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ごそ。

耳元でそんな音が鳴った。


 ・ 星 ・


「ハル・・・・?」

隣にハルがいない事に築く。
夜になんか耳元でごそって言う音を耳にしたが
そんな事はどーでも良かったのですぐに寝た。
たぶんあのときにハルはいなくなったんだろう。

「ったく。何処行きやがった」

布団から出て手にタオルを二枚持って部屋から出て屋根裏部屋へと向かった。
階段を上るたんびにキシキシ音が鳴って。今にも底が抜けそうだ。
そして。屋根裏へと続く廊下を歩き屋根裏部屋の戸に手をかけた。
そしたら中から声が聞こえてきた。

「きれぇ。沙羅、起こせば良かったかなぁ・・・・?」

たぶんハルだと思う。いや。絶対ハルだ。
ってかあいつしかいないし。

キィ

戸を開けてハルがいるのかなって思ったらいなくて。
上を見たら屋根へととずく戸が開いてて。
たぶん。あいつはそこにいる。

屋根へと続くはしごはさっきの階段よりひどくて
いい加減買った方が良いんじゃないかと思うほど古びていた。
1つ1つあがるたんびに素足に刺さるとげが痛かった。
戸に手をかけて。そこから顔をひょこっと出してみると
ハルがいて。そして空には綺麗な星があった。

「起きちゃった?」

いつもの顔でハルは俺に言った。
そりゃぁ。隣にいなきゃ心配になる。
ま。居たから良いけど。

「ん。」

持っていた一枚のタオルをハルに渡してもう一枚は自分の体に纏った。

「ありがとv」
「いいえ。」

そして俺はハルの隣に座りハルと同じく星を見上げた。
そこには1つだけ違う色が合って俺はそれだけを見つめていた。
したらハルが

「あれは火星だよ」
「火星?」
「うん。6百年だか6億年に一回しかみれないんだって」
「ふぅん。」

そんな事は本とはどうでも良くて。
ただ今はハルとはしていたくて。一緒にいたくて。
いつも一緒に居るけどだけどなんか今はとてもそうしたくて。
はるは星の話を色々してくれた。
獅子座流星群とか南極星とか色々。

「・・・はくしゅん!」

あまりにも寒くてタオル一枚じゃ足りない。
そんな事からくしゃみが出た。

「かなり寒くなってきたね。そろそろ戻ろう」
「うん。」

俺を気遣ったのか戻ろうって言ってくれた。
たぶん本人が一番戻りたいだろうが。

そしてあの素足に刺さるはしごを下り
きしむ階段を下り、部屋へを戻った。
部屋から見える星もまたきれいで。
俺とハルはそれを見ながら眠りについた。




end


コメ


ハル沙羅のつもり。
なんか少しは文才が上がったかなぁ?と思う。
それは少しでも長く描けたから。
それだけ。




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