.

「ね、おっくん。」

「んー?」





-もう終わりにしよっか。-




*散櫻*


突然のだった。
でも、なんとなくいつもと違う加藤から、その言葉がでることは不思議に思えなかった。

予感。伍感。・・・誤感?

「・・・何でいきなりそんな事言うん?」

「ずっと。ずっと前から考えてた。僕たちの「この関係」って、少し普通とはずれてるでしょ?」

「・・・・。」

何も言えない。心の中のこの気持ちを、上手く言の葉にノセラレナイ。


悲しい?寂しい?辛い?苦しい?・・・違う。


「だからね、僕たちこれからはもうちゃんとお友達しよう。RAGのメンバーとして、お互い。ね。」

そう言い残して、椅子をたつ加藤。ドアに手をかけた瞬間


「っ・・俺はっ!まだ!・・・加藤くん好きやで!?」

「・・・・・。」

一瞬見えた、加藤の今にも泣き出しそうな笑顔。

「もう離れちゃったよ。僕たちは。」


ドアが開いて、そこから出て行くあの背中。
いつも大切にしたいと心から思っていた、世界で一番好きな人。

モウダキシメラレナイ。

モウキスナンテデキナイ。

オモウコトスラ、、、ユルサレナイ。


体が固まって、上手く動くことが出来ない。
ただ、頭の中では、今までの全てが螺旋の様に渦を巻いていた。
どんなに落ち着けと言い聞かせても、心臓が張り裂けそうに痛んで叫んでいる。


ふと気づくと、目の前がゆれている。

涙、



アフレル。

コボレル。







僕のできなかった事を
してあげられる誰かを。
僕の一番だった
あの人に。
僕の一生の願いとして
どうか
どうか
どうか




ドウカ 

     エンド 



藺月ちゃんからのコメントv
うっわ。寂しいよこれ。
CUNEの曲聴いてて、浮かんだネタ。
短編悲恋物はかきやすいねー。


あおしからもこめんとv
はうぅ、なける。
おっくんが!!加藤が!!
あぁうぅううう!!
おれ悲恋ってかけないんだよ。あんま。
描けるようになりたい!!
ってか文才素敵すぎで死ぬ(しね)
お礼書いてなくてごめんよ。
近いうちにかくよ!






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