手作りに変えて2

+++  手作りに変えて2   8/30~9/4  +++

12日から手作りに変えてどうだったかというと実はあまり改善は
見られませんでした。
それでももう少し・・という私に先生が食材を極端に制限した
食事療法を提案してくださいました。


 方針 

すべて病院の先生の指示にしたがいました。
 * 鶏・豚・牛以外のお肉を使うこと
 * 魚は白身で、今まであげたことのないものを使うこと
 * 脂の多い部位は控えること
 * ご飯をあげること
 * 野菜は2種類とすること
 * 念のためいも類は控えること
 * 味付け、オイルの添加は一切しないこと


要は肉か魚1種類と野菜2種類とご飯以外は何もあげてはいけないのです。う~ん。パン好きのクリスにはツライ日々かも。
でもこの結果次第では生検をしなくてもいいかもしれないのでがんばって! 


 初日=8月30日= 

8月30日の食事   
ワカサギ 100g
ごはん 10g
かぼちゃ 40g
小松菜 40g
   合計  135.8kcal

食事制限中とはいえ、できるだけ栄養バランスがいい組み合わせをあれこれ考えました。で、決まったのが「ワカサギ」「かぼちゃ」「小松菜」でした。
肉類にビタミンDがないことが分かったので、ビタミンDを含み、かつカルシウムも摂れるように小魚に決定、近所のスーパーで毎日入荷することを確認してワカサギに決定したのでした。

小松菜はクリスが食べなれていることとカルシウムが豊富なこと、かぼちゃはビタミンEを豊富に含んでいることから決めました。

ワカサギは尻尾のみ切り落とし、跡はフープロですり身にして、小松菜、かぼちゃも同様にすりつぶし、全部まぜてペースト状にしたものをあげてみました。食事内容がガラッと変わったのでご飯は10gだけ混ぜてみました。

栄養バランスは?
     カルシウムバッチリ! Ca/P比が1.3とかなり
     いいかんじです。

     B12もたくさん摂れるし小魚サマサマです。
     抗酸化ビタミンのVEもかぼちゃのおかげでたくさん
     取れそうです。
     でもやっぱり亜鉛は不足気味。むずかしいですね。


 2日目=8月31日= 

9月1日の食事   
ワカサギ 100g
ごはん 15g
かぼちゃ 40g
小松菜 40g
   合計  144.2kcal

昨夜はペースト状すぎて食べにくかったみたいなので、薄く延ばして焼いてみました。両面に軽く焦げ目がつく位に焼いたのですが、昨夜に比べて食べやすいのか全部食べてくれました。

夕食は、朝と同じく薄く延ばして焼いたものと、5匹だけ丸のまま焼いてみました。丸のままの魚は初めてだったのですが美味しそうに食べてくれました。ごはんを5g増やしましたが、問題なく食べてくれました。

作ってみて
     ワカサギは、フードプロセッサーですり身にしている
     のですが、骨が少し残っているようでした。
     丸のままで食べてくれるならその方がいいかも。


 3日目=9月1日= 

8月31日の食事   
鴨ムネ肉 60g
ごはん 0g
かぼちゃ 40g
小松菜 40g
   合計  118.8kcal

8月31日は台風でした。
本当にどうして気づかなかったのか、その日はどこへいってもどこへ電話をしてもワカサギは置いていませんでした。もうどうしていいか分からず病院へ電話すると、魚は季節によっては手に入りづらいものは使わない方がいいこと、今は栄養バランスにはそうこだわらなくてもよいことを伝えられ、今日から肉に変更するように言われました。

それからあちこち探して廻ったのですが、ラムも馬肉も脂タップリのものしか見つからず、ターキーは1匹まるごとしかないし・・お店の方に相談に乗ってもらい、鴨のムネ肉に決定しました。

鴨は選択肢になかったので知らなかったのですが、ビタミンやミネラルをたくさん含んでいて、カロリー的にも皮を取り除けば鶏のムネ肉とそう変わらないので選んでよかった~でした。

同じ鳥類なので食べてくれるだろうとは思っていましたが、念のためご飯は
入れませんでした。が、期待も虚しく半分食べたところでプイッとされました。ですが、翌朝はペロリと食べてくれたので一安心です。


栄養バランスは?
     ワカサギの時はCa/P比が、1.3とほぼ理想どおり
     だったのがいきなり0.4に。ですが、カルシウムと亜鉛が
     不足しているだけで
     あとはクリアしているのでまあヨシとします。


 4日目=9月2日= 

9月2日の食事   
鴨ムネ肉 60g
ごはん 10g
かぼちゃ 40g
小松菜 40g
   合計  135.68kcal

今日からご飯を足してみることにしました。ワカサギの時は、つくねの中に混ぜ込んだので違和感なく食べれたのですが、今回はバラバラの状態で混ざっているので食べてくれるかすごく心配でした。
ですが、意外とすんなり食べてくれてホッとしました。

楽しみも必要?
     この1週間は検査を回避できるかどうかという
     大切な時期なのでオヤツなんてとんでもない!
     なのですが、いつもトイレのあとにご褒美をあげて
     いて、もらえないのがストレスになっては・・とまた
     また過保護な私はカボチャをレンジでドライベジタブル
     っぽくしたものをご褒美にあげています。
     結構おいしいみたいです。・・ホントはだめなのでしょうか?


 5日目=9月3日= 

9月3日の食事   
鴨ムネ肉 60g
ごはん 15g
かぼちゃ 40g
小松菜 40g
   合計  144.0kcal

今日はご飯を5g増やしました。
鴨肉って美味しいのでしょうね。冷ましている間にも鼻をヒクヒクさせて私の周りをウロウロしています。ご飯もキレイに食べてくれて一安心です。

カロリーは足りてるの?
今までよりカロリー的には少ないですが、あるデータ
     では所要量の
25%減の食事を続けた ワンは所要量を
     とり続けたワンより
長生きするらしいのです。
今は健康体ではないのでこのデータ通りにするのは
     ダメなのは
分かっているのですが 、今後の参考に
     したいな~と思っています。



 6日目=9月4日= 

9月4日の食事   
鴨ムネ肉 60g
ごはん 25g
かぼちゃ 40g
小松菜 40g
   合計  160.8kcal

調子に乗ってごはんを一気に10gもふやしてしまいました。でもぺろりとたべてくれました。

明日はいよいよ病院です。
お腹に耳を当てると、グルグル聞こえるときもあるし、聞こえない時もある。聞こえない時に病院にいけたらいいのにな・・。

1週間を降りかえって
     正直変化があったかといえば???です。
     ですが、ウンチの回数が以前と同じく1日3回に
     なったので食事療法うんぬんではなく、お腹の調子が
     以前にもどりつつあるのでは・・・と思っています。
     やっぱり色々と食べさせてあげたいので1日でも早く
     元気になってくれるのを祈るばかりです。


 診察の結果=9月5日= 

この日は朝からお薬は与えないようにと指示があったので朝ごはんだけ食べさせ、午後からの診察に連れて行きました。

以前から検査を勧められていて、主人にも説明したいから連れてくるよう言われていたので、先に診察室へ入った主人に病気の説明をして下さっていました。

私が診察室へ入った頃にはほぼ説明も終わっていて、診察した限りではすぐに治療を開始しなくてはならない程ではないらしく、現在頂いているお薬をもうしばらく続けることになりました。

ただ、今後嘔吐・下痢の症状が出たり、体重が急に減るようなことがあれば検査なり治療なりを開始しなくてはならない事を伝えられました。

食事についてですが、野菜については問題はなさそうなので、蛋白質は牛豚鶏以外で、念のため芋類はこのまま控えるよう言われました。また、ずっと控えていた脂質について、中鎖脂肪酸がお腹に負担にならないのでそういった脂質をあげるようアドバイスされ、こちらを紹介して頂きました。
「マクトンオイル」というのがいいみたいです。


こちらの「腎疾患患者向け食品」のページから
「調味料」カテゴリにあります。


今飲んでいるお薬は副作用がほとんどない薬なのでまだ暫らくは飲み続けましょうと言われ、1週間分を処方されたのですが、いくら副作用がないとはいえ、今後ずっと薬を飲み続けなくてはならないのかと少し不安になりました。

ですが、今のところ事態が良くはなっていないものの悪くならなかったのでほっとしました。


以上のことは2004年当時のクリスの病状を綴ったものです。
現在はすっかり元気になり何でも食べられるようになっていますのでご心配しないで下さいね。


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