松毬の丘で。

マタニティ・ブルーについて



これを読んでも、
「自分もこうなってしまうのかしら?(必ず)」
と、妊婦さんは、心配しずぎないでください。

ほとんど、落ち込みなど感じないで、忙しく育児に追われる人のほうが、
きっと、多いはずです。
でも、もしかして、そんな落ち込みを感じたら、これはそういう状態なのだと理解し、回りに相談したりして、上手に乗り切ってください。
貴方のために。そして、赤ちゃんのために。

「マタニティーブルー」は、
自分ではどうしようもない、病的な落ち込みです。

「産後の21日は、起きあがらずに、寝ていなさい。」
という教えは、体の回復は勿論のこと、心の回復、この「ブルー」も上手く乗り越えるための手段なのかもしれない。と思っています。
 妊娠中は、ゆっくりゆっくりお腹の中の赤ちゃんに慣れていくのに、出産後は、あっという間に、赤ちゃんと、胎盤から離れ(開放され)て、体は、一気に、授乳モードに切り替わります。
身体のホルモン状態も、激変します。

これに、混乱してしまう状態が、「マタニティーブルー」なのではないかな?といろいろ文献など読んでいって、感じるようになりました。

一説によると、カンガルーケアなどで、赤ちゃんとの接触を密にする事で、このブルーがかなり軽減されるのでは?と期待されているようです。

次のページでは、私の症状について、述べたいと考えています。


 「産後うつ症」は、このマタニティーブルーと、混同されがちですが、
きちんと治療しないと、たいへん危険なことにもなる病気です。
自分での判別は、かなり難しいと思われます。

世話をしつづけていても、ちっとも子供が可愛いと思えない~

そう、わかったら、どうぞ、病院の門を叩いて下さい。
子育て支援センター等に、電話して下さい。貴方を支援するために、その人達はいるのですから。
宮城県(私も書きましたが)では、産後健診の時の問診票に、産後うつのチェック項目を入れて、早期発見に繋がっています。深刻な場合は、健診にいくことすら、出来ない人もいるようです。

保健師さんによる、ケアなどもあるのですから、本当は、「何かあったら、電話をくれ。」等の、待ちの姿勢ではなく、「出て来られないのは、何かあるのでは?」と、押しかけるくらいの事をしてもらっても、いいのではないか?と思います。本当に辛い人は、情報を手に入れる積極性さえ失ってしまっているのかもしれないのですから。

私の住んでいる町は、一回は、この押しかけ制をやってくれます。
そして、義母にも、実母にも言えないことも、聞いて貰いました。
ぼろぼろ涙もこぼしました。自分も未熟児を産んだという保健師さんは、じっと話を聞いてくれました。あのことで、かなり楽になったと、感じています。

つらいことを、ああ、辛いんだね。と認めて貰うこと~
大事な事だなと思います。
「そんなことじゃ駄目よ」「頑張って」などと言われると、余計落ち込んだりするのです。


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