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2004年11月03日
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【ストーリー】

やがてローマへ行くことになっているエリート神父。
メキシコの小さな町の教会、ベニト神父のもとへ修行のためにやってきた。
教会で子どもに教義を教えている敬虔な信者のアメリアは、アマロに憧れの眼差しをむける。
二人は やがて超えてはならない一線を越えてしまう。

アカデミー賞外国語映画賞ノミネート、メキシコ・アカデミー賞(「アリエル賞」)作品賞ほか主要9部門を独占
原作は19世紀後半ポルトガル作家エッサ・ロドリゲスの小説

●カトリック教会の腐敗
アマロ神父は女性を愛するというタブーを犯しますが 
周りの 先輩神父たちにも 
・愛人を囲う
・地元マフィアと癒着 
・地元ゲリラを支援 
・教会に不都合な事をマスコミ操作

と なんだか政治家やどこやらの企業ででもやっていそうなことが分かってきます。
登場する神父さんたち、あったかそうで人間臭くて魅力的なんですけどね。

中南米諸国ではカトリック教会の歴史が長く、政治的な大きな力を持ってます。
カトリック聖職者たちはエリート階級です。
でも映画公開が可能だったは、表現の自由とか、教会の権威が昔ほどではないということでしょうか。
この映画 国内では「不適切だ」と反発を受けて大変な騒動になったそうですが、
逆に前評判を呼び、上映する映画館の数が封切り直前になって300から400に増えたそう。

●神父さんの登場する映画
「僕たちのアナ・バナナ」 で、エドワード・ノートンが神父の恋愛と信仰とで悩んでいました。
ノートンの映画の神父さんたちは 毒気がなくコミカルで明るく楽しい人ばかりだった。
(ベン・スティラー等はユダヤ教)。
マルキ・ド・サド公爵の半生を描いた 「クイルズ」 のホアキン・フェニックスの 愛に苦悩する神父さんもとっても良い!との事です。
あとは なんといっても *「薔薇の名前」 ショーン・コネリー。
でも アマロ神父は愛をとりたくて悩んでるわけではない。
彼はタブーを犯した事が表沙汰にり、「エリート」から転落することを恐れるだけのよう。
つまり神父という特殊な職業ではあるけれど、
「私はこれ(小指)で 会社を首になりました」
状態にはなりたくないというだけの 都合のいい男の話という風に見えた。
チンピラっぽいイメージだったガエルくんが 知的で誠実そうな ピュアな神父さんでした。
ガエルくんは こうした自分の欲望に道をはずしていく様を 実に綺麗に見せてくれました。
神父として 男として 最低だろっというような内容も、彼は悪くないんじゃないかと思わせるほど。
中南米、神父さんのブロマイドが人気でよく売れているそう。
神父さんはアイドルみたいな存在なのでしょうか。
ガエルくんのような 神父さんがいたら毎日教会行っちゃうでしょう♪
懺悔室や祭壇の前での 恋の進展は応援したくなると同時にドキドキさせられます。
だけど アマロのアメリアへの気持ちが "愛"ではなくて"肉欲"だけだったのかと 気づいたら
とっても がっかりしました。
それが わかったのは くるまでアマロが泣きながらいう言葉です。
彼女をホントに愛していたら もっと違う涙 苦しみだったと思うのですが。
しかし 社会的にアマロの罪が罰せらるれることなく終わるので、そういう意味では
観てて 辛くなるという心理には追い込まれません。
主人公には甘い作品でした。
タブーをおかした人物をギリギリまでおいつめる という事までは監督しなかったのか できなかったのか。
ラストは だから 疑問が残りましたね。
それで いいんか!と。。

●カルロス・カレラ監督は  「差出人のない手紙」 「ペンハミンの女」の監督。

*薔薇の名前
ウンベルト・エーコの原作
記号論や中世語、神学の知識等が絡む超難解なミステリー。
翻訳に7年もかかったという難物(筆者はボローニャ大学の著名な記号論学者)
映画の方は多少、理解しやすい内容となっていましたかね。

ウィリアム修道士(ショーン・コネリー)が難解な謎を解き明かしていく「謎解き」が見所。 
しかし いわゆる宗教論争が 本来のテーマだろう。

『事件の核は「異端の追求」。人間の歴史を政治的および分化的な営みとして捉えようとすれば、そのあらゆる相において絶えず「正統」と「異端」の問題が浮かび上がってきます。我々は宗教上の問題として「正統」と「異端」を考えるときも、宗教を政治的-文化的相のもとに捉えない限り、この問題を正しく扱えません。宗教的な異端というものは本来存在しません。意見の相違、解釈の相違があるだけです。ただ、政治的体制と結びついたりして自己完結しようとした時、他の宗派、流派は「異端」となるのです。』
(↑ うーん わから~ん。。がちゃのつぶやき)

本来 人を救うべき宗教が、人に恐怖を与えるものになる。
宗教が恐怖なのではなく、それを扱う人間が未熟なために 恐怖となる。
人間の醜さ、汚さ、恐ろしさが宗教論争を通して浮き彫りになる。 「薔薇の名前」圧巻です。





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最終更新日  2005年10月21日 22時25分26秒


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