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「家庭の医学」タミフルはインフルエンザを治さない 先週火曜日に発熱以来、ウチのぼっちゃまがインフルエンザです。完治までなかなか時間がかかってしまってます。なぜかと言うと。。・予防注射している。 → それでも、かかることがある。・インフルエンザ検査で陰性 → 一割は 陰性でもインフルエンザである。という、とても確率の低いコースを、チョイスしちゃったんですね~。もちろん本人の意思には関わりないチョイスですが。検査で陰性だったために インフルエンザ薬タミフルを投与開始まで2日ロスしてますから、その間にウィルスは増殖したでしょう。なんで検査結果が陰性なの?っととっても疑問でした。タミフルはウィルスの増殖を抑えるもので撃退薬では無いそうですね。あくまで身体の免疫システムで回復するのだと、「家庭の医学」で知りました。熱が40度近く出たので、座薬で下げたのですが、ウィルスは37度代で、もっとも増殖、40度近いと増殖できなくなる。身体がウィルスと戦う為に発熱してたのですよね。この、40度近い熱は、でもほっておいていいのかどうか親は迷います。脳障害になっても怖いですから。。インフルエンザ薬:タミフルで異常行動死 少年2人 [毎日新聞]と言う、薬の副作用も怖いですね。 回復までよく様子を見ていないといけないですね。私は身近にいるので、手洗い、うがい、お茶(カテキンで殺菌を信じてる(^^)を心がけていますが、しつこい頭痛が続いています。 早めに病院に行かないといけませんね。皆様も お体にお気をつけ下さい。アイスノンは 常備ふたつ、子供用と合わせると4つあります。あと、水枕と交互に、タッパーなどで氷を作って砕いて使ってます。”冷えピタ”は欠かせないですね。 電気敷毛布 正月に田舎に帰省すると、敷毛布がないと駄目な体になって帰ってきちゃマス(笑)病気で、寒がる時は重宝ですね。楽天商品もかなり在庫切れですから、人気は高いですね。 湯たんぽもいいですが。部屋が乾燥してるので、わざと洗濯物を吊るしてると、あっという間に乾いてしまいます。 風邪などの時は、湿度もあった方が良いようですね。 関東はカラッカラですから。。
2006年01月30日
『NOTHING ナッシング』 (2003) NOTHING 上映時間 89 分 製作国 カナダ/日本 ジャンル ミステリー/ファンタジー/コメディ 「CUBE」「カンパニー・マン」の奇才ヴィンチェンゾ・ナタリ監督が、「ある日突然、世の中から全てのものが消去され、何もない世界が広がっていったら?」という奇想天外な設定を実際に映像化した、斬新かつ実験的な異色オフビート・コメディ。主演は、ともに「CUBE」にも出演していたデヴィッド・ヒューレット(デイブ役)とアンドリュー・ミラー(アンドリュー役)。《公開時コピー》扉を開けると、世界は消え始めていた公式コピー このパッケージはいけないな~。サスペンスだというのも、ウソ(笑)サスペンスと思ってみたら、脱力すること断言します。コメディですよねこれは、、私は、割と楽しめたんですけどね。ブラックユーモアだったわ。CUBE」や「カンパニーマン」と同じ、あり得なくて理不尽な設定に投げ込まれた 人間の行動や心理。。好みが分かれるところですね。 デヴィッド・ヒューレットは、監督と高校時代の同級生。 監督は同じく「CUBE」でカザンを演じたアンドリュー・ミラーとの演技バトルを撮りたかったのだそう。 ふたりで1時間半、充分楽しませていただきました。それと、舞台となる家がなんとも、かわいいですよね。ふたりの駄目おとこも、どうしようもないんだろうケド、憎めない。 この、欠点のある人物が主人公の話って、結構好きです。「サイド・ウェイ」でもおじさんふたりの珍道中が面白かった。 徐々に、変わっていく人物の心理の動きが面白かったです。何故 強烈にツボに来たか 以下ネタバレ↓象徴的なのが家の形半分。これは彼らが半端モノであると如実に語っている。社会的につまはじきもの、おちこぼれ。ひとりでは生きられない。落ち度は自分ではなく社会が悪いと思っている。。ホントは自分が情けないせいだと分かっているんでしょうが。↓そして追いつめられて「こんな社会消えてしまえ!」という願いが叶い。。 ↓お互いだけになった。↓二人でハッピーと思った。<楽園>と思えた。↓けれど、人間ふたりっきりになれば当然ケンカ↓やがて、二人の友情の真の姿を知る。アンドリューは嫌な記憶を消すことで、今まで無かった自信に裏打ちされた視点で親友が見えるようになる。これまでの性格とは変わった為に、二人の力関係も変わったようだ。デイブに依存した関係でなく、対等な関係で観れるようになった。 すると、デイブが一度は自分を捨てて出て行ったことがどうしても許せないと思い、その怒りだけは消したく無いとこだわる。怒りによってプライドが揺ぎ無い強さになり、自己証明、自己確立みたいなものになってしまったのだ。それまで、自分の弱いところ、足りないところを埋める為に必要だった友人。弱さが無くなったとき、友人もいらなくなるのか?ま~、あの、○だけになって、ビョインビョイン飛んでるとこは、不気味と言えば不気味ですが、なんだか哀愁とか滑稽さも漂ってました。 。最後のエンドロールのあとにワンシーンあるのでお見逃しなく。 監督: ヴィンチェンゾ・ナタリ Vincenzo Natali 製作: スティーヴン・ホーバン Steven Hoban 製作総指揮: ヴィンチェンゾ・ナタリ Vincenzo Natali 原案: デヴィッド・ヒューレット David Hewlett 脚本: アンドリュー・ロウリー Andrew Lowery アンドリュー・ミラー Andrew Miller 撮影: デレク・ロジャース Derek Rogers 音楽: マイケル・アンドリュース Michael Andrews ナレーション: モーリス・ディーン・ウィン Maurice Dean Wint 出演: デヴィッド・ヒューレット David Hewlett デイブ アンドリュー・ミラー Andrew Miller アンドリュー ゴードン・ピンセント Gordon Pinsent マリ=ジョゼ・クローズ Marie-Josee Croze アンドリュー・ロウリー Andrew Lowery カナダのトロント。デイブとアンドリューは幼い頃からの親友同士。デイブは協調性が全くない自己中心男、一方のアンドリューは極度の心配性で家から出られない引きこもり。ルームメイトの2人は、デイブが外で働き、アンドリューが家事を引き受けることで、なんとか互いに助け合いながら生きていた。しかしそんなある日、2人はたび重なる不幸に見舞われ、ついには住み慣れた家からも追い出されようとしていた。すっかり何もかもが嫌になった2人は、思わず“放っといてくれ!”と叫ぶ。するとその瞬間から、驚いたことに彼らの周りから“無の世界”が広がっていくのだった…。
2006年01月29日
『0:34』 レイジ 34 フン (2004) CREEP 上映時間 85 分 製作国 イギリス/ドイツ ジャンル ホラー 夜の地下鉄構内で暗闇の恐怖に苛まれる英国発のスプラッタ・ホラー。終電後の地下鉄駅に取り残された女性が、闇に潜む何かに追い詰められていくさまをスリリングに描く。監督はこれまで短編やTVの脚本を手掛け、本作で劇場長編デビューのクリストファー・スミス。主演は「ラン・ローラ・ラン」のフランカ・ポテンテ。《公開時コピー》始発まで 生きていたい――。 英国で大ヒットのブリティッシュ・ホラー。ジェイソン系です。(13日の金曜日系)最終電車を待つうちに うたた寝をして乗り遅れその後に来た電車に乗り込んでしまった。。というト書きで、借りてみました。その電車は心霊列車なのかな?っと、電車に謎があるのかと思ったのですが、、。ちょっと違いました。いたのは「地下鉄の怪人」。それで、この「地下鉄の怪人」は残念ながら(当然)「オペラ座の怪人」のようにヒロインに恋もしなければ、ヒロイックでもありません。 もちろん比べることなんて、出来ませんですね。学校など、昼間賑わう場所が夜になると不気味になるのは、容易に想像できます。地下鉄も無人のホームはさぞ怖いでしょうね。。『学校の怪談』など沢山ありますね。地下鉄、って日本ではどうなんでしょう、やっぱりホームレスとかいそうですけど、閉じ込められて出られないってことはあるんですかね。。ロンドンの地下鉄はそのようですね。前半の方は怖かったですが、後半はちょっと飽きちゃいました。スプラッターが好きな方は楽しめるのでは。 監督: クリストファー・スミス Christopher Smith 出演: フランカ・ポテンテ Franka Potente ケイト ショーン・ハリス Sean Harris クレイグ ヴァス・ブラックウッド Vas Blackwood ジョージ ジェレミー・シェフィールド Jeremy Sheffield ガイ ポール・ラットレイ Paul Rattray ジミー ケリー・スコット Kelly Scott マンディ ケン・キャンベル Ken Campbell アーサー イギリス、ロンドン。ファッション業界で働くケイトは、彼女に気があるらしいガイを避けるためパーティー会場を抜け出して地下鉄のチャリング・クロス駅へとやって来た。そして深夜0時34分の最終電車を待つ間ベンチに腰掛け、ついうたた寝をしてしまうケイト。やがて気が付いた時には、終電はすでに出た後だった。さらに、彼女は駅から出ようとするも人影はなく、出口は外からシャッターが下ろされていた。するとその時、もう来ないはずの電車が到着する。ケイトは疑問を抱きながら、その電車に乗り込むのだが…。
2006年01月29日
『エイリアン・ビギンズ』 (2005) The Salena Incident 上映時間 87 分 製作国 アメリカ ジャンル SF/アクション/ホラー これは、エイリアンシリーズの系譜に含まれるものではありませんのでご注意下さい。「バッドマン・ビギンズ」「エクソシスト・ビギンズ」。。”~ビギンズ”にひっかかっらないように。。(笑)出だしからあやし~あやしーっという出来です。アメリカの○軍(?)の司令部らしい部署にいるのが、普通っぽいお爺さんだけだ~。腹がたるんだ人がいる~。。精悍な上層部がひとりも映らない~。。さらにおそらくエイリアン退治に出かけているんであろう、海兵隊、いくら状況説明受けていないとは言え、前作までの作品にみなぎる緊張感が無さすぎ、。囚人護送車の護送人たち、いくら、映画だからって、こんな言動はないよね~。少なくとも凶悪犯なんだから、護送中にナンパはないでしょう~。ナンパ女性はお決まりのブロンド・デカパイさん。っという、突っ込みところが満載です。B級テイストたっぷりの魅力ある作品。エイリアンが何故地球に現われたかの一応のネタもなかなかいいです、。ラストの宇宙空間の映像のかわいらしさも楽しめました。 最後までズッコケラレル事 受けあいです。(爆)エイリアンに追いかけられるシーンも面白くて、結構たのしめました。 監督: ダスティン・リカート Dustin Rikert 製作: ダスティン・リカート Dustin Rikert スーン・ヒー・ニューボールド Soon Hee Newbold 脚本: ダスティン・リカート Dustin Rikert スーン・ヒー・ニューボールド Soon Hee Newbold 出演: ダニエル・サウスワース エイヴェリー・クラウド サム・マッコンキー ジェームズ・リカ タンク ポーリーノ・ハマー
2006年01月29日
『エコーズ』 (1999) STIR OF ECHOES 上映時間 99 分 製作国 アメリカ ジャンル サスペンス/ホラー/ミステリー 「激突!」「ある日どこかで」の原作などでも知られるSF・ホラー作家リチャード・マシスンの名作『渦まく谺』を、「スパイダーマン」「宇宙戦争」の脚本家デヴィッド・コープが自らメガフォンをとり映画化した99年製作のサスペンス・スリラー。突然霊が見えるようになってしまい苦悩する主人公が、やがてある殺人事件に巻き込まれていくさまをスリリングに描く。主演は「ミスティック・リバー」のケヴィン・ベーコン。2005年9月、待望の日本公開が実現。 『シックス・センス』な能力を持った少年とその両親が見る新天地での恐怖。スリリングでミステリー要素もあるホラー。原作は、1958年に出版された小説「渦まく谺」(リチャード・マシスン[Richard Matheson]著)。アメリカでの公開は『シックス・センス』の直後だったそうで、才能は認められたものの、評判はいまいちだったよう。公開順が違っていたらきっと話題だったかも。『シックス・センス』はドンデン返しにやられた!という感が強い。ミステリー・サスペンスとしては、こっちの方が面白い。超能力がありそうな雰囲気の子供が登場し、これはその手の超常現象を扱った映画かなと思いました。実際、催眠術をかけられたことをきっかけに、父親のトム(ケヴィン・ベーコン)も超能力に開眼し、トムの家の界隈で行方不明になっていた少女の幽霊が見えるようになる。少女の幽霊は何を訴えたがっているのか?終盤、意外な事実が明らかになっていき、ミステリー・サスペンスでもあったんだなと思いました。ケビン・ベーコン、精悍で良い感じでした。「シックス・センス」「アザーズ」を超える映画という宣伝文句はどうかと思いますが、秀作には違いないでしょう。ミステリー・サスペンスでは、度肝を抜かれた映画がいくつかありますので、上にアフィリで紹介してます。「フォーガットン」もある意味度肝を抜かれました(笑) 監督: デヴィッド・コープ David Koepp 出演: ケヴィン・ベーコン Kevin Bacon トム・ウィツキー キャスリン・アーブ Kathryn Erbe マギー・ウィツキー イレーナ・ダグラス Illeana Douglas リサ ザカリー・デヴィッド・コープ Zachary David Cope ジェイク・ウィツキー ケヴィン・ダン Kevin Dunn フランク ルシア・ストラス Lusia Strus シェイラ 妻子と共に幸せな生活を送っていたトムは、ある日、義理の姉から催眠術をかけられてしまう。催眠術をかけられた日から、トムの脳裏に浮かび続ける、恐るべき暴力と破壊のイメージ。やがてトムの視界は、ランプの点滅のように時折赤く染まりはじめ、トムは"何者か"の気配を感じるようになった。得体の知れない"何者か"に翻弄され、奇怪な行動を取り続けるトムは…。
2006年01月26日
ハリー・ポッターシリーズ第六巻!!『ハリー・ポッターと謎のプリンス 』(2006年5月17日発売予定) ただいま“送料無料(国内)キャンペーン”実施中価格 3,800円 (税込3,990円) 送料別 「謎のプリンス」とはだれか?一段と成長したハリーの新しい恋人は?宿敵ヴォルデモートの戦いで、またしても悲しい別れが… ハリーの運命を予言した第5巻に続き、第6巻が過去の謎を解き明かす。一気に読ませる30章! 仮題だった題名も、正式に決まったようですね。それに、本のカバーも、ようやく見れました。今度は綺麗なグリーンのカバーで、パッと目を引きますね。内容はダークになって行きますが。読みたいけれど、どんなに困難になってくるのかと思うと、ちょっとドキドキで。。読みたいような読みたくないような。。←どっちなんだい!発売日が、主人の誕生日というのも笑っちゃいます。おまけに翌日は私の誕生日。「○○歳おめでとう!パパ!」っとハリポタを渡されても、きっと喜ばないでしょ~。。(爆)だから、私は自分への誕生日プレゼントにしちゃおう~。
2006年01月24日
舞台は現代のロシア。古来より続く<光>と<闇>の戦い。超能力者である「異人」たちは、<光>と<闇>の二手に分かれて戦っている。第二次大戦直後、彼らは停戦条約を結んだ。光の異人は「ナイト・ウォッチ」闇の異人は「デイ・ウォッチ」を結成し相手を監視しあってきた。人類の平和はこの均衡の中で保たれてきた。が、この抗争に終結をもたらすといわれる伝説の存在が誕生して、この均衡が崩れていく。「運命の書」の封印を解け! 少年イゴール、イゴールを狙うヴァンパイア、闇の魔術師ザヴロン…。人類の存亡をかけた闘いが、いま始まる。 光と闇が交錯する異色のバトル・ファンタジー。ロシアのベストセラー、日本上陸。映画公式サイト ロシアのベストセラー小説。第一作「ナイト・ウォッチ」2006年4月より、シネマ・メディア―ジュほか全国ロードショー読後感想 読みやすくて、サクサクっとは行かなかったです。けれども、白フクロウの登場あたりから面白くなりました。ふくろうというと、ハリポタ。。親近感です。この白フクロウは主人公のパートナー、かつ実は女性。主人公よりも永く生きている大ベテランの女魔術師が刑罰のためにこんな姿になっている。うまく手柄を立てれば元の姿に戻れる。30分だけ、25歳の女性に戻った時に、40年代のアルメニア風ズボン、云々。。と、あるが、アルメニア風、、と聞いてもピンとこない。。現代のモスクワの人から見た時の、古くささ田舎臭さを言ってるのだろう。また、SWのはなしがちらっと出てる。アントンがイゴール少年を「異人」にスカウトできるか考える時、異人になれば薄闇世界(異人のパラレルワールド)の新たな<ジェダイの騎士>になれると言えたらどんなにいいだろうと思い悩む、。 また、アントンはナイト・パトロール中、MDを聞き、クイーン等しばしばバンド名や曲名が出て、現代感覚が親しみやすい雰囲気もあり。善と悪の対立は普遍的テーマ、これを<光>と<闇>と置き換え監視しあって共存、ひとしれず人類の平和を守っているというアイデアが、奇抜だと絶賛されてます。でも、アントンは結構ウジウジしてる(笑)。「一体世の中はよくなっているのだろうか?」<光>の異人なのに。悩めるヒーロー好きですね。「スパイダーマン」みたい。 ”監視”というのは、ロシア方面ならではの発想なのかも。ソビエト連邦と言えば、冷戦、KGB、、。KGBに国民は常に”監視”されていた永い時代があるのですから。。作中、<闇>のパトロール隊隊長ザブロンがアントンに語っている。ファシズム、国際主義、共産主義、国家社会主義、いずれも<光>の陣営が立案した失敗した社会モデルであると。映画の予告トレーラーなど、見ると結構ハードでダークな戦闘シーンが多いようです。 まだ、一作目ですが、テーマは<善悪>、<平和>、そしてラストの方で感じたのは <愛>もそうかな、。あと、ロシアらしさといえば、ウォッカですね。 最近のニュースで象も寒さしのぎにウォッカを飲んでるお国。味について、安いやつ古いやつは石油臭いとか、、面白いです。「ウォッカは心」とは、ロシア人でないと言えませんよね。映画は、公開危ぶまれたようですが、本国の人気がすごいし、と東京国際ファンタスティック映画祭2004でトリを撮った映画だけに、公開への強い要望があったみたい。「アンダーワールド」とか「ブレイド」とかの感じかな~っと思うのですが、どうでしょう。ヴァンパイアジャンルになってまうのか。原作の世界観は面白いですから、映画の方も見たいです。タランティーノが絶賛って、、じゃあ、かなりハードな殺し合いなのか。。第二作は「デイ・ウォッチ」はじゃあ<闇>の側のお話なのかな。<闇>の考え方ってどういうのかも、関心湧きます。うまいですね。三部作と思ってましたが四作目が書かれたそうで、「ラスト・(ファイナル)ウォッチ」だそうです。情報提供は。アルファ・ラルファ大通りの脇道さん 映画の話壮大なホラー・ファンタジーの幕開けとなるこの作品は、あのクエンティン・タランティーも大絶賛したという注目作。セルゲイ・M・エイゼンシュテインやアンドレイ・タルコフスキーなど、名監督を輩出してきたロシア映画界への新風。ロシア映画界の底力を見せるか。シリーズ第一作「ナイト・ウォッチ」はロシア公開2004念7月。全米公開2006年2月17日。日本公開4月。第ニ作「デイ・ウォッチ」は製作を終えて2006年公開を待つ状態。第三作は米フォックス・サーチライトで撮影する予定。同監督は続く新作、米ユニバーサルで「Wanted」を監督予定。 監督:ティムール・ベクマンベトフ原作:セルゲイ・ルキヤネンコ アントン コンスタンチン・ハベンスキーKonstantin Khabensky ゲセール ウラジーミル・メニショフVladimir Menshovコストーヤの父 ワレーリー・ゾロツキンValeri Zolotukhin スヴェトラナ マリナ・ポロシナMariya Poroshina オルガ ガリーナ・チューニナGalina Tyunina 原作:ストーリー ネタバレ注意↓エピソード1:己の運命アントンは、光の異人「ナイト・パトロール隊」の隊員。ある夜、いつも通りモスクワの町をパトロールしていた。地下鉄でパトロール中ふたつの異変をキャッチする。ひとつは若い娘の頭上の不穏な<呪いの”じょうご”>だった。ほっておけばそれは、町ひとつを滅ぼしかねない、多くの犠牲の出そうな呪いの大きさだった。アントンひとりのの力では追い払えるものではなかった。もうひとつは、誰かが<ヴァンパイアの誘い(いざない)>をかけられている気配だった。アントンは気配を追う。すると、ヴァンパイアの一味がひとりの少年を襲う瞬間だった。少年イゴールには「異人」の素質があり、それは<光>か<闇>か、まだ未来の定まらない上質な潜在的に高い能力だった。アントンは「ナイト・パトロール」隊隊長:ゲセル(ボリス)の指揮のもと、白ふくろうオリガとふたつの事件の解決のため、作戦に参加。作戦会議には<闇>の「デイ・パトロール隊」隊長ザブロンも参加しており、アントンに”護符”(お守り?)をくれた。白ふくろうオリガは、かつて大女魔術師だったが、過去の失策により200年も間ふくろうの姿に閉じ込められていた。また、ボス:ゲセル(ボリス)の恋人でもあった。呪いをかけられた娘スヴェトラーナの、頭上の<呪いの”じょうご”>は 消すことが出来るか。ヴァンパイアに付け狙われる少年イゴールを救えるか。さらにイゴールを「異人」として<光>の陣営にスカウトできるか。作戦が成功してオリガは人間の姿を取り戻せるか。エピソード2:仲間の中の仲間<闇>の異人を殺すものがいた。彼はマキシム。彼は自分以外にも<光>と<闇>の異人がいることも、条約のことも、パトロール隊のことも知らなかった。<闇>の気配のみキャッチし、人間の敵化け物として退治するという、孤独な戦いを続けていた。パトロール隊では、この異人殺しの犯人探しが始まった。容疑者にはボス:ゲセル(ボリス)も含まれていたがアントンが確定的になってしまった。アリバイがないことと、レベル第2程度の魔術師の仕事だったからだ。ボス:ゲセル(ボリス)の指示で、次の殺人が起こるまで、アリバイのために、アントンは、白フクロウから人間に戻ったオリガと身体を取り替える。 ところが、またも異人殺しがおきてしまい、アントンはその場に居合わせてします。いよいよ犯人とされたアントンは<闇>の「デイ・パトロール隊」から襲われる。 そして、次に殺人者マキシムが狙った<闇>の「異人」の気配は少年イゴールだった。イゴールは<闇>陣営の異人になる運命なのか?マキシムは捕獲されるか?アントンはイゴールの元へいそぐ。エピソード3:ひたすら仲間のために<光>の「ナイト・パトロール隊」では、女大魔術師の育成の準備をいそいでいた。呪いをかけられた娘スヴェトラーナは、女大魔術師の素質があったのだった。しかし、アントンはやがてスヴェトラーナが自分の手の届かないところに行ってしまう運命を受け入れられないでいた。そのころ、<闇>の「デイ・パトロール隊」はひとりの異人から、持ち物を奪った。彼らが狙っていたものは?ラストスヴェトラーナは、「運命の書」を書き換えるのに失敗する。では、オリガは?彼女は誰の「運命の書」を書き換えようとしたのか?そしてそれは成功したのか?答えは第二作「デイ・ウォッチ」にある。 シリーズ三部作:→四部作第一巻「ナイト・ウォッチ」2005年11月29日 邦訳発売(バジリコ刊)第二巻「デイ・ウォッチ」第三巻「トワイライト・ウォッチ」第四巻「ラスト(ファイナル)・ウォッチ」最終警備 * SFマガジン2006年2月号にロシアSFレポート 12月24日に発売SFマガジン2006年2月号、大野典宏・高野史緒によるロシアSFレポート『映画「ナイト・ウォッチ」と2005年度の「ストラーニク」』掲載より。「ナイト・ウォッチ」目次:エピソード1 己の運命エピソード2 仲間の中の仲間エピソード3 ひたすら仲間のために登場人物:アントン <光>の異人「ナイト・パトロール隊」隊員 魔術師スヴェトラーナ 呪いをかけられた娘イゴール ヴァンパイアに襲われた少年ゲセル(ボリス) <光>の異人「ナイト・パトロール隊」ボス 大魔術師オリガ 白フクロウ <光>の異人 女魔術師ザブロン <闇>の異人「デイ・パトロール隊」ボス 大魔術師アリス <闇>の異人「デイ・パトロール隊」隊員 イリヤ セミョーンイグナート → <光>の「ナイト・パトロール隊」隊員たち虎の子熊
2006年01月23日
『スタンドアップ』 (2005) NORTH COUNTRY 上映時間 124 分 製作国 アメリカ ジャンル ドラマ 全米で最初にセクシャルハラスメント訴訟に勝った実在の女性をモデルに映画化した感動ドラマ。2人の子どもを持つシングルマザーが、鉱山労働者として“男の職場”で悪質な嫌がらせに苦しみながらも、ついには勇気を持って立ち上がる姿を描く。主演は「モンスター」でアカデミー主演女優賞に輝いたシャーリーズ・セロン。監督は「クジラの島の少女」のニキ・カーロ。公式サイト シャーリーズ・セロンの社会派ドラマ。訴訟大国アメリカの1990年代の、実話に基づいた話。 「」 は炭鉱の男側の言い分→は反論、鑑賞中のこころのつぶやきです。 ネタバレ炸裂なのでご注意です。「炭鉱は女の働く場所じゃない。女には来てほしくない」→もちろん、こんなところ(掃き溜め)で働きたいワケがない。 けれど、自分で、自分と子供二人を養わなければいけない。 仕事がどんなにきつかろうが 実入りがいいなら、子供の為になんとしても頑張るつもり。 「女は、家にいて男に守ってもらえばいいんだ。男オンナなんて最低だ。」→だって、男の夫がサンドバック替わりに殴るから。 男が、守ってくれるなんてとんでもない。自分で自分の身を守りらないと。「女が男の仕事を取っている」→炭鉱会社が女性を雇うことは、法律が決めたこと。 雇用が減るって、女のせいにしないで。 仕事にあぶれる、仕事がほしいのは、男も女も関係ない。 そんな理屈は、弱者の中のさらに弱者への言いがかりだ。 「ちょっとしたことを騒ぎ立てすぎるんだ。全部かるいジョークさ。」→かるいジョークだなんて、とんでもない。 卑猥な落書きや、嫌がらせは、やられてみないと分からないでしょうが、 その悪い頭に分からせるには アンタもシリ穴に棒でもつっこまれてみないと駄目かしら? ロッカーを空けたら、自分の衣類に精液をかけられてるなんて、も~気分最悪。「昔から 男出入りの激しいオンナのくせに、今になって騒ぎ立てたって、だれも信用するもんか。父親の違う子持ちのシングルマザーめ。」→昔のことまでどうこう言われる筋合いないし、そちらにまったく関わりのないことです。 父親が違う子供だろうが、子供は私の大事な子供で、父親は最低な男たちだった。これ以上は男に養われようとは思わない。自立するのだ。主人公は、ティーン・エージャーで子供を生んで親をがっかりさせた。夫の暴力のことも、両親は理解してくれないし、離婚のことも、炭鉱で働くことも理解してくれない。世間的には、いろんな意味で失敗し親をがっかりさせているのだが、、。ラストの方で最初の子の出生にようやく光があたる。彼女は、子供の出生についての問題に立ち向かわなかった。若すぎたせいか、話しても信じてもらえないと思ったか、。でも、子供は手放さなかった。暴力夫からは、<逃げ>たけど、これは正解。そのまま殴られる人生は送らなかった。 そして、今度はこの男社会が職場での安全、尊厳、自由、を奪おうとする。そして、ようよう立ち向かうことにしたのだった。訴訟の裁判で、企業側の弁護士が女性、彼女の弁護士が男性というのは、なかなか面白かった。あのニューヨークの女性弁護士はいかにもです。同じ女性でも、1990年代という現代でそれほど女性が虐げられてるとは世間一般にも信じられなかったでしょう。主人公をトラブルメーカー的女性としか見てない。同性の目は厳しい。簡単には同情はしない。女性のほうに隙があったのだろうと見られがちなのです。だから、この映画で、単に尻軽なトラブルメーカーなのか、ホントに被害者なのか、とどっちなんだろうという見方もしてました。 最後には、やっぱり、こうしたセクハラはとんでない、無くなるべきだと思いましたね。 そして自分ならこんな風にスタンドアップできるだろうか、とか。 作中、炭鉱現場の看板に<安全第一>というようなのが二度ばかり大写しになってましたが、女性従業員の安全はこれに含まれていないのね~っと感じましたね。18世紀頃、炭鉱では女子供が重労働を課せられていた。命を落とすこともシバシバあった。やがて、炭鉱で女子供を働かせてはならないと法律で制定。炭鉱で働かせないことが<守る>ことでした。 この映画では働かせて欲しい、かつ守って欲しいという要求です。訴訟大国アメリカならではの、話かな~とも思う。アメリカ人女性はとにかく強いというイメージもあり。マクドナルドのドライブ・スルーで購入したコーヒーで、焼けどした老婦人がマクドナルド相手に訴訟して勝訴したなんて話もある。企業相手の勝訴の話って、アメリカでは珍しくない。企業は訴訟を起こされイタタ。、弁護士はガッポリ大もうけ、おいしい仕事だ。。そんな弁護士ばかりじゃないでしょうけれど。セクハラと言ってもことさら暴力的とか、衝撃シーンとかでなく、そういうシーンで話題を取ろうせず真面目にテーマに取り組んでてよかったです。主人公が世間的にはどう見えるか、なども冷静に描かれてます。感涙も多々あり。。見てよかったです。。ショーン・ビーンにフランシス・マクドーマンドもよかったです。あと、息子。父。母ですね。家族が信じてくれて味方になってくれるのは、ホントに、ホントに嬉しいことでした。息子が母を分かってくれて、曲がらないでくれて良かった。。 督: ニキ・カーロ Niki Caro 製作: ニック・ウェクスラー Nick Wechsler 製作総指揮: ヘレン・バック・バートレット Helen Buck Bartlett ナナ・グリーンウォルド Nana Greenwald ダグ・クレイボーン Doug Claybourne ジェフ・スコール Jeff Skoll 原作: クララ・ビンガム Clara Bingham ローラ・リーディー・ガンスラー Laura Leedy Gansler 脚本: マイケル・サイツマン Michael Seitzman 撮影: クリス・メンゲス Chris Menges プロダクションデザイン: リチャード・フーヴァー Richard Hoover 衣装デザイン: シンディ・エヴァンス Cindy Evans 編集: デヴィッド・コウルソン David Coulson 音楽: グスターボ・サンタオラヤ Gustavo Santaolalla 出演: シャーリーズ・セロン Charlize Theron ジョージー・エイムズ フランシス・マクドーマンド Frances McDormand グローリー ショーン・ビーン Sean Bean カイル リチャード・ジェンキンス Richard Jenkins ハンク・エイムズ ジェレミー・レナー Jeremy Renner ボビー・シャープ ミシェル・モナハン Michelle Monaghan シェリー エル・ピーターソン Elle Peterson カレン・エイムズ トーマス・カーティス Thomas Curtis サミー・エイムズ ウディ・ハレルソン Woody Harrelson ビル・ホワイト シシー・スペイセク Sissy Spacek アリス・エイムズ 暴力夫と別れ、2人の子どもを連れて故郷の北ミネソタの町に戻ってきたジョージー・エイムズ。シングルマザーでなおかつ2人の子どもの父親が違うということで周囲は彼女に冷たい視線を投げかける。そんなジョージーが自分一人の手で子どもたちを養うために選んだ仕事は鉱山労働者。決して楽な仕事ではないと覚悟していたジョージーではあったが、何より彼女を困惑させたのは、同僚のほとんどを占める男性たちからの露骨で悪質な嫌がらせの数々だった…。
2006年01月19日
『プライドと偏見』 (2005) PRIDE & PREJUDICE 上映時間 127 分 製作国 イギリス ジャンル ロマンス/コメディ/文芸 「ブリジット・ジョーンズの日記」「ラブ・アクチュアリー」を手掛けたイギリスのワークング・タイトル社が、「パイレーツ・オブ・カリビアン」のキーラ・ナイトレイを主演に迎えてジェーン・オースティンの『高慢と偏見』を映画化した文芸ラブ・ストーリー。“プライド”と“偏見”が邪魔をして素直になれない男女の恋の行方を、雄大なロケーションを背景に活き活きと描き出す。監督は、本作で長編デビューのジョー・ライト。原作「自負と偏見」レビュー公式サイト ストーリーや、原作者については原作「自負と偏見」レビューにも書きましたので省略して、映画鑑賞の感想を書いております。 ダーシー役の、マシュー・マクファディンってなんだか、アラン・リックマンに似てませんか?。鑑賞中、似てるなぁ似てるなぁ、、っと思いながら観ておりました。同じオースティン原作「分別と多感」を映画化「いつか晴れた日に」のブレンダン大佐役のリックマン。(スネイプ先生ですね。)二人とも舞台俳優で、文芸作品系のお顔ですね。マクファディンは、あまり日本で知られていないですが、(つーか、初めて観ました)これから、活躍するようになるんでしょうね。いわゆるイケメン☆とは違いますが、あの、ダークさはイギリスら人らしくて、非常に良いです。 楽しみな場面がいくつかあり、出会いや、ダンスも良かったですが、一番はプロポーズシーン。原作でも一番面白かった場面なので、どんな言葉の応酬がされるのかな~っと、期待してました。初めの嫌な奴から、後半は良い人へ。憂いの表情もなかなか良かったですね~。また、姉妹の性格も「いつか晴れた日に」と「プライドと偏見」は姉は温和で内向的、妹は闊達で行動的、という設定は同じ。次女のマリアンヌ(ケイト・ウィンスレット)とエリザベス(キーラ・ナイトレイ)はどこか似通ってます。。 けれども 「いつか晴れた日に」では、姉はより分別くさく、妹はより自由奔放に書き分けてますけど。「プライドと偏見」で自由奔放なのは五女のリディアでした。次女のエリザベスはもう少し自重するし思慮があります。ところで、長女のジェーンは 飯島直子に似てませんか。。さらに言えば、あのMrウィッカムは、エラの張ったオーランド・ブルームに見えて仕方なかったです。ダーシーはもっと高慢ちきな嫌味なイメージを持ってましたが、映画では気位が高いというより、誠実そう、無愛想、エリザベスに手ひどく振られた時や、その後のアプローチの表情は傷つきやすそうですし。振られても、なんだか優しげで、エリザベスを求めてる眼差しが良いです~。、彼の高慢なイメージは、人付き合いを面倒がる、そして、高慢なイメージ改ざんの努力をしてない、、という風にもとれました。エリザベスの雨の中ブランコで揺られたり 木下でぼ~っとしたり、鏡の前でぼ~っとしたり、という内省的な図では、どのような思いが彼女に去来したのか、原作文を解説にして分析するしかありませんでしたが、なかなか彼女も複雑な人のようですね。さすがはあの父のお気に入りだけありますね。「お前に合う男がいたとは」という言葉にも、それがわかりますです。最初は反発しあう男女が、徐々に互いヘの気持ちに気付いて恋におちていく、まずは男が告白するが、女に振られ自分の至らなさを思い知り、謙虚になる。一方女は、一旦は断ったが男の高潔な面に目を開かされ、自分が大事なものを 追いやってしまったことに気付き 、喪失感を味わう。結婚事情は違えども、現代の恋愛ドラマに通じる筋書きです。 それに、スンナリと恋愛成就するよりも、いろいろな心の葛藤、<失う><傷つく>ことで人は<成長>するもの。、また、結婚の為の結婚ではなく、ちゃんとこの人と思う人と出会って結婚したいという<意志>を貫く強さとか、。オースティン文学が今でも全く古臭く感じないのは、こうしたテーマ変わらないからなんでしょうね。一方で、Mrコリンズとシャーロットの結婚のパターンや、Mrウィッカムのようなタイプの男 彼とリディアのカップル事情などとも対比させることで、そうしたテーマが際立って、筋立てもうまいな~っと思います。そして、風景は素晴らしいし、、脇役のドナルド・サザーランド、ブレンダ・ブレシンがうまかったですね~。サザーランドのセリフはほぼ原作の通りでした。エリザベスがMrコリンズのプロポーズを断った時や、ラストに部屋で「もう婿はこないのか、俺は暇だぞ!」などなど、、。かなりおもしろいお父さんだとは思ってましたが、ああして、生身の声で聞くとより一層面白いですね。お母さんのとんでもなさも絶品でしたね。 監督: ジョー・ライト Joe Wright 製作: ティム・ビーヴァン Tim Bevan エリック・フェルナー Eric Fellner ポール・ウェブスター Paul Webster 製作総指揮: ライザ・チェイシン Liza Chasin デブラ・ヘイワード Debra Hayward 原作: ジェーン・オースティン Jane Austen 『高慢と偏見』 脚本: デボラ・モガー Deborah Moggach 撮影: ロマン・オーシン Roman Osin プロダクションデザイン: サラ・グリーンウッド Sarah Greenwood 衣装デザイン: ジャクリーヌ・デュラン Jacqueline Durran 編集: ポール・トシル Paul Tothill 音楽: ダリオ・マリアネッリ Dario Marianelli 出演: キーラ・ナイトレイ Keira Knightley エリザベス・ベネット マシュー・マクファディン Matthew MacFadyen Mr.ダーシー ドナルド・サザーランド Donald Sutherland Mr.ベネット ブレンダ・ブレシン Brenda Blethyn ベネット夫人 ロザムンド・パイク Rosamund Pike ジェーン・ベネット ジュディ・デンチ Judi Dench キャサリン夫人 サイモン・ウッズ Simon Woods Mr.ビングリー ルパート・フレンド Rupert Friend Mr.ウィッカム トム・ホランダー Tom Hollander Mr.コリンズ クローディー・ブレイクリー Claudie Blakley シャーロット・ルーカス ジェナ・マローン Jena Malone リディア・ベネット キャリー・マリガン Carey Mulligan キティ・ベネット タルラ・ライリー Talulah Riley メアリー・ベネット 18世紀末のイギリス。田舎町に暮らすベネット家の5人の子どもはいずれも女ばかり。女性に相続権がないこの時代、父親が死んだら家も土地も遠縁の男子が継ぎ、娘たちは路頭に迷ってしまう。母親はなんとか娘たちを資産家と結婚させようと躍起になっていた。そんなある日、近所に独身の大富豪ピングリーが引っ越してきた。にわかに浮き足立つ5人姉妹。そして舞踏会の夜、次女エリザベスは、ピングリーの親友ダーシーと出会う。しかし、ダーシーの高慢な態度に強い反感を抱くエリザベス。さらに、あらぬ誤解からダーシーへの嫌悪感はますます募っていくのだったが…。
2006年01月18日
宮部みゆき『日暮らし(上・下)』(講談社)宮部みゆきは、「進化」する。「著者時代小説の最高傑作」と言われる長編、登場!まさに格別の味わい。『ぼんくら』に続く、待望の下町時代小説本当のことなんて、どこにあるんだよ?江戸町民のまっとうな日暮らしを翻弄する、大店の「お家の事情」。ぼんくら同心・井筒平四郎と、超美形少年・弓之助が、「封印された因縁」を、いよいよ解きほぐす。宮部みゆき 著書一覧 やっぱり 宮部さんの小説は時代小説が一番好きです。面白いです。宮部さんの時代小説の魅力は キャラクター、人情、ユーモア、心理、謎解きですね。ミステリー、ファンタジー、時代小説と多彩なジャンルを書いる宮部みゆきさんの長編時代小説『日暮らし』。捕物帖のような謎解きもたのしいけれども、『日暮らし』というタイトルにあるように、市井の人々のその日暮らしの生活が丹念に描かれてます。物語の隅々といい、人の心の機微といい、あたたかな血が通っているとしみじみ思うお話でした。長いですが、とても読みやすかったです。前作の『ぼんくら』の続編的内容ですね。本作は前作との関係性がと強いので『ぼんくら』を先に読むのが必須でしょう。 「ぼんくら」で、次々と長屋の人々が消えていく、、不気味な雰囲気の鉄瓶長屋の若き差配人だった佐吉。普通は差配人とは、年季のいった人間が務めるもの。一体善玉なのか、悪玉なのか、読んでみないとわからなかった、謎の若者だった彼も所帯を持ちました。カラスの官九郎は今回活躍しませんが。。彼の生い立ちに暗い影を落としていた大店の湊屋の内幕が、『日暮らし』にてようやく語られます。 ものがたりは同心平四郎が語り部で展開していきます。事件を主に追う立場であり、全体を見ることのできる位置にいるのが平四郎ですから。彼は昼行灯(ひるあんどん)な性格で出世には関心ないし、仕事もできるだけサボって鼻毛を抜いてるような御仁(ごじん)。 鉄瓶長屋でも、煮売り屋の お徳の店でしょっちゅう油を売っていました。では、いざ事件が起きたらすばらしく活躍するのか? と言うとそうでもない。 池波正太郎の”鬼の平蔵”こと『鬼平犯科帳』などとは、そこは違いますね。”鬼の平蔵”こと”鬼平”は普段は昼行灯、でも盗賊改方の長官としては熾烈な修羅場をいくつも潜りぬけ、手下(てか)も手足のように使い事件解決しますから。。平四郎はもっと凡庸。彼もまた市井の一人。事件の解決は彼よりも、ずっと血の巡りの良い人間が解決しちゃったりします。でも、人を観る確かな目や温かかさが良いのですよね。 美形で賢い弓之助、超人的な記憶力のおでこ、岡っ引きの政五郎、といった、事件に直接、間接に関わる人々がおおいに活躍してますね。 お徳の作るお菜(おかず)には前作からとても心惹かれてます。 どんなお惣菜の数々なのか、是非是非食したいものです(笑)。思わず、晩のおかずは濃い口の肉じゃがなどを作ってしましました。。それにしても短い文で、その人となりを表現するテクは凄いです。読んでいると、快い心持で漂ってしまいそうです。 上巻の短編や中篇が前ふりとなり、後巻では一つの大きなミステリーの流れに広がります。 それぞれの章ごとにも起承転結しますし、時代小説ファンは、必読ですよね。「御宿かわせみ」シリーズにも通じる江戸人情もの。 殺しの下手人の解明は、ちょっと拍子抜けする点もありましたが、最終章の「鬼は外、福は内」は、<子捨て><嫉妬><不倫><殺し>などなど、、親子や夫婦や朋輩間のいざこざの、、人のこころの闇に巣くう<鬼>よ去れ、というオチを思わせる題でした。
2006年01月16日
『THE 有頂天ホテル』 (2005) 上映時間 136 分 製作国 日本 ジャンル コメディ/ドラマ 現在、日本で最も支持されていると言っても過言ではない脚本家、三谷幸喜。監督としてもたぐいまれなる才能を見せる彼が、『ラヂオの時間』『みんなのいえ』に続き3作目となる極上のエンターテイメント作品を完成させた。高級ホテルで繰り広げられる物語は、三谷お得意の群像劇。気になるキャラクターがこれでもかと登場し、さまざまなドラマを展開させていく。畳みかけるような怒濤のストーリーに翻弄される登場人物たちに、素晴らしいキャストがズラリ勢揃い。ホテルの副支配人、平吉役の役所広司をはじめ、松たか子、佐藤浩市、生瀬勝久、伊東四朗など舞台経験豊富な役者も多く、三谷脚本を十分に活かせる豪華な面々がそろった。多彩なカメラワークも見もの。公式サイト 不満はただひとつ。人目をはばからずおもいきり笑えなかったこと!これは、年明け一本目の笑い始め、にぴったりです。今年も笑いで初めましょう、というような。。「24」(トウェンティー・フォー)と同じ形式で。鑑賞時間2時間とストーリーの時間が同じというもの。「24」までひっかけてるんですね~。23人+アヒル1羽、計24名の出演者。次から次とおかしくて、笑い声を抑えるのに苦労しました。てか、劇場はゲラゲラ、、しばし止んではまたゲラゲラ、、の繰り返しでした~。劇場も左右びっちり大入りでしたね。こんなに終始笑えるなんて、、お笑いより面白い。2時間たっぷり笑えるんですから~。ダントツだったのは伊東四郎さんです。あの人はおかしいですね~。ただ立っているだけで、なんであんなにおかしいんでしょうね~。好きですね~。西田さんのね~。パワーがありますねー。ちょっと引きますけど(笑)慎吾くんと一緒に歌いだす時にべベ~ンと鳴る楽器、、あれはなんですかね。演歌用の合いの手?もちろん役所さんも面白かったです。一見、何の欠点もなさそうな100点満点のホテルマン。それを尊敬の眼差しで、いつも後ろを離れない戸田恵子さん、「ショムニ」「お水の花道」等のはじけっぷりは控えめにおさえ、真面目に役所さんをサポート。役所さんは、常に<お客様>第一、という完璧なキャラかと思ったら、やっぱり泣き所があったというか。見得なんて無さそうなんだけど?あれはやっぱ見得なんですかね。原田美枝子さんは、しっとりしていてマドンナ的な雰囲気で。別れた夫が心を残しそうな女性をしっとり演じてましたが。。そのだんな役の角野卓造さんの汗びっしょり演技、「幸楽ラーメン作り」でさすが<汗線>はよく開いてますよね。お疲れ様~っと言う感じで。。 佐藤浩一さん、唯一笑わないニヒルな役どころでしたが、あの人のそれこそ、新撰組か赤穂浪士か、みたいな重厚な持ち味も、周りのドタバタにしっくり溶け込んでますから不思議です。ああいうお笑いもの、きっと好きなんでしょうねぇ。結婚以来、女優業でノってる篠原涼子さん、台車にノって蜘蛛のように?ホテル侵入したり「むっちゃ~ん」(←佐藤浩一の政治家”武藤ダ”ヘの呼び方)っと、コールガールはまってましたね。唐沢さんは、今回髪型だけであそんでますしね~。やー、贅沢です。ほんとに豪華!。津川雅彦さんは、顔出ませんし~。。他の出演者も、ここには書ききれませんがもちろん、おもしろかったです。そして無駄がない。やー、も一回みたいです。とにかく、テンパッテます。ハイテンションで出来てますが、24名の出演者の 出番は秒数単位に決められて、全て全員何処で何してる、というスケジュールがあったそうで、計算されつくしてるんですね。 三上監督って、「ぼくは地味です。」とか「出演者は、ぼくに優しくしてくれる人が大前提」とか、。「王様のブランチ」で香取くんにメールアドレスを教えてもらいたいのに、教えてもらえない、っとか、、やっぱ、おかしいですねぇ~。悲喜劇こもごも 24人すべてにドラマがあって、みんな癖あり。ひとの欠点や弱さを笑いで料理という映画でした。 監督: 三谷幸喜 製作: 亀山千広 島谷能成 プロデューサー: 重岡由美子 小川泰 市川南 エグゼクティブプロデューサー: 石原隆 佐倉寛二郎 脚本: 三谷幸喜 撮影: 山本英夫 美術: 種田陽平 編集: 上野聡一 音楽: 本間勇輔 照明: 小野晃 録音: 瀬川徹夫 助監督: 石川久 出演: 役所広司 副支配人(宿泊部長)・新堂平吉 松たか子 客室係・竹本ハナ 佐藤浩市 国会議員・武藤田勝利 香取慎吾 ベルボーイ・只野憲二 篠原涼子 コールガール・ヨーコ 戸田恵子 アシスタントマネージャー・矢部登紀子 生瀬勝久 Katsuhisa Namase 副支配人(料飲部長)・瀬尾高志 麻生久美子 憲二の幼馴染・小原なおみ YOU YOU シンガー・桜チェリー オダギリジョー 筆耕係・右近 角野卓造 堀田 衛 寺島進 スパニッシュマジシャン・ホセ河内 浅野和之 武藤田の秘書・神保 保 近藤芳正 板東の息子・板東直正 川平慈英 ウェイター・丹下 堀内敬子 客室係・野間睦子 梶原善 徳川の付き人・尾藤 石井正則 ホテル探偵・蔵人 (アリtoキリギリス) 榎木兵衛 腹話術師・坂田万之丞 奈良崎まどか ホセのアシスタント・ボニータ 原田美枝子 堀田由美 唐沢寿明 芸能プロ社長・赤丸寿一 津川雅彦 会社社長・板東健治 伊東四朗 総支配人 西田敏行 大物演歌歌手・徳川膳武 物語の舞台は大晦日の大ホテル。そこに集ったそれぞれの人々に起こるそれぞれのハプニング。彼らに、幸せな新年は訪れるのだろうか?“ホテルアバンティ”の副支配人である平吉はなんとか今日、大晦日を無事に終えたいと願っていた。しかしなぜだか総支配人は行方知れずになり、ホテルにはワケありの人物たちが続々集結。彼の願いもむなしく、トラブルばかりが発生していく。おまけに別れた妻と遭遇。働いていると言えなかった平吉は、授賞式に呼ばれて来たのだと嘘を付いてしまうのだった。
2006年01月14日
魔法が本当に存在する国インガリーで、三人姉妹の長女に生まれたソフィー。「長女は何をやってもうまくいかない」という昔話のパターンが実現したかのように、ある日ソフィーは、『荒地の魔女』に呪いをかけられ、九十歳の老婆に変身させられてしまう。家族を驚かせたくないと家出したソフィーは空中の城に住む、うぬぼれ屋で移り気な若い魔法使いハウルのもとに、掃除婦として住み込んだ。ハウルに魔力を提供している火の悪魔とこっそり取引したり、ハウルの弟子と、七リーグ靴をはいて流れ星を追いかけたり。謎のかかしや、犬人間も現れて…?やがて、ハウルの意外な素顔を知ったソフィーは、力を合わせて魔女と闘おうとするが…?イギリスの人気作家ジョーンズが描く、読み出したらやめられない魅力的なファンタジー。★★★姉妹編『アブダラと空飛ぶ絨毯』★★★大魔法使い クレストマンシー・シリーズ ←おすすめ! ご存知『ハウルの動く城』の原作本。映画を先にみてますが、どうも話に乗れず、内容も解りずからかった。他の宮崎作品などと比較してしまうのも良くないですね。原作を読んでその魅力に取り付かれると、映画への印象は激変。映画の場面を思い出しつつ読んでいると、登場人物たちの役割、城の機能、ヒロイン・ソフィーへの愛着が湧き上がりました。ラストは映画と大幅に違いましたが、原作者は映画の展開を賞賛したそうですね。原作の世界観を宮崎監督は見事に膨らまし描ききったというところでしょうか。 原作のラストでは、荒地の魔女を倒し、ソフィーの家族や登場人物がガヤガヤがとなごやかげに終わる、、というシーンもなかなか良かったです。映画化『ハウルの動く城』スタジオジブリ宮崎駿監督(2004秋)原作には無かった戦争を付け加えるなど原作のストーリーを大幅に改編してあり、特に後半は原作とは全く違った展開になっている。原作者はこれを全て了承するどころか賞賛した。姉妹編の『アブダラと空飛ぶ絨毯』Castle in the Air とともに「空中の城」シリーズ名でしたが映画化決定とともに「ハウルの動く城」シリーズに変わりました。●登場人物たち・ソフィーの妹たち映画にあまり登場しない妹たちです。原作では、性格や夢、恋人?などキチンと描かれてます。帽子屋の主人ハッター氏(父)の死後、ソフィーは帽子屋を継ぎ、レティー(次女)は魔法使いフェアファックス夫人のもとで修行、マーサ(三女)はパン屋に奉公。レティーをハウルが口説いたり、マーサとハウルの弟子のマイケルが付き合ったり、妹たちの存在、役割は、結構話におおきく関わっている。・<荒地の魔女>ハウルを付け狙う<荒地の魔女>はインガリー王の弟ジャスティン王子と、王室づき魔法使いサリマン(サリヴァン)とハウルをつぎはぎにした人形?を作ろうとしていたらしい。前者2名はつかまって行方不明だった。さいごにハウルの首を人形に据えようと狙ってくる。・かかし実は魔法使いサリマンの成れの果て。ソフィーに命を吹き込まれ動けるようになる。サリマンは王室付きの魔法使いで、を阻止しようとしていたために魔女に呪いをかけられた。・犬人間(パーシヴァル)実は魔法使いサリマンとジャスティン王子をごたまぜで作られてた。ハウルは王からジャスティン王子の捜索を依頼されていた。・火の悪魔カルシファー流れ星。ハウルと<契約>し、ハウルの心臓をもらって生き続け、魔法を提供。この<契約>から解放してほしいとソフィーと取引をする。けれどカルシファーとハウルの<契約>についてはソフィーが自力で見つけなければいけない。ソフィーの呪いと同じで自分の口から説明できない。から解放してくれたらソフィーの呪い(老婆)も解いてあげると取引する。●何故、ソフィーは呪いをかけられたのかソフィーの魔法の力を妬んで、ライバル意識で<荒地の魔女>が乗り込んできたと、最初の対決場面では思われましたが、実はハウルを探していた<荒地の魔女>が情報源としてパーシヴァル(犬人間にされてしまう男)の心を読んだとき、彼の心をしめていたのはレティーだった。魔女からレテイーを守ろうと「彼女はがやがや町で帽子店をやっている」とでまかせを言ったため、帽子屋にいたソフィーが呪いをかけられてしまう。 ●ソフィーの力話しかけたモノに命を吹き込むちから。ソフィーの話しかけた帽子は飛ぶように売れ帽子屋は大繁盛。継母ファニーは左団扇で遊び歩く。「あなたをかぶった女性は大恋愛をするわ」と話しかけられた帽子を買った女性は、その言葉通りになったりする。道端に打ち捨てられていたかかしも話しかけたらピョンピョンついてくるようになる。でもソフィーはかかしを恐れずっと避けてる。花屋を開店したときも、翌日に枯れてしまわないように話しかけたら長持ちするようになり、ハウルの服を繕いながら「これで女性の心をつかむんだね」と話しかけていたら、ハウルはモテモテに。自分でやったことに気付いた頃から、ソフィーは焼餅を焼く。●<ハウルの城>の扉魔法で城に見せかけ、動かしてるが、実はポートへイブンにあるハウルの古い家。台所、浴室、物置、二階のニ部屋しかない小さな家。窓からはポートへイブンという港町の風景が見える。ただし外に通じる扉には四つの行き先があり、取っ手の色によって変わる。赤 『キングズベリーの扉』 王のいる町青 『ポートへイブンの扉』 ハウルの古い家のある町緑 『動く城の出口』 ソフィーが城に乗り込んだ”丘”黒 『ウェールズの扉』ハウルの実家 姉一家の住む町 ↓ <引越し>赤→オレンジ 『折れ谷の空き家の屋敷』 青→黄 『がやがや町』 ソフィーの生まれ育った町 引越し先緑→紫 『動く城の出口』 サリマンの咲かせた花で一杯の<荒地>黒 変更なし*荒地の魔女に実はポートへブンに住んでいることがばれたので、「がやがや町」のソフィーの「帽子店」を買って引越し、花屋を開業する。紫の取っ手で<荒地>から毎朝花を摘んで、黄の取っ手で「がやがや町」で花屋商売繁盛。<荒地>は魔女の裏をかいて、目と鼻の先の場所。「がやがや町」のソフィーの生家と「ハウルの家」が魔法でつながった。 ●ハウルとソフィー映画のような、最初の出会いの空中散歩とか、ハウルは元々ソフィーを知っていたという運命的設定はありません。また、ソフィーが老婆や若い姿にいろいろ変化するというのもない。映画はふたり寄り添ったり、「ハウル!」と叫んだり よりロマンチックモードに描かれてましたね?。原作は劇的なドラマチックさは無く、がみがみソフィーおばさんと、魔法使いのくせに威厳もない冷酷でもない軽薄なハウルの、日常的やりとりが、まるで痴話げんか?のようにほのぼの~と綴られてます。 卵とベーコンの料理の様や、城中(家中)掃除する様子なども、楽しい。ドラえもんのどこでもドアのように便利な扉も魅力的。ソフィーの自信のない自分への語りかけなども共感を覚えます。ラストでハウルが「ホントは赤毛なんだね。前から思っていたんだけど、あんたは五月祭で出会った娘さんじゃない?」とか「あんたが城を去らないように家族みんなを集めてみたりしたのに」とか「こうなったら二人は末永く幸せに暮らしましたとさ、となったほうがいいんじゃない?」なんとまあロマンチックさの欠けたハウルのお言葉!(笑)でも二人は互いを見るのに一杯で周囲がいろいろ話しかけてくるのは耳に入らない、、。というくだりでなにやら幸せな気分に。(笑)色んなシーンを何度も味わいたくなる 読み返したく本です♪もう一度映画も観たくなりました。続編もよみたくなりましたし、ジョーンズの他のシリーズも読んでみたくなりました。●ダイアナ・ウィン・ジョーンズ彼女自身三人姉妹の長女だったそうで忙しい両親の変わりに妹たちの面倒をみる少女時代。トールキンに、大学時代学んだという貴重な体験の持ち主。娘時代に読んだ神話や昔話では男性優位な話が多くて、憤慨したそう。 彼女の女性の視点からの作品をまた読みたいです。 出版作品は40作品もあるそうです。イギリスにはファンタジー文学の長い伝統がありますが、ファンタジーにいっそう熱い視線が注がれるようになったのは、J・K・ローリング『ハリー・ポッターと賢者の石』(1997)以下のシリーズが大ヒットしたおかげといえるでしょう。先輩作家であるジョーンズにも注目があつまり、イギリスでは全作品が新しい装丁で出版されなおされました。もちろん日本でも紹介が進み、ジョーンズファンもどんどん増えているようです。(訳者あとがきより抜粋)
2006年01月13日
イギリスの田舎町、五人姉妹のベネット家の隣に、青年紳士ビングリーが引越して来る。温和で美しい長女ジェーンと才気溢れる次女エリザベス、そして快活なビングリーとその親友で気難し屋のダーシー。ところが、エリザベスが高慢で鼻持ちならぬ男と考えていたダーシーが、実は誠実で賢明な紳士だと判った時…。二組の恋の行方と日常を鋭い観察眼とユーモアで見事に描写した名作。 岩波書店やちくま書房からは「高慢と偏見」という署名で出版されてますし、映画は 「プライドと偏見」。”高慢”とか”自負”とか”プライド”とか、ようするに一緒ということですね。私が読んだのは新潮文庫の「自負と偏見」でしたが、これは読みやすかったです。 翻訳の関係か話し言葉がややふるくさい、田舎臭い感はありましたが。本の帯に、キーラ・ナイトレイがうつむき気味のお顔で 2006年1月14日(土)より一斉ロードショーとあり目に付きました。 映画化の話を聞いて以来どの原作を読もうかなと思ってましたが、迷わず購入した一冊です。 登場人物たちは、みんな欠点のある人間味のある人たちばかり。ヒロインにしたところで、賢くて明るくて父のお気に入りの娘ですが、ダーシーへの先入観、<偏見>にとらわれて相手を判断してます。ダーシーはまた、<プライド=自負心>が高すぎで、心惹かれている女性にいよいよ一世一代の求婚をしたところが こっぴどく、その高慢の鼻をへし折られちゃいます。このシーンが一番おもしろかったです。およそ、たいした大事件も起こらない平坦な話し運びの中で、ここがやはり一番の見せ場でした。大体、求婚なのに、彼女の身分の低さがネックだとか自分より一段下の女ではあるが、云々かんぬんはなすなんて。。馬鹿だな~っと思いますし、しかも絶対OKがもらえるだろうと自信満々というのがまた、笑っちゃいます。当時の身分の差、財産を女は相続できない、、といった事情なども興味深いところです。 こうした二人のすれ違いを経てのハッピー・エンドがどんな風に描かれるのか、来週には映画館にいけると思うので、楽しみです。これは原作を読んでいてもイメージがとんと湧きませんので、、映画鑑賞のじゃまにはならないでしょう。●「ブリジット・ジョーンズの日記」レネーのダイエットが話題だった映画です。現代版「高慢と偏見」。、BBCドラマ「高慢と偏見」のダーシー役のコリン・ファースが、同じダーシーで、表情、雰囲気も「高慢と偏見」の役柄そのままで登場。ブリジットは「高慢と偏見」のヒロイン、エリザベスのような才気煥発ではなくて,成り行きまかせの天然風、女たらしの上司ダニエルに誘惑されて、振られてしまう。ダニエルのダーシーについての根も葉もない中傷で、ブリジットがダーシーに最初から偏見を抱くところは「高慢と偏見」そのものです。ダニエルは「高慢と偏見」のミスター・ウィカムといったところ。 オースティン文学はだたいどれも似たり寄ったりなストーリーではありますが、現代にも通じる恋愛のおかしさ、不思議といった、ラブコメの源流があるんですね。 ジェーン・オーステン1775年に生まれている。1775年といえば、アメリカ独立戦争の起こった年であり、その14年後の1789年にはフランス革命が勃発、ひきつづきヨーロッパ全土を巻き込んだ大動乱時代の一時期は、そのままジェーンが少女時代をすごした時代となる。だがその大激動動機の兆候はオースティン文学にはまるで出てこない。批評家諸家が皆指摘する点。それが彼女の政治的無関心によるものか、文学的に意識的に排除したものか不明。<代表作>・分別と多感 ★★映画化「いつか晴れた日に」・自負と偏見・マンスフィールド・パーク・エマ ★★映画化「エマ Emma」・ノーサンガー・アベイ作風はほとんど最初の2作によって決定されている。状況設定、登場人物群、社会的条件、作品世界、意図や狙いもほとんど同一パターンである。結婚までの経過が誤解や紆余曲折を経て結局めでたくおさまるという筋書きはオースティンの典型。地方名毛の紳士階級の人々やおきまりの牧師や軍人、場面も南イギリスの田舎町や村と限られている。 彼女自身の手紙で書かれているように「田舎に三つか四つの家族が集まれば、それでもう小説にはもってこいの材料」で彼女の描くヒロインは「アメリカの河をひとり船で漂い下るようなことはけっしてしない」のであって当時小説家スコットが絶賛しているように「日常生活にいくらでもある複雑な事態、感情、人物を描き出す点においてこれほど驚くべき才能の持ち主はいなかった」のである。わが国でも夏目漱石が『文学論』のなかで『自負と偏見』の書き出しを激賞している。(解説より抜粋)It is a truth universally acknowledged, that a single man in possession of a good fortune, must be in want of a wife. 金持ちで独身の男性は、きっと妻を欲しがっているに違いない、というのは誰もが認めている真理である。
2006年01月12日
ヘビ少年や狼男が出演するサーカスを偶然観た夜から、奇妙な運命に巻き込まれてしまったダレン少年。先の読めない展開でぐいぐい引き込まれるホラーファンタジーです。世界25カ国で翻訳出版が決まり、イギリスでもベストセラー、日本でもシリーズ合計214万部を超えています。映画化も決定、「ハリーポッター」のローリングが賞賛していることでも話題!恐怖と興奮でドキドキさせられる、また「友情、家族の愛」について考えさせられる人気シリーズ。 ダレン・シャン、12巻(外伝を入れれば13巻)もあるのでなかなか手が届かずでした。面白いです~。「雪の日にッご来店ありがとうセール」で¥500だったので購入。オークションで全巻¥10000ちかくなるようですから、。カバーが美しいのでまずおどろきました。1~3巻は切手、4~6巻はジグソーパズル、7~9巻はいままで登場したモノ達?10~12はポストカード。ストーリーのなかでキーワード的なのが表紙に。切手はダレンのパパが切手採集が趣味。ジグソーパズルは「運命はジグソーパズルのようなもの」という話しがありました。ポストカードは第10巻『精霊の湖』で未来予知的な話しのヒントのグッズ。映画化も決まっているようですね。原作が3部作ずつの構成だから、映画もそうなるのかな。まずは1~3巻が映画化されるとか。ダレン・バンパイアの生まれのいきさつと、その運命を受け入れるまで。。という感じでしょうか。後巻にいくほどどんどん話が膨らみ仕掛けがあり、最後は、う~ん、、。明るく楽しくのほほんとしたファンタジーではなかったです。ダレン氏の記者会見の写真を見ると、ガールフレンドと会うより執筆に夢中って感じ。女の子は魅力不足です。(でも3度も来日してくれてきさくな良い人のようですね)登場人物はバラエティに富んで、役割や位置づけ、どんな動機で行動したか、なども緻密。性格描写はあまり描かれてない気がする。。私は<リトル・ピープル>の”ハーキャット・マルズ”が好きです。見た目はグロテスクですが。一番好きな巻も彼の正体がいよいよ明かされる10巻が面白かったです。まさにどんでん返し!正体が明かされたときもびっくり仰天しました。。『ダレン・シャン』シリーズ 全13巻「ダレン・シャンI -奇怪なサーカス-」 Cirque Du Freak「ダレン・シャンII -若きバンパイア-」 The Vampire's Assistant 「ダレン・シャンIII -バンパイア・クリスマス-」 Tunnels of Blood 「ダレン・シャンIV -バンパイア・マウンテン-」 Vampire Mountain「ダレン・シャンV -バンパイアの試練-」 Trials of Death 「ダレン・シャンVI -バンパイアの運命-」The Vampire Prince「ダレン・シャンVII -黄昏のハンター-」Hunters of the Dusk「ダレン・シャンVIII -真夜中の同志-」 Allies of the Night「ダレン・シャンIX -夜明けの覇者-」 Killers of the Dawn「ダレン・シャンX -精霊の湖-」 The Lake of Souls「ダレン・シャンXI -闇の帝王-」The Lord of the Shadows 「ダレン・シャンXII -運命の息子-」 Sons of Destiny 「ダレンシャン外伝」 ダレン・シャン公式サイト (第1巻の試読が可能) ★★ ダレン・シャンの本棚★★ 映画化のはなし2000年にワーナー・ブラザーズが映画化権を取得したが、2004年に放棄された。その後、2005年1月14日にユニバーサル・スタジオが映画化権を購入し、現在1~3巻までの映画化が予定されている。 ●吸血鬼映画魅力的な?吸血鬼がこれまでも演じられてきましたね。こちらもそうした代表作になるのでは。ダレン・シャンを演じる子はいずれこのリストで燦然と輝くことでしょうね。 「魔人ドラキュラ」(1931) ベラ・ルゴシ「吸血鬼ドラキュラ」(1958) クリストファー・リー「血とバラ」(1961) 女吸血鬼「処女の生き血」(1974) ウド・キア「ドラキュラ」(1992) ゲイリー・オールドマン「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」(1994) トム・クルーズ&ブラット・ピット「ブレイド」(1998) ウェズリー・スナイプス「アンダー・ワールド」(2003) ケイト・ベッキンセール「ヴァンヘルシング」(2004) リチャード・ロクスバーグ/ドラキュラ伯爵「ドラキュリア」(2000)ジェラルド・バトラー
2006年01月11日
『ゲド戦記』(2006) 製作国 日本 公開情報 東宝 初公開年月 2006/07 ジャンル ファンタジー 「真の名前」が重要な意味を持ち、太古の言葉が魔法の力を発揮する世界「アースシー」。「アースシー」を舞台に、魔法使いゲドの人生のそれぞれのステージを描く、深い哲学的テーマを抱いた傑作ファンタジーです。2001年に最新刊「新しい風-ゲド戦記5」を発表してファンを驚かせたアーシュラ・K・ル=グウィン氏。普遍的なテーマをふくんだこの作品は、時間を経て読み返すとまた違った感動が発見できます。未読の方はもちろん、すでに読まれた方もぜひ再読を。 『指輪物語』『ナルニア国ものがたり』『ゲド戦記』は世界三大ファンタジーと言われる。前者2作は実写版。『指輪物語』の映画化の大成功により、ファンタジーラッシュの昨今です。『ナルニア国ものがたり』はまもなく3月公開。映画化のはなし『ゲド戦記』はアニメ、7月公開の模様。第三巻『さいはての島へ』を原作にスタジオジブリ制作、宮崎吾朗(宮崎駿の長男)監督、東宝配給で2006年7月に長編アニメーション映画として劇場公開される予定である。 (詳しくはこちらとこちらとこちらとこちら)スタジオジブリ公式サイトにて「ゲド戦記」の製作現場情報お届け『ゲド戦記』シリーズ全6巻第一巻『影との戦い』 A Wizard of Earthsea 1968第二巻『こわれた腕環 』 The Tombs of Atuan 1971第三巻『さいはての島へ』The Farthest Shore 1972 第四巻『帰還』 Tehanu 1990第五巻『アースシーの風』The Other Wind 2001第六巻『ゲド戦記外伝』 Tales from Earthsea『ゲド戦記』は言葉が美しい。 映画でその世界観はどのように描かれるのでしょう。 映画効果で、オークションや古本屋で原作本が出回らないかな~っと願っております。 ジブリスタジオの前作品の原作 『魔法使いハウルと火の悪魔』 もおくればせながら入手し読み始めたところです。●『ゲド~戦いのはじまり~』実写版DVD 米TVドラマミニシリーズ 映画スタッフ監督: 宮崎吾朗 原作: アーシュラ・K・ル=グウィン Ursula K. Le Guin 『ゲド戦記』シリーズ(岩波書店刊) 脚本: 宮崎吾朗 丹羽圭子大賢人ゲド 菅原文太王子アレン 岡田准一テルー 手嶌 葵魔法使い・クモ 田中裕子国王 小林薫 王妃 夏川結衣ウサギ 香川照之物売り 倍賞美津子テナー 風吹ジュン
2006年01月10日
1973年、大阪の廃墟ビルで一人の質屋が殺された。容疑者は次々に浮かぶが、結局、事件は迷宮入りする。被害者の息子・桐原亮司と、「容疑者」の娘・西本雪穂―暗い眼をした少年と、並外れて美しい少女は、その後、全く別々の道を歩んで行く。二人の周囲に見え隠れする、幾つもの恐るべき犯罪。だが、何も「証拠」はない。そして十九年…。息詰まる精緻な構成と、叙事詩的スケール。心を失った人間の悲劇を描く、傑作ミステリー長篇。TBSにて1月ドラマスタート 前作「秘密」では、温かくて切ない物語で感動を紡いだ東野圭吾が、今回は読む者の心を冷え冷えと切なくさせる。 殺人事件がプロローグ。最後に被害者と会った女がガス中毒死して、事件は迷宮入りする。物語の主人公は、被害者の息子と容疑者の娘。当時小学生だった二人が成長し、社会で“活躍”するようになるまでを、世相とともに描ききる。2人の人生は順風満帆ではなく、次々忌まわしい事件が降りかかる。ミステリーだから謎が隠されていて、真相は途中できづいてしまうが。。 謎の存在などどうでもよくなるほどのスケールの大きさが読後に残る。(石飛徳樹より)1 白夜行 コメント 856 2 秘密 コメント 829 3 トキオ コメント 638 4 手紙 コメント 255 5 宿命 コメント 215 6 変身 コメント 174 7 パラレルワールドラブストーリー コメント 157 8 むかし僕が死んだ家 149某サイトの人気投票では「白夜行」と「秘密」がダントツの人気のようですね。東野圭吾作品、今後もまた、読んで見たいです。ずっしりと読み応えも十分で、かなり重く暗い内容でした。原作では、主人公ふたりの心理描写がほとんど無く、話の運びは 彼らの周囲の人間の語ることがらのみ。 一体二人の心のなかはどのような嵐が吹き荒れていたのか、。ドラマでは、そこんとこよろしく、、というか映画「電車男」でオドオド内気なオタク青年だった山田くんが どんな暗い目をした青年を見せてくれるのか?ドラマは最近ほとんど見ませんが、ちょい、見て見たいな~っと思っている作品です。映画化のはなし「白夜行」でなく、「秘密」ですが、小林薫、広末涼子主演で映画化した「秘密」をフランスでリメイクした「The Secret」の予告編が公開に。主演はデヴィッド・ドゥカヴニーと Olivia Thirlby、監督はヴァンサン・ペレーズ。
2006年01月10日
こちらは、今日から新学期。ところがうちの次男君が、三連休中に発熱し、いまだ彼は新学期ではありません。(笑)大変だったんです~。三連休中、やけに咳をするので、風邪のひき始めに「葛根湯」を年齢に見合った分量を飲ませたら、全身に発疹が!あんまり痒がるのと熱と咳に、夜10時、雪の山形の夜道を舅に運転させ(しかも一杯飲んでたのにさ!)救急病院へGO。次男君は 初点滴に、泣く泣く注射針にブス~リ刺されてぶす~っとしてました。(←子供の不幸をダジャレにするいけない母)それで予定日には帰れず、熱が下がらないままに新幹線に飛び乗って(指定券の買い替えはできました。それも舅にやらせてしまった。しかも朝こっぱヤク。。)昨日帰って来ました。舅をつかういけない嫁は、実はもうひとつ。今回、ウチの少年ふたりはスキーデビューしました。お正月にこんなにどっさり雪が降るってラッキー!てなノリです。(雪国の雪下ろしに苦労する皆様ごめんなさい)計6回、日帰りで車で30~40分ほどのこじんまりしたスキー場のスキー・スクールに通いました。一日コースひとり 4000円リフト11回券 1300円レンタルスキー一日 2500円--------------------------- 7800円これがふたり分だから一日15600円です。でも、3日間通うと一回無料とか、半日だけの日もあり、スキー合宿などに行かせると ひとり4~5万円かかると思えば半額ですんだ計算です。 そうした最終日、な、なんと、スキー帽子と手袋をスキー場に置いてきてしまった!その日は姑が付いて行きたがったので、私は留守番。というか、ぶらぶら買い物に出かけておりました。そしたらウチのぼんやり王子は スキーを返す小屋のストーブのそばのベンチに置いてきちゃったんですね~。それで、、そうです、、舅に行かせてしまいました。。も~。とんでもない嫁なんですね~わたし。。いや~罪滅ぼしに、たっぷり14日間ほども滞在し、(←どこが罪ほろぼしだ~)せめて雪かきだけでももせっせと毎日お手伝いいたしました、。多い日は3回も雪かきしないと、積もりに積もってしまうんですよね~。それでもって、最後の最後に子供の発熱・発疹に、またもや舅、姑に迷惑かけまくってしまったわけです~(ToT)。で、新学期だってんで帰ってきちゃいました~(汗。汗。。)無事に帰ったとあちらもホッとしていることでしょう!それでも、孫が大好きな じいちゃん、ばあちゃんは、夏も会えるのを楽しみにしているよと、新幹線窓からニコニコと涙ぐみながら見送ってくれてたのでした~。。やっぱり、サヨナラは辛いものです~。も~、感謝感謝な親心であります。(←アンタは嫁でしょ~が~。甘えるな~とキモに命じなければ、すぐ図に乗る女。。)ねがわくば 孫の置き土産 風邪菌にいまごろ寝込んでいないことを祈るのみです。というような冬休みでございました。本年も どうかよろしくお願い致しますです。こちらからもご挨拶にやがて伺いますです~。
2006年01月10日
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