お腹が減った。
今は何があるだろう。
周りを見回して。
あるものを見つけた。
・ ベーグル ・
「あ゛ー」
扇風機の前で涼みながらも訳の分からない声を出している
ヴォーカリスト土屋礼央。
そしてその隣。
隣で訳の分からない声を出しているヤツと同じグループの
ハイテナー加藤慶之。
「礼央さん;」
「あ゛~?」
礼央さんは声を出しつつかとうの方を向き
「何じゃらほい」みたいな表情で僕のちょっと困って居る顔を見た。
「風。来ないよ;」
「あ。すまん!」
僕は礼央さんの隣だったのでほんのり涼しかった。
が。他はそうでもなかったらしい。
後ろの方でメンバーが汗をかいて座っている。
一番暑そうなのは健一である(元から熱い男ですから)
かとうに言われて扇風機の前から離れた。
あまり扇風機の前にいると皮膚呼吸が出来なくなってしまうし。
礼央さんが扇風機の前から離れると扇風機の首が回り
メンバーへを風を送った。
メンバーはほんのり来る風で少し汗のせいでなお涼しくなった事だろう
コンコン
楽屋の戸がなってその扉をならしたのはスタッフで。
「もうすぐ本番です。スタンバイお願いします」
そのスタッフさんはにこっと笑って僕らを呼びに来た。
「さて!いくかぁ!」
今まで暑そうだったメンバーも扇風機のを通り過ぎ電源を切った。
収録がおわり。お昼タイム。
当然みんなお弁当を頼んであって
僕一人「大盛り」である。
他はふつうの。
そして食べ終わったのは良いがちょっとまだ足りない。
きょろきょろ見回しているとメンバーが気づいたのか話しかけてきた
「加藤。まさか足りない?」
「うん。」
健一がそれを聞くと「食い過ぎ!!少しは我慢しなさい!」って言って
それを聞いた礼央さんが「言いじゃんか!加藤なんだから!」って言った。
そんな事より何かないかなぁ。
戸棚とか。
でも、そこには何もなくてなんか。もっと何かおいとけよって思った。
色々探してたらバックの中に自分でかったベーグルがあった。
「あ・・・・。」
でも、ちょっともったいないなぁって思った。
だってベーグル一個食べるほどお腹減ってないし(我慢しろよ
せめて半分は誰かに食べてもらわないと・・・・。
うぅぅ。
「あ。」
それを見た礼央さんが僕のベーグルを見て何かを思い出した(?)かのように声をあげた。
「それ。ベーグル?」
「うん。」
なんか礼央さんはまじまじとベーグルをみて
「半分ちょうだい!」
「へ?」
いや。良いんだけどあんまり味無いんだけどなぁ・・・。
それでも良いなら喜んであげるのに・・・。
「お願い!!」
「うーん。・・・・・いいよ」
「やった!!」
どうしてそんなに欲しかったかは知らないけど
一応半分に割って片方を礼央さんにあげた。
食べ終わったらそこにメンバーは居なくて。
礼央さんと二人っきり。
「なぁ。かとー」
「は。はい!」
なんかボーっとしてるときに礼央さんに話しかけられて
ちょっとびっくりして壁に頭をぶつけた。
「わぁ;だいじょぶか?」
「だいじょ・・・ぶぅ」
あんまり大丈夫じゃなかったりした。
この壁堅!!!
コンクリ?
うぅう;いたいよぉ
「ったく。なんだかなぁ」
そういって礼央さんは僕の頭をさすってくれた。
なんか撫でられてるみたいですっごくはずかしくて
顔が・・・・・あっつくなった。
「かとぅ」
「は・・・はい?」
赤い顔を見られるわけにはいかないので少し顔を隠しつつ
礼央さんの方を見た。
そしたら礼央さんの顔が近くて。
唇に何かが触れた。
そのまま押し倒されて少しの間そのまま。
そしてしばらくして唇から離れた。
「うばっちゃったーv」
礼央さんはにぃって笑って言った。
たぶん。キス・・・・された。
そう思ったとたんに顔が真っ赤になって倒れるかと思った。
end
おまけ
よーすけ「よし!」
けんいち「よしって;」
おっくん「あんままいけぇ!」
よーすけ/おっくん「「最後までぇ!!」」
けんいち「えぇ?!」
かのう 「あ。加藤が倒れた。」
健/洋/奥「「「えぇ!?」」」
コメント
題名を扇風機にしよーかと途中思ったよ。
最初は見つけるものはおにぎりだったんですが
かとちはベーグル最近好きらしいのでベーグルにしたのです。
ふたりは2人は出来ていましたがあんまり進歩しません。
礼央が進んでるんですがそれにかとちがついていけないのです。
こまったさんですねぇ。
そしてよーすけとおっくんは変態なので
2人が早くヤっちゃうのを楽しみにしているのです。
でも、健一はそんな事考えません。
かのうさんと一緒です。


