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源平合戦の主役といえば、頼朝と義経。
しかし、実は、もうひとりすごい源氏がいました。
もう1人の源氏、もう1人の戦の天才。
彼は、突然現れ、あっという間に京の都を手に入れました。
ところが、あっという間になにもかも失い、忽然と歴史の表舞台から姿を消しました。
その男は、木曾義仲。
2歳の時に、源氏の同族争いで父を殺された義仲は、木曾に匿われます。そして、乳きょうだいの兼光・兼平・巴とともに自然たっぷりの信濃・木曾でたくましく成長します。
延暦寺の僧をも従わせ、挙兵からたった3年で、平氏を京から追い出してしまいます。
めでたく京に入った義仲でしたが、治安の回復ができなかったりと、うまく政治を行うことができず、義仲があてにならないと判断した後白河法皇が、源頼朝と手結んだため、義仲は次第に追いつめられていきます。
そして、宇治川の戦いで源義経に敗れた義仲は、粟津で討ち死にしてしまいます。
日本史の中で義仲が活躍した期間はほんの3年ほどでした。しかし、がむしゃらで華々しい義仲の活躍は、源平合戦の中でも、強い印象があります。
テレビの時代劇などでは、源義経は、常にイケメンの俳優さんが演じていらっしゃいますが、
たとえば、タッキーとか。
が、平家物語の中の義経は「色白で背が低くて、前歯がすごく飛び出てる」と。
それに比べると、義仲は、「眉目形(みめかたち)はきよげにて美男なり」と。さらに素朴で、仲間を大切にする人に好かれる性格だったそうで、本当にイケメンだったようです。
わかぎみ 2022年08月19日
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