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台湾迷(台湾マニアのブログ)
TV朝日「世界の車窓から」臺灣編
TV朝日「世界の車窓から」臺灣編
1300キロを巡る台湾一周の旅
2009年1月12日から1月29日/2月9日から3月1日放送予定
※1月30日から2月8日は、テレビ朝日開局50周年記念企画「世界一シリーズ」を放送します。
九州よりやや小さい臺灣には、鉄道の魅力がぎっしりと詰まっています。2007年に開通したばかりの臺灣新幹線、待望の復活を果たしたサトウキビ列車、南国旅情あふれるローカル列車、等々。首都臺北を起点に、高雄、臺東、花蓮、そして再び臺北へと、およそ1300キロを旅する中で、島国特有の自然美と、人々の穏やかな笑顔に出会います。“新しさ”と“懐かしさ”が混在する台湾ならではの魅力を、お楽しみください。
[スタッフ]
プロデュ-サ-:田原敦子(テレビ朝日) 岡部憲治(テレコムスタッフ)
アシスタントプロデューサー:水谷久美
ナレーション:石丸謙二郎
ディレクタ-:李 玉美
撮影 :辻 智彦
撮影助手:佐藤洋祐
アシスタントディレクター:立川修史 山本紗康子
No.7780 1月12日(月曜日) 「臺灣一周の旅 ハイライト」
~今日から、臺灣の旅が始まります~
変化し続ける、臺灣
懐かしさと新しさが混在するこの島を
一周する旅に出かけます
まずは台北から
特急列車・自強号に乗って、南へ
九州よりもやや小さな臺灣に
実に様々な種類の列車が走っています
臺灣第2の都市・高雄からは
普通列車に乗り換えて、さらに東を目指します
臺灣海峡の風を切って、最南端を過ぎれば
臺東の街に到着です
南国の大地の恵みを味わいながら
再び、臺北へと続く旅…
2007年に開通した臺灣高速鉄道
待望の復活を果たした蒸気機関車
およそ1300キロを巡る、臺灣鉄道の旅に出発します。
No.7781 1月13日(火曜日) 「未来型鉄道 MRT」
~今日は、台北の都市鉄道を紹介します~
250万を超える人々が暮らす、台湾最大の都市、台北
日々の交通渋滞は深刻を極めています
市民を救う救世主、それが都市高速鉄道MRT
現在完成しているのは、7路線
市内のほぼ全域を網羅し
車やバイクに代わる交通手段として
活躍しています
MRTが優しいのは、人にだけとは限りません
チケットを購入すると
出てくるのは…
リサイクル可能なコインです!
環境と人に優しい未来型鉄道MRTが
今日も、臺北の街を駆け抜けています。
No.7782 1月14日(水曜日) 「高速鉄道700T」
~今日は、臺灣の新幹線、高速鉄道に乗車します~
朝日を浴びて佇む、臺北駅
臺灣で始めて鉄道が開通したのは1891年のことです
その100年もの歴史に新たに名を刻む、新顔が誕生しました
臺灣高速鉄道700T
終点、ヅォイン(左營)駅まで345キロを
最速96分で駆け抜けます
こちらが、本日の車掌さん
安全点検を終えた彼女の号令で
列車は、台北の街を抜け、一路南へ
遠足に出かける中学生たちに出会いました
いくつもの笑い声を乗せて…
最高時速300キロの旅が始まります
No.7783 1月15日(木曜日) 「幸せを運ぶ駅弁」
~今日は、台湾高速鉄道の車内をご覧下さい~
台湾の新幹線、高速鉄道
一日およそ10万人の人々を乗せ
台湾の大地を縦断しています
日本の新幹線をモデルに作られたという車内
ゆったりと快適なシートで
乗客たちは、思い思いの時に揺られています
そこへ、車内販売のお姉さんたちがやってきました
一番人気は、台湾では定番の照り焼きチキン弁当
車内でしか買えないということもあって
売れ行きも上々です
列車では、小さなお弁当が大きな幸せを運んでくれます
No.7784 1月16日(金曜日) 「銀河の鉄道」
~今日は、終点ヅォイン(左營)駅に到着します~
2007年、高速鉄道の開通によって
台湾全域で、気軽に日帰りの旅を楽しめるようになりました
でも列車の魅力は、決して、乗る人だけの物ではありません
こちらは、沿線にたつカフェ
ここは、列車が通り過ぎるのを眺めるために作られた
オープンカフェです
鉄道ファンならずとも、家族や恋人と
皆、ときを忘れて過ごします
台北を出発して96分列車は短い旅を終え
終点ヅォイン(左營)駅に到着しました
No.7785 1月17日(土曜日) 「魅惑の平溪線」
~今日から、平渓線の旅が始まります~
台北から車で1時間ルイファン(瑞芳)と呼ばれる
小さな駅にやってきました
ここは、行楽列車として人気を集める
平渓線の発着駅です
朝10時ホームは既に
日帰りの旅に出かける人々で、ごった返しています
名物の駅弁販売に取りかかる少年たち
いつも飛ぶように売れる、自慢の弁当なのだとか
おや、おばあちゃん
出発も待たずに、もうお弁当開きですか?
いったい、どんな旅になるのか…
ホームに滑り込んできた列車に、乗り込みます
ここから、西へおよそ20キロの旅
列車は、深い渓谷へと進んで行きます
No.7786 1月18日(日曜日) 「緑の基隆河」
~今日は、平渓線の車窓をご覧下さい~
台湾北部を走る平渓線山深い渓谷への旅が始まっています
車窓には、キールン(基隆)河の緑の水面が流れています
よく晴れた旅日和車内は、秋の風景を楽しむ人々の熱気で
いっぱいです
袖振り合うも多少の縁
笑い声のぎっしり詰まった列車は
西へ向かって走り続けます
終点まで6.5キロ
小さな村の真ん中を抜けて行きます
No.7787 1月19日(月曜日) 「十分老街」
~今日も平渓線の旅をお楽しみください~
出発からおよそ30分、列車は
基隆河の蛇行に沿って走り続けています
心地よく揺れて乗客を夢の世界に誘いながら
列車は、十分の街を通って行きます
一日周遊券を使って、自由に途中下車を楽しめるのも
この路線の魅力の一つ
一歩裏道に入れば、静寂の時が流れています
列車も、声を潜めるように山間の村を抜け
終点菁桐へと向かいます
No.7788 1月20日(火曜日)
「名物おじさんのお茶」
~今日は菁桐の街を歩きます~
およそ40分の小さな旅を終え、平渓線の列車が
終点、菁桐駅に到着しました
初めて来たのに、どこか懐かしい香り漂う街です
おや、何やら人だかりが出来ていますね
この方、名物おじさんでしょうか…
ここは、天然の果実や草花で作ったお茶を
好きなだけ試飲できるお店
蜂蜜につけ込んだ、ほんのりと甘いお茶です
おじさん、美味しいお茶をどうもありがとう
平渓線の旅も、ここで終わり
列車は、もと来た路を東へと帰って行きます
No.7789 1月21日(水曜日) 「自強号で出発」
~今日は、特急列車・自強号に乗車します~
一日におよそ40万人が利用する台北駅
ここを起点に、台湾一周の旅に出かけます
まずは、朝7時発の特急列車、自強号で
南西に165キロ、台中の街を目指します
自強号は運行本数が多いため、通勤、通学に欠かせない
市民の足ともなっています
台湾一周、およそ900キロの旅が始まりました
車窓には、澄み渡る空 一気に胸の期待が膨らみます
No.7790 1月22日(木曜日) 「お婆さんの旅」
~今日は、自強号の車内の様子をご覧下さい~
午前7時 台北を出発した自強号が
朝の光の中を南へ向かって、走り続けています
車内には、静かな時が流れています
大きな麻袋を大事そうに見つめるおばあさんに出会いました
聞けば、今日は、田舎に暮らす弟さんの誕生日なのだとか
袋の中にぎっしりと詰まっていたのは、とりたてのマコモ
弟さんの大好物なのだそうです
おばあさんの大好きな家族のもとへ向かって…
列車は、まっすぐに走っていきます
No.7791 1月23日(金曜日) 「台湾の水田」
~今日は、台中に到着します~
台北から南西へおよそ100キロ
車窓には、田園風景が広がっています
温暖な気候の台湾では、米の二期作が行われています
まるでパッチワークのように
使っている田んぼと、休ませている田んぼが
代わる代わる続いていきます
出発からおよそ2時間
窓には、台中の街が見えてきました
台中は、台湾で3番目に大きい都市です
No.7792 1月24日(土曜日) 「台中黄昏市場」
~今日は、台中の街を紹介します~
台北から南西に走ること165キロ
列車は、台中駅に到着しました
ここは、台湾中部最大の商業都市
現在、105万人の人々が暮らしています
かつて清の時代 都が置かれていたこの街は
台湾全土から美味しい物が集まる、グルメの街です
味にうるさい主婦たちが集うという市場を覗いてみました
一歩入ると、立ちのぼる美味しそうな香り!
今夜のおかずに最高の味を!と
女たちは妥協を許しません
少女が見つけたのは、台中名物、チーツァトン
鶏の足を甘く煮こんだ、逸品です
No.7793 1月25日(日曜日) 「台中出発」
~今日は、台中を出発します~
台中を出発するまで、あと2時間
ちょっと一杯、お茶を飲みながら、待つ事にします
ここ台中は
台湾のお茶文化の発祥地だと言われています
周辺で良質な茶葉が採れる事もあって
暮らしはいつも、お茶の香りに包まれています
暑さも和らぐ昼下がり
皆、ちょっとした時間を見つけて
思い思いにお茶を味わいます
そろそろ、旅の続きに出かけます
台中駅から、ローカル線に乗車して、さらに南を目指します
No.7794 1月26日(月曜日) 「彰化の扇形車庫」
~今日は、ローカル線の駅を紹介します~
台中を出発したローカル線が、南に向かって走り始めました
大肚渓を渡るとすぐ
最初の停車駅彰化に到着です
実はこの駅では、世界でも珍しい
ある物を見る事が出来るのです
それは…昔ながらの扇形車庫
扇の形をした車庫に、常時12台の機関車が
入れ替わり立ち代わり出番の時を待っています
こちらは、機関車の向きを変えるターンテーブル
電車が主流となった現代
なかなか見かけなくなりましたが
ここ彰化駅では、1年365日
今も、現役で稼働し続けています
No.7795 1月27日(火曜日) 「集集線出発」
~今日は、集集線に乗車します~
台中から南へ51キロ、二水駅は
集集線との分岐点となっています
列車は、南国の風を切って走り始めます
車内には、ほんのり甘酸っぱい香りが漂っていました
香りの元をたどると、おじいさんが一人、座っています
一つ食べてみるかい?と差し出してくれたのは
この地方原産のドライフルーツ
これを食べると、よく眠れるんだよ、とおじいさん
列車は緑のトンネルを抜け、東へと走り続けます
No.7796 1月28日(水曜日) 「チャーチャン村」
~今日は、チャーチャン駅に到着します~
二水駅を出発して、およそ20分
車窓に倒れかけた鉄塔が見えてきました
台湾中部を走る集集線沿線は、1999年
台湾大震災で最も大きな被害を受けた地域です
列車は、およそ30キロの旅を終え
終点チャーチャン駅に到着しました
かつての地震で、半数の民家が倒壊したという村にも
今はすっかり平穏な暮らしが戻っています
村の真ん中にある食堂
近所の発電所で働くおじさんたちが、いつもの仲間と
いつものおかずで、お昼を楽しんでいました
変わらぬ暮らしの中を
列車は、一日12回、往復しています
No.7797 1月29日(木曜日) 「サトウキビ列車」
~今日は、台湾の観光列車を紹介します~
台湾中部にある、渓湖駅
今日はここから
蒸気機関車が牽引する観光列車に乗車します
週末のみ、日に2回運行される列車を目当てに
多いときには、200人以上が集まる人気の路線です
今日で5回目という近所の少女も、おばあさんに手を引かれ
やってきていました
かつて
サトウキビの運搬に使っていたトロッコを
今は、そのまま客車として利用しています
往復40分の旅に出発です
No.7808 2月9日(月曜日) 「キョコウ号で高雄へ」
~今日は、キョコウ号に乗車します~
午後2時21分発の急行列車、キョコウ号が
ニ水駅に到着しました
この列車に乗車して、南へおよそ150キロ
台湾第二の都市高雄を目指します
金曜の午後とあって、車内は満員御礼です
キョコウ号は、特急列車の自強号に比べて、運賃が格安なため
週末、里帰りする学生たちの、強い味方なのです
No.7809 2月10日(火曜日) 「睡魔との旅」
~今日は、キョコウ号の車内の様子をご覧ください~
高雄を目指すキョコウ号が
南へと走り続けています
雨季の台湾
午後4時を前に、西の空が赤く染まり始めています
車内には、傾き始めた日の光が
睡魔を招き込んでいました
あっちでもこっちでも
睡魔に負けた乗客たちが、夢の旅へと出かけています
ニ水駅を出発しておよそ、2時間半
終点高雄駅は、もうまもなくです
No.7810 2月11日(水曜日) 「高雄の夜市」
~今日は、高雄に到着します~
ニ水駅を出発しておよそ150キロ
列車は、終点高雄駅に近づいています
午後4時56分定刻通りの到着です
乗客たちは、家路へ急ぎます
高雄は、台湾最大の港町
日は暮れても、街の熱気は収まりません
夕食どきの夜市には
新鮮な海の幸が、ところ狭しと、並べられています
味の決め手は、何と言ってもスピード
腕自慢の男達が、飛び交う注文と格闘しています
香ばしい海の香りと、頬を撫でる夜の風…
高雄の屋台では、生涯忘れられない味に出会えます
No.7811 2月12日(木曜日) 「高雄の朝」
~今日は、高雄を出発します~
台湾最大の港町、高雄の朝です
港のすぐそばで、祭りの一行と出会いました
海の守り神に感謝をささげる祭りです
古くから、豊かな海の恵みに支えられてきたこの街は
今なお、海上交通の要として活躍しています
陸の上でもまた、欠かせない分岐点となる高雄駅
台湾一周の旅は、ここから更に南へと続きます
ディーゼル機関車が牽引する普通列車、區間車に乗車して
台湾海峡に面した街、枋寮を目指します
午前8時31分 定刻より一分遅れて
列車は南へ向かって走り始めました
No.7812 2月13日(金曜日) 「テスト勉強」
~今日は、ローカル線の車内をご覧ください~
南へ向かう區間車が
南部最大の街、高雄を抜け出しました
朝の車内では、読書の時間です
児童福祉を勉強する学生さん
彼女が熱心に読んでいるのは…友達の参考書です!
実は、大事な授業をサボってしまったので、
試験に出そうなポイントを丸写ししていたのです
なんと、試験はこの後すぐ!
赤点、取らないといいですね…
列車は、大きな鉄橋を渡ろうとしています
この橋は1914年、日本人の技術者によって建てられました
完成当初は、東南アジア一の長さを誇っていたといいます
ところが…
今は、台風で途中から倒壊したままになっています
復興は、まだまだ先になるそうです
No.7813 2月14日(土曜日) 「雨の結婚式」
~今日は、沿線の村を紹介します~
高雄から東へおよそ20キロ
列車は、屏東駅に到着しました
屏東駅は、台湾の先住民が多く暮らす街への
玄関口となっています
三地門郷と呼ばれるこの集落には
今なお、およそ7千人のパイワン族が
伝統を受け継ぎ、暮らしています
この日は、年1度の合同結婚式
新郎新婦が伝統衣装に身を包み、祝いの宴が始まっています
村人たちが、一つの大きな円を作り
新しい門出を祝う歌を歌います
婚礼の儀式の直前…
突然、スコールが降り出しました
式を中断し、雨が上がるのを待つことに
降りしきる大粒の雨は、はたして
若い二人の未来に、恵みの雨となるのでしょうか…
No.7814 2月15日(日曜日) 「雨のお参り」
~今日は、車内の様子をご覧ください~
屏東駅を出発しておよそ1時間
列車は、南へと走り続けています
今にも泣き出しそうな空の下
今日はヤシの木々も、寒さをこらえながら
立ちすくんでいます
車内には、これから道教のお寺に、お参りに行くという
老夫婦が揺られています
膝元に積み上げられていたのは
お札を模したものです
これを燃やして、健康を祈願するのだそうです
外は、ついに降り出した雨に
しっとりと濡れ始めていました
TITLE "長寿を願って"
ARTIST テレサ・テン
CD '淡淡幽情'
(Polygram Records SC-6101)
No. 7815 2月 16日(月曜日) 「枋寮で乗り換え」
~今日は、枋寮駅に到着します~
台湾南部を走るローカル線が
終点枋寮駅に近づいています
沿線には、うなぎの養殖池が広がり始めました
このあたりで育てられる年間50トンを越えるうなぎ…
その多くが海を越え、はるか日本へと輸出されています
定刻から遅れること約10分 列車は
終点枋寮駅に到着しました
この先は、台湾海峡に沿って走る海岸線に乗り換えます
どんより曇り空が晴れることを祈りながら
次の出発まで4時間、
のんびり待つことにします
No.7816 2月17日(火曜日) 「台湾海峡の夕日」
~今日は、枋寮を出発します~
台湾の西海岸に面した駅、枋寮
ここから、およそ100キロ、東海岸の台東を目指します
乗車するのは、旧型客車を利用した各駅列車
台湾最南端を走る旅に出発です
午後2時35分 列車は、ゆっくりと
枋寮の街を抜け、一路東へ向かいます
出発から、およそ20分
車窓に、台湾海峡が見えてきました
夕暮れ間近の太陽が、この日最後の光を注ぎます
No.7817 2月18日(水曜日) 「中央山脈横断」
~今日は台湾の山岳地帯を走ります~
列車は今、全長8070mのトンネルを
抜けようとしています
台湾最南端を走る南廻線は
中央山脈を横断する路線です
車窓の風景には目もくれず
まっすぐ前だけを見つめるおじさんに出会いました
この方、実は…、単なるおじさんではなかったんです
古荘駅に停車する直前、席を立ちドアのほうへ
そう、おじさんはなんと、この駅の駅長さんでした!
険しい山岳地帯に立つ駅では
列車が、欠かせない通勤手段になっています
駅長さん、今日も一日、お勤め頑張ってくださいね
あと数回、トンネルを抜ければ
列車は太平洋に到達します
No.7818 2月19日(木曜日) 「台湾最南端」
~今日は、太平洋沿いを走ります~
ここは、台湾最南端に位置する、墾丁国家公園です
熱帯魚や珊瑚が暮らす海…
空が澄んだ日は、フィリピン島まで見渡せます
列車は、太平洋に沿って
北へと走り始めました
決して見飽きることの無い風景…
この海の果ては
日本列島へと、繋がっています
No.7819 2月20日(金曜日) 「温泉郷」
~今日は、台湾の温泉を紹介します~
太平洋に沿って走り続けた列車が
海を離れ、最初に到達するのが知本駅です
かつては、先住民だけがくらすのどかな街でしたが
近年、観光地としても注目され始めています
街の中心から西へ10キロ程行った渓谷沿いに
古くから温泉がわき出しています
この地を行き交う旅人を
癒し続けてきた、名湯です
No.7820 2月21日(土曜日) 「フルーツ天国 台東」
~今日は、台東に到着します~
枋寮を出発して、およそ2時間
終点間際の車内に、二人組の女性が座っています
旅の思い出よ、と見せてくれたはがき
裏には、訪れた街のスタンプが並んでいました
どうやら、台湾最南端の駅を起点に
途中下車の旅を楽しんでいるようです
午後4時45分、列車は、日暮れ前の台東駅に到着しました
南東部最大の街、台東では
いたるとこで珍しい果実に出会います
中でもこちらが台東名物!
お釈迦様の頭と書いて、釈迦頭です
中には南国の香りがぎっしりと、詰まっています
No.7821 2月22日(日曜日) 「台東の朝日」
~今日は、台東を出発します~
午前6時
夜が明けたばかりの台東駅から、北へおよそ160キロ
花連の街へ向けて出発します
静かな構内で、20分後に出発する特急列車
自強号を待ちます
早朝の列車には、様々な人が乗り込みます
観光に出かける人…
こちらは、野球の試合にでも行くのでしょうか…
出発を待つように、東の空から
太陽が顔を出し始めました
それぞれの、新しい一日が始まります
No.7822 2月23日(月曜日) 「走る駅弁」
~今日は、キョコウ号に乗り換えます~
台東を出発して、およそ20分
列車は、台湾きっての米どころを、北へと走っています
午前6時58分、池上駅に到着です
ベーンターン、とは、お弁当のこと
周辺でとれる最上級のお米で作ったお弁当を
おばさんたちがホームで売りさばきます
ただし、販売時間は、一台の列車につき
たったの2分だけ!
おばちゃんは
乗客めがけて、ホームを駆け回ります!
そこへこれから乗り換えるキョコウ号が到着しました
おばちゃん、本当にご苦労さま
たわわに実る稲穂を眺めながらのお弁当は、贅沢なものです
No.7823 2月24日(火曜日) 「綱引き天国」
~今日は、キョコウ号の車内の様子をご覧ください~
急行列車、キョコウ号は
花蓮の街を目指し、北へと走り続けます
こちらは
これから台北で綱引き大会に出場するという学生たち
作戦会議の真っ最中です
誰を先頭に立てるか、いかにバランスをとれば
重心を下げられるかがポイントのようです
綱引き専用の靴を、見せてくれました
底には、泥の塊!
これまでの練習の跡が見えますねぇ
そしてこちらは、ユニフォーム 綱の摩擦に耐えられるよう
厚いフェルト生地で出来ています
練習の成果、十分発揮できるといいですね!
No.7824 2月25日(水曜日) 「台湾のグランドキャニオン」
~今日は、花蓮に到着します~
池上駅を出発しておよそ2時間半
急行列車キョコウ号は
中央山脈に沿って北へと走っています
午前10時17分
列車は定刻通り、花蓮駅に到着しました
台北から南東に196キロにあるこの駅は
台湾有数の景勝地、太魯閣渓谷への最寄駅となっています
「台湾のグランドキャニオン」とも称される太魯閣渓谷
そそり立つ断崖絶壁の岩山が
23キロにも渡って連なっています
渓谷に沿って続く道路は、かつて蒋介石とともに
大陸から渡った兵士達によって作られました
時を経てなお、勇ましい男達のかけ声が
天高くこだましているかのようです
No.7825 2月26日(木曜日) 「俊足 太魯閣号で出発」
~今日は、花連を出発します~
台湾一周、およそ900キロの旅も
ここ花蓮駅からの乗車が最後となりました
ここから北へ196キロ、台北の街を目指します
乗車するのは、台湾鉄道が誇る最新型特急列車、太魯閣号
今台湾で最も人気の列車で、全席指定の乗車券は
数ヶ月前に完売してしまうほどです
台北までおよそ2時間の短い旅が始まりました
太魯閣号の最大の魅力は、何と言っても
山に海にと、車窓を次々と流れて行く風景です
出発から20分
列車は旅のハイライト、清水断崖を過ぎ
さらに北へと上ります
No.7826 2月27日(金曜日) 「太魯閣に揺られて」
~今日は、太魯閣号の車内の様子をご覧ください~
太平洋に沿って、北へと走る太魯閣号
台北までは残り、およそ1時間です
太魯閣号は、2007年に運行が始まった、俊足な特急列車
シートは、ビニールレザーが張られ
日本のグリーン車に負けない広さになっています
随分と、快適なようですねぇ
太魯閣号はまた、台湾で初めて
振子式走行を導入した列車でもあります
急なカーブを曲がる際
振子のように車体を斜めに傾けることで
速度を落とすことなく、揺れを軽減できます
この振子走行のおかげで、花蓮-北間の走行時間を
45分も短縮しています
No.7827 2月28日(土曜日) 「『悲情城市』の街」
~今日は、沿線の街を紹介します~
台北に向かって北へと走る太魯閣号
その沿線には、ジョウフェンという街があります
ここは、1989年に製作された
ホウ・シャオシェン監督の映画『悲情城市』の
ロケ地となった街
入り組んだ路地には、カフェや雑貨屋が点在し
町全体がレトロな風情に包まれています
休日ともなれば、国内外から
一日およそ5千人もの観光客が訪れる
台湾屈指の観光名所です
こちらは、名物の芋団子で作ったおしるこ
なんとも、豪快ですね
すぐ近くの港に上がる新鮮な魚も
すり身団子にしてスープで頂きます
ダシがしっかり出ていて、病み付きになる味です
No.7828 3月1日(日曜日) 「台北ふたたび」
~今日は、台北に到着します~
台北を基点に始まった台湾一周の旅も
終わりに近づいています
太魯閣号の車窓に基隆河が見えはじめたら
台北の街は、もうすぐそこです
最後はしばらく、地下の旅が続きます
台湾一周、およそ900キロの道のりを経て
ふたたび台北駅に降り立ちました
出迎えてくれたのは、大都会の喧騒…
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