自由に生きて

自由に生きて

   ~月灯りの下に~


   ~月灯りの下に~


渦巻く想いを持った迷い子たちが

自分に帰れずに
月明かりの下
時と戯れ

刹那の時に俄に輝く

自分を表しきれない子供達
誰に理解を求めるでもなく
自分達の作った時間の中で
今日も寂しく時を貪る

世間の人の常識も
自分を突き刺す視線も
まるで気にせず振舞えるのは
諦めてしまっているからか?


これからの未来に余りある
君らの時間を輝かせるのは
君ら自分自身でしかない

大人を見下し
自由を気取ってみても

君らの薄っぺらな心のむこうが

今にも透けて見えそう

二度とは戻らぬ多感な時期を
明日をも恐れぬ若い感性を

どうか無駄にしないで欲しい


君らの中に眠る無限の命が
綻びてしまわぬ前に











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