで、わたしはしばしば、読者の声を集めています。そこでいつも感じるのは、うまくいく人と、うまくいかない人の答えには、決定的な違いがあるということです。 うまくいかない人は決まって、「サラリーマンだから時間がない」あるいは、「本田さんのように経営者ではないから人脈作りは無理です」と、できない理由について「現状を描写」します。 一方、うまくいく人は「サラリーマンで時間がないけど、この条件で、どうしたら新しいことができるだろう?」と自分に対して問いかけています。「現状からの俯瞰逆算」して、「制約の中でできること」を自分に質問しているのです。--------------------------------引用おわり----------------------------------- このように、日常のどんな問題に対しても、制約条件と目標を見据えて解決策を考えることで、合格思考が身につくと私は思っています。脳が教える!1つの習慣
2010.05.24
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昨日のブログで紹介した事例ノートでは、自分の答案を自己採点していました。 採点する際には、得点箇所を客観的に評価できることと、失点箇所を論理的に説明できることが必要になります。 自己採点の効果として、自分の答案を客観的に評価できると同時に、得点ポイントと失点ポイントがわかるようになります。 初めての2次試験受験であった平成21年度では、私は事例IIが4事例の中で一番できていたと考えていました。 ところが、評価が返ってくるとD判定。 ということは、自分の採点基準が、試験委員とは大きくかけ離れているのではないかと考えたのです。 そこで、自分の採点基準を試験委員に近づけるために、自己採点を行うようになりました。 自己採点の正誤を一番確認できるのは、受験校が行う模試です。 模試に取り組んだ後、時間を置いて自己採点し、得点ポイント、失点ポイント、得点をメモしておきます。 その後、受験校の講師による添削された答案と、どれだけ採点が乖離しているか確認しました。 乖離した原因を分析するとおおむね、(1)題意はずし、(2)一般論化、(3)知識不足、(4)表現力の悪さに集約されます。 これらの原因を、昨日のブログで紹介した方法でノートに追記することで、採点者が求め、採点者に理解される答案を作成できるようにしていきました。 こうして1冊の事例ノートで、過去問を解き(D)、自己採点を行い(C)、不足する実力を補い(A)、学習計画を立て直す(P)といったPDCAサイクルをまわしていきました。 さらに自己採点能力は、本番において思わぬ効果を発揮してくれました。 自己採点の本番での効果につきましては、『受験生最後の日』の事例I・IIにおいて、自己採点を行った様子を記述しています。 また、事例IIIにおいても自己採点を行っていますが、いつの時点で行ったのか記憶がないため記述はせず、当日の問題用紙のメモ書きによって採点内容が掲載される予定です。 なので、書籍を購入していただき、この記事と一緒に読んでいただけると、自己採点の効果がよく理解していただけると思います。
2010.05.23
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昨日に引き続き、『受験生最後の日』(仮題)の内容とリンクした記事です。 昨日は、勉強関連情報の一元化について述べましたが、今日は過去問などを分析する事例ノートについて、私が行っていた方法を紹介します。 下の写真は、実際、私が作っていたノートを、ワードで清書したものです。平成20年度事例I問題1のページです。 ノートの構成は、次のとおりです。 (1)受験校の模範答案 (2)設問の制約条件 (3)答案作成に必要な知識 (4)答案作成技術 (5)自分の答案の失点要因 (6)答案作成時に行ったメモ (7)自分の答案(自己採点つき) このノートを作る目的は、一番上の模範答案と一番下の自分の答案のギャップの原因を探るためです。具体的なギャップの原因として、制約条件、知識、技術、失点要因を確認しました。 そしてこのノートの効果は、自分の答案を他者の目で冷静に分析できるというところです。これは勉強会と同じ効果と思われ、独学の私にとって、このノートはいい勉強仲間となりました。 さらに、「制約条件」「知識」「技術」といった項目は、実際に問題を解く時にチェックしなければならない項目です。ノートを作ることでこれらの項目をチェックすることが自然と身につき、本番でも無意識にチェックしていました。 ノートを後で見返したときに検索性がいいように、1問につき1ページという原則をつくり、繰り返し解いた過去問の答案は、一番下の自分の答案に重ねて貼りました。そうすることで、自分の実力が向上していることが確認できます。 以上をまとめると、自分が取り組んだすべての事例を1冊のノートにするのは、 (1)模範答案と自分の答案のギャップを確認できる (2)問題取り組み時に確認すべき項目が身につく (3)他者の目での分析ができる (4)後で振り返るときの検索性がよいということが挙げられます。
2010.05.22
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『受験生最後の日』(仮題)の打ち合わせの際に、ブログとのコラボを提案してしまったので、不定期になってしまうとは思いますが、書籍の内容とリンクした記事を掲載していきたいと思います。 なお、『受験生最後の日』のカテゴリーを作成しましたので、書籍を購入していただいた際には、読みながらカテゴリーを参照していただけると、わかりやすいかと思います。 さて、書籍では、試験当日のことがメインで書かれていますが、本番にいたるまで、いろんな学習方法など取り組みを行ってきました。 2次試験模試が本格化してくる前に、私が取り組んでいた勉強方法などを、書籍の内容と絡めて紹介していきたいと考えています。 よく、2次試験生産事例の解答では、営業部門と生産部門【情報の一元化】を盛り込みますが、試験勉強でも同じことが言えると思います。 私は、知識に関しては、1冊の本に、書き加えたり記事の切抜きなどを貼り付けることで、一元的に、かつオリジナルの教科書を作り上げました。 また、過去問や模試などの問題に関しては、組織、マーケティング、生産、財務といった科目ごとに、1冊のバインダーに、切り貼りしてまとめました。 こうすることで、自分が持っている情報の一元化に努め、振り返りを容易にしました。 またこのバインダーを元に、試験当日に持参したファイナルペーパーを作成しました。 だから、今、あなたの身の回りに模試の問題など紙類が散らかった状態であるならば、早急にまとめてください。 きっと、あなたの頭の中も、すっきりと整理されるはずです。 なお、ファイナルペーパーに関しては、書籍発売後に同友館のHPからダウンロードできるようになる予定ですので、ご参考にしていただければ幸いです。もちろん、書籍にも掲載予定です。 また、知識集として活用した本に関しては、書籍のプロローグに書きましたので、そちらをご覧ください。
2010.05.21
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