Sato’s Room

Sato’s Room

「一人」と「ひとり」


学校にいる時は友達といる
家に帰れば家族がいる
でもそれはたくさんの「一人」が集まってできたもの
だからみんな「一人」だ
私だけじゃない
だから「一人」は恐くない

でも「ひとり」は恐い
友達も家族もいない「ひとり」は恐い
「ひとり」は同じ「ひとり」を見つけられない
見つけても心を閉じて「ひとり」を貫く

人は「ひとり」じゃ生きられないと思う
生まれた時には親がいる
その時から「ひとり」ではない
「ひとり」でいる人は悲しい
「ひとり」は寂しすぎる

けれど「ひとり」も集団に入れば「一人」になる
他の「一人」と触れ合っていくと「一人」と「一人」で「二人」になる
ただ、いつか「ひとり」にされることがあっても
待っていれば「一人」に戻れる日はくる

「一人」と「ひとり」は違う
同じ言葉でも違う言葉
人を「ひとり」にしたら寂しさに殺されちゃう
人は「ひとり」じゃなくて「一人」なんだ

自分が「ひとり」だと思う人は周りを見てみればいい
あなた以外の「一人」はあなたが心を開いてくれるのを待っている
あなたが「一人」になってくれるのを待っている
だからあなたは「ひとり」じゃない

この先も不安になったら周りを見ればいい
人間なのだから周りに「一人」は必ずいるから




高校のときに自選の時間に書いたもの☆
こんときはテゴの出る「疾走」を読んだ後に書きました。
「疾走」の中でも「ひとり」って言葉が印象に残ったから。
まぁ鬱で書いてたから少し暗いんですが(苦笑
先生に褒められて嬉しかったからよし♪(単純


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